2006年01月02日

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(15)05.12.22 日比谷公会堂にて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の報告』

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★司会:櫻井よしこさん

さてここで特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さんに特定失踪者の問題についての報告をお話し頂きたいと思います。

★荒木和博さん

ご紹介頂きました荒木でございます。
時間が有りませんので、できるだけ簡単に申し上げます。
私は前回のこの日比谷の集会で『来年の末までに問題を全て解決する』というふうに申し上げました。
もう残り一年しかございません。
ともかくできることを全てやっておかなければいけないということで、10月30日から<しおかぜ>−−さきほど横田早紀江さんの方でお話を頂きましたけれども−−短波放送を開始致しました。(会場より「いつから?」の声)
後ほどまた、ポスターを見て頂ければ書いてございますが。
そして最初30分間の放送でございましたが、12月8日から1時間30分にのばしまして(会場から拍手)現在はお名前の読み上げ=家族会の方々を含め276人のお名前の読み上げと家族の方々から書いて頂いたメッセージを私が代読をいたしております。
来年年が明けましたら家族会の皆様、特定失踪者のご家族の中で吹き込みをして頂いた方の、直接の声のメッセージを北朝鮮に流して参ります。

なおかつ今はそのメッセージの中で北朝鮮で聞いている方に是非とも−−勿論身辺の安全の問題もありますが−−その安全の問題がクリアされるのであれば何とかして日本に情報をだしてもらいたいと繰り返し繰り返して申し上げておりまして、その情報をキャッチするということについて、今回のしおかぜの短波放送と言うだけでなくて、情報のこんどは受信の方もですね、いろんな手を使いまして、新年から始めていこうと思っております。
明日、調査会理事会がございますので、そこで正式に決定して実現をしていくつもりでございます。

いずれにしても時間がございません。
『対話と圧力』と申しますけども、『対話と圧力』というのは北朝鮮が横田めぐみさんの偽遺骨を出してきたら、こちらからは『そんなとを言っていたら金正日を本当の遺骨にしてやる』という、これが本当の『対話と圧力』でございます。(拍手)

おそらくこの拉致問題が明らかになっていったらば、我々が今想像もしていないようなことが次から次にと出てくると思います。
それに我々自身が耐えていけるかどうかという事もございますが、こういうときには、順序を追って、話をしているようなのんびりしたことは必要はございません。
必要なのは戦うことだけであります。(拍手)

幸いにしてご挨拶頂きました、平沼議連会長も先の選挙の時に先頭きって戦われました。(拍手)
とにかくのんびり話し合いをしているよりは、戦うという姿勢を、是非とも持っていかなくてはならないと思っています。
その意味で、今必要なのは国会議員の先生方もゆっくりお話しすると言うことではなく、相手をどうやって叩きつぶしていくかということでございましてその意味でも、残念ながら今ここにはおりませんけれど西村眞悟議員にも是非はやいところ戦列に復帰して頂きたい。(長い拍手)

この中には警察の方もおられると思いますけども、そこのところ是非よろしくお願いします。(会場笑いと拍手)
なおかつ、もしそれが出来ないのであれば、北朝鮮から金をもらった国会議員を全部根こそぎですね・・・してもらいたい。(「そうだ!」の声、拍手・笑い)

ともかく、来年の末までに、全ての拉致被害者救出するために、全力をあげて戦います。
どうかよろしくお願い致します。
ありがとうございました。


★司会:櫻井よしこさん

小泉さんは郵政民営化のためには殺されても良いと仰いました。(笑い声)
そんなことで殺されるよりは拉致問題のために殺された方がいいのでは・・・・(会場、拍手)

・・・・・・・・・・
このエントリーのテキストは金木犀様の手によるものです。


制裁発動で被害者救出を!国民大集会(14)05.12.22 日比谷公会堂にて

『横田早紀江さんの訴え』

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★櫻井よしこさん
 
世界12カ国、少なくともこれだけの国々から被害者が出ています。
こうした事が今明るみに出る事が出来ましたのも、実は日本から始まった地道な運動あってこその事でございます。
家族の皆さん方、救う会の皆さんがたが本当に一生懸命にこれまで活動してきました。
その思いを込めてめぐみさんのお母さんの早紀江さんにお願いしたいと思います。(拍手)

