2007年03月30日

神雷の夜桜

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昨日、夕方から靖国神社へ行って来ました。
ちょうど東京の桜は満開宣言が出て、叔父の魂の宿る神雷桜も見事に枝一杯に花を咲かせておりました。

特攻に限らず、戦地で命を落とした犠牲者の中には、骨のひとかけらさえも故郷の家族の元に帰れない人が多い。
でも自分の魂は必ず靖国の社に帰るから、会いたくなったらいつでも九段まで来て欲しい、と多くの戦死者が遺書にその言葉を残しています。

特攻の叔父さん。
今年はどの枝に花と咲いてくれたのでしょうか?
命の極限を体験した戦友たちとどんな会話をしているのでしょうか?
一抱えもある神雷桜に寄り添って、長いこと私は叔父の言葉を待ちました。

余りにも長いこと神雷桜に寄り添っていたら、通りがかりの年配のご婦人から、「どうかされましたか?」と声をかけられました。
桜の幹に頭をつけてもたれかかっている様子を見て、どうも私が具合を悪くしているように見えたらしい・・・(笑)
「大丈夫です。私はこの桜にゆかりの者です。遺族なのです」
と申しましたら、ご婦人は納得されて「そうでしたか。お邪魔してごめんなさいね」と言う言葉を残し、過ぎ去っていきました。

多くの見物客にとって、桜はただの桜です。
でもゆかりの者にとっては、あれは単なる桜ではない。
靖国の桜は、遺族にとって魂のよりどころ、そして家族の絆を確かめるところ。

だから私は靖国神社へ「桜を見に行く」とは言いません。
「会いに行く」というのです。
魂の桜に会いに行き、私は叔父の魂に触れ合うのです。

靖国神社の境内には、いつもはなにやら重苦しい一種の妖気のようなものが漂う場所であります。
いつもならその重苦しさに圧倒される私なのですが、今回に限ってはその重苦しさを感じる事が全くありませんでした。
なぜなのだろう?
昨日は幾ら話しかけても、特攻の叔父は一言も返事をしてくれませんでした。

これはどういう事なのか?
私の感性が鈍ってしまったという事なのか?

一晩明けて、今私はこんなふうに考えています。
ここ数年、私は色々な手段を通じて叔父の魂に近づこうと努力を重ねてきました。
その努力が実って、叔父が最期に残しおきたいと願った思いが、肉親の私にも多少は理解できるようになったのかもしれない。
それゆえに叔父は満足をして、昨日は語るべき言葉を発しなかったのかもしれないな、と。

ただ安らかに。
私の願いはそれだけです。
家族の幸せだけをひたすら願い、沖縄の海へ命を投げ出した私の特攻の叔父。
叔父の魂の宿りし神雷桜の幹に抱きつくようにして、私は感謝の言葉を捧げました。

叔父さん、あなたのおかげで私も母も元気で暮らしています。
あなたの顔に泥を塗るような恥ずかしい生き方はしておりません。
これからもどうか温かく見守っていてください。
また、会いに参ります、と。

年に一度、わずか1週間ほどでその命を終える桜の花。
余りにも短い生を終えなければならなかった特攻隊員たちにとって、これ以上お似合いの花も他には無い。
靖国の桜に花と咲くことを誓って、命を散らした多くの兵士たち。
彼らの犠牲の上に今の日本の繁栄がある事を、私たちは決して忘れてはいけないと思います。

桜の季節、花見を楽しむその心の片隅で、どうか先人の犠牲を思って欲しい。
それが過去から未来へと命をつなぐ、現在に生きる私たちの役割であると思います。
posted by ぴろん at 08:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 特攻の叔父の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

07.2.12 佐藤勝巳氏 東京連続集会25(9)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『佐藤勝巳 救う会会長の挨拶』



主催者を代表して閉会の挨拶を述べさせていただきます。
大体10分ぐらいという事なので、申し上げたいことはここ2〜3日私のところに「一体北京の6者はどうなっているんだ?」と「アメリカはどうなっているんだ?」いう問い合わせの電話がたくさん来ております。
私は前からそう思っているんですけど、アメリカと言う国もそうですし日本もそうなんですけど、自国の国益に基づいて外交をやっている。
ワシントンから見た今の6者協議、北朝鮮の非核化路線というのはアメリカの国益から見て、アメリカの国民の感情からして政策順位は多分3位か4位であろう。
極東最果ての独裁国家が核を所有したからと言って、アメリカがばたばた大騒ぎをするようなことではない。
そういうふうに見ています。
従ってこの6者協議あるいは北の核の問題・拉致の問題、解決をするかどうか?はわが国の態度如何にかかっていると言えるのが、私の年来の主張です。(拍手)

で、そこでですね。
中山さんは自分のことですから仰いませんでしたけど、2月の2日、確か中山さんが議長になって会議を開いていまして、そこで6者に臨む決定のような事を決めているんです。
中身をいうと、一つはアメリカが金融制裁を解除しても日本は拉致が進展しない限り日本は制裁解除を致しませんと言う決定です。
これがひとつ。
それからもうひとつは、例えば6者が北朝鮮にエネルギーの援助をするという事になっても、我が国は拉致が進展しない限りその援助の支援には応ずる事は出来ないという、この2点です。(拍手)

これは私、第二次世界大戦後の日米関係を見たときに、アメリカの外交政策に対して公然と日本政府が異論を唱えた。
アメリカが金融制裁を解除しても、うちは拉致の問題が進まない限り解除は致しませんよという事は、明白にアメリカの行動に対してNOという姿勢を示したという事で、私は画期的な決定だとそういうふうに理解を致しております。
この日本側の、つまり安倍内閣の態度ですが、この態度を先ほど中山さんも仰っていましたし他の方も言っていましたが、貫き通して欲しいと言うか貫き通すでしょう。
それでアメリカやその他の国と若干の摩擦が生じても、それは孤立でもなんでもないです。
自分たちの国民を拉致されて30年も40年も解決出来なかった事に対して、我が国の政府は断固として救出するんだと。

日本にミサイルは飛んでくる。
しかしアメリカには飛ばないんです。
大陸間弾道なんて北は持ってないですから。
だから全然そんな物ね、アメリカにとっては北が核を保有したって別に痛くも痒くも無い。
現に沖縄に駐留している海兵隊は、そう遠くない将来グアムに撤退するでしょ?
グアム島まではノドン1号は届かないんです。

