2006年10月14日

速報 町田シンポジウム

北朝鮮による拉致問題シンポジウム「救出してみせる!」
06.10.8 町田市民ホールにて

第一部 パネルディスカッション

★パネリスト

 ・荒木和博 特定失踪者問題調査会代表
 ・松原仁 民主党衆議院議員
 ・佐藤守 軍事ジャーナリスト
 ・増元照明 家族会事務局長

1 荒木氏、松原氏の基調講演ファイル



2 佐藤氏の基調講演ファイル



3 増元氏の基調講演ファイル



4 意見交換1



5 意見交換2




第2部 家族のトークリレー

横田滋 家族会代表



横田早紀江さん



飯塚繁雄 家族会副代表



※町田シンポジウムの録音・テキスト化に関しては主催者の許可を頂いております。


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06.10.8 西岡力氏4 東京連続集会21(9)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長の講演 その4』

あるいは去年10月、警視庁がですね。
西新井病院を手入れをしまして、藤田進さんの拉致に関する犯人が捕まるんじゃないか?と言う報道が一部あったんですが、実はあの時は西新井病院はほとんど捜索されなくて、在日朝鮮科学技術協会の事務所が家宅捜索されたわけなんですね。
あの事件の法的根拠は薬事法違反で、在日朝鮮科学技術協会、略称は科協ですが、科協の副会長の一人が科協の仕事じゃなくて自分の個人でやっている仕事で、インターネットを使って朝鮮人参を売っていた。
その宣伝文句に「万病に効く」とか書いてあって、きちんと認可をとってないのに万病に効くと書いたから薬事法違反だと。
そして、その人が副会長だから科協の事務所へ行って、コンピュータその物まで持ってきた。
そして捜査をしてみたらば、コンピュータの中から陸上自衛隊がミサイルの起動を計算するときに使うソフトが出て来た。
これ報道されている部分だけです。

93年4年の、先ほど京都の書類一枚出ていないと言って朝鮮総連の京都本部でフロッピーまで持っていったと言いましたけど、今日本の警察は朝鮮総連に対して大体それと同じようなレベルでの法の執行をやっていると、私は見ています。
アメリカと足並みを揃えて今まで余りにも不明朗だった特権的な対応をしていたところを戻す。
逆に不明朗だった分があるので、やれる事がマイナスをゼロにするのでやれる事は多いです。
朝鮮総連の土地建物の競売がどんどん進んでいます。
この600億の裁判で彼らが負ければ全国の財産が全部競売されると言う事も有り得る、言う事を日本政府がやっています。
そういうことをやる法執行班というのが拉致問題特命チームの下に出来た。
今もそれは動いています。

そしてもう一つが情報分析会議と言うものです。
警察や公安調査庁や海上保安庁や外務省の情報の専門の幹部がそこに入って、拉致問題に関わる情報を集中的に収集分析するという作業をして。
今年のちょっと時期は忘れちゃったんですけど、2月だったかな?
産経新聞が藤田進さんが失踪した直前に、海上自衛隊の対潜哨戒機が日本海に北朝鮮の工作船が来ていた事を写真に撮っている、言う報道をしました。
あれは偵察情報なんですね。
警察は自衛隊の写真を見る事は・・・(聞き取れず)過去に遡って、30年位前の。
と言う事が今安倍さんになってからやれる。

去年の12月から、1月でしたっけね?
蓮池さんや地村さんが自分を拉致した犯人のことを話したという報道がありましたよね?
安倍さんになってから警察にかなりの話をし始めたというように聞いています。
北朝鮮と勝負をしたければ、自分が守るから何か情報を出してくれというように安倍さんが話をして話し始めたと、どこかの新聞が書いてますね。
警察庁も今年は拉致問題で勝負をかけるというように、長官が言ってるんですね。
漆間長官と安倍新総理は大変関係が良いんです。
2002年の最初の訪朝のとき漆間長官は警備局長で安倍さんは副長官で、そういう情報の分析を一緒にやっていましたから、大変息は合っている。
今度首相官邸の補佐官とかあるいは副長官とかにするんじゃないか?という話も出ています。

と言う事を実際やって来ているわけで、安倍さんは確か2年位前にですね。
神奈川県で講演をしたときに、北朝鮮に話し合いだけで問題解決出来ると言っている人間は物事が分かっていない。
北朝鮮のやっている事は暴力団と同じだと。
麻薬を作って偽札を作って13歳の少女をさらって行っている。
このような相手に対しては圧力をかけてそして話し合いをするしかないんだと。
彼らの瀬戸際政策は放っておけばいいと、これは講演で言っています。
報道されている内容ですけどね。

時間稼ぎは許さないと。
緊張を彼らが高めてきたとしても、それでおたおたしないと。
時間が経てば経つほど真綿で首を絞めるように、あるいは狸を洞窟からいぶり出すように煙を強くする。
言う事が日本とアメリカで今、去年の9月から1年間事が進んでいて、ミサイル発射もそれに対するあがきのようです。
緊張を高めて瀬戸際まで来て「ちょっと待ってくれ、ミサイルを撃つのはもう止めてくれ」「それじゃあマカオの銀行をどうしてくれるんだ?」というふうに、緊張を高めて高めた緊張を下ろす事と、何かをバーターするのが彼らのやり方なわけです。
緊張を高めたらば余計圧力が強まると言う事を今回、日本が単独制裁をかけ、国連で非難決議が出てその非難決議に基づいて更に金融制裁をかける。
オーストラリアもかけたんです。
彼らが今核実験の準備をしていると言いますが、実験をすればまたもっと圧力がかかるんです。
言う状況が出来て、いよいよ本当に勝負のときになったんではないか?

一番心配だったのは、安倍さんが9月の昨日ですね。
官房長官辞める事は決まってたんです。
総裁選で負ければ一代議士に戻って首相官邸を出るかもしれない。
すると去年の9月からブッシュ政権と足並みをそろえていた圧力をかける路線が揺らぐかもしれないと。
それが心配だったんですが、官邸に残ってもっと偉くなった訳ですから。
ただ、安倍政権の対北朝鮮政策は去年の10月以降、アメリカと一緒に進めている圧力を強めていくと、経済制裁ですね。
そして話し合いの門戸は開いておく。
しかし話し合いをするに当たっては、彼らに実質的な譲歩をさせることです。
口先だけの譲歩ではなく、と言う体制になっていると思います。

安倍さんが北朝鮮に行くんじゃないか?とか、なにかそういう観測だとか水面下でありますけども、アメリカと足並みを揃えて核とミサイルと拉致を含む人権問題、三つの解決を求めている。
小泉総理はその中の拉致問題の、それもその一部だけを自分にやらせて欲しいと、そしてその一部だけを解決するのに経済制裁をしないと言うカードをですね。
大規模な経済協力をするというカードを切ろうとしたんです。
それは日米関係からすると裏切りですよね。
安倍さんはそういう事はしないでしょうから、最後に話し合いをするとすればブッシュ政権と緊密な連携の下に大規模に折れてきたり、あるいは94年のときも父親と息子が対立して父親が死んだんですね。
同じような事がおきて、その次の人と話し合いをするためなら行くことも有り得るかも知れませんけども、今はこちら側が何か譲歩する必要はない。

そして、時間が経てば経つほど苦しくなってくるのは彼らである。
北朝鮮はまさに時限爆弾が国内にあるわけです。
国内には人口の15%が餓死させられたんですね。
金正日によって殺されたわけですから、配給を止めて、自分はどんどん食べていたわけですから。
藤本さんの本を読めば彼らは同じ時期に何を食べていたのか?と、良く分かるわけです。
39号室資金は国庫の配給資金とは全然別だから、そういうことが出来るわけです。
だから39号室に対して制裁をしても一般の国民には何の被害も与えないんです。

と言うところまで今来ていて、日本は体制が整ったと。
官房長官に誰がなられるのか?官房副長官に誰がなられるのか?あるいは拉致担当の大臣が本当に置かれるのか?
細かい事ではいろんな事を早く知りたいと思いますけど、状況は安倍さんが去年の10月以降やってきた路線で行くだろうと。
アメリカと緊密な連携をとりながらどんどん行くという事で、そこで変数はですね。
韓国です。

中国はずるいですから、両方顔を見ながら金融制裁に協力しながら北に援助もしているわけですけども、今韓国の保守派の中で言われているのは、突然盧武鉉大統領が夜テレビに出て「明日平壌に行く」と言う事が起きるかもしれない。
「核問題で国際的に話し合いが息詰まっているから民族の中で話し合いをしよう」と金正日に言われて、「本来なら金正日が来る順番だけどそんな体面なんか関係ないから私が行く」と言う事はある。
そして口先だけの核を止めるとか凍結するとか約束を金正日がして、そして「その代わり制裁を解け」という事を国際社会に要求して、そして南北連邦制の開始を宣言すると、言う事をするかもしれない。

韓国の憲法を改正しなければ出来ない事を大統領が憲法違反をすることですから、帰ってきたらば今保守派の人たちが20万人30万人の大デモを、盧武鉉の金正日との約束無効と言うデモをしなくちゃと。
いつでも動員できる体制を取らなくちゃいけないと、準備が始まっていましたから。
南北首脳会談賛成のデモも起きるでしょうから、デモ隊とデモ隊の暴力的な衝突も有り得る。
その時に警察そして軍隊がどちらにつくか?
言う事もありうると、韓国のこの間国民大集会に来てくれた趙甲済さんなんかは言っています。

しかし、何があろうともアメリカは経済制裁で39号室資金を凍結して金正日を追い込んで、核とミサイルとそして拉致問題を解決すると言う姿勢は変わらないです。
訪米したときにですね。
ブッシュ大統領が早紀江さんに会って下さったのも大変な感激だったんですけども、クラウチ氏ですね。
ホワイトハウスにNSCと言うのがあるんですが、安倍さんも日本版NSCと言うのを作ろうとしているんですけど、安全保障の副補佐官と言う方が我々に一時間くらい会ってくださったんですね。

そこで最後にその人が言ったのは、皆さん方に約束すると。
アメリカにとって、そして日米同盟にとって北朝鮮の核問題は必ず解決しなくちゃいけない問題だと。
しかしその問題を解決するに当たって拉致問題は忘れない。
原則を守りますと、いうふうに安全保障会議の副補佐官が約束しますと言ったんです。
これは多分、準備されていた原稿だと思います。
それまではそれを言うと、家族に対して。
それで何か・・・(聞き取れず)感激して。
つまり今言ったような状況で緊張が高まったときに、アメリカは拉致問題を見捨てないと言ったんです。
忘れないと。

そして国防総省に行ったらば当時のイングランド長官が、ラムズフェルドさんが中東に出張中でしたから、長官代行として、国防総省のトップが太平洋司令官とかそういう人たちを従えて出て来てくれて、国防総省にあなた方の味方がいることを忘れないでくださいと。

アメリカには5029という作戦計画があるんですね。
5029というのは北朝鮮で天変地異が起きたりですね。
あるいはクーデターが起きたり内乱が起きたり、そして治安が維持出来なくなった場合に韓国軍とアメリカ軍が出て行って、大量破壊兵器を確保してそれがテロリストの手に渡らないようにして治安を維持するという作戦計画です。
去年の5月に出来たんですけども、盧武鉉大統領が北朝鮮が倒れることを前提とした作戦計画にサイン出来ないといって、大統領のサインが出来なくて宙に浮いている作戦計画なんですが。

つまり今アメリカがやっている事は5029自体を作ろうとして、39号室資金を止めていると言う事です。
すごく大雑把に言うと。
そのときに動くのは韓国軍と米軍なんですが、米軍の最高司令部が皆さん方の身内ですと言ってくれたんです。
と言う事も大変大きな意味があるなと。
実際に北朝鮮に米軍が入るという事は可能性としては有り得るわけです。

最後に今、一番大切なのは安倍さんも分かっているから情報収集委員会と言うのを作ったわけですけども、どこに何人いるのか?と言う事です。
今どこに幽閉されていて、日本人が後何人、分かってない人たちが何人いるのか?と言う事を、我々は正確に知らないわけです。
嵐の中で目隠しをしたまま遭難者を救出していく事にこのままではなり兼ねないです。
もちろん、政府は情報を持っているかもしれません。
情報担当者というのは嘘をついていいわけですね。
持っていても持ってないと言って良いわけです。
分からないと言っていても持っていて欲しいなと思いますけども、いよいよ決戦のそういうときが来たと思いますし、家族の人たちの体の具合も本当に限界で、もう安倍政権が出来たわけですから少しゆっくり休んで頂いても良いんじゃないかなと。

そういう点でも本当に良いタイミングで最後の時を迎えることが出来るんじゃないかなと。
親でなければ娘さんが帰ってきたら、親でなければ出来ない事がありますから、もう地方を回って訴えるという事をしなくても別の人がしても良い部分は休んで頂いてもいいんじゃないかな?と思います。
これで終ります。(拍手)

・・・集会終了・・・

06.9.21 西岡力氏3 東京連続集会21(8)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長の講演 その3』

アメリカは、イラクには軍事攻撃をしたわけです。
北朝鮮に対してはしていないわけですね。
イスラエルと言う同盟国があって中東は石油もあるし、アメリカはイラクそしてイランの問題を重視しているという説があります。
しかし、これは島田洋一さんに教えてもらったんですが、ブッシュ政権は発足の当初から悪の枢軸といってイラク・イラン・北朝鮮を上げていますが、対処の仕方は違うんだとハッキリ言っています。

イラクには経済制裁は効かないと、イランにも効かない。
なぜなら彼らは石油を持っているから。
石油を闇で売ることができる。
イラクは湾岸戦争以降ずっと経済制裁がかかっていたんです。
しかしそれほど効果は無かった。

しかし北朝鮮の場合は経済の土台が腐っている。
国内で物を生産する、当たり前の産業や農業の能力がどんどん落ちている。
しかし犯罪資金や総連からの吸い上げとか韓国からの賄賂とか、あるいはミサイルを売ったりしてそういう形で統治に必要な資金、大体年間10億ドルとか20億ドルとか言われているんですが、を集めている。
それがある限り逆らった人間を殺す事が出来て、ミサイルを開発し続ける事が出来て、金正日及び周辺にいる幹部たちの特権的な暮らしが維持出来ている。
人口の15%が死んでも彼らはなんとも思わないわけですが、選挙も無いので、言論の自由が無いわけだから政権交代も無いんです。

私は1997年に出した本で、北朝鮮は国家全体が政治犯収容所になってしまったんだと、書いたんですね。
収容所の中の人間が餓死しても殴り殺されても、警備兵は何のお咎めも無いわけなんです。
ただ警備兵がチェックしなくちゃいけないのは反乱だけです。
反乱と逃亡だけです。
95年以降金正日時代になって配給を止めてしまって、国民がばたばた死んでも何も手を打たなかったのは、反乱さえ抑えれば良いと言うふうに、国全体をなしたからです。

それはアメリカは最初から分かっていて、北朝鮮の経済基盤は弱いから経済制裁が効くと言っていたんです。
39号室資金を止めれば良いと言っていた。
この金融制裁は実は3年位前からプロジェクトチームが出来て、いろいろ検討していて行われたものだと言うふうに中に入っていた人が、今出て来てる人が言っています。
なにか、中国人のマフィアが偽札に関わっていて、それでアメリカの捜査機関がそのマフィアを仲間の結婚式があるから来てくれといってアメリカまで呼んで、タキシード着て来た奴をみんな捕まえてしまった。
そこで偽ドルが北朝鮮から来ていると言う様々な証拠を握ったと。
それが去年の7月くらいだったから9月まで発動しなかったんだというような、今アメリカの新聞や雑誌にその事が出て来ていますけど。

ブッシュ政権としては、これは何回もここで申し上げていますけど、任期中に北朝鮮に対して圧力を加えていますけども、結果として今のところは北朝鮮は核兵器を増やしているんです。
2003年以降北朝鮮は核の量産体制に入って、年間3発くらいずつ増やしているわけです。
今も北朝鮮の寧辺の原子炉には・・・(聞き取れず)棒と燃料棒が入って、プルトニウムが作られつつあって2年に一回抜いて、そしてそこから5〜6発分くらいのプルトニウムが出来て、2年に一回で5〜6発ですから一年に2〜3発出来つつある。
パキスタンから導入した濃縮ウラニウムの工場は完成したかどうか分かりません。
アメリカの情報ではまだ完成していないと言っているようですけど、完全には分からない。
それが完成すればまた年間2個ずつ位は出来ると言われている。

そして今稼動しているのは5千キロワットの原子炉ですが、今5万キロワットと20万キロワットの原子炉の工事を再開したんですね。
5千キロワットで年間2〜3個だったら5万キロワットだったら、単純に言えば20個30個になっちゃうわけです。
この原子炉の工事が再開されたわけです。
私理科系じゃないんで単純に10倍して良いかどうかちょっと自信が無いんですが。
・・・・・・・(聞き取れず)は間違いが無い。
ブッシュ大統領があと2年数ヶ月で任期終えたときに悪の枢軸だといって、テロ国家が核武装することは絶対に防ぐと言っていたのに、防ぐどころか増えてしまっている。
いう事では、次の選挙で民主党からどう言われるか分からない。

イラクではテロで足元を取られ北朝鮮は核を増やしているいう事に現状ではなるわけですが、だからこそアメリカは全力を尽くして北朝鮮を今追い込もうとしている。
それは海外に出た39号室資金を凍結するという事。
伝家の宝刀を抜いたといえます。
前回のときは親子対立までになり、父親がもしかしたら殺されたのかもしれないという所までになり、そして金正日もアメリカに妥協して核開発を凍結と表面上の・・・(聞き取れず)はありましたけど、凍結とまで言ったわけです。
プルトニウムの開発も中断したわけです。
ミサイルの発射なりそういうこともありましたけど。
まさに、それがここで私が嵐が来るとずっといっていた根拠です。

北朝鮮が核を増やしていてアメリカはそれを絶対に許さないと。
アメリカが圧力を強めていくと。
2002年の9月の状況も、まさに2002年の1月に悪の枢軸と名指しする状況があって、北朝鮮がパキスタンの技術で濃縮ウラニウムを作ってるのは分かってるんだぞとメッセージをブッシュ大統領から発せられたところから始まっている。
金正日が日本と韓国をアメリカから引き離さないと危ないと思った。
しかし日本は安倍さんが当時副長官で、田中局長路線でアメリカから距離をとって国交正常化に行くというあぶないところまで行ったんですけど踏みとどまった。
そして今は昨年の10月、郵政の選挙で勝った後ですね。
小泉総理は安倍さんを官房長官にしたわけです。

9月にアメリカは金融制裁を始めたと。
そして10月に山崎拓さんの派閥からは誰も使わなくて北朝鮮と裏交渉をして、まぁ5人の家族が帰ってくるときは一役買ったわけですけど、その人たちを完全に排除して安倍さんを官房長官にしたんです。
アメリカは伝家の宝刀を抜いていたわけですね。
小泉総理はおととしには「自分の任期中に国交正常化をしたい」とまで言っていたんですが、安倍さんを官房長官にしたらそんな事出来るはず無いので。
じゃあなぜ変わったのか?というのは、もちろん安倍さんを後継者にしたというのもあるんでしょうけど、大きな理由の一つはアメリカとの関係を緊密に取らないと朝鮮情勢の緊張が高まる。
朝鮮情勢の中で日米同盟が第一重要課題で、イラクに出兵したのも日米同盟を固めて朝鮮情勢に向かうためですから、いよいよそういうときが近づいてきたと小泉総理は判断したんじゃないかな?というのが私がここで前に申し上げた事ですが。