★横田早紀江さん

皆さんこんばんは。(「こんばんは」の声)
今日は本当にお寒い中、こんなにたくさんの方がお集まりくださり本当にありがとうございます。
(会場より「お父さん大丈夫かぁ?」の声)はい、すみません。
本当にご心配をおかけいたしておりますが、私たち本当に不器用な夫婦なもので、一生懸命になったあまりちょっと過労気味だったんですけども、やはりちょっと無理があったのか体調を崩しまして、静かに静養をしましてしばらく健康回復に努めたいと思います。
非常に順調に快復しておりますので、どうぞご心配なく、ありがとうございました。(拍手)

たくさんの国から多くの被害者の方々が、一緒に集うことが出来ました。
本当に9年前の活動の事をいつもお話させて頂きますけども、銀座とか有楽町でいくらチラシを配っても、たくさんの人が通られる日本の町の中でも、誰一人取って頂けないような時期、本当に寒い中で皆様と一緒に頑張っていましたけど。
こんな事をしていてもどうなるんだろう?と思っていました。

あの頃から比べますと、今本当に北朝鮮の金正日の悪い思いが、こんなにたくさんの国々の人たち。
日本だけでなく、たくさんの十何カ国の国からもたくさんの拉致被害者が出ている。
その事がこんなに明るみに出てきて、そして国民の皆様の心の中にも本当にこんなに恐ろしい事が現実にあったんだという事がはっきりと刻み付けられたって言う。
このような大きなことになったという事を、本当にありがたい事だと思っています。(拍手)

中々信じられないような事でありました為に、私たちも非常に躓きながらやって参りましたけれども、本当に救う会の皆様方、そして国会議員の先生方、皆さん方の本当に温かいご支援の中でいろんな知恵を働かせてくださって。
今回またしおかぜと言う家族の者たちの声を、北朝鮮の閉鎖された中で、中々向こうから情報が出てこない、こちらからも届けられないという事で、短波放送を通じて家族の声を届けるという事まで考えてくださって。

まぁどこでそれが通じるか分かりませんが、私も昨日めぐみに呼びかけました。
「横田めぐみちゃん!」とはっきりと言いました。
「お母さんですよ、頑張ってますか?」
「必ず助けてあげるから、必ず帰って来れるから、元気でいなさい」
と一生懸命に叫びましたけど。

ちらっとどこかで、一言だけでもその声が聞こえたときにどんなに力づけられるだろうと、他の方たちの声も皆そうだと思いますから。
その声を頼りにでも元気でいて欲しいと思っていますし。(拍手)
必ず皆が本当に元気で帰ってくるように。
日本の暖かい皆様がどんなに大きな喜びで、大きな声で喜んでくださるかと。
その事を待ち望んでこれからも頑張って参りますので、どうか世界平和のためですこれは、日本の国のことだけではありません。
本当に世界の平和の危機が存在している事が世界の恐怖でありますから、世界が平和になるために皆さんと一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(拍手)

★櫻井よしこさん

13歳だっためぐみちゃんはすでに41歳になっているはずです。
本当に長い時間が過ぎてしまいました。
もう一回心引き締めて私達頑張りましょう。

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(13)05.12.22 日比谷公会堂にて

『西岡力 救う会常任副会長による総括』

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★櫻井よしこさん

ではここで、救う会常任副会長で東京基督教大学の教授である西岡力さんに総括をしていただきたいと思います。
よろしくお願いします。(拍手)

