2006年07月04日

06.6.28 生島馨子さん 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(9)衆議院第2議員会館にて

『生島馨子さん(特定失踪者・生島孝子さんの姉)のお話』

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特定失踪者・生島孝子の姉、生島馨子でございます。
今司会の方から本当に一言と仰られて、あれ困ったな。
私はたくさん言いたいことが有るんです。(笑い声)

まずどうして認定が必要か?ということ。
主権侵害者の人権問題だと言う事は総論として偉い先生方また専門家にお任せするとして、家族としてどうして認定が必要だと思っているか?と言いますと、皆さん「家族が歳をとるんだ」「もう先が長くない」と仰るんですけど、うちはいなくなってから今年で35年です。
それで竹下さん、大澤さんも35年近くになろうとしています。
そうしますと、そこから35年経っているんですね。
うちの妹は今年の6月14日で65歳になりました。
大澤(孝司)さんも6月21日で60歳になっています。
拉致された者自身が、もう日本にあってもそろそろ病を得るような年齢になっているんです。

それで認定を得ていないと、万が一向こうで病気でもして死んでしまった時に、日本政府の認定していない人間を「この人死にました」って返してくれるわけがないんです。
拉致認定が無いと、北朝鮮に拉致されたということを証明する担保するものが何も無いわけですよね?
拉致認定されたから取り返してもらえるとは思いませんよ?
でも家族としては何かひとつ政府に担保してもらいたいと思うんですよね。
しかも35年も経って、もう本人が死ぬんじゃないか?死ぬんじゃないか?と心配をしていますから、そういう観点からも拉致認定は是非必要だと、私自身は考えています。

それともう一点。
この裁判が始まって一年ですよね?
その間、傘と弁当は自前でっていう、一生懸命調べてくださった弁護士の先生方、それから調査会の方々、それからみんなの期待を一身に背負って竹下さんには非常に申し訳ないです。
この先も大変だと思いますが、宜しくお願いします。

それでですね。
折角こういうふうな裁判を一年経ってやっているのに、いろいろ今までもそうだったんですけど、一般の人はこの状況を良く知らないわけですよね。
認定者と認定者じゃない人が差をつけられているという言い方はちょっと僻みっぽいかもしれないけれど、扱いに違いが有るんだよ、という事を知ってないんじゃないか?と思う事が多々あるんですよね。
例えば日比谷の壇上から、「今年中に全員取り返します」
それからいろいろな集会で「今年中に何とかしましょう」
今年中は別としても、皆さん「全員を取り返すまでは私たちは支持します」と言うんですよ。

ところが拉致被害者の全員って誰と誰か?って言うコンセンサスが全然無いんですよね?
国と家族とそれから国民との間に、そこのところは全然うやむやになっているわけですよね?
ですから政府は拉致被害者を全員取り返すって言ったって、認定者だけと思っているかもしれない。
それから支援してくださる市民団体の方、「私たち最後のあなたの家族が帰ってくるまで」って言うから、そういう意味で全員だと思っているかもしれない。
そういうコンセンサスの無いところで議論されているというか、支持して頂いている中に不安を感じるんですね。
もちろんみんな国民の方の支持が無いと、この認定もいかないと思いますよね。

でももうちょっとこういうふうに認定で苦しんでいるんだという事を、ご自分のたとえば大沢さん山本さん竹下さんのように、ご自分のご家族を支援する団体がありますよね?
そういう会の人たちにももっとしっかりそこを認識して頂いて、運動して頂けたら。
そういう会の無い私が言うのは僭越ですけれど、そういう会を持っていらっしゃる幸せな方たちは、そこのところをもうちょっと声を大きくして叫んで言ってもいい時期じゃないか?
一年前と違いますから、そこらへんを考えて頂きたいと思います。

長くなってごめんなさい。
宜しくお願い致します。(拍手)

氏名 生島 孝子
失踪年月日 昭和47(1972)年11月1日
ふりがな いくしま たかこ
生年月日 昭和16(1941)年6月14日
性別 女 当時の年齢 31
身長 体重
公開 第1次公開
当時の身分 港区役所麻布支所交換手
特徴
失踪場所 東京都渋谷区
失踪状況 当日、一日の年休届けを出し勤め先を休む。朝、同居していた妹に「夕方に電話があったら出かける」と言っていた。衣類の入れ替えをし、夕方クリーニング店に衣類を出している。孝子さんは翌日出勤時に着る服を揃えておいて出かけていた。その夜何の連絡もなく帰宅せず。翌2日夜、自宅に電話があり、しばらく無言の後、「今更仕方ないだろ」と男性の声とともに切れた。平成16年9月29日、警視庁に告発状提出。

