2006年03月13日

06.2.16 増元照明さん1 東京連続集会15(5)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話 その1』

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こんばんは。(「こんばんは」の声)
代表、副代表が遠慮がちにしゃべられて時間がずいぶん余ってますので(笑い声)、私は思いっきり言いたいことを言わせて頂きます。

まずこの今自民党の拉致問題対策本部長の会合があったと書かれてありますけど、やらないよりいいんですけど、ただ遅いんじゃないか?と言うのが非常に私の実感です。
私達はすでに2000年から経済制裁を求めている。
拉致問題の解決をするために経済制裁して圧力を加えるしかないだろうというのが2000年から救う会が言い始めた、ですよね?2000年ですよね?(控え席の方に同意を求める)

そのときに自民党の国会議員でも民主党の国会議員でも拉致問題が重要な問題だと感じていたら、当然北朝鮮への制裁のシュミレーションチームを作らなきゃいけなかったんですが、自民党が作ったのは結局2002年の9・17以降です。
ですからそれからですね、3年半になろうとしているこの状況の中で、ようやく経済制裁の発動を義務付ける事を盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子を了承し今国会提出。
ちょっと遅いんじゃないんですか?と言うのが実感です。

できれば昨年の通常国会でこの法案を出して欲しかったですね。
それから一昨年の12月24日に細田官房長官が、「迅速かつ誠意ある対応がなければ厳しい対応を取らざるを得ない」と言ったわけですから。
あの時に横田めぐみちゃんの骨と称する偽物の骨を掴まされるわ調査結果はデタラメだわ、国民の皆様が怒りに怒っていて、そして細田官房長官があのような談話を出さざるを得ない状況で。
で、翌年の通常国会でこの法案を出しておけばまず通ったんではないか?と私は思いますけども。
それからまた1年過ぎてしまった。
去年1年はとにかく郵政郵政で小泉さんにしてやられてしまいましたけど、郵政の中に隠れてしまったということです。

ただ、佐藤会長も仰ってましたけども一昨年の12月24日に官房長官がああいう談話をしたのにも拘らず、一年以上も日本政府は厳しい対応を表面的に取っていないと言う事は、北朝鮮にどういうメッセージを与えるか。
まぁ当然皆さんお分かりですよね?
やるぞやるぞと言って何もやらなければ、あいつはやらないんだと言う安心感を持たせるだけなんです。
一年以上も前に官房長官の談話で厳しい対応を取ると言っていながら、向こうは迅速にも対応していないし誠意ある対応もしていないと言うは当然分かっているでしょうしね。
それでも日本政府はなんら制裁に対して何もしないし、何も実際の動きをしないと言う事は、もう大丈夫だと言う安心感を与えてしまうと言うのが現状だと思います。
ですから昨年の末から今年の初めにかけての日朝協議でもあのような態度に来ている訳で。
結局なめられているなぁと言うのが非常に、日本の皆さん、私たちでなくても皆さんもそうだと思います。
余りにもなめた対応をして来ていると言う。

辛光洙と言う人物の拉致が大きく報道されるようになって当然引渡し、金世鎬(キム・セホ)もそうですが前々から引渡しは求めているんですが。
引渡しを求めたら今度は「NGOの人間を引き渡せ」と。
あの中に救う会の人間が入ってないのが非常に残念なんですけど(笑い声)、それだけ救う会の活動が認められてないのかな?と。(笑い声)
本当は佐藤会長とか西岡さんなんかの名前が告げられて欲しい。(笑い声)
全くそれが無くて山田文明さんとか李英和さんとか、そういう方たちの名前が出てくる。
もうちょっと頑張って圧力かけて。
あの二人はさすがにこういう事は出来ないかもしれませんけども。
でもね、救う会とか出てももいいのかな?と。
荒木さんは特定失踪者調査会の名前で名指しで批判された時に、非常に光栄だと仰ってましたけど。
ああいう北朝鮮の金正日政権と言うのは、悪口を言われるくらいの政治家でないと駄目だという事を。
それぐらいで活動しなければいけないんだろうなと思ってます。

先ほど言ったように辛光洙が昨年の末から非常に言われておりますけども、あれも情報と言うのが私たちが聞いている限りは、昨年末に本人から事情聴取した結果らしいです。
横田めぐみちゃんの拉致に関与したと言うのは、曽我ひとみさんが一昨年に横田家に言ってあったようですけども、地村さんやそれから蓮池さんたちの拉致の実行犯として名前の上がっている彼らに関しては、昨年末に日本政府があらためて問いただして、・・・(聞き取れず)したあれらしいです。
ですから私たちには殆どそういう話は来ておりませんし、ただ何で昨年末なんだ?と言うことなんですね。
もっと早くに言ってもらっても良かったんではなかったか?と思うんですけども。
忘れていたということなのでしょうか?
それが良く分からないし。

辛光洙の情報の出方に対してある説があって、それは辛光洙1人に全ての責任をおっかぶせて、そしてそれで幕引きを引こうとしているんではないかと言う説と。
それではなくて日朝国交正常化のハードルを上げたい、厳しく追求する為にと言う説があるんですが。
それにしても警察からリークされていなかった報道の皆さんが直接被害者の方に声を聞きたい、というのも良く聞くので。
出来れば私は直接、単独インタビューは出来ないかもしれませんけど記者会見は開いて頂いて、報道の人の前ではっきりと言って頂きたいと思います。
そうしないと憶測ばっかりで、本当に私たちも分からないし、国民の皆さんも分からないでしょうから、せめて記者会見くらいは開いて頂きたいなと言うのが辛光洙報道に対する私の感想です。

いまだに出来ないらしいんですが、報道各社が自主規制をしていると言う所があるようで、今救う会・家族会では子どもたちが帰ってきた以上、私たちに報道規制をする立場ではないですよね?
実質的には始めてるんですが報道の方で大分規制されているようですね。
帰国された方たちの方から子どもたちをそっとしておきたいという気持ちがあるようです。
でも帰ってこられている本人が記者会見をされてもいいのではないか?
特に新しい情報が出たという話ですので、それが真実なのかどうなのか?と言う事も警察のリークと言うだけではなくて、警察情報として出て来てもそれが真実なのかどうかが皆さんにもはっきり分からないでしょうし。
だからそれはやって頂ければありがたいと言うふうには思っております。

それと、日朝交渉ですよね?
日朝交渉も、何でこんなに日朝交渉何回も何回も続けるんだ?と言う思いがずっとおります。
実際3年半に近いですから、その間また同じような事をやらなければいけないのか?のがあるんです。
昨年末に斎木審議官からお伺いした内容では、とにかく北朝鮮がこのままだとテーブルに着かないから日朝国交正常化と言う北朝鮮が乗りやすい話を議題に乗せて、当然拉致と言うのをやりますけど拉致が解決しなければ国交正常化なんか出来ないのは常に言いますから、絶対に拉致を棚上げする事はありませんからということで、日朝包括並行協議と言うものに合意されたそうですけど。

私はあの時にも言いましたが絶対にそれやっちゃいけない事ではないか?と。
せっかく9.17で金正日が拉致を認めて、ようやく僕たちのそれまでの活動が国民の皆さんに訴えてきて、殆どの人たちがまだ半信半疑の中、政府は出口を一緒にしようと言うところだったのを、ようやく金正日が拉致を認めることによって入り口論に持っていったんですよね。
すなわち、国交正常化の交渉をする前に拉致問題を解決をしなければならないと言う、そういう国民の声を高まる所まで行ってたらですね。
大半の人は日朝国交正常化は拉致問題が解決してからと思ってたと思うんですけど、これを相手をテーブルに着かせるためとかそういうのは、なぜこちらが譲歩しなければならないんだ?と。
こちらが譲歩して相手をテーブルに乗せたとしても結局譲歩したと言う点が残るので、北朝鮮のペースと言うのは変わらない。
北朝鮮政府がどうしても交渉したいと言うところまで持っていかなければいけないのに、またそうやってこちら側が譲歩したような形になって後ろに戻っていったと言うのが非常に私は残念でならないです。

その点だけは斎木さんには申し上げて置きましたけど、ただ斎木さんも一年以上日朝協議が行われない事を非常に苦々しく思っていらっしゃってますし。
アメリカの公使に出られる事は昨年の秋ぐらいにすでに決まって、内定は出ていなかったらしいですけど、殆どマスコミ人事って言う奴ですか?
そういう事で保留も考えておられたようで、日朝協議の道筋だけはつけたいと言う事は思ってらっしゃったでしょうし。
それから後任になる方、今の外務省のやり方に対しては非常に自信を持っているそうです。

確かに一昨年の末から外務省が谷地さんになって日本政府の姿勢が変わってますから。
それまでは先ほど飯塚副代表が仰ったように真相究明、信頼できる情報をよこしなさいと、そういう姿勢でしたけども、ようやく一昨年の末になってから「生存者が居るはずだから返せ」と言い始めたんですね。
それ以降外務省の谷地さん、それから日朝審議官、そのラインは「生存者を返せ」と「生存者がいる」と言う前提で、向こうと交渉すると言う全部変わってきましたから。
その流れの中で斎木さんはおそらく日本政府の姿勢はおそらく揺ぎ無いものであるし、自分がいなくなっても日朝協議の場で必ず自分の後輩がやってくれるだろうと言う事を仰っておりました。
そして信じてくださいとあの人は目を見て、私たちは外務省で一番信頼できる斎木さんの言う事を信頼したわけですけども。

今回日朝協議で拉致問題の担当になる梅田参事官、この方はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、西村眞悟議員の5年後輩で救う会島田(洋一)副会長の3年先輩です。
同じ寮で暮らしていた。
よく学生時代から人物的に知っている人です。
西村先生に先の議連の総会でお会いした時に梅田さんの事が出たんですけども、帰りがけに西村さんは「あいつはええ奴や」って言いましてね。(笑い声)
「あいつはええ奴や」
外務省の確か人事課長をやってらした時に、「村山のバンドンの発言、あれに対して涙を流しながら悔しがっていた、そういう奴や」
「だからまず間違いはないだろう」と、「少しネジ巻かないかんな」ってそう言ってましたけど。
関西弁で非常にやわらかく喋られるんですけど、迫力には多少欠けるんですけど、気持ちは強い方です。
のようです。
多分強いと思います。(笑い声)

更に強いだけではなくて情があるというのを非常に感じているんです。
日朝協議、私たち先週でしたか?
帰ってこられてすぐ説明を開いて頂きました。
その中で北朝鮮の反論、そして北朝鮮の気にしている事を言っている時に、日本の世論を非常に気にしていると。
そして北朝鮮の金哲虎(キムチョルホ)が言ってた事は「今日本では拉致問題の関心が非常に薄くなったんではないですか?」
「記者からの質問も大分少なくなりましたし、新潟での写真展でも2000人しか集まらなかった」と言ったので、たまたま梅田さんはそのことに関して「私は新潟に出張で行く事がありまして写真展も見た」と仰られて、そのときに声を詰まらせたんです。
なぜ詰まらせたか?
それは写真展のめぐみちゃんの写真を見てやはり感じる物が、私たちと同じ血が流れているのは当然感じる事なんですけど、ただ外務省の官僚がですね。
私たちに説明する時にちょっと涙ぐんだ、そういう所を見てますと情にも厚い方だというのは分かりました。
その気持ちを忘れない限りは全ての拉致被害者のために頑張ってくれるというふうには思っています。

外務省は一生懸命やってても結局はあれで終わるんです。
それはなぜかと言うと政治家が決断をしないからです。
政治家が決断してもうちょっと圧力をかけてれば、今回の協議に関してもちょっと違う物になっていた可能性はあると。
結局今回の協議ずっと今までと同じように何ら制裁の発動もしないですし、それをするという姿勢すら見せていない。
小泉総理は対話と圧力しか言わない。
小泉総理の下では結局先ほど言ったように、官房長官があんな事を言っても結局何もやらないのだから、何もしないだろうと言う姿勢で来るわけです。
その中でやっても今回はじめての新任の金哲虎(キムチョルホ)それから梅田参事官、それから原口(幸市)大使、宋日昊(ソンイルホ)という、変な奴が大使になってしまう。
その中で顔合わせだけだろうと、今回の1月の日朝協議だった。

顔合わせの前提だとしてもやる事だけはやって頂かなければならないと思っていたんですが、20時間の内11時間は拉致問題のことについて話し合ったそうです。
そして最初の拉致問題の懸案事項に関する協議、第一回目の協議の時に何をやったかと言うと日本政府が一昨年に出した調査結果ですね。
調査の精査結果、ひとりひとりについての疑問点、それをいちいち一人ずつ言って相手にぶつけたそうです。
向こうは彼らの言い分も、横田めぐみちゃんの骨も偽物だと言ってるけれど、そんな事は信じられないし。
それに対する疑義も言ってそういうんだったら返せと言ってるから、誰に返すんだ?遺族に返すのか?じゃあ遺族は分かってるんだろうな?と僕は思うんですが。
そこで聞いてくれれば、遺族は誰ですか?
そしたら金哲虎(キムチョルホ)も言うんじゃないでしょうかね?
ちょっともうちょっと突込みが足りないと私は思うんですが。

それにしてもですね。
同じ、もう一年間、一昨年の11月に出した精査結果を北朝鮮には突きつけて、去年の一年間に北京でも何回も言ってるのに、何回も向こうからの返事もあったはずです。
だから今年初めの協議に顔合わせとは言え、同じ事を繰り返して欲しくなかったと言うのを申し上げました。
でもそれに対して明確な答えはなかった。
更にこのような拉致問題の懸案に何も出てこないし、言葉は悪いんですけどむちゃくちゃな事を言ってきてよくぞ皆さん、食事をする気になりましたね?と。(笑い声)
私だったら食事など出来ませんよと申し上げたら、梅田さんは外交官ですから。
外交と言うのは正式の協議の場で相手にぶつけてこれは一応正式の協議の場ですけども、食事をしたりとかコーヒーを飲んだりとかそういう時に相手の本音を聞きだすのも外交なんだと。