安倍さんが官房長官になって、ブッシュ大統領が39号室資金を凍結するという事をやり始めたときに、日本は何をしていたのか?ということを申し上げます。
それが安倍政権が今後北朝鮮に対してどう対応するか?ということの予告になっていると思うからです。
先ほど横田代表がご説明をして下さったとおりですが、拉致問題専門幹事会と言う組織があるんです。
内閣官房に有りまして、北朝鮮と関係する各省庁の局長クラスの人たちが入っている会議で、官房副長官が議長なんです。
安倍さんが副長官のときに出来た会議です。

それがだから、細田官房長官・杉浦副官房長官の時代におととしの12月に開かれたわけです。
偽の遺骨が出てきたり黒塗りされていた交通事故調査書が来たりして、北朝鮮から提供されたすべての証拠と証するものや情報は信じるに足らないと。
生存を前提として被害者の返還を求めるというような事を決めたわけですね。
その後専門幹事会は細田官房長官時代一回も開かれなかった。
おととしの12月に開いた後、厳しい対応を取らざるを得ないと細田さんが言いましたけど、ここでも言いましたよね?
厳しい対応をどう取るのか?という事の話し合いはしていなかったと。
我々は実現のために申し入れをしてたりしたわけですね。

もう一つは、私はこれ個人的に思って多分間違いないだろうと思うんですが、中山参与が離任したのはおととしの9月だと思うんですが。
中山参与は、参与と言うのは非常勤の職責なんですが24時間拉致問題の事を考えてくれて、職位としては24時間拉致を担当する職位がないですけれど、24時間ずっとその事を考えていて専門幹事会を開いた方がいいと思って根回しをして動いていたわけですね。
副長官は忙しいわけですね。
官房長官も忙しいですね。
いろんな課題があるわけです。

中山参与がいなくなって細田・杉浦体制になった後、偽の遺骨が出てきて、政府として当面絶対にやらなくちゃいけないことをやった後ですね。
今後どうするのか?と言うことの検討はされないで、北朝鮮の出方を見るという事でずっと放って置かれたんです。
言う事だったんじゃないかな?と思うんですが、それが北朝鮮の出方は何も変わっていないのに安倍官房長官になったら、すぐ専門幹事会の増強を図って各省庁から全部出したんです。
それから政務官を外務省の政務官と内閣官房の政務官を拉致担当として入れるんです。
山谷(えり子)先生と山中(あき子、あき=火へんに華)先生が拉致担当の政務官になったんですね。
宮内庁以外のすべての役所が入る専門幹事会になって、それを呼び名を「拉致問題特命チーム」とすると決めたわけです。
そしてひと月に多いときは2回とか3回、会議を開いている。
ポスターを作ったり、英語やいろんな国の言葉でパンフレットを作ったりする作業が突然大胆に始まるんですよね。

それだけではなくてですね。
その専門幹事会は全体の会議ですから各省庁が上げてやるという事でやるわけですけども、実質的に動くためにはプロジェクトチームみたいのが必要なんです。
その専門幹事会の下に二つのチームを作ったんです。
ひとつが「法執行班」というので、法律を執行する班です。

実は安倍さんが官房長官になった直後に、井上さんと言う今度政務担当の首相秘書官になる人がいるんですが、井上さんが事実上の責任者になって法執行班的な事をやっていたんですね。
非公式にやっていたんです。
官房長官直属でやっていたんです。
実はその井上さんは内閣拉致問題連絡調整室にいたんですね、安倍さんが官房長官になるときに。
それまでは安倍さんが副長官のときの秘書官だったんですが、調整室にいたときに実は法執行について検討していたんです。

我々は当時経済制裁法の発動と並んで、北朝鮮や朝鮮総連に対する余りにも今まで法律の適用が不適切だったと。
法適用の適正化も求めるという事も広い意味での制裁として求めていたんですね。
税金の問題やあるいは朝鮮総連の幹部で北朝鮮の国会議員を兼ねている人が自由往来できるのはおかしいじゃないかと。

その時はですね。
細田官房長官に言ったときは、これを法務省に聞いたときは法律上出来ないんだと言われたんですけど、ミサイルが飛んできたら法律が変わってもいないのに出来たんですよね。(笑い声)
法務省に聞いてもらったら法務大臣の権限で出来るんだと、何であの時出来なかったのか?と釈然としないものはありますけど。(笑い声)
そういう事をですね。
実は検討していた人を官房長官の秘書官にして、各省庁に「これとこれとこれは出来るはずだよな」と言う事はやっていたわけです。

RCCというのがあるんですね。
朝鮮総連は朝銀信用組合を持っているんですが、それがどんどん破綻していきまして公的資金が1兆4千億円も入ったんです、合計で。
公的資金が入るとですね。
その債権を債権回収機構というところが引き受けて借金取りをするわけですね。
不良債権を返せと。

そのRCCがですね。
朝鮮総連というのは任意団体なんですね。
商法上の法人格を持たないわけなんです。
だからお金を借りられないんです、総連では。
でも朝鮮総連系の個人や会社がお金を総連系の信用組合から借りているんですね。
担保は何か?というと、総連が持っている民族学校の土地や総連朝鮮出版会館と言う土地建物を担保にして、総連の信用組合から総連の人間がお金を借りて踏み倒している。
そうすると預金者保護といって公的資金が入ると、言う事が行われて来たわけです。

善意の預金者を保護するというシステムを借りている人と貸している人と担保を全部、書類は別だけど上で操って作っている人がいたんじゃないか?と。
その借りた人のところへですね。
ジャーナリストが、これはアエラと言う雑誌が一番最初にやったんですが、1億とか2億とか借りている人の家へ行ってみると6畳と4畳半くらいのところに裸電球ひとつで暮らしていて、「返すつもりなんか無いですよ」と言っていると。
書類上だけ彼が借りた事になっていて、破産してしまえば終わりです。

しかしそれに対してRCCは、2千億ぐらいをRCCが担当していて今回収作業をしているんですが、そのうち600億円について名義上は朝鮮総連と入っていないけれども、実際は朝鮮総連が借りたとみなすと言って去年の11月に朝鮮総連を相手に日本政府が民事訴訟を起こしたんです。
金を返せと。
これは法律を執行しただけです。
しかし、不明朗な金の流れがあったわけですね、今まで。

アメリカも不明朗な金の流れをやっている所にはアメリカの法律を適用しただけなんですが、先ほど法の執行と言いましたよね?
実はアメリカも金融制裁と言う言葉は政府の中でも使っていないんです。
法の執行と言っています。
安倍さんはその言葉まで足並みを揃えているんですよ。

・・・その4へ続く・・・

2006年10月11日

06.9.21 西岡力氏2 東京連続集会21(7)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長の講演 その2』

それでその亡命者の話によると、カン・ソンサンですとか金タツゲンというそういう経済官僚が計って、金日成に直訴した。
このまま行ったらば経済がめちゃくちゃになってしまう。
国庫に金が無くて39号室に行く。
それを止められるのは父親だけだ。
父親は実態を分かって、息子を呼びつけて怒鳴ったと。
死ぬ一年前くらいです。
そして経済活動を息子から取り上げて自分が直接やると。

息子を監視するために息子との後継者争いに敗れた自分の弟を、これ田舎に引っ込んでいたんですが、それをもう一回持って来たわけです。
副主席にしまして、経済は自分がやる。
息子は、「39号室資金と言うのは韓国を革命化するための資金として使っていたんです」と、必死で弁明をしている。
しかし、その亡命者の人の言葉によると時はすでに遅かったと。
息子は父親の活動や父親に入る情報をすべて管理できる体制を作っていた。

最終的に妙高山の別荘で父親は心臓病で死ぬんですが、その時心臓病の侍医はそこにいなかった。
心臓蘇生装置、海外から輸入した最新の装置があったんだそうですが、それは妙高山に持って行っていなかった。
いうことを、かなり高いクラスの今韓国で非公開になっている亡命者が言っているということを、間接的にその人から聞いた人がいると。
39号室資金をどう使うのか?ということでつまり親子の対立が起きて、金日成がもしかしたら殺されたのかもしれない。
あるいは少なくとも重病だったのを放置されていたのかもしれない。
それくらい体制の根幹に関わるものなんですね。

前回の第一次核危機の時、アメリカ政府は日本に対して朝鮮総連の送金を止めろと言って来たんです。
アメリカはそれが分かっていて、39号室の資金を止めれば北朝鮮は苦しいと。
爆撃などしなくても北朝鮮に体制の危機まで追い込むことが出来るから、その後話し合いが出来ると。
実際日本は朝鮮総連からの送金を止めるべく動いたんです。
警察はかなりの事をやってます。

一例だけ挙げますと、京都でですね。
朝鮮総連の民族学校が土地を売ったか買ったか、土地の取引をした。
京都市役所に書類が一枚出た。
いう理由で朝鮮総連の京都本部を家宅捜索して、金庫の中にあったフロッピーとか全部持っていった。
しかし書類は出ていたんです。
出ていたけれども、京都府警は全然動じず、「いや我々は何も法的に間違った事はしていない。なぜなら京都市役所が我々に書類が出ていないと言ったからです」
言って、一週間くらい持っていった物を返さなかった。

そういうふうにしてですね。
資金の流れを掴んで国税庁を使って脱税を上げて資金を止めるというプロジェクトが進行していたわけです。
93年の12月に警察庁が作った秘密・・・(聞き取れず)の文書がありますね。
それは私が書いた2002年に出した「テロ国家北朝鮮に騙されるな」と言う本の中に全文書いていますから、関心のある人は全文そちらでと思いますが、そういったことを書いていますが。

39号資金を手をつけようとしたらば親子の対立が起きて、最終的に父親が核を止めると言って核開発を凍結するいう所になったわけです。
そのときは北朝鮮は制裁は宣戦布告とみなすと言っていて、ミサイルも飛んできたわけです。
経済制裁をして39号室資金を止めても、ミサイルは飛んでくる。
今とそっくりなんです。
内部でも対立が起きると。

そのときは日本側は拉致問題を一切出していませんでしたから、そのときのテーマはあくまでも核問題。
金日成・カーター会談で核問題凍結が決められて、父親が亡くなった後も金日成がそれは守ると言ったので、39号室に対する制裁はそれで止まってしまった。
そして村山内閣は逆に北朝鮮に、北朝鮮に対して核凍結の代価として35億ドルで原子力発電所を作ってあげるという事と10億ドルを出すと約束したんです。
拉致問題が一切進展していないのに、10億ドル出すという約束が94年にされてしまったわけです。
実際5億ドルくらいは出したようです。
安倍さんは官房長官になったとき、「あれは借款で出したんだから返してもらう」と言っていましたから、ぜひ返してもらいたいと思います。(拍手)

しかし朝鮮総連の送金は今ものすごく引いています。 
今はもう、往年の金額ではありません。
今度アメリカが狙ったのは日本からの送金ではなくて海外の預金、つまり北朝鮮に入っていない39号室の資金は。
海外の銀行に外貨の形で預けられている。
マカオの銀行や香港の銀行を使って、そしてスイスの銀行、ヨーロッパの銀行もたくさん使われているんですが、外貨の形で各地にある。
つまりそれを動かせなくしてしまえば良い。

その銀行は北朝鮮の銀行ではないですから、北朝鮮と付き合ったら犯罪資金を洗浄した事になる。
アメリカの金融機関は一切取引をしてくれなくなる。
世界中の銀行に預けられている39号室資金を動かすな、というんです。
動かしたらばその銀行はテロに加担したとみなして制裁をかけるぞ、ということを今言っているわけです。
北朝鮮もいろんな国に、ベトナムやモンゴルやいくつかの国に口座を移したと。
それが明らかになって、アメリカの財務省が言って止めにいったらば、ベトナムは作った後北朝鮮にいったん下ろす時間を与えて口座を廃止したようですけどね。
世界中を転々としているわけです。

今北朝鮮の貿易をする人は銀行送金出来ないから鞄にドルを詰めていく。
今年の2月と聞いているんですが、中国の瀋陽に北朝鮮から潤滑油を買いに来た。
中国に対して銀行送金が出来なかったのでドルを鞄に詰めてきた。
中国の業者が、「俺がいくら勇気があるといっても、お前の国から出てきたドルは受け取れない」(笑い声)
一枚一枚全部鑑定しなくちゃならないんです。
鑑定機は瀋陽に無いから北京から持って来なくちゃいけない。
(中国の)業者は「その費用お前の方で全部持ってくれ」と要求したんです。
潤滑油を買いに来た人はその権限を与えられていなかったので物を買えないで帰っていった。
通常の貿易についてもそういう事が今起きています。

だから金正日は中国に1月行ったんです。
中国の銀行だけでもどうにかしてくれと。
中国政府が核問題だけでも中間的な立場でアメリカと北朝鮮の間の立場を示していますけど、犯罪資金の洗浄の問題で北朝鮮を助けられない。

もう一つ、偽人民元も作ってるんです。(小さな笑い声)
それから中国にも麻薬を、中国人マフィアを通じて売ってるわけです。
中国は麻薬については厳しいですから、国家が偽札作ったり国家が麻薬を作ってることを、社会主義政権の中国もそれは認められない。
アメリカに証拠を突きつけられた場合は、それに加担していた中国の銀行が制裁されてもアメリカに文句は言えない。
中国を使って北朝鮮に圧力をかけるという意味があるわけです。

北朝鮮は先軍政治といっているんですね。
金日成が死んだ後金正日になって先軍政治で軍隊が先だと。
様々な資源がまず軍隊に送られる。
軍隊とそれから政治警察ですね。

北朝鮮の統治を支えていた柱は大きく3つありまして、一つは情報の統制と洗脳教育。
外の情報を都合の悪いものは一切入らないようにする。
ラジオもチューナ付いてない訳ですね。
スイッチしかない。
そして学校で幼稚園のときから金日成・金正日万歳しか教えない。

それから二つ目は主食の配給です。
主食は配給だと。
党が決めた職場にいない限り、配給はもらえない。
逆らったらば配給は止められる。
主食の自由販売を許していないわけです。

三つ目が逆らう人間に対する暴力です。
国家保衛部という政治警察があって、政治犯収容所がある。
人口の1%が常に収容所に入れられている。
みんな収容所に入れられたら生き地獄だと知っている。

ところが94年の金日成が死んだ後にですね。
大飢饉が起きて年間100万人が死ぬというような状況が98年くらいまで続いた。
300万人以上が死んだと。
その理由は配給が止まってしまったからです。
党に忠誠心を尽くしていた、まじめに配給を待っていた人もばたばた死んでいった。
闇をやった人だけが生きている。
闇をやったか泥棒をやった人か海外に親戚がいるか、親戚に政府高官か党の高官がいて横流ししてもらったか、そうした人しか生き残れなかった。

元々配給で国民を統制していたんですけども、配給を止めてしまった。
逆らったら配給止めるぞと言っていたんですが、逆らわなくても止めてしまったので、配給による国民の統制は利かなくなってしまった。
みんなそれぞれ自分で食べるしかないと思って闇をやるようになって、今も配給は復活していませんが食べているんです。
何とかして自分で食べる事が出来る人が生き残っているんです。

そしてもうひとつ、目の前で家族がばたばた死んでいきましたから、金正日に対する信頼と言うのは地に落ちたんです。
北朝鮮は韓国の情報を入れないようにしているんですね。
比較は時系列の比較しかさせないんです。
70年前とか60年前は地主は全部日本人だったと。
金日成が戦争をやって日本を放り出したおかげで我々は主人になったと。
アメリカが戦争を仕掛けてきたけどそれを追い出して、だんだん生活は良くなってきたと。

言ってるわけですけども、見ている前で自分の家族が死んでしまったわけで、金正日時代になったら家族が死んだ。
時系列で比較すると金日成のときは良かったけれども、金正日になったら家族が死んだ。
アメリカのせいだというけれど、アメリカの経済封鎖はずっと続いているわけで、金日成時代は人は死ななかったのに金正日になったら死んだ。
洗脳教育・情報統制、もうひとつは後は脱北者が最盛期はですね。
30万人くらい出たんです、中国に。
それで8割くらいは(北朝鮮に)帰ったんですね。
食べ物とお金を調達して家族を助けるために帰る。
そこで情報を知ってしまう。

外のことを知っている人たちが(北朝鮮に戻って)、情報が流入して来た。
中国の犬が食べているものは北朝鮮の人間が食べている物より良いと。
しかし、韓国の犬はもっといい物を食べているらしいと。(笑い声)
言うふうに思ってしまう、事実ですよね?
それを知っているわけです。
情報がどんどん入って来てしまう。

しかし一つだけ残っているのは暴力なんです。
逆らった人間は家族連座制で殺すと、あるいは家族連座制で収容所に入れて酷い目に、生き地獄の苦しみに遭わせているんです。
そういう事がまだ金正日政権は出来ると思っているから、まだ持っているんです。
国民の恐怖心がまだ維持されているんです。

95年以降実は公開処刑がどんどん増えているんです。
脱北者の話によると金正日が教育事業をやっている時代じゃないと、銃声を聞かせろと。
ひと月に一回くらい住民を集めて公開処刑をして逆らうとこうなるんだぞと見せる。
政治犯を処刑するんですか?と聞いたら、政治犯はいない事になっているから政治犯は隠れて殺すんだと。
普通の食べ物とかを盗んだ人間を公開処刑にする。
ということを95年くらいから始めたわけですが、恐怖だけによる統治と言うのは恨みを買うわけです。
やられた人たちの家族・親戚は、金正日のせいで殺されたと思うわけです。
あるいは政治警察の人間に殺されたと思っているわけです。
やればやるほど、目に見えない形での反発が増えているわけです。

韓国は同じ民族なのに豊かに暮らしていると。
同じ共産党の支配でも中国人は豊かに暮らしていると。
餓死者が出ていないと。
なんで我々だけこんな目に遭わなくちゃいけないのか?と。
金正日のためだと、思う人たちが少しずつは出て来ている。
しかしその事を言ったら殺されますから。
それも家族連座制ですから。
その暴力装置を支えているのが39号室の資金なんです。

国内の一般の工場や共同農場は動かなくなっちゃったわけです。
配給を止めてしまってますから、人々が出勤して来ても大体エネルギーも無いし資材も無いし、出勤して来て自分の工場にある道具とか何とかをくず鉄にして中国に売って食べている。
「自分の工場の物を盗むのは泥棒と言わないんだ」と脱北者に言われて(笑い声)、あぁそうか、そういう物なんだと思った事が聞いていてありましたけど。
だからもう抜け殻みたいになっちゃってるんです。