と言うようなことで、しかし我が国には間違いなく届くんです。
しかも、今アメリカが考えている事は寧辺のプルトニウムの核施設を停止すればエネルギー援助しますよと、こういう話です。
あれはプルトニウムを抽出している施設です。
しかし、北が認めているように原爆の原料になるウランの生産は北が認めているんです。
プルトニウムの施設なんか幾ら潰したって、別のところではウランを作って、それは北のカン・ソクジュ第一外務次官が前任者のケリーに公然と認めているじゃないですか。

それからウランを抽出する遠心分離機、これはアメリカの国会の調査局がロシアから入っていると言うふうにちゃんと書いてあるでしょ?公式文書に。
それから1秒間に400回回転する回転軸の留めてあるネジ、あれは中国から入っていると言うふうにアメリカの議会事務局はハッキリと公表しているでしょ?
つまり今金正日がやっている事は、「あぁプルトニウム結構結構、ヒルさん止めてもいいですよ、その代わり人道援助くれるんですか?」
片側ではウランの抽出をせっせとやっている。
こういうようなペテンの、まぁ北朝鮮の得意の巻なんですけども、そういうものに我が国は乗ってはならない。
これは拉致の問題もあるんですけど、我が国の安全保障全体の問題としても、今のヒル・イニシアチブでやっている6者は潰さなければ駄目です。(拍手)

あんな事に合意文書なんか作ったら誰が割りを食うか?と言ったら、ウランの原爆で日本が狙われるわけです。
ですから断固として日本の主張を貫いていく。
断固として日本の主張を貫く。
カードは何か?
それは外交において我が国の安全を守るために、核兵器の占有も視野に入れてやりますよという事(拍手)・・・・(ききとれず)外交カードにはならないんです。
中川昭一さんが昨年の11月15日、テレビで「核論議しようじゃないか」と言ったらライスは東京・ソウルに飛んできて、「アメリカが核のミサイルで守ります」と、あんな事は今までアメリカの高官が言った事はありませんよね?
中川さんがあの発言をした瞬間に中国のトウ・カセンが二人の次官を引き連れて平壌に乗り込んで行った。
それは日本に核武装をされたら中国にとって何を意味するか?という事です。
アメリカにとって何を意味するか?

つまり我が国はハッキリと北の核を潰さなかったら、あの政権を潰さなかったら我が国は核保有の用意があるというメッセージを送り続けることによって、中国やアメリカを締めですね。
金正日政権を潰す方向に持っていく。
それが拉致の解決であり、核の解決で日本の安全保障につながって行くというふうに私は理解を致しております。(拍手)
そういうふうな考えでぜひとも、中山さんお願いします。
先ほど増元さんの方から外務省はというお話をしましたけど、外務省は首相官邸が決定した政策を実行する機関です。
外務省は政権を立案するところではありません。
官邸が6者に対して北に対してアメリカに対して、どういう態度を取るか?と言う政策を決定するところです。

ですからその首相補佐官が我々家族会や救う会の集会に出てきて、先ほどのような誠に頼もしい発言をしていただいた。
これは本当に画期的なことであり、決して外交辞令ではなくしてそういう意味で日本は変わりつつある。
一番変わってないのは山崎拓さんだろうと(笑い声・拍手)、言うふうに思います。
で、やっぱりそういう意味で国会議員の先生方もですね。
もうちょっと世の中の変化にしっかりと目を見て欲しい。
そうすることによって先ほどから家族の方々が訴えているように、お歳をみんなとっているわけです。
かく言う私も四捨五入すると間もなく80になりますから、胃袋を半分切りまして、どれくらいこれから生きるか動くか分かりませんけども、大体、大丈夫ですから、私の後には若い人が居ますから。
やってくれる人がたくさんいますから大丈夫ですけど、家族の皆さんはそうは行かないんです。

ですからやっぱり全力を挙げてですね。
成果を、安倍内閣の方針を積極的に支持をしていきたい。
こういうふうに考えています。(拍手)
今日はお休みのところ、お集まりいただきましてありがとうございました。
以上で集会を終りたいと思います。(拍手)

・・・集会終了・・・

07.2.12 櫻井よしこ氏・西村慎吾氏 東京連続集会25(8)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『櫻井よしこ氏・西村慎吾氏の講演』



★櫻井よしこ氏

2分間だけ、ポイント2つだけ、お話したいと思います。今、6者協議でアメリカが揺らいでいるのではないかという見方もあります。アメリカ自身が決定的に揺らいでいる訳ではないと思いますね。国務省と国防総省の動きがあって、それが多少齟齬が表面化していると思うのでありますが、アメリカをはじめ各国がどの様な対応をしようとも、日本は拉致被害者がいるのであるから、拉致問題が解決されない限りは、どんな援助もしませんということを、冷静に心をこめて理路整然と、この6者協議および世界に発信をしていくべきだと思います。その結果、この6者協議が決裂したら、それは又、それで大変に喜ばしいことだと思います。アメリカの協力要請があったとしても、そして、それに日本が対応しないとしても、21世紀の崇高な価値観であります人道、人権、自由、法の支配、民主主義、これを主張する日本をいかなる国といえども否定は出来ない。

第2のポイントは、私たちはこの拉致問題を解決するのに、ともすれば、北朝鮮だけに焦点を当てがちでございますけれど、誰があの北朝鮮をのさばらせているのか。このことについても、これは、国民そして拉致被害者の皆さん方、政治家、ジャーナリスト、皆がこれをやっぱり強調しなければならないと思います。あの金正日を助けているのは中国に他ならないのですね。中国は自国の利益の為にそれをしているのでありますから、私たちは、もちろん、この北朝鮮を巡る中国、ロシアの動きを中心にきちんと検討してですね、これは21世紀の大国たる資格があるのか、オリンピックをする資格があるのか、と。

★西村慎吾氏

・・・・・(聞き取れず)の一人として申し上げたいと思います。
先ほど、議連・各政党どうなっているんだ?と言う意見が出ましたが、これが説明できればこんな楽なことは無いんです。
日本の政党が10年前から政党の意思として単位として拉致問題に取り組むことができたら、日本はもっとましな国になっておったんです。(拍手)
政党はいまだ拉致問題に取り組んでいるようで取り組んでいない。
取り組むためにはいまだ成長していない、という事であります。
これが現時点のご報告です。

