2006年01月26日

竹下珠路さんの声 古川了子さん第5回行政訴訟報告会より

東京地裁で行われた、古川了子さんの拉致認定を求める行政訴訟の傍聴と報告会に参加してきました。
本日の裁判では原告側から証人申請を求めて裁判所の判断を仰ぐ予定でした。
が、裁判の冒頭、裁判官から「進行協議期日」を設けてはどうか?と言う提案がなされました。
「原告・被告ともに拉致問題解決のベクトルは同じであるのだから、胸襟を開いて進行の協議をしてはどうか?」と言うのが裁判官の言葉です。

裁判官の提案を受けて、法廷は一時休廷。
原告側弁護団は協議の上この提案を受け入れました。
理由は、裁判所側の姿勢に証人尋問に前向きなニュアンスを感じ取り、同意の意向を示したとのことです。
被告・国側もこの提案に同意し、来月2月27日協議が執り行われる事に決まりました。

「進行協議期日」というのは原告・被告がこれからの裁判の進行のあり方など実務的な協議を行う事だそうです。
ただし、これは代理人同士の話し合いなので、傍聴は不可。
今日の裁判で承認申請が認められなかったのは、歯痒いものがありますが、裁判所の姿勢に好意的な物があるのを感じての決断です。
裁判所が今回このような態度に出てきたのは、やはり拉致問題に寄せる世論の高い関心が背景にあるからだろうとの指摘が弁護団よりされました。

もっとも、「進行協議期日」を設け、原告・被告共に同意したからと言って、証人申請が必ず認められると決まったわけではありませんので、油断は出来ません。
尚一層のご支援ご協力をお願いしたいとの弁護団からのお願いもありました。
ネット上でこの記事をお読みの方々も、世論喚起のため、出来る事をコツコツ積み上げて頂きたいと思います。

報告会での竹下珠路さんの声を取り急ぎアップします。
裁判の進行ののんびり加減には、正直イライラしますがこちらの側も諦める事無く粘り強く支援を続けていきましょう。

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竹下珠路さん 古川了子さん第5回行政訴訟報告会 06.1.26 東京弁護士会館にて

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報告会に引き続き、調査会の記者会見が行われました。
詳しくは後ほど調査会ニュースで配信になると思いますが、速報を一つ二つ。

短波放送「しおかぜ」は来週月曜日から、いよいよ朝鮮語・英語・中国語での放送を開始するそうです。
月曜が朝鮮語、火曜が英語、水曜が中国語で後の放送は日本語です。
しおかぜは北朝鮮のみならず、アジア各地やヨーロッパでも聞こえたと言う報告があり、多言語で放送を出す事により、様々な情報が調査会に入る事を期待しているとのこと。
むろんこれらの外国語版放送にも、情報の受け手である私書箱の宛先も乗せるそうです。

それからもう一つ、「しおかぜのサポータグッズ」と言う事で調査会より新しく作ったグッズの紹介がありました。
販売は来月2月6日より。
通販他集会などでの販売を予定しているとの事。
売り上げはしおかぜの運営資金に当てられます。
このグッズは、労働組合の方でいろいろとアイデアを出してもらって作った物だそうです。

今時の若者にも抵抗なく受け入れてもらえそうな、マフラータオルとハンドタオルです。
このアイデア考えた人、GJじゃないでしょうか?
こうやって様々な人がそれぞれ知恵を持ち寄り、世論の盛り上げにつなげるのも大事なことではないかと思います。
写真を撮らせて貰って来ましたのでどうぞ御覧下さい。

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posted by ぴろん at 15:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

よど号犯人と拉致問題 東京集会(4)06.1.19 友愛会館にて

『川添友幸 救う会神奈川会長のお話』

★西岡力副会長

続きまして、今日は拉致の実行犯について考えてみようと言う趣旨で集会を開いているんですが、よど号の犯人たちは20人拉致していると言う事が分かって来てるわけですけども、そのグループの妻たちはどんどん帰国しているわけですね。
帰ってくると旅券法違反と言う罪で捕まって裁判が行われていると。
その裁判を継続して傍聴して来た、救う会神奈川の川添さんから報告をして貰います。

★川添友幸 救う会神奈川会長

初めてこういう場で話しますんで、ちょっと上手く出来るか分からないんですが、ご説明していきたいと思っています。
ちょっと今日、資料を作ってきたんですが、「よど号を通して見た拉致事件」という資料を作りました。
全部ことらだけじゃなくて、こちらの流れの中で少しずつ説明していきたいと思います。

