中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて
『家族会の皆さんの声 その2&中山恭子補佐官のお話』再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら★横田拓也さん
皆様こんにちは。
本当に我々と共に戦ってくれることを心から感謝申し上げます。
そして今日は補佐官にもお越しいただいてありがとうございました。
先ほど代表の父からのお話にありましたように、家族会が発足してから、そして私の家族で言えば「めぐみ」という名前を公表してから本当に10年経つわけであります。
西岡先生が先ほど冒頭お話しましたように、会のアピールがほぼ具体的に形となって現実化しておりますけども、最終のゴールである、私たちの家族・被害者が戻って来れていないことも客観的な事実なんです。(拍手)
そこを何とか解決しなければいけないと思っています。
私たちは全員がですね。
この解決のためには自分の命も人生も犠牲にしてでも向き合おうと言う覚悟でこの問題に取り組んでいます。
金正日には是非分かって欲しいと思います。
私たちのこの正義感、真実を求めるこの気持ちの強さと言うのは、あなたの独裁には絶対にひれ伏さないという事です。(拍手)
6者協議が今進んでいますが、結果としては何も進んでいません。
いくら場を吊り上げようと日本政府の毅然たる基本原則は絶対に曲がらないことを北朝鮮はぜひ分かって欲しい。
そして私たちは補佐官を中心にそしてリーダー安倍さんにですね。
この基本原則を絶対に曲げて欲しくない。
人質外交には絶対に負けないと言う姿勢を是非堅持して欲しいと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。(拍手)
★飯塚耕一郎さん
皆さんこんにちは。
田口八重子の長男であります飯塚耕一郎です。
本日はお忙しいなかお集まりいただいてありがとうございます。
私から申し上げたいところは2点ほどございまして、まず1点目は家族会10年経ちましたけども、私は当初から関与していたわけではありませんけども、10年と言うとてもとても長い年月。
民間である家族会の皆様が頑張って礎を作って、その上に昨年の9月政府としての本当に目に見える積極的な動きが出て来たと思います。
その大きなうねりによって、今回の6カ国協議として日本として本当に正しい姿、正しい姿勢で北朝鮮と言う国と向き合うことが出来ているのかなと私は思っています。
ただ、今日補佐官も仰っていましたとおりに、1点だけ私の方もお願いしたい所なんですけども、あくまでも毅然とした態度で北朝鮮がいくらエネルギー要求をしようが、日本としては拉致問題が解決しない限り一切の支援は出さないと。
ましてや推測によっては妥協案なりで数値的な部分を下げて新たな要求を投げる、という事も考えられますけども、それであっても1リットルであっても1キロワットであっても、そんなものは北朝鮮には一切出さないと強い態度で・・・・(拍手で聞き取れず)と思いますし、その必要はいつまで経っても変わらずにきちっとした形で続けて欲しいと思っています。
そういう形でやっていただけることこそ、私たち家族会が望む姿であり、我々の将来の夢である家族全員が帰ってくる戸と言う形につながるものだと思っています。
どうも皆さん、ありがとうございました。(拍手)
★市川龍子さん
いつもこんにちは、鹿児島の市川と申します。
昨日ですね、地元の記者が両親の心のケアで訪ねてくれました。
度々この方は両親の誕生日とかいろんなときに、本当に心優しい言葉をかけてくださる方なんですが、その方と長い時間お話していました。
その中で母がですね。
「修一さんが帰ってくるまでは、お父さんお母さん、本当に頑張ってくださいよ」と言われたら、母が「ですけど政府がね」ってこう言うんですよ。
「もうちょっと頑張ってくださればね」って、こう言うんです。
だから本当に同様に言います。
どうして日本はこんなに弱腰でいるんだという事、本当に腹立たしくメディアの報道を見ながらですね。
私も問いかけてくれますけども、厳しくいえば私も家族会が発足してから10年前は、本当にマスコミを私は罵っていました。
早く言えば、この拉致問題は第4の権力に押されたマスコミ犯罪じゃないか?と私は厳しく言っていました。(拍手)
だからこの拉致問題はマスコミの責任でもって解決していただきたいと思っています。
もちろん政府もそうですけども、政府の方には報道関係に対する予算も組んでいただきましたので、もっともっとこれを広げてですね。
マスコミの力で責任を果たしてください。
お願いします。(拍手)
★市川健一さん
鹿児島の市川です。
いつも変わらぬ支援をいただき、本当にありがとうございます。
私たちは凄く心強く思っております。
政府は国民の生命・財産を守る義務があります。
以前の過去の政府は、全くこれに関わらずじゃなくて、若者を見捨てておりました。
今安倍政権になりまして、本当に毅然とした態度です。
この奪還に立ち向かっておられます。