★西岡力氏

二つの事を申し上げたいと思います。
今ここに、タイからレバノンから韓国から被害者の家族が来てくださいましたが、もっともっと世界中から拉致が行われているという事です。
私たちの今現在分かっている所で、12カ国から拉致が行われています。
韓国・日本・レバノン・タイ、それ以外にルーマニア・マカオ系の中国人・マレーシア人・シンガポール人・フランス人・イタリア人・オランダ人・ヨルダン人が拉致されているという報告は間違い無いと言う、証言証拠が出てきています。
特に帰ってきた被害者の方たちが、韓国の崔銀姫さんと言う映画俳優だったり、レバノンのシハームさんたちと一緒に帰ってきた人たちだったり、ジェンキンスさんや曽我さんたちだったりが見た事を直接証言してくださっています。
それが一つ目です。

そして二つ目はこのことは何を意味するか?
金正日が悪事が暴露されてきたという事です。(拍手)
拉致は金正日が命令したんです。
彼は完全犯罪だと思っていたでしょう。
しかし、少しずつ少しずつ家族を愛する人たちの願いと勇気ある亡命者、あるいは帰って来た人たちの証言によって悪事が暴かれつつあるという事です。

悪を前にして私たちは何をするべきか?
制裁をするべきだと思います。(拍手)
悪に怒る事を忘れた国は滅びます。
日本国は今こそ金正日の悪に対して、世界中で行っている拉致犯罪に対して、先頭に立って金正日に制裁を試みるべきだと、私は思っております。(拍手)
以上が私の総括です。
ありがとうございました。

★櫻井よしこさん
 
世界12カ国、少なくともこれだけの国々から被害者が出ています。
こうした事が今明るみに出る事が出来ましたのも、実は日本から始まった地道な運動あってこその事でございます。
家族の皆さん方、救う会の皆さんがたが本当に一生懸命にこれまで活動してきました。
その思いを込めてめぐみさんのお母さんの早紀江さんにお願いしたいと思います。(拍手)

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(12)05.12.22 日比谷公会堂にて

『安明進さんの訴え(元北朝鮮工作員)』

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★司会:櫻井よし子さん
日本人、レバノン人、タイの人、韓国の人、これほど多くの悲しみと苦しみを与えている憎むべき北朝鮮の金正日政権について非常によく知っている元工作員の安明進さんにお話を伺いたいと思います。

★安明進さん(日本語で、一生懸命お話になりました)

みなさまこんばんは。
今日は本当に大勢の方々が非常に貴重な話をしますから、私に与えられた時間を少しでも節約するために日本語で話します。
まだまだ不十分な日本語ですが、(拍手)まだほんとに不十分な日本語ですが、殺人マンでbadである金正日の巣窟から拉致された日本人と皆様の兄弟を救出し、かわいそう(な)私の2000万同胞たちを救いたいと(いう)私の気持ちは皆さまがよくご存じだと思います。(拍手)

私は1987年3月から、1993年5月まで北朝鮮のスパイ養成機関である『金正日政治軍事大学』でスパイ教育を受けながら、拉致された日本人だけではなく、いろんな外国から拉致された外国人を目撃しました。
私は彼たちが、自分の意志で北朝鮮という暗黒の世界に、自分の意志で入ってきたとは絶対思わないです。(拍手)

彼らみんなが世界いろいろな国から、北朝鮮のスパイたちに拉致されたと、私は確信して、1997年からあの事実を、本を通じて、マスコミを通じて言ってきました。
もちろん1997年当時は、私のこのような話をほとんどの日本の方々が信じなかったんですが、時間が(たって)金正日も認めたし、私はなく他の人たちによっても、世界いろいろな国から拉致された被害者と、金正日のほんとに多い拉致犯罪がどんどん、どんどん、明らかになりました。

みなさま、金正日は日本人(だけ)ではなく世界いろいろな国から大勢の外国人を拉致しました。
実は、今北朝鮮にいる2300万の北朝鮮人民も、金正日に拉致されたと私は思います。(拍手)

このような歴史の・・・政権が今、世界最高の先進国であると自負する日本の一番近い距離にあるという事実だけでも、日本の国家とみなさまに本当に恥ずかしい事だと、私は思います。
金正日政権の残酷性と危険性に絶対に顔を背けてはならないのです。

