2006年08月18日

崔成龍氏について・・・いちいち過敏に反応する事なかれ

まずは下記に引用の記事に目を通してください。

拉北者家族会代表、めぐみさん問題で日本政府を批判

【ソウル17日聯合】拉北者家族の会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は17日、日本政府関係者の発言を引用し、日本政府は日本人拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨として北朝鮮から渡された遺骨を鑑定のために帝京大学に預ける時から、これを「偽物」とすることで方向性を定め、このために対北朝鮮世論が熱くなり引っ込みがつかなくなったと主張した。

この関係者はまた、日本政府はめぐみさんの遺骨を受け取る前から、めぐみさんの夫で当時はキム・チョルチュンと呼ばれていた金英男(キム・ヨンナム)さんの実体を信じておらず、同じ日本人だと推測していたという。

崔代表は、拉致された高校生のDNAを日本政府に渡すなど、金さんとめぐみさんの家族の関係を明らかにするのに深く関与した人物。日本政府関係者の発言として引用したこれらの内容は、今後波紋を広げるものと予想される。

 崔代表は、日本側が「遺骨は偽物」「めぐみさんは生存」を主張する根拠は、帰国を果たした日本人拉致被害者の一部の証言だけだとし、真実を明らかにするためにこれらの証言内容を公開するよう求めた。

さらに、日本政府と「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」がめぐみさんの問題を前面に押し出すことで、独島や教科書問題などの問題に関する世論を有利な方向に動かそうとしていると批判した。韓国と北朝鮮政府に対しても、1日も早く拉致被害者問題の真相究明と解決に乗り出すべきだとした。
8月17日付 Yahoo!ニュース

「日本政府、めぐみさん死亡事実を知っていた」

 拉致者家族の会の崔成龍(チェ・ソンヨン)代表(54)は17日、「日本政府は日本人拉致被害者の横田めぐみさんが死亡している事実を確認していたにもかかわらず、これを意図的に隠ぺい・わい曲し、政治的に利用した」と主張した。

 崔代表は日本政府関係者の言葉を引用し、「日本政府はめぐみさんの遺骨であるとして北朝鮮から渡された遺骨を鑑定のために帝京大学に預けた時から、これを“偽物”とすることで方向性を定めた。しかしこの後、反北朝鮮世論が高まり引っ込みがつかなくなった」と述べた。また、「これまで会った日本の関係者らもめぐみさんの死亡についてすでに知っていたが、世論のために口に出せずにいる」と主張した。
8月18日付 朝鮮日報

金英男さん一家の再会劇に始まる崔成龍さんの言動がまたも物議をかもしています。
「崔成龍」で検索すると、どうもうちのBlogのエントリーがヒットするらしく、当該エントリー(下記参考エントリー参照)のアクセス数が昨日今日と半端でない数値になっているんですね。
崔成龍氏の言動にいちいちイラついて細かく反論しても仕方がないようにも思うのですが、これだけアクセスがあるという事は、崔氏の発言がただならぬ関心を深めているということでもあり、もう一度私の思うところを表明するべく再エントリーを致します。

正直な所、崔成龍氏が何を言おうが放置するしかない、と言うのが偽らざる心境なのですよね。
彼の口に無理やり戸は閉てられないし、彼の行動を強制的に縛る方法も無い。
日韓連帯は必要だと思うけれど、この現状を見る限り崔成龍氏との連帯は事実上不可能に近い。
この間、ある集会の後の懇親会で崔成龍氏の人となりを知る人からお話を伺う機会があったのだけれども、それによれば崔氏は、かなりあくの強いキャラクターである事は間違いが無いようなのですね。

そこで伺った話をかなり大雑把に乱暴にまとめてしまうと、同じ韓国拉致被害者家族会の代表である崔祐英さんに対しても、どこか下に見るというか、馬鹿にしてかかっている側面が無きにしも非ずということもあるらしい。
韓国は言わずと知れた儒教の国、そして男尊女卑の傾向の強い国です。
誤解を恐れずあけすけに言ってしまえば、拉致被害者救出に関して何の実績も結果も出していない小娘が、実績を上げている自分よりマスコミの露出度などの注目度が何かと高かったりすることが納得できないという、ジェラシーのような感情もあるらしい。
それを思うと、崔祐英さんが韓国で拉致被害者救出を訴える活動が如何に困難であるかが推測されるわけですが、そのような個人的な感情とか遺恨とかが絡むと、理性で説得するのはまず無理ですしね。
その意味で、彼の問題は放置して見守るしか策は無いのかな?と言うのが、最近の偽らざる思いです。

