2005年04月30日

第7回国民大集会(16)05.4.24 日比谷公会堂にて

『加納良寛 救う会熊本代表 緊急報告』

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こんにちは。
救う会熊本では去年の1月に熊本朝鮮会館の固定資産税減免取り止めを求めて行政訴訟を起こしました。
ついこの間、こういう判決を頂きました。
4月の21日のことでございました。

裁判の中で私どもはずい分とずさんな調査の元で税金の減免が行われていると主張しましたが。
その中で朝鮮総連が原敕晁さん事件、長銀信用組合の不正流用事件で東京地裁で損害賠償命令が出てる。
そういうことをたくさん申し述べました。
そうしたところがちょっと判決文の一部を読ませていただきますが。
こういう判決でございました。

「朝鮮総連が一見して反社会的で公益を害する団体であるならばともかく、その綱領によれば祖国政府への結集や愛国をうたい、祖国の発展に尽くし祖国の統一を目指すというのであるから、朝鮮総連が反社会的団体であるということは言えず、そうであれば仮に本件土地建物において朝鮮総連により一部政治活動が行われているとしても、なんら法令に反するものとは言えず公益を損なうとは言えない。」

これはあの、例えは悪いかもしれませんが。
暴力団が組事務所を公民館類似施設といった場合に、刺青が見えないようにシャツを着て、そしてしかも彼らは任侠道という日本古来の美徳を体現するものであるからなんら公益に反しないと、このようなことを裁判長は言ったわけです。

私どもはよく、報復でこういうことをやってると言われますが。
実は熊本朝鮮会館は、松木薫さんが拉致されましたが、通っておられました九州学院高校の目と鼻の先にあります。
私どもは非常に関与を疑っております。
しかもこの固定資産税というのは誰でも分かる。
情報開示を請求すれば誰にでも分かる。
減免という答えが返ってくるわけですから。
他に所得税とか住民税とか、はたまた駐車違反まで様々な特典が与えられておりまして、朝鮮総連の政治活動資金になったり本国の送金されたりと、私どもはそういう認識をしております。

ですからこの運動の一環として報復ではなくやらせてもらっています。
私どもはこういう70年代に良く聞きましたようなアジ演説のような判決を頂きまして、とても承服できませんので福岡高裁に即日控訴いたしました。(拍手)
そういうことでこれからまた一年ぐらい戦いが続くと思いますが、いろいろまたご支援よろしくお願いします。(拍手 「頑張れ!」などの声)

※司会 櫻井よしこ氏
加納さん、ありがとうございました。
さて会場には地方自治体の議員の方々で、この拉致問題に熱心に取り組んで来られた人々がいます。
どうぞご起立をお願いします。(拍手)
この地方自治体の議員の方たちは、それぞれの地元に密着する形で熱心に拉致問題に取り組んでくださいました。(拍手)
本当にありがとうございました。(拍手)
もう一度拍手をお願いします。
ありがとうございました。(拍手)

さてここからはこのセッションは第2部に移りたいと思いますけども、そのためにステージの上のテーブルおよび椅子のちょっとした組み換えがございます。
4〜5分かかると思いますけど、どうぞロビーに出たい方ちょっと足を伸ばしたい方どうぞ随時なさってくださいませ。
4〜5分でこの用意が終わると思いますのでよろしくお願いいたします

・・・第7回国民大集会 第1部終了・・・

2005年04月29日

第7回国民大集会(15)05.4.24 日比谷公会堂にて

『古屋圭司 拉致議連事務局長による出席議員紹介』

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ご紹介を頂きました、拉致議連事務長・自民党衆議院議員の古屋でございます。
私たちは213名の衆・参超党派の国会議員がございます。
この私たちこそがは日本を思い、日本の国益のために必死に汗を流すまともな国会議員であると自負しておる次第でございます。(拍手)

紹介をさせていただく前に一言私からもお話をさせていただきたいと思います。
この拉致議連の正式名称は皆さんご存知のように「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動をする議員連盟」
すなわち拉致被害者、並びに家族の立場に立ってこの拉致問題を早期に解決をすると言うことが我々の責任でございます。
従いまして先ほど平沼会長からもお話がありましたように、一方的に埒が明かぬ。
対話が駄目なら次はやはり圧力である。
すなわち経済制裁をかけることがこの拉致問題の解決の有力な手段であると言うことを、先ほど平沼会長からも申し上げた通りでございます。(「そうだ!」の声 拍手)

皆さん、ちなみにですね。
この春からいわゆる船舶の油濁を防止するための保険、これに入ってないと日本に全ての船が入港出来なくなります。
北朝鮮は一年にだいたい100隻くらい一隻10回くらい入りますので、千数百回でございますが。
この100隻の内、このまともな保険が付いてるのは確認できたのは17隻しか無いんですよ。
これだけ見てもですね。
当たり前のことをやるだけでもこれだけの効果がある。

だから我々のこの手に持っている経済制裁のカードを切るということは大きな力になることは間違いがないことでございます。(拍手)
頑張ってまいりたいと思います。
そこで今日ここに出席されている国会議員を私の方からもご紹介申し上げたいと思います。
皆さんご存知のように国会議員というのは日曜日はかき入れ時でございましてね。(笑い)
永田町もキナ臭いしないでもないという中で今日は来ていただきました。

まず拉致議連会長の平沼赳夫衆議院議員でございます。(拍手)
自民党拉致対策本部長 安倍晋三衆議院議員です。(拍手)
拉致議連顧問民主党 鳩山由紀夫先生でございます、あ、先ほどお帰りになりました。(拍手)
拉致議連副会長公明党衆議院議員 漆原良夫先生でございます。(拍手)
拉致議連幹事長民主党 西村眞悟衆議院議員。(大きな歓声と拍手)
盛大な拍手、ありがとうございます。
拉致議連副会長 原口一博衆議院議員でございます。(拍手)
民主党 増子輝彦衆議院議員でございます。(拍手)お帰りになりました。失礼いたしました。
民主党 渡辺周議員衆議院議員でございます。(拍手)
拉致議連副会長 中川義雄自民党参議院議員でございます。(拍手)
民主党 津田弥太郎参議院議員でございます。(拍手)
民主党 山根隆治参議院議員でございます。(拍手)お帰りになられました。
民主党 森ゆうこ参議院議員でございます。(拍手)
拉致議連副会長・自民党 山谷えり子参議院議員でございます。(拍手)
拉致議連事務局長代理・民主党 松原仁衆議院議員でございます。(拍手)