これはみなさまの安全と幸福を実現するためにです。
一日も早く、金正日政権を壊させることだけが、拉致された日本の被害者といろんな世界の被害者たちを救出する道だと私は確信します。(拍手)

みなさま、北朝鮮に対する、経済制裁はかわいそう、本当にかわいそう(な)私の2300万北朝鮮人民にかけられる経済制裁ではなく、彼たちを、飢え死にさせる、なぶり殺し、凍え殺し、銃殺している金正日政権に対する経済制裁です。(拍手)
本当によろしくお願いします。(拍手)
ありがとうございました。

★司会:櫻井よし子さん

安明進さん本当にありがとうございました。

・・・・・・・・・・・
このエントリーのテキストは金木犀様の手によるものです。

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(11)05.12.22 日比谷公会堂にて

『崔祐英 韓国・拉致被害者家族協議会会長の訴え』

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★櫻井よしこさん

韓国には朝鮮戦争のときに拉致された人に加えて、その後拉致された多くの人たちがいます。
その休戦後拉致された人々、その被害者の家族会を代表して崔祐英さんにお願いします。
崔さんは今韓国で黄色いハンカチ運動を広げています。
崔さん、お願いします。(拍手)

★崔祐英さん(※ご自身による日本語での訴え)

皆様こんばんは。(「こんばんは」の声)
今回の国民大集会に私を招待していただいた横田滋代表、平沼会長、佐藤会長にご感謝いたします。(拍手)
拉致された私のお父さん、それから日本の拉致された方、またタイ・レバノンの方々が寒い冬を北朝鮮にいる事を考えると胸が痛いです。

今年10月26日にはお父さんの60回目のお誕生日で、イムジン河と言うところの松の木にイエローハンカチをかけました。
それがマスコミに放送されて韓国のあちこちでイエローリボンの運動が始まりました。(拍手)
イエローハンカチの意味は「あなたを忘れないでいつまでも待っている」と言う意味です。
韓国の教会や市内、それからアパートにイエローリボンの運動をして、ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)代表も参加しました。

11月8日から10日までソウルの北朝鮮の人権国際大会でも、イエローリボンの運動をしました。
北朝鮮はこのイエローリボン運動に対して脱北者はいないと、イエローリボン運動を非難しました。
12月に南北首脳会談が開いて、我が国が脱北者に対して言及してたんですけど、北朝鮮はそれを無視してしまいました。
私は我が政府が北朝鮮より力が弱い、力が無いと落胆して、国民として悲しいし寂しかったんです。

このような状況の中で日本の被害者家族会の代表として増元事務局長がアメリカに行って、韓国の拉致問題に対しても北朝鮮の人権大使に言及していただいてご感謝いたします。(拍手)
また国民大集会にいらっしゃった皆さんにもご感謝いたします。(拍手)
この会場の応援の力を受けて韓国の状況が難しくても、私たちは金正日政権の中で拉致された家族を取り戻す為に頑張ります。
どうもありがとうございました。(拍手)

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(10)05.12.22 日比谷公会堂にて

『金聖浩 朝鮮戦争拉致被害者家族協議会前理事長の訴え』

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★司会櫻井よし子さん
次に韓国からのゲストをご紹介します。朝鮮戦争の時に拉致された人々、朝鮮戦争拉致被害者家族協議会を代表いたしまして前理事長の、金聖浩(キムソルホ)さんにお願いします。

★金聖浩(キムソルホ)さん(※金さんご自身の日本語による訴え)

自由と平和を愛している、そして拉致被害者を救うために集まった日本の皆さんこんばんは。(拍手)

北朝鮮による拉致テロは朝鮮戦争から始まりました。
当時金日成は韓国を共産統一する目的で戦争を起こしました。
そして占領した韓国のあらゆるところで8万2959名の人たちを拉致しました。
これは金日成の秘密命令によって行った拉致犯罪でした。
拉致された韓国の人たちは、戦争遂行の目的で拉致されたんです。
だけど北朝鮮は今(ま)でも拉致を認めていません。
韓国の政府もほとんど同じ立場にたっています。
本当に恥ずかしくて心を痛く思います。(拍手)