※特定失踪者の情報は調査会HPより引用
http://chosa-kai.jp/index.html


2006年07月03日

06.6.28 木村晋介弁護士 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(8)衆議院第2議員会館にて

『木村晋介 法律家の会共同代表のお話』

★木村晋介 弁護士

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今日は大勢傍聴に詰め掛けて頂きまして、ありがとうございました。
傍聴に入れなかった方に関しては本当に残念で申し訳なかったと思います。
今日、いろいろな立場から報告が行われましたので、それでひとつお許しを頂きたいと思います。

いずれにしても今日の裁判の法廷での裁判長の発言などを見ますと、決して予断を許さない状態ですので、これからもますます皆さんのご協力を強めて頂かねばならないと思ってますので、今後も宜しくお願いします。

★司会 二瓶弁護士

どうもありがとうございました。
最後に特定失踪者の家族の方が来ておられますので、傍聴しての感想など、一言ずつ。

06.6.28 藤野義昭弁護士 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(7)衆議院第2議員会館にて

『藤野義昭 法律家の会共同代表のお話』

★藤野義昭 弁護士

今のお話にもあったんですが、北海道にも斉藤裕さんという有力な目撃証言のある特定失踪者がいます。
先ほど飯塚さんが拉致認定されたからと言って、それで返ってくるわけじゃないんだと。
国から・・・・・・(聞き取れず)で、この膠着している状況の事を取り上げると仰っていましたけども、私がちょっと書きましたのは特定失踪者の方は拉致認定という事にですね。
非常な期待をかけていると思うんですね。
非常にグレーゾーンのまんまでずっといるという事。
北朝鮮に間違いないんだと思うんだけども、政府が認定してくれない。
そういう状況でずっといるという事は、失踪してからの長い時間のご苦労、それから苦しみもさることながら、また更にですね。
どっちつかずの状態が今後も長々と続いていくと。
これをやはり何とかしなくちゃいけないんじゃないかと。

私思いますに、例えば95件の空き巣を働いた男に、100件の疑いをかけたからといって誰か非難するでしょうか?
この検察がですね。
起訴するんであれば、それは95件だけを起訴しなければなりません。
しかし北朝鮮はですね。
大量に日本人を拉致していったんですよ。
ですから、だから認定がどうでも良いという事を私申し上げているわけじゃないんですが、やはりそこの認定の基準という物は、これだけ有力な目撃情報なり写真なりが出てきた者はどんどんと認定していくと、言う事を求めたいです、私も。
そこを踏み切れないのか?
あるいはあえてこの時期に拉致被害者を増やすのを、避けようとするような動きさえあるという事を感じております。

先ほど二瓶先生言われましたけど、訴訟要件でこの事件が却下されてしまう可能性も、今日の裁判を傍聴した限りでは私も感じました。
そういうことの無いように微力ながら尽くしていかなければいけないんじゃないかなと考える次第です。
ありがとうございました。

★司会 二瓶弁護士

どうもありがとうございました。
それでは一応・・・(聞き取れず)としては最後になりますけども、共同代表、何か。

06.6.28 岡田和典氏 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(6)衆議院第2議員会館にて

『岡田和典 特定失踪者問題調査会理事のお話』

★司会 二瓶弁護士

今日は遠くから来ておられる方もたくさんいますので、その中で特定失踪者調査会の理事である岡田さん。
岡田さん、何か質問でもあれば。

★岡田和典 特定失踪者問題調査会理事

こんにちは、岡田です。
拉致認定の古川さんの裁判で極めて象徴的なのが、実は前に拉致被害者のご家族の方、3名がおられます。
3名それぞれが立場が違います。
まず飯塚さん、ご存知のように当然のごとく拉致認定をされているわけでありますね。

お隣に内田(美津夫)さんがお座りになっていらっしゃいます。
寺越さん所の、この問題3名とも一人として拉致認定されていません。
この寺越さんの問題、拉致ではないと言える方一体どこにおられます?
この日本国中探して。
間違い無しに拉致されているわけですね。
現在内田さん、家族会に入っておられます。
そういう立場でまだ拉致認定されていない方でございます。