そういう個人的は感情の問題はともかく、どうして崔成龍氏は北の思惑に乗っかった言動ばかりを取るのか?
その真意は正直私にも良く分かりません。
ですが理由はどうあれ、結果として彼の行動が北を利する形になっているのも現実でしょう。
金英男さんの再会劇を北のシナリオに乗っかった形で実現してしまった以上、今更一度来た道を引き返すことは出来ません。
彼の内心がどうであるかは分かりませんが、一度北の仕掛けた罠にハマった以上は、今後も未来永劫北の思惑通りに動くしか彼の選択肢は無い、というのも実情であろうと思う。
下手に北の意向に逆らえば、金英男さんの身の上にどんな災いが及ぶか分かりませんし、万が一英男さんの身の上に何事かあれば、崔成龍氏の活動家としての立ち位置も家族からの信頼も失墜するより他無いのかもしれませんし。

故意か否かは分かりませんが、ともかく崔成龍氏の発言が北の代弁者となり下がっているのは紛れも無い事実。
しかし彼の言動にいちいち熱くなって、日韓連帯を含む幅広い連携という物にヒビが入るのは得策ではない、という思いは今も変わりはありません。
確かに崔成龍氏の一連の発言に触れれば不愉快に感じる人がいるのも仕方が無いんでしょうけど、崔氏が何をどういおうが、日本は日本として粛々と救出策を講じることが何より大事では無いでしょうか?
崔成龍氏の発言にいちいち反応して、支援活動そのものに不都合が生じることはそれこそ北の思う壺、なのですから。

ともかく冷静に。
支援策は粘り強く強かにあるべきであり、いちいち崔成龍氏の発言に振り回される必要は無いというのが、私の崔成龍氏の一連の言動に関する結論でもあります。
崔成龍氏が北の工作員であろうがなかろうが、彼の爆弾発言など放置して生温かくスルーすれば良い。
というかスルーするより他、策は無いでしょう?実際の所。(^^ゞ

金英男さんの一連の会見で、北朝鮮は本気でめぐみさんの死を日本の世論に認めさせるつもりだったようですが、日本の世論はあのような茶番劇には全く振り回されていません。
その事を困惑の思いで受けとめているのは北朝鮮であり、その出先機関である総連であるという。
であるならば、崔成龍氏ごときの発言にいちいち惑うことなく、めぐみさんを含む全員を返せ!の声をぶれる事無く発信していく事が何より大事ではないかと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★参考過去エントリー

崔成龍氏を笑える日本人はいるのか?・・・金英男さん親子の再会劇を見て その3
http://piron326.seesaa.net/article/20059136.html


posted by ぴろん at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

閑話休題・・・靖国神社への総理参拝に対する私の所感

テキスト化のペースが間延びしています。
お待ちかねの皆さんには、お待たせばかりで申し訳ない・・・(^^ゞ
暑くて集中力が続かないとか、お盆期間中は雑用に追われて時間の確保が難しいとか、抱え込んでいるテキストネタの残りが後わずかなのでついついのんびりしてしまうとか、いろいろ理由はあるんですけどね。

ここ数日の靖国参拝に絡むマスコミのはしゃぎっぷりは酷かったです。
あそこに特攻の叔父の英霊がいる身としては、とても心穏やかに過ごす気にはなれないというのも正直な所で、それがまた根気のいるテキスト化作業に集中できず、余計な時間のかかる遠因となった感もあります。

国のために命を捧げた御霊に対し、国の責任者たる総理が参拝するのは当然のこと、というのが私の意見です。
なので、何をそんなにカッカカッカとマスコミ各局は加熱報道を展開するのか?
私には分かりません。

毎度の事ですが、8月15日のように混雑極まりないと分かっているときに、私は靖国参拝を致しません。
理由は、何しろ落ち着いて心静かに参拝する事が不可能だから。
私は15日は、一日中マスコミの過剰報道をあえて見ないようにしていました。
分かりきっている電波を浴びて、これ以上不愉快な気分になりたくは無かったので。
でもそうはいっても総理が会見でどういう発言をしたのか?とか、総理の参拝を追いかけてヘリで靖国上空を空撮する報道機関もあったとか、そういった情報は嫌でも耳に入ります。