当然向こうの交渉団の中で事前に行って良いのか悪いのかと言う話もされた、行かない方が良いんじゃないの?と言う話もされたそうです。
でも外交の結局そういう所で本音を聞きだす。
ですから飯を食べる時には必ずカウンターパートの隣で話を聞いて相手の本音を聞きだそうとしたと言うのがあったそうですが、こっちから言わせるとあんな人間に本音なんかあるのかな?と思いますけども。
もう見極める必要が、ここまで3年半もすりゃ見極めなければならないでしょうし。
宋日昊(ソンイルホ)、彼らが来ていたって彼らに決定権は無いわけですから彼らの正式の場で言ってる事が彼らの本音であると判断して欲しかったですけども。
それは外交手腕、次の協議までの流れを崩したくないと言うことがあるようです。

・・・その2に続く・・・


2006年03月12日

06.2.16 飯塚繁雄さん 東京連続集会15(4)友愛会館にて

『飯塚繁雄 家族会副代表のお話』

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皆さんこんばんは。(「こんばんは」の声)
いつもながらこの問題に深いご理解と応援を賜りましてありがとうございます。

今日は金正日の誕生日なんですけども(笑い声)、明日2月17日はですね。
田口八重子の長男の耕一郎が29歳になります。(お〜と言う声)
彼が一歳のときに別れた母親が未だに帰って来ない。
差し引き28年も会ってないんですね。
本人は母の顔を直に覚えてはいないんですけど、そういう事を考えると物凄い長い時間が経ってしまったと言う気がします。

私自身もなんでこんなに被害者の家族がこうして動かなきゃいけないのか?
政府が、あなたたち家でじっと待っていてくださいと、責任持って取り返しますよと言ってくれればですね。
非常に心が休まるんですけどもそれも見えない。
かといってこのままじっとしているわけには行きませんので、皆さんとともにあらゆる活動をして政府を動かして、更に北朝鮮に刺激を与えて早くこの問題解決したいなと、常々思うこの頃です。

この問題もこんなにクローズアップされて日本の重要問題・重要課題となったのも、やはり皆さんの国民の声がかなりの比率で高まって来たと。
しかもこの問題ただの拉致ではなくて日本を立て直すという、非常に日本の将来の鍵を握る事件で課題でもあると、言うふうに私も考えております。

その中で日朝交渉は細い糸で今つながっていますけど、先日の報告の中でもですね。
いろいろ感じた事は、確かに3点セットで核・ミサイルの問題、拉致の問題、それから日朝正常化の問題、並行してやるんだという形になっておりますけども、そうは言ってもですね。
やはり拉致の問題が解決しなければ他の問題に入れないはずなんですね。
それを並行してやるって言うのはある意味危険性があると。
拉致の問題も今やってますよと。
だから早く日朝正常化交渉で日本の支援なり賠償が欲しいと。
そっちに先に行く恐れがあると言うのが私の心配なんですね。

政府の交渉団につきましては「拉致問題の解決なくして他の問題はない」と、はっきりと今回も強く言って頂いていますし、日本もあるいは日本の国民も相当怒っていると。
生半可な回答では出ないと言う強い態度でやってはおりますけども、向こうは相変わらずの強かさで何とかごまかそうと言う事では、一応話は聞いていますという。
それが誠実な態度を取っていますと宣伝しているんですね。
従ってそれをある程度回避しながら早い所日朝正常化をしようと言うのが狙いじゃないかと私は感じております。
ですからやわな対話ではこの問題絶対に解決しないなと、言うのはハッキリしている訳ですね。
やっぱり日本の強い態度を示して、本当に怒っているんだと言う事を示して、実際に制裁なりを発動して形も意気込みも北に押付けて知らしめて、向こうが「ごめんなさい」と「じゃあ全部返します」と言う形にしない限り、多分この問題はずるずる行くんじゃないかと。

対話と言ってもですね。
今の形は対話なのかもしれませんけど、何が対話で何が圧力かと言う事がいつも疑問が付くわけです。
そういう中で北が未だに拉致は解決済みと言うし姿勢を崩しませんし、それから大韓航空機の話も未だにあれは北のせいではないと、要するに北は関知しないと言う感じですし。
それから今まで報告した北の内容も、全く撤回していないし。
この3つの大きな点を完全に180度ひっくり返さない限り、この解決は見えてこないし有り得ないと。
と言うことは物凄いインパクトがいるはずなんですね。

ですから今日、たまたま機会があって政府にタイミングを見て圧力をかける、制裁をかけるという事を言ってますけども、そのタイミングとはいったいどんな場面なのか?
それも今ハッキリは言っておりませんですね。
様子を見るとか、交渉の経過を見るとか言ってはおりますけど、なかなかそこまで踏ん切りがつかないのが今の現状です。

そういう事ではですね。
一応政府の報告書の中でとにかく生きてる拉致被害者を返せ。
真相究明をはっきりと報告せよ。
それから辛光洙を引き渡せと。
言うふうな事を言っておりますけども、言葉のニュアンスが、私に言わせますとですね。
生きてる被害者を返せ、当然なんですけども、死んでる者は返せないと言う風にも取られるし。
それから真相究明と言うのは亡くなっている、要するに死んだと言う証拠を出せというようにも聞こえるし。
我々としては全員生きているんだと、いう気持ちで交渉を進めてもらいたいしそういう形で活動もしているわけですから、真相究明なんて後でもいいんですね。
日本人の拉致事件全て解決して、なんでこういう事件が起こったのか?と言うのは後でも出来るわけです。
とにかく今は細かい事はすでに究明済み、北が言っている話は全て嘘だということも分かっていますし、それを考えると全員生きているという事につながるんですけども。
とにかく拉致した人間を全員返せと言う大上段に構えた要求をしていかない限り、のらりくらりとかわされる恐れがあると感じています。

それには我々がいつも訴えている北に対する制裁、経済制裁もあればそのほかに制裁の方法もいろいろあると思います。
もちろんこれはあくまでも手段であって目的ではないわけですから、それをこういう時期にあるいは北の今の状況あるいは態度、環境、あるいは国際状況も見ながらどういうタイミングでそれを出すのが一番いいのか?
それもどれだけ早く出せるか?
言う事を早く突き止めながら考えながらやって頂かないと、また今回の交渉のように交渉はしたけども結果は全然何もないと、言うのがまた続くんではないか?という心配があります。

それと簡単にこれがさっき言ったように180度変換して全て返すという事になれば別なんですけども、多分そういう簡単な事にはならない。
しからばどういう形で日本人を救出するのか?
奪還するのか?
その方法もですね。
いろいろ考えていかなければならないと思うんですね。

今それぞれの被害者がどこに住んでいるかも分からない。
誰がどこにどういう状態で住んでいるかも分からない。
そういった状況の中でどうやって助け出すのか?
少なくとも誰がどこにいるかぐらいはですね。
いろいろな手を使ってきちんと調査、これは秘密裏でやるしかないと思いますけども、何かあった時は即助け出せる体制を考えておくと言うのも当然必要だし。
いろいろな場面があると思うんです。
奪還する為のシュミレーションと言うか、こういうときにはこうする、こうなったらこうやる。
その辺は北は物凄くそれについては研究していますし、日本はどうしてもその辺は弱い、と言うふうに感じるわけです。

ですから、この場に及んでまた1年また1年、そういうのは全く我々としては受け入れられないし、少なくとも今年中にはですね。
良い結果が出るように皆さんとともに政府の尻を叩くと言うか。
我々は政府に対してお願いをするしかないわけですね。
そういう意味では今までもそうでしたけど、これからも皆さんの力と声を借りながらですね。
政府に対してあらゆる手段を行使して頂きたいと。
制裁と言う言葉もいろいろ有りますけども、これはいろんな形で出来ると思うんですね。
そのための法案も出来てますし、全ての省庁に対してもいわゆる専門幹事会と言う物を作って、各省庁で北に対する工作・取り組みについて具体的に方法を示せと、言うオーダーも出ているようです。
今回環境省とか財務省とか全ての省を入れた形で、多分安倍官房長官のお達しだと思うんですけども、そういう話も出ておりますし。
今年正月早々、警察庁の漆間長官も「今年こそやるぞ」と言う大きな声が出てますし、そういう意味では今年は何か動くと言う気配が出てますし。
余り楽観は許さない。
強い態度で我々としても見つめて行きたいし、その結果結果においていろんな訴えてもいきたいと考えております。

本当にこれ以上にですね。
特定失踪者の方含めて物凄い数の日本人がいるわけですから、それの解決と言う事を常にイメージして戦っていかなければ途中で幕引きとなる恐れがある。
何人か見つかったからじゃあこれを返しますと、後は報告の通り皆さん亡くなっていますと、ハイそれで終わりですというふうに絶対にならないように、我々も注意していきたいと思います。
これからも皆さんのお力をいろいろな面で借りていかなければならないと思いますけども、どうか一つこれからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。(拍手)

(司会者より「制裁法案についてのコメントを」との言葉があって、引き続き飯塚さんのお話)

全て総理が決断しなければ何も出来ないという事になれば、これからも決断を待つしか無いという事になる。 
それに代わって法律でですね。
総理の決断なくして北朝鮮に対する法案をきちっと、先ほど自民党の方でそういう物を作ろうという話がありますが、そういった形であるいは制裁を実行できると、言う事もありますし。
特定船舶の法案も発動するのにですね。
そういった法律的に、比較的に簡単にと言ったら失礼ですけども、そういう形で出来るような動きもいろいろありますし。

それから直接的にはあれですけども、例えば朝鮮総連に関係する固定資産税の徴収ですとか、あちこち裁判と言う形で騒がれていますけど、たまたま熊本でその辺の判決が出て、そしたら熊本市がそれに対して控訴しているという場面もありますけども、これは当たり前の話をしているだけで、我々と同じに固定資産税があれば全員払うと、当たり前のことなんですね。
それをきちっとやりなさいと、やって欲しいと言うのが私たちの願いで。
要するにそれを無視した形で総連を苛めているとか、在日の方々を苛めているとか言うことではないんです。
そういった今までの減免するような状態を作っておきながら、本国では日本人を拉致している。
まったく話が合わない。
矛盾だらけですね。
そういった部分も含めてこういった具体的な法案を含めて、より具体的に動けるという事にする事も我々の願いでもあるわけです。

06.2.16 横田夫妻 東京連続集会15(3)友愛会館にて

『横田夫妻の補足のお話』

★横田滋さん

今救う会の方からメモを頂いたんですが、これを見ますと前から言われた事なんですけど。
自民党の拉致対策本部が今日会合を開き、日本と北朝鮮の協議で拉致事件の解決に具体的な前進がない場合、経済制裁の発動を義務付ける事を盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子を了承し、国会への提出を目指す事になりました。
会合では外務省の担当者が先の日朝の政府間協議で、拉致事件の解決に向けた進展がなかった事などを報告しました。
これを受けて拉致問題対策本部は今後の会合を協議をした結果、作業チームがまとめた拉致事件の解決に向けた具体的な進展がない場合、経済制裁の発動を政府に義務付けることなどを盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子を上奏しました。
対策本部はこの骨子に基づいて法案作りを進め今の国会に議員立法で提出する事を目指したいとしています。

と言う事を今頂きました。
北朝鮮側は日本のいろんな船を保険をかけるとか、入れないとか、それからいろんな・・・・・調べる上でも制裁関係案が増えるから、やはり万景峰号を止めるという事になれば非常に効果が大きいと思いますし、それを山本一太さん(?)・・・・・と言うことだったと思いますけど。(この辺り、音声が悪く全体的に良く聞き取れず)
新聞でも一部出ていましたが具体的に動き出したと言う事が従来からお願いしております、拉致に進展がない場合は制裁をと言うことを訴えておりますので早く実現すればいいなと思っております。

★横田早紀江さん

今全てお話しておりました、中途半端に終わり・・・・・(聞き取れず)
お話しました事を具体的に実現してくださっている事を本当に嬉しく思っています。
早くその事は日本が毅然として実現して行く事が、またいろんな事があるかもしれませんけども、それはどんな事があってもやらなきゃならない、当たり前なんだという気持ちで日本がキッチリとした形で表していただければありがたいと思っています。

06.2.16 横田早紀江さん 東京連続集会15(2)友愛会館にて

『横田早紀江さんのお話』

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こんばんは、今日はたくさんの人がお集まりいただいてありがとうございます。
今ほとんど主人がいろいろお話をしたのですが、先日来去年の10月の9日に突然入院を致しまして、本当に皆様にご心配をおかけしまして、奇跡的に早い状況で血漿交換が出来ました事で、無事に元気を回復しました。
数値がひとつちょっと低いのがありまして、それが戻らないと完全に治ったと言える状況ではないんですけど、もう普通の生活をしても大丈夫ですよと言う事で。
あんまり無理をしたりしない、遠出をしたり緊張しすぎる生活をさせないようにという事で、気をつけながら、お酒も少し飲んでも大丈夫ですよと言う事で、それを言わない方がいいですと(会場内小さな笑い声)
ご飯も何でも食べて良いという事で、本当にもう後ちょっとどれだけか遅かったらそのままで、この席には来られてなかったと思うほど突発的に急激に低下していくお薬の副作用でビックリしたんですけども。
たくさんの病院の先生方の一生懸命の治療のお陰でこんなに元気になりました。
ご心配をおかけしまして、ありがとうございました。(拍手)

