2006年07月28日

06.7.14 増元照明氏 東京連続集会20(1)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話』

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こんばんは。(会場より「こんばんは」の声)
先週でしたか藤沢の集会で記者会見のことでは多少お話をさせて頂きましたが、とにかく茶番見てて辛かったと言うか馬鹿馬鹿しかったというか腹立たしかったと言うか、それが印象です。
代表御夫妻もその時仰っていましたけども、ある程度の予想出来た回答でした。
しかしいくら言い訳するにもあの言い訳はちょっと酷過ぎますね。
はっきり言って世界中の誰も信じないと思うんですが、でもそれをしゃあしゃあと言ってる北朝鮮の工作機関、三号庁舎でしょうね。
人材がいないということがこれでハッキリしたんですが、これ以降三号庁舎がこれに関わってくるともっと無茶苦茶になってしまうような。
ただ嘘を重ねていくと必ずほころびが出てくるという事で、その点ではどんどんやって貰えば良いんでしょうか?

ただ先ほど言ったようにそれを垂れ流しされると見ている家族が非常に腹立たしくなったり、特にヘギョンちゃんに嘘を言わせてる姿を、いつも早紀江さんが仰っていたんですが、辛いんです。
その姿をさせるために2ヶ月か3ヶ月か訓練させられて、そして北の言うように喋らなければならない状況というヘギョンちゃんを見るのは嫌なんです、と仰ってたので是非そのあたりの事を報道の方はしっかりと考えて頂きたいと思います。

毎日毎日、朝から晩まで彼らの嘘を垂れ流されると辛いです。
更にもう一つ言っていきますと日本の国民の中にも、信じはしないと思いますけども。
ただめぐみさんの死亡に関して報道で、「やっぱり死んでしまったんではないか?」と思う人が出てくる。
集中してこの拉致問題の考えをずっと理論しながら研究している人は、そんなに多くはないと思うんです。
ただテレビをつけてワイドショーを見て報道を見て考えている人たちが多いので、それを毎日のようにめぐみさんは死んだという報道だと、その中で段々と「やっぱり死んでしまったのではないかな?」と、そういう思いを抱く方たちが出てくる可能性があるので、あまりあの、本当でしたらもう、これ以上彼らの事をただ単に垂れ流すのは止めて頂きたいと思います。(「そうだ、そうだ」の声)

更に日本の記者に対する会見もされました。
これは金剛山での酷い会見が余りにも韓国内でも日本国内でも酷い報道がなされたから、やはりもう一回やっておかなければならないという思いでやったんでしょうが、行かれた記者の方が殆ど拉致の問題に対して今まで真剣に取り組んでいなかった方たちなんでしょう。
ただ向こうの用意された物を見せられて何ら反論もしていないのか。
その反論したと言うのが全然聞こえて来ないんですが。

例えば火葬場に連れて行かれたけども建物の内部には入れなかった、と。
「何故入れないのか?」くらいは言っても良いんじゃないでしょうか?
「何で入れないんだ、ちゃんと火葬場見せろ」と言っても良いんじゃないですか?
で、あの建物なんですけどいろいろと皆さん仰っているように煙突が無いとか、あの建物自体がですね。
松木薫さんの遺骨を納骨していた建物と全く同じ、というふうに斉藤文代さんから電話がありました。
平壌にひとつしか無いんでしょうけども、納骨堂と火葬場が一緒になっているのに余りにも小さい華奢な建物だったと私は思ってますので。

まず行った人が中を見せろと言って欲しかったですね。
それで彼らがどういうふうに対処するのか?
更に金英男氏の会見についても何ら追求したのかどうか?僕たちのところには入って来ていない。
ただ今回、実際北朝鮮が許可したのは日本の社会部の記者、新聞社の余り拉致の問題に詳しく無い人たちであろうと。
その中で記者会見が行われたのは非常に残念ですし、無理矢理な・・・(聞き取れず)もいるようですけども考えて頂きたいと私は思っています。

更に今度ヘギョンちゃんがああいうところに置かれてしまったので、今後ヘギョンちゃんの待遇、ちょっと心配はしているんですけども、我々としては日本に取り戻したいと思っているんです。
ただ金英男氏の家族も出て来ましたので、非常に難しい立場になってしまったなと言う感想を持っています。

更にテポドンです。
テポドンが7月5日、私は新潟の港に行きました。
新潟の港で万景号が入って来るのを抗議する集会に参加する為に新潟の港にいまして、7時くらいに電話で起されてテポドンの発射という事を言われました。
その時に不謹慎ですが、第一番目に思ったのは「やったぁ!」という、これで日本政府が全く制裁をしなければ、私たちの国はおかしくなるというか、国民が絶対に許さないだろうと思って制裁を課すというふうに思って喜んだと言うのが第一印象です。
正直な気持ちです。

