2005年06月08日

愛は盲目

事前に告知しましたとおり、私は明日友愛会館で開催予定の「田中実さんを救うぞ!東京集会」へ参加してきます。
いつものように集会の模様をテープに録ってテキスト化し、当Blogで順次公開の予定です。
田中実さんは他の拉致被害者と違って、これといった身寄りがない天蓋孤独の身の上です。
そのためこのたびの集会では、直接彼の人となりを語ってくれるご家族がありません。
また知名度と言う点でもめぐみさんほどのネームバリューは無く、集会もいったいどれだけの人数が集まるのか大変危惧されています。

明日は田中さんの恩師が駆けつけて高校時代の思い出などを語ってくださるほか、救う会兵庫からも田中さんの拉致の実情について詳しいお話があると聞いております。
こんなときだからこそ一人でも多くの方に集まっていただき、拉致問題に関心を持つ人はまだまだこんなにたくさんいるんだぞ!というアピールにつなげたいと思うのです。
会場近くにお勤めの方、仕事のお時間の都合のつく方、ぜひ万障繰り上げてのご参加を検討いただきたいと思います。
集会の予定をもう一度掲載しておきます。

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■田中 実さんを救うぞ! 東京集会9

日時  6月9日(木) 18時半〜20時半
場所 友愛会館 9階
〒105-0011東京都港区芝公園2-20 TEL 03-3453-5381
三田会館隣
最寄り駅 都営地下鉄三田線 芝公園 A1出口1分 JR山手線田町徒歩10分
登壇者 救う会兵庫 西岡 力
参加方法 当日直接会場にお越し下さい
参加費 1000円
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この田中さんを救うぞ集会のテキスト化作業は、およそ一週間ほどを予定しております。
その間、私の素人のたわ言をエントリーに上げる時間的ゆとりは無くなると思います。
ですので、その前にもう一言だけ言っておきたいことがあるのですが、よろしいですか?

今回の座り込みの一件に関して、様々なご意見を拝聴いたしました。
そこで感じた第一の事は、どなた様も拉致問題解決に寄せる思いは真剣である、という点です。
拉致問題の解決に寄せる気持ちに上下の区別は無い。
そのことはとても強く実感いたしました。

しかしその反面、少し心配に思う側面があることにも気が付きました。
それはご家族に対する思い入れが強すぎる余り、ご家族の境遇に共感しすぎてしまう余りですね。
一種の「愛は盲目」状態に陥っている人が案外少なくないのではないか?と言う点です。

家族の気持ちや境遇に共感すること事態は悪いことではありません。
しかし、その思い入れが強すぎる余り、家族の意向に逆らう者は支援者を名乗る資格がない、といわんばかりの一部の風潮には少し疑問を感じます。
ご家族の意向を尊重することこそが支援者の務めとばかりに、奪還運動への疑問や批判・異論の類を一切許さぬという一部の風潮は、やはり首を傾げざるを得ないのですね。

支援者を自認するならば、どんなに家族に思い入れようとも、まずは心のどこかに常に冷静さを残しておかねばならないと思う。
もちろん何か事を起こすに当たっては、一堂一致団結して行動した方が良いに決まっています。
しかし初めに団結ありきで、団結のためには異論・反論を排除してやまないという思考回路は、やはり本末転倒でしょう。
家族の境遇に思い入れしすぎる余り、周りが見えなくなり異論・反論に耳を貸すゆとりを失い、時には当のご家族よりも熱くなって先走る人は、今回の一件でも少なからずお見かけしましたが。
家族への思い入れが強すぎる余り、建設的な議論まで排除しては何のための支援者なのか?と思う。

ひたすら家族の意向を奉ることを良しとするのでは、ここで何度も言うようにそれも一種の視野狭窄です。
愛は盲目。
近寄りすぎたがために、大事なものが見えなくなる事もあるのです。
時には支援者たる者、一歩下がって冷静に事の次第を見つめる視点を失いたくは無いものだと思う。
思い込みの強さゆえに広い視野を失い、支援活動が本末転倒になっては意味が無い。
特にこの奪還運動には人の命がかかっているのだから、支援者を自認する人なら尚のこと、どんな時でも務めて冷静さを保つ努力をするべきではないか?と。

私は今回の座り込みの一件以上に、厳しい状況判断を迫られる局面がそう遠くない時期にやってくると思っています。
その時に今回のような不毛な議論を繰り返したくは無いものだと思う。
家族への思い込みの強さが、いざという局面で仇になりはしないか?
そのような危惧をする人間がいることも、どうか心の隅に留め置いていただきたいのです。


posted by ぴろん at 17:00| Comment(0) | TrackBack(4) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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