日朝交渉も今度は少しは、何かちょっとでも動きがあるんじゃないかと期待を持っていたんですけども、やはりいつもと同じように何もない状態で帰って来られまして、本当にガッカリしたんですけども。
拉致問題の解決なくして国交正常化は絶対に有り得ないと言う事を、北朝鮮にはっきりとどんな事があってもそれは動かないですよと言う事を伝えてくださった事。
そしてそれがあなたの国にとってもちっとも幸せにならない事なんですよと言う事を、ちゃんと伝えて下さったという事は本当に大きな事だったと思っております。

これからその言葉に対して向こうがどう出てくるか?っていうのは向こうがまたボールが行ってますが、いろんな物を投げ返してくるのか?分かりませんけども。
私たちは病気もしますし、だんだん歳をとりますから、もっとお年を召した方がたくさんいらっしゃいますので、こんなに許せない事をね。
拉致だけでなくて麻薬とか偽ドルとか、考えてみたらあらゆる悪をやり放題にやっていて、それがこれだけ明らかにされてきて世界的にも国際的にも拉致問題だけではなくて、今回向こうから脱北して来た方を助けてくださっている7人の方々を拉致をしたって言う事で出せと言う事を言葉に出して言ってきたと言いますけど。

そんなの本当に子供が聞いていても何を言ってるんだろう?っていうくらい馬鹿馬鹿しい事で、それは世界中に発信されて聞いていますから、北朝鮮がどんな事をやっているのか、何を言っているのか?
本当にいい加減にしたら良いという事を感じている人がたくさん出て来ていると私は思っていますし、だんだんそういった意味ではこれまで見えなかった知らなかった様な事が、いろんな事がこの10年間大変でしたけど、皆様のご支援の中でこうやって動いてくれてお陰さまでいろんな事が表に現れて。

これは日本の私たち家族だけの問題ではなくて、誰がなってもいけないし、こんな事が続いて放置されて行く事で、また北朝鮮がどんどん・・・何をするか分からないような国なんだと言う事を、日本も国民の方々もアメリカももちろんですけども、多くの方々が分かってくださいまして。
北朝鮮の人権問題と言う事も・・・からも国連の方からもきちんと言葉に出して伝えてくださるようになったお陰で大分いろんな意味で前進しているなと思っています。

ただ、子供たちの姿が見えないと言う事が私たちは本当に心が苦しくてどうなってるんだろう?
本当にどうなってるんだろう?と、あんまり突き詰めて考えるとおかしくなっちゃうんでね。
出来るだけ完璧な事は考えない。
絶対に皆さんと一緒に頑張って、日本のためにも絶対にこの事を解決するまで頑張りましょうって思うので、毎日お祈りしながら頑張っております。
本当に私たちは後どういう事をしていいのか?分かりませんが、やはり日本国としては制裁と言うことしか動きもないし、戦争と言う形でやっていく事は間違っていますし、対話だけでは絶対に埒が開かないと言う事だけはわかっていますから。
日本で出来る事はやっぱり船を止めるとか、向こうからの交流を絶つ事しかないと思うんです。
それを何とか早くやって頂きたいと。
政府にお願いするとしか言えませんけども。

一刻も早く皆さんに喜んで頂いて「ああ元気で皆帰ってきた、良かった」といって頂く事を夢見て頑張っておりますので。
今日はあまり何を話して良いか分からなくてご質問があればお答えさせていただきますが、このような事で失礼します。
ありがとうございました。(拍手)

2006年03月11日

06.2.16 横田滋さん 東京連続集会15(1)友愛会館にて

〜〜今家族が言いたいこと 東京連続集会15〜〜

『横田滋 家族会代表のお話』

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皆様こんばんは。(「こんばんは」の声)
特に報告するような事項は何も無いわけですが、一昨年の11月にめぐみの物と称する骨が政府の代表団によって持ち帰られたわけです。
そして鑑定の結果それは政府の見解から他所の物から・・・(聞き取れず)。
もう一点別のDNA鑑定から、いずれもめぐみの物では無いと言う事が判明したわけですが、それに対して日本側が抗議をしたわけですが北朝鮮側はそれは日本が捏造したと全く受け入れません。
この状態が未だに続いているわけです。

先般、日朝政府間協議が開かれたわけですけども、小泉総理の再訪朝の直後の10月のクアラルンプール以降3年4ヶ月、それ以来開かれたわけですけど。
相変わらず北朝鮮側は、こちらの新聞には出なかったようですけど・・・(聞き取れず)の事が決着しないと先へ進まないとか先方は言ったわけですけど、日本側は全体の中で一つの事を取り上げて交渉が進まなければと言うか交渉を認めないというか拒否をしたわけですけども。
そういったことも含めて全く何の進展しないわけですけども。
新聞等に今回の日朝協議でキム・ヘギョンさんを出して第三国で会わせるとかって言う噂が新聞にも出ましたけど、そういった提案はありませんでした。

それから、めぐみの写真展が11月の有楽町のマリオンに続いてその後立川と、それから最近では新潟の大和デパートの8階で新潟日報と大和デパートの8階で開いたわけです。
この間日朝の協議が開かれたときに政府関係者の人から説明があったわけですけども。
その時日本の政府の代表の人が感じたという事で、向こう側は日本の世論を気にしていると言う話がありました。
その中のいくつかの例を上げたわけですけども、そのときに先方が日本側のためにわざわざ記者会見を開いたりしているんですが、しかしそれは政府関係者の分析ですと日本向けと言うよりは北朝鮮向けであって、いかに我々は努力しているかと見せるためと言うものです。

そしてその中には日本側の記者が拉致問題に関しての質問が少なかった事で、関心が薄まっているのではないかとか、新潟で開かれためぐみの写真展にたった2000人の人しか来なくて関心が薄れているんじゃないかとかいう事を、それは記者会見の席ではなくて交渉の席で言ったそうですが。
それで日本側の代表団が、それは全くのデタラメで僕が行ったときも大勢の人が来ていて2万5千人来たんだ、と言う事を話して、新聞記事等を含めたパンフレットを作ったわけですけど、それを向こうに提出してだらが報告したのか知らないけれど日本の怒りは高まっているんだと言うのを伝えたと言う事があります。

初めから日本の情報と言うのは正確に割りに良く知っていて、写真展が開かれたと言うのくらいは調べていると思ったんですけど、しかしそれは意外にも人が来なかったと言うのはおそらく北朝鮮の内部向けの事だと思いますけど。
それくらい日本の国内の世論を気にしているという事で、それから制裁と言う事を非常に気にしている。
特に日本では経済制裁を発動したと言う宣言は無いんですけど、実質的には最近でも朝鮮総連施設に課税をするという問題、熊本については決着がついていませんけど、やっぱり総連ではそれを懸念している。
これは何も朝鮮総連に厳しく当たっているわけではなくて、本来取るべき所を取ってなかったのを正常化するというわけですけども、それにしても北朝鮮側から見れば大変困る事であって。
それから朝鮮学校って言うのは、日本で言えば英語の学校とか洋裁学校とか各種学校に当たる物で、それは非課税というのは日本でも出来ない事でそれはやめると。

それから船も万景峰号は検査を厳しくしてですね。
こういった事も北朝鮮側から見ればそれは制裁をされたのと同じだと言う事で、それは中々厳しい事だと感じているようです。
更に日本が追い討ちをかければもっと利くのかもしれませんけど、現行でも制裁をされているような印象を持っているようです。

それから最後の所では国際世論も気にしているという事で、ニューヨークの国連の人権の問題を諮りまして第三委員会で拉致の問題とか北朝鮮の人権について決議されたわけですけど、それがいずれ国連手続きに持っていかれるかも知れないと言うことを気にしているようです。
それからマネーロンダリングについてアメリカから制裁されてマカオの口座を凍結したり、それからタイ国の女性の拉致が話題になって、そして日本側が今回それを議題に乗せて、そういった事を国際的に自分達の対面を傷つけられる事を気にしている。
それから特定失踪者の問題を今回取り上げられたわけですけど、今回の結果、日本側が資料を出せば調べますという事を言ったようですけど、誰かについて居るとかといった話は全く出なかった

最近では「アブダクション(拉致)めぐみ物語」っていう、アメリカのサンメディアっていうテレビ会映画の制作会社のようなところがドキュメンタリー映画を作ったんです。
日本にも何回も来て、80分ぐらいの物に仕上げた要ですけど、駐日の大使館とかいろんな方が協力してくれたみたいですし、再現映画ではないからドキュメンタリーですから、昔の映像が必要になってくるんです。
それはフジテレビが協力してくれた他、撮影地が東京だけではありませんから地方についてはフジのネットワークでも資料を提供してくれた他、音楽については鼓童という、新潟県の鬼太鼓座(おんでこざ)という太鼓のグループがありましたけど、そこのところが協力してくれたとか、いろんな人が協力をしてくれて。

そして最初アメリカのユタ州というところで、(=スラムダンス映画祭)500くらいある中から選ばれてそして上映したそうです。
それに対して我々に対して来ませんか?と言う話も有ったんですけど、ちょっと体調が悪かったもんですからそれには行けなくて増元さんが代わりに行ってくれました。
それで私たちは映画その物は中身は見てないんですけど、日本でも上映できるようにして欲しいと言う事は、向こうから電話がかかって来た時に言いました。
それはなるべくできるように努力しましょうと、やっぱり順序としてはコンテストに出品する事が先になるので、それからアメリカでの上映が先になると思いますのでいずれ日本でも見る事が出来ると思います。

映画祭の模様と言うのはテレビでも出たり、それからアメリカでいえば随分離れたところの話ですから、政府関係者は良く知ってますけど、一般の人にインタビューしてますけども日本人の拉致の問題って言うのは余り知らないみたいで、しかしそれを見た方々は「どうしてこれまで救出できなかったのか?」とか言う事で、増元さんに随分質問が出たようです。
それで皆さんが関心を深めたと言う事です。
それとこのドキュメンタリー映画と言うのは、オランダのテレビ制作会社みたいな所がドキュメンタリー映画を作って、それは申請して政府の方からもこのフイルム貰って(?)いきますと。
それからオーストリアでも同じ拉致のドキュメンタリー映画を作ってると言う事なので、そういった事が一般の国民に対してのPRになると、そういうふうに思っております。

それからもう一つは韓国の拉致被害者の団体がいくつかあるようですが、朝鮮戦争の時のとか最近の(拉致)のとか。
一つの団体崔さん、もうひとりの崔さんがいまして(=崔成龍(チェ・ソンヨン)拉北者家族の会代表)、男の人の方が会長をやってる団体の方が北朝鮮側からめぐみの夫、北朝鮮側ではキム・チョルジュンさんというのは1977年ていいますからめぐみが拉致されて同じ年くらいのときに5人の韓国の高校生が拉致されたと言う事実があり、その中の1人でないか?と言う事を聞いたということなんです。

北朝鮮側は例えば漁船員なんかの拉致についてはスパイ行為をしたとか何とか名目で捕まえて、船と船長や艦長なんかを拉致する。
それもひとつの団体の女の方のお父さんなんかはそれで拉致されたんですけど(=崔祐英(チェ・ウヨン)拉北者協議会会長)そういった人についてはテレビに出てきて私は拉致をしましたと言わされているわけですから、拉致をしたことについては北朝鮮側は認めているわけです。
そういった人たちは日本のように交渉して帰った人は1人もいません。
しかし脱北して帰ってきた人は何人かいるようで、それともう一つ、離散家族を一年に何人かずつ集めて再会させるようで、その中に何人か混じって対面した人がいるということですが。

しかし日本人と同じ形の高校生の拉致については向こう側は認めてないようなんです。
韓国の方々の話を聞きますと、5人の高校生の内、大使館で(家族の)毛髪とか血液、爪、粘膜などを提供してもらっているようですけど、一般の人の関心は非常に低くて問題になって無いと言うことです、
少なくとも家族の人から見れば、どこの国の人でも同じですけど何とか取り戻したいと言う気持ちはありますし、ぜひ政府の方もやって欲しいと話しておるようですし。

これは新聞情報だったんですけど、有力と言われているお母さんが出てきて「うちの子供が横田めぐみさんと結婚したとすればそれは幸せな事だった」と。
向こうの人から見れば北朝鮮の人と結婚すれば帰れないわけですから。
めぐみのケースでは蓮池さんから聞いたのでは北朝鮮の人だと言う事を言っていました。
でももっと前には日本人と知らなかったと言っている。
そして最近は訛りから韓国の人ではないか?と言ってましたけどその話については蓮池さんからは何も聞いていません。

ですからどんな形でなるか分かりませんけど、もしそのうちの一人と言うことが判明すれば向こうの人と日本の家族なんかと一緒になって返還運動に力を入れたいと言う事で。
そういった事を韓国だけでやろうとすると中々話題が盛り上がらないかもしれませんので、そういったときは日本からも一緒にやれば少しは話題になって、政府も今のところは全く(北朝鮮)政府の機嫌を損ねないよう余り力を入れていないですけど是非、そういったケースがあれば一般の・・・(聞き取れず)のような形で、もしかしたらあちらに近付けば・・・(聞き取れず)が取れると言う事で・・・(聞き取れず)があるのかもしれませんけど。
これは完全な拉致でありますから、これは是非韓国政府も力を入れて欲しいと思います。

我々もめぐみの事については一番初めに言いましたように全く何も進展がなくて、特に報告する事がなくて申し訳ないんですが、我々も交渉があるたびに今度こそは何かあるんじゃないか?って毎回期待をしながらそれが無かったわけなんですけど。
最近の新聞に出てきた話題の事はご紹介しまして、第一回の話は終わりにしたいと思います。(拍手)