しかしねぇ・・・たかが総理が参拝をするだけで、何でヘリまで飛ばしますかね?
それも官邸の出発から靖国までの道筋を延々中継した局もあるとか?
過激報道もここに極まれり・・・呆れて開いた口が塞がりません。

靖国についていろいろ意見があるのは良い。
ですが、あの九段の社には戦争で非業の死を遂げた幾多の御霊がお祀りされている神聖な場所なのです。
それを上空から空撮まで決行するとは・・・マスコミのはしゃぎっぷりはその神聖な場所を土足で踏み荒らすに等しい行為ではないのですか?
靖国に対して何か物を言うならせめて、英霊たちが祀られているあの社とは違う場所にして欲しい。
それが英霊たちに対する最低限の礼ではないのですか?

靖国の御霊は誰のために命を捧げたのか?
その犠牲の上に今の日本が成り立つことを思えば、例え思想信条の違いはあれども、まずは英霊に対する最低限の礼儀を示すのが人間としてのあるべき姿では無いのか?と私は思います。
議論をするなら、まずはその最低限の礼を尽くした後のこと、でしょう。
傍若無人な行為を振りかざし、遺族や関係者の神経を逆撫でしておいて、言論の自由も報道の自由もへったくれもないだろう、というのが15日の靖国関連報道に接して感じた私の思いです。


総理参拝を受けて、大はしゃぎする一部保守派の有り様にも違和感を感じました。
マスコミが繰り出す偏向報道や自虐史観に辟易している保守派から見れば、確かに今度の総理の参拝は快挙なのかもしれません。
でも一部の保守派のはしゃぎっぷりを見て、ちょっとそれは違うんじゃないの?と言う小さな違和感を感じたのも事実なのです。

確かに小泉参拝は、多くの日本人にとって靖国とは何か?を考えるきっかけになりました。
中韓両国の異常なまでの反日政策をあぶりだすきっかけにもなりました。
過去歴代の総理たちの行動が、如何に日本国としての尊厳もプライドも何も無い土下座外交であったか?も白日の元に晒される事になりました。
でも、それらも結局の所、今回の小泉参拝は日本が真っ当な国へと脱皮する為に「小泉さんがホンの少し先鞭をつけた」だけに過ぎないのではないでしょうか?
小泉参拝をもって、中韓両国の反日政策がぴたりと止まるわけでもなし。
はしゃぎたくなる気持ちも分かるけど、そこは冷静に事の次第を見極めるべきではないのか?と言うのが私の感じた率直な思いでもあります。

今回の小泉さんの参拝を受けて「今後は靖国を外交カードに使えなくなる」とか「国内の反日勢力の崩壊だ」と言った論調も見かけました。
でも、事はそんなに単純なものなんでしょうか?
確かにマスコミの欺瞞は多くの人の知る所であり、以前ほど簡単に世論の側も騙されなくはなりました。
でも、そもそもA級戦犯が何なのか?サッパリ分からないで、ここ暫くの靖国騒動を見ている人もいるわけです。
という事は、マスコミの洗脳報道がまだ幅を利かせる余地はあると言う事。
そこの所も、ちゃんと押さえて冷静に世論の動向を見ないといけないんじゃ無いでしょうか?


それと、ここからはご訪問の読者から誤解や反発を受ける事を覚悟の上で書きますが、そもそも靖国とは小泉総理の言うような「不戦の誓い」を立てる場所なんでしょうか?
平和も国防も憲法9条のような絵空事だけを唱えているだけでは、もはや担保されない事を多くの国民も意識し始めていることであろうと思います。
日本の国益や未来、安全保障、国民の生命と財産を守るために、私たち国民が『腹を括って覚悟するべきこと』とは何なのか?
そういう根本的な問題について、そろそろ日本人も現実を見据えて論じるべきじゃないのかな?
でも今度の小泉参拝を受けて、そこまで言及しているBlogやサイトは私の知る限り皆無に近かったんじゃないか?と思います。
サヨクはともかく、保守派の面々といえども、まだまだ『腹を括って覚悟する事』についての認識は浅いのか?
不戦の誓いの先にある、最悪の場合日本はいかにして国を守るのか?といった現実的な思考を深める段階には到達していないのかな?とも感じたのですが。

