2005年09月15日

反対意見を守ると言う事

私はあなたの意見に反対だ。
しかしあなたにはそれを言う権利がある。
私はその権利を命をかけて守る。

色々調べてみたのですが、どうもこれが正しい原文のようですね。
私はこの考え方が民主主義の基本をなす大事な考え方だと認識しております。
そして人と議論を交わす際、一番留意しなければならない事項だとも思っております。
総選挙雑感でもご紹介しましたが、元統一協会信者だったスティーブ・ハッサン氏の主張とも重なる部分があるかと思います。
もう一度彼の言葉を引用します。

原則として私は、カルトといえども、学生組織として守るべき行動のルールを明白に侵さないかぎり、大学のキャンパスでそのカルトを禁じるのには反対である。これらのグループにも存在する権利はあると信じる。

※「マインドコントロールの恐怖(恒友出版)」より一部抜粋

反対意見や自分の主義主張と相容れない思想信条などを、命懸けで守るということは容易いことではありません。
偉そうに御託並べている私でさえ、最初ハッサン氏のこの言葉には素直に同調できなかった・・・(笑)
カルトのような怪しげな言論など力ずくで排除すれば良いのに、と思いましたから。
でも例えカルトのような危険な思想であってもですね。
ハッサン氏の言うように「守るべき行動のルールを明白に侵さないかぎり」その発言の機会は守られるべきだ、と今は私も考えています。

そもそも反対意見を排除する、その基準は誰が決めるのか?
そこに個人の主観や思い込み・偏見などが絶対に入り込まないと言う保障はどこにあるのか?
造反派と呼ばれた人たちは、いつ守るべき行動のルールを侵したのでしょうか?
今度の小泉さんの手法に何の疑問も持たなかった人は、小泉さんの判断基準に正義があると判断したのですよね?
そこに奢りや思い込み、偏見などはなかったと言えるんでしょうか?
私が小泉さんの手法を独裁者的ではないのか?と疑問を呈したのにはそういう理由がある。
その意味で、私は今回の造反派の発言の機会をその理由の如何も問わずに一方的に暴力的に奪った小泉さんの手法を良しとしたくはないのです。
造反派の追放に始まった今回の政局の行方が、今後より一層「小泉さんがルール」状態になる事の弊害を私は憂う。

いくら彼が赤カーテンの前で、どれほど郵政にかける意志の強さを示そうと、改革の為何かしてくれそうな気配を漂わせようと、反対意見の発言の機会を奪ったという一点で私は小泉さんを信用できない。
それが今回の選挙に臨むにあたっての私の基本事項。
それゆえに小泉さんのワンフレーズに引き寄せられていく世論の動向がどうにも危なっかしく思えてなりませんでした。
「おいおい、そもそも言論の自由を守るための大原則を小泉さんが侵している、という原点を見ずして、そんなに簡単によろめいちゃって良いの?」と言う危機感は私の中で相当に強かった。

小泉さんが独裁者なのか強力なリーダーなのか?
私にはまだ何とも判断のつけようがありません。
それは今後の政治に対する国民の関り方にも関係があると思うからです。
今後の改革のあり方や政局の進め方について、有権者は郵政同様の強権的手法を望むのか?
あるいはこれまでのような穏健な方法での進め方を望むのか?
大衆の側が何を望むかによっても小泉自民の動向は動かされるのでしょう。
小泉さんが仮に独裁者になろうと思っても、それを支持する大衆の存在がなければ独裁者にはなり得ようがないのですから。
国民はまだ小泉劇場の煽りに酔っているのか、それとも冷静さを取り戻しているのか?
そこのところはいま少し様子を見なければ何ともいえない。

今度の選挙結果、危険度の高い方から並べてみると
「民主政権奪取→自民圧勝→現状維持or自民微増」
のような順番になるのではないか?と私は認識しています。
ですから民主が政権を取らずにすんだことは良かったと思いますが、さりとて自民圧勝も決して素直に喜べる結果ではないと思うのですね。
新聞の世論調査では小泉自民が余りにも勝ちすぎたため、首相の今後の手法が強引になるのではないか?と不安を感じている人が6割いるとも報じられております。
そういう意見が出ることは健全だと思う。
まぁ欲を言えば、選挙前に一度立ち止まって小泉自民圧勝の弊害を思ってくれたら良かったのに(笑)・・・とは思いますがね。
けれども人間と言うもの、現実の問題に直面しないと中々実感としての危機感を感じ難いということもありますしね。
結果は出てしまったのだから、不安があろうと何であろうと甘んじてこれを受け止めねばならない。
この選挙結果が高い授業料になるかどうかは分からないけれど、ともかくこの経験から何かを学び、次の選挙に生かせればそれで良いのではと思う。
選挙後の政局の動向を見て、私たち国民がどんなリアクションをするか?
それこそ今度の選挙以上にハッキリと日本の民度の程が出るのではないか?と私は思うのですけれど。
どうでしょうか?

選挙は勝って何ぼの世界なのだから、ある程度のハッタリも芝居も必要なのでしょう。
ワンフレーズを上手く使えば確かに分かりやすいし、分かりやすければ国民に広くアピールできるし、アピールできれば国民の支持も取り付けやすい。
選挙の戦術としてそういう手法があることは私も理解します。
そういう意味では今回の小泉さんの策はお見事としか良いようがないですね。
ハッタリ・芝居の程度が良いか悪いかは別として・・・(笑)
けれど同時に安易なワンフレーズに引きずられていく事の怖さも、覚えておいた方が良いと思うのですよ。
分かりやすい事は良いことには違いないが、分かりやすい事が常に正しい事とは限らないのですから。

それと自民圧勝を懸念する人=民主勝利を望む人では決してないと思うのです。
民主の勝利を恐れる余りのことだとは思うのですが、自民が圧勝した事に喜び勇むあまり、自民圧勝の結果に懸念を持つ人に対してちょっと見下したような物言いをするBlogも散見します。
が、それはちょっと違うんじゃないのなぁと思っております。
自民圧勝と言う結果にも、民主勝利に負けず劣らずの毒薬成分が含まれていると思う。
その事を冷静に受け止める姿勢も大事だと思うのですが。

今後小泉さんは様々な諸問題を取り扱うに当たって、反対意見を大切に扱ってくれるのでしょうか?
そこのところがどうもイマイチ気がかりです。
彼は、残り1年の任期でどのような政治力を発揮するんでしょうかね?
今後の政局でも、相変わらず「反対意見を邪険に扱い力ずくで排除」の論理を使うようであればですね。
それがいくら改革の為とはいえ、申し訳ないが私はその行為を許容できない。
これが今後の小泉さんを見守っていくための私なりのキーワードだと思っております。


posted by ぴろん at 12:45| Comment(3) | TrackBack(2) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月14日

今月開催予定の拉致問題関連の集会案内

選挙は終わりました。
言いたいこと・思うことはまだまだたくさんありますが、こればかりは今後の成り行きを見定めるより他無い、と思っております。
そこで選挙の話題は一端横に置いて、当Blogも本来の目的である拉致問題の支援モードに切替をしたいと思います。
まずは今月各地で開催される予定の集会の案内を致します。
お近くの方、どうぞお時間を都合してご参加をご検討ください。
よろしくお願い致します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★「男鷹市・北秋田市「市民集会」」
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんたち拉致被害者早期救出と政府未確認の特定失踪者調査解明を求める市民集会

日 時:平成17年9月17日(土)
    男鷹市民文化会館 13時30分
    鷹巣中央公民館 18時30分
講 師:横田滋さん、横田早紀江さん、増元照明さん
協力費:500円
主 催:北朝鮮による拉致疑惑を解明する秋田県民の会
後 援:男鷹市・北秋田市民集会を成功させる会

★「拉致被害者は生きている! 東京集会11」 
日時  9月18日(日)午後6時半〜8時半
登壇者 安 明進(元北朝鮮工作員)
西岡 力(救う会常任副会長)

友愛会館9F:東京港区・三田会館隣(03-3453-5381 港区芝公園2-20
都営地下鉄三田線芝公園A1出口1分JR田町徒歩10分
主催 救う会東京・救う会全国協議会 開場6時 参加費千円

参加方法 当日直接会場にお越し下さい。
お問い合わせ 救う会事務局 03-3946-5780

★「拉致問題早期解決を実現する集い」
日時 18日(日曜日)午後2時より
会場 取手市民会館
登壇者 横田滋氏・増元照明氏・荒木和博氏(特定失踪者問題調査会代表)
参加費 無料
主催 取手市議有志

倉持光男市議は「公表できる段階ではないが
取手市にも拉致被害者の可能性のある失踪者がいるという。
多くの人に参加してもらいたい」と話している。

★「安明進氏懇談会」  
タイトル:「北朝鮮の対日、対南工作活動の実態」

日時:平成17年9月21日 時間:15:00〜17:00
会場:グランドヒル市ヶ谷・白樺東の間
       (新宿区市谷本村町4-1 03-3268-0111 JR・地下鉄市ケ谷駅下車 防衛庁隣)
参加費:一般5000円(コーヒー&ケーキ付き)
    戦略情報研究所会員の方は講演会参加券2000円分がご利用頂けます。
主催:戦略情報研究所

荒木和博さんが通訳及び進行役を務めます。
できるだけ質問の時間をとる予定です。

★「拉致と最近の朝鮮半島情勢」  
日 時 9月24日(土) 14時〜16時
場 所 松山ワシントンホテル2階桜の間(松山市二番町、089-945-8111)
登壇者 佐藤勝巳氏 救う会会長
参加費 無料
主 催 救う会愛媛
連絡先 089-973-9003

★「拉致問題の全面解決を−山口県民大集会」  
日 時 9月25日(日) 13時半〜16時(開場12時半)
場 所 萩市市民会館大ホール(萩市江向495−4、0838-25-1234)
登壇者 平野フミ子さん(増元るみ子さん姉)
市川健一さん(市川修一さん兄)
市川龍子さん(市川修一さん義姉)
斉藤文代さん(松木 薫さん姉)
安明進(元北朝鮮工作員)
西岡 力(救う会常任副会長)
河村建夫(元文部科学大臣、衆議院議員)
参加費 500円(当日参加可)
主 催 救う会山口
連絡先 090-2860-1590(川崎)
posted by ぴろん at 17:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

当選者にメールを送ろう!

自民圧勝の結果を受けて何より気がかりなのは、お目付け役を担うべき民主党が大敗を喫してしまったこと。
拉致問題も含めて政治の成り行きがトンデモな事態にならぬよう、これまで以上に国民の監視の目を強める事が必要になる、と思っています。

そこで提案なのですが、それぞれの選挙区の当選者にメールを送って有権者の意思表示をしてみる、と言うのはどうでしょう?
内容は各人それぞれで良いと思いますが、拉致問題を重視する当Blogとしましては、拉致に問題を絞って当選議員にエールを送ることを提案したい。
文章は短くても良いと思います。
「拉致被害者救出のため力を発揮してください。○○議員の今後のご活躍の様子を随時見守らせていただきます」
とか、
「特定失踪者の調査を国の責任で取り組んでもらう事を希望します。○○先生のご尽力に期待しております」
とか。

国会でのあなたの活躍ぶりを有権者の一人として、しっかりじっくり見守っている事をお忘れなく、という意思表示をするのです。
「下手な事をしたら、次の選挙で一票はありませんよ?分かってますか?民意を損なうような真似をしたら許しませんぞ?」
とハッタリを利かせるのです。
そうすれば国会議員とてむやみに暴走は出来なくなるでしょうから。
国会議員のやり様を黙って指をくわえてみているのではなく、こちらから積極的に尻をたたいて働いてもらう。
拉致問題は国民的関心事である・無視する事は許さないと、意思表示をして議員に良い意味でのプレッシャーをかけるのです。
どうでしょうか?