しかし39号室にはお金があって核開発・ミサイル開発、政治警察の維持、金正日の贅沢な暮らしは出来ているわけです。
一般の人たちは餓死をしていても、39号室には別のルートでお金が回っていて、国民に対しては外貨を稼げと。
砂金を採るとかマツタケを採るとかいったお金は国庫に入らないで、そっちに行く。
金大中が送ったお金もそこに行った。
しかしそれを今、止めようとしているんです。

・・・その3へ続く・・・

2006年10月10日

06.9.21 西岡力氏1 東京連続集会21(6)友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長の講演 その1』

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先ほど飯塚副会長が少し引用してくださいましたが、私がここで膠着状態ではないと去年からずっと言っていたんですね。
嵐の前の静けさで必ず嵐が来るだろうというふうに言っていましたが、昨年の9月のアメリカの発動した金融制裁が大変効いていると。
そしてもうひとつ、実は昨年の10月の末に安倍晋三さんが官房長官になった後、日本政府が余り目立たない形ではありますけども法を執行すると。
現行法規を厳しく適用すると言う形のかなり厳しい、広い意味での経済制裁をしてきて、それも効いて来ています。

それで北朝鮮側は今年になってからは1月には、突然金正日は訪中をして。
去年の12月に胡錦濤さんが訪朝をしたんですね。
首脳会談があって2ヵ月後に突然訪中をするということがあって、2月には日本との間で拉致問題を含む会談が持たれ、また金英男さんが出てきて記者会見をし、ミサイルの発射があると。
バタバタ、バタバタしているんです。
打つ手がみんな失敗していると思っていますが、とにかく現状を維持するのが辛くなっているんです。
動かざるを得なくなっているんです。

彼らの側からするとですね。
民衆政治というのは弱点になると思ってるんです。
民衆じゃなくて選挙なんです。
ブッシュこそが一番の敵だと思ってるわけですが、彼はもう次の選挙には出られない。
自分は彼が任期を終えても良いと、ブッシュが大統領府からいなくなるまで時間稼ぎをすれば新しい展開が生まれると、言うふうに思っていた事は間違いないし、一部の非公式の情報でもそういう事を言っていたようですが。
それに対して時間稼ぎを許さないと。
彼らが拉致と核とミサイルの問題で、誠実な対応を見せなければ時間が経てば経つほど苦しくする。
圧力を高めて彼らの状況が苦しくなっていくようにするという方針を、ブッシュ政権そして安倍さんが官房長官になってからの日本もとって、今それが効いてきているという状況だというふうに見ています。

ですから安倍さんが総理になってこれから何をするであろうか?というのは実は拉致問題だけに限って言うとですね。
分かっているんですよ。
去年の官房長官になってから、何をして来たのか?というのを見ればその延長線上で総理としてもやっていく事が分かるんです。

その事を説明する前にアメリカの金融制裁について少し中身を見ておきたいと思うんですが、アメリカは昨年の9月に「愛国者法」というアメリカの法律をマカオの銀行に適用したんです。
犯罪資金・テロ資金、あるいは偽札資金などの資金洗浄にマカオの銀行が、分かっていながら加担していた。
20年間くらい北朝鮮と商取引があって、分かっていながら加担していたという事で、そのマカオの銀行に事情を言わせたり弁明の機会を一切与えないで、アメリカの国内法で一方的に制裁をしたんです。
その制裁の内容は、アメリカの金融機関がそのマカオの銀行と取引を止めると言う事です。
あの銀行は、テロ資金・犯罪資金を分かっていても取り締まってないと。
そういう銀行とアメリカの銀行は取引を止めると一方的に決めたんです。

その結果どうなったか?というと、そのマカオの銀行、取り付け騒ぎが起こったんです。
アメリカの金融機関と取引が出来なければ、この銀行潰れるだろうと思って預金者が預金を下ろしに来て、それでマカオ行政府管理と言うことになって、北朝鮮の講座が約20あったんですがそれがいまだに凍結されているんです。
いうことです。
だいたい20億円くらいですかね?
余り金額はたいした事無いんですが、それよりも講座が凍結されたと言う事の方が重大でありまして、世界中の金融機関がそれを見ているんです。

実は昨年の9月にマカオのバンコ・デルタ・アジアと言う銀行に金融制裁がかかったんですが、そのバンコ・デルタ・アジアにかけたときに、・・・・・・・(聞き取れず)トリビューンという香港の経済専門の雑誌に、アメリカの財務省の人間がリークをしているんですね。
バンコ・オブ・チャイナも実は制裁の対象として我々は検討しているんだと。
バンコ・オブ・チャイナと言うのはマカオの銀行ではなくて中国の銀行です。
中国の5大銀行に入るような国営銀行ですが、日本で言うと昔の東京銀行のような外国為替に強い銀行です。
日本にも支店がいくつかあります。
その銀行とアメリカが取引を止めると。
かも知れないとリークをしたんです。

実は2000年の6月に金大中、当時の大統領ですが、平壌を訪問したときに4億5千万ドルの裏金・秘密資金を金正日に送ったわけですね。
そのうち2億ドルが中国銀行のマカオ支店にある金正日の口座に送られた。
ということを韓国の捜査当局が掴んでいるわけです。
中国銀行のマカオ支店にもアメリカがターゲットにしている金正日の個人口座があった、ということをアメリカは知っている。
当然その4億5千万ドルを送った事は不法行為ですから、韓国の裁判所で有罪になってまして当時の韓国の経済部長だとか・・・(聞き取れず)の長官は刑務所に入ったんですけど恩赦で出て来てしまった。
金大中元大統領だけは盧武鉉大統領がかばって、法治行為だから裁判には馴染まないと言って逮捕されなかったんですが、次の選挙でハンナラ党が勝てば当然金大中は逮捕されて、その問題で騒がれると私は思っています。
それでなければ韓国は民主国家とはいえないと私は思っていますが。

アメリカから見ればその2億ドルも犯罪資金だと。
韓国の法廷で有罪だとされた資金が中国銀行のマカオ支店に入っている、いうことですね。
中国銀行は慌てましてアメリカの財務省と水面下でいろいろ交渉したようです。
制裁は発動されませんでしたけれども、中国銀行のマカオ支店の北朝鮮の口座は凍結されている。
言う事をアメリカ政府の当局者がこの7月に認めました。

今アメリカの財務省の金融制裁の担当者の高官で次官とかがいるんですが、折に触れてでこう言っているんですね。
「北朝鮮の商業活動・経済活動は犯罪に関わる部分とそうでない部分を区別するのが難しい。なぜなら国家が偽札を作り、国家が麻薬を作っているからだ」と。
と言う事はですね。
逆に言うと北朝鮮と通常の経済活動をしている銀行もアメリカが一方的に制裁の対象にするかもしれませんよ?とアメリカの財務省の高官は公然と言っているんです。
犯罪資金を扱ったら制裁すると言っているんですけれども、北朝鮮は国家が犯罪をしているから、北朝鮮と付き合えば犯罪資金と付き合ったことになるのと同じだと言っているんです。

去年の12月に増元さんと私とソウルで開かれた北朝鮮の人権会議に行ったんですよね?
そこにレフコウィッツという、アメリカの議会が決めた北朝鮮人権法で任命された北朝鮮人権特使が来ていたんです。
駐韓大使とレフコウィッツが前に出てきまして、口をそろえて言うのは「北朝鮮は犯罪国家だ」
レフコウィッツさんはもっと過激でして、「国家が偽札を作っているのはナチスドイツと北朝鮮だけだ」
いうふうにテレビカメラが回っている国際会議場で、増元さんが言うんだったら分かりますけども(笑い声)、特使という人がアメリカを代表して断定したわけです。

日本からは安倍官房長官が急遽任命してくださった斎賀人権大使がいらっしゃったんですが、私が斎賀大使と挨拶しただけで何もしないで帰ってしまった。(笑い声)
ナチスドイツだって13歳の少女はさらわなかったと言って欲しかったんですけど。
つまり犯罪国家だと言う事は、国家と商取引をすると犯罪資金と取引をした事になる、言う事を言っているわけです。
そしてそうするとアメリカの国内法が適用にされる。
国連安保理事会も何も関係ないです。
一方的にアメリカがやる。

私の韓国に住んでいる知人がですね。
8月に韓国から、ワシントンにありますある北朝鮮関係のNGO団体にカンパしようと思って送金をした。
韓国の銀行を使って送金手続きが終ったら数時間後に自宅まで銀行から電話がかかってきた。
「あなたの送金先には口座名にNorth Koreaと名前が入っているけど、この講座は北朝鮮政府や個人と何か関係があるのか?」と。
「事情を聞かせて欲しい」と。
「調べがつくまで送れません」と。
多分コンピュータで自動的にNorth Koreaと出てきたら、止めろという事になっているんだと思う。
北朝鮮の人権活動をやっているNGOの口座なんですけど、North Koreaと入っているんです。
救う会も駄目かもしれないけれど(笑い声)、海外からの送金、もしかして。

つまり、韓国の今の政府はアメリカの金融制裁に賛成していないわけですね。
盧武鉉大統領は解除してくれとブッシュに今回も言ったし、前からブッシュ大統領に何回も言っている。
だから韓国政府は韓国の銀行に北に送るなと言っていないんです。
韓国の銀行でもアメリカから制裁がかかるんですよ。
アメリカは国内法で一方的にやりますから、アメリカと取引出来なかったら大変な事になりますから自粛しているわけです。
自主規制。

北朝鮮は金融制裁で送金だとか金融業務が出来なくなって困ってですね。
ケソンという韓国が投資している工場があるんですね。
そこに韓国人の企業のために韓国の銀行が出ているんですが、そこに北朝鮮の口座を作ってくれと要求して。
その銀行はアメリカが怖くて断ったんですが、今日でしたか、ニュースによると韓国政府はその銀行に「口座と作れ」と圧力をかけている。
言う事が分かっているわけですが、作れと言われても北朝鮮にわざわざ出ている銀行でも口座を作れない。
アメリカが取引を止めろということを脅している。
世界の金融秩序は今アメリカが中心に回っているわけですが、アメリカの銀行と取引が出来なくなると言う事は取り付け騒ぎが起きると言う事につながるわけです。

アメリカが狙っているのは先ほど金正日の個人資金と言いましたけど、これが実は重大な意味を持つんです。
今度10月の10日に発売される月間Voiceと言うところにその事を詳しく書いたんですが、なぜ?北朝鮮は貧乏な国なのに海外になんで口座があるんだ?ということです。
金正日のポケットマネーくらいだったら、党が食えないくらいだったらそんなにたいした事無いじゃないか。
我慢するだけだ。
いう事ですけど、そうじゃなくて海外にある資金を動かせなくなると政権の維持が大変難しくなるくらい、重大な意味を持つのが海外の口座にある資金なんです。
金正日の個人資金と言いましたけど、それを管理しているのは朝鮮労働党39号室と言うところです。
金正日の個人資金を管理する部署があるんです。

北朝鮮はですね。
国民に外貨稼ぎ事業と言うのを指導していて、マツタケとか砂金を採らせているんです。
それは政府には入らない。
国庫には入らなくて39号室に行く。
それから朝鮮総連が一時期は大変多額のお金を北朝鮮に送金していました。
いわゆるパチンコマネーとか言われていましたが、それも大部分は39号室に入っていた。
ミサイルを売った代金などもかなりの部分、39号室に入っている。

金タツゲン、キム・ダムヒョンという経済官僚が北朝鮮にいたんですが、国家計画経済委員長と言う、北朝鮮は一応社会主義で計画経済になったんですが、今は崩壊してしまっていますけども、その責任者になった人間がいるんです。
その人間と親しかった人が最近韓国に亡命したんです。
金タツゲンの話を今でも覚えているんですね。
ソ連が崩壊した後、北朝鮮経済はそれほど影響は無いと彼は言っている。
なぜなら、ソ連の経済圏に入っていなかったから。
日本との貿易も、・・・(聞き取れず)ながらもしていた。
帳簿上は大丈夫だった。

ところが国庫に入らなかった。
調べてみるとマツタケを輸出したと、マツタケの代金が入って来ていない。
調べてみると39号室の海外の口座に横流しされていて国庫に入って来ない。
物を売っても、生産した物を海外に売っても代金が39号室に行って国庫に入って来ない。
社会主義経済というのは計画経済で、国家がすべての経済を管理しているにも拘らず、収入は39号室に行ってしまって外貨が入って来ないと。

フンナムというところに肥料工場がありまして、日本の植民地時代に作ったんですが、それが施設が老朽化している。
外貨を下ろして新しい施設を入れないと、肥料が作れなくなって大飢饉が起きると金タツゲンは思って、しかし国家に金が無い。
金正日の所に行って「何とか39号室の資金を使わせてくれ」と言ったらば、労働党の組織指導部というところに呼ばれてつるし上げを食ったと。
「お前の思想が悪い」と。
「思想が良ければ肥料は出てくるんだ」とか、言われたと。(笑い声)
90年代の後半の大飢饉の一つの理由は、その肥料工場の肥料生産がすごく下がったと言う事なんですね。

・・・その2に続く・・・

須藤久監督の人となりを知るために・・・『理念の逆転』と『感性の逆転』

須藤久著
「破邪顕正の浪曼」1974年第一版  三一書房より

『理念の逆転』と『感性の逆転』

またしても、一人の若者が病院の前に捨てられた。約2年前の海老原君は中核派の手によって捨てられ、今度の川口君は革マル派の手によって捨てられた。二年前、革マル派は大量のアンケートを主として知識人達に配って間接的に中核派の非難をもくろんだ。
 が、今度は自らがその立場に立った。目には目、歯には歯と彼等は言っているが、物はいいようである。今度のは、この言葉に値しない。こんなのは目くそ鼻くそを笑うという。
 赤軍派の隣地殺人事件の時に反スターリン主義を掲げる両派は、それぞれ大衆的、組織的な革命ビジョンを持ち得ない者の末裔と評した。
 当然のことながら問題はそんなところにあるのではない。問題は、『人殺しが平気で行える感覚を持てなければ革命家とはいえない』などという『感性の逆転』にこそあるのだ。

「14名もの大切な仲間を私は殺してしまった。『なぜ殺してしまったのか』『私はこんなために闘おうとしたんじゃない』と解決の付かない疑問にどうして良いのか解らなくなります。しかし、私がここで錯乱してはいけない。私がなぜ殺したのかここで必死に考えることを止めたら、14名の死者、そして今殺人犯として捕らわれている仲間の犠牲があまりにも無意味になる。これだけ大きな誤りを犯してしまった今は、すべての重みを心に受け止めるようにしたい。
私はこれおから明らかにする事実は、徹底して冷酷であり、人間性のひとかけらもないものです。この事実を私はいまでは、認めます。しかし、3月の中旬ごろまでは、これほど冷酷であり、絶対許されるものではないとは思わず、私は革命戦争を闘おうとしたんだ。温かい人間になろうとしたんだと叫びたかったのです。いまはこの(人間性のひとかけらもない)事実の重みを芯に受け止めようとし、そのうえで、私は叫びたいのです。
この事実が精神異常者性格異常者によるものとして片付けられようとしている危険をいまはっきり私は感じます。このように片付けてはいけないのです。普通の青年男女が、こんなに残虐なことをしたところに歴史的教訓があると思います。この教訓を無視して、事実を精神的異常者の犯行として片付けてしまったら、14名の死はまったく無駄になり、現在殺人犯で問われている私たちの痛苦がなんだか判らなくなります。」(47年4月18日『朝日新聞』永田洋子自己批判書より下線筆者)


このような痛ましい『感性の逆転』が何故起こってしまったのか、永田洋子の自己批判書にもある通り、本人達にも判らないのである。私たちは彼女たちと一緒にこのことをあくまで考え抜かなければならない。
獄中にいる当事者の永田洋子ら自身が、ふつうの青年男女が何故このような残酷な事をしたのかと血を吐く思いで自らを問いつめているのに、獄外で原稿料を稼いでいる自称赤軍派評論家どもは気楽である。なかでも平岡正明と言う男はまことに威勢が良い。もっとやれ、どんどんやれと彼の原稿の売れ行きはなかなかである。しかし、彼の駄法螺を革命への勇気と取り違えて感心している知的特権階級養成所のガキ共ばかりが革命を考えているのではない。私はあくまで故高橋和巳の遺志を受け継ぎ、私は私なりの方法で、この問題をあくまで問いつめてゆく。

ここで書いたいま、テレビニュースによれば早稲田の一般学生による、川口君虐殺糾弾集会が18時間も続き、糾弾される側の革マル派の肉体的衰弱が心配との理由で大学側が機動隊を入れ、機動隊は一般学生を打ちのめしながら革マル派学生を救出したと言う。

あぁ、平岡正明よ、この機動隊によって救い出された、殺人の平気な革マル派も革命的であるのか?