いくら日本が「不戦の誓い」を立てても、近隣諸国の国々に我が国のそれと同じ意思が無ければ紛争は必ず勃発します。
現に竹島は韓国に奪われ、北方領土はロシアに奪われ、ガス田は中国に奪われ、多くの日本人が拉致被害者として北朝鮮に奪われているのが、現在の日本の姿です。
ただ単にドンパチをやらない事が平和の真髄なのか?
取り合えず我が身が安泰であればですね。
多少国土が奪われようと、資源が奪われようと、同胞が奪われようと、我関せずを決め込んでいても良いものなのかどうか?

最近の日本人は少しずつ目覚めつつあるとは思います。
でもまだまだ幻想の海を漂う人も少なくは無い。
その現実もシビアに見つめた上で、それでも日本の国益や平和や安全保障を担保するために、痛みを伴う覚悟を我が身に引き受ける決断を自覚し、議論し、説得する時期が迫っているのではないのか?とも思う。

戦争なんかしないに越した事はありません。
でも後生大事に憲法9条を唱えていれば平和は担保されるのか?
ありとあらゆる手段を行使し、それでもどうしても止むを得ざる状況に追い込まれた場合は、国を家族を守るために、歯を食いしばって血を流しても戦う場面もあるのではないか?と思う。
それを踏まえたうえで、いざ国難となったその時に「私たちもあなた方の決意の後に続きます」と大勢の御霊に対し誓う場所が靖国である、とも私は思っています。

ま、こういう事をおおっぴらに書いたら、やれ軍国主義者だの好戦家だのと私は激しく揶揄されるんでしょうかね?(^^ゞ
でもですね。
我が身を切ってでも最悪の事態に備えるという痛みを伴う覚悟も無しに、A級戦犯分祀だの無宗教の追悼施設の建設だのといった議論はどこか浮ついているというか的が外れているようで、なにやら微妙に居心地が悪いのです。
私は決して戦争を賛美するものではありません。
がしかし、戦争その物を嫌悪する余りに、国を守るために最低限必要な準備や覚悟についてスルーしっぱなしだったのが、戦後61年の日本の姿ではなかったか?とも思う。
戦後61年間日本は平和だったというけれど、国防というある種の毒をアメリカの軍事力に依存し、自分の手は汚さないできれい事だけでやり過ごしてきた「かりそめの平和」に過ぎなかったのでは?とも思う。


小泉さんが参拝の理由として「不戦の誓い」を上げるのは、それがこの国の現在の世論レベルを反映しているから、とも言えるかと思います。
安倍さんが15日に参拝せず、また総裁選に向けて靖国に対する態度を保留していることについて、反発の意見表明をしているBlogも見かけましたが、この件について安倍さんばかりを責めるのもいかがな物かと思う。
確かに私も安倍さんには靖国に対するご自分の所信を明らかにして欲しいとは思うけど、それを言った所で世論の側がその真意を正しく認識できますかね?

例えば、「命をかけて国を守る事が必要な場合もある」などと主張すれば、イデオロギーの左右を問わず憤死しかねない人が、まだまだ多数派を占めているのが日本の現実ではないのか?
祈っているだけでは平和は実現しないことを多くの日本人は意識し始めてはいるが、では血を流しても国を守る覚悟はあるのか?と問われれば、そこまで腹を括って覚悟を決めている人はまだまだ少数であると思う。
それが現実の日本の世論では、小泉総理または総裁候補の安倍さんが靖国について語る言葉がなにやら曖昧模糊としてしまうのも、致し方ないと私は思う。

国民は結局自分達のレベルに相応しい程度の政治家しか持つ事が出来ないのです。
特に保守派の面々が自分達の描くような真っ当な国を作りたいと思うなら、まずは自分達が率先してきれい事の先にある痛みについて、己の覚悟を決める思考を深めるべきかと思う。
そういう世論が形成された時、私たちは私たちの望むような、真っ当な政治家の出現を見る事が出来るような気がしています。
その意味で、今回の小泉参拝にはしゃぐ一部保守派の認識はまだまだではないの?と感じる次第。
相変わらず左の色眼鏡でしか物を見られないマスコミは論外としても、保守派の面々も左寄りマスコミを揶揄できるほどのレベルに自分の覚悟は定まっているのか?と私は感じています。
posted by ぴろん at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06.7.23 飯塚繁雄副代表 川口市民の集い(9)川口総合文化センターにて

