2005年08月31日

拉致被害者を忘れないで (1)

今日からしばらくの間、当Blogでは私が起したテキストの中から拉致被害者家族の声をご紹介していこうと思います。
衆議院選が公示されましたが、論点は郵政ばかり。
拉致問題は完全に蚊帳の外に置かれた状態です。
そこで今一度家族の声を振り返ってもらう事で、少しでも拉致に対する関心を呼び戻してもらえたらと願い、ご家族の声を一部抜粋してご紹介する事としました。
どうぞよろしくお願いいたします。

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★横田滋さんのお話(横田めぐみさんの父)

めぐみのことで明らかになった平成11年でも、アジア大洋州局長の槙田(邦彦)さんという人が「たった10人くらいの拉致のことで騒いで、国交正常化が進捗しないのは国益に反する」と話をして顰蹙を買った事もありましたけど。
やはり親が騒いで国民が騒がなければ、やっぱり拉致の人を救出すると言う事よりも、日朝国交正常化交渉を優先させようとするのが、外務省の体質じゃないかと思います。

ですから、現在でも非常に国民の世論が高まってますから、拉致の問題を解決しないまま、国交正常化交渉はするべきではないという声が出たり。
それから小泉総理は5月に25万トンの食糧援助を約束したわけなんですけども、それが半分は実行されたわけなんですけども、残りは凍結すべきだと言う声が高まって、それで現在は止まってるわけなんです。

国民が5人の方が帰ってきて、その子供さん7人が帰ってきて、ジェンキンスさんのことは完全な解決ではありませんけども、まあほぼ解決の見通しが立ちますから。
これで一段落したんだということで、国交正常化を進めるべきだと言う世論になってしまいますと、政府は拉致の解決と言う事よりも国交正常化を急ぐんで無いか?と心配しております。

※「横田めぐみさんを救うぞ!東京集会(1)04.10.14 友愛会館にて」より一部抜粋


★横田早紀江さんのお話(横田めぐみさんの母)

こんなに長いこと待たされることは許せないことなんです。
考えてみてもね。
いつまでも、いつまでも、いつまでも家族がね。
こんな風に全国駆け巡って皆さんにお話しすることも大事なんですけど。
「もういいですよ」と。
「私たちが責任ですから」
「国を負う者がやるんですから」って、本当に言っていただきたいと思うんです。
政府の方には率先して、何も言わなくても一生懸命に本気で取り返す算段をやっていただきたいと思っています。

私たちはまだまだ元気でがんばれますので一生懸命にまたお話させていただきますけども。
本当にどうか皆様方の目を政府に向けて。
間違った外交をしていないか、どんな思いをしてやっているのかと言うことをしっかりと見ていただいて。
また誉めていただいて、見守っていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いします。(拍手)

※「市川修一さんを救うぞ!東京集会(6)05.3.10 友愛会館にて」より一部抜粋


★横田拓也さんのお話(横田めぐみさんの弟)

拉致問題は私の姉の問題だけでなくて、もしくは政府が認定している方々だけではなくて、すでに100人を超える方々、もしくは400人を越える方々がいるかもしれないといういことを、忘れてはならないんです。
その方々が、仮にご結婚をされてご家族を持っているとすれば、その2倍〜2.5倍もしくは3倍くらいの日本人の方々があちらに抑留されている可能性があるんです。

私たちは日々何にも感じないですが不自由なく、安心して眠れて、ご飯食べれて、明るい朝が来て、人といろんな意見が交換できて、という事に慣れ親しんでいますけど。
これは私達の世界では自然ですけども、その800人もしくは900人と言うご家族の方々には、そういった自由を与えられていないんです。
その事を私たちは厳しくあるんだと言う事を認識して、日本政府を動かしていく、北朝鮮に対して対峙していく、と言う事が大事だと思います。(拍手)

※「横田めぐみさんを救うぞ!東京集会(3) 05.10.14 友愛会館にて」より一部抜粋
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2005年08月30日

安明進氏の国会証言を否定する蓮池薫氏に対する安明進氏の再反論の会見、テキスト化

先週金曜日の8月26日、特定失踪者問題調査会の定例記者会見が行われました。
その席上で、安明進氏が去る7月28日に行った国会証言を否定した蓮池薫氏に対する反論の会見が行われました。
その会見に参加されました原良一氏より、安氏の全発言のテキストをご提供いただきましたので、当Blogでもご紹介させていただきます。
安氏の一連の証言に関しては、最近その真偽の程について反論本が出たりと何かと騒がしい動きもあるようです。
しかし何よりもご本人が直接に語った、生の言葉に触れるのは真実に近づく第一歩ではないかと思います。
どうぞご一読くださいますよう、お願い申し上げます。

尚ご提供いただいた原文テキストには、原良一氏個人の自宅連絡先等の記載もありましたが、当Blog管理人の判断で削除してあります。
予め、ご承知置きくださいませ。

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安明進氏の国会証言を否定する蓮池薫氏に対する安明進氏の再反論の会見 05.8.26実施
入力にあたっての但し書き
本記録は、2005年8月26日に開かれた特定失踪者問題調査会定例記者会見に際して、荒木和博同会代表の通訳を介した行われた安明進氏の発言を私、原 良一が、テキストに起こしたものです。起草後に、荒木氏の校閲を受けているので、通訳及び本稿のチェックにおける責任は荒木氏に属します。

<安明進氏記者会見全発言>
荒木氏の紹介
それでは続きまして、安明進さんからコメントをお願いしたいと思います。この間衆議院の特別委員会で安さんが証言したのは7月28日でございまして、蓮池さんのコメントは29日でございます。

安明進氏の発言
蓮池薫さんが発表したコメントを読みました。蓮池さんは、マスコミに対する発表文として出したわけですけれども、私の方は、逆に蓮池さんに対する質問としてお伝えしたいと思います。
蓮池薫さんは「私は『金正日政治軍事大学』にはいなかった」と言っているわけですけど、それは当時違う名前だった、「朝鮮労働党中央委員会直属政治学校」だったということです。学校自体は同じです。
    
変わった学校名、変わらない秘匿名称
私が、蓮池さんや横田めぐみさんを見た88年から91年の間は、「朝鮮労働党中央委員会直属政治学校」だったものが、92年の1月20日に「金正日政治軍事大学」に名称が変わりました。そして当時から変わっていない名称もあります。それは「130連絡所」と「人民軍695軍部隊」で、こちらは現在も変わっていません。
私が蓮池さんにお聞きしたいのは、昔の名前の「朝鮮労働党中央委員会直属政治学校」そして「130連絡所」、「人民軍695軍部隊」にいなかったか? ということです。
北朝鮮が2002年、03年に拉致被害者の日本人が死んだ根拠として出してきた「死亡診断書」の中に、「695病院」と書いてありました。これが「695」の名称が現在も変わっていないという根拠です。
要するに、「695」という施設で日本人を今でも管理していることを、北朝鮮自体が認めているにも関わらず、蓮池さんがそれを語れないということは、何か別の語れない理由があるのではないかと思います。いずれはそれを明らかにしてもらいたいと思います。

太陽里も金正日政治軍事大学の一区画                
蓮池さんたちは、太陽里(テヤンリ)という所に居たと言っていますが、私たちがいた東北里(トンプンニ)の隣になりまして、太陽里が西北に位置しまして、東北里が東南になります。(安氏、位置関係を紙に書く。左上に太陽里、右に東北里、左下が新美里=シンミリ、東北里の中に南朝鮮革命史跡館が描かれている。それを示しながら)こういう地理関係で、こちらが蓮池さんたちがいた太陽里、こちらが東北里、ここが新美里となります。東北里のこのあたりに南朝鮮革命史跡館があり、私たちはこの近くに住んでいました。金正日政治軍事大学は、この三つの区域に跨って存在していました。
その中で、蓮池さんたちがいたと主張しているのは(太陽里を指しながら)ここですけれども、その地域も金正日政治軍事大学の所在地の一つに含まれています。
蓮池さんは、私たちは東北里にはいなかった、居たのは太陽里だという意味で言っているのかもしれませんけれども、私はその主張を信じていません。彼らも東北里に住んでいたと思っています。
1987年に大韓航空機機爆破事件が起きた後、88年から91年の末にかけての拉致被害者日本人の管理は、金正日政治軍事大学の本校で行われていたのではないか、と私は思っています。蓮池さんたちに尋ねてみたいのは、彼らの子供たちが、学校に行く年齢になってからは、遠方の寄宿舎付きの学校に通わせたわけですが、それ以前の幼稚園時代は、南朝鮮革命史跡館の裏にある幼稚園に通わせたのではないか? ということです。

特別な存在の拉致被害者、その他大勢の中の安明進氏
蓮池さんは、私を見たことがないと言っていますが、それは当然だと思います。たくさんの学生がいて、私はその中の一人に過ぎなかったのですから…。一方彼らは、特別な立場にありました。蓮池さんが言うように、確かに彼は「金正日政治軍事大学」にはいなかった、あるいは、私、安明進を見たことはなかった。それはそれで事実でしょう。当時の学校の名前は違っていたし、私は、多くの学生の中のワンオブゼムで、会って話しをしたわけでもありません。けれどもだからといって、彼らが実際の事実を否定することはできないはずです。
私が考えるに、蓮池さんが金正日政治軍事大学にいたことを認めれば、他の拉致被害者についても話をしなければならなくなり、それを負担に思って認めたくないのだと推測しています。
私たちも蓮池さんも、北朝鮮に対して闘わなければならない立場であるのに、なぜこれ程までに私を忌避しなければならないのか? ということをお伝えしたい。以前、東京国際フォーラムであった大集会(03年5月7日の第5回国民大集会)の時に、蓮池さんたちも出席したのですが、彼らは、私と同じ階には泊めないでくれとまで言いました。なぜそこまでしなければならないのか、と思わざるを得ません。

忌避するのではなく、共に闘ってほしい
私は、もちろん日本人だけではなくて、自国の可哀想な同胞を救いたいと思ってやっているわけですが、多くの日本人の皆さんも拉致被害者を救出しようと活動しています。私が、日本人に危害を加えようとしているならともかく、日本人も救おうとして活動しているのに、なぜ避けなければいけないのでしょうか? 
北朝鮮が拉致を認めていなかった時期から、私は、私なりに命を賭けて、蓮池さんを初めとする拉致被害者の救出を日本政府に訴えてきました。ですから人間の道理としても、逃げ回ってばかりいないで、会って話しをして、そして共に戦うべきではないかと思います。

正義の側について欲しい!
もちろん蓮池さんを初めとする拉致被害者5人の方々は、北朝鮮がどれだけ危険で、非人間的な集団であるかは、よく知っていると思います。しかしそうではあっても、北朝鮮は崩れつつある悪であり、日本政府は正当な要求をし、活動をしていることは、彼ら自身も理解していると思います。悪の側に追従するのではなく、彼ら自身も助けられたのだから、他の拉致被害者も助けるという正義の側に付いて欲しいということを求めます。

Q1. ― 東北里で見たのはいつか? ―
先程の推測の中で、蓮池さんは太陽里に住んでいて、(金正日政治軍事大学のある)東北里に入ったことはないという意味の主張をしているのではないかという推測をなされていましたよね。東北里で蓮池さんを見たのは、何年ごろでしょうか?
A1. ― 88年〜91年8月までに6、7回
88年から91年の8月頃までです。蓮池さんは、少なくとも6〜7回は見たと記憶しています。彼は、行事がある度に南朝鮮革命史跡館に出向いては、金日成の銅像を拝んでいましたから、行っていないはずはありません。

Q2. ― 印象的なシーンは? ― 
その6、7回見ている中で、鮮明に覚えているシーンを二、三教えてください。
A2. ― 一際目立つ長身 ―
他の拉致被害者の方々は、総じて背が低いのですが、蓮池さんだけが非常に長身で目立っていました。二番目に大きい田中実さんが170pくらいだったと思いますが、後の人はそれより低かったのです。女性の場合も、150〜155pくらいで、それら小柄な日本人の中で、一人だけ頭一つ抜けて長身だったので、とりわけ目立ったのです。
私が97、98年に証言を始めた頃は、特に親しい1、2社を除いてマスコミの人には目撃証言を話していませんでした。ご家族に伝わって衝撃を与えるのを恐れていたからです。警察など政府機関には、この人は間違いなくいますと話してはいました。3年前の2002年10月15日に、帰国してタラップを降りてくる姿を見て、ああこの人に間違いないと確信しました。ですから逆に、97、98年の段階で、ご家族に「間違いない、この人です」と伝えていたら、蓮池さんは戻って来られなかったかもしれない、と思ったりもしました。

Q3.
繰り返しになりますが、東北里のどの辺で目撃したのでしょうか? 
A3.
金正日政治軍事大学の本校の講堂で、行事の時です。

Q4. 
ちょっと細かくなりますけど、どんな行事で、どんなことをしている、例えばお辞儀をしているとか、どういうことをしているのが、印象に残っているのでしょうか?
A4. ― 主要な祝日の時に一緒に宣誓を ―
大きな行事の時だけですけれども、10月10日の朝鮮労働党の創建記念日、4月15日の金日成の誕生日、2月16日の金正日の誕生日、あと元旦、それらの行事の時に来ていました。その時には宣誓をするわけですが、それも一緒にやっています。ただ私たちは、軍服を着ていましたが、蓮池さんたち拉致日本人たちは私服でした。

Q5.
私服というのは、背広でしょうか?
A5.
暑い時は、(安氏、自身が着ているワイシャツを指して)このような開襟シャツ1枚の時もありました。

Q6. ― ディテールの再確認 ― 
イメージとしては、何かの催し物でみんなが並んでいる時に、制服を着ている安さんたちにグループと別個に被拉致日本人のグループがいて、そこに背の低い人たちがいる中で、頭一つ抜きん出ているから目立った、ということですね。
(荒木氏の「それならば、位置関係書いてもらった方がいいですね」に、安氏快諾、絵を描き始める)
A6. ― 指定席に最後に並んで来て、真っ先に帰る被拉致日本人たち ―
(レポート用紙の上部に演壇、演壇前左側の席に安明進氏、右下入り口近くに蓮池氏ら被拉致日本人の一団を描いた絵を示して)
こういう形で講堂の奥に演壇があって、被拉致日本人たちは、演壇から見て左手最後列、演壇を上に描くと右下最後列に座ることが多かったです。私たちは、その時の学年とか、訓練に出ている学生がいたりすると場所が変わりますが、日本人の座る場所はいつも決まっていました。
そして日本人は、学生たちが座ってから並んで入ってくるので、背が高い蓮池さんは目立ったわけです。被拉致日本人たちは、最後に入ってきて、行事が終わると最初に出ていくので、そこにいる学生たちは見ていないと思っているかもしれません。しかし、拉致の実行犯が(教官や先輩として)その中にいるわけですから、その彼らが、あいつはどうした、こいつはこうしたと話をするので、彼らの個人的なことがわかるのです。蓮池さんたちは、北朝鮮当局から「お前たちは、見られているはずがない」と言われているのかもしれません。
<構成者補注>
双葉社より今年7月30日に出版された漫画「めぐみ」前編212〜221ページで、安氏の証言に沿った構図が描かれています。イメージとしてはほぼこれで間違いありません。後から集団で来て、席の最後尾の指定された場所に座る被拉致日本人たちを、安氏ら学生が振り向いて見ては、噂話をする位置関係になります。