2006年03月10日

茨城県下妻市における朝鮮会館課税問題の救う会いばらきの取り組みの紹介

熊本市における朝鮮会館課税問題を受けて、救う会いばらきでも朝鮮会館の課税問題について行動を起こされています。
以下にご紹介するのは、救う会いばらきと下妻市長小倉敏雄氏との間でやり取りされた公開質問状、回答、礼状の全文です。
こちらも転載の許可を頂きましたので当Blogをご訪問の方にご紹介します。

拉致問題と言うとてつもなく大きな山から見ればこれらの動きは、本当に小さな一歩かもしれません。
でもその一歩が踏み出せずにこれまでの日本は問題の山をただただ先送りばかりして、解決する事を回避して来ました。
それを思えば小さくともこの一歩は確実に前へ進む一歩であろうと思いますし、救う会いばらきの関係者のご努力には頭の下がる思いを致しております。
この動きが全国の総連施設課税への励みとなりますことを願いまして、以下に質問状とその回答と礼状の全てをアップいたします。
ぜひご一読くださいますようお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★救う会いばらきから、下妻市長あての公開質問状

下妻市長 小倉 敏雄 殿


    北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

救う会いばらき 幹事 本橋 隆一
◇▲○◇▲○×◇▲○×(住所のため削除)

                  救う会いばらき 代表 松尾 秀雄
◇▲○◇▲○×◇▲○×(住所のため削除)
             

公開質問書

 私達は「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会・救う会いばらき」です。北朝鮮はスパイ養成の手段とし、不法に日本人を拉致しました。金正日も非を認め一部の日本人は返しましたが、未だ多数の被拉致日本人と帰りを待つ家族の悲しみは続いております。北朝鮮による国家的犯罪が裏付けられ、世界の世論の高まりの中、日本政府も強く原状復帰と事件の徹底究明を求め、経済封鎖による対抗手段も考えられております。
今、北朝鮮が最も恐れることは日本の世論が高まり、経済的に包囲されることであります。そして、茨城県、また下妻市に住む私達が拉致被害者に手を差し伸べられる手段は限られていますがひとつあります。北朝鮮の出先機関である朝鮮会館に課税することです。下妻の朝鮮会館は常駐者も居らず、使用実績も少ないようですが、課税するということは北朝鮮に対しての大きな圧力となります。
私達は、朝鮮会館は一般市民が日常的に使用できる公民館とは違い、北朝鮮のスパイの暗躍する根城であり、反日的牙城であると見ています。2月2日には在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設「熊本朝鮮会館」の固定資産税などを熊本市が減免したのは違法として、拉致被害者を支援する「救う会熊本」のメンバーが幸山政史市長に対し、減免措置の取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決で福岡高裁は、請求を棄却した1審熊本地裁判決を変更、会館への減免措置を取り消しました。

 朝鮮会館の税減免を取り消す初の司法判断。朝鮮会館が公益のために利用されているかどうかが主要な争点だった。
判決理由で中山弘幸裁判長は「会館が公益のために利用された形跡は全く認められず、税を減免する理由が存在しない」と述べた。さらに中山裁判長は、朝鮮総連について「北朝鮮の指導のもとに、北朝鮮と一体の関係で、在日朝鮮人の利益を擁護するために活動しており、わが国社会一般の利益のためにある組織ではない」と言及した。(共同通信)

当会は平成16年にも、茨城県下で唯一朝鮮会館の固定資産税に免税を続ける下妻市に見なおしの意見と質問書を提出しました。しかし、残念ながら当時は朝鮮会館が公民館として機能している旨のご回答でありました。
時間の経過とともに拉致の実態や北朝鮮の実情がわかってきました。この展開の中で改めて市長に質問します。

@ 一市民、国民として、親として拉致被害者をどう思われますか?
A 地方行政の長として、北朝鮮という国家をどう位置づけて考えられますか?
B 北朝鮮に対し経済制裁を課す是非について市長の考えは?
C 平成18年度は朝鮮会館に固定資産の課税はしますか?

以上4項目について2週間以内に書面による回答をいただけますようお願い申し上げます。尚、回答いただいた書面はWEB等で公開させていただきます。
                                                                                         以 上

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★公開質問書に対する回答(全文)

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
  救う会 いばらぎ 幹事 本橋 隆一 様
  救う会 いばらぎ 代表 松尾 秀雄 様

             公開質問書に対する回答について

                   記

(1)一市民、国民として、親として、拉致被害者をどう思われますか。
回答: 本人の意思の如何に関らず、他国に強制的に拉致されることは、人道上許されることではなく、拉致被害者の方々には、一刻も早く帰国できることを願っております。

(2)地方行政の長として、北朝鮮という国家をどう位置づけて考えられますか。
回答: 北朝鮮という国家については、新聞、テレビ等の報道による情報でしか、知り得ることはできませんが、国際社会から孤立した国であり、特に拉致問題では法治国家としては認め難い国家と考えております。

(3)北朝鮮に対し経済制裁を課す是非について市長のお考えは。
回答: これまで、6か国協議や日朝協議などにおいて、拉致問題などについて進展が見られない状況下、段階的な経済制裁は一つの手段として、やむを得ないものと考えております。

(4)平成18年度は朝鮮会館に固定資産税の課税はしますか。
回答: 平成18年度は、朝鮮会館に対して固定資産税を課税し、減免しない考えです。

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★「公開質問書に対する回答」へのお礼

平成18年3月7日
下妻市長 小倉 俊雄 殿
                  
            北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
            救う会 いばらぎ 幹事 本橋 隆一
            救う会 いばらぎ 代表 松尾 秀雄


          「公開質問書に対する回答」へのお礼

このたび、貴市より「平成18年度は、朝鮮会館に対して固定資産税を課税する」旨の回答を頂きました。
これで、茨城県下所在の朝鮮会館(4箇所)すべてに課税されることになりました。当然のこととはいえ北朝鮮による拉致被害者救出運動にかかわる私たちにとって「社会の正義」を堅持した貴市の判断は、力強い支援であるとともに日本国内の拉致救出運動に更なる呼び水となると考えます。

 地方行政が「北朝鮮に拉致された日本人」を救出するためにできることは、総連への適正な課税および国に対しての「経済制裁発動への意見書送付」等に限られています。しかし、それらを適正に執行することにより、総連が支える金正日政権に対して「日本の市民・県民が北朝鮮による拉致問題を真に怒っている」という強いメッセージを発することとなり、拉致問題の早期解決に大きな力となると信じています。
今回野判断は、英断と評価されるべきものであり、他市町村の規範となるものと考えております。
さらにこれを景気として、北朝鮮当局による一般民衆の圧政からの早期解放、民主化を願ってやみません。

今回野判断に対して、下妻市長をはじめ行政、議会そしてご理解いただいた市民の皆様方に深く感謝申し上げます。私達は、北朝鮮によって拉致された日本人が一人残さず返還されるまで、この運動を継続します。今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。                               

以上

早紀江さんの言葉 英語バージョン

2005年6月26日、官邸前の座り込みをした際の横田早紀江さんの言葉を英訳してくださった方がいます。
その英訳文全文を転載する許可を頂きましたのでご訪問の皆様にもご紹介いたします。
当Blogを御覧の方で外国人のお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひこの英文を読んでもらって下さい。
1人でも多くの方に拉致問題への関心を深めもらうための資料としてご活用いただきたいと思います。

尚英訳をされた方のお話によりますと、「日本語をそのまま訳すと、英語表現ではきつい言葉になりがち」との感想を持たれたそうです。
その事も含めて早紀江さんの母としての訴えを伝えてくださいますよう、お願いいたします。
自分に出来る事を、というお気持ちから英訳に取り組んでくださったSさんに当Blogからも心からの感謝を申し上げたいと思います。

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★早紀江さんの言葉 英訳文

Dear you all,be sharing the prayer--I appreciate you--For very,very long time and in the severely high temperature, you have been sitting in this way together with us.

Although today is the last sit-in, persons of the families, we, have appealed eagerly to Prime Minister Koizumi for these three days.

"Let's see reality.It continues now , at this time.
My daughter Megumi, she has been captured at the age of 13. She was completely innocent. Suddenly taken on the way from the school. Put on the ship. Have been living, longing for the hometown, under authorities' watch in North Korea. Megumi has been confined in North Korea for about 30 years. Not only Megumi, each one--Ms.Rumiko (Masumoto), Ms.Keiko (Arimoto) ,Ms.Yaeko Taguchi, and Mr. Shuichi Ichikawa (Mr.Kaoru Matsuki and Mrs.Miyoshi Soga) -- in addition to them -- many -- many kidnaped victims--They, in the land over the sea, just at this time, looking up early evening sky which we are just looking up here and they be considering ""My hometown, Japan, in which how the sky will be ?-- in which the heat of daytime still remains? My father be getting old and whether my family are fine?"" Everyone should be living, longing for a hometown every day."


I wish -- children should be released to their original circumstances in the earliest date.

In order to realize it, (what should we do?) The Diet members who had visited North Korea repeatedly until now --many members had visited -- Especially, Ms. Takako Doi, Mr. Hiromu Nonaka and Mr.Ryutaro Hashimoto, they were continually calling "Abduction cannot be believed. Such a thing could not be found. " And Mrs. Makiko Tanaka, she is said that when Kim Jong-nam was restrained for illegal immigration, she called, "Return him in a hurry, Return. Should him return in a hurry". Thus, although I am exposing their name, I don't know whether it is suited for good sense. But we are sad truly.

Supposing your children were actually in such circumstances, then --. (since I think that those people might not be able to suppose--) I want to take out anyone's name to call. Now, in the stage North Korea accepts the abduction problem clearly I want to ask them, "How do you think? How do you consider? How do you feel us, victims' families? " and "What have you considered of the victims who are left in North Korea?" I always think that they should stop hiding, they should appear on television and they should speak before people clearly.

And I want to ask the workers of mass communication to help through the job. (why don't they cover to the politicians those things). Of course those Diet members are same Japanese as us and they've visited there repeatedly. I suspect they will surely know various things. Many times, I've felt they've known but tell nothing.


At the time of meeting the officials of the Ministry of Foreign Affairs or high-ranking government officials, "There is no your statement any -- but, do you get to know anything?" "Whether is she alive, is dead, what has happened, and where is she, or you know about someone's things?" -- I may sometimes ask them. However, their statement is "No, nothing are known."

Actually, this problem, the abduction problem of North Korea has been hidden into darkness. Although three families returned, other person's things are not known at all.

"This is Ms. Megumi's ashes, " they said and the bones were taken out , but those are completely different as a result of identification -- those belonged to two others. North Korea is a country has been performing such fearful cruel things. I feel sadness with why our government dose not face firmly to North Korea.
I think that ,as a matter of course, Japan should say clearly to them, "We can't allow any longer,we will carry out sanctions."

People who came back might have many experiences for 24 years their living in North Korea. Since they returned through much trouble, Prime Minister Koizumi, the National Police Agency, the Ministry of Foreign Affairs and the government, these officials must cooperate with the families of people who returned, to save them firmly, to protect them harmlessly. And then, please, all cooperate together to rescue the remained people. "What's a good way?""So how can we overcome to this problem?" like this, making plans, sharing the wisdom, I hope the Japanese government will carry out to solution with responsibility. ( otherwise the victims can't return to Japan. )
"They may have come back with precious knowledge. ( I guess that there are many things which haven't been informed us. Speaking with them, sometimes I feel they might know something.)

What's the way we can use their knowledge effectively? I'm sure it is necessary that all of us cooperate together, unite and unite the heart to solve the problem. ""The information means thus, so how should we do to rescue the people who are left"", like this, please make plans and perform concretely. Otherwise it cannot progress."

They returned with much trouble,--really overcoming many troubles--So the Nation has the responsibility and duty which guard them safely. Actually it is possible that some harms are added to them, so they must be protected carefully, of course. But on the other hand, I wish everybody may share the duty to make plans and to carry out them ,uniting all together, steadily,until truths are clarified.

Now, if economic sanctions are not carried out, I cannot think except it means that Japan, our country do not anything for its people. I want keenly Japan not to be such a deplorable country.
Prime Minister Koizumi -- it is a wish from us. Please help children. Thank you for your consideration.