それとこの古川さん。
特定失踪者問題調査会という中に属してですね。
今拉致認定を求める戦いをしているわけです。
私神戸から参りましたが、皆さんご存知のように昨年度田中実さんが拉致認定されました。
じゃあ、私どもが運動してその結果として拉致認定を勝ち取ったというつもりはございますけども、じゃあその根拠は一体何なのか?と。
私は分かりません。

他の方、たくさんの方、我々田中実さん、あるいはそれ以上にですね。
拉致は間違いないんじゃないか?と確信を持っておられる方がいまだに拉致認定されていない現状においては、田中実さんなぜこの方だけ拉致認定されたのは、極めて運動が盛り上がり、そういう国民的な後押しがあったもののみしかですね。
拉致認定がされないのか?
極めて政治的な判断、恣意的な要素が強いんじゃないか?と、そういうのをつくづく感じる所であります。
長くなりました。
以上でございます。(拍手)

★司会二瓶弁護士

どうもありがとうございました。
北海道からですね。
藤野先生、我々法律家の会の代表。
今日の裁判について。

06.6.28 森本美沙さん 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(5)衆議院第2議員会館にて

『森本美沙さん(特定失踪者・山本美保さんの妹)のお話』


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どうもありがとうございます。
私もこの公判に2回参加させて頂きました。

そこで素人ながら思うんですけど、なぜ被告席に日本政府がいるんだろう?という思いがまた改めてしました。
あそこに本当は北朝鮮の関係者じゃないか、原告側には日本の政府関係者じゃないかと、本当にそう思うんですね。

皆さん仰られたように私たちはただ家族を取り戻したいだけなのです。
その手段を本当に考えて頂きたい。
これほど大きな問題、もう何百人という方々が日本から何の罪もなく連れ去られている。
この事実が分かってもう10年です。
日本人拉致が認められてでも、4年以上経っています。

それなのに、どうしてこんな細かい所で政府が、政府関係者が被告にならなければいけないのか?
それが日本の現実なんだと言う事が非常に感じました。
もっと日本全体が一丸となって北朝鮮の政府関係者を被告席に立たせるさせるような、そういう運動をやって頂きたいと感じました。
またこれからも頑張ってやっていきたいと思いますので、皆様宜しくお願いします。(拍手)

2006年07月02日

06.6.28 飯塚繁雄さん 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(4)衆議院第2議員会館にて

『飯塚繁雄さんのお話』

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皆さんこんにちは。
多分今日、初めてこういった裁判を傍聴させて頂きましたけど、考えてみるに日本人拉致(被害者)の奪還という大きな目的がある中で、小さな部分で遅々として進まないというそういう実感を感じました。
例えば特定失踪者、我々のように認定されていない人も含めて、ひとりひとりこういった裁判をしていかないと日本は動かないのか?と。
そしたらここでも話に出たように、家族の方々がみんな歳をとっていつまで頑張れるか分からない状態の中で、悠長な事が言っていられないと言うのが現実だろうと思うんです。

私たち一応被害者という認定はされていますけども、かと言ってされているから奪還だと、いう所に繋がっていないのが現実でありまして、そういう意味では北朝鮮に拉致された日本人という単位でみんな動かなければ、ますます細かい部分での論争に終始されて、あたかもそれが目標であるような感じにされそうな気がするんですね。

先だって訪米してブッシュ大統領と会った件についても、会えば終わりというんじゃなくてあれがスタートという感じもするんです。
今回韓国の家族が北朝鮮に行ってまた一騒ぎさせそうですけども、ああいった事も考えるに北朝鮮と日本の関係というのは非常に悪い感じがあるわけですけども、そういう関係があるからこそもっと強い態度で当たっていかなければ、これ永久にこの問題は続いてしまう。
あるいは途中でやめてしまう。

当初、うちの感じでも特定失踪者の事を入れないように入れないようにという感じで、中途半端な幕引きをさせようという狙いがあったのではないか?と。
これは日本としてもそうだし北朝鮮もそういう考えがあったのではないか?
そこはそれは違うという事で皆さんが立ち上がって、この問題をこれだけ大きくしたんだなぁと感じますけども、いずれにしても最終目的は奪還ですから、如何にスピードを上げてこれに対応して頂くところをたくさん作っていくか?
例えば今回の裁判の話でも、今内閣に専門幹事会と言うのが各省の代表が集まってやっておりますけども、例えばそこで法務関係について、今杉浦さんが大臣ですか?
こういった問題どうするんだ?と。

