2005年05月31日

私が家族会の作戦参謀なら、こう戦う

一部の支援者の中には座り込みの賛否の如何が、家族会・救う会への忠誠度の物指しのように思い込んでる人もいるようで。
なんだか空しい議論ですね。
そんな瑣末なことを云々すること事態が、すでに子供じみてて相手にするのもアホらしい。

で、今まで3回エントリーを上げてきたのですけど、どうもこちらの真意がどこまで通じてるのか怪しいのですね。
私のことを反救う会で小泉マンセーのイカレタ女と思うのは勝手ですし、どう思われようと知ったことではないのですが。
今のイケイケムードの度が過ぎて、ご家族への負担と直結するのは看過できない。
それでもう少し具体的に、もしも私が家族会の作戦参謀ならば「座り込み」と言う手段をこのように効果的に使う、というシュミレーションを提示しつつ話を起こしていきたいと思います。

まず、何事につけても物事にはすべからくタイミングと言うものがあります。
大きな流れがきた時に、タイミングよくひょいとその流れに乗れば、労せず望みのものを手に入れることが可能になります。

皆様は、中学校か高校の理科の授業で摩擦のお勉強をしませんでしたか?
静止しているものを動かす時、一番摩擦係数が上がるのはどの瞬間か?
答えは分かりますよね、それは静止から動き出すその瞬間。
動き続けている時の摩擦係数は、静止から動き出す瞬間のそれよりはるかに少ない。

世論が完全に止まってしまっている今、それを自力で動かすことがどんなに困難かは言わずもがな。
山が動いて、世論が動いて、マスコミが動き出して、流れが出てきたな〜〜と思ったら、その好機を狙ってひょいと流れに乗れば、無駄骨折ることも無く少ない手間で最大の効果が得られるんです。
座り込みに限らず、何か策を打つときは、このタイミングと言うものを逃してはいけない。
これは鉄則ですね。

では、拉致問題にとっての絶好のタイミングとは何か?
一番最近の大きな動きは、めぐみさんの偽遺骨発覚騒動です。
あの時の世論がどういうものだったか?
支援者を自認する人なら説明の必要は無いですよね?
ええもう、これ以上は無いだろうというくらいの盛り上がり。
あれは9.17ショックや、10・15の5人の被害者帰国に匹敵するくらいの盛り上がりでした。

私なら、あのタイミングで座り込みを決行しますね。
だって、こちらが黙っていてもマスコミはイケイケドンドンで拉致問題を煽ってくれるんですよ?
テレビも新聞も連日拉致拉致で、露出度満点。
あの頃の世論の盛り上がりは金正日絶対に許すまじ!と家族会に同情的だったし。
小泉へかかるプレッシャーも最大最高。
あの世論の勢いに押されて、官房長官が「迅速かつ誠意ある対応を求める」「それが無い場合には厳しい対応を取らざるを得ない」の言質を言わざるを得なくったんですから。
あのチャンスを生かさない手は無いじゃありませんか。

「偽遺骨を掴まされたんですよ、日本と言う国ががこんなに馬鹿にされていいんですか?」
「総理はいったいいつまでこの問題放置するのですか?」
「制裁発動してください!」
「めぐみを取り戻してください!」

ご家族のみなさん、どうぞお好きなだけ叫んでください。
叫べば叫ぶほど、世論へのアピール度はバッチシ!
うまくすれば勢いに押されて、小泉からの制裁発動発言を勝ち取る勝算は、かなりあったと思うよ?
こういう好機を捉えずして何とする?
これこそがやってみる価値のある、座り込み作戦の上策でしょう。

余談・・・でもあの時救う会はな〜んにもしなかったんだよなぁ・・・
逃した魚は大きいよなぁ・・・
返す返すも惜しいことをしたものでありますよ。
これを救う会の無能・無策と言わずして何という?

今は座り込みさえすれば世論が動き、マスコミが動くタイミングなのか?
駄目ですね。
現在拉致問題への関心度は極端と言って良いほど下がってしまった。
これを自力で動かすのは至難の業。
体力・気力がよほどあまってるのなら座り込むのも良いけど、ご家族の体力はヨレヨレ状態なんだし。
自力で山を動かすには、無駄骨が多すぎます。

「でも、だからこそ座り込みして世論の喚起を!」
駄目だよ、そんなの状況判断が甘い甘い。
だいたい6月の24日がどういう日がご存知なんですか?
この日は都議選の公示日。
世の中の関心事もマスコミの関心事もまずは選挙が第一でしょうが?

そんな日に座り込みしてどれほどの人が拉致に関心を示すのか?
これくらいのことは言われる前に気が付かないとね。
国政の関心事は郵政民営化だし、なにやら解散含みでキナ臭くなってますし。
拉致問題なんてどこかにすっ飛んだまま。
こんな時に大骨折って、座り込みなんかしても得るものは少なそうだな?位のこと、支援者たるもの人から言われる前にこれも自分で気が付かなきゃ。

焦る気持ちは分かるけど、こういうときだからこそ落ち着かなきゃね。
拉致問題がすっ飛んでるのは悔しけれども、こういうときには無茶をしない。
といって何もしないと言うわけにもいかないので、次善の策を行使する。
ここは全国一斉街頭アピールに記者会見くらいで抑えておく。

さてと、ここからが一番重要な話です。
今度拉致問題の山が動く局面はいつのことか?
それはおそらく北朝鮮問題が安保理付託への視野に入ってきたとき、だと思います。
そしてそれは拉致問題を動かすための、おそらく最後のチャンスでしょう。
このラストチャンスを逃すわけにはいかない。
私ならこの局面で座り込みに打って出ます。