金日成に続いて、金正日も韓国を共産統一するための方策を進めて、日本を始め、タイ、レバノンなどの世界の多くの国の人たちを拉致しました。
金日成・金正日は自分の独裁王国を強化するために自由と平和と人権の絶対的な価値を破壊しました。(拍手)
このような犯罪は絶対に許すことができません。(拍手)

拉致問題の解決というのは、アジアの全ての国の自由と平和、正義と人権を守ることだと思います。(拍手)
このようなことは経済制裁をしながらも、解決しなければならない緊急な問題です。(拍手)
悪魔的なテロ集団に対して経済支援をすると言うことは、ガンのような悪い細胞に栄養を与える結果と同じ事だと思います。(拍手)
いち早く拉致被害者を救うことと、北朝鮮住民を救うことは、経済制裁とともに、国連の安保理までも持ち込んでゆくばかりだと思います。(拍手)

自由と言うことは何もしないでただで守ることはできません。(拍手)

freedom is not free(フリーダム・イズ・ノット・フリー)

自由を愛する日本を始め拉致被害を受けた全ての国と連携して戦いましょう。(拍手)

拉致被害者が故郷に帰るその日まで、アジアの自由と人権、平和がもたらされるその日まで、<撃ちてし止まぬ>の心構えでがんばりましょう。(拍手)
どうもありがとうございました。(拍手)

★司会櫻井よし子さん

金さんありがとうございました。

・・・・・・・・・・
このエントリーのテキストは金木犀様の手によるものです。

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(9)05.12.22 日比谷公会堂にて

『ハイダールさんの訴え(レバノン人拉致被害者・シハームさんの母)』

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(写真は左より ハイダールさん、通訳のマレック・ゲダムさん 島田洋一副会長)



★島田洋一 救う会副会長

救う会の島田です。
簡単にご紹介しますけれども、娘さんのシハームさんが北朝鮮に拉致されている被害者であります。
それからもうお一方、レバノンのフリーのジャーナリスト・マレック・ゲダムさん。
お母さんを助けて拉致問題の取材等もしておられます。

実はお母さん、こうして日本のテレビなんかに映されて、それを北の連中がモニターしてですね。 
レバノンに帰ってから狙われるんじゃないか?というのを大変恐怖感を感じておられるんですが。
我々日本の家族会・救う会もそうですが、我々は大勢人数がおりますけども、レバノンでたった一人で北朝鮮拉致に対して闘っておられると言う状況ですので。
もし日本の集会に出てテレビに出て、お母さんが襲われる事があれば、我々日本人が許さないと・・・(大きな拍手が沸き起こり、後は聞き取れず)

時間の関係もありますので、ごく簡単に娘さんが連れ去られた経緯を一言二言言いますと、日本の有本恵子さんの場合と大変良く似ています。
北朝鮮の工作員がですね。
日本の日立で良い仕事があるんだと騙して、レバノン人の若い女性4人を1978年に連れ出したと。
日本に行くはずが北朝鮮に連れて行かれてしまったと、こういう状況であります。

お母さんアラビア語で喋られますけれども、マレックさんがそれを私に英語で通訳して、私が(日本語で)。(笑い声)
伝達するのに齟齬があるものですから、一応原稿で進めたいと思います。

★ハイダールさん
(通訳:アラビア語→英語 マレック・ゲダム氏 :英語→日本語 島田洋一氏)

日本から電話が来るはずがいくら待っててもかかって来ないので、だんだん不安が募ってまいりました。
お母さん、当時イタリアで働いておられたんですが、イタリア警察に相談に行った所、まぁ「警察がじゃあ捜しましょう」
その数ヵ月後、何と娘は日本ではなく北朝鮮にいるというニュースがやって来ました。
私はパニックに陥って訳が分からなかったんですけども、北朝鮮なんて国が果たして存在するのか?
地図の上でどこにあるのかさえ分からない。
全くどうやって連絡を取って良いのか分からない。
そういう状況でもう一度警察に訪れて助けを求める。
それしか私には出来ませんでした。