その上で本日中山補佐官の話を聞いて、皆様方も家族会の方のご意見も聞きました。
中山補佐官のご努力と人柄に対して皆様は本当に温かい感謝の気持ちを述べている。(拍手)
しかしこれは政府に対してであるならば少し危険だと。
政府に対して拉致被害者家族会と救う会の運動は巨大な圧力をかけ続けなければならないんです。
なぜなら、今動いておるのは中山補佐官が動いておられる。
政治家が手伝っておるのは、先ほどの組織図でですね。
各省庁の官房長・局長クラスと中山補佐官がする役人は動いておるでしょう?
しかし全員が閣僚をメンバーとするのも、その閣僚を手伝う者と言えば無いといわざるを得ない。
なぜなら拉致被害者救出運動は国民の一体となった国直し運動なんです。

先ほど田口八重子さんのお兄さんが、返すのか返さないのか?イエスかノーかとどっちかと迫れと仰られたでしょう?
これを決断するのが政治なんです。
ノーと言ったらどうするんですか?
ノーと言ったら何も出来ないじゃないですか?
何も出来ない政治にイエスかノーか迫れるんですか?
このイエスかノーか迫れる、ノーと言えばただ事じゃないよと言う圧力をかけられる政治を作っていくことに安倍閣僚全閣僚のあるところの決断が無い。

従って対策本部の対応方針、これ第5、特定失踪者の問題全力で推進していくと書いてある。
全力で推進して松本京子さんひとりですか?
民間でも460名は拉致された可能性はあると推測されているんですよ?調査して。
寺越武志君がなぜ拉致されたと認定されないんですか?
全力を挙げて・・・・(聞き取れず)政治が動いていないと分かるでしょう?

それから対策方針の冒頭の文章が間違っている。
「我が国と北朝鮮は平壌共同宣言に署名し」となって、これが間違っておる。
議会人としてはっきり申し上げる。
我が国と北朝鮮が署名したというのは間違い。
なぜなら議会で批准していない。
これはやくざの密約と同じなんです。
小泉純一郎個人と金正日個人とが意思を表明した文書に過ぎないんです。

中山さんに初めてお会いしたのはあの時でありました。
政府の中で初めてこの方は帰国した5名を帰してはならないと我々議員の前で申されたわけです。
私は・・・(聞き取れず)として初めからずっと接して来ました。
あの時すべての政府は返すべきだと言った。
少々前の非常な貴重な人材だった。
正直申し上げて非常に物腰が柔らかくてソフトなんです。
癒し系の方を送り込んできたなと、そうではありませんでした。

私、小泉さん、早紀江さん、櫻井さん、そして中山さんと見て拉致被害者救出の運動は女性が本当にしっかりしている。(拍手)
男ほど頼りが無いものは・・・・(聞き取れず)。
議会の廊下で、私の並びの廊下の人は何か役職につけば花束が贈られてくるんです。
この頃は蘭の花です。
そこに朝鮮総連東京本部のお祝いの蘭が贈られてくるのを嬉々として飾っておるんです。
これはどうしてかな?と思っておったら、勝手に北朝鮮に行ったりするんです。
女性はそんな事は絶対にしませんわ。
それからあまりもう申し上げませんが。

本当に今年はこれから正念場だと思います。
我々拉致議連は金正日政権打倒を決議した議員連盟です。
戦後・・・(聞き取れず)の中で決議をする議員連盟は拉致議連だけであります。
したがって拉致議連としてはその立場から、政府を突き上げると言ったら言葉が悪いですが、金正日相手に帰ってこさせる事ができると思うなよと。
拉致認定もろくろく出来ない。
法改正をしてスパイ防止法も作ろうとしない政府がそこまで出来るか?(拍手)
ここで終ります。(拍手)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このエントリーの内、櫻井よしこ氏のテキストはmomoedakeさんの手によるものです。

07.2.12 質疑応答 東京連続集会25(7)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『質疑応答』



★質問者1

今後の対応方針の第5項目の特定失踪者なんですが、政府認定の17名の方々の解決はですね。
当然これははっきりしてくれると期待しているわけですが、これいろいろ・・・(聞き取れず)してあるんですが、どの程度特定失踪者の救援についてやられているか?って言う事を差し支えない範囲で言っていただきたい。
これは警察に聞いても言ってくれませんし、少しでも何か分かれば。

★質問者2

救う会青森のヒライと申します。
2点についてお伺いをしたいと思います。
拉致対策本部に対しまして本部は設置したんですけども、その権限が各省庁の方に分かれているかと思っております。
私たちの望みます経済制裁の問題につきましても予定としか書いてございません。
拉致対策本部の権限がですね、如何ほどのものであるかという事を明確に示していただきたいと思っております。

もう一点ですけど、先ほどどなたかが政治家のことを申し上げましたけども、拉致対策本部と違ってですね。
この拉致問題の対策に当たるという明確な姿勢を出していただかないとですね。
北朝鮮に行った政治家がいるような、議員はやはり信頼されないと思います。
やはりですね。
強い一枚岩となった拉致対策本部であって欲しいと思っておりますので、・・・・・・・・。(拍手で聞き取れず)

★質問者3

10年以上前から横田ご夫妻が渋谷とか上野とか、西郷像下で外套の襟を立てて訴えていたときからずっと参加している者です。
手短に質問だけで致します。
一番肝心な事は横田ご夫妻や家族会の方が皆さんご高齢に、先ほど講演されていた方も親御さんのみならず、被害者の方もどんどん高齢化していく。
こういう会議はとても大事なんですけども、大事な事はとにかく取り戻すこと。
それを如何に取り戻す手があるか?という、まぁ相手のあることですけども、それが具体的に見える形で提示していただく事が一番大事なんじゃないかな?と。
その提示をいつかされていただきたいと、そういうように思っております。

★質問者4

私もボランティアとして三田会館で初めて横田さんとお会いしたり、アブダクションにも少し、増元さんの選挙のスタッフとして登場させていただいてます。

安部総理に信頼をおいているという事なんですけども、正直に申し上げまして日朝平壌宣言の破棄をしない安倍総理と言うのはちょっとイマイチ私は信用しておりません。
あと、安倍総理は「圧力と対話」と言っていたんですけど、最近「対話と圧力」に戻っている気がするんですが、この辺は一体どうなんでしょうか?
是非お答え願いたいと思います。