ところでこの『感性の逆転』ということばは、吉本隆明氏の『理念の逆転』という言葉に対応して使ったものである。ここで読者の手元に本誌10月号があるならば、お手数だがもう一度私が引用した吉本氏の文章を読んでいただきたい。

吉本氏は、なんでもかんでも最下層民衆や後進地域を持ち出せば、そこには、そのまま正義倫理が完成してあるなどと楽なことを思うなと言っている。そこになんらかの『腹わたをつかみ出す』ような知的覚醒の努力を持たぬ限り、最下層民衆は常に理念が逆転して在るのだということを説いている。

私はこれをちょうど裏側から見たことになると思う。なんでもかんでも知的覚醒に基づく『正当なる理念』を持てば、それがそのままですなわち正義=倫理の完成であるなどと楽に思いよがられては困るのだ。そこになんらかの最下層民衆の共同体感性との間に血のつながりを持たぬ限り、知的覚醒は常に感性が逆転してあるのだということをいいたいのである。

おそらく吉本隆明氏も私も負っているものは一つのものであろうと予感するのだが、その立脚点は正反対のように思われる。吉本氏は『共同体の幻想』なるものを、そのまま、まるごとでなければダメだということを言っているのである。この『理念の逆転』と『感性の逆転』の対応関係は今後相当に辛い血みどろの格闘を自分に強いるものと覚悟している。


近代主義はまず人間の共同体構成と共同体感性を否定するところから出発している。親・子・兄・弟・姉・妹さらに夫と妻でさえ、これを『理性』によってすべて『他人』という『個』にバラし、そしてこれを『階級』という『利害』を共通の分母とする2つの階級社会によって再構成する。そして、この階級構成と階級理念以外は一切認めない。この一方が近代マルクス主義というわけである。

すなわち、人間と人間の実在関係の根本を『族』として『類』としての共同体感性によるものとせず、人間関係の原動力を『利害』という政治的人工的エサに定めて、理性的分配理念に求めようとした。

したがってそこでは人と人の結びつき、すなわち『団結』は人工的に構成された『敵』階級を殺すためのものであって、もっとも団結することは殺すためであり、もっとも殺すことは最も団結するためなのであるという『感性の逆転』が現実のものとなっていったのである。

近代のいう『統一と団結』はあくまで『利害』や『分配』を目前にした同一ブロック内だけのものであり、万一、何かの間違いでブロックを超えて団結しようものなら、たちまち裏切り者として殺されてしまうと言うわけである。始め、この『統一と団結』の提唱者はこんなはずではなかった。敵対する階級は2つだけであり、しかも片方はホンの一握りで、もう一方は残りの圧倒的多数全部だということであった。いつの世にもホンの僅かな悪逆非道な奴はいるものだ。だから2つの階級といっても、実際はひとつの階級みたいなものよとたかをくくっていた。したがって、この論理では、人類の『統一と団結』と我等が『階級の統一』は上手く重なって、問題ないはずであった。ところがどっこい現実はそうはいかなかった。利害の分配論理というものはタッタひとつであり得るわけがないから、圧倒的多数を自称するブロックが雨後の竹の子のように発生し、それぞれが『圧倒的多数』の利益を主張し、互いが相手を『圧倒的多数』の敵と規定し(反革命ともいう)、互いのブロック内だけにしか適用しない、『統一と団結』を叫んでちょっとでもブロックを超えようとすると、すぐさま病院の前に捨てられたり、裸にして埋められたりと言うことになった。こうなると、我が階級の『統一と団結』と、人類の『統一と団結』は重ならなくなる。近代のブロックはすべて統一理念を分母とした集団である以上、理念の種類が存在する数だけ集団の数もあることになり、理念は人の頭数だけ異なっておかしくないのだから、近代はもう自分以外はすべて『敵』として認識する他はない。そこでの『団結』はなんのことはない『自己愛』の役割しか果たさない。

人間関係の分母に論理や理性的認識を置くという近代主義はかくて、他者との結びつきに関して絶望的である。他者がすべて敵ならば、そこに『正当なる感性』があり得よう筈がない。
ここで『昭和残侠伝・死んで貰います』マキノ雅弘監督作品の一節を転載する。全東映任侠映画の中でその『正当なる感性』を証す代表的シーンであえる。
金もなく、メシも喰えず、おまけのチンピラたちに寄ってたかってなぐられ血だらけになった秀次郎(高倉健)はやっとのことである大きな銀杏の木にたどり着き坐る。そこへ15才の幾江(藤純子)が通りかかる。

幾江「お兄ちゃん、ケンカしたの」

といい乍ら近寄る。
秀次郎 「(思わず)よるなよ」
幾江  「(その声に驚くが)だって血が出ているよ」
秀次郎 「血が付くよ」
幾江  「大丈夫(徳利を差し出し)これで洗ってあげる。直ぐなおるんですって」

    と近づき、カサを置いて、かいがいしく徳利から酒を手拭いにしませて、傷の手当てをし始める。
    秀次郎の目にうつる−−−−あかぎれた手寒そうにほっぺたの赤い顔。
    しゃべっている幾江の眼はおどおどしている。

秀次郎 「すまねえな・・・・ひでえあかぎれだな、痛えだろう」
幾江  「ううん、修行ですもの」
秀次郎 「修行」
幾江  「あたし、ネ、芸者さんの卵なの。12の時に、可愛らしいなア、いい娘になるっていわれて買われたの、
      お父っあん、たくさんお金貰ったヮ・・・・」

    (中略)


幾江  「兄ちゃん、お金持ってる」

     秀次郎、寂しそうに首を振る。

幾江  「今晩どこで寝るの」
秀次郎 「うん、どこって・・・・・俺ア寝なくたっていいんだ、それよりその酒どうするの」
     と傷のところをおさえる。
幾江  「いいの、いいわ・・・・もう慣れてる・・・・ねえ、おかみさんにね、キセルでゴツーンと一つ、いや二つかな、たたかれたらいいの・・・・そう、そうだあたい、おかみさんに頼んでみる・・・今夜だけうちにとまりなさい・・・」

秀次郎 「とんでもねえ、そんな事したら、10も15もキセルで」
幾江  「あたい、おかみさんに、たのんでみる。兄ちゃんここで待っててね」
秀次郎 「いいよ、オイ」

幾江はそんな秀次郎の心配も聞かず、おかみに一生懸命頼む。がやはり、前借で半期奉公しているくせにと取り合ってもらえない。そのやりとりを表で立ち聞いた秀次郎はソッと去る。しかし、幾江はなおも粘り抜き、やっと物置ならよいという許しをもらって、飛び立つように表に出る。


   走って出る幾江、見回すが秀次郎はいない−−−。
   あっちへ行ったり、こっちへ行ったり・・・・・。


幾江  「お兄ちゃあん!お兄ちゃあん・・・
(と名前を知らないので困って・・・・しまって両手を口に当て)

   ヤクザの・・・ヤクザのお兄ちゃあーん」

   と大声で叫ぶ・・・
   置き捨てられたカサに霧が尚も続いている・・・・。(F・O)

何という『正当なる感性』であることか。これは正に名作「難破船」に匹敵する名場面である。この少女の、この感性の美しさは一体どこから来るのであろうか。

ヒューマニズムや人民解放という近代思想が叫ばれ始めて、もう100年はゆっくり経った。にもかかわらず黒人問題、ユダヤ人問題、国内では被差別部落問題、在日朝鮮人問題等々と人間を差別してはならぬという実に簡単なことさえ、まだほとんど解決していない。政治的処置の問題ではなく、人間の心の問題として、近代人はまだほとんど「差別」一つ、なんとも解決していない。この100年の間に「差別」に関して幾百万の論文が書かれ、幾千万の書物が出版されたことだろう。差別を解消するための幾百の論理が立てられ、幾千の法律が立てられただろう。

「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」と或るエライ人がいったそうである。そしてそのためには「学問のすすめ」をおこなわなければならぬといったそうである。だがしかし、学問や知識を充分に積んだと自称する者がどうであるかは今具体的に例をあげた通りである。それに引きかえ、この15才にして芸者に売られた、「汚れなき天使」は一個の文字も一片の理論も持っていないにもかかわらず、人間のまさに人間としての『正当なる感性』を、そのアカ切れた手の中で知っているのである。孤独で淋しい15才の「売られた少女」は住所不定のルンプロに対して、なんらかの不信感、差別感も持たず、その姿が見えなくなると「ヤクザのお兄ちゃーん!」と涙声になって叫ぶのである。この少女の、この叫び声は、あらゆる文字や革命戦略をはるかに超えている。この少女の声が世界をおおいさえすれば、あらゆる差別はなくなる。あらゆる人間の悪を超えることができる。なぜか、なぜなのか。『正当なる感性』はなぜ、この少女の世界にしかないのであろうか。

近代理性は人間の感性をそのままでは「毒」になるものとして見てきた。しかし、人間の感性は、そのままでは共同体感性として現れる。人間が自然界の一部をなす動物という存在である限り、人間は性的な存在である。「男」か「女」かという存在であり、この両者の統合によってのみ人間は存在を続けているのであるから、それは否応なく、親子兄弟姉妹等の血縁共同体の世界である。従って、人間の最も自然な感性は共同体的感性であるわけである。

ところが、近代理性はこの共同体感性を蛇のように忌み嫌い、あらゆる血縁的存在を嫌悪し、「兄弟は他人の始まり」という後天的人工的因子で「階級」というような政治的なものにムリヤリ再構成しようとした。とくに近代マルクス主義は、この人間の協同的構成や感性こそが天皇制(領主制)の素因だとして、なお一層これを嫌悪し、一切の共同体理念を圧殺する挙に出た。これでは正当なる左翼理念(左翼理念を正当なものとして仮定して)が常に感性の逆転を伴うはずである。いかに天皇制(政治体制)が否定すべきものであっても、男と女が愛し合って、両親の下に子供が生まれる限り、工場から生産される自動車やロボットのように「個」という立場はあり得ない。人間であると言うことは、すなわち、男か、女か、親か、子か、兄か、妹かということである。人間が性的存在である限り、それは「血」の世界であり、近代のいう「個の主体性」なんてものは正確にはあり得ない。あるのは、共同体感性があるだけである。人間が共同体的存在であると言うことは、何といっても動かすことの出来ない事実である。このことと、どうにでも動かすことの出来る政治体制(天皇制)が良いか悪いかということは全く別の問題である。何よりも重要なのは、人間のまさに人間的実在であって政治ではない。もし政治が人間をおびやかすならば、政治をこそ粉砕すべきである。「良き政治」「良き革命」のために、人間の実存のほうが破壊されてたまるかということと全く同じ事である。

近代主義の理性や知識が、にもかかわらずあくまで「政治」や「生産」に奉仕し、共同体感性に敵対するものである以上、近代の「理念の正当」は常に「感性の逆転」を必然とせざるを得ない。

これを全く逆に考えれば、政治や生産に奉仕すべき何物をも持たない「売られた少女」がまさにその感性を毒されずに居ることは納得できるではないか。

東宝任侠映画。「任侠」とは近代権力に反逆する白刃の世界である。「任侠」が共同体感性の組織者であることは疑う余地のないものであるが、もう一つ、「任侠」はまた被差別絶対少数者のものであることから、これもまた、「政治」や「生産」に奉仕せねばならぬものと全く無縁である。だからこそ、東映任侠映画が、このような「汚れなき天使」の世界を創出し得たのである。否、東映任侠映画でなければ、このような「売られた少女」の立場にはとうてい立ち得ず、したがって、『正当なる感性』は手にすることが出来なかった筈である。

「ヤクザのお兄ちゃーん!」

これおほど『正当なる感性』に支えられた『正当なる理念』の世界が他にあろうか。

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2006年10月09日

06.9.21 本間勝さん 東京連続集会21(5)友愛会館にて

『本間勝さん(田口八重子さんの兄)のお話』

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皆さん、こんばんは。(「こんばんは」の声)
田口八重子の兄の本間勝と申します。
本当に、安倍さんが総理になったことで政治家の中の最高の、我々拉致を抱える家族とすれば最高の人が日本のトップになってくれたなと本当に嬉しく思います。
今まで安倍さんが拉致被害者(家族)の我々に対して、皆が署名を持って行ってもちゃんと受けてくれて、会ってくれて、お話をしてくれて。
拉致問題については2002年の9月17日の小泉さん訪朝の時について行った経緯から、ずっと見守って支援して一番拉致問題について理解してくださる方だと言うことだと思います。

その人が今度トップになったという事で、今までの発言のブレが無いように、総理になった立場と官房長官の立場と、言えるトーンの大きさが多少影響があると思いますけど、今まで通りですね。
トップが今度は毅然としてやれば今度はトップが言う言葉ですから、官房長官の言葉とは違うわけですから、それが北朝鮮に対し大きな力になると思うんですね。

北とか韓国もそうなんですけど、中国の靖国問題を政治利用して反日キャンペーンを打って、北東アジアから日本をちょっと・・・(聞き取れず)のような形で今まで相手にしないような政治的体制を取ってますよね?
これが安倍さんになったときに、果たしてこれが本当の北東アジアの繁栄につながるだろうか?ということは、向こうも考えていると思うんですよ。
いつまでもそんな戦後60年も経っている問題に対して、過去の問題を引っ張り出して自分たちの体制維持のためにそれを利用して反日キャンペーンを打ってきたという事は、断じてここで切って頂いて今の政権に対してですね。
拉致を抱えていると、また先軍政治を抱えていると、自分のところの国の繁栄は無いんだと言う事を思い知らして、びしびし制裁をかけてそれを理解させるように、トップ同士の国同士の交渉を早く、小泉さんでちょっと滞ってましたけども早く軌道に乗っけて、この拉致問題を解決させて頂きたいと思います。

これからも皆さん、安倍政権の行方を支援していただいて、我々も出なくてもすると。
安倍政権が毅然として相手に対してくれれば、我々はここにいるように出て行かなくても済むわけなんですよね。
もう我々に任せろとトップに任せろということで、我々は国際的な拉致問題の包囲網、それをこれからもまだ軌道に乗っていませんから、それが我々のやる運動の最たるものだと思うんですよね、これからは。
そういった力を安倍政権の支援という形でしてバックアップしていければなぁと思っています。
これからもよろしくお願い致します。(拍手)

06.9.21 飯塚繁雄さん 東京連続集会21(4)友愛会館にて

『飯塚繁雄 家族会副代表のお話』

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どうも遅れましてすみません、飯塚です。(拍手)
すでにお話があったかと思うんですけども、今回の総裁選の結果については本当におめでとうと言うふうな気持ちでいます。
私たち以前から安倍さんにつきましては、この問題を本当にやってくれるんだという全幅の信頼の元に今までおりましたし、その辺の対応をして頂きましたし。
官房長官のときからこの問題について具体的な姿勢を示さなきゃいけないという事で、非常に大きな範囲で例えば北朝鮮に対する制裁を考えていただき、更に今回の選挙中にでもですね。
いろいろ制裁面も、法律その他を含めた北に対する圧力を考えていってくれるという事ですし。

もちろん安倍さんが総理になったからといって即解決するとはいかないと思うんですけども、今度総理になるんですけど、圧力圧力圧力、そして対話だというふうに言っております。
これは今までの長い経過を見ると、この問題を蔑ろにして今まで日本の国民の税金をただ北に取られていただけだと。
挙句の果て人まで取られたと、いう経過がある中で、やわな交渉では絶対に日本の有利な国益、または結果は出ないというふうな事も信じておりますし。
そういう意味では日本の国内、更にはアメリカを初めとする世界の国際社会からの北朝鮮に対する非難。
それが相当広まっておりますし、実際に経済制裁を含めた今の北朝鮮の状況というのは相当苦しいと言うふうに聞いております。

そういう状態でありながらも北はあくまでも意地を張り、虚勢を張ってですね。
しからばやっぱり更に北に対するメッセージを強く言って、要するに制裁を強めてですね。
我々の国民の声と政府の態度と、あるいは世界を巻き込んだ北への非難を含めて、絶対に中途半端な交渉にならないように、目的は日本人をあるいは韓国人をあるいは世界の拉致被害者を全部返しなさいと言うのが最終目的ですし。
一人一人状況を説明してそれを終わりにすればもうこの問題終わり、拉致問題は終わりと、しばらく前の話ですけどもそういう傾向がありましたですね。

・・・(聞き取れず)から5ヶ月ですけども、例の韓国の金英男さんの話から進んで、横田家の情報だけを言って・・・(聞き取れず)する。
挙句の果てヘギョンちゃんを使ってですね。
この問題を諦めさせるまでいろいろ手をこねて来た経過があります。
ですからその他の家族の話は全く情報は全く無い。
どこからも話も無い。
と言う事は今までやってきた中で苦い経験がありますから、絶対にそういうことではごまかされないぞという精神面の元に今回この体制が、組閣はこれからですけど、前から言っているように拉致を24時間担当する専門の大臣を作ってくださいと、いろんな集会でも私も言っていましたけど、そのような気配もあるようですし、そういうものを含めてですね。
総理の指揮の下にこの拉致問題を絶対に後には引けないと、そういう態度でおります。

言葉の中に、たとえ一人の被害者があったとしても私は国家的な責任の元に取り返すと言う話もしておりますし。
・・・(聞き取れず)でも思いましたけど、一人二人どころか、特定失踪者も含めれば300人とも言われる日本人が向こうに行っているわけですから、それを一人ずつ一本釣りで解決すると言うのはこれはもう難しい問題ですから、この機会にですね。
一気に片付けていきたいと、日本人が全員一緒に帰ってくるというふうにして頂きたいなと感じるわけです。

という事で私たち、私もそうですが今回この・・・(聞き取れず)を取り巻く環境・情勢を見ますと、千載一遇のチャンスだと。
前、西岡先生が今は嵐の前の静けさだと沈黙だと、もうすぐ嵐が来ると。
今まさに嵐が来ている状況で、こういった機会を絶対に逃すことなく後退することなく前進していく。
政府には対応していただきたいし、私たちも安倍総理のですね。
足を引っ張ることなく出来るだけ連携を取り合って、今度こそこの問題を解決するんだと言う事を日本が一丸となってですね。
一枚岩で・・・(聞き取れず)を与えていきたいなと思います。

結果はどうなるか分かりませんけども、黙っていたんじゃ解決しない。
何かしなければいけない。
そういう意味では今前進しているんですよね。
そしたらこの前進を更に進めて・・・(聞き取れず)ように、また私たち、あるいは皆さんと一緒にこの問題を・・・(聞き取れず)し、あるいは活動し、目的に向かって頑張りたいと思いますので、相変わらずのご支援をよろしくお願いします。
ありがとうございました。(拍手)

2006年10月08日

06.10.7 須藤久監督 第15回藤沢集会(6)藤沢産業センターにて

『須藤久監督の挨拶』

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どうも、みなさんこんにちは。

えーと、映画を作ると言うことは、なかなか信用していただけませんで、「拉致制作映画後援会」という話をしても、まず家族のみなさんに「へたなものを作るなら許可しないよ」みたいな反応の方が先に出てきまして、「そうですか、頑張ってください」と言う言葉より先にですね、そのくらい家族のみなさんがぴりぴりしているのが、よくわかります。

で、まぁそういうふうに、映画監督なり、映画界が信用がないのは私たちの責任でありまして。ただですね、映画監督にもいろいろいるということだけは、みなさんにわかってほしい。

まぁ、この飽食の時代にさまざまの映画が、しかも最近は、シネコンというのもできましたので、映画人口も少しはジりっと、あがてきたと言われていますが、そこに登場する(映画、監督?)、私たちの仲間が作るものですから、あまりこう良いことは言いたくないんですが。これは、ある評論家も言っていますけれども、≪最近は映像がほとんど社会とのつながりを失っている≫と。

で、じゃぁ、おまえはいったいどの辺に位置している男なのかということで、自分でちょっと説明をいたしますと、日本にはだいたい商業映画の流れと、それから、ご存じと思いますが、独立プロのの流れというものがありまして、独立プロの第一次、第二次、第三次まであります。

第一次は、みなさんもご存じのように、主に左翼系の監督たち山本薩夫さん、今井正さん、その他のみなさんが、家城己代治(イエキミヨジ)さんとかが頑張って一時期、戦後頑張られた時期。

それから、ここは藤沢でありますが、第二次独立プロの時代は、ヌーベルバーグ、大島渚吉田喜重篠田正浩、たちの、このころは、フランスの方でも、ヌーベルバーグがありまして、日本の方がまねをしたのかもしれませんが。まぁヌーベルバーグという、第二次独立プロと言う時代がありました。

ここまでは映画の制作費用は、ほとんど会社からでる。大島さんに言わせると、「会社を騙して作った。」これを彼は会社を≪犯す≫といってますが。そこまでは映画の制作費は、そう言う時代がありました。

こんどはその次ぎに、70年代第三次独立プロというふうになってきます。
これはみなさんご存じのように、同輩をあげますと、亡くなりましたけれど三里塚というあの大空港闘争を、延々と8年間も現地でとり続けた、小川紳介 、これが、第三次独立プロのまぁ看板であります。
※参考小川紳介

もうひとり私の同士、土本(典昭)という人が、水俣病にかかりまして、えーと、最近病気だと言うことをきいたんですが、これも地をはうように、12年も13年も水俣に取りかかると。
私はたまたまいろんな事もありましたが、自分の出生も兼ねまして、被差別部落に、だいたい7年半〜8年ぐらいカメラを持ち込んだというふうな、そういう第三次独立プロのグループの中の一員と言うことであります。