Q7. ― 5人が沈黙する理由は? ―
なかなか彼らが、ここで思うように喋れない理由について、脅されているんではないか、いろいろな推測がなされていますが、その辺はどのようにお考えでしょうか?
A7. ― 疑いない脅迫や圧力 ―
いくつか考えられますが、一つは、お前たちが日本でペラペラ喋れば、北朝鮮に残っている拉致被害者が無事ではすまないぞ、帰れなくなるぞと言われている可能性があります。あと、北朝鮮の非常に野卑なところですが、お互いに監視をさせてそれぞれの弱点を全部チェックして把握している可能性が高く、それを暴露するぞと脅している可能性があります。
蓮池さんは、子供たちが帰ってくるまでは、ぽつりぽつりと話していたわけです。私自身は、子供たちが帰ってくれば、安心してもっと喋ってくれるだろうと期待していました。ところが逆に、子供たちが帰った後の方が、却って喋らなくなってしまった。やはりこれは、明らかに何ならかの圧力がかかった証拠だと思います。
北朝鮮側は、当然5人の電話番号など連絡先を掌握していると思います。例の、北朝鮮に戻ってしまった平島筆子さんも電話番号を捉まれていて、北朝鮮の保衛部などから直接電話がかかっていたものと思われます。ですから、5人の所へも当然脅迫はなされていると思います。
日本にいる脱北者の許にも、北朝鮮から直接脅迫がなされている例もあります。
<構成者補注>
韓国在住の姜哲煥氏や、守る会会員の帰国者親族、在日朝鮮人であるRENK代表李英和氏の許にも、北朝鮮から定期的に脅迫と身代金請求の電話が来ています(-“-)。

Q8. − 家族会の意向は? ―最近蓮池薫さんが、安さんの証言を否定したことで、薫さんの意思とは別に、安さんの証言の信憑性を疑われるという報道がされ始めていますが、家族会としては、この問題を薫さんに直接確認するということは考えられないのですか?
A8. 荒木氏の回答 ― 満足していない未帰還組家族 ―
この問題について、今日増元さんが大分の方に行っていて不在なものですから、私が家族会を代表して喋るわけにはいかないもので何ですが、ご家族の方は、ご家族の方で帰国した5人の喋っている内容について、満足はしていないことは間違いないです。充分にちゃんと喋ってはくれない、と。彼ら5人は、未帰還組の家族には、ちゃんと喋っていると言ってはいますけれども、これを満足して聞いている家族はいない、ということは間違いありません。だからご家族は、当然蓮池薫さんが、この間の安さんの国会での証言に対して出したコメントよりも、安さんの証言の方を信じているのは、間違いないです。
 
Q9. 原 良一‐1(構成者)― 蓮池薫氏との電話はいつ? ―安さんの著作「新証言・拉致」(廣済堂出版)の中で、安さんと蓮池薫さんが電話で話したとありますけれども、それは何時ぐらいの話でしょうか?
A9.
はっきりとは覚えてはいませんが、蓮池さんが帰ってきたその年の内、つまり2002年末までです。

Q10. 原 良一‐2 ― 一度や二度では本音は語れないはず ―
これは質問からは離れてしまうのですが、私は慰安婦の問題にも関わっていますが、慰安婦たちも、真実を明かすまでには、ものすごい時間がかかっているんですね、通り一遍のインタビューでは、本当のことを言うわけがないんです。これは朝鮮人差別だとかそういうことではなくて…。
彼女たちは、最初は強制連行されたと言っていて、詳しく聞いていく(人によっては数年に及ぶヒアリングによって)過程で、本当は親に売られていたことを打ち明ける、といった事例がほとんどなんですけれども、それと対比しても拉致被害者だって、二十数年間の北朝鮮での生活があるわけですから、1回、2回の事情聴取や未帰還組の家族との面会で話せるわけがないんで、もっともっと、対話を重ねて信頼関係を築いていかないと真実には迫れないと思います。

Q11. 原 良一‐3 ― 時間がかかったのは安氏も同じでは? ―
実はこういうことを話したのは、以前高世仁さんの話で、安さんが横田ご夫妻と初めて会って、めぐみちゃんの話を始めた時、隣にいた安企部職員が慌ててメモを取り始め、後で「こんな大事なこと、何で今まで黙っていたんだ」と怒られていたと言っていたんですね。
A11. ― 最初からは無理でも、すべてを話すことが最大の安全策 ―
もともと情報機関に全部を話すことはありえません。例えば、何か一つ話せば、これは真実か、間違いないか、あれはどうなのか、それは…と次々と問い詰められることになる、そういう意味では確かに最初からすべてを話せるわけではない。特に拉致のことを話し始めた当初は、金正日の関与していることなので、顔を隠したりもしていたので全部話すことは無理でした。
しかし、拉致被害者5人にとって一番安全な方法は、正しい情報をきれいさっぱり話してしまうことだと確信しています。すべてを話してしまった後では、北朝鮮側も下手な手出しはできなくなります。

Q12.A記者‐5 ― どうすれば発言を決断できるか? ―
先程喋りにくい理由を三つ挙げてくれました。危害加えられるとか、そういったことに対しては、話した方が下手な手が打てなくなると言うのはよくわかるんですけれども、一番最初に言われた、話したら残っている日本人が帰ってこられなくなるぞ、殺されるぞ、と何となく躊躇される気持ちが出るのも人間としてあるのかな、という気がするんですけど、それを乗り越えるにはどういうことをしたらいいと思いますか?

A12. ― 生存を明言されれば手が出せない ―
却って、「○○の人たちは生きています」と言えば、北朝鮮としてはもう何も手出しができなくなると思います。北朝鮮側の立場の人間にとっても、現体制が崩壊すれば、拉致被害者が居なくなっても(=解放して帰国させても)問題はないわけで、拉致被害者を抱えたままで体制が潰れてしまえば元も子もないわけです。
あとこういう言い方もどうかと思いますが、日本人というのは余りにも物わかりが良すぎるようにも思います。こうだと言われれば、ああそうですかと簡単に聞いてしまう部分があると思います。


<参考資料>
・安明進氏を中傷する破信義(河信基)の論考
http://www8.ocn.ne.jp/~hashingi/page027.html#K27

・安明進氏の会見を伝える新潟日報05.8.26付
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005082628069

・安明進氏、蓮池薫氏コメントに反駁(電脳補完録管理人による詳細な解説)
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=4254

・特定失踪者問題調査会拉致被害者向けラジオ放送を企画中
(同日の会見で発表された別の話題)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005082628068
 
・北朝鮮拉北者の安否確認拒否(朝鮮日報05.8.25)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/08/25/20050825000006.html

会見記録作成&文責:原 良一(RENK&守る会&救う会&難民基金会員)
通訳校閲部分の文責:荒木和博氏(特定失踪者問題調査会代表)
会見記録の問合せは:特定失踪者問題調査会
      〒112-0004 
東京都文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル401
TEL:03-5684-5058、FAX:03-5684-5059
E-mail:chosakai@circus.ocn.ne.jp
         

※本会見記録作成にあたって、特定失踪者問題調査会荒木和博代表のご協力をいただきました。
記して御礼申し上げます。
ただし、拙記録の頒布活動自体は、原良一個人としての活動であり、
所属団体の指示、命令に基づくものではありません。

2005年08月29日

国民の生命と財産を守るために必要は事は何なのか?

国民の生命と財産を守る事。
これが国政を預かる政府・国会議員の最重要責務のはずだと思います。
今回の選挙に臨むに当たって、国家の根幹を支える大事な視点、「国民の生命と財産を守るために必要はことは何なのか?」と考えてみるのも大事ではないでしょうか?

乱暴な言い方かもしれませんが、郵政と言うのは一つの行政課題に過ぎません。
日本の将来にとってどうでも良い事案ではないけれど、国家の屋台骨をどうこうするという問題ではないと思う。
中央政府が国家の命運を支える責務として何より考えねばならない事案は外交や防衛です。
優先度の観点から考えても郵政はそれらの後に続く問題のはず。

郵政のような問題は、同じ政党の議員の中でも意見の違いがあっても良い事案ではないかとも思うのですよ。
郵政民営化をするか否か?
するとしたら、どんな方法が良いのか?
色々意見はあっても良いと思うし、それらの意見の違いはじっくり議論を詰めたら良い。
けれど、今の郵政解散は小泉さんの意見だけが正論であり、それ以外の意見は許すまじ、という風潮になっております。
これでは議論にも何もなりはしない。
この小泉さんの強権的な態度を、独裁ではないか?あるいはカルトではないのか?
それを熱狂的に支持する人は事の本質が見えているのか?と私は疑問を呈しているのですが、どうも発言の真意が通じない人は多いようです。
私の思想が人間蔑視?
どこをどう探れば、そういう発想が出てくるのか・・・愚かな私には理解不能ですけれど。

しかし一つの政党の中で必ず一致してもらわねばならない事案はあります。
それは国家観とでも言うべきもの。
日本と言う国が日本として自立存在していくために、譲ってはならないもの、キッチリと確定していなければならないものはあるはずです。
それが外交と防衛、それと憲法の問題ではないでしょうか?

地方分権が進めば、中央がするべき仕事は外交と防衛です。
小泉さんは改革を主張し、民間に出来る事は民間へ、地方に出来る事は地方へと主張しております。
それならば小泉さんは、郵政問題が片付いた以降、具体的に言えば地方分権・改革政策が済んだ後の、中央がなすべき仕事について、明確な未来図を示してくれなければ困ると思う。
具体的には、憲法9条問題、自衛隊問題、外国人参政権などが上げられるかと思います。
日米安保をどうするのか?
中国や韓国との関係はどうするのか?
拉致問題は?靖国問題は?教科書問題は?歴史認識は?
これら国家の根幹を成す根本である、外交・防衛、それから憲法とそれに付随する案件について、小泉さんはどうして国民に納得のいく説明をしないのでしょうか?

今度の選挙、百歩譲って郵政解散に理解を示すとしても、問題なのは解散総選挙後の国家の未来図について、ほとんど何も語られない事だと思うのです。
政党と言うものは、国家の屋台骨を支えるこれらの観点について、所属議員の意見が一致している事が必要だと私は思います。
憲法や参政権の問題について、所属議員の意見がバラバラでは、特に比例区では国民は自分の意思を一票に託せない。
今度の選挙、真に国家の将来を案じる人にとって、投票先が見つからずしらけてしまうのはですね。
本来政党の中で多様な意見があっていいはずの郵政について強権的に意見の統一を図り、一方で本来統一が図られなければならない外交・防衛・憲法などに絡む諸問題について意見の統一が図られていない、と言うこともあるのではないでしょうか?

平沼氏・古屋氏・城内氏・古川氏のような国家観のしっかりした議員を郵政で追放しながら、古賀誠氏のような売国利権議員が公認を受ける。
掘江氏や片山さつき氏のようなどうにも国家観が危なっかしい候補者を擁立する。
いったい小泉さんはこの解散で自民党をどう言う政党に仕立て上げるつもりなのでしょう?
もしも小泉さんの思惑通り郵政だけでのお気楽選挙が実行されてしまったら、選挙後出来上がる自民党は単なる小泉シンパ政党に成り下がっている可能性は大なのです。
そんなことでこの国の未来は本当に大丈夫なんでしょうかね?

まぁ、私のような素人がたわ言をぼやいていても、分からない人には分かってもらえない可能性は大きいですから、この問題に関して参考になりそうな記事を下記にいくつかご紹介させていただきます。
明日は公示。
清き一票を無駄にしないためにも、より良い選挙になるためにもご一読をお勧めします。
多くの国民が懸命な判断をなされますことを、心より祈りたい・・・
今思うことはそれだけです。


★櫻井よしこWebサイト!(8.28日付)
『殺されてもいい』ほどの怒りと決意は金正日にこそ向けるべきではなかったか
★福田逸の備忘録―独断と偏見 (8.25日付)
政界再編を望む(二)
★log(8/25日付) 
保守が追求すべきは「国益」ではなく「真の独立」である
★Dr.マッコイの非論理的な世界(8.26日付) 
[時事] 過激な「新自由主義」への危惧
posted by ぴろん at 11:22| Comment(4) | TrackBack(5) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

毎度お馴染みのまとめレス・・・

このエントリーは昨日アップしました「小泉さんに白紙委任状を提出する勇気、ありますか?」へのレスでございます。
すみません、芸も何も無くて・・・<(_ _)>
自分でも毎度毎度レスが長くなるのもどうかなぁ?とは思っているんですけれどね。
これでもだいぶ削って短くはしたのですが・・・言いたいことを正確に、と思うとつい長くなってしまうのです。
申し訳ありませんが、お付き合いの程どうぞよろしく・・・


★ふらわあ様

>ぴろんさんの意図がどこにあるのかは知りませんが、少なくともここが小泉首相への賛否を戦わせる場になってしまうことは得策とは思えません。

すみません、ご発言の趣旨がイマイチ良く分かりません。
拉致問題を支援する者のBlogであるならば、横田夫妻の姿勢を見習って小泉批判はやめるべき、と言う趣旨でしょうか?

率直に申し上げて、表向きの言葉のみで横田夫妻の本心を分かったような気になるのはどうなのでしょう?
ご紹介の記事を私も読ませて頂きましたが、log様もご指摘の通り、この記事のどこをどう読めば横田夫妻が小泉政権に期待を失っていないと読めるのか、分かりません。
ご家族の中にはハッキリと小泉退陣を口にする人もいます。
ただ、個人として小泉批判・不満をいうことはあっても、家族会として反小泉を掲げることはありません。
それは、家族会が組織として「反小泉」のような政治的発言をすることは両刃の剣になりかねないという判断があるからだと思います。

それと横田夫妻は家族会の顔です。
例え横田夫妻の個人的発言であってもそれがマスコミに載って流れれば、そのまま家族会の意向と取られかねない危険性がある。
であるからこそ横田夫妻はご自分の立場を弁えた上で、本心を悟られないように言葉を選び、世論の反感を買わないようにと細心の注意を払って発言しているのだと思います。
実際問題、私が参加したどの集会でも、横田夫妻の口から過激な小泉批判の言葉を聞いたことは、無い。
どんなに不満があったとしても現政権を取り仕切っているのは小泉さんなのです。
彼に動いてもらわない事には拉致問題は一歩も進まない。
横田夫妻が忍の一字で小泉政権への不満を押し殺している可能性について、ふらわあ様はお考えになったことは無いのでしょうか?