『飯塚繁雄 家族会副代表の講演』

Img_2001.jpg

皆さんこんにちは。
皆様方のこの問題に対する深いご理解とご支援を頂きまして本当にありがとうございます。

そういう国民の皆様の声が、言って見ればようやくこの問題を具体的にどう解決するのか?と言う所まで参りました。
振り返ってみれば5〜6年前はですね。
この問題に理解を示してくれなく、我々家族会もどうしたら良いのだろう?と言う悩みがあったんですが、地道に頑張り皆様のご支援があってようやくここまで来たと言う事はハッキリしているわけですけども。
問題なのは、これを解決しなければ何もならないという事になるわけですけども。
私たち長い間戦って参りまして、毎年ですね。
今年こそは今年こそはという合言葉の下にいろんな検討をし、政府の動きも期待し、それから皆様のご支援によっていろんな活動を進めながら解決を望んでまいりましたけども、中々それが思うままにならず今年も半年過ぎたわけですね。

しかしながら今までとちょっと違うのは今年の初めからですね。
多分、安倍さんの指示かと思うんですけども、拉致問題について徹底的な取り組みをするというハッキリとした約束をされまして、それがですね。
内閣の専門委員会というのを作りまして、これは各省庁全部入ります。
今は名前が違いましてですね。
拉致対策特別チームと言うのを作りまして、各省庁徹底的な動きをしております。
各省庁で何が出来るのか?言うような事をテーマに与えまして活動を始めてますけども、目立つのは一つは警察の動き。
これが組織されまして、この問題専門に調査、捜査、活動を始めまして、もちろん特定失踪者の方々の情報、もちろん我々認定されている家族の情報も全て管理をして今おりますが。

言ってみれば特定失踪者の方々と言うのは全国にたくさんいます。
北海道、埼玉が一番多いんですけども、そういう人たちの捜査と言うのは民間がやる話じゃないわけですよね?
あくまでも政府として警察が徹底的に調べ上げて、そして確かにそれは拉致だと確認をされながら認定なり、北へのあるいはアピールなりメッセージをしていくのが当然なんですけど。
残念ながらまだそこまでは行きません。
一本釣りで各失踪者の方々の裁判を行って、それによる認定訴訟というそういう段階を踏んでおりますけど、これはすごく時間がかかるわけですね。
そういう事からするとやはりここまで来た以上、もちろん私たちの家族も含め一気に解決すると言うような狙いを定めないと、これまた後何十年かかるか分からないという事になりかねないという事もあります。

今年の各特別チームの働き、特に外務省あたりのですね。
徹底的な北に対する、要するに北の嫌がることは何か?と言う、当然考えながら先ほど準備をして参りました。
我々は長い間、このままの交渉ではいつ終わるか分からない。
いつ解決するか分からないという懸念から、北に対する制裁をしてくださいという事を長い間訴えて参りました。
それが現実的には今現在、ようやく制裁と言う形が出来てそれが実行される段階になっているわけですけども。
そういう意味では非常に動きがハッキリ見えてきたと言うのが、昨今の状況でございます。

我々は政府にいろいろお願いする一方、世界、要するに国際社会へのアピールもかなりやってきたつもりです。
皆様もご存知の通り、ワシントンDCに行きましてブッシュ大統領と面会が出来たと。
これはアメリカと言う大きな国・大きな力を、この拉致問題解決のために是非支援をお願いしますと言う形で行ったわけですけども、それと同時にアメリカの下院の公式な席でこの日本人拉致問題をきちっと訴えて来たわけです。
アメリカと言う国はなんと言いますか、日本と違って人権に対する、あるいは家族とか友人とかそういう事に対する怒りが、まず物凄い感情で出てくるわけですね。
何の事件、あるいは時代に先駆けて、やはりこの人権の問題というのは最優先すべきだというような全体の雰囲気です。
もちろんブッシュさんもそうです。

ですから「お忙しい所申し訳ない」と言ったら「私は人権の問題を疎かにするほど忙しくない」そういう発言もしていますし、終わった後でも「今回の面会は久しぶりに感動した面会だった」という事を言っておられましたけど。
そういった感じで非常にアメリカのブッシュさんが、我々家族会のメンバーと会ったと言うその事実。
これは世界にも報道されていますし、アメリカとしては凄い関心があるんだと言う事を議会を通じてメッセージをくれたと言うふうに思います。