以上でございます。
あと一言だけ皆様に報告させていただきます。
実は私ども拉致議連としては最近話題になっております、「人権擁護法案」。
これにつきましては私ども断固反対の決議をしております。(拍手)
これは我々が行っている活動、あるいは家族会、あるいは救う会が行っているこの拉致問題の運動に対して不当に制限が加えられ兼ねない恐れがあるからでございます。
私たちは人権侵害に対する擁護には徹底的にされなければならない。
これは申し上げるまでもないことでございます。

しかし、この人権擁護法という美しい法案の響きの中には恐ろしい危険が隠されているからでございます。
私たちはその疑念が解決しない限りは、まぁいわば自由主義あるいは言論の自由を犯すかもしれない。
この法案が国会に提出されることが無いように徹底的に頑張ってまいりたいと思いますが、幸いにして今日は安倍晋三自民党幹事長代理もお見えでございますが、彼もこの法案には徹底して反対をしております。
どうか皆さん。
皆さんも美しい言葉の裏に隠された法案が通されることのないよう、皆様方の市民のお力添えも心からお願いいたします。(拍手)

※司会 櫻井よしこ氏
ちなみに拉致議連の会長の平沼さんは、この人権擁護法案に反対する議盟の会長でもあります。
お願いしたいと思います。
さて、ここで救う会熊本から緊急報告があります。
加納さん、よろしくお願いいたします。

第7回国民大集会(14)05.4.24 日比谷公会堂にて

『細田官房長官からのメッセージ紹介 (代読 櫻井よしこ氏)』

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「本日の国民大集会を主催された家族会・救う会・拉致議連の方々、並びにご出席の皆様に深甚なる敬意を表します。
皆様ご承知の通り、第3回日朝実務者協議の我が方の精査結果に対して、先日も北朝鮮側より納得しがたいが反応が示されました。
わが国は即時に反論すると同時に、生存する拉致被害者の即時帰国と真相究明を強く北朝鮮側に強く要求した所です。

まだ先般、国連人権委員会で北朝鮮の人権状況決議が従来よりも強化された内容で採択されるなど、拉致問題を含めた北朝鮮の人権問題の対応について国際社会の懸念も強まって来ています。
政府としても、愛する家族を取り戻すために活動している被害者の家族の気持ちを重く受け止め、拉致問題の一日も早い解決に向け、全力で取り組んでまいることを改めて表明いたします。

平成17年4月24日
内閣官房長官 細田博之」

以上でございます。(拍手)

さてこの拉致問題解決に向けての原動力の一つが拉致議連の皆様方でいらっしゃいます。
今日も拉致議連の皆様方、一部がお出でくださいました。
ここで拉致議連事務局長の古屋圭司さんに出席の議員の方をご紹介していただきたいと思います。
よろしくお願いたします。(拍手)

2005年04月28日

第7回国民大集会(13)05.4.24 日比谷公会堂にて

『蓮池薫さん・祐木子さんからのメッセージ紹介 (代読 蓮池透さん)』

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蓮池薫と祐木子の兄の蓮池透でございます。
本日はせっかくのお休みの中、こんなにたくさんの方が足を運んで下さり本当にありがとうございます。(拍手)
同じ時間同じ場所でこれだけ多くの皆さんと強い気持ちを共有できると言うことは、きっと我々の熱い思いが政府・小泉総理に届くものと確信しております。(拍手)
弟夫婦からメッセージを預かっておりますので、代読させていただきます。
ちょっと時間が押してるようなので急ぎます。(笑い声)

「今から1年前の5月22日子供たちが帰国をし、私たち家族は再びひとつになることが出来ました。
そして現在色々困難はありますが、子供たちを含め一歩一歩自立に向けて進んでいます。
これはひとえに国民の皆様のご支援の賜物と心から感謝しております。
本当にありがとうございます。

私たちはこのように家族が揃って前進できるようになりました。
しかし一方で他の拉致被害者の皆さんは、まだ帰国出来ないばかりか北朝鮮の不誠実な対応で一向に解決の道すら見えてまいりません。
被害者のご家族が高齢になられる中、拉致被害者の皆さんの早期帰国実現のため、私たちは今の自分たちに出来る限りのことは全てやってまいりましたし、これからもやっていくつもりです。

何よりも私たちは拉致被害者のご家族の皆様と、政府の関係機関に私たちが持っている情報を提供いたしましたし、これからも要請に応じて積極的に提供することでその情報に基づいてご家族や政府はこの運動を盛り上げて、北朝鮮に対する強い外交を繰り広げていただきたいと切に望んでおります。

拉致問題を解決し、被害者の皆さんの一日も早い帰国を実現するためには、これからも国民の皆様のご支援とご協力が何より必要と考えています。
何卒これからも拉致問題が風化することなどないよう、よろしくお願いいたします。

平成17年4月24日
蓮池薫・祐木子」

どうもありがとうございました。(拍手)

※司会 櫻井よしこ氏
蓮池さんありがとうございました。
さてここで内閣官房長官の細田さんからメッセージをいただいております。
今日のこの集会は「小泉総理に決断を求める国民大集会」でございます。
決断を求められている内閣の官房長官がメッセージをくださいました。(笑い声)
私が代読をさせていただきます。

第7回国民大集会(12)05.4.24 日比谷公会堂にて

『地村保志さん・富貴恵さんからのメッセージ紹介 (代読 地村保さん)』

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皆さん、こんにちは。(拍手)
私、福井から参りました地村でございます。(拍手)
皆さんのおかげで、また皆さんの世論で政府が動き拉致された5人が、また家族が帰国できましたことはひとえに皆様のご協力と世論のおかげと思っております。
本当にありがとうございました。(拍手)