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★原文の日本語テキスト

※blue-jewel様より
http://blog.goo.ne.jp/blue-jewel-7/e/fd2fc6256d762795314d24854af797d4

みなさまお暑い中、本当に長時間、一緒に、このように座って頂きましてありがとうございます。
今日が最後の座り込みになってしまいましたけれども、この3日間、家族の者は小泉総理に一生懸命に訴えてまいりました。

本当に、今も、13才で囚われたまま、何にも罪もないのに、学校の帰りに突然連れて行かれて、船に乗せられて、北朝鮮で30年近くも監禁されながら、監視の中で故郷を思いながら暮らしている、めぐみのこと。また、るみ子さんや惠子さん、田口八重子さん、市川修一さん(松木薫さん・曾我ミヨシさん)をはじめ、多くの拉致被害者のお一人お一人。みんな今も、向こうで、このように今もこのような夕方の空を見ながら、「故郷の日本の空はどんなだろうな〜」「暑かったけど今も暑いかな〜」、「お父さん達はどんなに年をとったかな〜」って、みんな思いながら毎日故郷を想いながら暮らしているはずなんです。

一日も早く、子供達を元の自由に返して頂きたい。

その為には、今まで北朝鮮に何度も訪朝なさっていらした政府の議員の方々、たくさんいらっしゃいます。特に「拉致などは信頼できない。そんなものはなかった。」と言い続けていらした土井たか子さんや、野中広務さん、橋本龍太郎さん、また、金正男を「早く返せ、返せ、早く返して」と仰ったと言われている、田中真紀子さん。このようにお名前を出して言って良いのかどうか私はわかりませんが、本当に、私たちは悲しいんです。

皆様、もし本当に、ご自分のお子さまがこのような状態だったら・・(このような状態ではないだろうと思うと)、どんな人の名前も出して私は言いたいと思います。そのような方は、今拉致問題をはっきりとあちらが認めた段階で、「どのように考えているのか?どう思っていらっしゃるのか?家族のことをどう思われているのか?」又、「残されている向こうにいる方たちのことをどういう風に思ってくださっているのか?」表に出て、テレビに出て、はっきりと国民の前に言い表して頂きたいと、私は何時も思っているんです。

そして、マスコミの方々もどうかそのようなこと(政治家への取材)を通して動いて頂きたいと思います。同じ日本人でありながら、あちらに行って、いろんな事も、きっとご存じではないかと思うほどです。何にも、判っていても、仰らないんではないかと思うこともたびたびあります。

外務省や上の方とお会いしたときに、「何にも仰らないけれども、何か知っていらっしゃるのではないですか?」「生きているのか、死んでいるのか、どうなっているのか、何処にいるのか、誰かのことぐらいご存じじゃないんですか?」 時々、私はお聞きすることがあります。けれども「イヤ、何も判りません」と仰いっていますけれども。

本当にこの北朝鮮の拉致問題というのは、特に闇の中に隠されたまま、向こうが拉致を認め、そして3組の方がお帰りになっても、あとの者のことは全く判りません。

「めぐみさんの骨です」と出された骨も、鑑定の結果、全く違うお二人の他人のものでありました。
そのような恐ろしい、冷酷なことを、やり続けている国に対して「もう許せない、制裁をするぞ」とはっきりと仰るのが、本当の日本の国の姿ではないかと思います。

お帰りになった方は24年間もあちらで生活していろんな事を経験してきておられます。
せっかくお帰りになったんですから、小泉総理、警察庁、外務省、政府、それらの方々が、お帰りになった家族の方々といっしょに組んで、あの方々をしっかりとお守りして、危害のないようお守りをして、そして、しっかり責任を持って「どうしたらいいか?」「ではこれはどうしたら良いんだろう」と計画して知恵をもって、日本の政府が動いて頂かなければ、(取り戻せません。)

せっかく持って帰られた情報も、(何か私たちには判らないこともいっぱいあります。もしかしたら、知っていることがあるのかと思うこともあります。)そのようなことを、みんなで、一つになって、心合わせて、心一つにして、「じゃぁ、どうしたらあとの人たちを救えるんだろうか」と計画してくださり、具体的に実行してくださらなければ、事は進みません。

せっかくお帰りになった、ほんとにやっと帰ってこられた方を、これは国がお守りする責任と義務ありますからどんな危害が加わるかもしれませんから、大切に守らなければなりませんけれども、本当の事が判るまでは、きちっと、みんなが、力を合わせて計画をして実行して頂きたいと思っています。

今は只、経済制裁をしなければ、本当に何にも日本は動かないというそのような思いにしかなれない。
そのような情け無い国にだけはなって欲しくありません。

小泉総理どうか、お願いです。
子供達を助けてください。
お願い致します。

2006年03月09日

「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その5

『質疑応答 その2』

★一般参加者1

あのですね、やっぱり大規模な軍事作戦と言うのは、実際は非現実的だと思うんですよね。
一番良いと思われるのは、北朝鮮がやってるように日本人を拉致したように、深夜こっそり海岸にボートに乗りつけてさらっていくと。
その前提として(北朝鮮は日本)国内に協力機関を作ってやってましたよね?
そういう形で北朝鮮国内に一つの日本の情報機関の出先みたいのを上手く作ってと、それが第一じゃないでしょうか?

そういうものがあってですね。
北朝鮮国内と日本を自由に、日本の工作員が自由に出入り出来るとか、あるいは誰がどこにどういう所に何人いるとか、そういう所が分かればですね。
深夜日本の潜水艦を使ってですね。
北朝鮮の沿岸に乗りつけてゴムボートか何かで何人か救出するとか。
そうすればどういう人がどこに何人いるかと言う事を国際社会に訴えることもできるし。

大規模な作戦を行うよりもその前段階の、北朝鮮が日本人を深夜さらったみたいにですね。
そういうことができる能力をつけるのがまず第一、じゃないかと思うんですけど。
それが一番現実的だと思うんですけどね。

★一般参加者2

このお話聞いていてですね。
これは一種の軍事作戦であり、またそちらからも強襲の必要性が出るかもしれないというお話があったんでね。
どっちみちそれならね。
逆に相手の金正日とか何かを拉致しちゃえばいいんですよ。(会場内笑い声)
ね、それだけの必要があるなら、当然考えるべきでしょ?
彼らにも息子もいるんだし・・・(聞き取れず)もいるんだし。

100人救い出すには本当に凄い犠牲が出ると思うんです。
真剣に考えればね、向こうも払ったんだからこちらも払うと言う姿勢こそ必要だと思います。
終わります。(拍手)

★佐藤守氏

金正日を潰すのはフセインでちょっと失敗しておりますけどね。
アメリカもだいたいリハーサルと言うか、それによって行動していると言うのが一番大きいと思うんですよね。

★荒木和博氏

情報と言う面から言えばですね。
その同じ思いを持っているのは、北朝鮮からの脱北者、が韓国には約7000ですか。
と言う方がいて、この方々は殆ど盧武鉉政権で喋れない。
韓国の状況に対して物凄いフラストレーションを持っていて、何とかして北朝鮮の体制を潰してしまいたいと言う思いを持っている方が非常にいて、その方々が北の中でネットワークを持っている方が結構おられるようですが。
それは韓国の政権との共同作戦は出来なくても、個別にそういう人たちの手を通して情報を得るとかですね。
いう事も可能であると。
当然、今言われたように結局一番の根元はそこにあるわけですので、それに向かってやっていく事の一環だと思えば当然かなり協力をしてくれる人は出るのではないか、と言うふうな感じは致しました。

★一般参加者3

佐藤先生、大変貴重なお話今日もありがとうございました。
「作戦成立のキーポイントは機密保持」と言うところで、国内問題と言うのを仰っておられたんですけど、大変失礼な質問を致しますので最初に謝っておきます。

自衛隊員も一杯いるわけじゃないですか?
そうすると一般社会と同じでピンもいればキリもいると言うのは世の常識ですから、日本にも北朝鮮のスパイ組織と言うのは非常にたくさんあるわけですよね?
よくSAPIOでは「あなたの隣に赤いスパイがいる」と書いてますけども、そういった意味でスパイが一番入り込んで国益に反する部門は国防、軍事ですよね?

最近自衛隊員の中でいろいろな方がいらっしゃるようで、PCから(情報を)流出しちゃったとか、いろんな事があるようなんですけれど。
一番怖いのはいわゆる、先生もさっき仰ったんですけども日本人に成りすましているっていう、成りすまし日本人と言うのが多分たくさんいると思うんですけども、それが自衛隊の中にどれだけいるのか?っていう。
もしいたとしてもそういう不祥事が有ったら、絶対表に出てこないと私は思うんですね。
私は軍事オタクでも政治オタクでもない単なる一般人なので、そこに興味があるんですけども。

そういった自衛隊の中に北朝鮮のスパイ組織が、例えば昔はソ連が良く手を出していましたけど、侵食している可能性があると思うんですけど、有ったとしても今の政治状況からしたら絶対に出て来ないと思うんですが、そういった方面はどうなってるんでしょうか?
できれば非常に言い難い問題だと思うんですけど教えて頂きたいんですが。

★佐藤守氏

拉致の皆さんから、えらい、私の方はつるし上げ・・・(笑い)
あの〜〜〜、今仰る通りなんですね。
スパイ防止法がありませんから、基本的には国民も自衛官もみな一緒ですからね。
それで非常に指揮統率するのに苦労しているんです。

しかしながら強いて弁解すればね。
例えば防衛大学に入るとか、一般隊員に入るとか、全部一応スクリーンにはかけられている。
かけられているんですが、昔はお父さんが赤旗を読んでるくらいで全部落ちてましたけども、今はそこまで行ってるかどうか?
個人情報だとか今度人権法通らなくて良かったんですが、いろいろなしがらみがありますと防衛庁も役所の一つですから、それに従わざるを得なくなると言うふうになってきますよね。
そういう間隙が随所にあると言うことは事実でしょう。
今度僕は海上自衛官ではありませんから、もっとシッカリせい!と怒鳴りつけてはおるんですけども。

PCを使うという事に対してはですね。
僕は内部でも非常に抵抗があった。
これは使うのは余り好きじゃないし下手だから、電話自身だって盗聴されているわけですから。
いろんなゆうぐ(?)を使うという事を平時で行うときは、私は部下に言ってたわけです
例えばね、非常呼集があってファントムを使うでしょう?
8機・・・(聞き取れず)空隊を組んでをパ〜ッと作るでしょう?
それ何分くらいでやるか?と言う話でそれを急いでやるわけですよ。
それを何時完了何時完了と言うのを競うわけですが、○○○(聞き取れず)が劣勢とか、ここはが○○○(聞き取れず)が届いていないとか、無線連絡が全部聞かれるわけですよね。
周波数が先ほど言いましたように極秘無線を持ってませんから。
これはもうトラックの運ちゃんが東名に来て「おい○○○って言ってるぞ」って言う話になるわけですよね。
そういう所は全く安全性が無いわけですけども、そういう時は「スズメが三羽足りないよ」とか「うちスズメが二羽来ているよ」とかそういうサインでやってたんですよ。

それからもう一つ言うと実にちゃちな話ですよ?
ちゃちな話ですけど案外難しいのは、私が三沢におりました時にですね。
ASM-1という当時極秘の空対艦ミサイル、国産の実射訓練をやってもらったんですよ。
こういう事をお前たちやれるか?と後で言ったんですけどもね。

空対艦ミサイルを襟裳岬の南の訓練海域で撃つんですよ。
実弾をね。
それを海上自衛隊の船の掃海艇の古くなったのを実射で潰すんですよ。
それも大変な実射のミサイルを撃つんですから、一生懸命命令が出てから準備万端を整えて、F1戦闘機に積んで撃って発射して飛んでいくのを脇でずっとミサイルを8ミリビデオに収めながら報告して、ゴ〜ンと行って離脱して飛んでいく瞬間までそういうデータも取るし、いろんな訓練をやってたんですよね。

その命令を出してね。
基地全体が緊張をしておったわけです。
天候偵察をやっておったパイロットで非常に気の利いた私の部下が、「撃て!」と言ったら「チャンネル変えろ!」と違うチャンネルに切り替わったんですよ。
もう今はいいですよね?言ったって。
余り使ってない予備チャンネルに切り替えたら、「撃て!ツキカマの船!ツキカマの船!」
ツキカマの船って分かりますか?
要するにソ連の(旗の)マークをつけた船がいる。
「配置し直せ!」って事で、何々、何々とやっていたら、我々がミサイルをある射程から撃とうとしているコースに、ず〜っとソ連の大型トロール漁船団がいたんですよ。
偶然ですか?
漏れてましたよ。
それで直ちに中止。

それで上級指令に「今日の演習は中止」と言ったら「何を行ってるんだ!日程が無いんだ、一日伸びたら・・・」と言うので、情報班に言って全部低空飛行で写真を撮って来させましたよ、その船を。
それを8ミリビデオに焼きまして、全部ソ連の大型漁船で我々のコースの先に網を流してましたよ。
破片を拾う為に。
その船の一隻にはカモフというね、小型偵察ヘリコプターを積んでましたよ。
こういうのを全部撮って情報班が写真を上げたら、(上級指令は)びっくりしちゃって今日は中止でお構いなし。
それで私の方は全部に聞こえる共通周波数の電波で「本日の訓練は中止するぞ〜!全機引き上げて来い!」と言ったんです。
一番先に引き上げたのはソ連の船団ですよ。(笑い声)
このチャンネルを聴いてるな?ってことですよ。
情報が分かる奴がいるな?ってことですよ。

不思議でしたね。
それが国が生きるための懸命の策なんです。
それでバラバラバラっと船が動いてから「夕方からやるぞ〜!」って、やりましたけどね。
上手く行きましたけど、そういうことなんです。
海上保安庁に実はそういうエリアでの訓練の計画を出すんですよ。
まず、そこから抜けたと思いますね。

自衛隊ではそういう対応を全部やってますけども、やっぱりね、まず宗教から入ってくるんです。
我々のころは非常に厳しくてね。
ご精通の・・・(聞き取れず)の自衛隊で宗教がありましたけど、こういったことは許せない事ですからね。
非常に難しかった。
それを分かった時点で彼は昇進が止まりますし、そう言う規律に当たらない所に行くんですよ。
あるいは奥さんがそういう活動をやっていると幹部に分かりますと外しましたからね。
今はそういうことは人権の問題で、やったら大変でございますよ。
こういうのはね、軍隊と言う組織では適用除外するべきなんですと思いますね。
非常に、だから今はやり難くなっています。
差別の問題とか、こういった事は結局政治でしょうね。

恐ろしいですよ、例えばつまらん話で三沢で海自の幹部やってたんですけどニコニコマークのですね。
お日様マークのチラシが一杯入っていた、官舎に。
何だ?ってすぐ調べさせましたら、民青同ですよ。
官舎の仕切りの中でね、朝市やるんです。
誰が許可したか?っていうと、誰が許可したも何も無い。
・・・・・・・・(聞き取れず)そこに許したおばさんおじさんが来てやるから、「それは止めてください」と言えなかった所に入って来たんです。