政治参加とは一票行使して終わりではない。
今後の政治の行方を監視してこそ、政治参加。
特に今度の選挙、拉致問題は完全に蚊帳の外だったのですから、まずは問題の存在を国会議員の先生方に思い知っていただかねばなりません。
もしもご賛同いただけるのでしたら、ぜひそれぞれの選挙区での当選議員にあなたの意思をメールで伝えて頂きたいと思います。
どうぞよろしく。

自民党  http://www.jimin.jp/
民主党  http://www.dpj.or.jp/
公明党  http://www.komei.or.jp/
共産党  http://www.jcp.or.jp/
社民党  http://www5.sdp.or.jp/
posted by ぴろん at 17:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

冷静に

本日2本目。

自民圧勝を受けて喜び勇む余り、何やら勝ち誇ったような物言いをする熱烈な自民党支持者の方も少なからずいらっしゃるようですが、そんなに喜びを爆発させるのは今はまだちと時期が尚早ではありませんか?
今度の選挙の選択が正しかったのか間違っていたのかは、もう少し今後の行方を見定めないと何ともいえないと私は認識しております。
むろん自民圧勝を面白くないと思うばかりに、有権者の選択を愚民の選択であるかのように決め付け、口汚くののしる向きもいかがなものかと思います。
どちら様ももう少し冷静に、今度の選挙の結果を受け止める事は出来ないのかな?と、私は素朴な疑問を感じるのですが。

私も含めて、彼ら小泉批判派の懸念が現実の物になるのか否かは、冒頭申し上げたように今少し政局の行方を見守らないとなんとも判断のしようがないと思う。
国民が望んだとおり、全うに改革を進めてくれるのか?
それとも自民圧勝を良いことに暴走のかぎりを尽くすのか?
その結果を見てから狂喜乱舞しても、相手の論を批判しても遅くはないと思う。
更にもっと言えば、たかがひとつの選挙の結果が出たくらいで、己の論が勝った負けたとはしゃぐ事自体が、少し大人気ないのでは?と思えてなりません。

それよりもいわゆる小泉劇場に踊って盲目的に小泉さんに追従した一部の人達は、どこまで小泉自民の危険性を理解して一票入れたのか?と、こちらが逆にお聞きしたいものなのだと思う。
自民・民主、どちらに一票入れても毒を飲むに等しい選択であったのが、今度の選挙だと私は思っています。
小泉自民の危険性を少しでも理解する人であるならば、この圧勝をそんなに単純に喜んで良いものかどうかは、自明のことだと思うのだけれども・・・?

良くも悪くも、私たちは小泉さんのおかげで政治の面白さに目覚めたのです。
それを無にすることはありますまい。
政治のレベルは国民のレベルに比例する。
私たち国民のレベルが高かったのか低かったのか?
今度の選択が正しかったのか?間違っていたのかは、まもなく結果が分かります。
その時、私たち国民はどうするのか?
次にどのような選択をするかで、私たち国民の民度が知れるといっても過言ではないと思う。
いずれにせよ、遅かれ早かれ私たちは次の選択を迫られる時が必ず来るのです。
せっかく政治に関心を持ったならば、いざというその時に備えて年金や財政問題など日本が抱える諸問題について見識を深める努力をする方がはるかに全うではないのか?
それを考えたらば今こんな所で相手の論を足蹴にして溜飲を下げている場合ではないだろうに・・・

ともかく今度の選挙、小泉支持・不支持に関らず、自民と民主どちらを選べぶのが日本の未来にとってプラスなのか?直前まで迷いに迷って、考えに考えて一票行使した人がほとんどのはず。
今度の選挙に臨むに当たって、小泉自民を支持した人もしなかった人も様々な意見を出しましたが、それはより良い選択の為に議論を交わしただけの事、と私は認識しております。
それなのに今この場でムキになって相手の論を罵倒したり、あざけるような発言を繰り出す事に何の意味があるか?
私には分かりません。
そんな事をする暇があるのなら、今度の選挙の結果を受けてこの先の政治のあり方をどう見守るべきか、冷静に建設的な論を交わせばよい。
その方がはるかに意義のあることだと思うのだが。
日本の行方を思って真剣に思案した事に上下の差などありはしないはず。
従って、勝って奢るのも負けて卑屈になるのも、私から見ればどちらも見苦しいことだし、意味の無いことだと感じます。
posted by ぴろん at 22:24| Comment(6) | TrackBack(1) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

総選挙雑感

怒涛のような郵政解散選挙が終わりました。

正直申せばこの結果は私の望むものとは少し違います。
私は小泉さんにも岡田さんにもどちらにもこれといった期待が持てない。
だから現状維持か自民微増くらいで両党首ともお灸を据えたかったな、と言うのが偽りの無い本音です。(笑)
でもまぁ、これが国民の民意の現れですからね。
この結果についてどうこう言うつもりはありません。
私も国民の一人として有権者の一人として、この結果を厳粛に受け止めたいと思います。
そして私が一連のエントリーで懸念した事が、単なる杞憂に終わる事を強く強く願っております。

フリーハンドを得た小泉自民党が、変に暴走の限りを尽くさぬよう、監視の目を怠らないこと。
何しろ今度の選挙では民主が大負けしてしまい、自民党のお目付け役がいなくなったに等しいのですから、その分国民が目を光らせていないと万が一小泉自民が暴走した場合、目も当てられませんから。(笑)
それから言うまでもない事ですが、政治参加とは選挙で投票して終わりではありません。
その後の政治のあり方までしっかり監視してこそ、本物の政治参加だと思います。
そういう意味ではこれからの国民の民度の程が試される選挙であったかとも思います。
これから私たちが政治に関心を持ち続ける事ができるかどうかが、日本国民の心意気の見せ場になるとも思います。

自民圧勝。
しかし、この結果を小泉さんも自民党執行部も勘違いはして欲しくは無いですね。
自民党を積極的に支持する人は◎、普通に支持する人は○、消極的支持者は△と、仮に投票用紙に記入して一票行使出来るとしたらですね。
おそらく投票用紙には△印が沢山ついたのじゃないでしょうか?
それと今度の自民圧勝の裏には、不甲斐ない民主の一人負けという敵失があった事も考え合わせておくべき。
もしも民主党がもう少しまともで、しっかりと政権を担えるだけの政党に成長していたならば、今度の選挙の結果はあるいは民主圧勝に転んだかもしれない。
小泉自民と民主岡田を比べた場合、どっちもどっちの低レベルの政党から少しでもまともな方をと選択すれば、自民以外に投票先が無かった・・・と言うのが偽りの無い現実でしょう。
決して積極的に支持されているわけではないことを、自民党は奢ることなく心に刻むべきだと思う。
そして謙虚に国民の信託に応える政治をして欲しいと思います。

さて私は今回の選挙に関して小泉批判の声を強めるエントリーを書き続けました。
その事について賛否沢山のご意見を頂戴いたしました。
怒涛のような小泉郵政解散について、私もかなりキツイ言葉で批判をしましたので、反発を受けた方も沢山いらした事でしょう。
ご忠告の言葉をコメント欄に下さった方もいらっしゃいましたしね。
自分の意見と違う意見を寄せてくださるのはありがたいことです。
改めて感謝申し上げます。

誤解の無いように申し上げますが、私は決して反自民ではありません。
自民党には責任与党として、もっともっとしっかりしてもらいたい。
だからこその批判である事をどうかご理解頂きたいと思います。
甘やかすだけが愛情ではないと思っております。
子育てでも、じいちゃんっ子ばあちゃんっ子は三文安い、と昔から言うじゃありませんか。
猫っ可愛がりするばかりでは、子供はまともに育ちません。
時に厳しく当たる事も、可愛い子供を全うな大人に育てる為の愛情の一環だと思います。

私は今回の小泉劇場と呼ばれた一連の手法を私は決して良しとは思いません。
その気持ちは解散直後も選挙が終わった今も全く同じ気持ちです。
そして小泉さんのまやかしに簡単に酔ってしまった人たちに対しては、今でも強い違和感を感じております。
おいおい、たった一言「郵政に命をかける、死んでも良い」と小泉さんが勢い良く啖呵を切ったくらいで、そんなにあっさり騙されて宗旨替えしちゃっても良いわけ?と言う疑問は今でも私の心の中にある。

一連の手法をカルトやヒットラーに例えて、これまた強いご批判を頂きました。
私は小泉さんがそのままカルトやヒットラーそのものだと言ったつもりは無い。
ただ、今回の小泉劇場を呼ばれた解散劇に簡単に酔ってしまう一般大衆の姿に、それらの手法に通じる危なさを感じたので、ご意見を申し上げたまで。
まぁ、ここの部分については私の側にも文章力の至らなさがあったので、言いたい事が正確に通じていなかったという側面もあったかとは思いますがね。

カルトやヒットラーと例えられてご不快に感じた方へ。
私は決してあなた方の人間性そのものを侮辱したつもりはありません。
どこかのエントリーのコメント欄に書きましたが、私には統一協会に入信してしまった知人が一人おります。
その事があって、私は一時カルトについて、沢山の本を読み漁った時期がございます。
それらの知識と実体験とを考え合わせて見るに、どうも今度の選挙での一般大衆のあり方が、それらのまやかしの手法と重なる部分が多いのでは?と言う強い違和感を感じてしまったのです。

ご参考までに知人の女性がどのような理屈でカルトに絡め取られていったか、ご紹介しましょう。

かつて日本は韓国に酷いことをした。
だから日本人は韓国人に対して償いをしなければならない。
あなたがそれをしなければ日本と韓国に真の友好は生まれない・・・
真の友好の為にあなたは尽くすべきだ。
やがてその理屈に共鳴してしてしまった彼女は、仕事も家族もそれまでの人間関係も何もかも捨てて、ひたすら協会のために働き、全財産を協会に寄付し、協会の決めた韓国人男性と合同結婚をし・・・

彼女は私なんかと違って、とてもしとやかで女性らしい女性でした。
真面目で誠実で、そして素直な人だったのです。
私のようにへそが曲がったりしていない・・・私とはまるっきり性格が間逆な人だと思ってください。(笑)
けれど惜しむらくは、素直の度が過ぎた事だと思っております。
もしも彼女が日韓の正しい歴史についての基礎知識があったなら、そもそもこういう欺瞞には騙されなかったでしょう。
過去の歴史の償いをするために、一人の人間が自分の全人生を全財産を協会に捧げるなどどこかおかしい、と思う感性があればまやかしに騙される事など無かったかもしれない。

しかし彼女は素直すぎたのです。
真面目すぎたのです。
結果として彼女の人の良さ・責任感の強さといったものをカルトに悪用されてしまった・・・
私は今でも彼女の人間性そのものはとても尊敬しております。
しかしカルトの手法を見抜くことが出来ず、まやかしに気づく事ができないまま、自分の人生を絡め取られてしまったことは愚かであるとしか言いようがない。
結果として彼女の行為は親兄弟を苦しめました。
友人知人の心にも傷を残しました。
それまで築いてきた人の輪、信頼関係も一瞬にして崩壊してしまいました。

私が読んだカルトの本の中で一番印象に残っているのは、スティーブ・ハッサン氏著「マインドコントロールの恐怖(恒友出版)」です。
彼はアメリカ人ですが、統一協会に入信し後に脱会。
脱会後は信者の脱会を助けたりカウンセリングを行ったりしている人です。
カルトに関心のある方、統一協会に関心のある方なら名前くらいはご存知かもしれませんが。
その彼が著書の中でこんな一文を書いております。
一部抜粋してご紹介いたします。

原則として私は、カルトといえども、学生組織として守るべき行動のルールを明白に侵さないかぎり、大学のキャンパスでそのカルトを禁じるのには反対である。これらのグループにも存在する権利はあると信じる。

私は初めこの文章を読んだ時、彼の主張に納得が出来ませんでした。
そんな不届きな活動をする団体など、力ずくで排除すれば良いのに、と思いました。
でもしばらく考えて、やはり彼の言うとおり、私も力ずくの排除では問題の根本的解決にはつながらないと考えるに至ったのです。
いくら大学と言う枠の中からカルトを追放しても、一歩校門を出ればそこにカルトはあるのです。
職場で、地域で、友人知人の伝で、どこにもカルトは存在する。
結局の所、カルトのようなまやかしに騙されないようにするには、一人一人が「物事の真贋を見抜く目を養う」より他に無い。

くどいようですが、私は今度の選挙で小泉さんがやった手法が良い物だったとは今でもやはり思えない。
自分と違う意見を暴力的に排除した小泉さんのやり方は、やはり言論の自由を侵す暴挙ではなかったのか?民主主義の基本を犯す過ちではなかったか?という違和感は今でも強く感じるので。

しかし選挙で勝つためには、これらの手法そのものを全てを根底から否定するわけにも行かないのかもしれませんね。
大衆は政治に関して素人です。
様々な問題について全てを勉強するわけには行かないし、そんな手間も暇もかけられない人がほとんどです。
そんな彼らに向かって、支持を訴え大衆心理を引き寄せるには、ある程度のハッタリも芝居も必要なのでしょう。
見た目の印象とか分かりやすいフレーズとか、そういうものに動かされる大衆心理そのものを頭から否定するわけにも行きますまい。