例え横田夫妻であっても口から出る言葉が、ご自分の本心と常に同じとは限らないと思う。
言いたくても立場上口に出して言えない思いもあるはずでしょう。
横田夫妻の発言を小泉政権に対し、「批判すべきところはきっちり批判しつつ、期待を失っているわけでも無い」と受け止めてしまうのは、少しばかりふらわあ様の読みが浅くはないか?と感じましたが。

>棄権が適当かと思います。

NO小泉“だけ”の意思表示法が無い事くらいは私も理解はしております。
それと棄権票を投じることは結果的に与党有利に働きかねませんから、そんなやけっぱちのようなことはしない予定。
呻吟し、悩みに悩んで、少しでもまともな候補の方へ一票入れるつもりでおります。

私は小泉さんが日本のトップの座に居座ったままでは、拉致問題の解決に近づく事はまず不可能だと思っております。
あの方に拉致問題を解決する能力と意思があるとはとても思えない。
拉致問題的にも小泉はNO、それが私の基本認識です。

最終的にいざ投票となれば、私は拉致を中心に日本国の将来を真剣に考えてくれる候補者を選別する事になるでしょう。
それと少しでも売国議員を一掃してですね。
拉致問題解決につながる議員の選別をされることを、有権者には求めたいと思っています。
地道なようでもそれが問題解決に近づく初めの一歩であろうと思いますので。
そのためにも今ここで、郵政!郵政!と小泉さんの策に踊らされて、郵政一本で踊りを踊る事は非常に拙い事態だと思う。
実際問題郵政の勢いに蹴倒されて、拉致問題はすっかり影が薄くなってしまいました。
5.22の小泉再訪朝の大失態も、どこかへ消し飛んでしまいました。
これも小泉さんにとって都合の悪い事をかき消そうとする、小泉流まやかしの術のひとつではないかと感じています。

★log様

>拉致被害者家族の忍耐も限界でしょう
>安全保障、国防、外交、その他あらゆる側面をみて、日本を国家たらしめる国会議員に清き一票を入れたいと思います。

同意。
いくら小泉さんと自民党執行部が何を企もうと、その戦略にまんまとハマる気は毛頭ありません。
売国・利権議員を落とし、日本の将来、特に拉致問題を真剣に考えてくれる人を国会に送り出したいと私は思います。

★うさぎ様

私の書くエントリーはいわゆる小泉信者の琴線に触れるんでしょうかね?
小泉批判を取り上げるBlogの中でも、なぜか小泉信者の出没率が高いような気もするんですが???(笑)

それはともかく・・・

>自民党:メルマガ、ブログ発信者と懇談 武部幹事長

この話題を取り上げるBlogもポツポツありますね。
どんなメンツが揃ったのかは私も興味があります。
小泉信者はいたのだろうか?と言うよりも、小泉信者だらけだったんじゃないか?と穿った見方をしてしまうのは悪いくせでしょうか?(笑)

ともかく今の世論の風向きはすっかり小泉さんにしてやられてますね。
イメージ操作の上手さ加減はお見事というしかない。
でもまぁ解散直後よりはですね。
少し国民の側も冷静さを取り戻しつつあるんじゃないか?と私は好意的に受け取ってるんですけど。
まやかしは所詮まやかしなのです。
いくらなんでもこのまま郵政一本で投票に臨むほど日本人は愚かな国民ではない、と信じたい。
成熟した政治風土が日本に根付くための今は過渡期なのだ、と思いたいところですけれどね。
これから公示を経て投票まで、どのように風向きが変わるのか?注視していきたいと思います。

★spiral様

>私の住んでる選挙区からは、平沼赳夫
拉致議連会長が出馬します。ですから
今回の選挙は遅疑なく平沼氏を応援し
ますが、大抵の選挙区では、誰に投票
すれば良いのか悩むでしょうね。

そうなんですよ。
まさにその通り。
小選挙区はそれでも人物本意で少しでもまともな方へと言う選択が出来ますが、問題は比例区だと思うのです。
郵政一本でお気楽投票するつもりの人には分かりやすい選挙でしょうが、それ以外の諸問題、更に言えばその先の政界再編まで睨むとなると、どこに入れるのが一番有効なのか?
自民圧勝は見たくないシナリオですし、といって自民敗退まで追い込んでも良いものなのかどうか?
今度の選挙では、政権交代・政界再編ガラガラポンまではどうも行きそうも無い事も、かえって投票先を迷わせる一因になっているようにも思います。

まったく、何でこんな中途半端な政権選択選挙に臨まなくてはならないのか?
そもそも政権選択を問う選挙を、郵政国民投票・小泉信任投票にすり替えるから話がややこしくなるのだと思う。
多分私は今回の選挙では、投票日の当日投票所の記載台の前に立っても、投票先をあれこれと逡巡するような気がします。

★ぴろんさん頑張れ!様 
★ぴろんさんは結論が出ないのが結論ですか?様

HNに私の名前を冠してくださるのは光栄ですが、出来ればご自分固有のHNをお願いしますね。<(_ _)>

>ブログの責任上完全主義者になってしまったかも知れないけど

完全主義者になったつもりはありません。
理想は失いたくないとは思っておりますが、現実は理想どおりにはいかないもの。
様々なジレンマを抱えつつ、最終的には少しでもまともな人に一票を行使するつもりです。

>私は国民の多くが郵政で小泉熱狂支持になっているとは思いません

私も基本的にはそのように思っています。
ただし、郵政解散を受けた直後は、一部の熱狂的な“小泉信者”の声がやたらと大きくなっている側面はあったと思う。
その状況を黙って放っておけば、小泉信者の声の大きさに引っ張られて、よろめく一般国民も少なくないんじゃないか?と言う懸念は感じましたし、実際よろめきかけた国民も少なくは無かったんじゃないでしょうか?
世論調査の小泉支持率に、その傾向は如実にでていると思いますが。
そういう暴走を止める為にはこちらも異論反論を主張し、声の大きい小泉信者に待ったを掛ける事は意義があると自負しているのですが。

>結局小泉消極的支持に行き着くんだろうか…

無難に考えればそういう結論にたどり着くのかもしれません。
しかしそれでは今の自公連立政権はそのまま。
小泉政権もそのまま。
政界再編も政権交代もありえないまま、現状維持が続く事になります。
それは拉致問題を特に注視する私にとって耐え難いシナリオです。

私はですね。
出来れば小泉さんの思惑とは違う形での風が、今度の選挙で吹いて欲しいと願っています。
それが少しでも早い政界再編・政権交代につながるでしょうし、今度の選挙はせめてそのための序章になって欲しい、と願いたいのですけれどね。
posted by ぴろん at 00:16| Comment(16) | TrackBack(3) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

「七夕祭りinふくしま」のご報告

Img_0434.jpg

過日当Blogにて七夕祭りの短冊募集のご案内をいたしました。
その主催者である救う会ふくしま代表の菅野氏より、七夕祭りへの協力と御礼を兼ねた報告書を頂きましたので、ご紹介したいと思います。(写真参照)

NHKのローカル放送や地方紙などに取り上げてもらった事もあり、祭りは大成功に終わったそうです。
全国から集まった短冊の数は400枚。
当Blogの案内を見て短冊の作成にご協力いただいた方もいらしたことでしょう。
私からもこの場を借りて一言御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

ともかく今大事な事は、ひとりでも多くの人に拉致問題に関する関心の裾野を広げる事だと思います。
集会参加や署名となると、時間的・心理的に負担を感じる人もいるでしょうが、短冊であれば心理的な負担も少なく協力もしやすいのではないかとも思い、イベントをご紹介させていただきました。
私も何人かの友人知人に短冊をお願いしましたが、署名とは違って気楽に応じてくれる人は多かったように思います。
短冊を書くことで初めて拉致問題にかかわり、初めて拉致に対する意思表示をした人も沢山いらした事でしょう。
これがきっかけで、拉致に少しでも関心を持つ人が増えたら、ありがたいことです。
小さなことでもそれが少しでも世論の喚起につながるのであれば、というささやかな願いの下にイベントのご案内をさせていただいたのですが、全国から400枚もの短冊が集まったと聞き、嬉しく思っております。

話が少しそれますが、この福島のイベントは、祭りの開始以前からですね。
ローカルとはいえNHKもそれから地方紙も積極的に取り上げてくださったそうで、当日の賑わいも中々盛況だったと聞いております。
やはりマスコミが関心を示してくれるかどうかは非常に大きいことなのですね。
ネットの威力も侮れないとはいえ、まだまだPCを使えない人も多いのが現実ですし、ネットでは自分から進んで情報を求めないと、目的にたどり着けないということもあります。
テレビで数分、新聞で数行載せてもらう事が、どれだけ不特定多数の多くの人の目と耳に届くか。
マスコミの威力はやはり侮れないのです。
そういう意味でも拉致問題の世論喚起のためには、マスコミにはもっともっと頑張って良い報道をしてもらいたい物と切に願っております。

関東ローカルのNHKでは少し前まで、毎週金曜日の夕方の情報番組の中に、週一回15分ほどの「三宅島情報」と言うコーナーがありました。
島の様子や島民たちの暮らし向きの様子、島民イベントの案内など、島を離れて暮らす島民のために毎週毎週放送されておりました。
避難開始から帰島が決まるまでの4年間欠かさず続いた放送が、島民をどれだけ勇気付け、一般国民の関心を引き付けるのに役立ったことか?
三宅島島民の苦難を風化させないという点においても、この一連の番組の存在意義は大きかったと思う。

私は常々疑問に感じている事があります。
どうして拉致問題では三宅島情報のような番組が作れないのだろうか?と。
別に毎日でなくても週に一度、5分でも10分でも良いのです。
例えばNHKの夕方の情報番組の中に枠を作ってもらい、集会の案内や家族のお話、拉致問題の現在の進展状況など拉致に関するあらゆる情報を網羅して報道してくれる番組がひとつあればですね。
集会何本分ものアピール効果があるのに、どこもそういう番組を作ろうとはしない。
本来であればNHKが率先してこの手の番組を作ってくれたら良いのにとも思いますが、今のNHKの体質を考えると無理でしょうかね?
拉致問題に少しでも熱心に取り組む姿勢を見せてくれれば、NHKの受信料の不払いもかなり緩和するんじゃないか?と個人的には思うのですけれど・・・

当Blogでは今後も拉致問題の世論喚起につながるイベント等を積極的にお知らせしていくつもりです。
ご訪問の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
posted by ぴろん at 23:57| Comment(2) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月26日

小泉さんに白紙委任状を提出する勇気、ありますか?

ご無沙汰しました。
ここ数日、仕事がメチャクチャ急がしくて、パソコンを開く暇もありませんでした。
本日ようやくBlogを更新する時間を確保できましたので、久々に素人のたわ言を綴りたいと思います。

小泉さんのまやかしをネタにするのも疲れますね。
分かる人には分かってもらえてるみたいですけど、分からない人には私の言いたい事はとことん理解の範疇外にあるようですし・・・(溜息)

郵政だけで賛否を問う選挙。
それに賛同する方はどうぞ郵政だけで大事な一票を行使されたら宜しい。
ただし、郵政だけで投票すると言う事は、郵政以外の諸問題に関しては小泉さんに白紙委任状を提出するに等しい行為だと言う事を、心のどこかに刻んでおいた方が良いでしょうね。

今回の選挙が郵政だけで賛否を問う選挙であると断言するのなら、今度の選挙後、仮に郵政の問題が参議院も通過して成立したとしてですね。
小泉さんは直ちに議会を解散して、その他の諸問題について改めて国民の信を問わねば、物事の筋が通りません。
しかし現実問題、それぞれの案件一つ一つにたいしていちいち解散総選挙に打って出るわけには行かないでしょう。
費用もかかることですし、政治の空白期間を何度も何度も作るわけには行きません。

と言うことはですね。
小泉さんの言うように郵政だけで一票投じると言う事はですね。
郵政以外の諸問題は小泉さんにすべて一任、どうぞご自由にご勝手に国政をいじってくださって結構ですと、言うに等しい行為になるのでは?と思うのですよ。
もしも自民党が圧倒的多数で勝利した場合、小泉さんは国民からの絶大な支持があると言うのを良いことに、好き勝手をし放題になる恐れも無きにしも非ず、だとも思います。
今のところ、「私の総裁任期は来年の9月まで」なんて言ってますけどそれだって、どこまで信用していいのやら?
郵政以外の公約はいともあっさり撤回したのが小泉さんです。
彼の言葉をどこまで信用して良い物なのか?
自民圧勝なら、任期延長を小泉さん自ら言いだす可能性は大ですし、それを支持する自民党員も続出するかもしれません。
勝てば官軍、政治の世界なんて何でもあり・・・が現実ですからね。

拉致問題的に考えたら、それは悪夢のシナリオです。
小泉さんがトップにいる限り、拉致問題はまず動かない。
動かないどころか被害者切捨てで、国交正常化へと一気に舵を切る可能性だって否定は出来ない。
そんな恐ろしい行為に及ぶ可能性のある総理に対し、私は白紙委任状を提出する勇気はありません。
考えただけでも恐ろしい事です。

総選挙と言うのは今後4年間の政権を誰に託すかを選択する選挙です。
それと前回の総選挙での公約がどれだけ果たされたのか?確認をする選挙でもあるはずです。
前回の自民党マニフェストはどれくらい誠実に実行されたのか?
これまでの小泉さんの総理としての仕事ぶりは合格点を付けられるのか否か?
それらを有権者が厳しく採点をする機会が今度の総選挙の本来の目的であるはずなんですが。
拉致問題の取り組み、道路公団問題、年金、医療・・・私はどれもこれも中途半端で合格点にははるか及ばないと思ってるんですけどね。
小泉支持派の人には郵政のことで頭がいっぱいで、小泉さんの都合の悪い所なんかどこかへ吹っ飛んでしまっているんでしょうねぇ・・・

それと総選挙は、今後4年間の政権を担う政党を選択する選挙である以上、ポスト小泉はどうするのか、それを明白にしていただく事も必要なのではないかとも思う。
小泉さんはあと1年で辞めるのなら、残りの3年を誰が総理として政治の舵取りをするのか?
それを示さないまま投票しろというのでは、小泉任期切れの後どうするかも白紙委任しろと言うのに等しい行為。
だって私たち一般国民には、議会を解散する権利もなければ議員や総理をリコールする権利も無いんですから。
総理が一方的に任期延長をするにしても、ポスト小泉として別の誰かがトップに立つにしても、そこに国民の民意は全く届かないわけです。
残り3年を誰が担うのか?明らかにしないまま政権選択を問われる選挙と言うのも、どこか微妙におかしいと思うんですが?
これは郵政郵政とさけぶ選挙の裏に隠れたまやかしの一つだとも思う。

小泉流まやかしの術に早く気が付いてもらいたいんですけれど・・・
怒涛の解散を受けて、「私、小泉さんにどこまでも付いて行きます♪」てな具合に、小泉さんのオーラにしびれちゃって、舞い上がって、踊りまくってる人たちの耳には私の注意喚起の言葉など、やはり届かないんでしょうか?

ともかく今度の選挙ほど投票先に悩む選挙もありません。
小泉はNO。
しかし批判票を投じる先がないのですよ、現実問題。
民主は頼りないし、公明・民社・共産は論外ですしね。
新政党も・・・なんだかなぁ。

私の貴重な一票、どこに入れたら政界浄化に一歩近づく事になるのだろう。
posted by ぴろん at 23:27| Comment(9) | TrackBack(3) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

「募る違和感・・・日本の未来は大丈夫か?」へのまとめレス

すみません。
どうも最近の私のBlogはコメント欄につけるレスが長くなる傾向があります。
前回エントリーの「募る違和感・・・日本の未来は大丈夫か?」のコメントにレスをつけていたら、案の定長くなりすぎてコメント欄には書き込めません(笑)
よって今回も新エントリーとしてアップする事に致します。
ご承知置きくださいますよう・・・<(_ _)>


★ケイラ様

>大体「靖国参拝する」と言いながら
結局は「嘘ついた」わけで約束守らない奴なんて
友達にだって嫌ですよ。
清廉潔白であれとは言わないけれど
ついていい嘘と悪い嘘があるではないですか。

小泉さんの靖国参拝を選挙対策上公明党の機嫌を損ねるわけには行かないのだから仕方が無いとか、6者協議に悪影響を及ぼすからやむを得ないとかですね。
あるいは、そもそも小泉さんは15日に一度も参拝した事がないのだから、今回参拝しなかったからと言って特別問題はないといっている人たちがいることが問題だと思います。

郵政解散だって公明党は反対していたけれど、その意向を無視して小泉さんは解散を強行しました。
なのに靖国参拝は公明に気を使って中止だと?
そういうことをしれ〜っと言う人たちは、自分の言ってる事がダブルスタンダードだってことに気が付かないのかなぁ?