★質問者5

私の質問は海外でいたします。
海外の宣伝もかなり力を入れているようですが、例えばポーランドとかチェコには北朝鮮から・・・・(聞き取れず)と言うのが行きまして、非常に安い値段で仕事をして、それを北朝鮮の政府が全部搾取していると言う話もヨーロッパで有名です。
そういう所で中山さんには、元大使もやってらっしゃいましたので、その辺のところ圧力をかけていただきたいという事。

それからもう一つは、欧州と言うのは人権というのに非常に敏感です。
特にアメリカとか中国に対して圧力をかけるとか文句を言うのも大事なんですが、欧州も重点を置いて欲しい。
バチカンは世界で一番小さい国ですが、そこにも力を入れていただきたいんですがその辺のところのお答えを聞きたいと思います。

★質問者6

この機会に佐藤さんと櫻井さんのお話も聞きたかったんですが。(拍手と笑い声)

★質問者7

朝鮮総連会館の裁判闘争をやっておりますが、熊本はもうすぐ上告審が出るところですが、福岡県などでは条例で永住外国人の使用する施設は無税にすると課税をしないと条例で定まっていますが、そういう事は把握なさっていますでしょうか?
また、指導は出来ますんでしょうか?
お願いいたします。

★質問者8

すみません、お尋ねしたいんですが、情報収集・調査と言うのの中に、大規模な拉致関係に対する世論調査をする予定があるかどうか?というのをする予定があるかどうか?
これは結果によっては安倍さんを守ることにもなると思いますので、これは是非ちょっとやっていただきたいと思っています。

ごめんなさい、もう一つ、海外の情報収集につきましてですね。
私は石岡さんの手紙が届いたという事で、凄く重要なことだと思うんですね。
海外に隠れた支援者がたくさんいるという事、それを掘り起こして情報収集するという事は、かなりの情報が集まると思っておりますので、その辺を力を入れていただきたいと思っております。

★質問者9

今後の活動で超党派の議員の先生方のお力添えも頂いているという事なんですが、先ほど家族の方からもご心配の声があったと思うんでけど、最近どうも内閣のスキャンダルの方に話が行っているので、400トンのそちらの方はどうなっているのか?
自民党も山崎さんが最近訳の分からない訪問をしていますので、まぁそれはほっといて、民主党の方です。
民主党には鳩山さんが対策本部長でしたっけ?
そういう事に動いていられたかと思うんですけど、今度は西村さんが訳の分からないとは言いませんけど、ミッションを外されるし、鳩山さんの方が今回の予算を含めですね。
今回のこれに入っていると思うんですけど、その予算の方向に対して何かやっているという事。
その辺は大丈夫なんでしょうか?

★質問者10

・・・(聞き取れず)の会の・・・(聞き取れず)ですけど、先ほどの蓮池薫さんの件なんですけど、これは政府見解と取っていいんですか?
政府見解でいいんですね?
安倍総理もそう考えていると?

★回答 中山恭子補佐官

まず最初に特定失踪者のご質問がありました。
政府として、出来る限りですね。
早急に再調査の上で認定できる人を認定できる方向へ持っていこうと、今努力をしている最中です。
ただ、もちろん良くご承知の通り古い話で、中々証拠がつかめないとかですね。
そういった話がありますが、今頑張っているという状況です。

それから交渉するときに、もちろん政府が認定している12名ですね。
方についても交渉をしますが、もちろんそれだけではなくて北朝鮮に対してはそれ以外にも拉致している人がいるはずだから、そういった拉致した人々についても同じように帰国させるようにという、そういう言い方で北朝鮮に対しては交渉に当たっているいう事でございます。

それから拉致対策本部の権限と言うお話がございました。
この対策本部には全閣僚が入っていて関係省庁が入っておりますので、ここで決定してすることと言うのはすべて政府全体に及ぶと言うふうに考えていただいて結構です。

★質問者11

経済制裁に関しまして、何の意思表示もされないのはどうしてですか?

★西岡氏

追加の質問をしていたらキリがありませんので、経済制裁については全部この裏に書いてあります。

★回答 中山恭子補佐官

それから10年前からこの問題に関わってくださっていらっしゃるという事で、その事は私どもも痛感しておりますし、一日も早くと言う思いで仕事をしています。
どのように取り戻すか見える形で示すようにという事でしたが、もちろん見える形で示したいですが、実際に具体的にじゃあどういう交渉をいくらいくらで交渉するとかそういう話では無いものですから、私どももちろん元々取引に当たる交渉では無いと考えています。
ですから犯罪行為で連れて行っていることですから、そういった事をまずきれいにしましょうと。
その後で日本と北朝鮮の友好関係というのは進んでくるものだと思っています。
一人いくらというような取引には、そういった形で見える形でということであれば、ちょっとしまわせるようなことではない。
しかも刻々と変わってまいりますので、その都度その都度、逃さずにですね。
注意深く、もう少し本の少しの小さな動きでも逃さずにそれを捕らえて帰国に結び付けていかなければいけない。
そういった意味で・・・(聞き取れず)と考えています。

それから安倍総理について「対話と圧力」にまた戻ってしまったのではないか?と言うお話がございました。
平壌宣言を破棄していないという事ですが、平壌宣言は北朝鮮自体がすでに破っていると言ってもいいことだと思っていますが、今これを破棄すると日本がいう事事体が得策なのかどうか?というような事があろうかと思っています。
さらに安倍総理が「対話と圧力」という事で、少し弱まっているんじゃないか?と言うご心配があったかと思いますが、私などがこの仕事をしながら総理の動き・発言を見ている限り、決して安倍総理が気持ちが弱くなっているという事は無いという事をお伝えしたいと思っています。
もちろん、圧力自体が目的ではなくてですね。
帰国につなげるために圧力をかけていくという事ですから、そんな中で圧力をかけて対話に引き込んでいくと、そういうものであろうと考えておりまして、平行してあるとそういうものでもなかろうと思っております。
あらゆる手段を使って手立てを使って対話に引き込んでくる。
北朝鮮を動かしていくために圧力をかけていくという状態だとお考えになっていただけたらと思っています。

それからヨーロッパについては、これは総理も良く分かった上でヨーロッパを訪問し、お会いした首脳をはじめ会った人にはすべて拉致の問題を宣伝しています。
それだけではなくて、私どもや総理だけではなくてですね。
ヨーロッパの方々の応援と言うのは、ヨーロッパでも拉致された人がいるという可能性があるわけです。
(会場より一声あり、内容は聞き取れず)そうですね。
そういった経験も聞きながら、またはこの北朝鮮についてヨーロッパからの声をですね。
出してもらいたいと考えております。
経験を教えてもらうこと、それから北朝鮮の拉致問題について、応援を北朝鮮側にですね。
いろんな説得も試みてもらいたいという事で、協力をお願いするという事で対応を今進めているところでございます。
仰られたようにチェコやポーランドともですね。
連携を取っていく必要はあるだろうと考えています。