問題はそれからなんですけどね。
じゃあブッシュさんに会ったと。
あぁ良かった良かったと言う雰囲気だったんですけども、やはりそれを受けて日本政府なり、拉致を解決しようとする諸団体なり含めてですね。
どう動くか?というのが・・・・。(聞き取れず)
あくまでもこれは大きな活動のステップ、一部として大きな成果という事は確認されますけども、それはあくまでも一つの経過であって、結果ではないというふうに私たちは考えております。

更には北朝鮮に対する制裁をお願いしている中で、皆さんこれもご存知な韓国の民間の家族といわれる方の面会と言う話が盛り上がっていますけど、これは誰しも感じていますが、全て北朝鮮の政府のシナリオだと。
家族がいろいろ会話した内容なんかを見ますと、これは全くどう見ても言わされているという感じがします。
そういうことからすると、彼ら、金英男さんですか?
彼も被害者、拉致被害者なんですね。
だけど本当の事は言えないと言うような状況を作り出しておりますし。
こういった物を通じて、北は横田夫妻を北朝鮮に呼んでヘギョンちゃんに会わせて、まぁ抱き合って喜んで、「お母さんが死んだ」と言う事を言わせて聞かされてそれで終わりと、言う目論見だと思うんですね。
それをしてしまいますと、私たち日本人何百人の家族が拉致されているのに、簡単に中途半端な形で幕引きをされてしまうと言うのが非常に恐ろしいわけです。

ですから家族会としては横田代表について「絶対に行かないでくれ」と。
代表はもちろん人間ですから家族ですから、孫を抱きたいと言う心情は分かるんですけども、北に騙されていはいけないということで、踏みとどまって貰ったと言うのが事実です。
あくまでも私たちはこの拉致事件、拉致問題を正常の方法で解決していくんだという、いわゆる一枚岩で行きましょうと言う事は確認されておりますけどね。
ですから北は人間の弱いところを突いて何とか北の思い通りにさせようという、そういう目論見が全く見え見えであります。

当然マスコミさんのですね。
どうせ北の言う事は全部嘘だと、いう事は承知で取材はしておりますけども、どうしても記事的には単発的に「こういうことがありました」、「こう言ってました」と言う事が報道の一つのネタになるんでしょうけども。
中々その、報道に聞くとですね。
その裏にあるものは何か?ということも考えて頂きたいなと言う事も、常に思っております。

最近特に皆さんすでにどなたかも言っておられましたけども、北への制裁がハッキリして来たと。
これは北がミサイルを日本海にぶち込んだと、言うのが大きなきっかけにはなったんですね。
ですから今まで何にもしなかった政府がようやく決断されたという事なんですが、言ってみればミサイルを撃ち込んで貰って良かったと言う感じもするわけですよ。
これが無ければ何も動かないと。
単なるやわな交渉で結果が中々出てこないような、いつまで待たせるんだと、そんな繰り返しになったかと思うんですけど、そういう意味では今回の北の乱発ミサイル。
これが日本だけではなくて韓国あるいは中国・ロシア、近隣各国に対する影響もかなり出てきているという事もあります。

具体的にはハッキリ出ているのは、安保理で非難決議が全員一致で採択されたと。
確かに制裁とかという具体的な文句は外されましたけど、全理事国が一致して「北はけしからん」という、こういった決定的なメッセージを与えたという事は、相当な制裁に繋がっていくはずだと思います。
我が国もこれから船は一応止めるという話になりましたけども、万景峰号ですね。
日本に来る一切の船を止めようじゃないかとか、あるいは北のミサイルとかいわゆる兵器を作るとか、そういう悪さに繋がる日本の精密部品あるいは電気部品、そういう物を一切止めようと、いうような準備もしているようでございます。

そういう意味では今回日本の政府筋も、この事件を受けて安保理の対策も含めて相当力強く動いておりましたね。
これももちろん安倍さんが、絶対ぶれない強い態度で態度を表明しております。
その支持によって多分いろんな工作をし、ロシアあるいは中国、まあ韓国もそうでしょうけども、この決議については絶対に賛成して欲しいという動きが相当あったようでございます。
そういうことではやっと日本がですね。
日本政府はやっと動きを具体的に示してきたなというふうに、最近では私たちもある期待をしております。