そもそも小泉さん、一端公言した以上は、公約どおり毎年毎年15日に参拝をしておれば良かったのです。
それを姑息に前倒し参拝したり、元日に初詣と称してごまかし参拝などするから、今回は足元すくわれる結果に成ったわけでしょう?
小泉さんは諸般の状況を熟慮の上で、靖国に参拝に行かなかったのではない。
自分の掘った落とし穴に自らハマってしまってしまい、行くに行けなくなってしまっただけ、と言うのが真相ではないのでしょうか?

それと靖国参拝に国内外から様々な論があることは、小泉さんは総理に就任する前から分かっていた事のはず。
一国の首相がそれでも8月15日に参拝しますと公言する事が、国内外にどのような問題を巻き起こすか?
それを知らないで彼は総裁選で15日の参拝を公約したのでしょうか?
今度の参拝回避を懸命な選択と評価する前に、小泉さんの靖国に対する見識の無さ加減をどうして誰も問題にしないのでしょう?

★moon 様

私は、そもそもこの局面で解散に打って出る事自体を問題にしています。

郵政問題がここまでこじれたのは、率直に言って賛成派の説明不足が原因のひとつにあると思う。
確かに議論の時間は尽くしたようですが、それでも反対派を論理的に説得しきれていないのです。
いくら修正を加えたとはいえ、それではまだまだ不十分だと思う人もいるから反対票を投じた人もいるわけです。
それらを乱暴にも十派一からげにし、反対派はけしからん、という振り分けに持っていくこと自体が「小泉流まやかしの術」だという事になぜに気が付かないのでしょうかね?

郵政民営化で私を総理にした以上、反対は許さんと言う小泉さんの論は一見正しいように思えますけどね。
逆の見方をすれば、小泉さんの進もうとする道がが仮に間違っていたとしても、一度支持した以上は決して逆らってはならないというのでしょうか?
それこそがカルトの論理、独裁の論理につながりはしませんか?と私は問題にしているのですが?

総理総裁のいう事に一切批判反論はまかりならん、と強行手段をとる前に、小泉さんはいったいどれくらい誠意を持って反対派の疑問その他に応えたと言うのでしょう?
私の見るところ、小泉さんはスローガンを掲げる事には熱心でも、法案の中身を真剣に説明してくれた事は無いように思いますが?
正直言えば、私だって、郵政民営化の中身は良く分からない。
解散に打って出た事でネット上でも賛否両論議論が白熱し、ようやく郵政の問題点がおぼろげながら私にもつかめてきたと言う側面はあります。
これだけは郵政解散劇の是の部分、怪我の功名とでも言う所でしょうか?(笑)

しかし利権で反対する議員は論外としても、純粋にこの法案の不備を問題にして反対した議員もいることをmoon様はなぜ?ハナから無視するんでしょうか?
それにいくら衆議院を解散して民意を問うても、参議院は現状のまま。
法案通過の為に、総理はどんな手段を使って参議院を説得するんでしょうか?
権力を嵩に力ずくでごり押しをするつもりでしょうか?
そういう手法をどうして小泉支持者は問題だとは思わないのでしょう?

>ほかにも大事なことがあるのなら、なぜこの「郵政法案にだけは」ここまで頑強に(造反してまで)反対するのか。そこを考えねばならないと思います。

???
moon様、言ってる事が支離滅裂ですよ?気が付いてますか?
他にも大事な事があるのだから郵政の問題など簡単にスルーしておけば良かったというのですか?
そういう思考方法こそが何よりの視野狭窄だと私は思います。

例えばですね。
私は今日本の政治が何より最優先で取り組むべきは、拉致問題だと思っています。
しかしいくら拉致が大事だからといって、私は郵政を始めとするその他の諸問題をスルーして良いとは思いません。
もしも今度の解散が拉致問題解散で、拉致だけで国民の信を問うといって小泉さんが強行的解散に及んだとしてもやはり私は小泉さんの手法を問題にしたと思います。

衆議院の選挙=総選挙は本来政権選択を問う選挙です。
である以上、郵政だけでなく、その他の諸問題も争点にして民意を問うのが政治の筋と言うもの。
それを郵政だけを争点に民意を問うと言うことは、その他の問題については一切考える事まかりならぬ、といっているのに等しい行為でもあります。
言論の自由を抹殺する行為でもあると思う。
その原点を忘れて、郵政郵政とお祭り騒ぎする政治家もマスコミも腐っているけれど、その腐りに気が付かずに、まんまと乗せられている一般大衆も以下同文だと私は思う。

郵政と言う狭い視野だけで物を考えていることに、当のご本人が全く気が付いていない事。
郵政と言う大義名分に隠れて彼の手法に問題があることに気が付かない人がいる事。
小泉さんのオーラにしびれる余り、彼のやる事は何から何まで正しい事なのだと信じて簡単に受け止めてしまう事。
そういう思考の狭い人が世論の大勢を占めていることが何より問題だ、と私は考えています。

★spiral 様

>小泉首相曰く、「命を
賭けて」郵政改革をやるそうで
すが、それなら拉致問題にもそ
こまでの熱意を持ってやって欲
しいです。

本当ですよね。
郵政ごときでここまで命をかけられるなら、拉致問題はそれ以上の情熱を持って取り組んでくれなきゃ嘘ですよ。
仮に一年郵政民営化が遅れたとしても死人は出ませんけれど、拉致問題は解決が一年遅れたら確実に死人が出ます。
拉致被害者本人が死ぬか、家族が死ぬか・・・こっちの問題は待った無しなんですけどね。
小泉さん、そこの所、どこまで身に沁みて分かっているのだろう・・・?
posted by ぴろん at 11:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

募る違和感・・・日本の未来は大丈夫か?

郵政解散を受けて以降の小泉さん及び自民党執行部の動きと、それに対する国民の動きに、私は強い違和感を感じてなりません。
郵政解散を受けて、小泉内閣の支持率は軒並み上昇。
50%を超える数字が出ているところもあります。
今のところ多くの国民は、郵政解散を総理の強力なリーダシップと受け止めていると言う事なのでしょうか。

私は当Blogで小泉さんの自爆テロ解散を受けて、その手法にヒットラーの独裁の手法に通じる危うさを感じると書き、賛否様々なご意見を頂戴しました。
しかしですね。
当初感じた小泉さんの自爆テロ解散に対する違和感、その思いは日を追うごとにますます募ってくるような気がするのです。

小泉さんの言う、今度の選挙は郵政で賛否を問う選挙だと言う前提に立てば、造反派の追放も刺客と呼ばれる候補の擁立も、一見筋が通った物と国民の目には見えるのかも知れない。
内閣支持率の上昇にも、国民のそういう認識があるのかも知れません。
だがしかし、です。
私たち一般国民の認識は、本当にその程度で宜しいのでしょうか?

本来国政選挙で問うべき問題は郵政ひとつだけではない。
第一同胞の命がかかった拉致問題はどこへ行ったのだ?
景気対策は?年金は?医療は?教育は?
それらの諸問題は、小泉さんの言うように、皆様どれもこれもスルーで本当に良いんでしょうか?

郵政だけで政局を判断しろと有権者に迫る小泉さんの言動は、強力なリーダシップと言うよりは、見方を変えればやはり暴挙暴論であると思う。
しかし小泉さんの一連の言動に対して、暴論ではないのか?という疑問も感じず、またそれを感じ取る感性も持たない国民が大多数を占めるという現実に、私は身震いする思いなのです。

テレビも新聞も、郵政以外に国民の審判にかける案件がまるで無いかの様な、異常ともいえるはしゃぎっぷり。
やれ刺客がどうだのこうだのと、ワイドショー政治もここに極まれり、と言った観があります。
まぁマスコミの異常性は今に始まった事ではないから、何をいまさらと言う感じもあるのだが、それにしても、なのです。
マスコミの欺瞞に気が付かないのか?小泉さんの放つ一種のオーラにしびれっぱなしなのか?
郵政郵政と言い募る小泉流そればかりに踊らされる、国民の意識の低さがどうにもこうにも情けない。
結局の所、何が悲しいといって、小泉程度を賛美しなければならない日本国民の政治意識のお粗末さに尽きると私は思うのだけれども。

本来ならば、いくら小泉さんが郵政郵政と騒ごうとも、日本の抱える諸問題について問題提起をするのがマスコミの仕事であろうと思う。
候補者一人一人の経歴を詳しく紹介したりですね。
欲を言えばもっと踏み込んで、拉致問題や人権擁護法・教科書問題や外国人参政権など、国家の屋台骨を揺るがしかねない諸問題に関して、各候補者がどのような認識を持つのか?
それらを一覧にして報道するマスコミが一社ぐらいあっても良いじゃないか?と思うけれど、そういう報道の必要性を感じる国民も、おそらくまだまだ少ないのだろうね。

小泉さんの作戦に乗っかって、本当に郵政だけで政局を判断するようでは世も末である。
郵政選挙の先にあるものは?
政界再編?
それはちと状況判断が甘くはないですかね?
その先にあるのは、小泉の主張以外の異論反論を許さないという、堅苦しい言論統制の世界ではないのか?
小泉さんの煽りに簡単にまかれるだけではなく、少し斜に構えて物事の裏を勘ぐる位の強かさを持ちたいものだと思う。
そういう感性を持つ国民が一人でも増えて欲しいものだとも思う
ヒットラーのような独裁政権がなぜ?合法的に政権奪取に成功したのか?
この際、歴史の教訓に今一度学んでみるのも悪くはないと思う。
選挙の公示日、投票日まではまだ時間がある。

ともかくですね。
今度の選挙は一人一人が少しでも広い視野と志を持ち、国家とは何か?日本の将来をどうするのか?
もっともっと真剣に考えねばならないと思う。

最後にウィンストン・チャーチルの有名な言葉をご紹介します。
民主主義の危うさを今一度考えるきっかけにしていただきたく思います。

これまでも多くの政治体制が試みられてきたし、またこれからも過ちと悲哀にみちたこの世界中で試みられていくだろう。
民主主義が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。
実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。

これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。
(ウィンストン・チャーチル・・・内閣首相として第二次世界大戦を勝利に導いたイギリスの政治家)
posted by ぴろん at 22:11| Comment(8) | TrackBack(5) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月19日

まっすぐに物事を見る

夏の暑さも手伝って脱力気味です。
怒涛の解散劇に加えて、総理の靖国不参拝・・・なんだか色々ありまして、頭の中少し混乱気味とでも申しますか。
言いたいことはたくさんあるのですが、私の貧弱なボキャブラリーではいかんせん表現力が追いつかない。
ここ数日、エントリーを書いてもどうも中途半端でして、アップをためらっている内にあっという間に数日の間が空いてしまいました。
結局の所、私ごとき凡人が難しい話を書こうとすること事態に無理があると悟りましたので、本日は私流の書き方で思うところを綴ろうと思います。

え〜〜、今日私が引っ張ってくるネタはとんち話で有名な一休さん。
その一休さんのちょっとした小話をまずはご紹介いたします。

・・・・・・・・・・・

ある村にひどくねじ曲がった一本の松の木がありました。
一休和尚は村人を集めてこう話しかけました。

「この松の木をまっすぐに見たものに、褒美をやろう」

村人たちはさっそくあちこちへ移動してどこから見ればまっすぐに松の木が見えるか苦労します。
右へ行ったり左へ行ったり、立ったり座ったり。
しかしどのようにしても松の木をまっすぐに見ることは出来ません。
根負けしたひとりの村人が一休和尚に対してこう言いました。

「この松の木は余りにもねじれていて、まっすぐに見ることが出来ません」

その言葉を聞いた一休さん。
ニコニコ笑ってこう言いました。

「お前の言う通り、この松の木はねじ曲がっていて、まっすぐに見ることは出来ない。
お前はよくこの松の木を“まっすぐ”に見た。
約束どおり、お前に褒美をやろう」

・・・・・・・・・・

さて今度の郵政解散。
私はつくづく物事をまっすぐに見ることの難しさを改めて感じています。
小泉さんの怒涛の解散劇を強力なリーダーシップと取るか、あるいは強引な独裁と取るか。
いったいどちらが物事を“まっすぐ”に見ているのでしょうね?

凡人の私にはひとつ分からないことがあります。
この解散劇は本当に自民党の再生につながるのか?と言う点です。

例えば今回の自民党の公認候補の顔ぶれを見ればですね。
悪名高き人権擁護法案の推進者である古賀誠氏が早々に党の公認を受けた一方で、その人権法案の危険性にいち早く気づき、体を張って法案阻止に動いた城内実氏、古川禎久氏の両名は造反派として非公認。
けれど小泉さんが公認非公認の基準にするのは徹頭徹尾郵政だけだという。
今日は造反派の議員に対して離党勧告も辞さず、の一報もありました。
郵政に反対する者はどんな手段を使っても自民党から追放すると言う・・・
しかしなぜ今、郵政ごときで解散総選挙に打って出て、郵政ごときで議員の振り分けをせねばならないのか?
郵政の賛否による候補者の振り分けが、自民党の再生につながると言う根拠はどこにあると言うのだろう?

自民党をぶっ壊す。
小泉さんの言うとおり確かに自民党のある部分は壊れました。
しかし小泉さんだけはしぶとく壊れない。
自民党内を見渡しても、ポスト小泉と呼ばれた中二階の連中は今度の解散劇ですっかり影が薄くなり、橋本派を始めとする派閥は解体に追い込まれ、長老連中も引退に追い込まれ・・・と気が付けば自民党はいまや小泉さん一人の天下です。
誰も小泉さんのやり口に異議を唱える事が出来ない状況が出来つつあるのでは?と私は感じます。
なんだか自民党は小泉さん一人のものであるかの様な異常な有様、とさえ感じてしまう。
そういう私の物の見方はまっすぐなのか?歪んでいるのか?