帰りました息子たち、また孫も大変現在では日本に馴染みまして、進学も出来また就職も出来まして本当に私としてはホッとしているような次第でございますが。
まだまだ10人の不明確の人、特定失踪者の人、大勢おります。
私の県でも私以外にも特定失踪者の人が3人もおります。
その特定失踪者の解明のため、また10人の不明確の人も、北朝鮮の全面解決まで。
私どものは家へ帰りましたけれども、拉致問題の全面解決に、私はこれは宿命やと思って皆さんと頑張るつもりでございます。(拍手)
おかげで帰りました息子たちのメッセージを預かってきましたので、代読させていただきます。
国民大集会へのメッセージとして、代弁します。

「本日、小泉総理の決断を求める国民大集会の開催にあたり、ここにお集まりの皆さんをはじめ多くの国民の皆様のご支援により、私たち家族が帰国できましたこと、改めて感謝いたします。
思い起こしますと、昭和53年7月、私たち夫婦は北朝鮮に拉致されて以来、紆余曲折の人生を強いられてきましたが、世論の後押しとして日本政府のご協力により、平成14年10月24年ぶりに夢にも見た祖国へ帰国を果たすことがでいました。
また離れ離れになっていた子供たちも昨年の5月無事再会でき、日本で共に暮らせるようになりました。
これもひとえに皆様のご支援のおかげと心から感謝しております。

帰国後私たち夫婦は多くの国民、地元の皆様のご支援ご協力の下、国の政策に支えられ、いち早く社会復帰が出来、子供たちも日本に順調に慣れ、この4月から就職・進学が決まったことにより将来の生活に道筋が見えてまいりましたので、本年の3月、国に対して永住帰国の意思の決定を伝えた所でございます。(拍手)
今日まで私たち家族にも寄せられた公私に関わる数々のご支援、心温まる激励の品々、署名のご協力に改めて感謝申し上げます。

幸い私たち家族は帰国することが出来、心の安堵を取り戻すことは出来ましたが、反面日朝交渉に進展が見られず、拉致被害者の帰国を待ちわびる10人の不明者や特定失踪者の家族の気持ちを察すると、心が痛みます。
日本政府におかれましては、最善の努力を払われ、交渉に臨んでいただきたいと存じますが、拉致問題の早期解決に向け国民世論が更に盛り上がるように全国の国民に改めてご支援ご協力をお願い申し上げます。

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第7回国民大集会(11)05.4.24 日比谷公会堂にて

『スザンヌ・ショルティー
  米国「北朝鮮自由連合」副委員長のメッセージ(代読 島田洋一氏)』


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スザンヌ・ショルティーさんはこの2月の東京の国際集会にも来日してくださいまして、今櫻井さんの方から話がありましたように、昨年アメリカで成立した北朝鮮人権法の民間側の立役者であります。
それではこの大会に寄せたショルティーさんのメッセージ、翻訳したものを読み上げます。

「ワシントンより東京の集会に寄せて

私は北朝鮮に直ちに経済制裁を発動するよう求める皆様の呼びかけに支持を表明します。(拍手)
金正日を相手に拉致問題を解決するに当たり、日本の皆様は忍耐強すぎたのではないか?とさえ私は思っています。(拍手)
愛する我が子やきょうだいが今どのような状態にあるかを知ることも出来ず、苦痛にさいなまれているご家族の心情を平気で逆撫でするような北朝鮮の行為は言語道断であり、世界中の良識ある人々に対する挑戦でもあります。(拍手 「その通り!」の声)

金正日は人の命も尊厳も顧みず、ただ私腹を肥やし贅沢な生活を続けることのみに汲々としている男です。(拍手 「その通り!」の声)
このような男に制裁をかけることは余りに当然のことではないでしょうか?(拍手 「そうだ!」の声)
今週私たちはワシントンにおいて北朝鮮自由化週間と銘打って活動を繰り広げる予定です。
金正日が自国民のみならず、日本人や韓国人に対して行った恐るべき残虐行為の数々を明るみに出し、北朝鮮に住む人々の自由と人権の獲得に向け行動いたします。

例えば火曜日26日は日本人拉致問題の展示を含む北朝鮮ジェノサイド展・大虐殺展の開催式を繰り広げます。
増元照明さん・島田洋一さんがワシントンを訪れ、数々のイベントに参加してくださることを大変光栄に思っています。
拉致被害者救出の為に日々休むことなく活動している皆さんに心から敬意を表し、北朝鮮に住む人の人権・自由の為に皆様と隊列を組んで戦えることを大変光栄に思っている旨、ここに述べさせてください。
全ての人が故郷に戻れる日まで共に戦いましょう。

北朝鮮自由連合 North Korea Freedom Traditional(ノース コリア フリーダム トラディショナル)代表

スザンヌ・ショルティー」
(拍手)

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第7回国民大集会(10)05.4.24 日比谷公会堂にて

『竹下玉路さん(古川了子さんの姉)の訴え』

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みなさまこんにちは。
今ひとつ訂正させて頂きます。
私は11才年上の姉です。

(櫻井さん 「ごめんなさい」)

若く見て頂きありがとうございます。(会場笑い)
竹下玉路でございます。
私の妹、古川了子はみなさん方の一番左のはしの写真の、あれが古川了子の18歳の時の写真です。(壇上のパネルをさして)失踪する3ヶ月ほど前、高校を卒業したての時に仲良しの友達と遊びに行った時の写真です。
一番自然な写真だと思い、一番妹を感じる写真です。

私の妹、古川了子は、昭和48年7月7日土曜日でした。
その前日に初めてのボーナスを頂きまして、そのボーナスを手に、母と約束をしていた。
「私のお金で浴衣を買いたいから母さん一緒に見てね」と約束をしていた。
それから美容院に前の晩に予約をしていた。
その二つの楽しみな予定を電話で急にキャンセルして「今どこにいるの」という美容師さんの問いかけに「千葉駅にいる」という声を最後に連絡が全く取れなくなってしまいました。
持って出たと思われるものは、ハンカチと小さな財布しか入らないような程度の、ちいさな、ちいさなバックと、それだけでした。
そして、その後本人の銀行口座から一切お金を引き出された様子はありません。