それから私も同じ考えでございました。
佐藤会長から後でお話いただけるようで、櫻井よしこさんからもいずれは・・・・(拍手で聞き取れず)ずっとサポートしてくださっている方ですから、是非、今日とは言いませんがいつかお話を聞きたいと思っています。
皆さまも櫻井さんに対して、なんて言うんでしょうね。
ずっとご関心をお持ちいただきたいと思っております。

それから福岡での総連に対する動きなども全省庁で取り組んでいるということの一環でございますが、各都道府県に対して直接の権限があるわけではございませんが、各地方公共団体と連携をとっていくという事を今努力して行く最中で、宜しいでしょうか?
そういう状況は続いています。
連携を取って動いております。

それから石岡さんの話、海外の話がございました。
拉致と言う、これはどういうふうにお答えしていいか分かりませんが、海外で北朝鮮について知っている。
または何らかの情報を持っている人々がいる可能性があるという事ですので、この問題につきまして実は数年前からそういった情報収集の努力は始めているという事でございます。

超党派の議員の先生方につきましては、私は国会議員の先生方にお伺いする方がいいかと思っています。

以前、総合室庁内で中身について、この話と言うのは真実と全くかけ離れているという事を紙で、週刊現代に出したと。
週刊現代宛に政府からお送りしているという事もありますし、政府としてはそのようなことは無い。
作られたストーリーであろうという事で、政府は対応しているところでございます。

★西岡氏

ありがとうございました。(拍手)

2007年03月13日

07.2.12 家族の声&中山恭子氏 東京連続集会25(6)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『家族会の皆さんの声 その2&中山恭子補佐官のお話』



★横田拓也さん

皆様こんにちは。
本当に我々と共に戦ってくれることを心から感謝申し上げます。
そして今日は補佐官にもお越しいただいてありがとうございました。

先ほど代表の父からのお話にありましたように、家族会が発足してから、そして私の家族で言えば「めぐみ」という名前を公表してから本当に10年経つわけであります。
西岡先生が先ほど冒頭お話しましたように、会のアピールがほぼ具体的に形となって現実化しておりますけども、最終のゴールである、私たちの家族・被害者が戻って来れていないことも客観的な事実なんです。(拍手)
そこを何とか解決しなければいけないと思っています。

私たちは全員がですね。
この解決のためには自分の命も人生も犠牲にしてでも向き合おうと言う覚悟でこの問題に取り組んでいます。
金正日には是非分かって欲しいと思います。
私たちのこの正義感、真実を求めるこの気持ちの強さと言うのは、あなたの独裁には絶対にひれ伏さないという事です。(拍手)

6者協議が今進んでいますが、結果としては何も進んでいません。
いくら場を吊り上げようと日本政府の毅然たる基本原則は絶対に曲がらないことを北朝鮮はぜひ分かって欲しい。
そして私たちは補佐官を中心にそしてリーダー安倍さんにですね。
この基本原則を絶対に曲げて欲しくない。
人質外交には絶対に負けないと言う姿勢を是非堅持して欲しいと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。(拍手)

★飯塚耕一郎さん

皆さんこんにちは。
田口八重子の長男であります飯塚耕一郎です。
本日はお忙しいなかお集まりいただいてありがとうございます。

私から申し上げたいところは2点ほどございまして、まず1点目は家族会10年経ちましたけども、私は当初から関与していたわけではありませんけども、10年と言うとてもとても長い年月。
民間である家族会の皆様が頑張って礎を作って、その上に昨年の9月政府としての本当に目に見える積極的な動きが出て来たと思います。
その大きなうねりによって、今回の6カ国協議として日本として本当に正しい姿、正しい姿勢で北朝鮮と言う国と向き合うことが出来ているのかなと私は思っています。

ただ、今日補佐官も仰っていましたとおりに、1点だけ私の方もお願いしたい所なんですけども、あくまでも毅然とした態度で北朝鮮がいくらエネルギー要求をしようが、日本としては拉致問題が解決しない限り一切の支援は出さないと。
ましてや推測によっては妥協案なりで数値的な部分を下げて新たな要求を投げる、という事も考えられますけども、それであっても1リットルであっても1キロワットであっても、そんなものは北朝鮮には一切出さないと強い態度で・・・・(拍手で聞き取れず)と思いますし、その必要はいつまで経っても変わらずにきちっとした形で続けて欲しいと思っています。
そういう形でやっていただけることこそ、私たち家族会が望む姿であり、我々の将来の夢である家族全員が帰ってくる戸と言う形につながるものだと思っています。
どうも皆さん、ありがとうございました。(拍手)

★市川龍子さん

いつもこんにちは、鹿児島の市川と申します。
昨日ですね、地元の記者が両親の心のケアで訪ねてくれました。
度々この方は両親の誕生日とかいろんなときに、本当に心優しい言葉をかけてくださる方なんですが、その方と長い時間お話していました。
その中で母がですね。
「修一さんが帰ってくるまでは、お父さんお母さん、本当に頑張ってくださいよ」と言われたら、母が「ですけど政府がね」ってこう言うんですよ。
「もうちょっと頑張ってくださればね」って、こう言うんです。

だから本当に同様に言います。
どうして日本はこんなに弱腰でいるんだという事、本当に腹立たしくメディアの報道を見ながらですね。
私も問いかけてくれますけども、厳しくいえば私も家族会が発足してから10年前は、本当にマスコミを私は罵っていました。
早く言えば、この拉致問題は第4の権力に押されたマスコミ犯罪じゃないか?と私は厳しく言っていました。(拍手)
だからこの拉致問題はマスコミの責任でもって解決していただきたいと思っています。
もちろん政府もそうですけども、政府の方には報道関係に対する予算も組んでいただきましたので、もっともっとこれを広げてですね。
マスコミの力で責任を果たしてください。
お願いします。(拍手)