この第三次独立プロからは、全部映画の資金も自分たちで作るというふうなのがこの特色でありまして。
最も、これは三里塚の映画にお金を出す企業というの全くいないわけでありまして。70年から80年で、だいたい第三次独立プロというのは、みなさん年を取られましたし、収束していって、今のような、ちょっとこう、何とも言えないような、映画の世界が生まれてきて、その中で社会とのつながりを失った映像作品がいっぱいあるんでしょうが、ここで、「拉致問題の映画を撮るぞ」いうふうにと申し上げると「ん?」というふうな形で考えられるという現状であります。

でも、今私がそういう風なことを言ったのは、<映画をやり>ものには、いろいろありまして、家族や救う会のみなさんが命をかけてこれをやっていらっしゃるように、作家というのもですね、自分の作品には命をかけているんです。いや、かけてない奴がいっぱい多いから「ん?」という目で見られるんだと思うんですが、作品だってですね、良い映像をつくろうという人間は、それなりに覚悟をして望むものだと言うことを、判っていただきたいと思います。

で、まぁ、具体的なことですけれども、私がこれをやろうというふうに思い始めましたのは、福岡のほうですね、毎年一回デモがあります。そこに参加したときに、九州中の救う会の幹部の人たちが集まっていて、あとの懇親会のようなところで、「映画が欲しい」と。

私は、非常に、自分たちでお金を作るというのが、どんなに難しいかというのを、ちょっと知っておりますので、なかなかそこで「うん」とはは言えなかったんですけれども。

その後山口県で、県議会の中に拉致議連とうのができまして、そこの世話をしている人が、例の安倍晋三総理大臣の(言葉は下品ですが)選挙区で現金を握っている人という関係もありましてですね、そこで一生懸命、協力もしてもらい、はっぱをかけられる中で、「よし、この映画、やるべし」と。「資金作り難しいのはわかっているけど、やろう」と、それが、去年の2月から3月ぐらいの話です。

そういうわけで始めましたけれども、そのころの私の危機感は、政府認定の家族会のみなさんと、さっきお話のあった調査会のほうの未認定者(特定失踪者)がどっかで区分けされて、16人のみなさんのことだけであとはおしまいと言うことになるのではないのかという非常な危機感がありましたので、、『そうはいかないよ』という映画をつくるということで、拉致議連のみなさんと話をしながら、そのためにはどうしても、調査会の荒木さんのお話を聞かなくてはいけません。 

荒木さんとは、映画をやりたいから知り合ったのではありません。映画の話の前から、荒木さんの本を読み、私も又本をお送りして、お互いがお互いの本の読者として交流がありまして、その中で、私は彼を盟友だと思っておりますが、そう言うことがあったので、「では相談しよう」ということになって、荒木さんに相談をし、こんどの映画のシナリオは荒木さんと共同で考えると言うことで、大変忙しい彼を、もう再三再四にわたって襲って、時間を奪ってですね、いまだかって完成しておりませんが。

荒木さんは、良い意味ですが、何をやらかすか判らん人です。
ですから私たちはこの拉致問題が、どう転がっていくかというのを、なかなかシナリオが端的にかけないんですね。で、もう、撮影に入る寸前までラストがかけない。何が起こるか判らない。

荒木さんも「何が起こるかわかりませんよ」とおっしゃるんでですね、そこんとこだけ、ラストがまだ決まりませんが、彼に食いつきながら、彼の意見を聞きながら、ラストは撮影直前に決めたいなーというふうに思っています。

ただですね、映画は、私たちは、劇映画ですから、≪後追いだけ≫では意味がありません。こうなって、こうなって、こういうふうになりましたということを、改めて劇にしたってそれは意味もないんでありまして。

映画はたとえばドキュメンタリーであり、劇映画であれ、『未来を予感するもの無ければならない』というのが、私の持論であります。

従って、私も荒木さんに負けないように、彼がいかなるどういう行動を起こそうといえども、俺たちの方にもやる気があるぞというふうな映画を考えています。

ただ、まぁ、制作資金の全くめどが立っていないのが、玉にきずでありまして、そっちの方、今鋭意いろいろと手を尽くして努力してる最中です。そういうことで、ご報告を終わります。宜しくお願いします。

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★第15回藤沢集会 テキスト一覧表

06.10.7 藤沢産業センターにて

1 斉藤文代さん(松木薫さんの姉)の訴え
http://piron326.seesaa.net/article/25506483.html

2 市川龍子さん(市川修一さんの義姉)の訴え
http://piron326.seesaa.net/article/25580091.html

3 宋允復 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会事務局次長の講演
http://piron326.seesaa.net/article/25632640.html

4 杉野正治 特定失踪者問題調査会常務理事の講演 その1
http://piron326.seesaa.net/article/25676448.html

5 杉野正治 特定失踪者問題調査会常務理事の講演 その2
http://piron326.seesaa.net/article/25734236.html

6 須藤久監督の挨拶
http://piron326.seesaa.net/article/25072401.html

7 山田文明 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表の講演 その1
http://piron326.seesaa.net/article/25896068.html

8 山田文明 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表の講演 その2
http://piron326.seesaa.net/article/26010601.html

9 飯塚繁雄 家族会副代表の訴え その1
http://piron326.seesaa.net/article/26090815.html

10飯塚繁雄 家族会副代表の訴え その2
http://piron326.seesaa.net/article/26150972.html

11 特定失踪者失踪者家族の訴え
http://piron326.seesaa.net/article/26225143.html

12 森木エリ子 劇団てんびん座代表の挨拶
http://piron326.seesaa.net/article/26225363.html
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しおかぜに乗せる市川修一さんのお母さんのメッセージ

藤沢集会の中で市川龍子さんより、修一さんのお母さんが修一さんへ呼びかけるしおかぜのメッセージが披露されました。
その部分を一足先にテキストに起こしましたので、ご一読ください。
このメッセージを聞きながら、会場のあちらこちらですすり泣く声が聞こえました。
修一さんのご両親がお元気なうちに、何としてでも取り戻さなくてはと改めて思います。

・・・市川修一さんのお母さんのメッセージ(代読:市川龍子さん)・・・

修一、お母さんですよ。
修一、修一と叫び続けて丸28年が過ぎました。
お母さん、生きていくのも大変な毎日です。
人には涙は見せなかったけど、独りになると涙は滝のように流れ、修一の使っていた物は見る勇気も無く一人で泣き続けましたよ。

北朝鮮の元工作員だった方と会い、修一の事をいろいろお話してくださいました。
修一が北朝鮮で生きていてくれた事を聞き、お母さんはもう嬉しくて嬉しくて。
それから毎年毎年、今ではもう着られそうもないかもしれないけど、修一の洋服を出して思い出しながら虫干ししていますよ。

お母さんは北朝鮮の38度線の鉄柵の前まで行って、大声で修一の名を何度も何度も呼びましたよ。
お父さんもお母さんも90を過ぎましたが、元気な姿で修一を迎えてやりましょうとお父さんと励ましあって生きていますよ。
修一もるみ子さんを励まし、二人揃って会える日を楽しみにしていなさいね。
修一たちに会える日を一日千秋の思いで待っています。

今度安倍さんが首相になられました。
拉致問題に一生懸命に取り組んでくださっています。
必ず解決してくださる方です。
だから修一、体を大切に大切にしてくださいね。

修一とお母さんの心は必ず通じ合っています。
必ず会える日が来ます。
一日も早く会いたいね。
お母さん、どんな事になってでも待っていますからね。

るみ子さんと二人揃って、必ず生きて生きて生き抜くんですよ。
機会があったらまた短波放送に乗せてもらいます。
我が家の柿や栗の実もたくさん生りましたよ。
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2006年10月07日

速報 須藤久監督・山田文明守る会代表の声 第15回藤沢集会より

本日、神奈川県藤沢市で開催された第15回藤沢集会より、登壇者の声を一部速報します。

まず、拉致映画製作のプロジェクトを立ち上げていらっしゃる映画監督の須藤久氏が集会の中で挨拶に立たれ、拉致映画にかける熱い思いを語って下さいました。
当Blogも応援しております、日本人監督による拉致映画製作へのご理解を深めるためにも、須藤監督の率直な声をぜひお聞き届け頂ければと思います。

また守る会代表の山田文明氏からは、帰国脱北者の現状について支援の現場からの率直な報告がありました。
先の国会で成立した北朝鮮人権法について、一部の人たちから「なぜ日本政府が脱北者保護をしなければならないのか?」と言う疑問の声が上がっていると聞きますが、その疑問点を考える上で山田氏の講演は大変参考になるものと思います。

上記2名の講演の音声を一足先にアップしますので、ぜひお聴きになってください。
よろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・

★須藤久監督の声

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★山田文明守る会代表の声

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posted by ぴろん at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06.9.21 増元照明さん 東京連続集会21(3)友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長のお話』

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こんばんは、ご苦労様です。(「こんばんは」の声)
番組の宣伝じゃありませんが今代表が仰ったように、先週の放送では有本ご夫妻にお話をして頂きました。
来週は横田代表、再来週は飯塚副代表に新政権について聞いております。
スカパーを、もしお持ちの方はご覧になってください。
で、その中でもいろいろお聞きしているんですけども、まずなぜ安倍さんを信頼しているのかどうか?という事で、それぞれにお聞きしました。

一番やはり関わりが長いのは有本さんご夫妻です。
有本さんご夫妻も1988年、(北朝鮮から)手紙が来た時点から安倍晋太郎事務所ですよね。
そこへ行って、奇しくもその時に秘書官として晋三先生もいらっしゃったようですが、一番親しく接したのは飯塚さんと言う秘書官の方です。
飯塚さんと言うと副代表と同じ名前で、奇しくもそういう偶然が重なっているのかもしれませんが、人柄が本当に親身になって彼は外務省、それから省庁を一緒に回って頂いたというのがきっかけだったそうです。

その後何年かして1993年くらい、4年くらいだと思いますけども、当時日本新党が政権を取ってそのときの幹事長にお願いしに行ったらしいですね、有本さんご夫妻が。
そしたら会見が終って衆議院会館を歩いていたら、飯塚さんという方がたまたま偶然そこで会って、それで有本さんたちを見かけて向こうから声を掛けて来たそうです。
それで「今度晋太郎先生は亡くなったけど、晋三先生が一年目として今活動しております。必ずこの拉致の問題は晋三先生もやる」と言うふうに仰って手を取って頂いて。
その辺りから、安倍さんに対する信頼も強くなっていると仰っていました。

私が安倍晋三先生に初めて会ったのは、2000年の首相官邸で土下座したときだと私は記憶しています。
あの時初めて官房副長官としてその場にいた安倍さんに初めてお会いして・・・(聞き取れず)ました。
それ以前にこういう勉強会はひと月ふた月に一辺くらいあったんですね。
家族会とそれから救う会の幹事会の中でも、安倍さんと言う名前は常に信頼できる政治家、西村先生と同じように信頼できる政治家という、そういうことは聞いておりますし、そういうふうに私も見ていますし。
安倍さんと言うのは信頼できると思っていたんですが、初めてお会いして誠実な態度に非常に信頼できる方なんだなぁと言う思いをしております。

それに当時官房副長官として、官邸にメールが一杯来ているんです。
その中に横田拓也君がちょくちょく官邸にメールを送っていた、この拉致問題で。
で、それを全部見ていて、拓也君に「メールを見ています」と仰ったそうです。
そういうところからもこの拉致問題に対して、安倍さんは非常に強い気持ちを持っていらっしゃるということです。

更に一番信頼出来る所はですね。
これは拉致と言う非常な悲劇ですがそれが家族の問題ではない、と言う捕らえ方をするんです。
家族がかわいそうだから、だから私がやらなければならないという、そういう考え方ではありません。
国として間違いなんだ、これは。
国家として放っておいてはいけないんだという、その強い気持ちから取り組んでおられます。
最初っからそうです。
だから国会議員として当たり前のことをやるんだという、その気持ちが前面に出ていましたので、それからずっとぶれていません。
いまだにその気持ちを前面に押し出してやって頂いてます。

幹事長になっても幹事長代理になっても官房長官になっても、東京にいる役員を三ヶ月に一辺くらい一緒に集めていただいて話を聞いていただいたり、政府レベルではどうなっているのか?というのもすべて官房長官として、・・・・・(聞き取れず)個人としてもやって頂いてます。
その中に必ず中山元参与が同席されていますから、安倍さんのこの中山恭子さんに対する信頼も、拉致問題では非常に強いのではないか?と私は思っています。
中山参与は参与を辞められてもずっと家族との集まりの中では、必ず安倍さんが主導だったら中山元参与を同席させておられますので、非常に信頼を申し上げています。

拉致問題担当相か補佐官かまだはっきりしないですけども、我々が拉致問題担当相を作って頂きたいと申し上げたのは外務省と言うのは今谷地体制と言うのがあって非常に良くなっています。
昔は川口順子(外務大臣)それから・・・(聞き取れず)さんと言うラインじゃなくて、安倍・麻生さん、それから谷地さんというラインがあって非常に毅然とした態度を取って、今の担当の梅田参事官この方も関西弁ですけど、非常に強い気持ちを持っておられるので、外務省としては今我々が知っている限りでは、斉木さんがいればもっと良いんですけど、ベターな体制だと思います。
ただASEANとか地域フォーラムとかそれから対中、対韓でどうしても時間を取られますから、太平洋アジア局長はすべての事で出て行かなければならないですから、北東アジア課の課長もそこに同行しなければなりません。

その間この拉致の問題と言うのは、やはり手を付けられない状況になるわけですね、外務省としても。
ただ私たちは24時間、どうやったら救出できるのか?どういうふうに情報を集めればいいのか?どういう交渉の仕方をすればいいのか?
それを考えていける部署は、特命でも担当大臣と言う者がいて権限を持たせ予算もつけて、情報収集するためにもやはりお金がいるでしょうし、そういう面でもしっかりとした部署を作っていただきたいと思ってはおります。
今確かに外務省はしっかりしているけども、それだけではやはり足りないものがあるのではないか?
もし最優先の重要課題と政府が捕らえているのであれば、少子化も大変でしょうけど、少子化って確か猪口さんがなってらっしゃいますよね?
男女共同参画というのもあるのであれば、拉致問題担当相があっても良いじゃないか?
私は素直にそう思ったもんですから、あちこちで言わせてもらっていますが。

それは補佐官になるか、担当相になるか分かりませんけど、私たち家族がずっと言い続けてきた事。
安倍さんもきっと聞いて来て頂いて添った形に、おこがましいですけどもそんな形でもどういう形でも発信していっていくことは、非常に大きな意味合いを持つと言うふうに私は思っています。
確かにこれが担当相が出来てすぐに、一ヶ月や二ヶ月で解決するとは思いません。
でも金正日に対しては日本がこれだけの担当大臣を作って部署を作って、拉致問題を重要視していると言うそのメッセージを送る事になりますから。
今までは本当に制裁はしないわ、対話を急ぐわけではないわ、日本ってじゃあ拉致問題はどうでもいいのか?というふうに金正日は思ったかもしれない。
李登輝さんなんかそう言ったらしいですよ?
「日本って本当に拉致問題解決する気があるのか?」と。

そのくらいの誤ったメッセージを送り続けていた。
安倍さんだったらきっちりとしたメッセージを示していける。
大きな力があります。
だからこれはやはり安倍さんが来年の参議院選に勝てるかどうか?と言うのが一番問題なんですが、今ここまで言うとちょっと政治的になるんですが、当然テレビがあるからカットされるでしょうから話してしまいますが(笑い声)、民主党の小沢さんと言うのはハッキリ言ってまだ分かりません。
確かに豪腕なのかもしれませんが、つい2年ほど前はもうすべて終った政治家だと思っていたのが、・・・(聞き取れず)で国会対策委員長になって人気が出てきましたけども。

ただ、安倍さんと小沢さんではやはり安倍さんと私達は願うし。
国としてあれとか、国家としてどうやってしていくのか?は、私はまだ明確に安倍さんの方が私は示していると思ってますので、拉致問題、私は来年の7月までかかると思ってませんけども、今後の・・・・・・・・・・・(聞き取れず)非常に私たちにとっても深刻な問題になるわけです。
更に言わしていただければ、2年前の5月22日に小泉総理に「もしあなたがこの拉致問題解決できないのであれば次の政権に期待するしかない」といって、逃げてしまいましたけど。
昨年の衆議院選挙が政権交代のというか、政権を小泉さんがどなたかに渡すチャンスだったんでしょうが、あれはメディアのメディア戦略と言う点では非常に小泉さんを有利にしてしまって勝利してしまった。
そこら辺は、私たちと考えの違う方が大勢いるのかなと思います。
これから、ただ、そうですね。
私たちがおそらく1年かかっても拉致問題が進まなければ、国民の間から批判が出るでしょう。
でも、私は信頼した安倍さんがトップにいる限り、すべて任せるしかないだろうと言うふうには思っています。

確かに本当に冬は厳しいですし、今年の初めから今年中にというふうに思っていました。
北朝鮮はこの夏の洪水で食糧が無くなっているでしょうから餓死者も出るんではないかと言われている。
更に中国からの流入も少しずつ減る傾向にありますので、暖を取るのが非常に厳しい状況です。
マイナス20度、30度と言うと我々の想像を絶する寒さです。
私も北海道で最高20度くらいまでは経験した事ありますけども、10度くらいでも非常に寒い状況です。
北海道は部屋の中に大きなストーブがあって暖を取れますので、全然なんら困る事はないんですが、北朝鮮ではマイナス20度30度の時に暖を取れなければ、下手をする凍死者が出るのではないか?
その恐れさえある。
そんな中でまたこの冬を越さなければならないのか?と思うと非常に残念でならないんです。
ただ、まだ二ヶ月ありますから、なるべく救出の道筋だけは付けて頂きたいと考えています。
それでも安倍さんを信頼する限り、私はお任せしたいと言うふうには思っています。

今後メディアの力は大きいと思いますので、メディアの方たちも安倍政権を批判するだけではなくて、もっと応援する形になっていただきたいと思います。(拍手)
今、安倍さんが一人勝ちしたらこれは拙いだろうと。
それは良いじゃないか、一人勝ちしたあと小沢さんと対決して、これからの自民党をまとめていけるだけの時間が出来て良いじゃないかと私は思っています。
一人勝ちしちゃ拙いだろうって、何が拙いのか?と私は思っていますが。

今政府はそれだけ北朝鮮に対して金融制裁も、先日閣議決定しました。
更に外務省も、申し上げたとおり今体制としてはベターです。
そして担当相が出来れば更に北朝鮮に強いメッセージを送ることができますが、政府がそういう状況になっている中、メディアが逆風に民衆を仰いだり、それから北朝鮮に媚を売っているような姿勢を見せていると日本人の怒りが伝わりません。
私達は横田早紀江さんが仰りますが全体にこれは拉致問題は非道な問題であるという、金正日にメッセージを送らなければいけないときに、政府はようやく固まったのに、民間の方がまだ緩くしていたのでは、日本人の怒りと言うのが全く通じないではないですか?
それを何を考えているのか支局を置くようなそういう通信社もいますので、私はもっと実行して頂きたいと思っています。