けれど、です。
小泉さんの手法に巻かれたまま、小泉劇場で踊り続ける事が良いことなのかどうなのか?
小泉さんに熱狂する余り、その他の事が見えなくなるのはいかがなものか?
小泉劇場で踊りを踊った人がいる一方で、同じ芝居を見物しながら眉をひそめて懸念の声を上げた人も沢山いる。
自分と違う意見を持つ人の声に耳を傾ける事は、自分の視野を広げる為には有効です。
正しい判断を下す為にも、自分がまやかしに絡め取られていないかを確認する為にも。

批判の声をハナから拒絶するのはもったいない事。
批判の声はどんなに言葉を選んでソフトな言い方をしたとしても、耳に痛いものだと思います。
その痛みを拒絶するか?否か?
その先の判断をどうするかは、その人それぞれの資質の問題になるかと思います。
「物事の真贋を見抜く目を養う」事を疎かにすれば、その先に待っているのはカルトやヒットラーを賛美した大衆の過ちに重なり合うものがあるのではないか?
そういう懸念を抱いた人がいたと言うことを、どこか心の隅にでも留め置いていただけたらそれで結構です。
暴論といわれようと何といわれようと、これも一つの民意だと思っております。
私の意見をどう理解するか、どう受け止めるかは、ご訪問の皆様それぞれのご判断にお任せします。

ともかく選挙は終わりました。
自民圧勝の結果を受けて、政治の動きがどうなるか?
私はしっかりと監視していきたいと思います。
特に私が重視する、拉致問題の行方は怠りなく睨みを利かせるつもりです。
国民の民意を置き去りにしたまま、今すぐ政府が国交正常化へと突っ走る事は無いとは思いますが、基本的に官邸も外務省も、初めに正常化ありきと言うのが隠れた本音ではないのか?と私は疑っておりますので。
拉致問題の行方がとんでもない事にならぬよう、そして少しでも小泉さんが全うに拉致問題に関ってくださるよう、これからも声を上げ続けていきたいと思っております。
posted by ぴろん at 12:12| Comment(4) | TrackBack(2) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

運命共同体の私たち、逃げる事は許されない

選挙の結果が出揃いましたね。
事前の予想通り自民圧勝。

午後8時から始まった開票速報を初めの1時間だけ見て、私はテレビを見るのをやめました。(笑)
結果が出揃った頃、注目している候補の当落を確かめればそれで良いと思いましたので・・・
それ以上見ても意味がないし、見るだけ腹が立つし。(笑)
それよりも、ひとりの国民として拉致問題を支援する者として、今後の政局のあり方をどう見るか?
小泉自民のあり方をどう評価し、どう監視するかを考える方が建設的だとも思いましたしね。

しかし思った以上に自民党が圧勝しましたね。
まぁ、事前に予想されていた事ですから特段驚きはしませんでしたが、それにしてもの大勝です。
有権者が何を基準に自民党を選択したのか?
もう少しその中身を吟味しないとこの大勝の意味は見えないような気がします。
早計な結論を出すのは今の段階では少し難しい・・・

しかしこれだけの大勝となると、いわゆる造反派への圧力も激しくなるのでしょう。
彼らをきっちり離党させないと、自民を支持した有権者は納得しないでしょうからね。
中途半端に情けをかければ、かえって国民の支持を失うことになる。
そりゃ、小泉さんは断固、造反派議員を自民党から追放することでしょう。
いや、徹頭徹尾造反派を党から追放しなければ筋が通りませんから。
つまり造反派の方々は、小泉さんが総理総裁の座にある限り、自民党党員として生き残るのは非常に難しいということ。
これが今後の政局にとって、あるいは自民党の未来にとって幸福な事なのか否か?

選択の理由はともかく、結果として有権者は小泉さんに何でも単独で出来るフリーハンドを与えたわけです。
今後の自民党は「小泉さんがルール状態」になる可能性が俄然大きくなったわけですね。
今度の選挙で当選した自民党議員は、基本的に小泉さんの意向に逆らえませんから。
小泉さんに逆らえば公認を貰えず、落選の憂き目に遭うという恐怖心があるわけですから。
国会議員なんて、落選すればただの人。
議員バッジを失うリスクをかけてまで、小泉さんの意向に逆らう気骨の人はいるのか否か?
それに小泉さんは基本的に人の話を聞かない人ですから。
そんな人を相手に、小泉さんの政策の誤りを話し合いで説得しようと言う勇気のある人は当選者の中にいるのか否か?
非常に私は懐疑的なのですがねぇ・・・?

この状況が拉致問題に限らず、今後の政局に吉と出るのか凶と出るのか?
郵政問題はむろん何をおいても法案成立を図るでしょうが、それ以外の案件、例えば人権擁護法案や外国人参政権の行方が気がかりです。
小泉さんがこれらの法案に対してどのような認識を持っているか?で、問題の行方が決まると言っても過言ではない、と私は心配をしております。
何しろこれからの政局は「小泉さんがルール」ですから。
人権擁護法案に反対した気骨の人は郵政造反派と重なっており、彼らは軒並み自民追放になるか、落選の憂き目に遭っているのですから。
隙あらば人権擁護法案・外国人参政権の成立を目論む公明の意向に、今後小泉さんはどう対応するのでしょう?
小泉さんの国家観・歴史観を思うと、これらの案件の行方がどうなるのか?
私は非常に気がかりで成りません。

願わくば、自民圧勝を理由にせめて自公連立を解消してくれないものかしら?
せめてそれだけでも叶えば、今度の選挙結果も少しは納得して受け入れられるんですけれども・・・

拉致問題的には、この大勝はやはりちょっと苦しい展開ですね。
小泉さんに拉致問題を解決する気があるのかどうか?
非常に疑わしいのは当Blogで何度も主張していた通り。
ともかくも、今後のなり行きを冷静に見守るしかありませんね。
小泉さん、大勝を良いことに暴走しないように、好き勝手をしないように。
拉致問題を置き去りで、国交正常化へと走る事の無いように。
今まで以上に監視の目を強めるより、彼の暴走を止める手立ては他に無いのですから。

自民大勝は小泉さんに真っ白白の白紙委任状を出したも同じ事、だと私は思っております。
何だかなぁ、とは思いますが、これが国民の選択の結果です。
昨日のエントリーにも書いたとおり、政治のレベルは国民のレベルにつり合う物なのですから。
ということはこの結果が、今の日本国民のレベルであるということ。
その結果をかみ締めて、今後の政局の行方を見守りましょう。
小泉さんが自民圧勝をバックにこれからやろうとする事は、全て我ら国民の選択の結果なのです。
良い事も悪い事もすべて小泉さんと一蓮托生なのですから、私たち国民も同じく結果責任を背負わねば成りません。
小泉さんと私たち国民は、同じ船に乗り合わせた運命共同体なのです。
どんな結果が出ようとも逃げる事は許されません。
それだけは各人、肝に銘じることをどうかお忘れになりませんように・・・<(_ _)>
posted by ぴろん at 02:38| Comment(4) | TrackBack(6) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

政治のレベルは国民のレベルにつり合う

おはようございます。
本日は総選挙の投票日です。
泣いても笑っても今日の選挙で今後の日本の行方が決まります。
何度もここで主張しているように、私にとっての争点はあくまでも拉致問題です。
この問題が少しでも解決の方向へ向くように、一票行使するつもりでおります。
とはいえ、投票先を決めるのがこんなに辛い選挙もない。
どっちもどっちの低レベル政党から、一つを選べ、ってこりゃ難しすぎます。
多分、私は夕方まで粘って粘って考え抜いた上に投票所に出向く事になるかと思います。

横田早紀江さんの言葉をもう一度再掲します。
お歳を召したご家族が、声を枯らし足を引きずりながら全国を駆け回って拉致問題の解決を訴えているこの状況を、私たちは当たり前のこととして、のほほんとしていて良いのでしょうか?
もう一度私たちは、自分の国が国民が、いかに情けない状況にあるかを自覚するべきと思う。
同じ日本人でありながら選挙権を行使できず、涙にくれながら救いを待つ同胞が北朝鮮で今も息を潜めて暮らしている事をどうか忘れないで欲しいと思う。

★横田早紀江さんのお話(横田めぐみさんの母)

こんなに長いこと待たされることは許せないことなんです。
考えてみてもね。
いつまでも、いつまでも、いつまでも家族がね。
こんな風に全国駆け巡って皆さんにお話しすることも大事なんですけど。
「もういいですよ」と。
「私たちが責任ですから」
「国を負う者がやるんですから」って、本当に言っていただきたいと思うんです。
政府の方には率先して、何も言わなくても一生懸命に本気で取り返す算段をやっていただきたいと思っています。

私たちはまだまだ元気でがんばれますので一生懸命にまたお話させていただきますけども。
本当にどうか皆様方の目を政府に向けて。
間違った外交をしていないか、どんな思いをしてやっているのかと言うことをしっかりと見ていただいて。
また誉めていただいて、見守っていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いします。(拍手)

※「市川修一さんを救うぞ!東京集会(6)05.3.10 友愛会館にて」より一部抜粋

政治のレベルは国民のレベルにつり合うもの。
よい政治を期待したいのなら、私たち国民の意識を高めるより他に手段はないのです。
その事を今一度深く肝に銘じたい。
国民の良識はいかほどの物なのか?
まもなく結果が判明します。
日本の未来に禍根を残すような選挙にならない事を願ってやみません。


参考リンク

★西尾幹二のインターネット日録 投票日の朝に
★酔夢ing Voise-西村幸祐- これは、郵政選挙ではない。広島6区と静岡7区の意味。
posted by ぴろん at 10:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月10日

真摯な一票を行使したい

明日は投票日。
自分の意思を固める為にも他の人の意見をとにかくたくさん読んでみたいと思い、今日は仕事の合間にネットサーフィンに勤しんでおります。
そんな中でもやはり強い違和感を感じてしまうのは、小泉さんを熱烈に支持する人のサイトですね。
いや、小泉さんを支持するのが悪いと言ってるんじゃないんですよ?
ただ支持する理由がどうにも私には理解の範疇を超えてる意見がありまして、改めて驚いているのです。
余りにも沢山回ったのでどこのサイトだったかブックマークを取り忘れてしまったのですが、こんな意見が書いてあってビックリしてしまいました。

「中韓両国の干渉に屈しなくなり、大臣の首が飛ぶような事態がなくなった。これは小泉さんの手柄であり大いに評価出来る事・・・云々」

おいおい、これって小泉さんの手柄なの???
確かにここ数年閣僚クラスの「いわゆる問題発言」があっても、昔のように簡単に首が飛ぶような事態はめっきり少なくはなりましたが・・・?
でもこういう風潮の背景には日韓W杯共催や拉致問題の発覚などによる「国民の意識の目覚め」があるはずでは?
かく言う私もそのひとりですしね。
これらの事件があった事で多くの国民がマスコミの欺瞞や中韓両国の異常性に気づき、目覚め始めたからこそ、簡単に大臣の首が飛ばなくなったと私は理解しておるのですが。
決して小泉さんの手柄などではないと思う私の認識は間違っているのか?

こういう人はバンドン会議での村山発言踏襲問題や靖国不参拝などはまったく眼中に入らないのだろうね。
小泉さんは中韓に屈しないどころの騒ぎではない、屈してばかりで救いようが無い!と思っている私には眩暈のするようなご意見なのだが。
大体小泉さんの拉致問題への取り組みはどう評価するのだ?
「ひとり残らず被害者を返せ」の一言さえ言えず、中国・韓国・北朝鮮の顔色ばかりを伺い、「対話と圧力」と壊れたテープレコーダーのように同じ台詞ばかりを唱える小泉さんのどこに全うな国家観・歴史観があるというのか・・・?
いくら人それぞれの考えがあると言いつつも、これは私にとって理解の範疇外、と言うのが率直な印象。

それとこんな意見もありましたっけ。

「橋本派や亀井派などの利権政治体質を小泉さんはぶっ壊してくれた・・・云々」

確かに橋本派も亀井派もぶっ壊してくれたのはお手柄と言えばお手柄なのかもしれません。
でもねぇ、小泉さんの所属する森派だけはぶっ壊れてないんですよ?
自民党をぶっ壊すと言いながらちゃっかり自分の所属派閥だけは温存してるんです。
どうして?これを問題にしないのかな?
それとも森派は清廉潔白、ぶっ壊す必要など全く無い!とでも小泉支持派の方は主張するつもりなんだろうか?
それこそ見事なダブルスタンダード。
言ってることに矛盾あり!看板に偽りあり!だと私は思うのだけれども・・・?