★市川健一さん

鹿児島の市川です。
いつも変わらぬ支援をいただき、本当にありがとうございます。
私たちは凄く心強く思っております。

政府は国民の生命・財産を守る義務があります。
以前の過去の政府は、全くこれに関わらずじゃなくて、若者を見捨てておりました。
今安倍政権になりまして、本当に毅然とした態度です。
この奪還に立ち向かっておられます。
また今日中山補佐官が「解決は見えないけれど真剣に取り組んでいる」という事を聞きまして、私なんかも鹿児島に帰ってもっともっと世論を高め、全員が祖国の土を踏むまで戦っていきたいと思います。
どうぞご協力ください。
お願いします。(拍手)

★松本孟さん

こんにちは、松本京子の兄です。
今日はせっかくのお休みのところを私どもに貴重なお時間を頂戴しまして、ありがとうございます。

私は昨年の11月政府認定を頂きまして、それから家族会へと非常な速さで物事が進んでおりまして、講演の依頼が結構入って参りまして多忙な日々を送っております。
私が多忙で動くのは構わないんですけど、これに伴って母親が日一日と向こうの方に行くような現状を迎えております。
今年、年が明けまして84歳になりました。
白内障は今年手術をして目の方はだいぶ見えるようになりましたけど、いかんせん耳が聞こえませんので大変に危ない状況でございます。

認定いただきましてからはですね、非常に県議会の方とか、それから県の人権とか市の人権、非常に協力していただきまして、この10日から横田めぐみさんのパネル展と妹のパネル展を併用してやらせていただいております。
これ15日まででございますけども、こうやっていろんな形で県の方市の方、それから県議会の方たちもお力添えをいただいております。
そして17日、これはめぐみさんの30年と言う映画なんですけが、この映画の公演の間に、これショッピングセンターで行ないますので、この会場で署名活動をやろうと決まっております。

何かにつけて私も皆さん方のお力を頂いて、妹が一日も早く帰れるように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

★増元照明さん

増元るみ子の弟の照明です。
総理への信頼は揺るがないと言う前提で多少話をさせていただきますが、現総理は6者協議に対してどのような思いを持っておられるのか。
あの6者協議の中で拉致問題が解決するというふうに考えられておられるのか?
それとも6者協議は核問題を話す場であって、拉致問題を解決するためには別にする事があるというふうに考えるのか?
それが見えてこないので、非常に私たちにとって不安な事があります。

ヒル(国務次官補)が、米朝で接近していると言う情報があったり、その中日本政府が毅然として支援をしないという表明をされています。
しかしそれでしたら、出来れば私たちが信頼している(中山)補佐官に北京の大使館で直接彼らに、6者協議の場所での対話を直接聞いていただき、そして出来れば金桂寛ともカウンターパートナーでは無いかもしれないけど、会う機会を得ていただきたい。
そして実質的な拉致問題の解決を迫っていただきたい。
それがされないから何となく外務省がそれをやっている。
佐々江さんがやっている。

佐々江さんは一応強くは支援をしないと仰っていますが、どこが担当で拉致問題を解決して誰が主導で拉致問題をやるんだと言うその姿勢をまず国民に見せていただかないと、我々にも見せていただかないと何となくちぐはぐな思いをしてしまいます。
ですからまず総理が大きな声でいわれる事も必要でしょうし、補佐官にもそれを言っていただきたい。
私が主導でやりますと、もしくは佐々江さんと共に北京へ行って6者協議の監視をしていただく。
ヒル(国務次官補)がどのような立場を取ろうと、日本政府は絶対に出来ないんだという強い姿勢を佐々江さんと一緒に補佐官も共に北京に行っていただくことによって国民にもっと強いメッセージを、ハッキリしたメッセージを言っていただけることになると思います。(拍手)

そういった事が出来ていないという事は、総理が6者協議をどのように捕らえているのかが見えないから、私たちにとっては非常に不安です。
6者協議の場で、あくまでも話し合いで拉致問題の解決をするのであれば、やはり私は補佐官があそこの場に行って何らかの対応をすべきだと思いますし、あの6者協議が拉致問題の解決に全く寄与しないと考えるのでいらっしゃるのなら、別の話し合いの場を持つとか、もしくは6者協議自体参加をしないというその強いメッセージを送るべきと・・・・・・(拍手で聞き取れず)。
ぜひ、総理にご相談ください。
お願いします。(拍手)

★中山恭子 拉致問題担当補佐官

色々お話いただきまして、ありがとうございました。
最後の増元さんのご意見に対しては、私が出来ることであればどこへでも飛んでいくと今そんなつもりでいます。
6者に参加するかどうかというのは、この問題がそれぞれの国が、担当者が出て頑張ってやってくれています。
ただ、6者に行くのがいいのかどうか?と言うのはまた別途の色々検討してみなければいけないことだと思っています。
ただ6者ではなくて他にも拉致の問題について、海外の方々と接触をし理解を得、北朝鮮にプレッシャーをかけていくための作業と言うのは幾らでもあると考えておりますので、そちらについては動いていきたい動かさせてもらいたい
と。
総理ももちろん動くことについて異論は無いと私は考えておりますので、ご相談しながらですね。
あらゆる機会を使って日本の状態、日本の抱えている問題を理解してもらうための作業と言うのを進めていきたいと思っております。

6者で本当に今、佐々江局長が大変頑張ってくれています。
そこを私自身は信頼しているところでございます。
ああいった中で、日本の中からでも、そういった言い方をすれば孤立するではないかとか。
孤立していけないかどうかはまた別問題だと思いますが、というような事を散々言われながらも佐々江局長は日本は拉致問題については誠実な対応が見えない限り、北朝鮮に対する支援はしないという事を言い続けて下さっています。
多分アメリカや中国からもずいぶん強いプレッシャーがあるかもしれません。
そこはちょっと私自身直接聞いていませんので、分かりませんがそれでも今も尚日本が抱えている拉致問題に理解を示してくれるように、それが解決に近づかない限りは支援できないんだという事を、アメリカや中国に対しても言い続けていますので、私自身は今佐々江局長を信じて、日本の中でですね。
信じて支えていきたいと思いますし、日本の中でもですね。
そういった事をするから日本が孤立をするではないかと、私自身は孤立しないと考えているんです。(拍手)

日本が抱えているこの問題と言うのはミサイルが発射するから核実験と同じように、先ほどちょっと申し上げましたが日本国民の安全とそれから生命が、もうすでにですね。
現に脅かされている状態である。
こういう問題が日本にもあるんだという事が分かれば、逆に北朝鮮に対してその問題をまず解決するようにと言うことをですね。
アメリカや中国にもも北朝鮮に向けて発してもらいたい、発して欲しい。
それも佐々江さんがアメリカや中国に言っているはずだと考えています。
そのような方であればですね。
いろんな場を使って説得してくれているはずだと信じておりますので、今6者会議に私が行くという事自体については、今は佐々江さんに頑張っていただきたいとこういうふうに考えているところでございます。