そしてその後を洗いましたら、何と恐ろしい事に、あそこは冬になると灯油が必要なんですね。
そこの組織は灯油が安いんですよ。
官舎まで全部届けてくれるんですよ。
それでね、その会で許可取ってませんでしてね、その(灯油を)取ってる人は、先輩の奥様方に聞いたら「安くてとっても便利ですから」
そのためにすぐ潰させましたが、例えば私が「うちの官舎にあれを持ってきて頂戴」といったら、住んでる個室の全部の名簿を出させるんですよ。
その企業が。
裏は民青ですから。
そうすると名簿が全部出来てね、どこに誰が住んでいるか。

今度海上自衛隊のコールサインが出たようですが、あれ全部入れ替えな来ればならないので大変な作業でしょうけれどね。
陸海空全部つながりますから、太平洋艦隊から何から全部大作業しなけりゃならない。
しかしそれはやらなければならない。
そういう事が平然と行われていて、私は先輩怒鳴りつけたんです。
「奥さんの教育が成ってない!」と怒鳴りつけた事があるんですがね。
「すみませんでした」って、すみませんで済まない、その名簿が全部行っていた。

それから公明党ですね。
全部名簿を持っていくんです。
うっかり善人でやっていくと、これはね。
難しいですよ、全部に徹底してやって行くのは。
それから意識ですよね。
少なくとも制服を着ている人間はね。
武器を持っているんだし、国民の生命と直結しているんだから、そういった所には常時(危機意識を)持ってないといけないでしょうけど。

非常に仰る通りで難しい。
でもスクリーンはやってますし、身内の中に身辺調査とかいろいろやりましてね。
調査と言うのは公安と一緒ですけどね、そういうのは有りますから、まだ一般の会社よりは良いんでしょうね。
当然ですけども。
それでも物足りませんね。
その結果は防衛秘密が出たり、お金が、そういった事になるとついつい貰ったりね。
そういうお金の魅力、女の魅力ね。
まぁどこかの総理大臣ほどの事はないでしょうけど、(笑い声)お金ですよね。
あるでしょ?いろいろ、○○事件では・・・(聞き取れず)あれで全部ねたを漏らしたり、驚天動地の事でございますよね。
そういう事が平然と行われているけれどもまず、やれないですね。

しかしね、あえて反論させて頂ければね。
政治家の秘書が一番恐ろしいんですよ。
宮沢さんの時にですね、国際化と称して大臣の秘書に外人を入れたんですよ。
それをね、ムルデカとか何とかしらないけれど(鈴木)宗男さん、なんでアフリカ人まで日本の沖縄庁長官の防衛政務次官の秘書でいるんですか?
仮に百歩譲って彼が日本に帰化しているということであれば別でしょうけどね、あの当時は違った。
そういう人が防衛政務次官に来た時に、ブリーフィングせにゃいかんのですよ。
そうするとね、それは全部国家機密ですよ。
おそらくあの人は読まないだろうから「置いとけ〜〜!」って言うでしょうね。
置いといてどうするんでしょうか?あんな機密を。
持っていきますよ。

しかし置いていけよと言われたら、置かざるを得ないですよ。
しかし自衛隊の官僚は困りますよね。
制服はもっともっと困りますが。
コロッと半年か一年で交代するわけでしょ?
そういう事を繰り返しているんですからですからね。
防衛庁の中には秘密あって軒を落とすって、これは極論しますと一生懸命努力してもね。
政府の方が抜けてる。
だから代議士の秘書にね。
国際化などと称して他の国の人が一杯入っているという事は、もうあの時点で防衛と言う物は非常にやりにくくなって、現場は・・・(聞き取れず)と言うと語弊があるけど、そんな事をやっている。
自衛官だけを(責める)よりもああいう人たちがいることの方が私は恐怖です。

それが何に響いているか?というとアメリカですよ。
アメリカは許しませんよ。
恐ろしくて超機密なんかね、自衛官にまではギリギリ出してもですね、そんな事防衛庁とはやりませんよ。
今普天間でもめてますがね。
そういう所の事も私たちは真剣に考えないと、切り捨てられるのは韓国だけではないということですよね。
仰るとおりでこれは非常に厳しい問題で、拉致の皆さんで一刻も早く帰国を願っていらっしゃる方とは違いますね。
非常に苦慮している問題です。
すみません、長くなっちゃって。

★一般参加者3

ありがとうございました。

★一般参加者4

(中略)・・・それくらい日本の国って筒抜けって言うか、話にならないくらいだと思うんですけど。
どうなっちゃってるんですか?

★佐藤守氏

増元さんおられますけどね。
拉致被害者の方で帰ってこられた方で動きが取れないのが実態だと思いますよ。
一生懸命やろうとしてもどこにどんな人がいるかね。
「お帰りなさい」と旗振ってる人の中にも一杯いると思いますからね。
めぐみさんの時ので分かるように、辛光洙がどうのこうのってそれだけじゃないですよ。
国内で白い車持ってね。
ゴムボートに乗せて、辛光洙みたいな人が一杯いるわけですよ。
その中でめぐみさんが、ああいう非情な事を一杯やったわけですから。
しかしその人たちもまた金正日に人質取られちゃってるんですよね。
そこをどう折り合いを付けていくか?
自分達の向こうに行っちゃったのを決着をつけちゃって「日本人になりきる!」って言えるのかどうか?ですよね。
私はこういった事はやりませんけども、いずれにしても情報と言うものが非常に難しい。
これからをどう考えるかですね。

★一般参加者5

先ほどの意見で金正日を拉致しちゃえと言うのは非常に良いアイデアだなと。(会場内くすくす笑い)
やっぱりイラクなんかと違ってトップが本当に独裁だと思うので、首を取ってしまえば何とかなるんではないか?と思うんですよ。
佐藤軍長は現役時代、スクランブルとかやった経験があると思うんですけど、日本の航空自衛隊がロシアなり北朝鮮の空域を侵犯したりするという事は今まで無かったと思うんですが。

★佐藤守氏

まず無いでしょうね。

★引き続き、一般参加者5

例えば金正日が平壌を出たら、向かった先が日本海なら日本海の領空侵犯をちょっとしてやる。
東シナ海に出たらちょっとだけ首を出して、お前の居場所はいつでも分かるぞ見たいな作戦ができれば、相手も怯むはずだと。

やっぱり一番やらなくちゃいけないのは経済制裁をしなくちゃいけない。
世論をみていると日本一国じゃ無駄だと思う人もいるみたいですけど、これは経済制裁をシッカリしてプレッシャーをかけなくちゃいけない。
今日のお話を聴いていて大規模な救出作戦はこれは絶対に出来ないな、と思うんですよね。
やっぱり基盤も揃っていないし。
北朝鮮の内部の破壊を待って自然と帰ってくるようにする他にはちょっと思いつかないかな?と。
できたらちょっと、日本の政治家の問題になると思うんですけど、領空侵犯をしようと言う大臣が誰もいないというのもちょっと厳しいと思うんですけども。

★佐藤守氏

先ほどからでましたように、こんな状況で日米共同でやってる事は可能性はありますね。
ひとつは金正日の息子が来た時に田中真紀子が返しちゃった事ですよ。
田中さんの家にでも行ってね、少し抗議でもしないと。
これは許しがたい、千載一遇のチャンスを潰したと。
あれはアメリカあたりでは許さないと思いますよ。

もう一つは経済制裁と言いますけどね、これは悲観的なのは、いや万景峰号を止めるのは直接的に効果あると思いますが、何であんなの入れておくか?と言うことですね。
あれを止めてしまえば一番いいんですけども、しかしそれを別にしても経済制裁と言うのはすでに中国がやっちゃってますから。
もう殆ど効果ないと言ってもいいくらいです。
ただ、日本がやったと言う事は意味があるでしょうね。

もう時間が過ぎちゃってるんですよ。
さっき言いましたように清津のあのところに莫大な基盤をやってますからね。
日本がどれ位経済制裁をやっても追いつかんぞというくらいの、悲観的な状況。
しかしながらやる事はやる。
やらなければますます舐められますからね。
やってから万景峰号を沈める、沈めるってたいへんですけど(笑い声)通らせない。

それと国内で辛光洙に協力した人間を一網打尽でやってやる。
それからいろんな無税・非課税の所を課税をどんどん取る。
と言う事を次々にやっていく事が先ほどから言ってるように、私の先輩が過激に・・・(聞き取れず)って言っておりますけども、そういう形が相乗効果を表すんでしょうね。

最終的に自衛隊があそこに入ってやると言うのはまさに最終的な混乱に乗じた、それでも救う。
ある意味の邦人救出になる。
これはそういう事になれば世論が支持すれば、防衛庁も公然たる攻撃作戦と言う形になりうるとは思いますけどね。
現状でこれだけ突飛に持ち出してもおっしゃた通りで、それを知って頂いただけでも今日はお話をした(甲斐はある)。
ただ簡単に自衛隊行け!と言う事を言いますけども、中々難しい。
ただ国民はやる気になって頂けば、段階的に最後の手段は有り得るんだと言う事でしょうね。
どうでしょうかね?
荒木軍長。

★荒木和博氏

とにかく絶対に取り返すんだという意思を行動で示していかない限りは、向こうは絶対に力しか信じない国ですから。
こちらが力を使うという事を見せることによって向こう側も対応を考えざるを得なくなるし、また内部が混乱してくると言う事があるんじゃないだろうかと思う。
また、いろいろ話が出ていた情報の秘密の保全とかそういう事はこの国はかなりいい加減なんですけども、しかしじゃあ例えば北朝鮮が完璧に出来てるか?と言うとそういうわけでもない、わけでございまして。
その辺は今まとめている所でそのうちいつかお話する時がくるかと思いますが、1968年に韓国の大統領選挙で官邸をやられました北朝鮮のゲリラ、「シルミド」と言う映画の元になったやつですね、北朝鮮の。
あれの事を今調べているんですけども、調べますと非常に結構計画がずさんな計画で、途中でうんと変更したりしているうちにやめてしまうと。
いうこともありまして、ああいう人たちも結局そんなものなのかなとも思いまして。

結局弱いところはこっちだけじゃなくて向こうも弱いところはたくさんあるんですから、国全体に実力から言えば日本のほうが強いわけでありまして、あんまりだからこちらの弱いところだけを見てしまうと弱い弱いという事になってしまうわけですけども。
決してそれだけでは無いと言うことと。

それからこちらば100%で物を始められると言うことはまず絶対にないわけで、何かしらあちこち抜けて危ない状況で始めるという事になると思うんで、それを覚悟して。
ただ将来こういうことが起きるという可能性があるという事で、いろんなシュミレーションじゃないですけども準備をして作戦計画事案を作っておくということを繰り返し繰り返しやっておくと言う事が、いざという時にすぐに動けるという事につながっていくんじゃないかと思います。

ちなみに陸自のスクリ−ニングと言う事で言うと私は予備自衛官になるときにですね。
私はどうも引っかかったそうで、内局で問題になったとか言う話があるんですね。(笑い声)
やっぱり危険人物と言う事で(笑い声)、若干そう思われたみたいですけど、当時の東京の指令部長が掛け合ってくれて入れて頂いたと言うことがあるんですね。
やっぱりしっかり見る所は見ているんだなと言う感じがしました。

それで時間がだいたい参りましたので、本日はこれで終わらせて頂きたいと思いますが、まだはっきり決めておりませんので行わないかもしれませんけど、来月も同じ24日にここで講演会を予定しております。
この続きができないかと言う事も考えておりますが、またいろんな形でですね。
ご案内をさせて頂きたいと思いますので、今日は非常に有益な話を佐藤将軍からお聞きいたしまして、この中にも各方面で発言力のある方がたくさんおられますので、いろんな機会を捉えましてこういう事について考える機会を求めたり、あるいは発言をしていただければと言うふうに思う次第でございます。
今日は本当にお忙しい中、ありがとうございました。(拍手)

・・・講演会終了・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考過去エントリー

★百年兵を養うは、一日にこれを用いんがため
http://piron326.seesaa.net/article/13749543.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その1
http://piron326.seesaa.net/article/13882880.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その2
http://piron326.seesaa.net/article/13930236.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その3
http://piron326.seesaa.net/article/14099415.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その4
http://piron326.seesaa.net/article/14356754.html

2006年03月07日

「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その4

『質疑応答 その1』

★荒木和博調査会代表 挨拶

このような形でのシュミレーションと言うのは初めての事で、皆さんもこういうこともあるのか?とお分かりになった事もあると思います。
先日の日朝の協議で何も前に進まなかったという様子を見て、単なる話合いではどうしようもないと思われた方は多いと思います。
このところ朴とか辛光洙とか話が出てきますが、彼らに対する国際指名手配とかやった方が良いんですが、あれをいくらやっても被害者は帰って来るわけではございませんので、今後いったいどうすべきかと言う事を我々は突っ込んで考えなければいけないのではないか?と言うのが今回の講演会の趣旨でございます。
これから質疑応答に入りますが、一番最初に地図をたくさん使われた恵谷さんがおいでなので一言ご返答していただければと。

★恵谷治氏(軍事ジャーナリスト)

こういう作戦の前提は、先生のお言葉の言う「目標の確定」が全てでして。
私もいろいろシュミレーションをするんですけども、結局は目標がどこに行っているかどういう状況かと言う事が明確にならなければ全くの机上の空論。
作戦の一つの事例として自衛隊の邦人救出と言うお話をされましたが、この邦人救出作戦と言うのは彼らが集合地点に集結して隠密に動けるという前提、あるいは隠密でなくても先ほど言われた村長(むらおさ)が出てきてリーダーシップをとって動けるという事であれば、私は作戦は可能だと思います。
逆に拉致被害者の場合は監視が厳しくてそういう事が出来ない場合は、よほどの偶然が重ならない限り自由行動は出来ないという前提で作戦を考える必要がある。
となるとこれは本当に軍事技術的に厳しい。

