2006年03月18日

06.2.16 西岡力氏2 東京連続集会15(8)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長のお話 その2』

今北朝鮮はアメリカや中国に対して偽札を作ってた事は認めて、金正日は「俺は知らない、部下がやった事だ」と言ってると。(笑い声)
言う線で何とか制裁解除をしてくれないか?と言う話をしているようです。
韓国政府もその辺でどうだ?とか言ってるようですけど。

昨日韓国の新聞に出ていたことによると、一昨日駐韓米大使が韓国のメディアとのインタビューで北朝鮮が再発防止で犯人を捕まえたとか言って来たらどうしますか?
それはいい事だと、いい変化だと、しかし我々はそれでは満足しないでしょうと、いうふうに駐韓米大使は答えています。

それから在米韓国大使、今度はアメリカにいる韓国の大使が今帰国していていまして、やはり韓国のマスコミのインタビューで言ってるんですが。
アメリカ政府から聞いたところによると北朝鮮は偽札を特別な秘密工場で作ってるんじゃなくて、自分たちのお札を印刷する工場で作ってる、というふうにアメリカは証拠を握っているようだ。
と言う報告を在米韓国大使は一昨日しています。
日本で言えば、大蔵省の造幣局でドル紙幣を刷っているような物。(笑い声)
と言う証拠を持っている。

しかしそれと同じ事を、日本人を労働党の作戦部がさらって言ったという証拠を日本は持っていたんです。
労働党の作戦部と言うのは金正日が命令しなければ絶対に動けない所なんです。
同じ事でなぜ制裁が出来なかったのか?と言う事ですけども、しかし北朝鮮はアメリカが本気で圧迫を始めたと感じるわけです。
それで去年の後半から日本との話し合いがまた始まったんです。
冒頭申し上げたような変化が、明らかに変化しているんです。
まだ誠実な対応まで行きませんけど、話し合いを拒否するんじゃなくて話し合いをしようと言っている。
話し合いをしながら時間稼ぎをしてブッシュ政権が終わるまで、何とか引っ張ろうとしている。
日本とアメリカが足並みをそろえて経済制裁をしたら困る。
ということで時間稼ぎに、日本とは話し合いをしながら時間稼ぎをしようと。
アメリカに対しても、拉致を認めた方式で俺は知らなかったと、犯人を突き出せば良いと言う事で時間稼ぎをしようとしている。

しかし核問題が全然解決していませんから、これはアメリカは絶対に妥協できない。
核兵器がいくつかテロリストの手に渡ってしまうと言う事は絶対にアメリカは許容できない事ですから、それが起きるかもしれないと思っているので、イラクではそれで戦争をしたわけです。
イラクでの戦争ではアルカイダの基地がイラクにあったからじゃないんです。
イラクに大量破壊兵器があると判断したからです。
あればそれがアルカイダに渡るかもしれない、未来に。
まさかと思われることでも起きる。

だから絶対に可能性を摘んでおかないとアメリカの安全は守れない、というのが今のアメリカの政策ですから。
金正日が核兵器を10発以上持ってしまえばいずれテロリストにわたる可能性が無いとは言えないとは、チェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官が繰り返し言って来た事なんです。
しかし今では私の見積もりで10発以上持ってしまった。
と言う危機的状況になっていて、だからアメリカは本腰を入れて去年の9月以降圧力をかけ始めたんです。
そういう中で北朝鮮が少しづつ悲鳴をあげてきて、拉致問題は解決したと言いながら、拉致問題の協議には応じてきた。
と言うところまでは来たと言うことですね。

ですから多分日本が今は口に出さないけれども圧迫する事をどんどんやってます。
そして増元さんに言わせると遅いと言う事ですけども、自民党が出した法律が画期的で小泉総理が決断しなくても法律で制裁発動の条件を決めてしまうと。
そう言う事が法理論的にどうかちょっと私にも分からないんですけれど、でもそういうことを政権与党から提議を決めたんですから、それも強い圧力になると思います。
民主党は自分の北朝鮮人権法案を持っていますから、民主党の方は拉致問題担当大臣を作る、拉致対策本部を作って本部長は総理大臣だという事が入っています。
今国会でその両方の案がすり合せになっていけば、人権法案、拉致の事も踏み込んだ法案が通る可能性が高いと思います。