ぶっ壊すぶっ壊すと言いながら、その実、壊しているのは党内の敵対勢力ばっかり、と言う側面をなぜに問題にしないのか?
郵政解散に見られるように、少しでも自分の意見と考えを異にする者を問答無用で党から追放し、自民党を小泉さんの一人天下にすることがそんなに立派なことなのか?
小泉さんの意見だけがこれからの自民党のスタンダードとでも言うつもりなら、それは恐ろしいことではないの?
小泉さんも人の子、いつ何時も彼の主義主張・意見が正しいとは限らない。
それを防ぐ為に民主主義は「話し合い」を重視しているのでしょうが?

前にもどこかで一度書いたけれど
「私はあなたの意見に反対だが、あなたの発言の機会は死んでも守る」
というのが言論の自由を守る根幹だと思う。
でも実際の小泉さんの郵政解散劇は、これとは間逆な事をやったのと違いますか?
造反派の中には無論利権にまみれた議員もいたでしょうが、誠実に法案の中身を問題にして反対した気骨の人も沢山いたのです。
彼らの発言の権利を暴力的に奪っておいて、果たしてそれが民主主義の基本を守っていると言えるんでしょうかね?
基本原則を忘れた一人天下の彼が、今後どれほどの政治を取り仕切るのか?
私ははなはだ不安でならないのですが?

ともかくも・・・私は拉致問題を争点に、少しでも被害者奪還へ近づく道を基準にして候補者と政党を選ぶつもりです。
横田めぐみさんも増元るみ子さんも、今度の選挙で一票を行使することが出来ません。
多くの拉致被害者は北朝鮮に囚われのまま、国民の権利である選挙権を行使できないのです。
支援者を自認するものであれば、彼らの思いを自分の一票に乗せて投票に臨みたいものと思う。

党派を超えて、拉致問題に少しでも真剣に取り組んでくれる人へ。
拉致問題に取り組んでくれる人がいない選挙区の人は、少しでもまともな人の方へ。
まともな候補者のいない選挙区では批判票でも良い。
この一票が少しでも国会の風通しを良くして、被害者奪還に近づく議員構成になることを願って臨みたいものと思う。
この期に及んでまさか郵政のみで一票行使するような人はいないと思うけれど、どうか候補者選択の際は拉致問題も頭の隅に入れて欲しいと願う。

選挙の結果がどう転ぶのかは私には分かりません。
自民圧勝だけは見たくはないけれど、その可能性も大。
そんな中、どうすれば国会議員の背中を押し、国政の場に拉致問題への取り組みを促していくのか?
トップの意思が変わらない限り、拉致問題もまた動く事は難しい。
現場にいる官僚も議員も、所詮は人の子。
我が身が可愛ければ、上の意向には面と向かって逆らえない事もあるのが現実。
その現実も考えて真摯に一票を行使したいとも思います。

それにしても今度の選挙で拉致問題が争点になったとは言い難いですね、残念ながら。
郵政解散の勢いに押されたまま、投票日まで来てしまったという状況は否めない。
でもこれを小泉さんの策略ひとつのせいにばかりするわけにもいきますまい。
国民の側に拉致問題への関心そのものが薄れてしまっていることも大いに問題あり、なのだから。
結果として「拉致は選挙の争点にはならない」と豪語する候補者が堂々と立候補するに至ったわけでもあるのだし。
支援者の端くれとしては大いに反省する所はあるのだろうと思う。

小泉さん、お願いだからもう少し真面目に拉致問題に取り組んで欲しい。
特定失踪者の調査くらい、国の責任で取り組んで欲しい。
「全ての被害者を一人残らず帰せ」と公式に発言して欲しい。
これら支援者の願いは、果たして今度の選挙で総理の耳に届くのでしょうか?
自民党にもっとしっかりしてもらいたいからこそ、私は批判の声を強くするんですが。
批判と侮辱は違うと思うのですが、その違いをきちんと理解している人ってどれくらいいるんだろう?
全うな批判の出来ない世論では、声の大きい一部の不届き者の意見ばかりが通ってしまう危険性があると思う。
批判する事はなにも喧嘩を売ることとは違うのです。
でもその違いを明確に意識してる人って、今の日本にどれくらいいるのだろうか???

ともかくひとりでも多く、拉致問題に関心の深い候補を国会へ。
誰が総理の座に就こうとも、国民の意思を無視することは出来なくなる位の状況を作り出したい。
国民の関心がある限り、小泉さんといえど勝手な真似は出来ないのです。
その事を肝に銘じて、いざ投票所へ。

本日のネットサーフィンでみつけたサイトの中から、私の琴線に引っかかった記事をいくつかご紹介します。
明日の投票の為に、宜しければご参考になさってくださいませ。

★ぬぬぬ? コソっと主義の小泉首相が隠したがること @郵政民営化の影で・・・

★窪川商事社長日記 忘れっぽい国民性を憂う

★JIROの独断的日記エキサイト版 
何が「刺客」だ。選挙戦の本質は政策論争だろう。真面目にやれ。小泉。マスコミ。 

★社説は語る ’05衆院選(7) 「官から民へ」 
posted by ぴろん at 19:15| Comment(3) | TrackBack(1) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

命をかけるところが違うでしょ?

一昨日の我が家では、テレビで6者協議再開のニュースが流れた時、私の父親がぼそっと呟きました。
「小泉は命をかけると言うなら、こっちの問題に命をかけるべきじゃないのか?」
お父様、その通り!!
私の父親は普段無口です。
しかし時々核心に迫る事をぼそっと言う事がある。
そうなんですよ、今度の選挙の根本的な問題を改めて目の前に突きつけられた思いがしましたわ・・・(^^ゞ

命をかけると言う言葉は確かに勇ましいけれどもね。
よくよく考えれば、郵政民営化が可決されようがされまいが、郵政ごときで命取られる事は決してありえないのだから。
どちらに転んでも命を取られる心配の無い事に「命をかけます!」と豪語する事がすでに欺瞞だと私は思う。
本当に命をかけるつもりなら拉致問題にこそ命をかけるべき。
そして拉致問題こそが本当に命懸けの問題であると認識するべき。
何しろ拉致問題は戦う相手があの北朝鮮、あの金正日なのです。
拉致問題をうやむやにする為ならば、金正日はあるいは「日本の総理を暗殺しろ」と言う命令を工作員に発するかもしれない・・・
それでも命をかけて同胞の救出の為に働くのが総理大臣のお仕事のはず。
拉致問題を本気で解決しようと思ったら、本当に命懸けで取り組まねば一歩も進まない問題なのです。
解決の為命の危険がある拉致問題に命をかけず、法案成立のためにそもそも命の危険など全く無い郵政問題にごときに命をかけると言う・・・
どうしてその欺瞞に気づかず、惑わされる有権者が大勢いるのか?
私にはどうしても分かりません。

私の父親は今度の選挙では自民党に一票入れる気にはなれないと言っています。
分かる人には今度の選挙の欺瞞はお見通しだとは思うのですが。
さて、投票まであとわずか。
国民は今度の選挙でどういう意思を示すのでしょうか。


話は変わりますが、先日私は自分の選挙区の候補者(ただし自民と民主のみ)へ質問のメールを出しました。
こんな事をしたのは私の長い人生?の中で初めてのことです。
だってねぇ。
選挙公報を読んでも、候補者のHPを見ても私の知りたい肝心要の話はこれっぽっちも出てないんですから。
これでは責任ある選択は出来ないと思い、思い切って質問のメールを出してみる事にしたのです。
聞きたいことは山ほどあるのですが、余りありすぎても回答する暇が無いだろうと思い絞りに絞って以下の項目を質問。

★拉致被害者救出のために一番必要な事は何だと思いますか?
★制裁発動に賛成か反対か?
★当選後あなたは靖国参拝をするかしないか?総理の参拝には賛成か反対か?
★人権擁護法案は必要か不必要か?
★外国人参政権を与えるべきか否か?
★憲法改正(主に9条)には賛成か反対か?

選挙も終盤戦。
忙しい盛りに返事など期待はしていなかったのですが、なんと自民の候補者からは回答が来ましたよ。
それも書面で。
YES・NOで回答できるように質問は設定したのですが、ま、はっきり答えを書いてくれた部分と何となくはぐらかされたかな?と言う部分とはありましたが、即刻回答をいただけたことで候補者の誠意は感じました。
自民党候補は新人の落下傘候補なので、少しでも有権者との接点は大事にしたいという意思の表れなのかもしれませんが。

まぁ私の該当選挙区の自民候補は概ね自分の意見と同調する部分が多かったです。
他区のトンデモ候補と比べれば、十分にまともな部類に入る候補、と考えても今のところは差し支えは無いのかもしれない。
何しろ、この自民候補は比例区名簿の重複一位登載者。
すでに当選は確実と言うお方です。
これがいわゆるトンデモ候補だったら目も当てられないし、一票行使する気にもなれませんが、まぁちょっと一安心と言うところでしょうか?

ところで民主の候補者(当選2回の前議員)からはまだ回答が来ません。
こちらも相当お忙しいのでしょう。
民主はかなり苦戦を強いられているようですしね。
いちいち有権者一人の為に返事を書く暇など無いのかもしれませんね。
ですから、返事が無い事を一票の行使に影響させようとは思いません。
選挙終盤の忙しい時に質問メールなど貰っても対応する時間が無い事くらいは想像がつきますし。
回答があればラッキー!くらいの気持ちでこちらも質問を出してるわけですから。
まぁこの方は普段からFAXで、国会での活動の様子やその時々の自分の意見などを選挙区内の有権者の元に送信してくるんですね。
それを一通り読んでいますので、こちらの候補者が何を考えているのかもおおよその見当は付いているんですけれど。

選挙直前の予想でも自民は圧勝の勢いだそうですね。
いいのかなぁ、こんな選挙で・・・?
自民圧勝は私が一番見たくないシナリオなのだが、やはり小泉さんの勢いに有権者の多くは蹴倒されたまま、ということなのか?
民主の政権奪取は今回の選挙ではありえない。
だけど自民圧勝を黙って見逃しても良い物なのか?
私の選挙区では比例区の重複名簿搭載の関係で、放っておいても自民・民主共に当選はまず確実なのです。
ならばどういう一票を行使するのが、私の意思表示につながるのか?
自民圧勝が日本の未来にとって幸福な事なのかどうか?
後一日じっくり考えさせてもらいますわ。

参考リンク
★櫻井よしこWebサイト! 郵政で消された『喫緊の争点』
★遠藤浩一覚書 ギリギリの判断

10日AM11:40分 追加リンク
★PARDES チャーチルを捨てた英国人 
posted by ぴろん at 03:40| Comment(7) | TrackBack(6) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月09日

郵政解散選挙、その先にあるものは?