そうは言ってもですね。
北はこの非難決議は全面拒否と言う形になっておりますし、全てに対する北は今までと同じように関係各国を相手に、異常な態度を示しておりますね。
私たちも一番怖いのは、こういう北朝鮮みたいな独裁国家がね。
何をやらかすか分からない。
いわゆるキチガイ国家ですから、我々が強く出れば出ただけ向こうもそれなりの態度を取ってくる。
極端に言えばどうなってもいいと。
自分の国民なんかどうなっても良いから、軍部にミサイルでもバンバン撃ってね。
世界にアピールしようという事ですとか、あるいは北朝鮮そのものが崩壊して混乱するという状態も考えられますし。

そういう所では私たち一番心配な点は、この大勢の日本人を混乱の状態からどうやって助け出すのか?
こういった心配がかなりあるんですね。
いまだに誰がどこにいるかも分からない。
助け出しようが無いわけですね。
ですからそういうことでは、なんていうんですかね。
例えば外交機密費ですかね。
そういう物を使ったりですね。
いわゆる、多少お金がかかっても良いから、水面下の・・・(聞き取れず)でも良いから、徹底的に日本人のいる場所を突き止めて何かの連絡をして、いざという時にはここに集まってみんなで一緒に帰るというような。

いろんなシュミレーションをですね。
考えていかないと、そろそろ慌てふためくという場面が相当有ると思うので、私たちは是非返してもらう。
一人残らずどうやって助け出すんだ?と言う。
目標は日本人を取り返すことですからね。
奪還するんですから。
ただ北朝鮮を懲らしめれば良いというだけでは無いですから。
そういった事も考えながら、いろんなシュミレーションの中でそれぞれの動きをして頂きたいと、いうふうに強く思うわけです。

私たち本当にこういった問題については素人ですよね。
でもいろんな情報が入りますけどそれを分析して、こうしろ、こうだ、ああだ、という専門家のように込み入ったコメントは出来ませんけども、要は私たちの家族を返して欲しいと、早く。
いってみればそれだけなんですね。
しかしながらこのところ非常に問題が複雑化になり国際化され、段々段々拉致という問題が薄くなりそうな気配もするんですけども。
それは先ほど言いました、安保理それからこの間のサミット、この辺に拉致については並行したテーマでやってくれという強い日本の姿勢もありましたし。
それを協議されておりますので、絶対にこの拉致の問題というのはあらゆる舞台であらゆる場面で、並行して協議されると、いうふうな事では非常に私たちは期待をしております。

北朝鮮外務省声明というのもあるんですけど、それを取り上げて言うのももう余り時間も無いので、北朝鮮の外務省はですね。
こういった決議を受けてこう言っているんですね。
「我々共和国は、米国の対朝鮮敵対視政策の産物である国連安全保障理事会の決議を強力に糾弾し全面対立し、これに拘束されないであろう」
こういう強がりを言っているわけです。
「我々共和国は米国の極端な敵対政策により最悪の情勢が守られている状況で、全ての手段と方法を尽くして自衛戦争、抑制力を様々な方法で強化していく」と。
こういうふうに言っているわけですね。
それを写して来ただけなんですけども。

ですから今後、こういう環境の中ではもしかすると日本にミサイルが飛んできても不思議ではないと、いう情勢にはあるわけですよね。
そうなったらどうなるか?というのは向こうも馬鹿じゃないですから、考えていると思いますけども。
我々は世界の協力を得ながら、具体的にこの拉致問題を解決する日を待ち焦がれていると言うのが今現状でございます。

横田さんもだいぶ疲れていますしね。
やっと動いているんですね。
全国飛び回って、この間は石垣島まで行って講演しましたけども、来週は今度青森行ってやるとか。
私も今日仙台から来たんですけども、そういう意味で家族たち、皆さんもそうですけどお年寄りの方もいますけど、非常に疲れていて長く待てないよという状況でございます。
まぁ、2代目もいますけどね。
そこまでかかってもしょうがない、と思いますから。

是非ここで一気に、正念場であるこの問題を皆さんと共にですね。
解決していきましょうというのが、私の最後のお願いでございます。
どうもありがとうございました。(拍手)
posted by ぴろん at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(川口集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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