日本の国土に落ちたわけでも無いし日本海に落ちたんですが、それでも制裁をするだろうという確信を持っておりました。
安倍官房長官でありますし。
案の定その日のうちに制裁がかかり、そして万景峰号の入港はなされませんでした。
早朝8時に港に行って「万景どうなってるんですか?」って聞いたら、沖の方で待機という状態であると。
夕方まではおそらく入らないでしょうと聞いたんで、それでその日のうちに制裁が決まるかどうか分からないけれど、夕方まで入らないんじゃないですか?という事で、夕方まであそこで待っているわけにはいかなかったので東京に帰ってきましたが。
東京に帰る車中の中で、制裁の発動が決定されたと言う。
しばらく1年近くは新潟に通わなくて済むなぁと。

半年と言っても半年過ぎたら冬に向かいますから、冬の日本海は万景峰号で航行するには非常に厳しい状況なんですね。
李英和さんでしたかね?確か。
万景を作って贈る時に、金日成があの万景峰号の設計に多少文句というか、もうちょっと大きくしろと天井を高くしろといって、多分・・・・・・(聞き取れず)たんでしょうけども、で非常にバランスが良くない。
だから凄い揺れるんですね。
あれで行った方はこの中にいられるかどうか分かりませんが、非常に揺れが激しくて在日の方もあれで行くのは大変だなと李さんも言ってらっしゃいました。

あれで行くよりは飛行機で行った方が全然良いんです。
料金も安いですし、楽ですし、平壌に直接入れますし、時間も短い。
ですからあれが止まった事を一番喜んでいるのは在日の方たちだと私は思っています。
あの船が止まったことによって、あの船で行かなくて済むんですから。
それは彼らにとって非常に良い事だと思っています。
他のある程度安くて済むという事ですのでそれはそれで良いんですが、万景峰号を止めたと言う事一点だけは評価しております。

しかし、さっきも言いましたけど何故拉致を冠につけなかったか?
つまり拉致問題の解決の為にも、というふうに言って頂きたかったし、1998年のテポドンの時も私はそう思ったんですが、我々はあの時も経済制裁の発動という事をずっと訴えてました。
確か1998年か97年、経済制裁の発動をして拉致問題をしてくださいとずっと訴えたんです。
それがテポドンが領空内を通って初めて日本政府は一応制裁をかけたんですね。
万景号は止めませんでしたけども、公務員の渡航禁止それからチャータ便の渡航禁止。
日本にいる北朝鮮の国会議員にはあんまりやってないんです。
厳しい制裁ではなくて軽い制裁をやってるんです。
でもそれでも制裁をかけたんです。

さらに1999年でしたかね。
テポドン2号、99年、もう一度撃とうとしたんです。
もう一度撃とうとしたときに、あの時の誰でしたかね?
誰が官房長官でしたかちょっと忘れましたが人・物・金を止めると言ったんです。(隣で西岡氏が「高村さん」の声)
高村さんというのは拉致はテロだと言った人ですが、人・物・金を止めると言ったんです。
あの時は日本独自で制裁をかけられる今の改正外為法とそれから特定船舶入港禁止法は無かったんです。
常に日本政府が言っていたのは単独で制裁はかけられないとずっと言ってたんです。
その最中です。
1999年、人・物・金を止めると言ったんですから。
え?と私思ったんですね。

全く実害の無いテポドンの上空通過で人・物・金を止めるとまで言えるのであれば、拉致被害者、あの時には政府認定は8件10人です。
8件10人の拉致被害者を政府が認定しているにも関わらず、それに対しては全く制裁をしようという姿勢が見えなかった。
ですから私は非常に腹が立って2000年の外務省前の座り込み、自民党の外交部会前の座り込みでもその事を申し上げました。
政治家の方たちも官僚の方たちも何か分かりませんけど、結局自分達が築こうとした信頼に対して裏切られて面子潰されたから制裁をかけるのか?という思いで、もっと実害のあるはっきりと制裁をかけて頂きたいとずっと言ってました。

2002年、9.17拉致問題が顕著化して、はっきり言って拉致問題解決のためには私たちは圧力が必要だと思っていたんですが、それ以降北朝鮮の不誠実な対応に対しても何ら制裁をかけようとしていなかったのに、テポドン一つ撃ったと同時に制裁をかけるという。
安倍さんだからかけられたという、それまで全然かけようとしないで、テポドン一つでかけるというのはちょっと私たちにとっては残念な気持ちです。
日本政府は拉致問題を最優先課題にするとずっと私たちに言い続けてました。
それが結局は最優先課題ではなかったと言う事をあの一点で私たちに教えて頂きました。
じゃ、今まで何を優先課題としてやってきたのか?
私たちはちょっと残念な気持ちが非常に強いです。
ただ、ただただって先ほどから言ってますけど、かけた事は解決に向かって繋がっていくだろうと思いますし、半年間の万景峰号、これが拉致問題も視野に入れてというふうに官房長官が訂正されましたので、日本国内では拉致問題の解決が無い限りはこの制裁を解除する事は無いだろうというふうに期待しています。