それと、いまひとつ疑問に感じるのは小泉さんの頭の中は郵政以外の諸問題をどのように捉えているのだろうか?という事。
あれだけ大見得を切って公約した靖国参拝をあっさりすっぽかし、千鳥が淵墓苑参拝でお茶を濁す姑息さ加減。
拉致問題には関心も薄く、バンドン会議での村山談話の踏襲など、これら一連の所業を見ても、小泉さんの歴史観・国家観はどの程度の代物か?と、透けて見えて仕方が無いのです。
城内氏や古川氏を切り捨てて、古賀誠氏を公認するような政党が、本当に選挙後浄化されているのだろうか?
改革政党に生まれ変わると言うのだろうか?
売国でも利権でもない政党になれるのだろうか?
私などは、自民党を浄化する前に、まずは小泉さんの歴史観・国家観の浄化をする方がはるかに先ではないのか?と思えてならないのだが。

郵政による解散劇、郵政の賛否による候補者の振り分け・・・その先にあるものはなんなのだろう?
本当に今度の解散は、保守派の望むようなしっかりした保守政党及び保守政権の樹立につながる結果が得られるのだろうか?
小泉さんによる郵政解散劇を、私はいったいどのように“まっすぐ”見つめたら良いのだろう?
posted by ぴろん at 23:30| Comment(6) | TrackBack(1) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(7)05.8.4 東京弁護士会館にて

『その他の参加者のお話』

★岡田和典 特定失踪者問題調査会理事
特定失踪者問題調査会理事の神戸から参りました岡田です。
先ほどから川人弁護士の方からもお話がありますように、拉致認定されるとされないでは、そりゃもう雲泥の差がございます。
まずですね。
一番びっくりいたしましたのは、4月25日にですね。
田中実さん拉致と言う方向で、夕方には記者会見があったわけですけれどね。
その翌日にはですね、早速と町村外務大臣のほうから、北京の北朝鮮の大使館を通じまして、日本でこのようにして田中実が拉致認定されたんだと。
ついてはと言うような形で、すぐに通告を致しております。

これ一つ取りましても、過去の中で私ども、繰り返し繰り返し内閣府に参りましたり、あるいは兵庫県警を通じまして、また様々な議会関係者を通じましてですね。
田中実の拉致をなんとか固有名詞を上げて取り上げてくれと、言うような事を繰り返しお願い申し上げておりました。
にも関らず、そのような成果は何一つございません。
その事一つとりましてもですね、いかに拉致認定がですね。
最終的には私たち、北朝鮮に拉致された日本人被害者を一日も早くこの国に取り戻す事でございます。
そのような大きな目標に対しましてですね。
極めて大きな力になる、また大きな利益に成るものと、いうことで今後ともですね。
私たちと共にこの古川さんの認定訴訟、何としても勝利の日まで、皆様方と共に闘っていただきますよう宜しくお願いいたします。
座ったままで失礼します。(拍手)

※川人弁護士
第一回から今回までも間に千葉で集会があったかと思うんですが、それをどなたかお話いただければ。
榎本さん、前回の千葉での集会の模様をお話いただければ。

★榎本さん(千葉商業高校卒業生 古川了子さん同窓生)
どのような形の話をしたらいいんでしょうか?
(川人弁護士)あの集会の模様などを。
あぁ、模様ですか。

榎本と申します。
私は古川了子さんと昭和48年に千葉商を卒業した同級生です。
ちょっと座らせてもらってすみません。
6月の25日ですね。
市原市で「古川了子さんを救う千葉集会」と言う位置付けでは第2回目。
第1回目は昨年のやはり6月26日ですが。
第2回目として地元である市原市民会館、こちらで開催させていただきました。

この時は、市原市の方で古川了子さんがまだ住民登録ですか。
まだされておりますので、市原市長の佐久間さんですね。
この方が非常に協力をしていただきまして、1回目の時にも確か来られていたと思いますが、その佐久間さんからまずご挨拶を頂きまして。
続きまして、ちょうど座り込みをされていてとても大変な時だったんですが、増元さんの方にも来ていただきまして、講演をお願いいたしました。
そしてあと今こちらにもおられます、真鍋専務理事に大町ルートということで千葉県での拉致被害者はこういう形でいるんだという話をしていただきまして。
そのあと若干の質疑応答と言うことがあった次第なんですが。

その時って言ったら良いんでしょうか。
あの、ちょっと主催者として若干心配しましたのは、昨年は千葉市民会館と言うことで千葉駅から歩いてそんなに遠くはない所。
今回は市原市と言うことで、市原市民会館、ちょっと交通ルートが若干不便でですね。
バスに乗っても15分程度かかるということで。
どれくらいの方がお出でいただけるか、若干不安だったんですけども、地元と言うこともあったかと思います。
あとここでとっても大きな力となっていただけましたのは、市原市役所とあと市原市の各自治会ですね。
町会、自治会。
こちらの方たちが、集会に関してのパンフを全部回していただけまして、そのような形でおよそ200人ほどだったでしょうか?
の人に集まっていただくことが出来ました。
ですからまぁ、地理的には不便な所だったんですが、集会としては自分で言うのも変ですが成功したのかなと思っております。
これも皆様のご協力の賜物と非常に感謝しております。

※川人弁護士
どうもありがとうございました。
そろそろ時間も押してきたんですが、なにか他に取り組みとかでご報告とか、今度こういうシンポジウムとか集会があるとか、そういうご案内はございますか?
よろしいでしょうか?
そうしましたら以上で今日の報告会を終わらせていただきます。
今後の取り組みに関しましてはまたお願いする事があるかもしれません。
よろしくお願い申し上げます。
どうも本日はありがとうございました。(拍手)

・・・報告会終了・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※8月16日 PM8:55 本文の一部を訂正しました。

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(6)05.8.4 東京弁護士会館にて

『特定失踪者ご家族の挨拶・他』

※川人博弁護士
今日ですね、特定失踪者家族の森本さん他上京していらっしゃいますので、ちょっとそれでは・・・

★生島馨子さん(生島孝子さん姉)
生島孝子の姉、馨子でございますよろしくお願いいたします。
(しばらく間をおいて、会場より「何か一言、二言」の声)
(少し戸惑い気味に)言っていいんですか?
前回もそうなんですが、非常に驚いていると言うか・・・怒り、が、ありますね。
あちらの被告側の答弁書の中に本件の訴えを却下する。
それを、突き破るのに私たち家族は、あのこの訴訟に何を、支援したらというか?
お助けしたらいいのか?・・・どういう事をすればいいのかと考えますけれど・・・とても分かりません。
私たちは何をしていったらいいんでしょうか?
教えていただきたいと思います。
よろしく・・・
(馨子さんのお言葉は、言葉を選びながら、しかし静かな怒りを感じさせるお話しぶりでした)

★森本美砂さん(山本美保さん妹)
山梨から来ました山本美保の妹の森本です。
今日は貴重な会議と言うか裁判に参加させていただいてありがとうございました。
私も本当に驚きまして、初めてのこととは言え、こんな対応をするのか?と。
で、本当にこの拉致問題、大きな問題に対して、いったいあの若造はどういう人なんだろうという思いでいました。
どこまでこの拉致問題を分かっている人が出てきたんだろうか?って感じで。
事が分かってる人が出てこないんじゃないか?という印象がありましたね。
皆棒読みで、まずどういう方が出頭したというか、裁判所が命令できないんでしょうか?と言う思いもありました。
川人先生のお話もありましたので、次回からは進展が出来るんだろうと思っておりますし、私たちも出来るだけ支援していきたいと思いますが、やはり物を申していかないと本当に摘まれてしまうと思いましたので、やはり恐れずに声を上げていかなければと思いました。
いろんな専門的な立場のご支援を頂きながら、私たちに出来る事を家族として出来ることをやっていきたいと思いますのでよろしくお願いたします。

★古川了子さんの妹さん(名前不明)
古川了子の妹でございます。
本日は皆様どうもありがとうございます。
弁護士の先生方にもご協力いただきましてご支援いただきまして本当にありがとうございます。
なんと御礼を申し上げて良いのか、胸が一杯でございます。
竹下の姉が本当にいろいろと手を尽くし話を進めてくれているのに私は何の手伝いも出来ないで、(この辺りから涙で声を詰まらせながらのお話)苦しい思いをしておりますけれども。
今日も裁判を見て、話が全く進展していないような気がしまして。
また次が2ヶ月先。
そのまた先はいったい何ヶ月先になるんだろうかと思うと。
母もかなり年をとって参りましたし、一日でも早く進展を、少しでも進展を、して欲しいと思っております。
皆様のご協力を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

※川人弁護士
今ご質問、あるいはご意見を頂いたんですけれども、裁判の支援と言う意味で具体的にどういうことを?というお話がありました。
この点に関してはですね。
弁護団の方としても調査会の方々と、また原告の方とよく相談をしていきたいと思います。
一般に裁判への支援と言う場合にですね。
普段の様々な取り組みとは別に、裁判所に向けた署名をしたり、あるいは裁判所の前での宣伝活動を法廷のある日にですね。
裁判官が出勤する頃に9時から10時くらいに裁判所の前でビラをまいたりとか。
そういうことをしたり裁判所に対する署名を出したり、そういうな事もやってる場合も少なからずあるわけですね。

何よりも傍聴の問題も大切なわけで。
何だかんだ言っても裁判長が他の事件にくらべれば、あれでもかなり言う方なんです。
そういうのはやっぱり傍聴者が席を埋めているという事が、裁判長にとって一番大きなな関心になってくるんですね。
今申しましたように署名とか含めてですね、裁判所自体に対するどういうような働きかけを皆様の支援を受けてするかは、今後よく相談をしてまた具体的にお願いする事があるかもしれませんがよろしくお願いしたいと思います。

それと今森本さんからお話がありましたんですが、我々としてはですね。
次回が10月ですけれど、なんとかペースを上げていきたいと思っております。
裁判所もですね・・・(マイクがシューシューと言う異常音を発し、一時中断)
何とかペースをですね、一層促進する上げていく。
これもいろんな角度から働きかけを進めたいと思いますし、先ほど申しましたようにこちら側の証人の申請とかをですね。
早い時期にどんどん行っていくとか。
あるいは先ほど安明進氏に一度見ていただくなんていうのも、あるいは裁判所に対して一番プレッシャーになるかもしれません。

それで国側で、ちなみにどういう人が出てきているか?と言う事なんですが、今日全部で9人いましたね?
でですね。
基本的に喋っていますのは証人検事(しょうにんけんじ:専門用語のため正確な文字不明)訟務検事(しょうむけんじ)と言いましてですね、要は国側の代理人を専門に仕事をしている人、なんです。
だから他にも国が被告になった裁判で登場する仕事っていう、それ専門の仕事があるんですね。
身分は法務省の職員と言う事なんですけど。
そういう人が司法に応対したり書面を書いたりしているわけです。
あとはそれぞれの各省庁、関連省庁から一人ずつ来ているんだと思います。
支援室とか、多分公安調査庁とか、それぞれ各省庁ごとに一人ずつみんな来ているんだと思います。

それでは他にご質問ご意見等ございましたらどうぞ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月16日 PM9:00本文の一部を訂正しました。

2005年08月15日

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(5)05.8.4 東京弁護士会館にて

『質疑応答』

※川人博弁護士
それではちょっとどうしましょうか。
ご質問ご意見をまずお伺いいたしましょうか?
ご意見ご質問等ありましたなら出していただきたいと思います。
あとは更に特定失踪者問題調査会の役員の方、各地から参加していただきましたのでもしありましたなら、適時ご質問ご意見をお願いいたします。

・・・以下質疑応答・・・

★質問者1
時事通信のヤマネと言います。
今日法廷は入って無いんであれなんですけども、次回までに国側は答弁するっていうふうな旨を言ってた・・・?

※回答 川人弁護士
一応ですね。
ハッキリ約束した事は何かと言うと、当たり前のことではあるんですけどもさっき私が申しましたように向こうが言ってることは、実際に話したじゃないかと。
拉致被害者として認定した場合とそうでない場合は明らかに、差別してるじゃないかと。
こういう別の扱いをしてるじゃないか、と言う事をこちらは証拠を出したわけですね。
で、これに対して当然のことながら国側としては反論、ですね。
こちらの言い分に対する反論があれば反論するということです。
もちろん向こうはやらなければならないし、必ずやると言ってます。

あと合わせてですね。
裁判所の方からも向こうに忠告があった訳ですが、それは本件の古川さんの問題に関してもですね。
それは段階論では無くですね。
今から当然裁判の当初から古川さんの事件に付いてもですね、どのように認識するのか?と。
言う事をあわせて政府はですね、言い分を明確にするべきだと申し上げているわけです。

この点に関しては、裁判長の方もそういう原告側の意向も汲んでできる限りやるように、というような趣旨の話で、その点について被告側がどこまで書いてくるかどうか、現時点では未知数ですね。
今日の法廷の雰囲気なんかも察して作戦を変えてですね、この古川さんの事件全体について政府の見解を出してくる可能性もあると思いますし。
依然としてその点については逃げるという可能性もまだあると思います。
そこはちょっと書面を見てみないと分からない。
いずれにしても、要は向こうは門前払いを求めているわけですね。
認定をするかしないかによって差は無いんだと言うことを言ってるわけですが、ここに関してはですね。
この論争事態はそう長くやる事じゃないですからね。
次回の論争でこの件については基本的に打ち切りとなると思うんですね。

今最高裁の方でも訴訟期限についてはうるさく言うようになってますので、地裁の裁判長もですね。
迅速な処理と言うことは頭の中にあると思いますんで、我々としてはまたこれから議論しますが、次回位からは証人申請とその準備に入っていくと。
ということでどんどん訴訟の進行状況をですね
早める為の準備なり裁判所に対するプレッシャーをやりたいと思ってます。

どうぞ記者の方もご質問等ありましたなら仰ってください。

・・・次の質問が無かった為、質疑応答はここで終わり・・・

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(4)05.8.4 東京弁護士会館にて

『その他弁護士の先生方の挨拶』

※川人弁護士
他の弁護団の方でもし・・・にげ(あるいは二瓶さんか?)さん、○○さん、○○さんとか・・・(一部名前を聞き取れず)

★にげ弁護士(漢字表記が不明の為カナで表記します)

にげです。
今日は皆様ご苦労様です。
普通ですね、答弁すると言うのはもっと素直にされればいいんですけれど、この事件はそういう点が特殊でありまして、中々答弁をしないと。
それもですね、前回からかなり経っているにも関わらず、また2ヵ月半くらいですかね。
それは裁判迅速法案という促進法案が出来て、裁判は一年くらいで解決すると、言うような事ですから。
我々弁護士がいつもですね。
すぐに出せということを、だいたい一ヶ月以内に書類は出せと、いう事で何時も裁判所に迫られていて大変与えられる仕事をしていると言うのが最近の実態ですね。
それに比べると、大変裁判所は国に対して甘いと、いうふうにそう感じます。

ただそう言ってもですね。
2ヵ月半も時間を与えたんですから、この次は同じような事をすればですね。
これは前科2犯みたいなものですから、2ヵ月半の中でまともなですね。
答弁をするように期待をしておりますし、またそういうプレッシャーをですね。
今日かかったんじゃないのかな?ということですので、次回が大変大事な法廷になるのではないか?と思いますのでひとつよろしくご協力の程をお願いいたします。(拍手)
以上です。

※川人弁護士
新たに今日加わった滝本先生。
滝本さん、ご存知のようにオウム真理教の坂本君の弁護をした方です。

★滝本太郎弁護士

北朝鮮は破壊的カルトの国家ですので、今日から法廷に出させて頂きました。
とにかく引き延ばしするのは北朝鮮だけで十分だと、日本まで引き延ばししてどうするんだと。(「その通り」の声)
法廷でも不規則発言をするのも、まだ今日は最初なので言うのもあれなので、もうちょっと声が時に出てますけど開廷直前まで出てますけども、よろしくお願いします。(拍手)

・・・・・・・・・・・・・
ご紹介の弁護士の先生の正確なお名前が不明です。
正しいお名前が分かり次第、訂正をしますのでご承知置き下さい。(8月16日 PM9:15)

2005年08月14日

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(3)05.8.4 東京弁護士会館にて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会会長の挨拶』