メディアの皆さんは凄い大きな力になっています。
我々の運動にとっても大きな力になっています。
それは非常に感謝申し上げます。
でももう少し解決のために私たちと一緒に何が出来るか?と言うのを考えながらやって頂ければ、本当にありがたいと思います。
以上です。
すみません。(拍手)

2006年10月06日

06.9.21 横田早紀江さん 東京連続集会21(2)友愛会館にて

『横田早紀江さんのお話』

Img_4147.jpg

皆様、こんばんは。(「こんばんは」の声)
長い間、本当に長い長い間こうして拉致の問題に対してこうしてお話を聞きに来てくださったり、・・・(聞き取れず)で本当にありがとうございます。
本当にどうしたら解決するんだろう?っていう思いでいろいろ・・・(聞き取れず)ですけれども、よく考えて見ますといつも・・・(聞き取れず)に思いますけど、特にめぐみの事に関しては20年も分からなかった。
真っ暗闇の中で何一つ分からなかったのに、こんなに鮮やかにいろんな事が出てきて、生死が分からない。
そしてどこにいるのかが分からないというだけなんですけども、北朝鮮にいるというのは確かだし、そしてキムウンギョンちゃんという人も現れてきたし。
そして最近も結婚していた方が、韓国から拉致された高校生の中の一人だと言う事が、本当に驚くような事が出てきましたし、結婚したときの写真だとか子供が一歳のときの誕生日とか、本当に私たち想像もしていなかったような写真が次から次から出てきて、本当に驚いてばかりいるんですけども。

必ず他の人たちも一緒に、拉致をされた人は何らかの形で一生懸命生きていると本当に信じているんです。
だから今回の安倍さんが自民党の総裁になられたというい事は、本当に長い間私たちが待ち望んでいた事がなされた事で、本当に嬉しく思っていますし。
安倍さんはお父様の晋太郎さんのときから、有本恵子さんは特にご両親が晋太郎さんのオフィスで会われて、恵子さんの事を何とかしてくださいといつも話をよく聞いてくださったといいますから、安倍さんもお父さんと同時にそういう事も良く聞いていると思いますので、拉致という事に対して敏感に考えていてくださる人だということを、私たちも分かっていますので。
今回はあと安倍さんを取り巻かれる・・・(聞き取れず)方が、本当に熱心な方が選ばれて安倍さんのなさる事を支えて、汗を一杯かいて本当に一体になって、心を一つにして、何とかどうしたらいいだろうかと本気になって考えて協力していって下さるような方が選ばれて欲しいなと、それだけが願いなんです。
だから本当に良い方がここに就かれることを一生懸命願っております。
これからもよろしくお願いします。(拍手)

06.9.21 横田滋さん 東京連続集会21(1)友愛会館にて

拉致被害者の年内帰国を求めて 次期総理に家族が期待すること 東京連続集会21
06・9・21 友愛会館にて

『横田滋 家族会代表のお話』

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皆さまこんばんは。(「こんばんは」の声)
予想通り安倍さんが2位に大きな差をつけて総裁に選ばれました。
従来から拉致問題の解決について幹事長をやったり副官房長官をやったり、それぞれの立場でこれまでも拉致についてご尽力頂いておりましたので、ぜひ安倍さんに総裁になってかつ、総理になると言う事は願っておりましたのでそれはそのとおりになった事は良かったと思っております。

先ほどもチャンネル桜で増元さんと一緒に出ていたんですが、安倍さんといつごろ知り合ったんだろうか?と言う話をしたんですけど、余りはっきりした事は覚えていません。
平成14年になりますと拉致の問題に対する関心が深くなって、小泉総理が「拉致問題の解決なしに国交正常化交渉の妥結はありえない」と言う事を、ブッシュ大統領との首脳会談で話されたんですけど。
その頃には安倍さんは、例えば省庁が縦の関係になるので横の連絡が悪いから拉致の専門幹事会を作っていただきたいとお願いしたり、それが実現して議長をやってくださったり。
・・・(聞き取れず)も出るとか出ないとか、いろいろな問題が起きるといろいろな事があった中で・・・・・・・(聞き取れず)て頂いたり、その頃は良く覚えているんですけど、一番初めというとどこかな?とちょっと記憶に無いわけです。

現在は組閣が決まっていない段階ですからどのような人選になるのか分かりませんけど、拉致の専門の担当大臣を任命するって言う噂も出ていますし、その人選も平沼さんとか前の中山参与とかいろいろな方が噂になっていますけど、やはり常時拉致問題を担当してくださる方を設けると言うことはやはり意味が大きいと思います。

それと先ほど言いました拉致の専門幹事会と言うのは、各省庁のかなり上の方の人がメンバーになっているわけですけど、安倍さんが昨年官房長官になって拉致を担当する官房副長官は杉浦さんから鈴木さんに代わったわけなんです。
それで平成16年の11月にめぐみの遺骨と称するものが伝えられまして、そして12月8日の日にそれが別人のものと鑑定されたわけです。
それで他の方の資料の精査もありましたので24日の日に杉浦官房長官が、「北朝鮮が速やかに誠意ある態度を取らなければわが国としても厳しい態度を取らざるを得ない」という発言をなさいました。
そしてその二日後の26日の日に専門幹事会が開かれて、これからどういう扱いをするかと言う事を協議されたわけなんです。

しかしその次がいつ開かれたか?と言うと、安倍さんが官房長官、鈴木さんが官房副長官になった昨年の12月ですから、1年間何もされてなかったわけです。
それを特命チームと名前に変えまして、前は直接関与する省庁だけのメンバーだけだったんですが、宮内庁を除くすべての省庁のかなり上の方のメンバーが、更に山谷さんとか中山さんの政務官の方も含めて拉致の特命チームを作って、その下にあるのか横なのかちょっとはっきりしませんけど、そこに情報収集チームが警察庁とか公安調査庁そういったところで情報収集のチームを作って。
そして法執行チームと言う実際の取締りなんかをする税関であるとか入国管理局とか、そうした一つの法執行チームと言うのを作って、昨年から最低月に一回開かれていますし、3月には3回開かれているんです。

そしてポスターを作ったり、英語のパンフレットを作ったり、それ以外にも韓国語とか中国語等も作って、山谷さん山中さんの政務官のような方がアフリカの方へ行って相手方の大統領なんかに渡して拉致の事を説明して協力を依頼すると、非常に活発に動き出したわけなんです。
安倍さんがトップという事になっていますけど、その上には当然小泉さんがおられる訳です。
今度は官房長官から・・・(聞き取れず)ということは、さらに安倍さんが総理になられて、その次どなたが官房長官になられるかというのは、それから拉致の担当の官房副長官がどなたになるかと言うのは、まだちょっと分かりませんけど引き続き有能な方を登用して拉致を一日でも早く解決するようにしてくださると思っています。

安倍さんが総理になると、いろいろなエピソード等をテレビで紹介していますが、やはり父上からは「政治をするときは命を懸けてやれと言われた」とか、「物事を決めるときは相手の立場に立ってやりなさい」と言う事を教えられたと言いましたけど、拉致の問題につきましても気持ち等を考えた上で、これまでも時々例えば昼食会などを開いてそのときの状況を説明してくださったり・・・・・・・(聞き取れず)やってくださっています。

今度の総裁選のスローガンも見ますと、他の方ももしかしたらお話になったんだけどウエイトが低かったんで・・・・(聞き取れず)されていますから、載っていたのは安倍さんが拉致問題の解決をと言う事がスローガンに載っておりましたし。
それ彼特定失踪者の人も未認定の人も救出しなければならないと言う事も言われておりますし。
それから秋葉原の立会演説でも、ポスターでも日本は見捨てないとポスターを作ってましたけどあれと同じで、横田めぐみさん他拉致被害者を見捨てないとはっきりと仰ってくださいました。

ですから拉致問題に関心が深い方が総理になってくださったという事で。
我々は交渉と言う事は日韓、日中にしてもギクシャクしてますけど、総理が変わればそれがまたきっかけで会談が始まるかもしれません。
それから北朝鮮についても同じ事が言えると思います。
今年の2月の平行協議以来何の接触もありませんし、次にいつ開かれるかと言うのも決まってませんし、やはり新しい総理が決まったという事で、何らかの動きが出てくるんではないか?という事で我々も一日も早い解決を望んでおります。(拍手)

★拉致被害者の年内帰国を求めて次期総理に家族が期待すること 東京連続集会21 テキスト一覧表

06・9・21 友愛会館にて

1 横田滋 家族会代表のお話
http://piron326.seesaa.net/article/24972692.html

2 横田早紀江さんのお話
http://piron326.seesaa.net/article/24972776.html

3 増元照明 家族会事務局長のお話
http://piron326.seesaa.net/article/25023455.html

4 飯塚繁雄 家族会副代表のお話
http://piron326.seesaa.net/article/25125377.html

5 本間勝さん(田口八重子さんの兄)のお話
http://piron326.seesaa.net/article/25125510.html

6 西岡力 救う会副会長の講演 その1
http://piron326.seesaa.net/article/25232156.html

7 西岡力 救う会副会長の講演 その2
http://piron326.seesaa.net/article/25260097.html

8 西岡力 救う会副会長の講演 その3
http://piron326.seesaa.net/article/25455797.html

9 西岡力 救う会副会長の講演 その4
http://piron326.seesaa.net/article/25480977.html
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2006年10月05日

06.9.18 質疑応答 南越谷集会(11)南越谷サンシティにて

『質疑応答』

★司会 古藤勝次 埼玉救う会副代表

せっかく荒木代表がいらしたので質問を受けたいと思います。
質問のある方、いらっしゃるでしょうか?

★荒木和博 特定失踪者問題調査会代表

別に、反論でも結構ですから。(笑い声)

★質問者1

これは毎日新聞ニュースのネットで見たんですけども、北朝鮮経済制裁について。
その中で大量破壊兵器の関係が疑われる団体や個人に対する金融制裁を発動する事を政府が決めたんですけど、この団体と個人の氏名が、もし分かれば発表できれば。
(注:質問者の音声が悪く全文聞き取れず、発言要旨を意訳してテキスト化しました)

★荒木代表

すみません、その事に関して私全く情報が無いもんで、誰かあるいはどの団体かと言うのは、会社なのか総連の科協みたいなのか、ちょっと分かりませんので。
いい加減な事を発表するわけに行かないので、すみません。

★質問者2

ちょっと情報遅いんですけど、今頃青木(直人)先生の「拉致処分」と言うのを読んでいるんですが、青木先生だと中国をジャパンマネーで動かせと言うご指導だと思うんですけど、中国に対する荒木先生のお考えはどうでしょうか?

★荒木代表

あのですね。
今中国と北朝鮮の間というのは非常に微妙な関係にありまして、ともかくはっきり言える事は中国が世界で一番嫌いな国は北朝鮮ではないかと私は思うんですね。
本当にですね。
せっかく一番面倒を見てやっているのにこんなに酷い事ばっかりしやがってと、酷い事ばっかりをしやがってというのはですね。
別に中国がまともな国だと言う事ではなくて、自分たちに対して酷い事をしやがるという事ですね。

中国にとって北朝鮮と言うのは二つの意味がありまして、一つはプラスの方のカードという意味でですね。
一つは韓国との間のクッション、・・・(聞き取れず)となっていると言うのが一つあります。
それからもう一つは中国と北朝鮮の関係はですね。
今で言うと胡錦濤系金正日一家の親分子分の関係みたいな。
そうすると、親分がしっかりしていれば親分さえちゃんと抑えておけば子分はちゃんと抑えてくれるだろう、言うふうに思うわけですね。
ですから警察の所長も親分に対しては一目を置く。
だからみんな、6カ国協議でもですね。
中国に何とかちゃんと言ってくれという訳です。

ところが全く言う事を聞かなくなると、どうなるか?と言うとつまり、この子分の方が他の国に出入りをしてしまったり、堅気の人を危めるというような事をすると。
そうすると結局これは親分の方がやらせてるんじゃないか?という話になって、みんなまとめてガサ入れを食う。
これは困る。
まさにミサイルを撃っちまったというのはですね。
中国にとってはこういう意味があると思います。
だからこれは本当に何とかして止めさせたいというふうに思っているでしょうし、核実験も止めさせたいと思ってるでしょうが、今北朝鮮の中は国際的にどういうふうに誰が思っているか?などというのは関係なく動いてますから、やってしまうかもしれない。

やっちゃったら今度は中国はですね。
北がもし核を持ったら下手をすると自分たちにとって脅威になると思い出す可能性があります。
そしたら例えば軍隊を入れて今の体制を潰して、自分たちの傀儡政権みたいのを作ってしまうかもしれない。
いう事でですね。
これはいろんな要素があるから一つだけでは中々言えないんですけど、いずれにしても厄介だと思っているのは間違いないので、日本がどんどん圧力をかけるという事によって、中国からの圧力を増やすと言う事は十分可能だと思います。

金の問題はもちろんODAとかそういうものを含めてですね。
言う事を聞かせられないような国だったらもう知らないよとしてしまうと、言う事がひとつと後北朝鮮にとって金正日にとって一番困るのは、北朝鮮をダシにされて日本が軍事力を強める事が一番困るわけで、だから中国を相手にですね。
「これだけ北朝鮮が勝手なことをやっているんだったら、これはもう核武装でもするしかないな」というふうに言うとですね。
一番困るのは中国ですから。
とするとますます中国としては北朝鮮に圧力をかけざるを得なくなる。
様々な形でそういうふうにさせていくと言う事が当然必要だと思います。

最終的には中国だってですね。
あれだけ酷い人権侵害をやっているわけですから、そこもどうにかしないといけないんですが、取りあえずはまず一つの練習くらいのつもりでですね。
中国を押さえつけていく、と言う事は十分に出来ます。
今日本と中国の力関係でそんなに、日本人はどうしても中国は核も持っているし、面積でかいから影響力あるとと思いますが国際的に見たらそんな事ありませんから。
それを十分に使ってこそ、中国もコントロールできると私は思います。

★質問者3

万景峰号、来年の1月まで入港禁止と制裁発動になっていますが、それをまた実施して入港禁止と言うのは国会でやるんですか?

★荒木代表

いやその必要は無いです。
政府の方針だけです。
(「政府の話だけですか?」)それは今までもそうでしたし、これからもそうです。

あのちなみに「しおかぜ」でですね。
北朝鮮向けの放送で半ば脅迫みたいに言っているんですけど、この半年間の入港禁止という事について放送したときはですね。
日本政府は実は北朝鮮の政権は半年しか持たないだろうと思っているんだと(笑い声)、だから半年にしたんだよと。(拍手)

★質問者 大澤茂樹さん(特定失踪者・大澤隆司さんの兄)

先生、突拍子も無い質問なんですけど、私は近々安倍政権が誕生するものと思っているんですけど、それで期待するんですけど、安倍政権になったら北朝鮮対策大臣だとか拉致問題大臣だとか、そういう庁というのは出来ないんでしょうか?

★荒木代表

いや、私も安倍政権に入るわけじゃありませんから(笑い声)、分かりませんが。
あの、そういう事はちょっと言われてはおりますけど、最終的にどうなるかは何とも言えないですね。

★大澤茂樹さん(特定失踪者・大澤隆司さんの兄)

もし、そういうのが無かったら私たちの意見として、そういう大臣を作ってもらう事は出来るんでしょうか?

★荒木代表

え〜と、これはですね。
もちろんそういう声を上げる必要はあると思うんですが、最終的にはどういうふうになるかは分かりませんね。
例えば中途半端に国務大臣の誰かが兼務と言う形にしてしまうという事もあるでしょうし、後怖いのは逆にですね。
担当大臣を一応作ったという事で、ポーズだけ取っておいて実際は動かさないと言うことをやる可能性だってあると思うんです。
ただ、重視をするという意味ではそういう担当大臣を作ると言う事を、言い続けるという事は意味があると思います。

★大澤茂樹さん(特定失踪者・大澤隆司さんの兄)

そうですね。
ぜひともそういうふうな庁をつくってもらって、一日も早く解決してもらいたいと思っています。

・・・質疑応答終了・・・

・・・この後、事務局より連絡事項等の説明があり集会は終了・・・
posted by ぴろん at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

めぐみさん、42回目の誕生日

今年も家族の元で、ごく普通にささやかにお祝いする幸せを取り戻す事が出来ませんでした。
めぐみさん、ごめんなさい。
横田家の皆さん、本当に申し訳ない。

ついでと言っては何ですが、今日は家族会事務局長の増元さんの誕生日でもあります。
海の向こうの北朝鮮で、るみ姉こと増元るみ子さんはおそらく弟の歳を指折り数えて、故郷の家族を思って泣いているのでしょうね。
それを思うと、本当に胸が痛む。
誕生日は本人だけでなく、家族にとっても大事な記念日。
それをむざむざ引き裂かれたまま、まだ取り戻せない私たち。
無念です。

・・・・・・・・・・

拉致問題は国家主権侵害問題であり、人権侵害問題であり、東アジアの安全保障の問題でもあります。
でも、そんな理屈をいくら声高に叫んだところで、一体どれだけの他人の心に響いて救出のための具体的行動を起こす原動力に昇華してくれるのか?
私は最近根本的に素朴な疑問を感じてなりません。

人間というものは、基本的にどこかエゴイストなのだと私は思っています。
みんな誰でも自分が可愛い。
自分と自分につながる者がまずは可愛いと思う。
他人の苦しみなど、よほどの物好きでもなければ、あるいはよほどのしがらみでもなければ、見て見ぬ振りを決め込むのが普通の人間の業と言うものではないんでしょうか?

人間が何か行動を起こすためには動機付けがいります。
感動がなければ人は中々腰を上げないものだったりするんじゃないでしょうか?
いくら主権とか人権とか高尚な理想・理屈を掲げて世論を説得したところで、だから何なの?軽くスルーされてしまえば、いつまで経っても世論は沈黙したまま・・・というのが世論の厳しい現実ではないんでしょうか?と最近はつとに思う。

確かに主権や人権の問題は誰もが真剣に考えなければならない問題です。
けれど、そうかと言って正論と言う名の理屈をいきなり初手から振りかざした所で、それによって心を動かされて行動を始める人は一体この日本に何人いるのでしょうね。
この許しがたい国家犯罪から被害者を救い出すためには戦略が必要であり、情に流されているばかりでは不足がある事は、百も承知しております。
ですがそれでもあえて私はここで主張をしたい。

人間が行動を起こすためのきっかけは、国家主権だ人権だと言った理屈よりも、家族が可哀想とか拉致されたのが自分だったら?といった情の部分の方が大部分ではないでしょうか?と。
家族が可哀想と言う同情心だったり、もしも拉致されたのが自分だったら?と思う恐怖心だったりと、まずはそういう心の動き=感動があって、初めて人間は救出活動のために自分の時間を割いて行動しようと言う気持ちになるのではないでしょうか?
そしてその感動が、どんな困難に直面しても粘り強く頑張り通せる原動力にも成り得るのではないんでしょうか?
情によって動かされていくうちに、主権だの人権だのと言った難しい問題も逃げずに考えてみようと言う意欲が沸くのが人間の心理ではないのでしょうか?