私が望むのは全うな保守政権の樹立と全うな野党の成立です。
今度の選挙がその目標に一歩でも近づく選挙になることを切望しています。
しかし・・・しかし・・・しかし・・・う〜〜む・・・(-_-;)

「自民党をぶっ壊す」
その一言に酔って小泉さんなら何かを成し遂げてくれそうだと、すっかり小泉さんの勢いに押されてしまっている人は少なくない。
解散直後よりは多少落ち着いたとはいえ、その流れはいまだに健在。
事前の世論調査では、自民優勢との報もある。
なんだか嫌な展開です。
選挙の行方が何時にも増して気がかりで気がかりで成りません。
「この4年間の実績を見て判断して欲しい」とも小泉さんは豪語していらっしゃいます。
もちろん、改めてご指示を頂かなくとも、私は小泉さんの4年間の総決算を自分の一票に託すつもりですけどね。
一番の重要事項であると思う拉致問題に関して、少なくとも小泉続投では明るい未来は描けないと私は思っておるのですが・・・さて・・・

そもそも自民党をぶっ壊すと公言して憚らない当のご本人の歴史観・国家観が相当に怪しいことが気になります。
あれだけ大見得を切って公約した靖国参拝をあっさりすっぽかし、千鳥が淵墓苑参拝でお茶を濁す姑息さ加減。
バンドン会議での村山談話の踏襲など、これら一連の所業を見ても、小泉さんの歴史観、国家観はどの程度の代物か?透けて見えるというもの。
そういう人が旗を振って出来上がる選挙後の自民党がどういう自民党になるのか、私は大いに不安でたまらないのです。
郵政以外の諸問題は全く眼中に無いのでは?としか思えない小泉総理。
年金は?医療は?教育は?財政に少子化問題、それから憲法問題・・・拉致問題以外にも日本が抱える諸問題は山積です。
これらの諸問題に関して小泉さんはどこまで真面目に取り組むのだろうか。
というか、そもそもこれら諸問題に関する小泉さんの見識はいったいどの程度のものなのだろうか。

小泉さんがこれまで高い支持率を誇ってきたのは他に適当な人材がいないから、と言うのが一番多かった。
確かに。
本来ならば自民党の対抗馬と成らねばならない民主党も、政権を託すには相当に不安材料の多い政党である。
自民党がこの体たらくでもそれなりの支持率を誇ってきたのは、ひとえに民主のだらしなさ加減も幸いしていると言っても過言ではない。
しかし、しかしなのです。
いくら民主党がだらしないと言って、今の自民党をそのまま支持してもよい物なのか?
小泉さんの言うとおり確かに自民党のある部分は壊れました。
でも小泉さんだけはしぶとく壊れないのです。
気が付けば自民党はいまや小泉さん一人の天下。
誰も小泉さんのやり口に異議を唱える事が出来ない状況が出来つつあると思う。

今度の選挙、仮に自民がぶっちぎりで勝利したとするとですね。
あるいはもしかして、国民の高支持率を良いことにこのまま小泉続投なんて事も現実的にあるかもしれない。
実際そういう発言もポツポツ出てきてもいるし。
自民が圧勝すれば、自民党内で小泉さんに意義を唱える事は、今よりも更に難儀な物になることは間違いがないのだろう。
総裁任期を延長して更に2年3年総理を続投などという離れ業も、郵政解散の強引さをみれば朝飯前の所業ではないのか?
小泉続投は、拉致問題の解決を願う私にとってありえない展開なのですが。
それに小泉さんの任期が切れた後、誰が総裁の座に名乗りを上げるのか?も不安です。
拉致問題を考えるならば何よりも安倍氏の就任をいの一番に期待したいところですが、安倍氏の起用は次の次、ポスト小泉の筆頭は福田氏であるとの噂もある。
本来安倍氏を支持するべき良識派が、造反議員として軒並み追放されているのが吉凶どちらと出るのか?

私が望むもう一つの願いは自公連立を解消してくれること。
公明党はこれも十分胡散臭い政党ではあります。
首相の靖国参拝に異を唱え、人権擁護法案や外国人参政権は推進する。
自民党内の良識派が追放の憂き目に遭い、選挙後の自民党が腑抜けの怪しげ政党に落ちぶれたとすればですね。
公明党の発言力はますます強くなることは必定でしょう。
公明の野望を阻止する勢力が自民党内から削がれたとなれば、その先の結果は火を見るよりも明らかです。
今後の政局はますます怪しげな方向へと流されていくのではあるまいか?
人権擁護法案のような危ない法案が、あっけなく成立してしまうのではあるまいか?
歴史観・国家観の怪しげな小泉さんが、これらの法案の危険性を十分理解しているとは思えない。
ゆえに体を張って法案成立を阻止してくれるとも思えない。
不安です。

今度の選挙で政界再編を夢見たい私。
さてどこら辺を最後の決め手にして一票行使するべきか?
民主岡田に政権任せたら、とんでもない事になりそうだし・・・まぁ今度の選挙で民主が政権取る可能性は限りなく低いと思うので、その心配はしてはいませんがね。
といって小泉さんもねぇ・・・
小泉率いる今の自民党に今後の日本の舵取りを任せて本当に大丈夫なのか?
平沼氏・城内氏といった良識派の議員を造反議員をして追放し、一方で片山さつき氏のような怪しげな候補を公認する。
と言うことはですね。
選挙後の自民党そのものが十二分に怪しげな政党に成り下がっている可能性大。
単なる小泉シンパ政党に成り下がっている可能性大、なのです。
当然、拉致問題への取り組みも疎かに成ってしまいかねません。
なにしろ肝心要のトップにやる気が無いのに、その尻を叩くべき良識派がいないとなれば、こちらも小泉さんはいくらでも好き勝手が出来てしまうと言うもの。
これでは不安になるな、と言う方が無理と言うものではあるまいか?

ともかく私は冒頭に書いたとおり、全うな保守政権と全うな野党の成立を望みたいのです。
けれど民主も自民も、一つの政党の中に右から左まで、愛国から売国まで雑多に同居しているから話がややこしいのだわ・・・
これでは小選挙区はともかく比例区では一票の行使が出来るはずもなし。
まぁ、今ここで私が不満を言っても現実はこうなのだから、どうしようもありません。
ともかくなんとか一歩でも半歩でも政界再編につながる一票を、と思ってはいるのですが・・・中々投票先が定まりません。
民主岡田と自民小泉。
どっちもどっちで選べない、というのが今度の選挙の悲しい現実ではないか?と私は頭を抱えております。
posted by ぴろん at 02:47| Comment(8) | TrackBack(6) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

拉致被害者を忘れないで(8)

★寺越昭男さんのお話(寺越昭二さんの長男)

お袋は昭和42年かな?
母親は親父なくしてから、いなくなってから私ら3人を育てるのに本当に苦労して。
42年に子宮筋腫になりまして手術をしたんですけども、それが元でホルモンのバランスを崩したんじゃないかなぁ、と思うんですけども。
寝たり起きたりの生活になったんですね。
それもあって経済的には本当に苦労してきました。

お袋は「親父の遺骨を見るまでは死んだとは信じられん」と、言うことで。
本家で葬式出したんですけども、葬式にも出なかったし。
その思いはやっぱり遺骨を見るまではと言うことで、淡い期待は持ちながら丁度2002年の2月に最後にはパーキンソン病で亡くなったんですね。
その2002年と言うのは私らにとっては2月にはお袋が亡くなり、そして9月に小泉訪朝、そして金正日が拉致を認めた。
そして武志が一時帰国したと。

ここが重なって私らは声を上げようという。
声を上げると言うのは親父の骨を返して、母親と一緒にお袋と一緒に墓に入れてあげたい。
そういう思いとそれから事件の真相と言うのをハッキリ知ってかって。
知る権利というのは私らにはあると思うし、お袋にもやっぱりそれを報告しなければいけないやろうし。
もし父親が本当に安明進さんの証言どおり殺されておったら、父親の無念と言うのを私らは晴らさにゃいかんと思うし。
いろんな思いから2002年の10月10日に声を上げさせていただいたんですけども。
この2002年と言う年ちゅうのは、いろんな事が重なって私らが声を上げるきっかけになったと思います。

(中略)

もうひとつ大事なことは、武志が今の状態やといつ何時抹殺される可能性があるかも知れんということです。
北朝鮮が拉致を認めれば武志の命は絶対にまず保障されるでしょうけども。
日本の政府もやっぱり拉致を認定してがって武志の身の安全と言うものを北朝鮮に保障させなけりゃいかんと思います。
北朝鮮側に対してそういう意思表示をして欲しいと思います。
もしこのまま武志が死んでしまったら私らはそれで終わりですし。
寺越事件も永久に闇の中だと思います。
そうならないためにも一日も早く拉致認定、そういうものが大事になってくるんじゃないかなぁ?と思います。
私の考えは以上です。(拍手)

※「寺越一家を救うぞ!東京集会(1)05.4.14 友愛会館にて」より一部抜粋

★北野政男さんのお話(寺越昭二さんの次男)

私たちが声を上げたその日から、寺越友枝はうちらの声を静めようと色々工作をしております。
それに救う会の方にも色々工作をしております。
最近で私が一番新しく聞いたのは、うちらの家族の子供の仕事場にまであること無いこと電話をかけている、と言うことを私も聞いております。

先ほど兄貴は寺越友枝のことを恨んでないとか何とか話をしましたけど、私は反対なんです。
拉致問題が第一の被害とするならば、私は友枝がそうやって色々工作をしてくる。
これは私「第二の被害」だと思っています。
これは範囲が広いんです。
うちらの子供たちに関わるかもしれん。
それから救う会にも関わるかもしれん。
暴力があるかもしれん。
向こうの出て来方によっては。
物凄く範囲が広い。

それに友枝本人も「第二の被害者」だということです。
本来拉致被害者であるべき人間が、北朝鮮の救助と言うことにしようという工作に乗って、北朝鮮によって動かされている。
それがすでに第二の被害。
進行しているものと私は考えてます。
そしてその工作によって被害がもし出た場合は、誰が責任を取ってくれますか?

当然北朝鮮が悪い。
友枝も北朝鮮に動かされてスパイみたいなことをやらされて、こういうものを出して来てと言うのは友枝も悪い。
しかしながら悪いのは日本政府。
一時被害は当然食い止めることは出来ませんけども、二次被害というのは食い止めることは出来る。
政府が拉致認定をすることで、北朝鮮はこういうことをやっても意味が無いということです。
友枝もこういうことをやっては来れないということです。

そういう意味で、私は日本政府に対して速やかに一日も早く拉致認定をしていただきたい。
二次被害が出ないように、これは政府の責務であります。
これを強く政府に申し上げたいと思います。
ありがとうございます。(拍手)

※「寺越一家を救うぞ!東京集会(2)05.4.14 友愛会館にて」より一部抜粋
posted by ぴろん at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月06日

拉致被害者を忘れないで(7)

★曽我ひとみさんのお話(曽我ミヨシさんの長女)

私の母は本当に物静な働き者の母でした。
いろんな話があるんですけど。
私が多分3歳か4歳くらいの時だったと思うんですけども、皇居の方に勤労奉仕で行ってました。
その時私が小さかったんで、一緒について行きたかったんですが、「ついていきたい」とわんわん泣いたこともありました。

うちの生活が貧しかったため、母は昼間は土建業って言うか、ヒューム管で油とセメントなどをいじって本当に大変な仕事を毎日しておりました。
それから夜帰ってきてからは12時くらいまで内職でざるを作っていました。
そのざるを作るのも自分の休みの日に山に行って、その頃は車なんかもなかったですから、一人でリヤカーを引っ張って山に竹を切りに行って。
それで一生懸命私たちを育ててくれました。

母はあまり怒ることがなくって、私たちきょうだいに手をあげることもほとんど無く、本当に優しい優しい母でした。
私たちきょうだいには、自分がどんなに苦しくても辛くてもそういう顔を見せずに本当に優しく育ててくれました。
そんな母でしたけど、時にはやっぱりやるせないこともあって、夜中ひとりで布団の中で泣いていることもありました。

私の父がお酒が大好きだったもんで、それについても色々と母は苦労したと思います。
それで私があるとき「こんなにお酒飲むんだったら、別れてしまえば?」と子供ながらに母に言いました。
そしたら母は笑っていました。
その笑い顔、微笑を私は今でも忘れていません。

それと私が今手にはめている時計ですけど、まぁ見ると男物の時計なんですけど、私にしてみると、この26年間母であり、時計というよりは私の母だと今でも思っています。
丁度あの日。
思い出したくも無い、あの日です。
母と別れた日に、その日からずっと私の腕にはこの時計がありました。
それで向こうに行って10年くらいはこの時計をずっと身に付けていました。

今ちょっとはっきりは覚えていないんですけど、10年少し経ったくらいで時計が動かないようになってしまいました。
その時もちろん機械だから壊れることもあるだろう。
それは普通なんですけど、私にとってはこの時計が母と同じ存在だったので、その時すごく心配しました。
お母さん、どこかで病気でもしてるんじゃないか?と。
なんかこの時計が教えてくれたのかなぁ?と本当にやるせない気持ちになりました。

その後直すことが出来なかった時計も皆様方のおかげで、私が日本に帰ってから、このように動くようになりました。
だから私はこの時計が直った時に思いました。
絶対母もこの時計と同じように、どこかで絶対に元気で生きていると。
そして今も私は母の帰りを一生懸命待っています。

※「曽我ミヨシさんを救うぞ!東京集会(1)05.5.12 豊島公会堂にて」より一部抜粋

★渡辺友夫さんのお話(田中実さんの高校時代の恩師)