特定失踪者問題調査会の荒木でございます。
本日は皆様お忙しい所ご苦労様でございました。

私も法廷の事は良く分からないんですけれども、見ていると原告側代理人の顔つきにはですね。
自分達が無理していると見て取れる事が感じました。
この国側の論理は破綻しているわけですから、とにかくこの入り口だけでも入れないようにして押さえようと、そこに全ては尽きるのかな?と思っております。
今日の法廷弁論に関してはいろいろですね、プレシャーが原告側にかかったとは思いますけども。
我々の方も様々な形で、この法廷の外でですね。
この間も衆議院の委員会等々で質問をやってもらったりいたしましたが、更にその古川さんに関わる認定の問題を外からも突いていって全体を動かしていくようにしたいと、言うふうに思いました。

それからこれは弁護団とは実は相談していない、今ふと思いついたんですけれど、たとえば場合によっては将来証人として呼ぶ可能性のある安明進さんを、例えば一回傍聴してもらうなんていうのもどうかな?と、いうようなことも今ちょっと思いつきなんですが考えた次第でございます。
ともかくこれで全てを進めるための通過の訴訟でございますので、大事にしてこれから先も有効な手を打っていきたいと思います。
お願いします。(拍手)

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(2)05.8.4 東京弁護士会館にて

『竹下珠路さん(古川了子さんの姉)の挨拶』

竹下でございます。
本日は暑い中を、本当に皆さんお忙しい中を本当にありがとうございました。
私も分からないままに原告と言う席に座らせていただきましたが、前回からの被告からの答弁書というのを事前に読ませていただいた中で、ちっとも進まない国側の姿勢と言う物はいったい何なのだろうか?と言う思いを強くさせていただき、しかし、弁護士の先生方から強く求めていただいたと言う事が、とても前途に望みをかけさせていただきました。

今回、彼の国で北京で行われている6カ国協議と言う物も、日本政府は拉致も出すんだと言っていただいていたのに、なにかマスコミでうかがっている中で、だんだん拉致問題が後ろにしまい込まれてしまっているような感じがしてなりません。
また北朝鮮のペースにハマっているのかなぁ?と言うのが悲しくてなりませんけど。
私の妹を含めて本当に特定失踪者と呼ばれているたくさんの人たちを、国はどう対応するつもりなのか?
先延ばしする事はできないはずだと思いながら、何とか私たち、先生方の沢山の弁護士のご支援でこの裁判そのものを早く進める事によって、より多くの皆さんへの特定失踪者の方の解決への進展にも結びつくのではないか?と願っております。

私自身何をしていいのか?と、本当に何も出来ない事で歯がゆさでいっぱいなんですが、弁護士の先生方の強い態度に励まされている次第です。
そして皆様方の今後とも強い支援をお願いしたいと思っております。
ありがとうございます。(拍手)

古川了子さん第2回行政訴訟報告会(1)05.8.4 東京弁護士会館にて

『川人博弁護士による裁判報告』

今日はお疲れ様でございます。
傍聴してくれた人への報告及び支援の方への報告を兼ねて、合わせてマスメディアの方には記者会見を兼ねるような形で今から報告会を行いたいと思います。

弁護団の川人と申します。
今日は第2回目の法廷でございまして。
前回第1回目の後ですね、現在までに原告及び被告から証言が出されておりました。
原告の側からは証拠をですね、相当数出しました。
今日の法廷では前回から今日までの間に出された書面と証拠の内容を確認すると。
そして次回以降の(公判の)進め方についてやり取りが行われたと。

第1回の法廷に来ていただいた方はご記憶かと思うんですが。
結局ですね。
国は本件は門前払いをしてくださいと、こういうことを裁判所に言っているわけですね。
つまり裁判所でこの問題を審議するのは馴染まないと。
こういうのが被告側の態度なわけです。
そのように言って、従ってと言うことで、訴状で古川さんの失踪した経緯とか。
彼女を北朝鮮で目撃したと言う安明進さんの証言、こういったことについての被告側の見解は一切述べないと。
つまり安明進証言が信用できるか?信用できないか?
古川さんの失踪がどういう経過で行われたか?
そういう事については向こう側は一切見解を述べないと。
そういう異常な対応をしてきたわけであります。

被告側はその後も出してきた見解について同じような事を言ってきておりまして。
要はですね。
一切古川さんのことについては政府としての事実認識は述べないと。
そういう立場を現在まで続けております。
つまり裁判所で門前払いをしてもらいたい理由として、政府が拉致と認定した被害者についてもそれ以外の方についても、政府はやる事を一生懸命やっていると。 
ですから認定をするかしないかと言うことによってですね。
区別はしていない、同じように安否を確認する事はやっているんだと。
こういうことをガンと言って来た訳であります。
私どもは今日提出した書面ではですね。
法廷で外務省審議官が話をしましたが、政府の言ってる事はいかに実体に反しているかと言うことを述べました。
そしてその関連の事を証拠を提出しました。

まずですね、皆さんご存知の人もいるかもしれませんけど、順番に申し上げますと、拉致に被害者として認定されますとですね、ご家族に対しまして(拉致)認定しましたと言う通知の書面が届きます。
今回私どもの方が裁判所に提出しましたのは、田口八重子さんの分について飯塚繁雄さんから写しを頂いて提出いたしました。
平成15年1月6日付で「飯塚繁雄殿 内閣府拉致被害等支援担当室長」の通知ですね。
「北朝鮮当局によって拉致された被害者等に関する法律の第2条に規定する内閣総理大臣の認定について(通知)」とありまして、「平成15年1月6日付けで正規認定が行われましたので下記の通りお知らせします」
「拉致被害者の氏名・田口八重子 生年月日 本籍地」と書いてある。
このような認定の通知がですね。
拉致新法が平成の14年の12月に出来ましたので、翌年の1月に認定被害者のご家族に交付されています。
他のご家族の方についても聞いております。

でですね。
まずこういう通知を出すと。
それでですね、最近の田中実さんの例で言えばですね。
内閣総理大臣が今年の4月下旬に田中実さんについての被害者の認定を行いましたけれども、すぐに北京の大使館ルートで北朝鮮当局に彼の帰国の実現を要求しているわけです。
このように拉致の被害者として認定すると政府として外交ルートで北朝鮮に対して、その人の安否の確認、そして帰国させるようにという働きかけを行ってるわけですね。

そのことは首相官邸のHPにも明確に書いてありましてですね。
今日も読み上げましたけれども、新たな拉致被害者として認定される事案が出れば北朝鮮に対して働きかけをしていく所存であると。
というふうにハッキリと言っているわけです。
ですから首相官邸のHPに書いてあることとですね。
裁判所に出す書面が違っていると言う事はまずお粗末な話なんです。
わりやすく言いますとね。
そういう実態に合わない、普段自らが言ってる事と違ってることをですね。
裁判所で答弁をしていると言うのが実態でございます。

あとこの間私どももですね、具体的に認定がされた方の事についてどのような違いが生ずるかと言うことを様々に調べました。
例えば他にいえば国連にも働き掛けている問題があります。
国連の人権委員会にですね。
政府として書面を提出しております。
書面を提出するだけじゃなくてですね。
斎木審議官が、ジュネーブの方にですね。
何回も出かけて働きかけをしていると。
もちろん外務省が一環として取り組みが弱かったとして、支援者の方々のあるいは国民世論の批判がありまして、取り組むようになったという経緯があります。

いずれにしても外務省はですね、人権擁護委員会、国連に行ってもですね。
未認定の政府が認定していない人たちですね。
古川了子さんとかそういう人の名前は一切出していないわけなんですね。
あくまでも自分達が認定した15人だけですね、国連に対して働きかけをすると。
これも明確な事実です。
そういう関係で皆さんもお読みになったかと思いますが、飯塚繁雄さんが「妹」と言う本を書かれていますが、この中に飯塚さんが国連に行った時の思いなどを書かれていますけれども、こういう証拠も裁判所に提出してですね。
飯塚さんと一緒に外務省の斎木審議官の写真も写っているわけであります。

他にも例えば、今まで2回首脳会談がありまして実務者協議が確か3回あったんですね。
そうすると今までの首脳会談の2回と実務者協議3回に関してですね。
認定被害者の家族には非常に詳しい報告がされています。
それは家族の会を通じて行う場合もあれば直接連絡する場合もある。
政府の外務省の幹部などが直接訪ねて説明する事ももちろんあるわけです。
ところが竹下さん、あるいは他の方々ですね。
政府が認定していない被害者の家族の方々については、そのような詳しい説明あるいは手紙、そういう物は無いわけです。
こういう点でもですね。
報告の対応と言う点を見ても全然扱いが違うと言う事であります。
我々認定されていない方に対しても、もっともっと報告を説明をすべきだと考えますが。
今訴訟で問題になっていますのは、とにかく政府は認定をしてもしなくてもやる事はやっていると。
このまやかしを徹底して追及したいということであります。
その点をぜひですね、ご理解をいただきたい。

あとご存知のようについ先日ですね。
7月の28日に衆議院の拉致問題に関する特別委員会で安明進氏が証言を行いました。
これはすでにHPで全文出ております。
この中で古川さんの事についても繰り返し安明進氏は証言をしております。
例えば「工作員たちの専門病院であります、朝鮮労働党915連絡所で目撃した古川了子さん」と言う表現でですね。
何回も証言を繰り返しております。
日本政府がなぜ拉致被害者として認めないのか?ということについて「大変残念である」と。
古川さんや加藤久美子さん、あるいは寺越さんについてですね。
こういう方々について、彼は加藤久美子さんについても目撃をしているわけですが、「ハッキリしているにも関わらずなぜ認定しないのか?非常に残念だ」と言う事を彼は国会でも答弁をいたしました。
この経過についても裁判所の方に書類その他で提出をしまして、今日意見を申し上げたと言う事でございます。

今日はですね。
裁判所の方もですね。
前回よりある程度記録なども読んでおられたんだと思いますが、第1回に比べれば裁判長の訴訟意識の方も少し良くなったかな?思っております。
こちらの方としてはとにかく本件の全体についてですね。
早く国側が答弁するようにと、強く言ったわけですけども。
裁判長も、何回か良く似た趣旨の話を被告人側の代理人に言いました。
最後日にちが2ヶ月先で、先ほど誰かが「何で2ヶ月先なの?選挙があるから?」と言っておられましたが、多分そうじゃなくてですね。
夏休みがあるからと、彼らにとってですね。
そしてもう一つはおそらく言ってましたように、省庁間のすりあわせをするのに多分時間がかかると言う事かと思います。

こちら側としましてはぜひ迅速に実態的な審議にはいるように働きかけを強めたいと思います。
次回が10月の20日午後1時半という事になりました。
歯がゆい気持ちになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひですね。
次回も多くの方々が参加していただき、この裁判を支援していただきたいと言う事でお願い申し上げます。
私の方から、まず以上報告いたします。
どうもありがとうございました。(拍手)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このエントリーのテキストを起すにあたり、原良一氏より一部音源の提供を頂きました。
この場をお借りして原氏のご好意に御礼を申し上げます。

「小泉流・まやかしの術」へのまとめレス

本日も大勢様のご訪問を頂きありがとうございます。

やはりヒットラーと言う例えを持ち出した事は、“小泉信者”の琴線をいたく刺激しましたかね?
中々発言の真意が通じていないようで、困った物だと感じていますが。
まぁ私の文章力が小学生レベルであると言う所が、真意が通じない根本的な原因なのでしょう。
必要以上に読解力を求めるエントリーばかり綴っていて申し訳ありませんでしたね。
でも当Blogは素人の素朴な疑問を素朴に綴るBlogなのです。
そこらへんはご承知の上、文章の足らざる所は補ってお読みいただけると大変ありがたいのですが?
わがままを言って申し訳ありませんが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。<(_ _)>

ともかくも・・・本日のエントリーは何だか議論が炸裂してます。
ひとりひとりレスを返したいのですが限りなく長くなりそうですし議論も錯綜してますので、私も思うところを一まとめに綴らせていただきます。
そして本日も例によって長くなりましたので、新エントリーとしてアップさせていただきます。
悪しからず・・・


さて民主主義は独裁主義とは違います。
少数意見も尊重されなければならないのは民主主義の基本。
しかし議論が拮抗した場合、結論を出すには多数決で答えを出さねばならない場面もあります。
参議院では多数決の結果、郵政民営化は否決されました。
反対派の雑多な思惑があったとはいえ、これも民主主義のひとつの結果です。
である以上現実問題としては、法案を通す為に郵政問題は継続審議とし、言を尽くして参議院を説得し成立を図るという選択肢もあったはず。

いくら"合法的”とはいえ、その手段をハナから放棄して衆議院を解散に及ぶのはやはり暴挙ではないのでしょうか?
確かに今度の解散劇、解散権は総理の権限の一つですから、小泉さんは何の憲法違反をしているわけでもありません。
しかし「小泉は憲法違反をしているわけではない」「自民党をぶっ壊すという公約を護っているだけ」という狭い視野で思考をとめてしまい、種々の問題点に考えが及ばないのは愚かであると私はいいたいのです。

実際問題、いくら“刺客”を放って賛成派勝利の結果を勝ち取ったとしても、参議院の体制は変わらないのです。
小泉さんはいったいどうやって民営化法案の参議院通過を狙うのか?
怒りに任せた解散劇はたんなる意趣返しではないか?と言う批判を受けたくないのならばですね。
今度の解散劇を賛美した方、選挙後の展望はどうするのか?
どうやって法案の参議院通過を図るのか?
ぜひ答えを教えて欲しい。

法案を成立させる手段は解散総選挙しかなかったのか?
継続審議にして参議院を説得するという手段をどうしてハナから放棄したのか?
この疑問に関して小泉総理も小泉支持者も何も応えてはくれませんね?
言を尽くして参議院を説得するのは自民党の古い体質だから必要ないとでも?
ここに小泉一流の論理のすり替えがあることにどうして気が付かないんでしょうね。
「話し合いと言う名の問題の先送り」は確かに私も良しとはしませんが。
しかしハナから話し合いを拒否して強権的行為に及ぶ今度の解散劇が正義だと言うのも、また極端な話です。
暴論に過ぎると私は思います。

政治は結果がでて何ぼの世界、と言う側面もある。
様々な案件について政治家が一生懸命取り組むのは当然の事です。
それが彼らの仕事なのだから。
郵政民営化は大山鳴動はしたけれど、結局結果はでていない。
結果がでなかったのはひとえに反対派だけの失態と言い募るのは少しばかり強引に過ぎる。
しかしこの局面で選挙と言う強硬手段に打って出れば、反対派を十派一からげに悪役に仕立て上げることはできる。
自分の言の足りなさ加減を選挙と言う煙幕でごまかす事も出来る。
いやいや小泉さん、実に天晴れですね・・・というのが今のところの私の小泉評です。


それと話が拉致問題にも展開しておりますのでこちらも思うところを一言。

拉致問題が解決しない原因のひとつに戦後日本に蔓延る無責任主義があるかと思います。
自分さえ良ければ人のことなどどうでも良い、人の痛みなど知った事ではない。
そういう自己中心的な人間がまだまだ日本の世論の大勢を占めるのが現実であろうと思います。
残念なことですが。

小泉さんが拉致問題に熱心でないのは、当人の資質の問題もありましょうが、山下様ご指摘のように

>小泉さんの支持基盤は、メディアであり世論なのです。
>党内派閥の調整で生まれた政権では有りません。
>メディア受け、「世論受け」しない行為はしません。

>拉致問題が不調なのは、日本が、拉致問題というもの、ひいては領土問題、靖国問題、教科書問題、歴史認識etc全てにおいて、「謝っておけば無事に事が収まるんだ」「大人の解決をせよ」「ギクシャクした関係になっていいのか」「一歩引いて置けば良いんだ」「ここは、沈静化するまで黙って忍ぶ」「友好関係を強化すれば、対立はなくなる」etc
このような日本流外交の結実でしかない。

という一面に尽きるかと私も思います。
要するに、小泉総理の高支持率の背景にはですね。
拉致問題の解決は望んでいるし、被害者家族の気持ちも分かるし、一日も早く被害者が帰国できれば良いと思いつつですね。
一方で問題解決の過程で自分の身に火の粉がかかるのは御免被ると言う、一般国民の自己保身の力学が働いているからではないのか?と思うのですね。
そこは・・・捨てHNにはレスをしないと言った前言を一時的に撤回しますが・・・通りすがりさんが皮肉たっぷりに指摘したとおりなんだと思う。

しかしだからと言って、何もしない何も出来ないとこのまま立ち止まっているだけで良いのか?
国民の生命と財産を守るのは国家の努め、総理の務め。
そのために出来る事は沢山あるはず。
スパイ防止法の制定とか、日本版北朝鮮人権法の制定とか。
また、いざと言う時被害者救出の為に出動できる能力と装備を備えているのは、日本の場合自衛隊を置いて他にありません。
であるならば、万が一の時に自衛隊を機能的に動かせるよう、法の整備(憲法改正、あるいはそれに準ずる物)を整えるのも総理の仕事のはずでしょう。
しかしながら総理は拉致に関しては徹底して動こうとはしません。
特定失踪者の調査ひとつとっても、これは本来国が取り組むべき仕事のはず。
何が悲しくて貧乏所帯の一民間団体が、細々と調査活動をしなければならないのか?