去年の12月にアメリカがお金を出した第2回の国際会議がソウルであったんですね。
そこに日本からも人権大使を選ばれて出して来た訳です。
私と増元さんもそれに行きましたけど、そこでもアメリカの人権大使は口を合わせて、世界の歴史で国家が偽札を作っているのはナチスドイツと北朝鮮だけだと、大使が言うんですよ?
私や増元さんが言うんじゃないんですから(笑い声)、アメリカを代表する人がそういう事を堂々と言うわけです。
マスコミのいる所で。
強い圧力ですね。

その第3回がヨーロッパで3月に開かれるんですね。
今回また斎賀大使が行って下さるんですけども、そういう状況になって来ていて日本も少しづつ圧力を加えて、いよいよある日タイミングになれば万景峰号を止めると言う事が実際に起きるかもしれないところまでは来たと、言う所です。
実は少しづつある日が近付いて来ていていると言う事なんですね。

ただやっぱり不安が一つあるんですね。
数学の用語で必要十分条件と言う言葉があるんですね。
何かを証明する時の必要条件と十分条件てあるんですけど、拉致問題を解決する為の必要条件は圧力をかけること。
彼らを落とす為には圧力をかけるしかない。
このままで良いと思っていれば拉致問題解決しなくても、何も不便が無ければそのまま行くと。
その点では圧力をかけてこのままではいられないという状況になって良いと思わせない。

しかし生きている人たちを全員を無事に取り戻す為にはその必要条件だけでは確保されないんですね。
どうやって圧力をかけた後、北朝鮮で内部圧力を高めると言う事が一言で言えば北朝鮮で。
その中で判断ミスなどが起きて、5人を返せば終わると判断ミスをして来ているんですけども、もう一回判断ミスが起きるのか?
例えば金正日軍事政権が何らかの形で倒されるのか?
いろんな変数が余りにも多いですから、日本のシナリオは余り言えませんが、圧力をかければ内部圧力が高まって何か変化が起きると。

第一次核危機の94年の時は最終的にカーター訪朝があって、金日成が出てきて核凍結と言う大きな譲歩をしてきたんですね。
そういうことも有りうるんです。
多分その可能性は低いと思いますけどね。
でも何らかの事が圧力をかければ起きるだろう。
その時に、何か大きく変化が起きたときに被害者をどうやって全員取り戻すのか?
そのためには少なくとも我々は今、被害者が何人いるかも分かっていないんですね。
どこにいるかどころではなくて、何人いるかさえ分かっていない。
特定失踪者の今登録している人は450人くらいいるんですけど、そこにいない被害者もいる事は間違いないんです。

この間ここでも申し上げましたけど拉致には3つのパターンがあったんですけども、遭遇型を除いた二つ。
つまりマグジャビ型と言って滅多やたらとするのと、人選をする型とがあるんですね。
人選をする型というのは、家族のいない人を狙うんですね。
いなくなっても騒ぎが起きない人を選ぶんです。
今特定失踪者に届出をするのは家族なんです。
拉致の半分のタイプは特定失踪者に届出の出来ない人である可能性が高いわけです。
となると分からないです。
何人いるかさえも分からない人をどうやって全員取り戻すのか?
それは今我々が国際的に被害者を全員取り戻すと言っていると、外国人被害者も含めていったい何人いるのか?
分からないです。

その次にはどこにいるかも分からない。
何人いてどこにいるかが分かれば、ある程度手の打ちようがあると思うんですけど。
目隠しをしながら嵐の中に入っていって何か取り戻さなくちゃいけない、と言う状況なのかなぁ?と。
ここで安明進さんが前に来た時に横田代表が安明進さんに質問して、「拉致問題解決は金正日が拉致問題を認めて何%進んだと思いますか?」と言ったら、いやもう頂上まで行ったんだと。
あとは降りていくんだと、言ったんですね。
何合目まで行ったと思うか?と言ったらもう頂上まで行ったと、降りていくだけだと。
拉致を認めさせると言う事は大変な事だと、金正日は絶対に認めない男なのに驚いたと言ってたんですけど、 
無事を見ると言うのも大変な事なんですよね。
嵐の中を全員降ろさなくてはならない。

そういう課題の中に我々はいて。
だから間接的に出来る事は国際社会の中で拉致の事をどんどん知ることになって、そして北朝鮮の中にいる幹部の人たち軍隊や政治警察の人たち、日本と関係しない(人たちが)拉致の人たちの事を少しづつ知るようになってきてると思います。
そういう人たちがとにかくこの被害者の人たちは重大な世界中の関心を集めている人なんだと。
金正日政権が倒れた後、この人たちを無事に保護していれば世界から非難されないで援助を貰えると。