※テレビ番組のインタビューVTRより

(田中さんの恩師だとの紹介ナレーションが入った後)
田中実についてはね、今でもはっきり顔が分かるし。
彼は特別な子供でしたからね。
施設から来てる生徒やったからね。
おとなしいし、しかった指導もないし、まぁいわゆる普通の子やったね。

(渡辺先生は修学旅行の思い出を良く覚えているとのナレーションが入った後)
施設のなぁ、先生にお土産くらいお菓子くらい買っていかなあかんのかなぁ?って言うから、そんなんいいですよって、そんな会話しとるんですよ。
そんな記憶もあるんですけどね。

(渡辺先生は来大店主の韓竜大に会いに行ったこともある、とのナレーションの後)
担任や、ってな事を言いました。
田中実の担任やって。
本当のことを話してくれませんか?いうて。
そしたら、俺はそんな事知らんで、って。
俺そんなん、関係ないから、って。
親も無い、兄弟も無い子供でしたから、ちょっとラーメン屋さんの甘い言葉・優しい言葉についほろりとなってね。
行ったのもうなずけますわな。

※「田中実さんを救うぞ!東京集会(2)05.6.9 友愛会館にて」より一部抜粋

★竹下珠路さんのお話(古川了子さんの姉)

古川了子がいなくなってこの7月7日の七夕の日で丁度32年になります。
何をしたらいいのか?
当時私は、当時とても仲の良かった友達から、私は長男を産んですぐ後だったんですけども。
「竹下さん、自分の妹だったら何としてでも探し出すもんでしょ?」ということを。
励ましと叱責ともいわず受け止め、投げ掛けられて、苦しい思いをしたことがありました。
しかし、家族であっても親であっても何とかしようと思っても、出来ないことがたくさん有るんです。
(このあたり少し言葉を詰まらせながら語る)

でも出来る所から今出来る事から、動き出そうと思って。
こうして真鍋さんや弁護士の皆さんや救う会の中村さんや千葉商の会の皆さんや、みなさんにご支援をいただきながら。
ああしたらどうだろう?こうしてみようか?と言って、いただけることをではしてみましょうと、動き出す。
その一歩一歩が妹に近づくことなのかなぁ?と思ってそれを精一杯しているのが現実です。
昨年の千葉集会で皆様方に「古川了子を拉致被害者として認定してください」という、署名のお願いした所、たくさんの方々から励ましの署名とお手紙と色々な物をいただきました。
温かい心をたくさんいただきました。
見ず知らずの方々から、本当にあり難い事だなぁと思っております。
そして昨日5時の間にもつくづく思いましたことは、一人ずつの人間の力は小さくて本当に何をして良いのが分からないんですが。
皆さんと一緒にこうしたら良いかも知れないと言う思いを、思いを持って行動を起こしたときに、次第に風が強くなり。
そして政府を動かし、彼の国にいるであろう、私たちはいると信じております。
今も元気でいると信じております、了子の所に届くんだろうなと思っております。

母も一生懸命頑張って毎日暮らしてくれております。
私はその母と毎日ご飯を食べながら、皆さんの力が私たちに勇気を与えてくれるし、日本政府を動かしてくれるんだと信じております。
今後とも何をしていいのか分からない中でも、皆さんのお知恵をいただきながら、一生懸命家族としてまた日本人として多くの拉致被害者を救えるように。
裁判も含めて頑張っていこうと思いますので、どうぞ皆さま力を貸して下さい。
どうぞ声を上げ続けてください。
テレビで拉致の問題と言うニュースが流れた時に「ああもういいわと、進まないのね」と、パチンとスイッチを切ることの無い様に。
「どうなっているの?ちょっとは動いているの?」という、関心を持って見ていただきたいと思います。

※「古川了子さんを救う千葉集会in市原(8)05.6.25 市原市民会館にて」より一部抜粋

★仲條富夫さんのお話(加瀬テル子さんの義理の従兄弟)

それと先ほどここで言うと真鍋さんから叱られるかもしれませんけど。
増元さんも言ってたんですけども。
拉致被害者と言うのは、私ども古川さんもそうですけども、特定失踪者じゃないんですよ。
残念ながら。
ただ、そのために古川さんまず手始めに裁判を起こして、なんとかその政府認定を取りたいと。
いうのが切実な特定失踪者のその願い。
他の家族もそうですけど残念ながら今、個人個人で古川さんも大変だと思いますけども。

私どももそうですけど、今日お母さん見えてますけど。
加瀬テル子の父親も叔母も、もう歳とって正直な所そんなに先が無い身なんですよ。
その点では古川さんも私ども一緒なんで、ぜひなるべくなら何ていうのかな、待っているんじゃなくて。
もう少ない命を燃やしてますんで、皆さんのご協力無しにはこれ政府認定の方取れませんので。
ぜひご協力頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。(拍手)

※「古川了子さんを救う千葉集会in市原(6)05.6.25 市原市民会館にて」より一部抜粋
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2005年09月05日

拉致被害者を忘れないで(6)

★有本明弘さんのお話(有本恵子さんの父)

それでもこの問題が国として国民の生命の安全と言うのは、国の一番重要な問題で。
また政治家としても政治の目的とは何か?
地域の人の利害を訴える。
それもひとつあるかも知れんけど、政治家と言うものは、国家と言うものに対しての国民の生命の安全、これが一番の重大な事項なんです。(拍手)
これは第一義に政治の目的としてあげないかん。
これに対して日本の政治家は全然無関心と言うてもいいくらい。
政党もね。

(中略)

拉致の問題に関わってる人は、党派を抜けて皆入ってきてくれてる。
共産党・社会党はよう来いひんけどもね。(笑い声)
だからそういう中で日本の国を変えていかなければならない。
ということは、おかしいことはおかしいと、言う者がおらな改革できない。(拍手)
もっと自由にやらなかったら、私は報道の自由をあてがわれている、名誉な仕事だと常々言ってるんです。
このおかしい状況が出来たのは政治家も悪いけれど、マスコミが一番悪いと。(ひときわ大きな拍手、「そうだ!」の声)

(中略)

もうひとつ、あれはなんやったかな?
ここだけの話や〜!って言うてしゃべった大臣がおる。
それがまた朝日にぱっとやられてやで。
ここだけの話やで〜って言うてるのにやられてもうて(笑い声)
それが今の日本の国の十何年くらいの流れの中の、もう名前が分からんけど2〜3人首が飛んだ人がおります。

そういうような流れの中でず〜っと日本の国を操った。
いまここでそんなことをしとる間がないんですよ、日本の国は。
ひとつに団結せなあかん。
野党も与党も、国民も、マスコミも。
これが全然出来てないんです。
いまやっと国民だけは正直に気が付いて、制裁せいと言うてる。
マスコミはどうか?
そういうマスコミがおって、拉致の問題に一番熱心にやってる人に攻撃かけてきた。
これは恐ろしいことなんですよ?よく考えてみたら。
こんなん、許せる?(拍手)

※「有本恵子さんを救うぞ!東京集会(2)05.2.10 友愛会館にて」より一部抜粋

★有本嘉代子さんのお話(有本恵子さんの母)

今も問題は前に進んでませんけれども家族会が出来て、やっと2002年9月17日、5人の方が帰って来られて。
だからそういう経緯で、家族会の方とお目にかかるんですけども、そんなにゆっくり話す間も無かったんですけども。
「家族」って言う本を出しましたね。
あのことによってずっと読ましていただいて、はじめて「皆さん同じ思いで長いこと暮らしてきたんだなぁ」とつくづく思いました。
今から先どうなるか不安ですけどもね。
やはり、必死の思いで私は助けを求めてきたんだろうと思いますから、出来る限りのことはせないかんと思うてますし。
家族会でも横田さんも一所懸命、毎日のように北から南からずっと全国走り回って、訴え続けておられますのでね。
だから私どもも今訴え続けるより他に道が無いんです。

これを本当に外務省の方々が、交渉に当たる方がしっかりと受け止めていただいてね。
日本の国のことなんですからね。
特定失踪者の人も、やはり400人からの方が言って来られてる。
この方も同じ思いなんですよね。
だからその、分かりませんものね。
本当にそうなのかどうなのか?言う、証拠が無いもんですから、動くに動かれなかったんですけども。
長い間みな同じ思いで暮らしておられたと思うんです。

全員の方が帰って来ないと、私はいつもそう思ってますけども。
解決しないです。
拉致問題の解決と言うことは、やはり全員が全部日本人なんですからね。
この方たち全部が日本の国の土を踏まないと、解決しないと思っております。
これからも皆と力を合わせて、家族会の皆さんと力を合わせて一所懸命頑張っていこうと思いますので、皆様方もどうぞ、これを最後まで、とにかく立ち消えになってしまったら困りますので。
皆様関心を持ち続けていただいて。

一緒に、国のためなんですから、日本の国がおかしくなってるなとずっと思ってましたけれども。
若い人たちがたくさん連れて行かれて犠牲になってますけども。
この人たちの拉致問題があったことによって、日本の国が国民の皆様方が日本をきちっと見直してくださって、それでこれではいかんと言うことで私たちに応援してくださっています。
道を歩いていても何人かの方が必ず声をかけてくださって、「頑張ってくださいよ」「私たちもずっと関心を持って見てますからね」と、それが一番の励みになっています。
親なんだから、絶対に最後までこれをやらなければいけないと思っております。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。(拍手)

※「有本恵子さんを救うぞ!東京集会(1)05.2.10 友愛会館にて」より一部抜粋
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2005年09月04日

拉致被害者を忘れないで(5)

★斉藤文代さんのお話(松木薫さんの姉)

母は病院のほうに入院しておりますけども、やはり痴呆がかかっておりますから、私が病院に行ってもですね。
毎日時間がある限りはわたし行きますけども、私が娘ということがですね、今は分からないんです。

ですから私が「誰?」ってこういう風に(自分を)指差すと違う人の苗字を言うんですよ。
でもやはりね、私はそれでもいいと思ってます。
母は母なりにいろんな苦労をしてきていますから、だから私は精一杯出来ることをしてあげたいと。
毎日毎日本当にそう思って病院のほうに来ておりますけど。

(中略)

あの私のこと、名前すら分からないのに、母はいつも「薫、薫」という頭。
でまた、26歳の記憶で母は止まってるわけです。
私が病院から帰ろうとすれば「奥さん、奥さん」って私に言うから「なあに?」て言うと、「ご飯が炊いてありますので」と敬語を使うんですよね。

「ご飯が炊いてありますので、おかずを作って、薫と爺ちゃん食べさせてあげてくれませんか?」て言うから。
「ああいいですよ、作りますよ、じゃあ何がいいかね?」って私が言うと、
「薫はまだ若いからお肉がいいんじゃないですか?お肉料理をたくさん作ってあげてください」て言う。
「ああいいわよ、じゃあ爺ちゃんはどうしようか?」と言うと、
「爺ちゃんは年だから、簡単な軽いものでいいんじゃないですか?」って私に言うから、
「ああいわよ、じゃあたくさん作って食べさせるから」って言ったら、
「薫は若いからたくさん作ってあげてください」って言うんですよね。

だから本当にそれを聞くとですね。
つらくてつらくて、私は何とかして母に会わせてあげたい。
本当に何とかして会わせてあげたいと思うんですけど、私の力ではどうすることも出来ませんし。
かといって私たちが動かなければ、尚更薫は置いていかれるし。

だから私も何とかして頑張って、これから先も生きていかなければ、母に会わせてあげなければ、薫を、と思ってですね。
(病院に)行けば私がいつも「今日も元気で来て良かったね」って「私も元気だよ」って「だから一緒に頑張ろうね」って、いつも口癖になってるんです。
「頑張りますよ」って言うんですけど、やはり病気なんかして高熱を出したときなんか、「頑張ろうね」って私が言うと「もうそんなに頑張れませんよ」とかって言うんですよ。

そのときは本当につらくてですね。
なんでこんなに長いね、拉致の人生をね、過ごして来たんだろうかと。
この世に神も仏も無いのかなぁ、と思いつつですね。
でも、私がくじけたら、母に薫に会いたいと言う希望をかなえてあげなきゃいけない、という気持ちがあるもんですから。
「頑張るのよ」と。
「どんなことがあっても頑張るのよ」といつもいつも励ましております。

※「松木薫さんを救うぞ!東京集会(1)05.1.13 友愛会館にて」より一部抜粋

★松木信宏さんのお話(松木薫さんの弟)