今ご家族の方のお話を伺いながら、まさに自分のご家族が自分の家族の被害者の名前を公表してもう10年も経つわけでございました。
自分自身で公表するかどうか?と言う判断は自分の事として考えてもですね。
本当に大変な決断だっただろうと言うふうに思っています。
一番恐れおののきながら、公表したときにも恐れおののいた中での決断だったでしょうし、それから政府に対して制裁措置をとってくれという事を主張したのも家族の皆さんでした。(拍手)

通常であれば逆の可能性だってあるわけで、政府が制裁措置をかけたいと言って家族の方がですね。
逆にひょっとして何か起きるか分からないからやめてくれといって、そういう状態だって可能性としてあったと思いますが、北朝鮮が全く動かない国である。
拉致に関してはシラを切りとおした国であって、何か動かさない限り北朝鮮側は応じて来なかっただろうという事は、最も分かってくださっているのは家族の方々で、危険があるかもしれない。
非常に心配しながらも、それでも尚制裁をしてくださいという事を多くの方が仰ったという。
私自身はそのこと事態についてもある意味では非常に残念な動きであったと思いますし、その思いを考えるとですね。
政府としてやるべき事はたくさんあって、頑張らなければいけないなと思い返して、そういう状況が続いているわけでございます。

どういった形を取って北朝鮮を動かしていくのか。
今日こちらにお集まりの皆様は、長い間この問題について関心を持って活動をしてくださっている方々ですから、いろんなご意見もあるかと思いますし、いろんな考えをお持ちかと思っています。
私たちも真剣に議論を進めどうやったらいいかですね。
考えながら進めておりますが、そういったご家族の思いも伺った上で、いろんなご意見をいただき参考にさせていただき、そして力を合わせて出来るすべての事を行なって、帰国につなげていきたいと考えて今仕事をしているところです。

ご家族の方々のお話の中で、母親がもう歳を取って来ていますというお話が何人の方からありました。
私自身がこの問題に関わった2002年の秋以降も、すでに何人の方がお亡くなりになっています。
その度に間に合わなかったかという思いがいつも強くあるわけでございまして、何とかして一日も早く帰国させたい。
そのためにも私どもももちろん一生懸命頑張ってまいりますが、その日本の中に対しても皆様からもお力を頂きたいと思っています。
いや、そう言ってはいけないでしょうね。
自分たちが頑張らなければいけない事柄ですのでお力を借りたいなんて言ってはいけないことかもしれませんが、それにしても日本全体でこの拉致問題についてのサポートが無ければ北朝鮮に対して強い態度も出来ませんし、皆様のサポートがあるからこそ私たちも思い切った対策を取れるという事でございますので、ご理解をいただきご支援を今後共ですね。
引き続きご支援くださいますように、心からお願いいたしております。

さっき、マスコミがと言うお話しがありましたが、ある意味ではマスコミの方々に支えていただいている部分もたくさんあると思っておりまして、マスコミの皆さんがこの問題についてですね。
支援をしてくださっているという事も分かっていますし、これからも是非被害者が皆日本に戻ってくるまで、マスコミの方々のご支援もお願いしたいと、そのように思っている次第でございます。(拍手)

2007年03月11日

萩原遼先生のテキスト、全文アップ完了

テキスト準備中だった萩原遼先生のテキストが全文出来上がりました。

こちらから是非通してお読みいただければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第二回埼玉県東部の会講演会
〜今年中に拉致被害者全員を救出へ〜
07.2.12 南越谷サンシティ2F 視聴覚室にて


萩原遼氏(ジャーナリスト・北朝鮮研究家)の講演 その1
http://piron326.seesaa.net/article/35124490.html

萩原遼氏(ジャーナリスト・北朝鮮研究家)の講演 その2
http://piron326.seesaa.net/article/35408148.html

萩原遼氏(ジャーナリスト・北朝鮮研究家)の講演 その3
http://piron326.seesaa.net/article/35408318.html


★南越谷集会のテキスト全文を改めてお読みになりたい方はこちらをご利用ください。

第二回埼玉県東部の会(南越谷集会)講演会テキスト一覧表
http://piron326.seesaa.net/article/34622185.html
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2007年03月08日

07.2.12 家族会の皆さん1 東京連続集会25(5)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『家族会の皆さんの声 その1』



★横田滋 家族会代表

先ほど西岡さんから、第一回の国民大集会のアピールがすべて実現したと仰っていますが、以前は家族会の集まりと言うと「政府は何もやってくれない」という意見が良くたので、初めからいらっしゃる方はそういう声を聞いたと思います。
ただ、政府が動かなければ、地方議員が動かなければと地方議員の拉致議連が出来たりしたんですが、しかし平成14年くらいから必ずって変わりまして、政府に対して非常に信頼が高まってきました。
そして例えば拉致の5人生存・8人死亡とハッキリ言われた後での政府の調査官が行ったときでも、従来と違って聞き込みをしたけど、例えばめぐみの病院に行ったときに医者の聞き取りをするときに、こういう矛盾があってそこで追求したらそれ以上話が聞けないから、今はすべて向こうのいう事を聞いたんだ。
そして分析してから向こうに疑問を投げかけるんだという形で言うから、それがすべて新しいわけではないという説明の上でという話は聞かせていただきましたし。

それから9月のクアラルンプールでの国交正常化交渉が開かれた際も、何も進展が無いという事は、5人の方の子供が帰ってくる目処がすぐにはつかないという意味だたと思いますけど、昔だったら政府は本当に何もやってくれないという話になったんですけど、良く日本の主張を貫き通してくれた。
だから今回限りで言えば何の成果も無かったかもしれないけど、次の交渉のために必ずこれは良いように動くんだという事で、帰国されたときの説明会も拍手で迎えて拍手で送り出したような。
昔だったら家族だけではなくて議員の方からも怒号が飛んだんだという事を聞いていましたが、そういう点では非常に信頼感が高まって、特に安倍政権になってから尚一層の信頼が高まっていますので、今回の仮に6者協議で今回の会議にしてみれば成果が無かったということも十分考えられますが、しかし政府が何もやっていないという事は、今はもちろん一人もいないと思いますし、国民の方も同様に思っているという事が、・・・(聞き取れず)がそれなりに9年間で大きく変わってきたと思います。