今ニューズウイークは今週号で拉致の特集をやったんですが、そこで写真が出てるんですけども。
早紀江さんとタイの被害者の写真で(ページを開いて見せる)、これは救う会が認定している人たちの写真ですけども(別のページを開いて見せる)。
北朝鮮は当然ニューズウイークをチェックしていますし、拉致を担当しない関係者もニューズウイークは見る人も多いと思いますから、この人たちが帰ってこなければ日本は、そしてタイの人間まで拉致していたとなるとその人たちも解決しなければ、アメリカも日本も世論が納得しないかもしれないと思えば、政変が起きたときにすぐ被害者どこにいるんだ?と、言ってその安全を図る事になるんだと思うんですね。

今のところ間接的に、そうやって我々は絶対に忘れてないし、この人たちの事は絶対に重大なんだと。
日本の外交官はどこへ行っても北朝鮮の人間とパーティーなんかがあったら、拉致拉致と言って貰いたいんですが、それがどんどん報告が行くように、これを解決しないとどうしようもないと、忘れてないと。
それはだからさっきの新潟で何人集まっているかと向こうがチェックしているとなると、やはり世論が下がってくると向こうは忘れてきたという報告になってしまう。

そして今荒木さんのところでラジオを去年の9月から始めましたけども、日本語でやって今は朝鮮語と中国語と英語も始めたようですが、12月にソウルにいる脱北者の人たちが、「自由北韓放送」と言うラジオ放送を始めたんですね。
始めたらばすぐ妨害電波が出ました。
許さないというテロ宣言も出ました。
今回も、昨日行って会って来たんですが、3人くらい警察がついて護ってるですが、脱北者の人、黄長ヨプ(火へんに華)さんとかが出て話すんですね。
北朝鮮にいた人たちですから、北朝鮮の人たちが何を知りたいのかと言うのを良く分かっていて、脱北した後どうやったら安全にソウルに来られるのか?とか、そういうのを出している。(笑い声)
脱北者のソウルの暮らしとか、後世界情勢とか、北朝鮮がこう言っているけどそんなのは嘘だとか、そういうのをやってまして、そういうのの支援をやってるんですけど効くんですね。
効くから妨害電波を出している。

アメリカの方で今寄付が集まって、今度中波でやると。
中波でやると妨害電波もほぼ出せなくなりますから。
私もその自由北韓放送の理事会の理事の1人になりまして、スザンヌ・ショルティーさんが理事長で、実は録音してきたんです。
毎日今30分やってるんですが今度1時間やるようですが、その中で日本人拉致についての番組を一週間に一回、10分とか15分とか貰って私が行って向こうで話すと、朝鮮語で。
そのときいつも言うのは被害者にもしもの事があったら絶対に許さないと。

いまでもナチスドイツの犯罪者は世界中から追われていると。
60年経っても追われているんだと。
日本は絶対に許さないと。
しかし逆に保護してくれたらば、それなりの(笑い声)事を考えると、言う事をとにかく北朝鮮の幹部たちにいろんな機会を通じて言うと。
世界情勢の情報が欲しいですから、その人たち幹部が聴く。
その中の一部に繰り返して言うと言う事は、凄く意味がある事だと思います。
近くその自由北韓放送を支援する日本での支援会みたいな物を作りたいと思っておりまして、また皆さんにお願いする日が来ると思いますが。

そういうことをやって後は日本政府の方たちは言えない事もあると思うんですが、必死で情報を集めてくださっている事は間違いないんですが、ここらへんにいると言うのが分かるのか分からないのか。
分かったって言わない方が良いと思うんですが、分かっても相手に伝えない事が情報戦ですから。

でも今嵐が来ていると。
嵐の中、少しでも正確な地図を持って取り戻す事が出来るかどうか?
我々も内外の世論に訴えると言う運動が成果を呼んで、国際社会が北朝鮮の非道さを分かって核問題が中心ですけども、アメリカを中心に北朝鮮に今強い圧力がかかり始めた。
北朝鮮の内部が動揺を始めている。
5人が帰ってきたのもその流れの一環ですから、もっと大きな事が多分今年中に起こるんじゃないかと思っていますが、起きると言う事と全員取り返すと言う事は、繰り返し言ってますが今すぐ絶対イコールだと言えない。
祈るような気持ちで、実際祈らなくちゃいけないと思ってるんですが、今年を過ごさなくちゃいけないなと言うふうに思っています。
以上です。(拍手)


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