うちの家ではポリシーがあってふたりとも。
松木薫のことについて、松木薫の名誉を傷つけられるような事については、どんなことをしてでも抗議するぞと。
うちの母親が泣くようなことをするやつは絶対に許さないぞ、というのが絶対条件であって。
だから、ほかのご家庭よりも過敏に反応する面はあるんですけど。

いや本当になんていいますか、私の兄は反論したくても反論できない環境にあるわけで。
かたや、いまよど号の妻たちが帰ってくるわけです。
いろいろ私が裁判とかへ行ってもいろいろ言ってるわけですよ。
そいつら自分たちの主張をね、いろいろ言ってるわけなんですよね。
それを聞きながら思うのは「いいよなぁ」と。
「おまえらいいよなぁ」と。

私の母の気持ちを代弁すると、自分が丹精こめて育てた息子を勝手になんの理由もなく連れ去ってて。
で、自分は向こうに居づらくなったから帰ってきて、そういう環境の中で、なに言ったって日本じゃ殺されるようなことは滅多に無いですしね。
仮に刑務所の中に入ったって、死ぬということはないですよね。

かたや自分が連れ去った人間は置いてけぼりで、いつ何があったっておかしくないようなところに置いてくる。
そんな理不尽なことあってもいいものかな?と思ってます。
それをずっと言ってたら、3月には石岡さんのまあ、ペアって言ったらおかしいですけども、拉致のときに石岡さんと接触してた若林佐喜子というのが帰ってきますし。
7月になったらいよいよ、兄のまあそういう相手だったといわれる森順子というのが帰ってきます。

帰ってきて・・・私の兄が帰ってきてからだったら、いつ帰ってきてもいいんですけども。
今のままで帰ってくるんだったら・・・まぁ、これは家族のエゴかもしれないんですけど、どうしても心の中に引っかかるものがあって。
少なくとも自分の兄たちが帰ってくるまでは、加害者が帰ってくるというのはどうかなぁ?と。
姉はどう思ってるか知りませんけど、私個人の気持ちとして日本の刑罰では軽いですから。
そのまま北朝鮮の刑法で罰してもらえたらな?と、そういうことすら考えています。

それに自分たちで好きで行ったんですから、そのまま向こうにいればいいんじゃないかな?と。
で、お子さんたちは罪がないと私も思うんですけど、でも毎月のように北朝鮮に行ってるらしいですから。
そんなに北朝鮮が好きだったら、もうまた北朝鮮に永住しちゃえばいいんじゃないかな?と。(拍手)
僕はそういう風に思ってます。

※「松木薫さんを救うぞ!東京集会(2)05.1.13 友愛会館にて」より一部抜粋
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2005年09月03日

支援の輪を広げる努力と深める努力

拉致問題解決にとって一番の敵は、国民がこの問題について無関心になる事だと思う。
これはどなたにお聞きしてもまず異存のない所だと思います。
だからきっかけはどんな些細な事でもいい。
「可哀想」「お気の毒」といったレベルでも良いからまずは関心を持ってもらいたい、というのが支援の輪の端くれにいる者の切実な願いであるのです。
そして一度関心を持ったなら、今度は深める努力をお願いできないものか?
それも支援の輪の端くれにいる者の偽りのない本音の思いなのですが。

なんでこんな事を言い出したかといいますと、拉致問題を支援するあるお仲間からこんなお話を聞いたからです。
ある人に「拉致被害者の名前を挙げて下さい」と問うた所、ひとりも名前を上げられない人がいたそうです。
しばらく考えて「めぐみ」という名前がようやく出る有様、「横田めぐみ」というフルネームさえすっと出ない人がいたというのですね。
その人たち、決して拉致に関心が薄いというわけではない。
政治運動に関り、選挙運動のボランティアなどをしていて、普通の人と比べて政治問題その他に関する意識はかなり高い人たちです。
それなのに拉致被害者のお名前は?と問われてこの有様。
その現実にかなりのショックを受けた、というお話です。

そうなのかも知れません。
拉致問題に熱心に取り組む支援者の間では常識中の常識であることが、支援の輪の外側にいる人たちには常識にすらなっていない。
それが拉致問題を取り巻く、哀しい現実なのかもしれません。
政治に関心の深いこれらの人でさえこの程度の認識であると言う事は、それ以外の普通の市井の人々の認識はどの程度か?というのは私がここで説明せずとも押して知るべし、でありましょうね。
被害者の名前さえもあげられない人が、例えばどれほど個々人の拉致の現状について知っているのか?
政府官邸・外務省・警察その他の組織の拉致問題への取り組み度具合を理解できているのか?
諸外国の拉致問題に対する認識度はどの程度か知っているのか?
中国や韓国が拉致問題解決に関して当てにならない現実を知っているのか?

拉致問題に関心のない国民はいないと思う。
大なり小なり拉致問題の存在自体は知っているし、一刻も早く被害者が救出されて欲しいと、多くの国民は願ってくれている事でしょう。
けれど現実は哀しいけれど、この程度でしかないと言う側面はあるのだと思う。
拉致の実態についてはほとんど何も知らないに等しい人が、この国には大勢いるのが実情なのだ、と思っていた方が多分認識としては正しいような気がします。

logさんのエントリー「拉致問題収束への思惑?」に寄せられたけん様と言う方のコメントが、拉致問題に対する国民の関心度具合を上手く表現してくれていると思うので、一部引用させていただきますね。

国民の拉致問題への関心は微妙ですね。「覚えているけど忘れかけている」「どうでもいいとは思っていないけど、最重要とも思っていない」「知識はそれなりにあるけど断片的」という感じで凄く中途半端です。これでは国民とマスコミの操縦だけは凄く上手い小泉首相の思う壺です。今回の「郵政劇場」みたいに盛り上がり、わけのわからないまま勢いだけで国交正常化に突っ走り、拉致問題は置いてきぼりということになりかねません。


私もこのコメントに同意。
制裁賛成80%、小泉政権支持率50〜60%
この数字のギャップの裏には国民の拉致問題に関する認識の低さ・薄さがある、と私は睨んでいます。
今度の選挙、郵政郵政で盛り上がり拉致がどこかへ消し飛んでいるのは、国民の薄〜〜い関心度も原因なのだと思う。
その現実をこの国の国民はどこまで自覚しているのだろうか?
制裁賛成の数字がいくら高くてもその心は?と問えばどこまでも心もとないのが今の日本の現実と違いますかね?

国民の関心と言う歯止めがある限り、政府も外務省も勝手な真似は出来ません。
しかし一度国民の関心が薄れたら、拉致問題の解決は棚上げとなり国交正常化へと悪しき方向に舵を切る可能性は否定できないと私は思っています。
どんなに家族や支援者が訴えても「全ての被害者を取り返す」とは決して言わない官邸サイド。
特定失踪者問題に熱心に取り組もうとしない官邸サイド。
隙あらば国交正常化へと舵を切りたいというのが政府・外務省の隠された本音ではないのか?
これは拉致問題を支援する人の間では半ば常識の話だと思いますが、支援の輪の外にいる人たちにこの常識はどれほど浸透しているのだろう?

「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」と、官邸トップの主は事あるごとに繰り返しますが、その言葉の真意はどこにあるのか?
拉致問題の解決はあくまでも全ての被害者の救出に他なりません。
しかし北朝鮮と親北派の方々にとっての「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」の真意は、あくまでも「5人生存・8人死亡・2人未入国」なのです。
受け止める人の都合によって玉虫色に変わる「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」の言葉の意味。
私たち支援者はこの言葉の意味を私たちの望むような「全ての被害者の救出」と素直に捉えて安心していても良いのでしょうかねぇ?

無関心が問題解決の敵であることは間違いないが、薄〜〜い関心もまた問題解決の障害となりかねない側面はあると思う。
拉致問題への関心がいつまでも「可哀想」「お気の毒」のレベルで止まったままでも困るのです。
敵の工作に翻弄されて本質を見失わない為にも、拉致に関して確かな知識をひとりでも多くの国民が共有して欲しいと願う。
いつか厳しい状況判断を迫られる日が来た時に、私たち国民が選択するべき道を間違えない為にも、それぞれが出来る範囲で構わないから少しでも知識を深める努力が必要だと私は思う。

拉致問題に関心を持って欲しい。
「お気の毒」でも「可哀想に」と言うレベルでもいいから、とにかく関心を持って欲しい。
そして一度関心を持ったなら、今度はそれを深める努力をして欲しい。
時間があれば家族の手記を読んで欲しい。
拉致について解説した本を一冊読んでみて欲しい。
一度でいいから集会に参加してみて家族の生の声に触れて欲しい。
それらの積み重ねが問題解決のための大きな力となると私は信じています。

ところで、某県の某候補が「拉致問題は票にならない」とほざいたそうである。
以下のサイトを参照の事。
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=4258

この発言、候補者ばかりを責めるわけにも行きますまい、と思う。
政治家のレベルは国民のレベルに比例するもの。
この程度の体たらく候補が堂々と選挙に名乗りを上げ、堂々とこのような不届き発言が出来てしまうのはですね。
それだけ国民の側の認識も甘っちょろいということを表して余りあると言う、なによりの証しではあるまいか?
posted by ぴろん at 19:51| Comment(8) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

拉致被害者を忘れないで(4)

★市川健一さんのお話(市川修一さんの兄)

弟がるみ子さんと忽然と消え、姿を消して。
大捜索にも関わらず、何も見つからず何も進展しないまま、捜索が打ち切られてしまいました。
日々悶々とした思いで月日が過ぎていきましたけども。
私が修一のことを思うとね、背負って遊ばせたそのことを思うともう涙が出てどうしようもないです。
兄である私がこういう気持ちですがね。
ですから親としては本当に身を切られる思いだったと思います。

それから失踪からですね、2年後だったと思うんです。
東京の新聞記者の方(産経新聞の阿部雅美氏)から聞かされ、その時初めて私は全国各地でアベック失踪事件が起きているのを知りました。
それまでは修一は神隠しにあったんじゃないか?
あるいはUFOに連れて行かれたんじゃないか?
そういうことばかり思っておりました。
富山県でのアベック未遂事件で残された遺留品。
これから見て、おそらく修一さんも北朝鮮に拉致されている可能性が強いと言われました。
以前から拉致、北朝鮮に連れて行かれたんじゃないだろうか?と言う疑惑はありましたけれども、この話を聞いて絶対に北朝鮮に拉致されたんだと、確信を持ちました。

(中略)

事件から17年後1995年、確か11月の終わりだったと思います。
私が父と店を代わり昼食を取っていたところ、電話が鳴りました。
韓国から国際電話が入ったんです。
以前私の家に取材に来られたテレビ局の記者の方(大阪・朝日放送の石高健次氏)でした。
「韓国へ亡命した北朝鮮の元工作員・安明進さんという方に取材をすることが出来た。
何枚かの行方不明者の写真を見せたところ、その中からこの男性は何回も目撃している。
おそらく修一さんは北朝鮮で生きている可能性が強いです」
と言うお電話をいただいたんです。

お袋がその時はテレビを見ておりましたですけども、私が修一と言う言葉を出したもんですから、サッとこっちの方を見ておりました。
私が電話を切ってから「お母さん、修一が北朝鮮で生きているよ」と言った途端みるみる大きな粒の涙を流し
「どこへねおってもいい、元気でいてくれればそれでいい」
本当にね、私もびっくりするぐらいの大きな大声で泣いておりました。
私も初めてね、母親があのように大きな声で泣くのを見て、本当に母親の愛というものは海よりも深く広いなぁと理解しました。
それからお袋の顔も笑顔が戻り、修一の話をしてもそんなに悲しい顔をしなくなりました。
本当に安明進さんの証言と言うものは家族にとっては本当に大きな光が、希望の光が差し込んだような思いがしました。
それから修一が帰って来ても困らないように、着れもしない20代の頃のスーツを取り出して虫干ししている母親の姿を見ると本当にたまらない気持ちですよね。(少し声を詰まらせ涙声で語る)

それからですね、まもなく家族会が発足したんです。
私は国は国民の生命を守る義務があります。
修一たちを全員を必ずいつかは政府が取り戻してくれるだろうと。
私は期待し、絶対に取り戻してくれるんだと、いつも思っておったんです。
ところが20年間政府は何もしてくれませんでした。
拉致被害者をね、完全に見捨てていたわけなんです。

※「市川修一さんを救うぞ!東京集会(1)05.3.10 友愛会館にて」より一部抜粋

★市川龍子さんのお話(市川修一さんの義姉)