また今日中山補佐官が「解決は見えないけれど真剣に取り組んでいる」という事を聞きまして、私なんかも鹿児島に帰ってもっともっと世論を高め、全員が祖国の土を踏むまで戦っていきたいと思います。
どうぞご協力ください。
お願いします。(拍手)
★松本孟さん
こんにちは、松本京子の兄です。
今日はせっかくのお休みのところを私どもに貴重なお時間を頂戴しまして、ありがとうございます。
私は昨年の11月政府認定を頂きまして、それから家族会へと非常な速さで物事が進んでおりまして、講演の依頼が結構入って参りまして多忙な日々を送っております。
私が多忙で動くのは構わないんですけど、これに伴って母親が日一日と向こうの方に行くような現状を迎えております。
今年、年が明けまして84歳になりました。
白内障は今年手術をして目の方はだいぶ見えるようになりましたけど、いかんせん耳が聞こえませんので大変に危ない状況でございます。
認定いただきましてからはですね、非常に県議会の方とか、それから県の人権とか市の人権、非常に協力していただきまして、この10日から横田めぐみさんのパネル展と妹のパネル展を併用してやらせていただいております。
これ15日まででございますけども、こうやっていろんな形で県の方市の方、それから県議会の方たちもお力添えをいただいております。
そして17日、これはめぐみさんの30年と言う映画なんですけが、この映画の公演の間に、これショッピングセンターで行ないますので、この会場で署名活動をやろうと決まっております。
何かにつけて私も皆さん方のお力を頂いて、妹が一日も早く帰れるように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
★増元照明さん
増元るみ子の弟の照明です。
総理への信頼は揺るがないと言う前提で多少話をさせていただきますが、現総理は6者協議に対してどのような思いを持っておられるのか。
あの6者協議の中で拉致問題が解決するというふうに考えられておられるのか?
それとも6者協議は核問題を話す場であって、拉致問題を解決するためには別にする事があるというふうに考えるのか?
それが見えてこないので、非常に私たちにとって不安な事があります。
ヒル(国務次官補)が、米朝で接近していると言う情報があったり、その中日本政府が毅然として支援をしないという表明をされています。
しかしそれでしたら、出来れば私たちが信頼している(中山)補佐官に北京の大使館で直接彼らに、6者協議の場所での対話を直接聞いていただき、そして出来れば金桂寛ともカウンターパートナーでは無いかもしれないけど、会う機会を得ていただきたい。
そして実質的な拉致問題の解決を迫っていただきたい。
それがされないから何となく外務省がそれをやっている。
佐々江さんがやっている。
佐々江さんは一応強くは支援をしないと仰っていますが、どこが担当で拉致問題を解決して誰が主導で拉致問題をやるんだと言うその姿勢をまず国民に見せていただかないと、我々にも見せていただかないと何となくちぐはぐな思いをしてしまいます。
ですからまず総理が大きな声でいわれる事も必要でしょうし、補佐官にもそれを言っていただきたい。
私が主導でやりますと、もしくは佐々江さんと共に北京へ行って6者協議の監視をしていただく。
ヒル(国務次官補)がどのような立場を取ろうと、日本政府は絶対に出来ないんだという強い姿勢を佐々江さんと一緒に補佐官も共に北京に行っていただくことによって国民にもっと強いメッセージを、ハッキリしたメッセージを言っていただけることになると思います。(拍手)
そういった事が出来ていないという事は、総理が6者協議をどのように捕らえているのかが見えないから、私たちにとっては非常に不安です。
6者協議の場で、あくまでも話し合いで拉致問題の解決をするのであれば、やはり私は補佐官があそこの場に行って何らかの対応をすべきだと思いますし、あの6者協議が拉致問題の解決に全く寄与しないと考えるのでいらっしゃるのなら、別の話し合いの場を持つとか、もしくは6者協議自体参加をしないというその強いメッセージを送るべきと・・・・・・(拍手で聞き取れず)。
ぜひ、総理にご相談ください。
お願いします。(拍手)
★中山恭子 拉致問題担当補佐官
色々お話いただきまして、ありがとうございました。
最後の増元さんのご意見に対しては、私が出来ることであればどこへでも飛んでいくと今そんなつもりでいます。
6者に参加するかどうかというのは、この問題がそれぞれの国が、担当者が出て頑張ってやってくれています。
ただ、6者に行くのがいいのかどうか?と言うのはまた別途の色々検討してみなければいけないことだと思っています。
ただ6者ではなくて他にも拉致の問題について、海外の方々と接触をし理解を得、北朝鮮にプレッシャーをかけていくための作業と言うのは幾らでもあると考えておりますので、そちらについては動いていきたい動かさせてもらいたい
と。
総理ももちろん動くことについて異論は無いと私は考えておりますので、ご相談しながらですね。
あらゆる機会を使って日本の状態、日本の抱えている問題を理解してもらうための作業と言うのを進めていきたいと思っております。