それから更に数ヶ月が経って、レバノンから知らせがあったんですが、娘のシハームがレバノンに帰って来たという事でありました。
私は早速会いました。
娘の顔が見られて幸せだったんですけれども、非常に精神的に参っている様子で健康状態も悪いと。
心配になって一体何があったんだ?と言う事を聞いたところ、娘が泣きながら、実はあるアメリカ人男性の子供を身ごもっているのであると、そのように告白されました。
私は衝撃を受けてパニックに陥ったわけですけども、しかしここは自分を納得させなければならないと努力し、いわゆる夫とそして赤ん坊が北朝鮮に出来たと。
家族が出来てアメリカ人の夫も良くしてくれるようだから、ある人との子供が出来たらその人と一生共に暮らすのが娘の考え方だと私は分かっています。
だから北朝鮮に戻るという事を私は許しました。

娘を再び北朝鮮に帰らせたというのは、大変な恐るべき私の誤りでした。
北朝鮮がどういう国か知っていたら、決して行かせなかった筈であります。
娘は27年間も(北朝鮮に)いますけど、その間数度しか会っていない。
一度北朝鮮に私行った事あります。
更に不幸な様子で、彼女の家がどこなのか?お母さんは知らされない。
娘の家を訪れる事も許されなかった。
常に北朝鮮の男、人間が4人付いていて私たちの行動を監視していた。
最後に空港に見送りに来た娘さんは大変激しく泣いたと、いう事であります。
年に一度くらいお母さんの誕生日に電話が来るそうですけど、ただお母さん大丈夫か?と聞いて、自分達は大丈夫だと言うだけであって。
彼女が話せない状況だというのは私分かってますから、質問をこちらからしようとはしません。
しかし健康状態が悪化しているという事を、色々な所から聞いていて大変心配です。
このままだと私が傍に居れないまま娘が死んでしまうのではないか?
あるいは私が死ぬときに娘が傍に居れないのではないか?
そういうような事を考えてしまう。

北朝鮮は私の娘の人生を破壊しました。
海外で働いてお母さんを楽にさせたいという娘の夢に付け込んで彼女の人生を壊したのです。
同時に私の人生をも北朝鮮は壊しました。
仕事から引退した後は娘と暮らしたいと言うのが私の夢でしたけれども、今私はレバノンにたった一人でいます。
娘も夫に先立たれて、遠く離れたところで子供3人と暮らしています。
娘シハームは私にとってたった一人の子供です。
私の願いは娘とそして孫と一緒に過ごしたい。
それだけであります。
レバノンには私を支えてくれる人がいない状況ですので、娘を取り戻すという望みはほとんど捨てかけていました。
しかし、今回こうして日本の皆様と知り合う事が出来、再び私は自分の娘をいつかは取り返せるという希望を持つ事ができました。
皆さんと共に北朝鮮によって引き離された全ての家族が共に暮らせるようになるよう、私も頑張ります。
どうもありがとうございました。(拍手)

★櫻井よしこさん

ハイダールさん、ありがとうございました。
次に韓国からのゲストをご紹介します。
朝鮮戦争のときに拉致された人々、朝鮮戦争拉致被害者家族協議会を代表しまして、前理事長の金聖浩さんにお願いします。(拍手)

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(8)05.12.22 日比谷公会堂にて

『スカム・パンジョイさんの訴え(タイ人拉致被害者・アノチャさんの兄)』

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(写真左より スカムさんの息子さん、通訳の海老原さん、スカムさん、スカムさんの住む土地の郡長さん)




★櫻井よしこさん

では次にタイから拉致されましたアノチャさんのお兄さん、スカム・パンジョイさんにお願いします。
アノチャさんは1978年に拉致されまして、曽我さんと一緒に暮らしておりました。
パンジョイさんの通訳を務めてくださるのは海老原智治さんでタイのアヤプ大学の講師を務めておられます。
ではどうぞよろしくお願いをします。(拍手)