それももう、後が無い状況での座り込みですからね。
官邸前で3日間だけチマチマと・・・なんてしょぼい策じゃぁ、話にならない。
やるなら全国一斉に、出来れば全都道府県で実行する。
当然無期限です。
だって後が無いんだから。

この場合、私はご家族の健康がどうのこうのとは一切言わないつもりです。
だって、ご家族にとってもこれがラストチャンス。
肉親の奪還を望むなら命がけでやるしかないでしょう?
年寄りでも子供でも総動員で、動けるものはたとえ点滴打ちながらでも皆座り込みに参加する。
仮に病人が出ようと死人が出ようと、やるとなったら死に物狂いで、絶対に小泉から制裁発動を勝ち取らねばならない。
仮に一人二人死人が出ても、それが400人もの未帰還者奪還につながるなら、私は迷わず後者を取る。
それが作戦参謀の冷徹な判断だと思いますので。

座り込み要員も、家族会・救う会の常連だけでは駄目ですよ?
これは最後のチャンスなんだから、国民運動レベルで盛り上げなきゃね。
たとえば独自の活動をしている大阪ブルーリボンの会とか、RENKとか北朝鮮難民基金などの市民団体にも協力を求める。
参加者は多いほど良いのだから、地元の町内会・老人会・PTA・労働組合・趣味のサークル・・・と何でも良い。
拉致問題に理解と共感を持ってくれる人・団体をありったけ集めた方が良い。
そのためにも救う会は今から、協力の約束を取り付ける段取りに今すぐ着手しなければ。
ただ、今までの救う会のあり方を見ると、どこまでこの準備が出来るかが、誠に心もとないのが現実なのだが・・・

以上が私の素人考えの作戦です。
であるから今、無駄に座り込みなどしてはいけない。
今するべきは来るべきその時に備えて、気力体力を養っておくことなんですよ。
今ご家族のスケジュールをどなたが管理されているのか知らないが、タイトに過ぎるスケジュールを少し緩めていただいて、休息をとってもらいたいのですね。
温泉に行って美味しい物を食べたり、お孫さんと遊んだり。
少しリフレッシュしなければ、戦う気力が湧くはずもないじゃありませんか?

ついでにメディカルチェックもしてもらうべきですね。
全国を駆け巡るご家族に、自分の健康を構うゆとりは無いはず。
取り返しのつかないような悪い病気があっては困ります。
人間ドッグに入っていただいて、徹底的な検査をしてもらうのが良いでしょう。

そして我ら支援者は、今のうちに一人でも多くの賛同者を募るべく支援の輪を一人でも多くの人に広げることに専念するべきです。
地味なようでも今は地道に署名活動をしたり、知人友人に拉致問題の話をしたり、集会の告知をして一人でも多くの参加者を募ったり(救う会にはその能力が無いので)することが肝要。
焦りは禁物ですよ。
チャンスは後一回。
あと一回こっきりしかないのです。
我らも死ぬ気で支援の輪を広げるべく、謙虚に真摯に後方支援をいたしましょうぞ。

さて、以上が私の考える戦略です。
素人考えのざっくりした意見ですので、これが唯一の策とは思いませんし、これを家族会・救う会に押付ける気も毛頭ございません。
他に名案があるならば、ご家族のためにもご教示いただきたい。
こういう切羽詰った時だからこそ、知恵を集めて最良の策を講じるのがベストだと思います。
今はそういう時期なのだとも思います。
情勢を判断するに、私たちに残された時間は本当に残り少ないのは事実ですし、残されたチャンスも少ないのですから。
ともかくも、焦りだけは絶対禁物なんですね。
こんな時だからこそ、冷徹に冷静に状況を判断し、シビアな判断を下す決断力が必要と存じます。
皆様、いかがお考えでしょうか?

あぁ、それなのに・・・何を勘違いして今の時期に座り込みだと?
正気の沙汰ではないし、何を思い違いしているのか理解に苦しみますよ。

言い難いのですが言わねば分からないのでしょうから申し上げる。
今、座り込みを煽っているイケイケ論者にここまでの深い洞察力はあるのか?
死ぬ気の覚悟があるのか?
戦略があるのか?
はなはだ疑問ですね。
座り込みまでするなら、確実に大きな結果を勝ち取らねば意味が無い。
その意味で今、この時期に座り込みをするのは無策・愚策なのです。
気休め程度の効果はあるでしょうが、時間と手間の無駄。
それに何度も何度も座り込みをしていれば世間に与えるインパクトも薄くなるでしょうが?
イケイケ論者は、オオカミ少年という童話を読んだことがないのか?

座り込みも、どうせやるならここ一番、ここが勝負時というタイミングを見計らって打って出るのが上策なんです。
誤解の無いように言っておきますが、座り込みは基本的に愚策なんです。
こういう事態を引き起こす前に、もっと穏便な方策で制裁発動を引き出しておくのが策としては上の上なんですから。
でもこういう事態まで追い込まれてしまった以上、小泉の首を取るにはこちらも決死の覚悟で事に当たらねばならないのだ。

それなのにイケイケ論者は、目先のことにとらわれる余り大所高所からの思慮に欠け、ここ一番で使うべき座り込みを、たいして勝算の見込めないこの時期に無駄に使うと言う。
この策略の無さ、考え無し加減を自覚できず、私がなぜ今この時期の座り込みに懸念を示すのか、その真意も汲み取れずただ感情的に「反救う会」と揶揄して憚らない。

ハッキリ言おう。
座り込みイケイケ論者は、大馬鹿者である。
あなた方のような存在が、健全な支援活動を阻害しているのだ。
もっと真摯に謙虚に支援のあり方を考え、ご家族の気持ちに配慮する思慮を持ちなさい。
そして己の傲慢さ加減を真剣に反省するべきである。


posted by ぴろん at 12:55| Comment(16) | TrackBack(3) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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