拉致問題は決して他人事では無い。
そして拉致は今も現在進行形のテロ行為であることを、まさか知らない人はいないと思いますが。
明日の被害者はあなたかもしれない。
あなたの家族かもしれない、友人かもしれない。
それでも他人の事は知らん振りと?
自分の身さえ安泰であれば、今も囚われの被害者の痛みなど知った事ではないと?
核やミサイルが飛んできて、あるいは北の工作員によるテロ行為で犠牲者が出るのは困る。
だから日本は残りの被害者の事など一切見捨てておけば良いのだ・・・
そうですね、包み隠さず本音を晒さねば、真の議論は出来ませんね。
その意味でこの勇気あるご発言には感謝申し上げねばなりますまい。

では私のほうからも一言宜しいでしょうか?
自己中心的な考えを持つ人が少なからずいるのが現代日本の現実でしょう。
自分さえ良ければ他人の痛みなどどうでも良いと思っているそこのあなた。
ではもしもあなたが拉致されたとして、日本政府は金輪際あなたの救出の為に動かなくともよいのですね?
日本の平和の為なら自分ひとりくらい犠牲になるのも覚悟しますと、だから救出活動など無用ですと、あなたはハッキリ宣言するのですね?
まさか自分だけは絶対に拉致されないなどと、根拠の無い自信の下に、かような暴言吐いているのではありませんよね。
そういう覚悟の上で被害者を見捨てよ、と主張するならまだ聞く耳を持てる。
かなり腹立たしいけれどね。
しかしその覚悟も無いままに、ただただ自分の保身ばかりを言い募り、被害者救出の為の策を練ることさえしないのであれば、それこそが無責任主義の極みではないのか?

結局の所、今の日本が真に改革するべきは郵政などではなく、この戦後日本に蔓延る無責任主義なんだと私は思います。
posted by ぴろん at 02:06| Comment(14) | TrackBack(1) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月12日

小泉流・まやかしの術

怒濤の解散劇から早4日経ちました。
皆様、少しは落ち着きを取り戻されましたでしょうか?

物事を判断する際に、冷静さを失わない事・広い視野を持つ事は大切な事だと常々私は考えております。
その意味で、今回の解散劇。
小泉さんのまやかしの術にまかれて、我を見失っている人の何と多い事か?
何とも情けなく、やり切れぬ思いでこの数日を過ごして参りました。

くどいようですが、今回の選挙。
郵政の賛否だけで候補者を選ぶのは愚か者の行為だと存じます。
単純直線思考は危険な思考法。
何度も言いますが、日本が抱える問題は郵政だけでは無い。
国民の大多数が関心を寄せる問題も郵政では無い。
ではなぜに?小泉さんは郵政にばかり、こうもこだわるのか?

むろん郵政民営化が彼のライフワークであり、政治家生命をかけた重要案件であることは間違いがありません。
小泉さんがなりふり構わず郵政!郵政!と成り騒ぐのはある意味仕方の無いことです。
総理の座と言う権力を使ってでも、郵政の賛否で候補者を振り分け、選挙の態勢を郵政一色に持っていくのも彼一流の戦略といえば言えるでしょう。

しかし、国民の側まで小泉さんの思惑に乗る必要性があるのかどうか?
私が関心を寄せる拉致問題を始め、年金や財政、医療、教育、憲法改正問題と、国政の是非を問わねばならない案件は郵政以外にも山ほどあるのです。
今回の選挙で候補者を選ぶ場合、有権者の投票行為としては郵政以外の広い案件についてもその是非を良く精査する必要があります。
例え郵政反対派であってもこれは国政に送らねばならない重要な人物であると判断したら、恐れることなくその人に一票投じるべきだとも思います。

投票行為の是非を問う手段として、小泉さんの総理在任中の功績を改めて精査する事も必要でしょう。
拉致問題への取り組みはどうか?
道路公団改革の成果は満足できる物だったか?
年金改革、財政改革の取り組みはどうだったか?
郵政以外のこれらの案件についても小泉さんの成果の是非を判断する必要はあると思います。
小泉さんのこれら諸問題の取り組みは、果たして国民の満足のいくレベルだったでしょうか?
そういう事も選挙の際の判断基準にするべきです。

しかし、小泉さんは今回の選挙の争点を必要以上に郵政にこだわろうとしています。
なぜなのか?
穿った見方をすれば、小泉さん。
郵政以外の諸問題の失策を国民の目からごまかすため、郵政解散劇という煙幕を張ったのではないか?とも思われるのですけどね。
前代未聞、自爆テロとも言われる今度の解散。
小泉さんの思惑通り、世論は郵政!郵政!で蜂を突いた様な大騒ぎ。
悪いのは郵政民営化に反対した議員で、小泉さん自身は改革を推し進める勇者、といったレッテル付けに見事に大成功しましたではありませんか?
その事に何の疑問も違和感も皆様はお感じにはならないのでしょうか?

でもね、冷静になって反対派のいう事にも耳を傾けてみて御覧なさいって。
民主党の言い分を聞いて御覧なさいって。
小泉のまやかしという煙幕を外して聞けば、彼らの言い分にも一理はあると思いますよ?
小泉さんの剣幕に押されて彼らの印象は総じて地味であるのは否めませんがね。
それなのになぜなのでしょうか?
小泉の言う事だけが正論で、それ以外の論は邪道である、という偏った思考にばかり流されてしまうのでしょうね???

むろん私は郵政反対派の全てを擁護するつもりはありません。
民主党を支持する気持ちもありません。
しかし、では小泉さんの言い分が全て正論か?と言えば、決してそうだとはどうしても思えない。
何が何でも「郵政賛否を問う総選挙」という体制に持ち込んでいくその様相は、執念を通り越してなにやら異様な気配までをも感じるのですけれど。
まぁ、こういうことを書くとまた“小泉信者”の方々からご批判の声を頂戴する事になるのでしょうか?
小泉さんは良い事をやろうとしているんです!それがわからないんですか?とか。
なんであなたはこうも感情的に小泉さんの人格攻撃をするんですか?とかね。(笑)

それでも私は主張します。
物事を判断する際に、冷静さを失わない事・広い視野を持つ事は大切な事だと。
小泉さん一流のまやかしにまかれて、視野を狭め思考を停止するのは愚かな事ではないのか?と。


それから当Blogの運営基準についてちょっとお話させてください。
こちらでは、議論に臨む際の基本的な礼儀をきちんと弁えてくだされば、異論反論の類を問答無用で追放する事はいたしません。
冷静に真摯な気持ちで、建設的な議論を積み上げる事を私は望んでおります。
しかしですね。
前々回のエントリー「目的が手段を正当化するの愚」に寄せられたコメントにはなぜか、名無しの権兵衛さんが3人もいらしたのですよね。

私は当Blogの管理人。
逃げも隠れもいたしませんし、Blogを閉鎖でもしない限り逃げも隠れも出来ないのです。
Blogに自分の思うところを綴るという作業は、言わば己の腹の内を、顔も知らない名も無き大衆に向かって晒すようなもの。
ご自分でBlogなり日記なりを運営している方ならお分かりと思いますが、これって結構度胸と覚悟がいるものなのですよ?
その私の覚悟に対し、名前も名乗らず意見だけを書き置いていく事がどんなに失礼な行為か?
私からの反論を恐れるのか?逆襲を恐れるのか?分かりませんがね。
名も名乗らず意見のみを述べるというのは己の身を安全圏において、人をいたぶるに等しい行為ではないか?と感じます。
それは自分の意見に責任を持ち、真摯な気持ちで議論に臨む者の態度としては、いかがなものかと思うのですね。

そこで今後はですね。
当Blogの運営方針としましては、どんなに真摯なご意見であっても、名無しの権兵衛さんや明らかに捨てHNと分かるコメントには一切レスをつけない事とします。
当Blogのエントリーに対しご意見のある方は、まず始めにキッチリとお名前を名乗ってください。
それが真摯な議論に臨む者の誠意であると当Blogは考え、今後の運営方針と致しますので悪しからず。
posted by ぴろん at 21:11| Comment(36) | TrackBack(1) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「目的が手段を正当化するの愚」へのまとめレス

ご訪問の皆様、弱小Blogには珍しくたくさんのコメントありがとうございます。
頂いたコメントにレスをつけていたら思わぬ長さとなりまして。
長すぎるのが良くないのかコメント欄にどうしても書き込めないので新エントリーとしてアップします。
本日ここを初めてお尋ねの方は前回のエントリー「目的が手段を正当化するの愚」をお読みになってからここを御覧下さいませ<(_ _)>

?様
>郵政のことしか考えてないってわかったうえで
総裁に選んでおいていざ法案を通そうとすると
必死で反対なんておかしいでしょ

はい、その通りですね。
反対論者の読みの甘さ、狼狽振りには目を覆うばかりです。
彼らが狼狽すればするほど、小泉さんの株が上がる一方。
それを防ぐ意味でも反対論者側にも毅然とした態度を示して欲しかったなぁ、と。
あの狼狽振りを晒した時点で小泉さんに完全に一歩負けてますよね。
テレビ的にも印象悪すぎ。
小泉さんはここ一発と言うときの世論のアピールのうまさにかけては天才的な勘が働く人ですから。
ハナから勝負あったり、と言う印象はありますね。
小泉さんと言う人は一度やるといったら周りが何を言っても聞き入れず、良くも悪くも自分の信念を押し通す人ですから。
そこの所の反対派の読みの甘さは弁明の余地無し。

しかし逆の見方をすれば小泉さんの側も、自分の総裁就任=郵政民営化支持でないことは自覚していたはず。
自説の郵政民営化を通そうと思うなら、党内の反対派を言を尽くして説得する必要はあったはず。
それを力一辺倒で押して押して押し捲り、では反発買うのも止むを得ないのではないか?と。
私に言わせたら今度の混乱劇、反対派も小泉さんもレベルの悪さはどっちもどっち、と思うんですけどね。
事前の詰めをもう少し真摯に取り組んでおけば、解散と言う事態には追い込まれずに済んだかも知れない。
選挙を一回行う費用は100億単位のお金がいるのですから。
郵政がどうでも良いとは言わないけれど、今この時期にこの程度の理由で解散総選挙とは、税金の無駄遣いと言う点一つ考えても釈然としない物を感じます。

ポコ様
>やらないよりずっといいじゃないですか。あなたは、すべて100点じゃなければダメだというのですか。100点取れなきゃその場に留まっていろというのでは、ほとんどの人は進級できませんよ。

100点満点じゃなきゃ駄目だなんて私は一言も言ってませんよ?
歴代政権が手付かずの問題に着手した事は私も素直に評価しています。
しかし期待通りの結果がでたかどうかといえば、及第点にはるかに及ばない。
その現状を考えるに、諸手をあげて小泉賛美するほどの結果がでているのかといえば答えはNOだと思う。
その程度のことでここまでお祭り騒ぎで小泉さんを賛美する気には私はなれない。
やるならもうちょっと結果を出して欲しいと思っているだけのことです。

?様 
再び名無しさんですか?
コメントくださるのなら出来ればHNは入れてほしいですね。
名無しさんが多いとレスをつけるのにこっちも混乱する・・・

解散をすることが悪いといっているのじゃありません。
今このタイミングで解散する必要が本当にあるのか?と言う疑問を感じているのです。
それと郵政反対=抵抗勢力と単純化するのは、物事の考え方として大変危険があると思います。
むろん、党議拘束を破ることは議員としてあるまじき行為とは思いますが、上のもう一人の?様のレスにも書きましたが、だからといって小泉さんの側に何の落ち度も無いといえるのですか?
私はむしろその点をお聞きしたい。
かつてのように「話し合いと言う名の問題の先送り」は私も良しとはしません。
けれどだからといって今回のように話し合いそのものをハナから否定したような小泉さんの今度のやり方を支持する気にもなれません。
悪いのは全て郵政反対派で小泉さんには何の問題も無いと?
小泉は善、反対派は悪。
本当にその色分けは正しいのですか?
小泉さん側の主張のみに耳を傾けて物事の色わけをすることに、何の違和感も感じない人がいることが恐ろしいと思う。

匿名一号様
>「不毛な小泉信者の攻撃」と切り捨てる前に・・・

アハハ、そんな失礼な事はしませんよ。
私はただただ小泉さんの短慮にはあきれておるのです。

私が思う問題の第一。
他の審議中の案件はこの解散劇のとばっちりを受けて軒並み廃案となりました。
国会会期末まで残り数日。
せめて会期末まで解散を待って、他の法案の成立を見届けてから解散に打って出ても良かったのでは?
それくらいの配慮が無くて総理の責任を果たしたとはいえないと思う。
廃案された案件がもたらす政治空白について小泉を賛美する人は一切触れず。
無責任と言うか、視野が届いていないというか。

第二。
この郵政法案、衆議院は可決で参議院が否決でした。
参議院の否決を受けて衆議院解散はとばっちりだし、選挙で郵政賛成派が思惑通り大勢を占めたとして、参議院の体制は変わらないのです。
結局法案を通すには参議院を「言葉で説得」しなければならない。
ならば何も解散に打って出なくとも、今ここで「言葉による説得」を試みても良かったのではないか?
それらの努力は何もせず、問答無用で解散とは、怒りに任せての意趣返しと取られても仕方の無い側面もあると思う。

第三。
郵政だけを争点にして国民の信を問うという選挙体制作りそのものが、すでに欺瞞だと思う。
国政が取り組むべき問題点は郵政ばかりではない。
しかも国民の大多数が関心を持つ案件は郵政ではない。
それなのに郵政ばかりに問題を振り向け、他の案件は蔑ろでは、真の意味で国民の信を問う事はできません。
それとも今度の選挙、財政だの年金だの拉致問題だのはどうでもいい、ともかく郵政だけで賛否を判断しろと、小泉さんは国民に迫るつもりでしょうか?
そういう狭い発想事態が傲慢だと私は思う。
小泉さんの解散劇にしびれてしまい、郵政郵政とお祭り騒ぎすることは、そのまま小泉さんの思惑に乗せられて踊らされている事。
それに気が付かないで視野の狭さは、問題と思う。