★スカム・パンジョイさん(通訳:海老原智治氏)

日本の支援団体の皆様、今回私を招聘いただきまして、また私の妹の救出の為にご支援頂きまして大変ありがとうございます。(拍手)
私の妹であるアノチャ・パンジョイは非常に性格の良い子でありまして、家族を非常に愛して、きょうだいを非常に愛する者、人間でありました。
それから例えば、出稼ぎに行った先から帰って来る時には家族にたくさんのお土産を持ってきまして、家族に配るという事をしていました。
その度に持ってきた服ですとか食べ物、それを帰ってくる度に私たちは受け取った物でした。

妹であるアノチャは非常に積極的な性格で人を恐れない、物怖じしない性格でありました。
また美しく着飾る事を好む、そのような女性でありました。
また旅行、それから遠くに出かけること、そのような物を非常に好む性格でありました。

妹のアノチャが失踪したという事を知ったとき、突然失踪しまして、しかし私はそれをどこに伝える事も出来ませんでした。
と言いますのは一つの理由はその当時のタイでは、連絡と言うものが非常に不便な時代でして、どこに伝える事も出来ず、また当局に訴え出ると言う事も致しませんでした。
そのために探すと言う事も私には出来ませんでした。
ただただ、いつ帰ってくるのかと、そう思いながら待つばかりでした。

私が妹が失踪したと言うのを知ったのは次のような経緯によります。
1978年の11月に、妹と親しくしているタイ人の友人から突然手紙が参りました。
その手紙には、
「お兄さん、バンコクのアノチャさんが尊敬して敬っている人のお宅まで会いに来てください。お話したい事があります。」
そのようなことがありまして、私はその妹が親しくしていた尊敬していた方の家まで会いに行きました。

そのときバンコクまで私は会いに行きまして、妹の友人であった方に話を伺いました。
そこで伝えられました事は、妹が1978年の5月21日にマカオで失踪したと言う事でした。
で、その時には、マカオ人の女性二人とほぼ近い時間にいなくなったという事が伝えられました。
私はそれを聞いたところでもうどうする事も出来ませんでした。
ただそれを聞いて驚いて、ただそのまま家に帰ることしか出来ませんでした。

私は妹がそういう境遇に陥ってしまった事を知って非常に悲しい思いをしました。
妹は連れ去られて一体何をさせられているのか?全く分かりません。
妹の学歴は小学校の4年生卒でしかありませんでした。
そのような者を連れて行ってどうしたのか?
全く私には分かりませんでした。
で、妹が健在である事をジェンキンスさんの手記で今年知るまで、そういう思いをずっと抱えて参りました。

この件につきましては日本政府の方々、日本の支援者の方々、それからタイ政府の方々が私および私の妹を助け出すためにご努力いただいております。
これは何よりも代えられない私の幸せであります。
このご支援を頂いている支援者の皆様と言うのは、非常に心の温かい方々ばかりであると私はそう信じております。(拍手)

私は今日、このようなお土産を日本の支援団体の皆様に持参して参りました。
これは私の出身地であり妹の出身地でもあるチェンマイから持参したものです。
ここには中央に女性のレリーフがあり、左右に手が掲げられております。
この中央の女性は妹を象徴しており、二つの手は妹を救うと言う気持ちを表しております。
左にありますこの手は日本の皆様方、こちらにありますもう一本の手はタイの支援者の国民の方々。
この二つのご支援によって妹が早く帰ってくることを願ってこのような物を持って参りました。(拍手)

★櫻井よしこさん

どうもありがとうございます。
右手に立って写真を掲げていらっしゃった方は息子さんでございます。
向って左に立っておられた方は、日本で言えば町長さんと言うんでしょうか郡長さんでいらっしゃいまして、同行してくださいました。
本当にありがとうございました。(拍手)
次にレバノンから拉致されましたシハームさんのお母さんのハイダールさんにお願いをいたします。(拍手)
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