人間が基本的にエゴイストであるならば、他人の事には無関心でも自分の事となれば誰もが必死になる。
そこの所を上手く刺激して、世論の喚起を図ると言う事も、戦略として考えても良いのじゃないでしょうかね?
綺麗事ばかりの理屈を振りかざしても世論の動きが鈍いとなれば、策を代えて人の心に響く訴え方をこちらの側も工夫するべきではないのか?
世論の支持を取りまとめて、被害者を救うという声を国民運動に盛り上げるには、世論に向かって呼びかけをする支援者の側も、何とかの一つ覚えのように正論ばかりを振りかざしている場合でもないでしょう、と思うんですが。


拉致は決して他人事ではありません。
海の向こうの北朝鮮で今も涙に暮れている大勢の被害者の痛みは、本来そのまま私たちの痛みでもあるはずなのです。
その事をどうか一人でも多くの方が、我が身に引き寄せて拉致について今一度考えてくださる事を願ってやみません。

被害者を救うために、どうか自分に出来る何かをどうか探してください。
署名をする、カンパをする、ハガキやメールを官邸に送る、ブルーリボンをつける、集会へ行く、拉致問題について口コミで周囲の人に理解を求める・・・などなど。
私たちの小さな一歩が、被害者を救うための世論の底力となります。
私一人が頑張ったところでどうにもならない、と諦めないで欲しい。

私たちが諦めると言う事は、そのまま被害者を見殺しにする事とイコールなのです。
その痛みに皆さんは人間として真正面から対峙する勇気はありますでしょうか?
posted by ぴろん at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

06.9.18 荒木和博氏3 南越谷集会(10)南越谷サンシティにて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の講演 その3』



それから北朝鮮自体もですね。
今非常に大混乱を起こしています。
例えばこの間の金英男さんですね。
彼を表に出して家族に会わせました。
最初拉致を認めたとき、4年前に拉致を認めたときには北朝鮮はですね。
横田めぐみの(夫の)名はキム・チョルジュンという人物である。
これは秘密機関に関わっているので、一切表には出せないというふうに言っていたんですが、日本がさんざんっぱら言うもんで、一昨年、去年か、出して来てですね。
日本の外務省と警察の関係者に会わせると。

ただこの時も血液を採ったりとか写真を撮らせたりという事はしていなかったんですが、それが韓国の拉致被害者の家族会の崔成龍さんという代表が中国で入手して来た情報で、これはですね。
韓国で拉致をされた高校生ではないか?という事で、そのご家族から血液等の採取をして、そして日本政府に渡してですね。
日本政府がDNA鑑定に出して、結果これが金英男さんであることが分かった。
そうなるとどうしようもないんで北朝鮮は金英男さんを出して来て、家族と会わせると。
どんどんどんどん譲歩しているという事になります。

彼が言った事をいろいろですね。
横田めぐみは死んだとかそういう話をいろいろしていますけど、しかし日本でも韓国でもあの話を信じる人はほとんどいません。
まぁ言わされているんだろうな、というのはみんな分かっちゃうんですから、そういう意味では北朝鮮は非常にですね。
厳しい状況に置かれている。

それから先日のミサイルを発射した事、これによっても中国とも韓国とも関係が難しくなってしまっている。
今北朝鮮の中は金正日のリーダーシップなんか全く無い状態でございまして、これによって完全に孤立状態で尚且つ国内は大混乱を起こしています。
もう少し手を突っ込んでですね。
引っ掻き回せば私はこの体制は倒せると思っています。

これから先、わたしはともかく年内の解決が出来なければ自分なりの責任を取ると申し上げておりますけども、ともかくですね。
これからおそらく山が今年の秋やって来ると思います。
その山はおそらくピンチとチャンスとして両方一緒にやってきます。
それをどうするか?ということは、要は我々の姿勢と言うか要は気合の問題でございます。
ピンチとチャンスとはどういう事か。
自分でも何となくピンチとチャンスが一緒にやってくるんじゃないかな?と思ってたんですが、ハッキリとですね。
それが何なのかいまひとつ分からなかったんですが、最近ひょっとしたらその一つが安倍さんではないだろうかな?と思うようになりました。

今までですね。
拉致の事を一生懸命やってくれた安倍晋三さんが総理大臣になってくれる、言うことはこれは我々にとって非常にチャンスであります。
この機会を逃さない手は無い。
しかしその一方で安倍さんが挙党体制みたいな形でですね。
総理大臣になってしまう。
あそこにくっついて来る人間は山ほどとんでもない奴がくっついて来るわけでございます。
例えばですね、ここで中川秀直ですとか二階とか、ああいうのがくっついて来る。
そうすると物凄く重たい荷物を抱えた状態で動かなければいけない。

おそらくそういう人たちの中からは、「いやまぁあんまりきつい事を言わないで、向こうと話し合いのルートを持っていた方が良いですよ」というふうに言う人もたくさんいるでしょう。
そういう中でそれを安倍さんが振り切ってですね。
この問題の完全解決に突き進めるかどうか?というのは私はかえって非常に難しいと思います。
何だかんだ言ってもですね。
安倍さん自身も自民党の役職のときは経済制裁についてかなり厳しく言ってましたけども、官房長官になってからは経済制裁をやるという事についてはトーンダウンしてしまっている。

いわんや総理大臣になってからですね。
そう簡単にそれを言えるかどうか?というのはまだ未知数です。
言えないとも言えないですけども、絶対に安倍さんだったら大丈夫だということは、私は言えないと思います。
それはある意味で言えば、安倍さんがそういう事をしたがっていると言うのは事実でしょうから、そこをですね。
何とかしていくためには我々自身がこの拉致問題の原則は絶対に曲げられないと、これだけで行くんだという事でですね。
やっていくしか方法が無い。
もし、安倍内閣がそれと違う事をするんであれば倒閣運動をするんだというくらいの気持ちでですね。
やっていく事が実は安倍さんにとっておそらく一番の追い風となると思います。

そうしないと逆に安倍さんが盾に使われて、安倍さんにマイナスになってはいけないからといって、我々が言うことをブレーキを掛けてしまえば、そういう使い道があるんだというふうにですね。
敵対する勢力は必ずそう言って来ます。
だからそういう意味でピンチとチャンス、それ以外にもピンチとチャンスがおそらくあると思いますが、これからどんどんやってくる。
だから我々はですね。
それはもう絶対にチャンスの方を掴むんだと言う事の意思を統一しておかなければいけないと思います。

この拉致問題解決についてですね。
どういうふうにやっていくか?という事で、これから解決の仕組みと言うお話ですけども、今やっています警察。
これは国内の捜査、これは警察の仕事ですからしっかりやってですね。
さっき言いましたように誰一人として罪に問われていない。
拉致をやった奴を次から次へと捕まえてですね。
どんどん裁判に掛けるというところへ持って行って貰いたい。

それからこちらは結構最近やっていますけども、北朝鮮系の組織の不法行為を摘発する。
それからよど号グループですね。
最近ポツリポツリとかみさんたち帰って来てますが、こういうのも海外の拉致の捜査を進めていく。
それから私は今全然ですね。
ほとんど話がなかなか出て来ない自衛隊の問題があるんですが、本来は安全保障上の問題と言うのは当然軍が関わって当たり前の話でありまして、自衛隊が当然ですね。
その役割を担うべきだと思います。

その一つは北朝鮮内部の情報収集という事で、被害者の状況とかですね。
北朝鮮の内部情報を収集して集める。
そんな広い国では無いので、情報収集それほど手間はかからないはずです。
私らはもちろんささやかながらやっているんですが、これはやはり本当にそういうことのプロがやっていく必要があるはずだと思います。
それから体制崩壊に伴って邦人を保護する準備をしていかなければいけない。
体制崩壊したときに拉致被害者の身辺が非常に危なくなりますので、これを救出するという努力が当然必要であります。

これは今年の3月に参議院でですね。
委員会で埼玉選出の山根隆治参議院議員が質問をしてくださいまして、初めて防衛庁長官が拉致被害者救出のための、関する答弁をしております。
これが初めてですね。
拉致の議連も出来て9年経ってですね。
やっと防衛庁長官が初めて拉致被害者救出で答弁をしたという、非常に酷い話なんですが、ともかく初めての答弁をした。
ただその答弁はですね。
外務大臣からの要請があったときに安全が確保されてから行きますという話でございまして、安全が確保されるんだったら自衛隊が行く必要は全く無いわけでございます。
誰が行ったって構わないんですが、そういう事でですね。

同じく、実はほとんど同じ事を今度は翌月に自民党の稲田朋美議員から衆議院で聞いてもらったら、安全が確保されればと言う事は、例えば航空機が着陸しようとしたときに飛行場に穴が開いていたら着陸出来ないと、そういう意味ですという事を言ってたんで、いくらかは前に進んだのかな?と。
これからちょっとバンバンやろうと思っています。

それから後特殊部隊による救出作戦ということで、これはですね。
拉致被害者の直接の連絡が取れるようになり、本人が危険を犯しても脱出したいという意思を明確にした場合は、例えば東海岸に何とかして連れて来てですね。
そこから回収をするという事、これは可能です。
今の自衛隊の力で。
習志野にあります特殊作戦部という部隊をですね。
使って、後海上自衛隊の潜水艦とか使えばですね、出来ます。
可能であればそこへ持っていってしまいたいという思いが実は非常にあります。

後、外務省はもちろんですね。
北朝鮮との交渉、それから同盟国とか友好国との連携をする。
そして脱北して、韓国人の拉致被害者が今まで4人ほど脱北しておりますが、この人たちの被害者の保護をする。
日本人でも拉致被害者が出る可能性がある。
その場合はこの保護をする。
それから海外での情報収集、これは当たり前の話です。

それから後、公安調査庁、比較的目立たないお役所ですけども拉致問題に関しては非常に一生懸命やってくれておりまして、国内での調査それから北朝鮮情報の収集等やっています。
もちろん経済制裁についてはですね。
経済産業省とか、あるいは厚生労働省とか様々な省庁が関係をするわけでございます。
だからまぁ、考えてみればほとんどの省庁が関係をする。
宮内庁はさすがにしないでしょうけど、それ以外はほとんどすると思います。

しかしそれを全部統括するのは首相官邸の意向であります。
これはまさに政治主導でやるしかない。
お役所ではこれいくら一生懸命やる官僚がいてもですね。
出来る事には限りがあります。
首相官邸がやるしかない。
特に今自衛隊を動かしたりするのは、いろんなハレーションがあるわけで、その中でやらなければいけない言う事は、総理の決断という事になるわけで次に総理になる方はそれを期待するわけであります。

Img_4135.jpg

民間の立場で我々何をしていかなければいけないか?と言うことなんですが、これは一つはさっき言いましたように、お役所だけにやらせておくという事だけでは駄目なわけで、姿勢としては政府とかあるいは議会等のですね。
私は建設的緊張関係と言ってますが、単に馴れ合いでも駄目だし、それから「あいつらもう駄目だ」と言うだけでも駄目だ、いう事でですね。
もし、それが望ましいと言う事をやるというときは、我々も犠牲を払ったって協力するべきであろう。
そしてまた、やってる事が誤りだと思うなら一人になっても闘う姿勢が必要ではないか?言う事がございます。

その延長線上でもありますが、例えば経済制裁などをやった場合に、やってそして外務省が交渉する。
こういうときに「経済制裁をすると危険があるんじゃないですか?」とか言ってブレーキを掛けようとする人がいるわけですが、そこはやっぱり国民が支持していかなければならない。
「外務省頑張れ!」という事を言っていって上げなければならない、言う事が必要であろうと思うわけです。
そしてミサイルを撃ってくるぞと言ったときにですね。
撃って来るんだったらやってみろと、いう位の国民の姿勢が必要です。

北朝鮮のテレビに良く出てくる、説教しているようなおばさんがいますが、ああいうおばさんたちがですね。
日本帝国主義は直ちに100倍1000倍にして、攻めて来たらお返ししてやるとかですね。
そういう話は良くするんですけども、北朝鮮の新聞なんかにも毎日出ています。
だからこれは時候の挨拶、「おはようございます」とか「こんにちは」みたいなもの(笑い声)で、余り気にする必要は無いです、全然。
ああそうか、また言ってるな?位で良いのであって、逆に今度はですね。

私は冗談半分・本気半分で言ってるんですが、せっかくこれまでですね。
誰がどう見ても軍隊と思えるものを「自衛隊」と言って来たんですから、こういう時はですね。
北朝鮮の東海岸のあたりにイージス艦でも浮かばしてですね。
派手にミサイル発射する演習でもやると、で向こうが文句言って来たらですね。
「日本には軍隊は存在しておりません、憲法で軍隊を持ってはいけないことになっているんで、あれは自衛隊です、軍隊じゃありません」と言ながらですね。
ぼかすかミサイルをぶっ放すと、あるいはF15をすぐ近くまで飛ばすとかですね。
どうせもう迎撃してくるような飛行機の油ありませんから、まぁ出来ない。(笑い声)

陸上ではゲリラをこれ見よがしに殲滅するような訓練でも見せ付けると、いうようなことをやって圧力を掛けると。
こういうのが北朝鮮には一番良く分かるんです。
何かしてあげるとかいうのは駄目ですね。
いう事を聞かなかったらぶっ潰してやるぞというのが、一番言語として理解してくれるのでそういうふうにしていく。
そういう姿勢が必要が必要である。
(会場より「行動で示すという事ですね」の声)
そうですね、行動で示さないとね。

後、ぜひお願いしたいのはですね。
拉致問題とか北朝鮮の人権問題もそうなんです。
拉致問題は最近よく言いますけども、北朝鮮の人権問題は中々マスコミも取り扱わない。
ここら辺の問題について積極的に報道したテレビの番組ですとか、あるいは新聞の記事ですとか、そういうのがあったらですね。
可能であればぜひ、「良かったよ」という事を一声電話でも掛けてあげるとか、手紙とかハガキでも送ってあげるという事をして頂きたいと思います。
そういうふうにすればですね。
やる人たちですね。
これ、どんなマスコミでもどんな新聞でも、やっぱり何人か一生懸命やってくれる人がいるんですね。
我々もそういう人たちに助けられています。

そういう人たちにとってはですね。
読者あるいは視聴者からの声と言うのは非常にバックアップになる。
局の中でですね。
「これはもっとやった方が良いかな?」という雰囲気を起こしてもらう、言う事が必要ですので良い事があったら是非支援をして頂きたい。
だいたいですね、けしからんと言って文句言う人はたくさんいるんですが、褒める人はまずいませんのでちょっとは褒めてあげて頂きたいと。

後はまぁ、この集会もそうですが、集会とか署名とか街頭活動とか、あるいはもう一つ大事なのは何かあったときに「実は拉致問題はこういう事があるんだよ、ご家族のこの人がこういう事を言ってたよ」と、そういう話をして頂きたいと。
一人でも多くの方にそういうことを伝えていただくと、言う場があればそういう事が広がっていきます。
例えば私がここでこうやって1時間ほどお話をさせて頂いておりますが、私がここで話をしてですね。
出来る事なんか本当にごく一部しかない。
それよりも実は本当には意味があるのは、この集会こうやって開かれるために事務局をやられた皆さんが一生懸命準備をされて、そしていろんな所でビラを撒かれて、そしてそのビラを手に取って、こうやっていろんな自分のご家庭の事情とかあるいはお仕事とかある中をですね。
時間を割いて来て下さると、いう事に意義があるんで、やはりそういう意味で口コミとか非常に重要なんですね。
それがあったからやはり今日の拉致問題があるんで、その点をぜひご理解いただきたいというふうに思います。

先ほど言いましたように国際的な問題については、やはりこの拉致と言う被害を受けている日本こそ北朝鮮の人権問題の深刻さを分かっています、いうことをやっぱり言っていくと言う事ですね。
と言う中で、北朝鮮人権問題を含めた包括的な問題としてやっていくという事であろうと思います。
原爆の問題とちょっと重ねてみると分かりやすいと思うんですが、日本は唯一の被爆国ですね。
ですからやっぱり外国へ行ってですね。
人に話をするときに、やはり我々は世界唯一の被爆国であるという事というのは、そう言われると水戸黄門の印籠みたいな物で、誰もですね文句は言えない。
我々もやられましたよ、と言えるところが無いわけでありまして、それはやはり日本がそういう事をいう事によって核の問題と言うのは説得力が出てくるわけですね。
だから逆に言えば核兵器を持つ必要があるという事になった場合は、我々はやられた我々だからこそ持たなきゃいけないと言うことが分かるんだという言い方ももちろん出来るんですけど、いずれにしても核の問題であれば日本と言うのは非常に説得力がある。
ですから北朝鮮の人権問題もですね。
やはり拉致被害者をたくさんやられている日本が言うと言う事は、それなりに意味があることだろうと思います。

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私どもは今こういうような調査会の活動を様々やっておりまして、最初にちょっと聴いて頂きました「しおかぜ」
短波放送での働きかけをやったり、あるいはRENKの皆さんともそうですけど守る会とか北朝鮮難民基金などとですね。
NGOとも連携を取ってやっている次第でございます。

Img_4138.jpg

これはちょっと話題に出たこれは今難民救援基金と一緒にやっていますプロジェクトで、韓国からビラをつけた風船をすっ飛ばすということで、これは韓国のNGOの方がすでに一昨年から100回くらい飛ばしております。
北朝鮮の当局が韓国に9回ほど止めさせろと言う抗議が来たということですから、かなり効果があることですね。
韓国政府の方から、これやっているNGOの方にもですね。
止めてくれませんか?と言うのがあったそうですけど、全く言う事を聞かないでやっています。
これ非常に簡単な作りでですね。
農業用のビニールを使ってですね。
その中にガスを入れて飛ばすんですね。

右の写真の先の方の山がありますが、山と言うか丘がありますけども、あの丘の先が海でしてその海をちょっと越えたところがもう北朝鮮です。
だから北への風が吹けばですね、もう北朝鮮へ飛んでいくと。
この時はちょっと実験みたいな、私たちが行ったもんでですね。
試しという事を兼ねてちょっとだけやってくれたんですが、普通はこの一つの風船に三つ袋に入れたチラシをですね。
一つの袋に1万二千枚くらいのチラシを入れておいて、これを三つ付けて飛ばすんだそうです。
きわめて簡単な時限装置でですね。
短距離・近距離・長距離というふうに分かれて風船が、というか袋が割れてですね。
ビラが飛び散るということで、長距離の物は平壌の先まで風さえ良ければ行くそうです。
だからかなりのところまで届いている可能性がある。

ちなみにこのときは風が悪くてですね。
余り上手くいかなかったんですけども、どういうわけだか上に上がった風船の一つがですね。
途中で袋が割れちゃいまして、そこで我々が見ている前で地上高度どれくらいか分かりませんが、数百メートルか数千メートルの所で、ビラがばっと散っちゃったのが分かったんですが、翌日ですね。
ソウルの大統領官邸まで届いたと、いう事でございまして、大統領官邸まで約40キロくらいありますから、それくらいですね。
飛び散った後のビラでもそれ位飛んで行く、いうことですね。
この話をある人にしたらば、「いや韓国の大統領官邸も北朝鮮みたいなものだから(笑い声)、効果があったんじゃないですか?」と言っていました。
このときはまだ韓国で作ったビラですけども、出来るだけ早い時期に日本の他のNGOと協力してですね。
ビラを作ってそれを飛ばしたいと、このNGOの方々と協力して一緒に飛ばしていくという形になるんですが、そういうふうにしていきたいと思っています。