母は、そして私達家族は、あらゆる、自分たちにできる、可能な限りの探し方をしました。
母は占いにも頼りにし、テレビにも出して頂き、新聞や、同級生の方々に手紙で消息を尋ねるお願いをしましたが、一切消息は掴めず。
20数年たった時に、元工作員の安明進さんが、あるマスメディアの方に母がお願いしていた写真を見て「この女性は見たことがある。915病院で自分が会って話をした、その女性に大変よく似ている。」という証言を頂きました。
それが1997年の事でした。

そして、私はその話を伺いまして、すぐ最寄りの警察に行きましたけれど、その当時はまだ「イヤ太平洋岸ではないですよ」
それから、「今拉致の被害者と言う方々が出ているのは昭和52年、53年からですから、48年はちょっと早すぎますね。」というお話しで。
私自身も、母も「そんなものなかなぁ?」「違うのかしら?」と思いながら、ずっと「もしかしたら、いなくなった当時から、本人が何かいけなかったのかもしれない、家族がいけなかったのかもしれない」と言う思いで、なかなかお話しができなかったそのこと(=古川了子さんの拉致の疑い)を、また97年に封印するような形になりました。

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第7回国民大集会(9)05.4.24 日比谷公会堂にて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の報告』

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ご紹介頂きました、荒木でございます。
本日はこんなにたくさんの皆様、お集まり頂きましてありがとうございます。
のちほど櫻井さんからご紹介があるかと思いますが、この前の列の方には特定失踪者のご家族の方々、多数お見えになっております。

先ほど櫻井さんのほうから、ヤジについての注意がございました。
おそらくヤジの一つぐらい飛ばしたいと思って来ておられる方たもたくさんおられるかと思うので、そういう方は私が話している間にヤジをすまして頂いて、後の方の時はおとなしく聞いて声援して頂きたい。(笑い・拍手)

(櫻井さんから)
いえ、ちょっと一言、元気づけるヤジは大いに飛ばしましょう。(拍手)

最近(「荒木さん頑張れ!」の声)ありがとうございます。
最近あちこちで、いろいろ嫌われておりますので、この際嫌われついでに申していきたいと思いますが、この中にも恐らく警察関係の方がたくさん来ておられるだろうと思います。
我々、2年間調査会の活動をやって参りまして、正直申しまして上げて、この国の国家権力というのが如何にいいかげんなものであるかということを。(拍手)

このまま我々もですね、頭に来てやっておりますと、そのうち治安維持法違反で捕まるんではないかと思っております。
現場の方々は本当に血の滲むような思いで一生懸命にやっているんです。
しかし法制度が整わない。
それ以上にトップの意思が定まらない。
現場でこれは拉致ではないかというふうに思って上にあげても上で潰されてしまう。
何十年間もの間このことが続いて参りました。
こんな事はもちろん、絶対に許されるべきではありません。
しかし、それが何十年間も続いてしまったことによって、おそらく、今、誰も恐くて蓋が開けられないんだろうというふうに思います。
蓋を開けてしまえば、「一体今までどうしてきたんだ?」と、当然そう言うことになります。

私どもも関係官庁の幹部から、我々が今、1000番台リストと言って、拉致の可能性が高いと言っている方々と警察が持っている拉致の可能性が高いと言うリストの、かなりの部分が一致している。
そして、もちろん我々が持っていないところでも拉致の可能性高いと認識している数が相当あると言うことは聞いております。
国会の答弁でも、政府はそう言う答弁をしております。
しかし、それでは「15人以上にならないのか」というふうに聞くと「今分かっているのは15人」としか答えてこないのでございます。

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第7回国民大集会(8)05.4.24 日比谷公会堂にて

『李星矣 朝鮮戦争拉致被害者家族協議会会長の挨拶 (通訳 西岡力氏)』

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みなさんお会いできて嬉しいです。(拍手)
そしてお招き頂きましてありがとうございます。
(日本語でも:ありがとうございました。)

招待を受けてこの席に立つまでいろんなことを考えました。
まず、日本の多くの方々が人権が重要な価値であると言うことを、この事実を知ってらっしゃると言うことを私は学ぶことができました。
人権とは時々只叫ぶというそのような主題ではなく、日常生活の中で実行しなくてはならない価値であるということを解っていらっしゃるのが、正に、ここにいらっしゃる皆さんだと思います。(拍手)
みなさん方の力が集められて、拉致された人たちが救い出すことができた、そのような力がわいてきたと言うことをみて大きな成果が上がったことに、限りない感謝と尊敬を感ずるものであります。(拍手)

韓国では、1950年の戦争の時に、拉致された民間人が10万人あまりおります。
これは北朝鮮の金日成の「南朝鮮のインテリを連れてこい」と言う指令による計画的犯罪であります。
この間55年の間、韓国戦争拉致被害者に対する真実の究明はもちろん、その方達の生死確認さえもできない、このような状況でございます。
その方達の年齢からみて一日でも早く何としてでも生死の確認だけでもしてもらいたいと思っています。

私達家族会では、この間1952年の当時大韓民国政府がつくった拉致被害者の名簿を発見致しまして、月刊朝鮮社といっしょになってここに持ってきました「6.25拉致被害者82959人」という本を出しました。(拍手)
戦争の時に拉致されたことを立証するために関連する政府の文章などを発掘、整理し、そして証言を記録する、そのような作業もしております。
また国会に韓国戦争拉致者の名誉回復及び、支援に関する法律案を上程して頂いております。

今大韓民国政府は南北間の和解交流拡大を急いでおります。
歴史の不幸を繰り返さないため、そしてこの間のお互いの恨みを解消するために当然の努力だと考えます。
しかし南北の和解と交流・協力のためには必ずしなければならないことがあります。
北朝鮮によってなされた人権被害、民間人拉致問題それをまず一番最初に解決しなければならないということです。(拍手)

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2005年04月27日

第7回国民大集会(7)05.4.24 日比谷公会堂にて

『崔祐英 韓国拉致被害者家族協議会会長の挨拶』 
 
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(拍手の中、崔祐英さん登壇)
みなさんこんにちは。(「こんにちは」「アンニョンハセヨ」の声)
アンニョンハセヨ。
今回「小泉首相に決断を求める国民大集会」にご招待頂いた家族会の横田滋代表、救う会の佐藤勝巳会長、議員連盟の平沼赳夫会長及び国民大集会の関係者のみなさまにお礼を申し上げます。(拍手)