挽回様
>私はぴろんさんが座り込みで反論なさった時は正直気分悪くなりました

そうでしたか?
まぁ、私の座り込み慎重論は確かに少数意見でしたしね。
でも私は一連のあのエントリーを上げた事に今でも全く後悔の気持ちはありません。
世の中ひとつの考えばかりに凝り固まって、一直線に進んでしまう事の方がはるかに危険で危ない事ですから。
異論反論をあえて投げ掛ける事も、全うな世論形成のためには必要不可欠なことだと思っていますので。

今回の解散劇を受けての小泉賛美の嵐もそうです。
小泉賛美派の人の言い分はいちいち最もで、なるほどと思う部分も多々あるんですよ?
でも郵政ひとつばかりに視点が行ってしまって、たとえば小泉さんの5.22の失策は、すっかりどこかへ飛んでしまっている。
拉致問題に関心を持つ者としましては、あの失策を棚上げにして、今回の郵政解散劇だけを見て小泉万歳と、賛美の声を上げる気にはなれませんね。
今回の解散を独裁と呼ぶか、強力なリーダーシップと取るかは人により様々でしょう。
しかし少なくとも拉致に関して小泉さんはここまでの力を発揮したことは無い。
どうしても私が彼に向ける視線は冷ややかに成らざるを得ないのです。

山下様
>小泉首相の強さは、こういう普段政治とは関係ない人たちを興奮状態に持ち込んでしまうことなんだろうな・・・

>この異様な興奮状態の中では、何を言っても無駄でしょうね。
>同時に、この異様な興奮状態こそが、ヒトラー「っぽさ」であり、その興奮状態への違和感なんですね

山下様が一番私の言いたいことの真意を汲んで下さっているのかな?
確かに今は小泉さんの勢いに蹴倒されて興奮状態。
何を言っても聞く耳を持てないというか理解が出来にくいというか、そういう状況である事はまちがいないのでしょう。
ヒットラーを例えに出す事には躊躇もあったのですが、これくらいの例えを引っ張ってこない事には今の異様な興奮状態の危うさを表現できないと思ったので。
まぁ、一週間なり10日なり経って、少し落ち着きを取り戻した頃、もう一度このエントリーを読んで欲しいものですね。
私の言わんとすることを少しでも理解してもらえたら嬉しいのですけれど・・・

>ということで、皆さん
ココは一致団結して偉大なるアーリア人の敵、ユダヤ人を殲滅しましょう。

でも山下様、この一言はちょっと頂けませんね。
こういう発言は煽りと誤解を招きます。
私はユダヤ人を殲滅せよという主張をしたつもりはありません。
このコメントだけは私も受け入れられません。
出来れば撤回をお願いいたします。

oxygen様
言葉がヨレてますか?
すみません、なるべく理性的に書いたつもりですけど、多少は頭に血が上っている所もあったかもしれません。

いずれにせよ利権政治家と売国政治家は国政の場からお引取り願いたい。
私が望むのは売国でも利権でもない全うな保守政権の樹立ですので。
ただし今回の小泉総理の強権的なやり方に諸手をあげて賛同する気にはなれません。
むろん今までのような談合とか裏取引のような「話し合い」では民主主義の体をなしませんし、そんな話し合いなら私もお断りです。
さりながら今回の解散劇は、ハナから話し合いの段階をすっ飛ばして、力一辺倒。
この小泉総理の一連のやり方には疑問を感じます。
今までのもたれあい自民のやり方には賛同しませんが、今回は極端から極端に走っていると言う点で、どうも私の中には違和感がある。
本当に今の小泉流のやり方を公認していて宜しいの?と言う素朴な疑問を感じてのエントリーです。
今回はたまたま問題が郵政なので、手法の問題点が見え難いのでしょうけれど・・・ね。

のぶ様
>自民党をぶっ壊す・郵政民営化・全部言ったとおりの
ことをしようとしているだけではないですか。

そうですね、仰るとおり。
そして拉致問題に関しても冷淡の一言で、小泉さんは徹頭徹尾一貫しておりますね。

小泉総理の総括は郵政問題だけでは括れません。
郵政だけをみて、今回の解散劇をどう評価するか?といえば、私もそれなりにプラスの評価ですよ。
あれくらいの勢いが無ければ自民党の古い体質を壊せない。
仰るとおりです。

しかし国政は郵政だけではないのです。
財政・年金は手を付けたとはいえ結果として中途半端。
道路公団問題も然りです。
そして一番重要な拉致問題はすでにたな晒しの状態。
これら全てを総合して考えるに、今回郵政で少しばかり迫力のあるところを見せてくれたからと言って、小泉万歳と拍手喝采を送る気にはなれないのです。

それと郵政だけでここまで盛り上がってしまっている世論の動向にも違和感を感じます。
熱に浮かされてまるで他の問題が見えていないかのようで。
今回は小泉さんの煽りの上手さに国民の多くがすっかり首までハマってしまっている。
それはカルトの手法やヒットラーの独裁の手法に通じるものがありはしないか?
是々非々の判断力を失い、小泉さんに盲目状態になることはちょっと危なくはないですか?というのがこのエントリーを書いた私の趣旨なのですが。

とんぼの国様
拉致問題に関わる人のなかでは小泉さんの評判は総体的に宜しく無いでしょうね。
もちろん人により意見の相違はあるでしょうから、拉致に関心がある人の中でも小泉支持と言う人もいるでしょうが。
私の感覚では不支持の方が多いのではないでしょうか?

拉致を中心に考えた場合、小泉支持はありえない選択肢ですね。
安倍さんのように拉致問題に熱心な政治家が総理の座についてくれる事を望みますが、今度の選挙の展開を考えるに、すぐに安倍政権樹立の芽は少なそうですし。
頭の痛いところです。

しかし民主が政権とった場合は、今よりはるかに拉致に対して冷淡になることは間違いないでしょうからね。
何しろ党首の岡田氏からして、親北的な発言ばかりを繰り出してますから。
拉致を中心に投票先を考えても民主はありえない。
となると小泉さんがいくら気に入らなくても現状維持がベターな選択、と言うことでやはり比例区は自民党に一票、という事になるのか・・・?
悩みは大きいです。
欲を言えば、小泉さん。
郵政で公認・非公認の踏み絵をするのではなく、拉致で候補者の振り分けをして欲しいというのが、偽りの無い私の本音という事になりますでしょうか?

うさぎ様
うさぎ様には何も申し上げる事はございません(笑)
自分でもこのエントリーは少し過激かな?とは思いましたがね。
私の発言の真意を、分かる人には分かってもらえる物と信じます。

>私が拉致被害者救出活動をしているのは、拉致被害者を助けるためだけでなく、自分があんなテロリスト国家に拉致されたくないからです。

うさぎ様のご意見に同意。

>日本は言論の自由のあるいい国ですね。本当に誰が何を言ってもいいのですから。帰してと心から血を流して叫び続けている拉致被害者の声なき声に心の耳で聞く優しさを小泉さんに是非持って頂きたいものです。

更に同意。激しく同意。

もう一度挽回様

>ぴろんさんは拉致問題を盛り上げる為に自分を変えたのかなーなんて感じました。

私は自分を変えたつもりはありませんし、拉致を盛り上げる為にこの解散劇について取り上げたわけでもありません。

拉致問題を解決する為には日本政府トップの強いリーダーシップが絶対に必要です。
しかし小泉さんはなぜか拉致問題には冷淡です。
けれど今回郵政では衆院を解散するほどの勢いを見せてくれました。
やれば出来るんじゃない!
どこかの高校の校歌の歌詞じゃないですけれど。(笑)
これが率直に言って今度の解散劇を受けての私の感想ですね。

この勢いをどうか拉致にも少し振り向けて欲しいものです。
思う事はそれだけです。

?様
またまた名無しさんですか?
できればHNをお願いしたいですね。
責任ある議論をするためにも。

>そちらの方々の小泉首相への人格的感情的攻撃は凄まじいですね。そんなに顔を真っ赤にして、興奮しないでくださいよ(笑)
>もうちょっと冷静に議論されたらいかがですか?怒り狂って小泉首相に罵声を浴びせたところで、拉致被害者の方々は帰ってこないですよ。

そんなに真っ赤にして興奮しているつもりはありませんけどね。
小泉総理に罵声を浴びせた所で被害者は帰ってはきませんが、黙って小泉さんのやり口を眺めていても被害者は帰ってきませんので。
郵政に向ける情熱の半分でも拉致に振り向けて欲しいと願うのは悪い事ですか?
それと私は小泉さんの人格攻撃をしているつもりはありませんがね。
総理のやり方に疑問を感じたから自分の意見を表明しただけの事、それを人格攻撃と括るのも狭い視野では?と思いますけど。

>あんまり興奮されると小泉信者(?)からますます冷淡に見られるだけだと思いますが?

小泉信者から冷淡に見られても私は一向に構いません。
私もある意味小泉信者を冷淡に見てますので、これはお互い様かと。(笑)
どちらが狭い視野で物を言っているのかは、ここを黙ってROMする人がそれぞれご判断くだされば宜しいでしょう。
posted by ぴろん at 02:08| Comment(5) | TrackBack(0) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

目的が手段を正当化するの愚

何とかと何とかは紙一重と俗に申します。
狂人には良くも悪くも人を引き付けて離さない魅力を持つ人が多いと言いますね。
実際、独裁者とかカルトの教祖と呼ばれる人の中に、このタイプは結構多い。
歴史を振り返ってもそうですよね。
ヒットラーとか、最近ではオウム真理教の教祖・麻原とか。
なんであんなまやかしに騙されてしまうの?と後で冷静になって考えれば分かるのですが。
その渦中にいて熱に浮かされている時は、周りが何を言っても聞き入れないし、自分でもカルトの罠にハマっている事に全く気が付かない。

カルトの特徴的な思考回路は「目的は手段を正当化する」と言う点にあります。
それと物事をなるべく単純化し、複雑な思考をさせないというのがあるそうですね。
誰だって普通の常識を持ち合わせていれば、人殺しはいけない事、と言う倫理観を持ってますよね?
ところが勧誘相手を世間から隔離し、睡眠を奪い、食事を奪い、自由を奪い、時間を奪い、体力も精神力もギリギリのところに追い込んで、難しい事を考える余力がなくなったところでカルトの思想を吹き込む。
そういう状況に追い込まれると、人間というのはあっさりカルトの手中に陥落するらしいですね。
世界平和のためとか、人類の繁栄のためとかもっともらしい理屈を持ち出して、目的の達成を阻む者は殺しても構わない、というふうに逆転の思想を吹き込むんですね。
そうなると人はマインドコントロールの罠に一直線、というわけです。


ちょっと前置きが長くなりました・・・
今回の衆議院解散劇。
例えば小泉クンをヒットラーに、郵政民営化をユダヤ人殲滅に置き換えてみたらどうでしょう?
それでもあなたはヒットラーに対し賛同の拍手を送りますか?
ヒットラーの暴走を止める手段が無い事にあなたは恐怖心を抱かないのでしょうか?
力こそ正義、という小泉クンのやり方は本当に正しい手法なのでしょうか?
小泉総理には狂人にありがちな悪しき魅力が溢れていると、常々私は感じています。
その魅力に取り込まれ、視野狭窄の罠にハマっていることに気が付かない人がたくさんいるとも感じます。

あのですね。
目的が手段を正当化する、と言う行為は非常に恐ろしいものなんです。
今回はたまたま目的が郵政民営化で、常識の枠を外れるようなトンデモな代物じゃないから分かりにくいだけのこと。
目的が正しければ、そこへいたる手段はどんな手を使っても良いというのは、一歩間違えれば独裁やカルトに通じる危険な思考なのです。

しかしネットを一回りすると、この思考の罠に何の疑問も感じないまま、あっさりとハマっている人が実に多い。
郵政民営化に賛成で、この法案をどうしても成立させたいと言う思いが強すぎる余りですね。
そこにいたる手段に過ちがあることに気が付かない愚かさ。
実に情けない話ですね。

そもそも今度の郵政民営化は本当に正しい法案なのでしょうか?
誤解があっては困りますが、私は基本的に郵政民営化は賛成です。
しかし今回議論の対象になっている郵政民営化法案には種々の問題があると思っています。
それについては「変人の本領発揮!?」にうさぎさんが的確なコメントを寄せてくれていますので、そちらをご参照ください。
私も彼女の意見に同意ですね。

参議院で反対を投じた人の中には、民営化には賛成でもこの法案では賛成しかねるという人もいたはず。
なのに小泉クンは法案に賛成しない者は公認しないとか、否決されたら解散だとか、とにかく力でごり押しするばかり。
しかも郵政反対=利権議員と単純に切って捨てる小泉の欺瞞に全く気づかず、今度の解散劇を拍手喝采で喜ぶ小泉支持者の多い事多い事!

反対議員の中には、より良い法案作りの為にももう少し議論の時間を、と言う人もいたでしょう。
しかしこれ以上の議論は問題の先送りであると決め付け、反対議員は改革の足を引っ張るだけの不逞の輩、と決め付けるような意見もネット上では散見しました。
何と言う視野の狭さでしょう?
単純思考の罠に陥って反対論者の真意を読もうとしない愚かさを、そういう意見に私は感じるのですが?

小泉クンの手法はそもそも民主主義の基本を逸脱している事になぜに気づかない?
これ以上の議論は時間の無駄であると切り捨てる前に少し考えてみたらどうなのか?
そもそも小泉クンは郵政民営化の意義を分かりやすく国民に説明し、反対議員に言葉を尽くして説得した事はあるのか?
否、彼のやった事は総理の座という立場を利用して、力によるごり押しをしただけである。
むろん今回の反対者の中には、明らかに利権議員と呼ぶしかないような人がいるのも事実でしょう。
だが、ただ単純に反対した者全てを利権政治家と決め付ける、狭い思考はいかがなものかと私は思う。

小泉さんは確かに今までの政治家と比べて、国民の望む改革を推し進めようとしてくれました。
しかし小泉さんが手がけた改革はどれもこれも結局中途半端。
とてもとても国民が望むようなレベルの改革にまで届いたとはいえないのが現実。
まして一番の重要課題、拉致問題はすでに全く無関心の有様。
いくら彼がこれまでの政治家より少しばかりマシだとは言え、この程度の小泉クンを諸手を上げて賛美する気に私はなれない。

今回の解散劇を受けてお祭り騒ぎで喜んだ小泉支持者の方々。
皆さんはこの程度の政治で満足なんでしょうか?
私は全然満足なんか出来ません。
この程度の事で喜んでいたら、日本の政治はいつまで経っても体たらくなままです。

ましてや「目的が手段を正当化するの愚」に気が付かない、単純直線思考。
これが行過ぎれば自民党を壊すだけでは済まない様な気がします。
今度の強引な解散騒動の問題点を指摘する事も出来ず、ただただ小泉を賛美することに舞い上がってる視野の狭さ。
これで日本の未来は本当に大丈夫か?と心細くなるのが、今回の解散劇を受けての私の正直な印象です。
posted by ぴろん at 00:21| Comment(27) | TrackBack(0) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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