まず、よど号のハイジャック事件自体は1970年、もう35年前でしょうかね。
ハイジャックをしまして、韓国経由で北朝鮮に向かったと。
当初どうもすぐ帰ってくるつもりだったんですが、中々帰って来られなくなってしまった。
70年代後半から80年代初めにかけて、日本から次々入国した女性たちとですね。
強制結婚だったんじゃないかと言うこともあるんですが、結婚してですね。
今度はヨーロッパにおいてですね。
非合法な活動を開始いたします。

そういう中で88年に日本政府がですね。
ソウルオリンピックを日本赤軍やよど号グループが妨害する恐れがあるんじゃないか?と言う事を、各国の情報機関から入手しまして。
テロ防止の観点から旅券を返納しろと言う命令を発動しました。
1993年に返納命令に従わなかったと言う事で、旅券法違反で妻たちに対して国際手配を警視庁がかけました。
この後でご説明する裁判と言うのは、この警視庁の出した旅券返納命令違反における国際手配の裁判です。

2001年以後ですね。
よど号グループの帰国がずっと続いています。
妻たち自体は国際手配をされておりますので、帰国後、逮捕起訴されるんですが、この旅券法自体が微罪の為に実際有罪判決が宣告されても執行猶予になってしまいます。
今まで実刑になった方が一人もいらっしゃらないみたいで、非常に問題だと思います。

更にですね。
先ほど有本さんの方からお話があったと思うんですが、子どもたちがかなり帰って来ていまして。
この子供たちと言うのはもちろん国際手配をされていませんので、日本国籍を取得して私たちと同じように一般社会で暮らしています。
今日、警察庁とか内閣府に行った時も増元さんとかお話しされたんですが、今子どもたちがパスポートを入手しまして北朝鮮と日本を行き来しています。
北朝鮮から何らかの支持を受けて動いているんじゃないかと言う事で、ぜひパスポートについても以前やったような旅券返納命令を日本政府は取っていただきたいなと、私は思っています。

私自身がよど号の事件に関るようになったきっかけは、先ほどお話の出ました、高沢皓司さんの「宿命」を読んで非常に引き込まれてですね。
この問題取り組みたいなと思いました。
実際細かい裁判の内容に入りますと、私たち救う会神奈川としてはですね。
裁判をやっているという話を聞いて、これはちょっと見てみる必要があるなと言う事で、神奈川の会の私と他にボランティアの方とだいたい3〜4人くらいでずっと裁判の傍聴を行いました。
傍聴した期間は2004年の7月から2005年の6月まで、1年間の間で裁判の数は9回傍聴に行きました。
被告人は有本恵子さんを拉致した容疑で今国際手配をされています、安倍公博の奥さんである魚本民子とですね。
田中義三、あのカンボジアで偽ドル持って捕まった、の奥さんの水谷協子の裁判です。

先ほど出ました八尾恵の証言によりますと、この水谷協子はどうも有本さんの入国した後の指導係りだったんじゃないかと言う話が出ていますが、裁判ではこの辺を追求したみたいですが、全く答えないような状況でした。
細かい裁判の一問一答みたいのはですね。
私たちの救う会神奈川のHPがありまして、HPからリンクが貼ってありますaoinomamaさんのHPに全部一問一答が出てますので、そちらを見て頂ければと思います。(http://aoinomama.trycomp.net/

裁判の全体的な様子からまずご説明しますと、裁判は公開するんですが、人出が多いと言う関係で傍聴券を交付するのに抽選があるんですが、基本的にほとんど傍聴に来る人はおりませんので私たちで殆ど傍聴出来てます。
傍聴に来る方を分類して見ていますと、私たち救う会あるいはよど号グループの支援者の方、子どもたち。
あと私自身が一番びっくりしたのは、有罪判決を受けて執行猶予中の妻たちも傍聴に来ていました。
更に警察の方とかマスコミの方、大体メンバーの方は同じような方々です。
私ちょっと見て感じたのはですね。
よど号グループの関係者が来て傍聴しているのは被告人に対する激励よりも、八尾さんみたいに余計は発言をするなと言う監視の為に北朝鮮から来ているのではないか?と感じました。

一番私が印象に残ったシーンと言うのは、一昨年の12月24日の水谷協子の初公判の時です。
この日、実は内閣府の方で横田めぐみさんの遺骨が偽遺骨だと発表のあった日で、ご家族の方皆さん東京におられましたので。
私の方でちょっとお願いしますと言う事で、松木薫さんの弟さんの松木信宏さん、お姉さんの斉藤さん、有本さんのご両親、石岡享さんのお兄さんの章さんが、お願いしたら来て頂きましてみんな一緒に並んでたんですね。
今までは我々が普通に並んでいてもよど号の支援者の連中は黙ってるんですが、何か慌ててるんですね、我々が来ると。
横で何気なく聞いていると、「今日は二家族来ているぞ、二家族来ているぞ、二家族来ているぞ」と。
「今日は旅券方の裁判なのになんで拉致の人たちが来るんだ?」と言ってるんですね。