韓国の拉致問題の運動の状況を申し上げます。
70年代の拉致された生死確認もなかった漁船のヒヨン号の36人の人々が北朝鮮で撮られたが写真が入手されてベスコム(?)から報道されました。
今まで拉致された人は一人もいないと主張していた北は嘘つきということが明らかになりました。(拍手)

闘いはまずヒヨン号の36人の安否確認を訴えております。
今年3月(2月の国際会議)に東京で、拉致問題の日韓米の連携のためにセミナーが開かれました。
その時韓国からハンナラ党の金文殊(キム・ムンス)議員がいらっしゃって、日韓の議員レベルの上で協力ができました。
また日本の家族会の事務局長の増元さんから増元さんのお父さんが「私は日本を信じています。お前も日本を信じろ」と言う話を聞きました。
私もこの言葉を信じております。

日本の拉致問題の解決のために今のように全力を尽くしていけば、小泉首相は、必ず拉致被害者のご家族の必死の思いを、受け取ると期待しております。(拍手)
今こそ、日本人の拉致問題の完全の解決のために、経済制裁を発動すべきだと思います。
日韓が力と心を合わせて、一緒にがんばりましょう。
ありがとうございました。(拍手)

※司会 櫻井よしこ氏
崔さんありがとうございました。
では次に朝鮮戦争拉致被害者家族協議会の代表として李星矣(イ・スンゥイ)さんにも韓国からお出でいただきました。
李さん、お願いいたします。
通訳は西岡さんがいたします。

・・・・・・・・・・

このエントリーのテキストは金木犀様の手によるものです。
快く転載のご同意を頂きましたこと、御礼申し上げます。

2005年04月26日

第7回国民大集会(6)05.4.24 日比谷公会堂にて

『中山恭子 元内閣官房参与の挨拶』

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(大きな拍手の中、登壇)
皆様、この国民大集会にこのようにたくさんの皆様が参加頂きましたこと心から感謝申し上げます。
先ほど横田さんも仰っていましたが、実は心配をしていました。
日本の中で拉致問題が下火になって来ているのではないか?と。
心配いたしましたが、今日お集まりいただきました皆様のおかげで、まだ日本では拉致に関して自分の力を注ごうと思ってくださっている方が、このようにたくさんいらっしゃると言うことを分かりまして、本当にありがとうございます。(拍手)

北朝鮮は今拉致問題をなんとか押さえ込んでしまおうという状況になっていると思っております。
横田めぐみさんのお骨と称して麗々しく骨壷に入れてですね。
他の方々の複数の方のお骨を日本へ渡してきました。
横田さんご夫妻が、またご家族がこのお骨を見て諦めるだろうと、高温で焼いたお骨ですから。
そうすれば日本の中で拉致問題は下火になり、国交正常化へ進める。
国交正常化への道筋が付くと考えてのことでございます。

でも日本の科学技術の高さ、そして日本の人々の強い意思で、この横田めぐみさんと言われるお骨が偽物であること、違う人の物であること。
そしてこのような茶番劇的な動きでは、日本は拉致問題を決して下火にしていかないと言うことがハッキリいたしました。(拍手)
皆様のおかげだと感謝しております。

北朝鮮は国交正常化へと進もうと思ったこの道筋が壊れてしまった、言うことで今は核問題の方へ話題をすり替えてしまっています。
核を保有しているとまで宣言いたしました。
そして今尚、政府が認定している中では8人の方が死亡し2人未入国である。
それ以外の方々は拉致していないと言う、この方針を貫こうとしております。
私たちは北朝鮮に対して、このような方針を変えて拉致していった日本人をすべて帰国させなければ、国交正常化は無いと言うことを改めてしっかりと理解させなければいけませんし。(拍手)
更に北朝鮮が生き残る唯一の道は拉致した日本人を帰国させることだと言うことを理解させなければいけない。(拍手 「その通り!」の声)

北朝鮮に拉致され幽閉され日本のことを毎日思っているこの被害者の人々を、どうやったら無事に連れて戻せるか?
救出できるか?
大変難しい問題です。
日本の国として出来ることは、成し得る全てのことをして救出に当たらなければなりません。
アメリカとの緊密な連携をとり、他の国々への説得も必要です。
しっかりした戦略を立て戦術を練って、北朝鮮に対し拉致した日本人は全て帰国させなければいけないということを理解させ強く要求していかなければなりません。(拍手)

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第7回国民大集会(5)05.4.24 日比谷公会堂にて

『漆原良夫 公明党拉致対策本部長の挨拶』

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皆さんこんにちは。
公明党の漆原でございます。
今日は本当にお忙しい所たくさんの皆様にお集まりいただきましたこと、感謝と御礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございます。(拍手)

政府は対話と圧力と、こういうふうにずっと言い続けておりますけれども、対話もやらないし圧力もかけない。(「その通り!」の声)
こういう状態が今続いているわけでございます。
本当に我々は待って、待って、待って参りましたけども、もう忍耐の限界であります。(拍手 「そうだ!」などの声)
私は喧嘩をするときにはぶん殴らなきゃ駄目なんだと、常々申し上げてまいりました。
ぶん殴る時にぶん殴らないと殴れなくなっちゃうよ、と。(拍手 「そうだ!」などの声)

横田めぐみさんの遺骨、偽物を送ってまいりました。
それを日本が捏造したというふうに言ってるわけであります。
今こそぶん殴らなければ皆さん、いつぶん殴るんでしょうか?(拍手 「そうだ!」の声)
今こそ本気になって日本が怒らなければ、皆さんいつ怒るんでしょうか?(拍手 「そうだ!」の声)
今この状態になっても尚「対話だ、対話だ」と言ってる小泉総理の私は真偽が私は分からない。(「腰抜けだ!」などの声)
到底理解できない。(野次の声多数)
今腰抜けと仰った野次がありました。
まさに私は腰抜けだと思います。
我々は先ほど2本の武器を総理に与えたわけであります。
しかしながら、どんな名刀を与えたとしても臆病者には何の役にも立たない。(「そうだ!」の声 拍手)
断じてこの名刀を使えるような・・・ここから先言い難いんですけども、(笑い声)総理に使ってもらいたい。
こう思っております。(「総理を変えろ!」の声 拍手)