修一が北朝鮮にいると分かってから、母はですね、(昭和)60年だったですかね。
韓国の38度線の鉄柵の前でですね、言っても聞き苦しいかも知れませんけども。
鉄柵の前でですね、あらん限りの声で叫びましたよ?
「修一どこにいるの〜!顔を見せて〜!声を聞かせて〜〜!」
ってですね。
むこうの方では断髪的に号砲がなり響くんです。
聞こえるはずも届くはずも無いんですけども、それでも母は叫び続けました。

今にも鉄柵を乗り越えてですね、修一を探したい、連れ戻したい。
そんな心境だったんでしょう。
もう後を振り返り振り返り、空しく国境線38度線を後にして日本に帰ってきましたけども。
子を思う親の気持ちは何処の国でも本当に同じです。
気が狂ってもおかしくないぐらいの状況の中で27年過ぎます。
私だったら気が狂っておりますね。
よく耐えてくれていると思います。

(中略)

主人の父も90になるんです
ただひたすらわが子の帰りを待っているんです。
毎朝発する言葉はですね。
「お父さん、修一が帰ってくるまでは何としても元気な体で修一を迎えてやりましょうね」って言って。
自分で無農薬の野菜を作って食べていますよ?
お互いに食事に気をつけてですね。
お互いに二人で一人前だって言ってかばい合いながら、頑張っています。
30年同居しています、30年以上です。
もう手に取るようにわかります、私には。

もう切なくなってくるんです。
朝に夕な仏壇に手を合わせております。
母の背中もだんだんだんだん小さくなってきております。
食卓や部屋のあちこちとか庭の池の周りとかには、可愛い蛙の人形がですね、あちこちに置いてあるんです。
「修ちゃん帰る。必ず帰る」って私が全部、どんなちっちゃな蛙にでもですね。
もう何百個ってあります。
ちっちゃな蛙にも、手書きをしてですね。
その文句を入れて、あちこちに蛙が置いてあるんです。

最初この蛙を見たとき、母が泣き出したんです。
「泣くんだったら蛙引っ込めるよ、私は!」って私言ったんです。
そしたら
「いやそうじゃない龍子さん、このおどけた蛙の顔を見て、ちょっと慰められて笑みが出てくる」
って言ってですね。
泣き笑いをしております。
もう本当にもう私はたまりません、もう。

※「市川修一さんを救うぞ!東京集会(2)05.3.10 友愛会館にて」より一部抜粋
posted by ぴろん at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

拉致被害者を忘れないで(3)

★飯塚繁雄さんのお話(田口八重子さんの兄)

私の妹にすればですね。
例の大韓航空機の話から結構長いんですけれども、やはり「子供をおいてきたんだ、早く返してください」というような願いがしょっちゅうあって、向こうにも訴えってきたんですが、それもままならないと。
今私が思うに、(先ほどから)【日本の団体がきて、迎えに来てくれそうだけれども帰ってしまった】と言う話、これは何回も見てたり聞いてたりしてると思うんですね。

『いつかは迎えにきてくれるだろう』という気持ちがあると思うんですが。
今も、私達、願わくば、
『ほんとに元気で。私達もこういう活動をやってるんだ。もう少し待ってくれ。必ず迎えに行くから』
ということが少しでも伝われば、向こうに行っている皆さんが、『よし、もう少しだ頑張ろう』という気持ちになってくれると思うんですが、今まではそう思っていてもなかなか日本が動かないと言うのも現状ですし、今現在もそう言う状態にもあります。
言ってみれば、嵐の前の静けさと言う感じもしますけども、やはり、この静けさがいつまでも続いても困る。

(中略)

やっぱり、『日本はこういう問題を抱え国民全体が怒っているぞ』と言うことをぶつけていかなければ、向こうは動かない。
日本が黙っていれば黙っているほど(北朝鮮は)得になるわけですから。
このままずるずると終わりにしたいと、まぁ狙いでしょうから。
確かに今、向こうはいろんな経済的な面も含めて、困っていると思うんですけれども、更に我々国民の声、あるいは政府の声を大きくして向こうに強いメッセージを与えなければいけません。

※「曽我ミヨシさんを救うぞ!東京集会(17)05.5.12 豊島公会堂にて」より一部抜粋

★飯塚耕一郎さんのお話(田口八重子さんの長男)

私個人としてもやはり、今の現状の、(あまり言いたくはないんですけれど)日本政府として、何故この問題を解決できないのか。
何故、日本としての正しい姿勢=相手が悪いことをしているんだから、こちらとしては怒るべき事は怒る。
当然向こうに要求すべき事は要求する。
つまり要求でも何でもなくて、只、ある姿に返して欲しいと、そう切実に一人の人間として願っているだけなんです。

(中略)

私は個人のことを言わせて頂ければ、やはり曾我さんと同じく母を拉致されていますので、且つ、私には母の記憶がないので、一分でも一秒でも早く母の顔を見たいと思っております。
その為には、やはり皆様のこれまで通りのご理解とご協力とご支援を頂ければと思います。
以上です。

※「曽我ミヨシさんを救うぞ!東京集会(13)05.5.12 豊島公会堂にて」より一部抜粋

★本間勝さんのお話(田口八重子さんの兄)

私新潟の港の方に、万景峰号の入港阻止の集会にこれで4回ほど参加してきたんですが。
そのたんびに思うことは、新潟の救う会の会長で馬場先生がいらっしゃるんですが。
この人は横田めぐみさんが小学校に入学した時の校長なんです。
その方がもう年齢が84歳になられる方が先頭になっていつも岸壁に来てやっておられる訳なんですね。
新潟の県議連の関係の人たちも入港のたびに我々と一緒に「入港反対!万景峰帰れ!日本人返せ!拉致被害者を帰せ!」と言う声を一緒になって上げていただいております。
私もその万景峰が入るたびにですね。
先頭に立って海上保安庁の巡視艇が先導してくるわけですね。
そういった姿を見るとね。
そんな工作船、ひとつの危険な船が護衛をしないと何があるか分からないと。
あれは貨客船なんですよね。
そういう荷物も運ぶ、お客様も運ぶ、そんなような船がね。
海上警備をしなければ日本の港に入って来られない。
そんな事はノーマルじゃないわけですよね?

だったら、万景峰号の今までの役割と言うのは、大型工作船であり、核の必要な物を日本から輸入していたり、それから日本にいる在日生徒ですね。
在日の学校の朝鮮学校の生徒は、北朝鮮の金正日の崇拝と言う研修を受けて、まぁ修学旅行ですよね。
それで帰ってくるんです。
帰ってきた時に我々が船に向かってシュプレヒコールをやるときにですね。
その姿を笑って見てるんですよ。
何回4回入港したんですけども、その窓越しに見てるんですね。
デッキの上にも顔を出したりしていました。

そういうふうに在日のね。
日本にいて生活していくのに、こういった我々の拉致被害の問題を真剣に受け止めて自分たちの問題としてね。
いかに考えてないか、教育してないかと言う姿を見て、本当に憤りを感じます。
来月8月10日には新潟で1万人大集会と言うのをやりますので、ぜひその日は万景峰が入港する日なんですね。
そういった姿を見てください。
そしてその大会に参加してください。
お願いいたします。(拍手)

※「原敕晁さんを救うぞ!東京集会(12)05.7.14 友愛会館にて」より一部抜粋
posted by ぴろん at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

拉致被害者を忘れないで(2)

★平野フミ子さんのお話(増元るみ子さんの姉)

もう本当に私はね、今までクローズアップされてから、修一君とるみ子が付き合っていると言うのを、父親は知らなかったんですよ、それまでは。
で、いなくなってから、いなくなってから初めて、付き合ってると言うのを父は知ったんです。
というのも、厳格な父でしたので男女交際には凄く厳しかったんです。
もし結婚を前提にしてないふたりがね、二人は結婚を前提にしてると思ってたんですけど、まだそう煮詰まった話じゃなかったから、言ってなかった。
私と母は知ってましたけど。

テレビに婚約間近とか婚約したとかいう話が先にたって、いかにも婚約中ということで話が出てましたので、そのときでも「おれは許しとらん」て言ってました。
そして9月17日以降もですね、テレビの中で妹たちを紹介するのに、婚約間近とか解説がついてたんです。
その時でも、病室のベッドの上で「まだおれは許しとらん」って言うんですね。
父親というのはすごいなぁと思いました。
自分が知らないところでそういう話がいってると言うのが、とても許せなかったんでしょうね。

10月の11日、延命措置を受ける午前中にですね、父親は「結婚を許す」って言ってくれました。
もうその時は自分でも死期が分かってたから、これだけは言って旅立ちたいと思ったんでしょうね、
父親の責任として。
なんでそんな気になったのか?
(このあたりから会場内あちこちから、すすり泣く声。以後最後まですすり泣き止まらず)
声が小さいから、耳元に私こうして(顔を寄せるしぐさ)近づけて聞いたんですけども。
「修一君とるみ子、二人は愛し合ってる」って。
「なんで愛し合ってると分かるの?」って聞いたら、何か、悪者がですね、市川君を刀で切りつけて2〜3刃、刃を受けたそうです。
軽症になったそうですね。
それをるみ子がかばったんですって。

だから「二人は愛し合ってるんだ」って、言う。
傷を負ったんだけども、二人のかばい合うその姿にですね・・・父の夢なんでしょうけど・・・父は「二人を許す」それしかないんだと思ったんでしょうね。
ですから自分がこの世を去るけれども、妹にはそれを伝えて欲しい。
私も本当「とうちゃん良かったね。やっと許す気になったね」って。
「るみ子が帰ってきたらちゃんとそれ言うからね。市川さんにもそれ報告するからね」って言いました。

※「増元るみ子さんを救うぞ!東京集会(1)04.12.9 友愛会館にて」より一部抜粋

★増元照明さんのお話(増元るみ子さんの弟)

なぜなら2002年の9月17日、あれだってアメリカの圧力があったから、小泉訪朝を金正日が受け入れたんです。
圧力がなければ本当の事を言わない国なんです。
本当にそれまで食糧支援なんかやってて、でっち上げだでっち上げだと言い続け、5年半たってアメリカの圧力があってようやく認める結果になった。
今、死んだと言われている人間を生き返らせるためには、もっと大きなエネルギーが要るし、もっと強い圧力がいります。
ですから死んだと言われている人間だからこそ、日本が圧力をかけて向こうに白状させる。
日本が追求して白状させていくと言う姿勢を見せていかなければならないと思っています。

みなさん、やっぱり怖いと思います。
でもあの国を怖がっていたら、私たちはこのままずっとあの国を怖がって貢いでいかなければならない。
末代までずっと貢いでいかなければならない。
中国に貢いでいかなければならない。
こんな国だったら、アメリカの52番目の州になれば良いんです。

私たちは、姉は日本が嫌いになりそうだと言ってますが、私は日本は好きです。
海外から見た日本と言うのはすごく美しいですし、天皇家の行事を見ても日本の文化と言うのは素晴らしいものがある。
私はそう思ってますし、その文化を守らなきゃいけないし、この日本と言う国を守らなきゃならないと思ってますので、中国の属国にもなりたくありませんし、アメリカの52番目の州になりたくもない。
日本と言う国は日本で守らなければならない。
自由と平和は授かるものではない。
自分たちで勝ち取っていかなければならないものだ。(大きな拍手)
ぜひ皆さんも周りの人にそういうふうに言いながら、経済制裁この発動、これに対して大きな声を上げていって下さい。

※「増元るみ子さんを救うぞ!東京集会(2)04.12.9 友愛会館にて」より一部抜粋


私も飯塚さんと同じで、まず姉に会ったら謝らなければならない。
30年近くも・・・(涙を流しながら語る)
取り戻していないと言うことが非常に残念です。
もう30年という年月を取り戻すことは出来ない。
でも姉が30年前私にくれた時計、今非常に私大事にしておりまして。
この時計の動きを止めることは出来ないし。
今でも動いていると言うことを彼女に教えてあげたい。
そしてこれからもずっとその時計は・・・持ち続けていくということ・・・(涙で言葉にならず、声を詰まらせる)
父が死んで、あんなに可愛がっていた姉ですから、必ず北朝鮮で姉の身を・・・(再び声が詰まる 「頑張って!増元さん!」の声)・・・守ってると思います。
以上です。

※「第7回国民大集会(25)05.4.24 日比谷公会堂にて」より一部抜粋
posted by ぴろん at 02:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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