もう一点は例えば100人被害者がいたとしても、100人を同時にと言うのは不可能。
技術的にも絶対に不可能。
となれば涙を呑んでこちらを切ると言うという決断が無い限りは作戦は決行出来ない。
何人かを救出して後の方はどうなるか?と言う事を考えると、本当に真剣に考えれば考えるほど救出作戦は難しいなと。

★回答 佐藤守氏

仰るとおりですね。
今ワンポイントに絞ってもギリギリの戦いなんですね。
恵谷さんが仰られたように、救う人が仮に100人いたら20人で作戦を打ち切りにせざるを得ない可能性。
その優先順位ですね。
これが助けに行った人間も作戦を指揮した人間も一生残るんですよね。
非常に難しいと思いますね。
大風呂敷を広げて100人全員を救うと言う事はどう考えても非常に公算が低いのでどこかに絞ろうと。
逆に恵谷さんに聞きたいのですが、そういう行動をしたときにこれは当たるも八卦なんですが、北朝鮮はどういう衝撃を受けるか?どういう行動をするのか?
これは他にご意見があったら聞きたいのですが。

荒木さんが(資料を)出されたでしょう?
これは大変面白くて、ご精読いただきたい。

(注:佐藤氏の言う荒木氏の資料とは、講演会で配布された資料の中にあった以下の物の事を指しています)

1 日本海軍の北洋漁業保護の実例
  府本昌芳「海軍旗の下の北洋漁業」『文藝春秋社』(昭和31年6月号)

2 救出された漁民の回顧
  インターネット情報(出処不明)

3 日本海軍の北洋漁業保護の方針
  飛内進『大湊警備負沿岸革史−北海の護り−』(平成12年7月15日)


(中略)

・・・野村さんの部下といますか、海軍補佐をやった男なんですが、それがいろいろ書き残した物がありましてね。
それを引っ張り出してきたんですが、そしたらこれが大変面白い。
横浜に飛行場部隊があったんですね。
大型飛行、これが南方経路をずっと飛んでいたんですが、ちょっとこれ短いんで読んでみますがね。
これと殆ど同じなんです。
これが非常に大きなインパクトを与えてソ連が折れて日ソ交渉が進展したというんですね。
デモンストレーション飛行と言うのが、横浜航空隊始末記とかいう、田村○○さんと言う隊長がこう書いている。

私が横浜航空隊に勤務していた時であった。
昭和14年1月末だったと記憶する。
飛行艇の耐寒訓練をすることになった。
大型飛行艇4機と共に急に青森県の大湊に進出せよと言う命令を貰った。
ところがここに面白い指令が付いていた。
それは各種の耐寒訓練を実施すると同時に航行訓練を頻繁に行え、というような命令だった。

航行訓練と言うのは楽しくてね、私も良くやりましたが、勝手気ままにエリアを決めて、飛んでくるんですよ。
うんと低空飛行するときもありますし、山の間を(飛ぶ事もある)

しかもそのコースですね。
コースは必ず北海道の小樽ですね。
小樽上空を南から北に向けて飛べと、高度も1000メートル以下が望ましい。
要するに下から見えないといけないから、なるべく見えるようにしなさい。
南から北へ帰るときは小樽の上空を突っ切っていきますね。
一旦戻る時は小樽を避けて、はるかに洋上を飛ぶかあるいは北海道を一周しても宜しい。
これはパイロットは大変面白いですからね。
小樽市内だけを1000メートル以下で通過すれば後はどこを飛んでも良いんですから。
樺太まで飛んでも良いんですから。
で、この田村隊長は妙な制限だな?と、しかしながらこの指令は軍隊長以上にのみに申し送り・・・これは秘密保全ですね。
予定された搭乗員は訓練飛行をするだけで良いのであった。
したがって時には北海道を一周したり、筆者も樺太の国境付近まで飛んだ。
問題は小樽上空飛行のなんど(?)であった。

当時は日ソ漁業交渉で両国の意見がまとまらず、新聞が毎日その険悪な状況を報道していた時であった。
そしてこの訓練も一週間で終わり、横浜に撤収した。
同時に日ソ漁業交渉もようやく妥協に落ち着いた、と新聞に報ぜられた。
その直後海軍省の情報関係者から横浜航空隊の小樽航空飛行は相当効果があった。
それは何か?と関係者が後で聞いた話では、当時小樽札幌方面にはソ連の情報担当者・エージェントがたくさんいたと。
現地の情報を刻々とソ連に通報していたと。

そういうことを軍隊が全うでしたからちゃんとやっていたんですね。
今は公安ですけど。
それで電報を打ってたんですね、エージェントが。
そのエージェントが日本の大型飛行艇が盛んに北上している。
もしこの日ソ交渉が決裂した場合には何かに備えているのだろう、と言う意味の電報を打電しているのを傍受した。
その当時この飛行がどの程度効果があったか具体的に分からないけれども、心理的には相当の効果を思わぬところに伏兵がいるもので、デモンストレーションとか謀略とかは普通の常識では考えられない。
と田村さんは書いている。

これなんか典型的に面白いんです。
こういう実に面白い戦争ごっこを日本人は忘れてしまっているんですね。
ですから対話と圧力といっても圧力のかけ方を全く知らない。
私は現役のときから言っているんですが、小松に集まって航空自衛隊で大演習をやろうと日本海上空でですね。
あるいは海上自衛隊との共同作戦をやろうじゃないかと、これは我々は日常の訓練でございますけども、彼らはそうは受け取らない。
勝手に思わせて置けばいいのであって、ギリギリの所まで行けばいいんですね。
こういう軍事力の使い方をしないでいると言うのは、「百年兵を養うは、一日にこれを用いんがため」だと言う事を全く忘れている。

たまたま荒木さんがこれを送ってきましてこれを読んで、あぁ、これはうちにもあったなぁと思って。
これは実際恵谷さんが仰ったように公算は非常に低い。
とにかく、全員パーフェクトに救いたい。
気ばっかり焦りますよね。
下手をするとイラン大使館のようになりますけど、それをやらせないでどこかで線を引く。
あるいはこういったデモンストレーションが逆に日朝交渉を進展させて、その辺の所どうでしょうかね?佐藤さん。
西村さんでも良いけど、難しいでしょうかね?

★佐藤氏

え?僕ですか?
お話ありましたように、いわゆる情報の協力者の確保もそうですけども、情報の欠如と言うのがとにかく大きいと思うんですよね。
仰るように目標の定位置・定点に集合させる事、結局現地はいわゆる日本人が、通常普通の国だと商社マンがいたりJICAの人間がいたりしますけど、あの国と言うのは日本人がいないわけですから、そうなると向こうの国民を
先ほど言ったように信用が出来ないという、この辺が大変難しいんじゃないか?と感じました。

★西村幸祐氏(ジャーナリスト)

佐藤先生が仰ったんですが、「百年兵を養うは、一日にこれを用いんがため」と言う事を忘れているということなんですが、今日のこの催し自体がですね。
荒木さん、最初にハレーションを起したと仰いましたが、どのようなハレーションかちょっと分からないんですが、こういった自衛隊による拉致被害者救出シュミレーションと言う講演会が行われた事自体、今の北朝鮮に対しての新しい圧力に実はなるんではないか?と思うんですね。
今までこういった事が余りにも無さ過ぎたんですから、それだけでも今日の講演の意味が、内容ももちろん意義があるんですが、行われた事自体有意義だと思います。

★増元照明(家族会事務局長)

非常に面白く聞いておったんですけども、否定的なことばっかりがちょっと頭に浮かびまして、定時・定点はまず無理だろうと言うことでしたね。
陸自が主体になっていくと言う事でしたけど、私たちが考えている救出手段と言うのは、被害者全員ではなくとにかく誰がどこにいるかと言う情報をつかんだら、そこに飛行機なりヘリなり飛んでいって、そしてその人を密かに救出してくる。
向こうは北朝鮮は死んでるし、いないと言ってるんですから、そういった人たちが1人でも二人でも出てくれば、世界中で北朝鮮の拉致と言うのは認識されていますから、それ以上手を出せなくしてしまうと。
そちらの方が私は良いと思うんですけども。
それでとにかく否定的な事を考えると情報の秘密保全ですね。
官邸が今ちょっと朝鮮総連をつながってますので、それは無理だろうと。
総理が代わらない限りちょっと無理だろうなぁと言うのが私の実感です。

★回答 佐藤守氏

そうですね、このシュミレーションは法的な事は一切無視して話をしているんで、法的に言われた中で法的に死亡したと、殺された人間を隠密に上手く救い出す事が出来たらこれはヒットです。
100人を一挙にどころではないですね。
確かに。

★荒木和博氏

司会者は喋っちゃいけないんですが、今増元さんが言われたように隠密で誰か引っ張り出してくる。
これは何とかして誰かに接触して本人の帰国意思を確認した上でどこかに連れて来てという事が可能であれば、それで明らかになっただけでも、それによって政治の部分が動いてと言うことはひとつはあるかもしれませんが。
ただこういう事は思ったとおりにだいたい全て行かないので、途中で上手くいなくなった場合にある程度強襲をしなければいけないという事も当然含めて考えなければいけない。

いい加減な推測だといわれてしまえばそれまでなんですが、北朝鮮と言う国の特性からすると、脅かせば強い事はおそらく出来ないだろう。
こちら側が強く出て徹底してやれば相手方のマインドの方が崩壊していって、それが外に出てくるという事は非常に考え難いのではないだろうか?
そうなった時に外に対して出て行くとか、あるいは内部で我々にとって否定的な事をするという事に対して、中国を含めてブレーキを掛けざるを得ないのではないか?というような感じを私はしています。

先ほど西村さんが言われたような事なんですが、こういう事をやっている。
それで日本の中でこういう事を考えていると言う話は北朝鮮もさることながら中国はかなりもっと敏感に感じるでしょうから、とすると北朝鮮のお陰で寝た子が目を覚ましてしまうと。
これは拙いと言う事は当然彼らは思うであろうと。
そうすると何をするかと言うと北朝鮮に対して何らかの圧力をかけざるを得なくなるだろうと。

そういう意味の圧力もあるんじゃないかと思うんですが、ある程度強襲でやらざるを得ないとなった時には、全ての被害者の安全を確保せよと。
それを北朝鮮の体制に対して強いメッセージを与えることで、内部が割れたときにある意味で言うと、拉致被害者の身辺を安全にすると言う事が最終的に自分達の安全につながると言うように思わせていくと。
これは今からでも当然やっていかなければならない事ですが、そういう事を全部合わせて行うと言う事があるのではないか?

今我々がやっています短波放送も今ひとつは情報を出してもらいたいという事で、東京郵便局の私書箱を繰り返し繰り返し番号を流してですね。
情報が取れないか?と言う事をやっている。
それで(情報が)来れば何らかの動きが出来ますし、最終的なお話は終結地点とかそういうことのインフォメーションを短波放送で流せるのではないだろうかと言うことがありまして。
ただ当然放送で流せば相手方にも聞かれてしまうわけで、やる事に制限はあるんですけども、最終的にはそういう使い方をするという前提があるわけですよね。

あとは情報の収集と言うのも、収集と保全と言うのは非常に難しい問題であるんですが、吹けば飛ぶような特定失踪者調査会にだって、情報は入ってくるわけですから。
いわんやそれにもうちょっとプラスアルファがあれば、現時点でどこに誰がいるか?と言うのも、今の北朝鮮の状況と言うのも考えれば入ってくるのではないだろうか?と言う気がしておりますんで、その方法はいろいろあると思います。

ただ先ほどの何人か諦めなければならないという覚悟もありましたけれども、そういうことも含めて救出をすると言う事はただ待っていてそのうち良くなるでしょうと言うような、天気が良くなるのを待っているようなことではなくて、本気で命懸けでやらざるを得ないと。
それを国民全体がある程度コンセンサスを持てるかどうか?と言うことにもかかってくると思うんですね。
今までのように放っておけば全然返って来ないわけでして、何かの決断をどこかでしなければならないということ。
そういう精神的な問題と言うのを、実際に運用する側は軍人がやるわけですけども、それをバックアップする意味で国民であれマスコミであれ、そういう覚悟は求めていかなければならないんじゃないだろうか?
そこらへんを含めていろいろご意見があれば出していただければと思います。
どなたか・・・

・・・レポートその5に続く・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考過去エントリー

★百年兵を養うは、一日にこれを用いんがため
http://piron326.seesaa.net/article/13749543.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その1
http://piron326.seesaa.net/article/13882880.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その2
http://piron326.seesaa.net/article/13930236.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その3
http://piron326.seesaa.net/article/14099415.html

2006年03月03日

「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その3

・・・資料紹介・・・

◆編成組織の一例
◆通信系の一例
◆目標の確認
◆洋上前進基地の一例
◆作戦の概要

結び

日本国民の一致団結
国内外における『秘密保全』

『百年兵を養うは、一日にこれを用いんがため』

・・・資料紹介終了・・・

編成組織について。
中央即応集団と言うのが約3200人。
第101特殊武器防護隊、これは大宮にあります。
第一ヘリ団、これは木更津・相模原にあります。
特殊作戦班、これが母体となって全国に広がるんでしょうが、習志野駐屯地にあります。
第一空挺団(=習志野駐屯地)これは昔から荒くれ者の集まる非常に精強な部隊である。