私どもは今まで何も無理を言ってない。(「その代わり何をしてるかって!」の声 笑い声 拍手)
何も悪いことをしていない人が突然北朝鮮に連れて行かれた。(「許せない!」の声)
その人を帰してくださいと言ってるだけなんです。(「当たり前のことだ!」の声)
当たり前のことなんです。(「なぜ出来ないんだ!」の声)
なぜ出来ないんでしょう?(野次の声多数)
何も無理を言ってない。
当たり前のことを言ってる。(「自民党がやらないからだよ!」の声 拍手)
当たり前のことをやらない国、それは私はおかしな国だと思います。(「その通り!」などの声)
原状回復をきちっと求めていくことは私は日本政府としては当たり前の責務だと思っていますがいかがでしょうか?(拍手)
断じてこれを総理に強く求めていきたい。(拍手)
こう思っております。(拍手 野次の声多数)

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2005年04月25日

第7回国民大集会(4)05.4.24 日比谷公会堂にて

『鳩山由紀夫 民主党拉致対策本部長の挨拶』

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(拍手 「しっかりしろ!」などの野次の声)
お集まりの全ての皆さん、本当にありがとうございます。
ありがとうございます。(拍手)
民主党を代表いたしまして、今日お集まりの国民大集会にわざわざ全国からお運び下さいました全ての皆様の、今日までの大変なご努力に心から感謝を申し上げながら。
政治家の一人として必ずしも、今司会者の方からお話がありましたように。(笑い声 櫻井さん司会席で手を合わせる仕草)

私ども政府も含めてであります。
政府も政治家も十分皆様のご期待に応えられていない状況に対して、極めて残念に思いますし申し訳ないことだと思っています。(このあたり次々上がる野次の声)
この場に来さしていただいて皆さんと共に、大変難しいこの問題に対して、我々も全力でお誓い申し上げる次第でございます。(拍手 )

私は第一回目の小泉訪朝の時に代表でありました関係で、小泉総理に申し上げた。
行くことは歓迎をする。
しかし交渉は難しい。
答えが出なかった時にも勇気を持って帰って来れるだけの心構えをもって行って訪朝してもらいたい。
そう申し上げた。

ご案内の通り、その5人のご家族、ご家族を含めて日本へ帰国がなされたことを、大変に皆様方ともども大変喜ばしいことだと思っています。(「当たり前!当たり前!」の声)
ただし。
ただし問題は全て解決するどころではなく、これからがより大きな問題を抱えているということを私たちは認識しなければならない。(「そんなことは分かってる!」「早くして!」の声)
小泉首相はただひたすら、日朝国交正常化は自分の手でやり遂げたい。
その思いの下でひたすら拉致問題を極力小さな問題として、これを小さく小さく捉えて解決をすれば良しと考えているんじゃありませんか?(拍手 野次の声)

私は今ここで、なぜ日朝国交正常かなのか?と申し上げたい。(大きな拍手 「そうだ!」の声)
冗談じゃない。(大きな拍手)
横田めぐみさんをはじめとして、消息が分からない方々の安否の確認。
当然のことであります。(「そうだ!」の声)
しかしそれを持ってお終いとするのでは断じてありません。(拍手 「その通り!」などの声)
特定失踪者という方々、100名を越すとも言われておられます。
その方々の問題を解決する。
すなわち安否を確認をして、そしてその方々に無事に日本へ帰って来て頂く。
それで初めて拉致問題の解決じゃありませんか?皆さん。(大きな拍手 「その通り!」の声)

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第7回国民大集会(3)05.4.24 日比谷公会堂にて

『安倍晋三自民党幹事長代理の挨拶』

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(「安倍さん頑張れ!」などの声 大きな拍手)
自由民主党の幹事長代理の安倍晋三でございます。(拍手 「あんたが総理になれ!」などの声)
本日は日曜でたいへん色々とご多忙の中、大変多くの方がこの会場に足をお運び頂きましたこと。
長い間関わって来た者の一人といたしまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。(野次の声)
ここでたくさんの方々が足を運んだということが私は大変大きな力となると、こう思います。

もしかしたら今日のこの大会のことを、朝日新聞は報道しないかもしれない。(笑い声 大きな拍手)
また一昨年の決起大会同様、News23の筑紫哲也氏は全く報道しないかもしれない。(大きな拍手)
しかしこの声は必ず金正日委員長に届くはずであります。(「そうだ!」の声 拍手)
そしてこれは日本政府の総意である。
この思いを私たちはしっかりと私たちは発信しなければならない。
こう新たに決意をしている次第であります。(「頑張って!」の声)

北朝鮮に対する外交の仕方を見ておりますと、戦後の60年の日本の外交の有り方とやはり大きな関係がある、関わっている。
またやはりその上にたって外交が行われていると言っても良いと、こう思うのであります。(「そうだ!」の声)
日本のこの60年の外交と言うのは外国が作ったルールの上で、外国が作った土俵の上で、何とか相手に誉めてもらおうと思って一生懸命相撲をとる。
そして何とか国益を確保しようと言う、いじましい外交であったのではないか?と。
こう思います。(拍手)

2002年小泉総理が9月の17日に訪朝し、そして10月の15日に5人の被害者の皆様、日本の土を踏むことが出来ました。
そしてその後、この5人の方々を北朝鮮に戻すかどうかについて、議論を行いました。
今日参加をしておられます中山参与と一緒に、私もその議論の中に入ったのでありますが。(拍手)
政府の中にはこの5人の方を北朝鮮に帰してもらわなければ、もうパイプが切れてしまって協議が出来なくなる。
そういうことを言う人がいました。

これはまさに、まさになんとか北朝鮮に良い子に思ってもらってなんとか良い結果を出そうという、この外交そのものではないだろうか?と思います。(拍手 「そうだ!」の声)
このときに私たちは5人の被害者を帰さない。
それも国の責任として帰さないと言うことをハッキリと言明しました。(拍手 「そうだ!」の声)続きを読む