更に国連安保理での制裁決議の日は最初は威勢が良かったのに、さすがに中国・ロシアが中々拒否権を行使するかもしれないという状況の中ではちょっと難しくなるのかもしれません。
でも制裁決議は一応上程しても決議できるかどうかではなくて、どの国があのテロ国家の支援国家になるのか。
それを世界中に知らしめて頂きたい。
どの国があのテロ国家に支援しているのか?
あのテロ国家支援国として今存在するのかという事を国連の場でちゃんと知らしめて頂きたい。

更に申し上げれば、国連の機能が今まったく生きてないから拉致問題の解決も出来ませんし、中東の問題だって解決できないんではないですか。
話し合いで問題が解決するのであれば国連が主体になってこの拉致問題も取り組んでいかなければならないし、中東の問題にも取り組んでいかなければならないのに、全く機能していないというのは国連の存在意義さえ私たちに問題として考えさせられる状況になってくると思います。
今後安保理の決議がどうなるか?
私たちには不透明ですけが、もう国連だけ頼りにする時代ではないのかも知れない。
もし頼りにするとすれば国連の機能を変えるような声を私たちは上げていかなければならないと思います。
そのために私たちはあそこに2割の負担をしているんですから、国連が本当に全うに世界の平和を維持できるようなそういう機関に変えていかなければ金出さないよと言うくらいの声を上げていかなければならないと思います。(拍手)
これ拉致問題だけでないです。
このままでは国連の本当に存在意義がなくなると言う事をもっと強く国連に対して言って頂きたいと思います。
大島(国連大使)さんには。

今後日本が必ず制裁を解いて解除しないと思いますが、今後金融制裁、アメリカの金融制裁です。
これに付随するような形で日本国内にある貿易会社の資金凍結とか、北朝鮮の資金を凍結するとかそのくらいの事はやって頂かなければならないと思っています。
今アメリカの金融制裁が如何に効いているかというと、それは金正日政権を維持する人たち・金正日の回りにいる人たちの資金を凍結し、彼らに不自由を味わわせるからです。
今日本は万景号で彼らにメロンを食べさせる事はしなくなりましたが、もっと日本にある資金凍結進めていかなければならないと思います。
それが今後、彼らの核開発に使うお金が無いわけですからそれを止めることにもなりますし、ミサイルの開発にも非常に不便をもたらす事になると思いますので、平和のためにもそれはやるべきだと思っています。
そこで北朝鮮が拉致問題を解決しなければならないという状況まで、そして核とミサイルを放棄しなければならないという状況まで行かなければ本当の問題の解決までならないでしょう。

1997年私たちが家族会を結成しましてから、西岡さんも前からずっとそうでしょうけども、朝鮮総連や北朝鮮からずっと脅しの言葉をかけられております。
その脅しの言葉に私たちは一回も屈した事は無いんですが、向こうはあまり手を出さなかったと思います。
荒木さん、調査会の代表が良く仰っていますが、何回も何回も経験するとあのような脅しは「こんにちは」「こんばんは」、そういうのと全く同義語だと。(笑い声)
あんまり言われすぎるとその様に聞こえると。
我々もそういう感覚でいちいち北がどういう反応をしたかというのを、どういう言葉で言ってきたのかというのを、あんまり気にしないほうが良いと思います。

日本は毅然として自分達のやれる事を進めていけば、後は中国と韓国がどれだけ臣下であろうと、要は日本が独自の制裁政策・対北朝鮮政策を国民に納得するようにちゃんとやっていただければ、私はそれで文句はありません。
今後とも安倍官房長官に期待しながら話を終わらせて頂きます。
ありがとうございました。(拍手)


★金英男さん記者会見等を検証する 東京連続集会20 テキスト一覧表

06.7.14 友愛会館にて

1 『増元照明 家族会事務局長のお話』
http://piron326.seesaa.net/article/21554573.html

2 『西岡力 救う会副会長のお話 その1』
http://piron326.seesaa.net/article/21591872.html

3 『安明進さんの証言 その1』
http://piron326.seesaa.net/article/21758653.html

4 『安明進さんの証言 その2』
http://piron326.seesaa.net/article/21851045.html

6 『横田滋 家族会代表のお話 その1』
http://piron326.seesaa.net/article/21916258.html

7 『横田早紀江さんのお話』
http://piron326.seesaa.net/article/21967565.html

8 『西岡力 救う会副会長のお話 その2』
http://piron326.seesaa.net/article/22057439.html

9 『横田滋 家族会代表のお話 その2』
http://piron326.seesaa.net/article/22084934.html
posted by ぴろん at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ご挨拶&お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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