非常にまずこっけいに思えたのはですね。
石岡章さんと言うのはいろいろ事情があって、家族会に入られなくて一人で活動されているんですね。
殆どマスコミにも出ないので、石岡さんの顔知らないもので松木さんの所と有本さんのところと二組いると思ったんでしょう。
裁判自体もなんで傍聴に来るんだ?と言われても、公開されている物を我々傍聴に行こうとなんでこんな事を我々に言うのか?と。
大きなお世話だなと感じたところなんですが、実はこのときのやり取りがよど号グループの機関紙を私とっておりまして、機関紙に以下のように書いています。

中略となっていまして「かりはゆく」と言う機関紙の名前なんですが。
『傍聴席に拉致被害者家族も顔を見せており、次回24日の検察側の被告人質問は八尾証言を唯一の根拠としながら何としてでも彼女(水谷協子)を、「拉致犯の一員」にでっち上げようと悪辣に策動してくると思われます。』
でまあ最後のところに、『「かりの会」のメンバーは「拉致問題」とは何の関係もありません。』
拉致を実質的に否定しています。

自分達は拉致に関与していないということを彼らはずっと主張しているんですが、そうであれば堂々とですね。
有本のお母さんなり我々に言うべきだと思うんですが、何か知らないんですが右往左往、右往左往していまして、何も私たちに言ってくる事を感じませんでした。

で次に大きな問題点と言う事で非常に感じたのは、裁判自体が、こういう事を言うと検察庁に怒られてしまうかも知れませんが茶番であると。
私なんか、ドラマで裁判なんかを見ていますと、検察側と弁護側が丁々発止でやるもんだと想像してたんですが、実際検察側が微罪であると言う事もあって、さっき有本さんのお母さんの話もあったんですが、事実究明が今一歩であると。
弁護側の方が本当に意気揚々としていました。

ただですね、一つ面白いなと思ったのは、検察側が八尾恵さんの長所を証拠として採用しようとすると、弁護側は八尾さんの長所は証拠性がないと、八尾さんの言った事はおかしいと彼らは主張するんですが。
それであれば八尾さんを法廷に呼んでちゃんと質問すればいいことなんですが、八尾さんを法廷に呼ばないんですね。
なぜ呼ばないかと言う事をちょっと考えてみると、これ以上余計な事を喋られてしまうと困ると言う事と、検察側のほうも今後有本さんの安倍公博の公判があると言う事で、手の内を晒したくないと言う事で。
この問題自体が問題だと思います。
そもそも旅券法違反の事件で拉致問題で解決しようと言う、この調査手法に問題があるんではないかと私は思います。

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最後の一点として私もうひとつお伝えしたいのは、実行犯が今度帰国します。
今日ちょっとパネルを作ってきたんですが、これよくテレビに出てくる写真なんですが、この二人(黒田佐喜子、森順子)が3月ないし8月くらいに帰ってくるんではないか?と言う話です。(黒田、森両名が石岡享さんと一緒に写った写真を見せる)
このような明らかな証拠があるんですね。
このような明らかな証拠があるにも拘らず、現在もまだ警察は拉致容疑でこの二人に手配をかけていません。

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これは「宿命」の中にちょっと出てくるんですが、彼女たち二人が実はスペインのマドリッドのホテルに、松木さん石岡さんの泊まったホテルのすぐ傍のホテルにいまして。
宿帳に、彼ら本名で書いてるんですね、森順子と黒田佐喜子。
これは間違いない証拠だと思いますんで、何とかですね。
非常に難しいかもしれませんが、警察の方に頑張ってもらってこの問題、自供に追い込んで全員の拉致被害者奪還と言うことを是非やって頂きたいと思います。

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最後に時間が無いんで一点ですが、一番向こうのパネルの白黒の福留貴美子さん。
この方やはり海外旅行に行こうとして、モンゴルに行こうとしましてそのまま北朝鮮に連れて行かれてしまった方で、テルアビブ・ロッド空港乱射事件の犯人の岡本公三のお兄さんの岡本武と強制結婚させられてですね。
よど号グループは死んだと言ってるんですが、その方の娘さんたちは実はもう帰国していまして裁判に来ていました。
福留さんについても実は警察は拉致では無いと言う事をつい最近証言したりして、この福留問題も含めてですね。
3人+福留さんを入れて4人はですね。
一刻も早く救出しないといけないと思いますので、皆様のご協力の方、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。(拍手)
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