Img_4139.jpg

もう時間が大体来ちゃいましたが、ともかくですね。
私自身がこの拉致と言う事をやっておりまして感じるのは、平和とか安全とか人権とかこういうものはタダじゃない。
自分たちの力でやっぱり闘って勝ち取るものであるという事でございます。
どうか、出来るだけ短期決戦で終らせようと思っていますので、ご協力をお願い致しまして私の話を終りたいと思います。
どうもありがとうございました。(拍手)
posted by ぴろん at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

06.9.18 荒木和博氏2 南越谷集会(9)南越谷サンシティにて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の講演 その2』



ちなみにこの久米さんの事件と言うのは昭和52年の三鷹ですけれども、藤田進さんの事件が昭和51年で小金井でございましてこの頃というは、小金井の大学に通っておられたわけですけど、この周辺でもですね。
三鷹とか調布ですとか小金井ですとか、そういう関係の場所でも非常に怪しい失踪ですとか、久米さんのように政府認定の拉致という事件が固まって起きているといいます。

で、この誰も罪に問われていないということはどういうことか?言う事になりますと、つまり今でもですね。
拉致にかかわった人間、これは朝鮮系の在日、あるいは民潭への偽装転向者、それから日本国籍を取った人、それから純粋な日本人で思想的に共鳴したかあるいは金に目がくらんでそして拉致を手伝った人間ですね。
これはおそらくやくざみたいなのがいるんじゃないか?と思うんですが、そういうのが多数今でも日本の国内にいるという事であります。

で、政府は一体どういうふうにしているのか?と。
この問題、先ほどもお話がちょっとありましたけども、この問題そもそも国がやる事じゃないのか?
そもそも個人とか民間団体がやる必要はあるのか?と言う声もございます。
我々もですね。
我々の事を慰労してくださる方は、元々国がやるべき事なのに、と言って下さる方があるわけですけども、しかしですね。
私はずっとこの事をやって参りまして思いました。

この問題はですね。
私たち自身の生命にかかわる問題であって、役所にだけ任せてはならない。
国がやるべき事であるのは間違いありません。
ただし国がやるべき事というその国と言う言葉の中には我々国民一人一人も入っています。
だからお役所だけに任せておいて、これはお役所の責任だからお役所がやれ、外務省がやらんのはけしからんとか、あるいは警察がだらしないとか言う事で終らせておいていいのか?というと、そんな事ではないということであるというふうに思うんですね。

で、政府認定の拉致事件というのは一体どういうふうに明らかになったのか?
昭和52年、久米裕さんの事件は最終的に久米さんを連れ出した、石川県の能登半島ですね。
宇出津海岸と言う所で北朝鮮の工作員に引き渡しているんですが、先ほど言った李が逮捕されました。
それで事件が分かった。
しかし、この件は不起訴になり、そして事件自体は極秘扱いをされています。

それから横田めぐみさんの事件は現代コリアと言う雑誌のですね。
平成8年の10月号に石高健二さんという大阪の朝日放送のプロデューサーが書いた論文で明らかになりました。
田口八重子さんの事件は金賢姫、大韓機爆破事件の犯人がですね。
リ・ウネという名前で呼ばれていた日本人の女性から日本語とか日本の風習を習った、いうふうに証言をしてそれによって明らかになったと。
田中実さん、この方は神戸のラーメン屋さんの店員ですけども、これはラーメン屋の店主が在日で北朝鮮からの指示に従って、自分のところに勤めていた田中さんを騙してオーストリアに連れて行って、そこから北朝鮮の工作員に引き渡すという事件ですが、この事件は文芸春秋にそのラーメン屋の主人と同じ北朝鮮の秘密組織にいた張龍雲と言う人が告白の手記を書いて明らかになった。

それからこの地村さん・浜本さん、蓮池さん・奥土さん、市川さん・増元さん。
この3件の記事は産経新聞の昭和55年1月のスクープによって明らかになりました。
それからヨーロッパ拉致の石岡さん、松木さん、有本さん。
この3人はその中のお一人、石岡さんが手紙を書いてそれをですね。
東ヨーロッパの人に渡して、「外国へ出てから投函をしてください」とお願いをしてですね。
そしてその手紙が札幌の石岡さんの実家に届いた事によって明らかになった。
手紙の中に松木さん、有本さんと一緒に暮らしてますと書いてあったわけです。
・・・(聞き取れず)によって明らかになった事件です。
原さんの事件はさっき言ったように辛光洙が証言をした事件。
そして、捕まっていない。
そして曽我ひとみさんとミヨシさんの事件は、曽我ミヨシさんは北朝鮮は認めていませんが、曽我ひとみさんについては警察の方から何も言う前に、これは我々が拉致していましたと言って出してきた事件でございます。

ちなみに、曽我さんの件を北朝鮮が出してくる9・17の前にですね。
佐渡で看護婦さんがいなくなっているという話は、私どもも聞いておりました。
実際にあの年の6月だったと思いますが、佐渡にですね。
当時私は救う会の事務局長でしたが、集会もあり、ついでにですね。
現地の調査に行って参りました。
その時当時の新潟の救う会の代表であった小島晴則さんがですね。
大澤さんの事があの当時は中心だったんですけど、ここでちょうど曽我さんが拉致されたあたりの所を通りまして、ここで曽我さんがいなくなっているんだと。
ただ新潟県警は、これは拉致ではないと認識しているというふうに言っておりました。
ですからあの当時は私どもはですね。
やはり佐渡でいなくなった方で一番可能性が高いのは大澤さんであろうと。
曽我さんはちょっとクレスチョンかな?と思っていたんですが、向こう側は逆の形で出して来たという事であります。

この16人を見ていただいてお分かりだと思いますが、警察や政府機関がですね。
誰も知らないうちからこれはもう拉致ですよというふうにいったケースはひとつも無い、という事でございまして、これはすなわちどういう事か?というと、これ以外の拉致が多数ある。
そしてその多数ある拉致を日本の政府は隠しているということでございます。
横田めぐみさんの拉致事件でも我々が聞いている範囲の情報では、いなくなって間もなく日本政府はあれは北朝鮮による拉致であるというふうに分かっていたという話がございます。
それをこの間、ずっと隠し続けて来た。
今から9年前までですね。
ということだと。

少なくとも9年前に西村慎吾衆議院議員の質問でですね。
明らかになる前に、少なくとも5年位前にはこの情報をですね。
これは安明進が元とした情報ですから、安明進が亡命したのは94年くらいだったかな?
亡命して、この事について話をしてからですね。
一度韓国の政府は日本政府に対してですね。
こういう情報がありますよと言う事は提供しています。
しかし一切調べていない。

日本海側で1970年代の後半に、バドミントンの帰りに中学校一年生の女の子が拉致をされたという、それだけの情報があればですね。
日本海側の県警に全部問い合わせをしていれば一発で分かっているはずです。
ひょっとしたらその時問い合わせをしてたのかも知れませんが、いずれにしてもそれを全く握り潰してしまったということでございます。
ですから今でも握り潰されている事件はたくさんあるはずです。

Img_4129.jpg

今拉致はですね。
どういうふうに問題解決をしようとしているか?言う事なんですが、こういうような左側の順番です。
まず警察が捜査をする。
そしてこれは拉致間違いない、証拠がありますねと言う事になったらば、内閣で認定をする。
拉致認定と言うのが16人いますが、認定をする。
そしてその後、外務省が交渉をする。
今はですね。
政府認定者以外でも1000番台リストの方を中心として、外務省が向こう側に名前を出してはいますけど。
それはあくまでも安否の確認です。
16人については生存を前提として帰国を求めるという交渉になっている。

そしてこれで北朝鮮が分かりましたと言う事になれば帰国をするという事になるわけですが、しかし実際はですね。
この間には山ほど壁があります。
まず警察の捜査と言うのは法と証拠の壁というのがあるんです。
証拠が無ければ警察は、これは拉致だとは言わない、と言う事であります。
例えば大澤さんの事件、今警察はそれなりに今一生懸命調べていますが、そうは言ってもですね。
昭和49年の2月の事件でございまして、この時に一体どうしたか?と。

この中におられる方でも、生まれてない方がたくさんおられると思います。
生まれておられて普通に仕事をしておられた方でも、昭和49年の2月の24日何をしておられましたか?と聞かれてですね。
私は朝ちょっと頭が痛くて起きて来るのが遅くなって、仕事へ行って帰りはあそこの店で一杯飲んで、二次会はあそこでカラオケを歌ったなんて話がですね。
出来るような人がいたらそれだけで十分飯を食っていける。
そんな方はいたらかえって気持ち悪いですね。
普通いません。

そうするとどうなるか?というと分かんないです、大抵。
分かんないと警察どうなるか?というと、証拠が無いと言っておしまいです。
つまり、例えば100件あったとしてね、仮に。
100件のうちで証拠が見つかってこれは拉致だと警察が言えるのはおそらく数件しかないだろう、という事になります。
そしてその数件を内閣に上げる。
上げたとしても今度は内閣がですね。
日朝国交正常化への未練があります。
それから拉致問題の方にしてもですね。
認定者が増えてしまえば北朝鮮が硬化するんじゃないか?いうふうに思うと。
そういうことで中々認定をしない。

今警察の方はもう一人、小住健三さんという方を拉致認定をするべく内閣に具申しています。
これは確か2年位前ですが、全く内閣の方は認定の方向を見せない。
田中実さんが拉致をされたのはですね。
1978年、昭和53年ですが、先ほど言いましたように事件が分かったのは平成9年でございまして、認定をされたのが去年の4月です。
北朝鮮が拉致を認めて、9・17の後でですね。
拉致を認めてからその次の認定が田中実さんですが、この間2年半かかっています。
こんな事をやっていたらいつまで経っても認定なんか出来ないです。

尚且つ、それでやっと認定したとしてもですね。
外務省の交渉に十分な力の裏づけが無い。
で、やっとですね、経済制裁をやりました。
安倍さんは経済制裁を発動した後に、これはミサイルの事だけではなくて拉致の事もあるというふうに言っていたんですが、しかし現実問題では拉致で経済制裁出来なかったんですね。
それが力の裏づけの欠如ということになって北朝鮮からすればどうなるか?というと、経済制裁をしないで済ましてくれているんだからありがたい、ということには絶対にならないんです、発想は。
経済制裁は向こうはしないんだなと、だから何をしても大丈夫だというふうになってしまうという事です。
結局北朝鮮からの帰国は出来ない。
大多数は見捨てる事になる、いう事になってしまいます。

いったいこの問題点はどう言うところにあるのか?
ひとつは常に後手後手に回ってきた。
大体拉致をされた、さっき言いましたように16人だってマスコミが明らかにしたとか、工作員が自白をしたとかそういう事でやっと認定をしたりするわけですね。
ですからそうじゃない人を認定するわけは無い。
後手後手に回ってきた。
北朝鮮がミサイルを撃ったから制裁をしましたが、ミサイルを撃ってきたからミサイル防衛をどうたらこうたらと言う話が出てくるという事で、非常に後手後手に回ってきたという事に問題がある。

それからこの問題を、拉致と言うのは戦争です。
北朝鮮が仕掛けている戦争であって、これは個別の犯罪ではありません。
そうすると安全保障という面から見る概念が必要なんですが、これがですね。
完全に抜けてしまっている。
あるいはあえて分かっているのに回避している、言う事でございます。

それからもう一つはアメリカや中国に対してですね。
無力感を非常に感じている人が多い。
どうせ日本が主導権を取れるわけが無い、いうふうに思ってですね。
だから何も出来ないんだと思い込んでいる人が多い。
現実にはこの間のミサイルの後はですね。
国連決議、安保理の決議でも、あれは日本が先頭に立ってやって実現した事でありまして、それくらいの事は日本にはやる力が十分にある。
それをですね、あえて見逃してしまっている所があります。

後は憲法が変わらなければ駄目だとか、総連が悪いとか外務省が駄目だ、警察がいい加減だ。
我々も確かにそれぞれの事については批判はします。
批判はしますけど、じゃあこれが逆に言うと全部上手く行くまで待っているのか?
こんな事をしたらみんな死んでしまいますので、そんな事では逆にそういう事を言っている人間の責任回避でしかないのではないか?と。
必要な事は今ですね。
攻撃は最大の防御という事でございます。
戦わなければ平和とか人権とかそんなものを守っていけない、という事でございます。

憲法を初めとする法制度的な問題、あるいは例えばマスコミの中に拉致問題に対して解決に批判的な人なんてまだわずかですけどいますし、あるいは・・・・・(聞き取れず)の人もいます。
それから国際的に言えば、韓国は足を引っ張る、中国は邪魔をする。
いうことはあるわけですけども、しかしこんな事は今後も続きます。
それがなくなるのを待っているわけには行かない。
逆に言えば今の日本の国力からすれば現状だって十分に対応は出来る、と言う事であります。

そして北朝鮮問題ですね。
これは拉致の問題、核の問題、ミサイル、そして北朝鮮の人権問題。
北朝鮮の人権問題といっても脱北者の問題もあれば強制収容所の問題もあり、一般への人権抑圧の問題もあり、それから日本から行った帰国者の問題ですとか、その日本人妻の問題、様々ありますがこういう問題の解決をするためには体制を変えてしまうという事がどうしても必要不可欠だということです。
その為には日本がですね。
やはり先頭に立たなければいけない。
自由とか民主主義とか人権とかですね。
そういう価値観で東アジアの秩序作りを我々が先頭に立ってしていくんだという事が必要でございます。

拉致問題を国際的に訴えるときに、「日本人の被害者助けてください」っていうふうに言ったってですね。
それはまじめにやってくれる人は余りいません。
だって我々が例えばですね。
アメリカ人がやって来てですね。
実はうちの息子がキューバに拉致されたんですと、日本は同盟国だから助けて下さいと言われてどういうふうに考えるか?と。
そりゃ確かに同盟国だから何かもし出来ることがあればやってあげましょうと、例えばキューバの大使館に一言言うとかそれ位の事は言ってあげられるかもしれない。
しかし、基本的にはあんたの所でやる話ですよねと、特に世界第一の経済大国であり軍事大国なんだからという事になります。

日本だってですね。
世界第二位の経済大国であり、軍事力だって小さいものではない。
回りの国からすればなんで日本人が言ってきて、他人の国に行って来て助けてくださいと言うのか?と言われてもおかしくない。
救う会なんかではそういうのもあってですね。
他の韓国とか他の国との連携と言うものを一生懸命やっているわけですが、やはり我々言わなければならないのは日本人こそがですね。
この北朝鮮の拉致問題を初めとする人権問題を解決、すべての問題を解決するんだという事をいう必要はあるだろうと。
それはどういう言い方か?というと、我々こそがこの北朝鮮の人権問題を一番身に沁みて分かっている。
国民を同胞を拉致され家族を拉致されて、そして苦しめられているんだと、だからその意味を我々良く分かっている。
もちろんその帰国していった人たちの問題もある。
だから一番良く分かっている我々が先頭に立って北朝鮮の体制を変えて、北朝鮮に住んでいる人が全てですね。
よりまともな生活が出来るようにしていくと、それはもちろん拉致被害者が日本に帰ってくる事でもあるんだと。
だから一緒に協力してくださいというふうに言うのがおそらく国際的には一番説得力があるんじゃないか?というように思います。

Img_4133.jpg

現在状況はですね。
我々にとって非常に有利に動いています。
これは一つは国内のですね。
官民における対応の強化、という事でありましてですね。
家族会・救う会が出来た9年前、あの時にですね。
同じ9年前に第一次の拉致議連が出来ているんですが、あの頃にですね。
日本の国会の中で、北朝鮮の人権問題で人権法を作りましょうというような話を言ったってですね。
ほとんど誰も相手にしてくれなかったはずです。

ところが今年の6月、北朝鮮人権法と言うのが大雑把な法律ではありますけども、ともかく自民党と民主党で話し合って法案を決めてですね。
延長もしなかった通常国会で通してしまった、いう事はこれはですね。
これはもう、大変な違いです。
先ほど佐藤さんの話の中でRENKの結成のときに、異常に激しい妨害があったというふうに言われていますけども、妨害は今ほとんど無いですね。
我々のところなんかにも、何かして来ないか?と思うんですけど妨害してくれません。
あんまり相手にしてくれないのかもしれませんが、あの、今妨害とかですね。
もし何かやっちゃったらマスコミがどれだけ書くか分からない。
朝鮮総連本当に潰されてしまうくらいの危機感を持っていますから、とてもそんな乱暴な事は出来ないと。
裏に回っての事はあるかもしれませんが、それは出来ないという事であろうと思います。

ちなみによく前はですね。
例えば核のミサイルの問題が出たら、朝鮮学校の女子生徒のですね。
チマチョゴリを切ったとかそういう話が出てきたのを覚えていると思いますが、あの話最近全然出てこないでしょう?
あれ何だったか分かります?
要はでっち上げ立ったんです、ほとんど。
全く100%でっち上げだったとは申しませんけど、あれをですね。
こういうふうに切れましたよなんて言って、こんなふうにやってですね。
何か記者会見とかやってたりしましたけど、あの切り口だってどう考えたっておかしい。
それからほとんど警察に申告、届けを出した例が無いですね。
で、しかも今こういうふうになって来るとですね。
全然出て来ない。

もしですね。
今の北朝鮮に対する怒りと、かつての北朝鮮に対する怒りと比べてみたらですね。
今の方がはるかに強いわけですから、もしですね。
本当に頭に来て、ああいう学校の女の子のスカートを切ったと言うんであれば、今なんかもっとやっていてもおかしくない。
ところが今全然出て来ないです。
どうしてか?と言うと、これは基本的にはでっち上げだったからです。
ああいう問題が起きるたびにそういう事を出して来て、そしてそれはですね。
後で北朝鮮に近いマスコミがこんな事があるんだから余り強い事を言っちゃいけない、いうふうになると。
そういうシナリオみたいな物があったかどうか分かりませんが、そういうふうになって来たという事でございます。

ちなみに在日朝鮮人のライターでキム・ムイさんと言う方がおられて、この方がこの事を実は昔10年以上くらい前ですか?
調べた事がありました。
宝島別冊にですね、書かれていたんですけども、その後しばらくしてですね。
キムさんは非常に不可解な死を自分のアパートで遂げるという事があったり致しました。
もちろんひょっとしたら例えばやった事件があったかもしれませんが、あったとしたってですね。
これが例えば在日とかその協力する人間がですね。
やったという事だって当然あり得るわけで、少なくとも今はこういう問題が出てこないという事の意味はですね。
そこにあると言って間違いは無いと思います。

それから何だかんだ言いながら制裁も実施をされたと。
それから国際世論も高まって来た。
これは拉致の事とか、あるいは北朝鮮の人権問題とかずいぶん国際的にもですね。
注目されるようになって来たという事ですね。

・・・その3に続く・・・
posted by ぴろん at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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