余談として。
御巣鷹山の時、場所が特定出来なかったので空挺団のヘリを翌日出したら朝日に散々叩かれた。
事故現場は三県の県境で最初現場は長野県と言われていた。(実際は群馬県)
今だから言うが、警察無線も自衛隊には入らなかったし、陸海の隊員が自らの非常呼集で出てきたんですけど、翌日よくやく場所を特定出来たが今度はこれを伝送する装置が無かった。
初め長野県だと言う事で派遣していたヘリを一回戻して出したら、何だあの指揮は!と朝日の記者や編集員から叩かれて酷い目にあった
あの時の自衛隊の装備・情報からすれば仕方の無い事だが、結果として救援が遅れた。
第一空挺団はホバリングが出来ない状況で、生存者の女子中学生をロープ一本で身を挺して救出した。

余談の余談として。
航空自衛隊も御巣鷹の事故の時には出動したが、平らな所で飛行機をいじるのが航空自衛隊。
足場の悪い山の現場では息切れがするがそれでも若い者は良くやってくれた。
軍手から下着から死臭が染み付く様な現場で、食事に出された牛肉の大和煮をぺろりと食べて活動したのが陸上自衛隊である。
これが空と陸の差だが、あのとき第一空挺団は山を削ってヘリポートを作り、そこへ水やYTRなどの物資を届ける為に新聞社のヘリが次々と降りてきたが、煽られて谷底に落ちて怪我をした人がたくさん出た。
余りにもひどいという事で航空自衛隊が上空をYSで飛んで空中管制をして、見事にヘリを左回りにさせて入っていくようにした。
それらの事実は表に報道されてはいない。

緊急即応連隊。
宇都宮に入るのは化学兵器、こういったものが入る。
主として南西方面の島しょ防衛をやっている。
非常に精強なようなので、こういったものに大いに期待する。

いずれにせよ(救出作戦の)中心となるのは陸上自衛隊に間違い有りません。

通信系について。
宇宙通信などサマワでもやっているので訓練済みである。
中央と現地その周辺などにおいてバンドは確立する。
これは装備部長、あるいは防衛部の通信課長は言わなくても確立するでしょう。
強いて言えば民間の周波数をどのように制限するのか?
電波法とかNTT法とかいろいろあるが、平時では有りませんからそういった物をどうやるのか?
なにせ(自衛隊は)憲法違反の組織なのでその辺の所はどうやるのか?

余談として。
演習の時は高速道路に車を通そうとしても陸運局に許可がいる。
御巣鷹に戻りますが、浜松や静岡から無断で行ったんですね。
全員作業服に着替えて飛び出したら、大半が財布を持っていなかった。
それで車に乗って東名高速に乗って行ったら、東京料金所で金を請求された。
「誰か金を持ってないか?」とやっていたら後ろで「こら!自衛隊何をやってるか!」と言われ「すみません」と謝ったりした。
田中慶秋先生が「お前らなにやってるか!」と言う事で、今度は災害派遣出動中と書いて運転席に貼って出したら「ご苦労様です」となったんですね。
やれば出来るのに政治家はやらない。

築城基地で行橋で大水害が派生、築城基地から空自を延べ1000人出した。
道路が冠水して車が動かずその中で自衛隊の部隊に優先権が無い。
警察にパトカーで優先しろといったが数台しかないパトカーが出払っていて無かった。
行橋警察署に特別許可をくれと言ったら自衛隊に任せるというので、シーツやベニヤ板で「災害派遣出動中」とトラックの脇や後ろに全部貼らせた。
そうしたら長距離のトラックの運転手も「ご苦労さん」と皆道を空けてくれて警察の誘導無しで現場に行く事が出来た。
今は大分法律も変わったが、昔はそれが実態です。

御巣鷹の事故のとき、警察の日当が3000円か4000円付いた時に、自衛隊は一泊二日で640円だった。
それも一泊二日で24時間以上勤務した時に初めて一日分640円の手当が付く。
苦労して深夜朝の3時に出動して行って夜中の11時に帰ってきたら、日当は出ない。
あれは汚いなぁと言う事で何をやってるんだという話になったら、すぐ改正があってちょっと上がった。
我々は差別される事には慣れているから構わないが、そういった事はたくさんある。

※関連記事 佐藤守氏のBlogより「災害に学ぶ」
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20050907

レーダーなどはペトリオットなどを持っていって出すと、周辺に影響を及ぼす。
だから中々出せない。
障害物の無い所人家の無い所で非常に訓練は厳しく、従って我々自衛隊は外に出て行きたい。
国内ではモテないが外ではモテる。
外に行った方が弾もバンバン撃てるし電波もバンバン出せるので、アメリカへ行くぞと言うところで、PKOの話が出たらみんな喜んで行ってしまった。

サマワで死ぬかもしれない。
「いや、死んでもいい。我が家でひとり靖国に入ったのがいないといかんので私が最初に入ったらと(サマワに行ったが)この間生きて無事に帰って来てしまいました」
そう言うのがたくさんいるわけです。
国際平和協力活動の経験は、こういった救出活動のときに当然使えるんですね。

何度も申しますが、目標の確認であります。
平壌周辺の防衛施設です。(スクリーンにはSAPIOに掲載された平壌の詳細図を映す)
この地図を作った人にぜひ先遣隊をやってもらいたい。
小学館にはこういう作戦室が有るのかもしれない。(会場笑い)
これら現地の写真と衛星写真を合わせて、どこに集合地を作るか、どこに集めるか、どういう手段があるか?まずはこれなんです。
もちろんこの周辺にどんな警備隊がいてどんな装備があって・・・中々難しい所ですが、これさえクリアできれば、かなりの所まで作戦は進捗するような気がします。

洋上前進基地について。
スマトラ沖の地震災害派遣でバンダアチェへおっとり刀で行かされて、海上自衛隊もこういった船からホバークラフトを使い資材を上げてヘリを上げて、航空自衛隊は余り表に出ませんでしたがC130で支援をした。
これが一つのモデルケースになる。
洋上前進基地としての、これは災害派遣ではあるが、こういった物はある意味で訓練済みであると私は思う。

作戦の概要について。
邦人救出の流れをどうするか?
情報を通知をして拉致被害者の皆さんへ終結指令を出す、これが一番難しい。
皆さんが自力で非難していただく、これも非常に困難である。
全員が一緒にいなくなると拙いから遅れるとか何とか出てくるんでしょう。
お歳の方もおられるでしょうし、妊娠している方もおられるでしょう。
そういう方々がどうやって自力で非難して来られるか?
受け入れ場所も極秘にさりげなく分散して、怪しいと思われてはいけない。
そこへだ〜っと乗り入れて基地へと移動して、あるいは洋上の中継基地へ移動する。
このまま船か輸送機か日本へ帰る。

邦人のAグループと邦人のBグループ、いろんな人をここへ終結させねばならない。
普通の邦人救出であれば、集合地への誘導は大使館員がするが、だいたい実情を見るとこういう非常時の時には自然と現地の駐在員の中からリーダー的な役割をする人が出て誘導するのですが。
混乱の地でリーダーがどういう形で出るか?
拉致された皆さんは隣に誰がいるのか分からない状況ですから、これも非常に困難である。
ともかく邦人救出は1ヶ所かせいぜい2ヶ所に絞って救出すると言う形になります。

結びとして。
日本単独の奪還作戦は非常に困難性がある。
それをどのように持っていくか?
一つのサンプルとして普段やっている本物の軍隊、これを変える必要がある。

自衛隊は今まで鵺のような存在であった。
自衛隊は何のためにあるかといったら災害派遣がたくさん占める様に非常に国民に親しまれているけれど、軍事を拒否した国の非常に難しい所があった。
こういったいろいろな困難に対して、元々部隊が少ないのでそれに適応した救出作戦をやっていく必要がある。
出来ればアメリカには出て行っていただいて、我が国を自分で守る。
月に3回も家族で外食をするのをせいぜい半年に一回くらいにして、めざしを食べてでも自分の国は自分で守るというような事にすればそれが一番望ましい。
でも一旦味わった味は忘れられないだろうから、ならば将来を見据えてどの種の装備・訓練をするのか?

余談ですが今度の戦争、中国は間違いなく間接侵略に来ていると思います。
日本国内に来ている大学教授や留学生を1000名、これは王毅(駐日中国大使)さんのスタッフとしてやっているようですが、これはどこの国でも国家戦略として自分の国がやりやすいようにやるのは常識。
特に中国はそういう所は強い。
それに対応するには、ある程度の基準の航空戦力・陸上戦力は必要でしょうが、とにかくコンパクトで迅速に対応できる事。
どうしましょうか?などと言っている間に(敵に)やられるのだから、迅速な対応が出来る作戦能力を高める事が重要である。

・・・レポートその4に続く・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考過去エントリー

★百年兵を養うは、一日にこれを用いんがため
http://piron326.seesaa.net/article/13749543.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その1
http://piron326.seesaa.net/article/13882880.html
★「自衛隊による拉致被害者救出のシュミレーション 講師:佐藤守氏」レポート その2
http://piron326.seesaa.net/article/13930236.html

2006年03月02日

佐藤守氏の講演の感想など

自衛隊による拉致被害者救出シュミレーションのレポートは現在作成中ですが、生憎急ぎの仕事が入ってしまった関係で向こう2〜3日の間、時間のやり繰りが少し難しくなってしまいました。
その1・その2のレポは、講演の骨子に絞って、救出シュミレーションを考える上で重要な部分を抜書きしましたが、その3はすこし佐藤先生の余談の部分も要約してご紹介したいと考えています。
佐藤先生のお話は実はこの余談の部分が結構面白いのですが、これを全てご紹介するとなると限りなくレポは長くなる・・・(笑)
ですがその3の部分では自衛隊の置かれている現状や国防を考える上での軍隊の位置付けのあり方についてなど、一般庶民にも広く考えて頂きたい問題提議に溢れたお話がたくさんありました。
そのためレポートを起すのに少し時間がかかっております。
上記の事情をお察しの上、いま少しお待ちいただきますようお願い申し上げます。

レポが終わってから書こうと思っていたのですが、一足先にこの講演に参加しての感想などを一言書いてみたいと思います。
佐藤先生のお話は初めから終わりまで情報の重要性についての指摘です。
情報の収集、情報の発信、情報の管理。
しかしながら紹介済みのレポートを引用するまでも無く、日本の現状は限りなくお寒い限りです。
講演の要旨を一言で言えば、作戦行使に当たって十分に訓練を積んだ優秀で士気の高い人材はいる。
装備も予算削減などで不足の部分も多々あるが、現場の創意工夫等で補う事はできる。
しかし情報の不足はどうにもならない。
情報が無い事には効果的な救出作戦を行使する事は出来ない。
シュミレーションで浮かび上がって来た問題点は、この一点に集約されるのではないかと思います。

韓国の協力が望めない中、またアメリカの最重要関心事は中東にある事などを踏まえたうえで、自衛隊の活用を含めて被害者救出の為に日本が出来る事、出来ない事を真剣に考えねばなりません。
被害者救出をどんな手段でどんな手順で成功させるのか?
その目的の為に、必要な救出策のシュミレーション・装備や法の整備・組織の手配は出来ているのか?
日本の現状を振り返るに、限りなくお寒い現状に溜息ばかりがこぼれます。

今の日本に出来ない事の中で、被害者救出の為に必要な事案については早急に準備を整える事も必要でしょう。
救出シュミレーションも含めて、日本の側の己の足らざる所を補う意欲や工夫はあるのかどうか?
いざ事が起こった時、やる事なす事が泥縄では困るのです。

今回の情報研の講演はいつに無く参加者が多かったと、常連の参加者の方から教えて頂きました。
実際会場内はほぼ満席、テーブル席だけでは足りず、壁際に椅子を並べて講演を聞いている聴衆もたくさんいましたし、恵谷治氏や西村幸祐氏などの著名人や、家族会から増元照明氏や飯塚繁雄氏も駆けつけて佐藤氏の話に耳を傾けていました。
拉致被害者救出という現実的な目的の為、現実的に打てる手は何なのか?
今の日本に出来る事と出来ない事は何なのか?
・・・と言う現実的な考察に寄せる今度の講演への関心の高さを感じます。

この関心の高さを世論の広がりに何とか結び付けたいものだと思いました。
拉致被害者救出作戦は、TVゲームではありません。
イデオロギーの呪縛に囚われた机上の空論にしてもいけない。
拉致問題は現在進行形の現実の問題、命の問題です。
被害者救出の為に必要な物は何か?足りない物は何か?と考えるのが、この問題を現実的に動かす為の視点ではないかと常々感じています。

そういう視点から物事を考えるとですね。
制裁発動賛成か反対か、反小泉か親小泉かといった議論はどうにも瑣末に過ぎるのではないか?と感じざるを得ないのです。
その手の議論をする事を無駄とか邪魔とか、そんなふうには思わないけれど、そこにばっかり拘って議論展開をするのは余りにも視野が狭くは無いか?と感じるのです。
私個人の意見としては、被害者救出の為に制裁は必要だと思っています。
でも、制裁だけでこの問題スッキリサッパリとカタがつくほど現実はそう甘くは無いでしょう。
拉致問題解決のため、制裁発動は必要条件ではあるが十分条件ではない、と言うのが最近の私の考えです。
全ての被害者を救うという結果を取る為には、制裁の他にもスパイ防止法などの法整備も必要でしょうし、いざと言うとき自衛隊を機能的に動かせるような装備の拡充や法の整備も必要だと思うのですが。

今の世論のあり方・政治のあり方を見ると、どうもそういう方向では物事は動いていないように感じます。
日本全体が、まだまだ平和ボケのぬるま湯の中で、思考停止・視野狭窄をしているというか。
拉致問題に寄せる認識の度合いもまだまだ甘いと感じるのは、私だけなのでしょうか?
本当にこの国は全力を尽くして拉致被害者を救おうという気概はあるのでしょうか?
posted by ぴろん at 15:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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