第7回国民大集会(2)05.4.24 日比谷公会堂にて

『平沼赳夫拉致議連会長の挨拶』

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本日は皆様方、この日比谷公会堂に溢れんばかり。
事実溢れる方が全国各地からこうして盛大にご参集頂きましたこと、主催者の一員として心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。(大きな拍手)

昨年の5月22日に小泉総理が2回目の北朝鮮訪問をする。
このことが分かりました。
家族会の横田代表をはじめ皆さん方が、出発の前にどうしても総理に会いたい。
当然のことであります。
しかし小泉総理は出発の前には誰にも会いたくない。
こういうことであります。

私も議連の会長として申し上げたいことがあるからどうしても会いたい。
最初は拒否されました。
しかしここに来ておられる今自民党の安倍幹事長代理をはじめ、当時の官房長官福田康夫さんが出発前に議連くらいには会っておかなきゃいけない。
そうしたら返事が来ました。
会長一人だったら15分会うと、こういう事でした。

そこで出発の3日前、午前10時に総理官邸へ行きました。
その時に私が申し上げたのは、本当に全国の皆様の熱誠と今日来さしていただいている自由民主党・民主党・公明党、議連の皆様方の努力であなたは腰に大小2本差したんだ。
その1本は外為法の改正ともう1本は特定船舶入港禁止法案だ。
その大小2本を差したから、北朝鮮は2回目会いたいと言って来たんじゃないか?
そしたら、彼はそのことは認めました。

あなたは総理大臣だけれども、口幅ったいことを言うけれども、言うまでもなく外交は硬軟の使い分けだ。
だから行くに当たって10名の方々の安否。
そして更には400名を超えているといわれている特定失踪者の皆様方のその苦しみ。
そのことに最善目処を付けて来てくれ。
硬軟をハッキリ使い分けて来てくれ。
こういうふうに私は申し上げました。
彼は頷いておりました。

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2005年04月24日

第7回国民大集会(1)05.4.24 日比谷公会堂にて

第7回国民大集会 第一部

(大きな拍手の中登壇者が壇上に登場)

※司会 櫻井よしこ氏
みなさまこんにちは。(「こんにちは」の声 拍手)
この会場の定員は2000名でございますけど、全部の席が埋まりまして、その他に1700名に余る人たちが会場の外に駆けつけております。(大きくて長い拍手)

ただいまより第7回国民大集会を開きます。
これまでは北朝鮮の金正日総書記に対し、私たちの家族・同胞・日本人をそして韓国人を返せと要求してまいりました。
しかし今年は小泉純一郎日本国総理大臣に決断を促す大会となりました。(拍手)

あの金正日総書記に訴えかけても、無駄であります。(拍手)
その金正日総書記に対し、小泉首相は対話と圧力を重ねて問題を解決すると言ってきました。
しかし今日の状況を見ますと、対話と圧力・小泉方式は全く機能してきませんでした。(拍手)
実態としては何も変わっておりません。
この変わらない実態にこのまま私たち家族、友人、そして日本国民が沈黙を続けるとしたら、あの金正日総書記は「日本はこれくらいの対応で良いのだ」と思うに違いありません。(拍手)
また、国際世論も自分の方式でうまく操作できるのだと自信を深めるに違いありません。(拍手)

だからこそ、私たちは今こそ日本国の持てる全ての力を結集してこの拉致問題を、いい加減解決する方法を考えなければなりません。
日本国の持てる力はまず第一に経済力であります。
経済力に裏打ちされた政治力が無ければならないんですけれども、残念ながら小泉さんの下ではそれが余り有効に使われておりません。

だからこそ、私たちの持てる最強の力であります経済力を使って、この拉致問題を解決するために行動を起こそうではありませんか。(拍手)
私たちは今こそあの北朝鮮、あの金正日に対して経済制裁を断行することを小泉首相に求めたいと思います。
そのための国民集会をただいまより開催いたします。
開催の辞を家族会代表・横田滋さんにお願いいたします。

『横田滋家族会代表 開会の挨拶』

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ご来場の皆さん、こんにちは。(「こんにちは」の声)
開催に当たりまして主催者であります家族会それから救う会、拉致議連と打ち合わせをしたときに、どのくらいの方がお見えになってくださるのか?とちょっと心配をしたわけでございますが。
しかし実際に本日は会場に入り切れずに、更に第二会場にまで人が来てくださるという、この皆様の気持ちに本当に心から感謝しております。

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2005年04月23日

明日、国民大集会

「小泉総理の決断を求める国民大集会」
4月24日(日)午後2時〜5時(開場1時)
東京・日比谷公会堂

一人でも多くの方が集まりますよう、告知いたします。
国民の怒りの声を、日本政府へ、北朝鮮へぶつけましょうぞ!
私もむろん、参ります。

明日参加できない方は、官邸へ制裁発動を求めるメールや葉書を送ってください。
一人一人の声を形にして政府に届けましょう。

あて先こちら↓

※メールはこちらから 首相官邸 ご意見募集

※葉書はこちらへ
100−8968 
千代田区永田町1−6−1
内閣官房拉致問題連絡・調整室気付
内閣総理大臣 小泉純一郎様
 
posted by ぴろん at 13:59| Comment(3) | TrackBack(3) | ご挨拶&お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

松木薫さんを救うぞ!東京集会(4)05.1.13 友愛会館にて

『西岡力副会長のお話』

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本日の実はですね、家族会・救う会の役員で、新しく外務省の次官になられました谷内さんと、それからアジア太洋州局長に新しくなられた佐々江さんの所に挨拶に行ってきまして。
その前に支援室にも行ったんですが、支援室でもらった資料がこれでして。

・・・以下資料の内容 全文引用開始・・・

拉致問題に関する専門幹事会 
第17回会合(平成16年12月18日)概要

 拉致問題に関する最近の情勢や今後の対応等についての報告等。
 杉浦副長官(議長)より、以下の点を述べ、関係省庁に対して一層の尽力を要請。

○ 第3回日朝実務者協議を通じて北朝鮮側から得た情報及び物証からは、「8名は死亡、2名は入境を確認せず」との北朝鮮側説明を裏付けるものは皆無である。北朝鮮側の「結論」は客観的に立証されておらず、我が方としては全く受け入れられない。