6者で本当に今、佐々江局長が大変頑張ってくれています。
そこを私自身は信頼しているところでございます。
ああいった中で、日本の中からでも、そういった言い方をすれば孤立するではないかとか。
孤立していけないかどうかはまた別問題だと思いますが、というような事を散々言われながらも佐々江局長は日本は拉致問題については誠実な対応が見えない限り、北朝鮮に対する支援はしないという事を言い続けて下さっています。
多分アメリカや中国からもずいぶん強いプレッシャーがあるかもしれません。
そこはちょっと私自身直接聞いていませんので、分かりませんがそれでも今も尚日本が抱えている拉致問題に理解を示してくれるように、それが解決に近づかない限りは支援できないんだという事を、アメリカや中国に対しても言い続けていますので、私自身は今佐々江局長を信じて、日本の中でですね。
信じて支えていきたいと思いますし、日本の中でもですね。
そういった事をするから日本が孤立をするではないかと、私自身は孤立しないと考えているんです。(拍手)
日本が抱えているこの問題と言うのはミサイルが発射するから核実験と同じように、先ほどちょっと申し上げましたが日本国民の安全とそれから生命が、もうすでにですね。
現に脅かされている状態である。
こういう問題が日本にもあるんだという事が分かれば、逆に北朝鮮に対してその問題をまず解決するようにと言うことをですね。
アメリカや中国にもも北朝鮮に向けて発してもらいたい、発して欲しい。
それも佐々江さんがアメリカや中国に言っているはずだと考えています。
そのような方であればですね。
いろんな場を使って説得してくれているはずだと信じておりますので、今6者会議に私が行くという事自体については、今は佐々江さんに頑張っていただきたいとこういうふうに考えているところでございます。
今ご家族の方のお話を伺いながら、まさに自分のご家族が自分の家族の被害者の名前を公表してもう10年も経つわけでございました。
自分自身で公表するかどうか?と言う判断は自分の事として考えてもですね。
本当に大変な決断だっただろうと言うふうに思っています。
一番恐れおののきながら、公表したときにも恐れおののいた中での決断だったでしょうし、それから政府に対して制裁措置をとってくれという事を主張したのも家族の皆さんでした。(拍手)
通常であれば逆の可能性だってあるわけで、政府が制裁措置をかけたいと言って家族の方がですね。
逆にひょっとして何か起きるか分からないからやめてくれといって、そういう状態だって可能性としてあったと思いますが、北朝鮮が全く動かない国である。
拉致に関してはシラを切りとおした国であって、何か動かさない限り北朝鮮側は応じて来なかっただろうという事は、最も分かってくださっているのは家族の方々で、危険があるかもしれない。
非常に心配しながらも、それでも尚制裁をしてくださいという事を多くの方が仰ったという。
私自身はそのこと事態についてもある意味では非常に残念な動きであったと思いますし、その思いを考えるとですね。
政府としてやるべき事はたくさんあって、頑張らなければいけないなと思い返して、そういう状況が続いているわけでございます。
どういった形を取って北朝鮮を動かしていくのか。
今日こちらにお集まりの皆様は、長い間この問題について関心を持って活動をしてくださっている方々ですから、いろんなご意見もあるかと思いますし、いろんな考えをお持ちかと思っています。
私たちも真剣に議論を進めどうやったらいいかですね。
考えながら進めておりますが、そういったご家族の思いも伺った上で、いろんなご意見をいただき参考にさせていただき、そして力を合わせて出来るすべての事を行なって、帰国につなげていきたいと考えて今仕事をしているところです。
ご家族の方々のお話の中で、母親がもう歳を取って来ていますというお話が何人の方からありました。
私自身がこの問題に関わった2002年の秋以降も、すでに何人の方がお亡くなりになっています。
その度に間に合わなかったかという思いがいつも強くあるわけでございまして、何とかして一日も早く帰国させたい。
そのためにも私どもももちろん一生懸命頑張ってまいりますが、その日本の中に対しても皆様からもお力を頂きたいと思っています。
いや、そう言ってはいけないでしょうね。
自分たちが頑張らなければいけない事柄ですのでお力を借りたいなんて言ってはいけないことかもしれませんが、それにしても日本全体でこの拉致問題についてのサポートが無ければ北朝鮮に対して強い態度も出来ませんし、皆様のサポートがあるからこそ私たちも思い切った対策を取れるという事でございますので、ご理解をいただきご支援を今後共ですね。
引き続きご支援くださいますように、心からお願いいたしております。
さっき、マスコミがと言うお話しがありましたが、ある意味ではマスコミの方々に支えていただいている部分もたくさんあると思っておりまして、マスコミの皆さんがこの問題についてですね。
支援をしてくださっているという事も分かっていますし、これからも是非被害者が皆日本に戻ってくるまで、マスコミの方々のご支援もお願いしたいと、そのように思っている次第でございます。(拍手)