いつまでも悠長にあと3ヶ月とか、次はまた3ヶ月後とか、こういうような遅々とした進め方では困るという話をしていったらどうですか?という思いもあるんですけども。
いずれにしてもこの問題非常に深く広くあるいは複雑になってきて、我々素人に判断はつかない状態になって来ますけども、やはり家族が拉致されたというその時点で共通すると言う事が、大きな一番の力を合わせるポイントだと思います。
これからも私たちに出来る事を一生懸命やりますのでお願いします。(拍手)

★司会 二瓶弁護士

次は山梨から、山本美保さんの妹さんの森本美沙さん、ちょっと一言。

2006年07月01日

06.6.28 竹下珠路さん 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(3)衆議院第2議員会館にて

『竹下珠路さん(特定失踪者・古川了子さんの姉)のお話』

★竹下珠路さん

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本日は本当にようやく裁判が動き出したと言う感慨深い思いで話を聞いていました。
荒木先生が本当に分かりやすく、そして川人先生が具体的に話が分かるように質問してくださった事で、とても裁判長に分かりやすくこの話が聞いて頂けたのではないかと思い込んでおります。

思いますに、昨日も「アブダクション」という映画を私も拝見させて頂きましたけど、これは前から思っておりますことなんですけども、今は認定されているご家族の皆さんと、私とこの後ろに並んで頂いている特定失踪者の家族と、同じであると。
本当に同じ思い。
ある日突然に愛していた家族が消えてしまった。
そしていろいろ捜したけれども見つからなくって、20数年も30年近く経ってようやく北朝鮮にいるという事が分かった。
ただ1997年に拉致という事実が国会に認定された時に、私を含めて私たちの家族は、この後ろにいる皆さんは、(この辺りから声を詰まらせながら)ほんの少しの勇気とそれから知恵と、それからほんの少しの情報が無かったために、今拉致被害者として認定されているか、特定失踪者という立場になっているかの違いがこんなに大きくなっているんだと思います。

裁判で争うなんていけない事だ。
まず私は悲しいと思います。
日本国として拉致された被害者を、全部同じ命ですから裁判が少しでも早く。
荒木先生が最後に言ってくださったように、皆の命がかかっているのですから、少しでも早く司法が行政への働きかけをしていただいて、拉致被害者全員の奪還に向けた動きを国が一丸になってしてくださるように、本当に願うばかりです。
皆さんのご協力を今後一層宜しくお願いします。(拍手)

★司会 二瓶弁護士

どうもありがとうございました。
竹下さんのその様な思いがですね。
法廷の中で裁判長に直接訴える・・・(後は聞き取れず)
改めて思いました。
たくさんの方今日傍聴されていまして、時間の関係もあるので家族会の飯塚さんお願いします。

06.6.28 荒木和博氏 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(2)衆議院第2議員会館にて

『荒木和博氏のお話』

★荒木和博氏

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こうやって話すのと違いまして、裁判の法廷というのは2回目なんですけど非常に緊張致しまして、十分に喋りきれない。
ともかく、この証人が裁判の進行にとって決定的にマイナスになったと言われないようにはなんとかやりました。

中身については今川人先生の方でお話になったとおりでございますけど、私が最後に申し上げましたのは、ともかくこの争っている被告側の国側で出て来ている人たちというのは、直接の当事者の方は殆どいないわけなんですね。
また当事者であっても個々の担当の方はそれなりに皆さん一生懸命にやって下さっていると。
その個別の問題を取り上げての事ではない。

この間長い間ですね。
丁度隣に家族会の飯塚(繁雄)さんも内田(美津男)さんもおられますけど、この拉致問題がずっと放置をされてきたということで、尚且つ現在未認定の人は更に放置をされているという事を、ともかく分かって頂きたいという事でございました。

今日もお見えの方、生島さんであれ森本さんであれ、ご家族がこの3年半の間に亡くなられていると言う事が、他にも何人もおられるわけでございまして、ともかく時間が無い。
で、これは行政の方がやはり根本的が動いてもらわなければ仕方が無いわけで、そのためには司法、裁判所でですね。
明確な判決を持ってひとつの結論を出して頂きたい。
それによって動かすのが最善であろうという事で、申し上げた次第でございます。
まぁ、十分に中々意を尽くせなかったと思いますけども、以上のように証言申し上げました。

★司会 二瓶弁護士 

どうも本当にありがとうございます。
続きまして今回の裁判の原告、竹下さんに。
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