○ 今後の対応として、次の6点を確認。
 ・ 北朝鮮側が、日朝平壌宣言に則り、安否不明の拉致被害者に関する真相究明を一刻も早く行なうとともに、生存者は直ちに帰国させることが基本であり、これを要求していく。
 ・ 北朝鮮側の迅速かつ納得いく対応を引き続き求めることとし、その対応如何によっては厳しい対応をとらざるを得ない。
 ・ 対北朝鮮人道支援は当面行なわない。
 ・ 船舶検査等、現行制度の下での厳格な法執行を引き続き実施していく。
 ・ 拉致事案に関する責任者の特定及び処罰に関して、より明確な説明を求める。また、拉致に関し国際手配している3名について、その他「よど号」犯行グループとともに、北朝鮮に対し、引き続き身柄の引渡を要求していく。
 ・ 拉致問題に関する情報収集に引き続き努める。

○ 帰国された拉致被害者御家族に対する支援を関係機関が連携して行うこと、拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はないこと、を確認。
                                                   (了)

・・・資料の引用終了・・・

これは昨年の12月28日に、政府が北朝鮮から第3回実務者協議で提供された、証拠なるもの情報なるものを分析をした結果を発表しましたね。
それを受けて専門幹事会というのが開かれたと。
政府の中で各省庁の局長クラスの人が入っていて。
安倍さんが官房副長官のときに議長をやられてたんですけども。
その後任の後任ということで杉浦副長官が議長をやっているんですが。

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松木薫さんを救うぞ!東京集会(3)05.1.13 友愛会館にて

『熊本救う会代表 加納さんのお話』

救う会熊本の加納です。
今日はたくさんお集まりいただきまして大変ありがとうございます。

実は松木さんは、父の友人でありまして、あのお父さんがですね。
それを全く知りませんでした。
そして、うちにお母さんもよく遊びにこられておったんですが、拉致のらの字も言われなかったもんですから。
私はこの救う会の活動を始めて何年間も、うちにいらっしゃってた松木さんと、被害者のお母さんの松木さんが結びつきませんで。
結びついたのが2002年だったんですね。
それぐらい一生懸命自分でこらえていらっしゃったんだなぁ、と今から思います。

熊本県警も最近になって口をやっと少し開き始めていますが、拉致の当初から知っておったと。
まだたくさん情報を隠しているみたいで。
先ほど信宏さんがおっしゃいましたが、「今騒いでも向こうがいないと言ったら終わりだ」などと。
信宏さんたちは非常に好意的にそれを受け止められたみたいですが、とんでもないと。
公安の関係の話を聞くと、たくさんの情報をいまだに隠しておるんだな、と思って。
今年はもっと、そういうのを少し目標にしようかな、と。
口を開かせるということで目標にしようかなと思ってます。

で、今日丁度、熊本の朝鮮会館の減免に関する裁判を私が今しておりまして、今日結審だったんですが。
今度4月の21日に判決が下ります
熊本の市長は、私どもがおととしの9月に監査請求を行いまして、熊本市の監査委員が「減免は不当である」と。
「直ちに徴収しなさい」という、勧告が出たにもかかわらずこれに従わなかったと、言うことで私が裁判を起こしたんですが。

熊本の市長は保守系の人だったんですが、どうも市長に当選するときに共産系の人の支援を得まして、どうもそのせいで朝鮮会館の減免を続けておるようなことみたいです。
で、丁度朝鮮会館というのは、今信宏さんがおっしゃられたように、松木薫さんも信宏さんも行かれた九州学院高校の目と鼻の先という所にありまして、多分、なにか関与があるではないかと思っております。

本当にいま少し、もう一歩だと思っております。
今年、今年は本当に帰ってきて、皆でやれたらなと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

2005年04月22日

松木薫さんを救うぞ!東京集会(2)05.1.13 友愛会館にて

『松木信宏さんのお話』

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私の名前の件については2〜3日前に聞いたばっかりなので、正直ちょっと驚いてます。
あんまり「信宏」という名前も男らしい名前とは思えないんですけども。(笑い声)
まぁ、私の兄にとっては、薫よりはるかにましだったのではないかな?と思います。

私は本当は、兄から見れば2番目の姉の子供になるんですけども。
いろいろまぁ、私の実の母親の方にもいろいろな事情があったかも知れないんですけど。
生まれてすぐに、本当でしたら祖父母になる父親の養子ということで入りました。

まぁ、兄はその当時大学・・・短期大学に行ってみたり、そこから編入学して京都産業大学の方に行きましたりしてましたので、滅多に家に帰ってくることは無かったんですけども。
帰ってきたときは良く・・・遊ぶといっても、私の兄は参考書とかそういうものを買ってきては勉強を教えてやるから付いて来いという感じでしたから、遊びにはならないんではないかな?と思うんですが、よく勉強を教えてくれました。

本当にじっくり私が本気になって教わっていれば、もうちょっと私も違う人生を送ったんではないかな?とは思うんですけども。
本当に私の目に焼きついている兄というのは、机に向かっている姿っていうのがほとんどです。
よくまぁ、私と父親母親とで、週末に海に行ったり山に行ったりするわけですが、兄がいるときはもちろん兄にも一緒に行こうよと声をかけるわけですが、10回誘って1回付いてくればいいほうかなぁ、と。
「家で留守番してるよ」と。

「またそんなこと言って留守番するとか言って、どっか遊びに行くんじゃないのかな?」と言ったら、「いやそんな暇があるんなら、勉強してるほうがましだよ」というふうな感じで。
実際帰ってくれば、どんな時間に帰ってきても、大体机に向かっていると。
だからもともと賢いとかそういうあれではないと思うんですけど、努力の人かなぁ?と、言うのは、まぁ私の目にはそう映りました。

先ほどうちの姉の方が、うちの父親が「勉強したいと言えばどんなことしてでも学校に行かしてあげるよ」と言ってた事を言ってましたが、私なんかの時はだいぶ父親が定年退職した後で、比較的落ちついた状態でしたので。
なんでもこちらのわがままをきいてくれるという風な。
なんでもいいよ、と。
何かしたいことがあったらしていいよと、言うようなことをよく言ってました。

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