それから今度はめぐみの家族ですか。
これはポールさんがアブダクションの映画を観たそうです。
それを観て、長女の方がエリザベスさんと言う方がめぐみと同い年齢であるとか、13歳で拉致されたのはこれは可哀想だという事で、歌を作ってくださったんですけど。
今度の来日の日程を簡単にご説明しますと、17日の夕方の4時にノースウエスト機で着いて、それから18日、私はその時午前中講演会があるので出ませんけど、2回曙橋の方でライブをやります。
切符はすでに売り切れてないということですけど、その2回目の方に私も参ります。
それから次の日は東京プリンスで記者会見とか、それから官邸にもお伺いするとか、外国特派員協会でも記者会見なんかも予定されております。
もしかして今日くらいには最終確定しているかもしれませんが、そんなこともありまして22日の日に帰国と予定されておりますが、その間にテレビに生出演もされるそうですし。
それから5月には永井インターナショナルに所属されております南こうせつさんとか元ハイファイセットの山本純子さんはじめ皆さんが合同でコンサートをすることも決まっております。
文京シビックホールですることに決まっておりますが、だから皆さんにも聞いていただければありがたいと思っています。

※コンサート情報について詳しくはこちら
http://www.kyodopromotion.com/2007/ppm/ps_01.html

★横田早紀江さん

皆さんこんにちは。
本当に長い間、この拉致問題の支援のためにたくさんの皆様方にご協力いただいて、ここまで来る事が出来た事本当にありがたく思っています。
何度も何度もこうしてこの会館にも何度も集会がありました。
この運動も10年と言う長い年月一生懸命に政府に訴えてきましたけども、本当に私たちはこの事をめぐみの事が浮上したときに、非常にめぐみの命の事を考えまして、本当の短い時間、これを出して良いのか?顔を出して良いのか?名前を出して良いのか?
本当に眠れないくらい苦しんだんですが、主人が20年もここまで分からなかった事がようやく分かったんだから、もしこのまま放っておけば何も分からないで僕たちは死んでいくだろうし、あの子も知らないところで死んでいくだろうって。
そんな事は出来ない、一か八か頑張ろうという事で決断してくれたわけです。
それで私たち家族はやっと一つになって名前を出した。
その事から拉致問題という事は非常に他のアベックの方々もおりましたのでここまで大きく来たんですけども、何でもやってみないと、一生懸命に本気でやってみないと、何でも成就していかないんだな、という事を本当にこの10年間思わせていただきました。

家族だけでなくて救う会の皆様、そしてマスコミの方々、国民の一人ひとりが一つ一つこういう現実問題をしっかり聞いていただいて、本当にこういう事が起きていたんだという事をしっかりと分かっていただいて、ようやく北朝鮮と言う国が、今6者協議で偉そうにいろんな支援をまだこれでもかこれでもかと。
核を武器にして欲しい欲しいといい続けているような国がすぐ横にあるんだという事が、本当に世界的に分かるところまで来たという事が本当に奇跡的なことだと私は思っているんです。
小さな小さなひとつのことから大きくぱっと広がって、悪っていう事がどんなものか?ということを国際的にまで大きくしてくださった多くの方々の力が結集されたおかげだと感謝しております。
だから真心込めて、本気の心で生命を大切にしなければならないという事を訴え続けていくことで、こうして一つの事が出来上がっていくんだという事を本当にありがたく思っています。
 
巧妙な北の中で、これから色々な問題が起きます。
それこそ、朝鮮総連もありますしいろいろな工作員も入っていると思いますから、いろんなことで北朝鮮よりの分断工作と言うものが入ってくるかもしれませんけど、私たちは日本が本当にこんなことで良いのか?と。
誰の子供であっても家族がこんなことで本当に良いのか?という事で、外務省の方も向こうに行って話をしてくださる方も「自分の子供がもしこうなったら、今私はここで何というだろうか?」と言う思いで向こうの人にも、そして5カ国すべての出て来てくださる方にも、「あなたも世界の父親ではありませんか?」という言葉をちゃんと具体的に発してお話していただけるような、そういうふうなチャンスを与えられるといいなといつも願っております。

これからもどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。(拍手)

★飯塚繁雄 家族会副代表

10年前から家族会結成時のときから思えば、今この姿と言うのは全く夢のような感じでございます。
これだけ国民の皆様がこの拉致問題に対する理解と協力を得て、完全な世論としてがっちりしたものを作り、それが政府の後押しになったと私いつも考えています。
今回政府としても拉致と言う問題については国の最優先重要課題だということで位置づけをしていただきまして、これより勝るものは無いと私たちは思ってます。
それぞれの丹東の方々を含めまして最強のメンバーでこのことに当たるという事については、全くの私たち信頼を持って期待をしておるところでございます。

特にこの方針につきましても「北に拉致された被害者の安全を確保し」と、それからこの「帰国を強く求めていく」と、言うような文言から下にもありますけども、この活動・行動を具体化した形できちっと提示して。
そういう事は何事も具体的に行けば具体的に答えが返ってくるという事もありますが、そういった事にですね。
私たちは非常に期待をしております。

ただ残念なことには、国を上げてこの問題をやると言う安倍総理の方針に対してですね。
例えば議会筋、その他の事柄を含めて、これに足を引っ張る状況があちこちに見受けられます。
どういうイデオロギーであったとしても、人の人権・人の命・国家犯罪に対しては絶対言いにくい事は無いはずなんですね。
そういう事から考えればなぜこの日本全体として一枚岩でまとまっていけないのか?と言うのがちょっと残念ですけど、とりあえず今の政権、安倍政権の下にですね。
こういった問題を解決していく姿勢が出ておりますので、私たちは万全の期待をして見つめていきたいと思います。

それと今やられてます6者協議につきましても、相変わらず結果としては何も出てこない。
いろいろ各2国間含めて協議らしきことをやっておりますけども、それぞれの国の実情、あるいは利害関係も含めて中々まとまらない。
まとまらないのは一番悪いのは北朝鮮ですけども、あそこはすべて自国の犯罪、自国が悪事をすべてを抱えている中で、周りの国が「お願いですから支援金あげますから止めてください」と。
万が一日本も「お金上げますから拉致被害者を返してください」と、こういった形での交渉と言うのはあってはならないと私は考えています。(拍手)

あくまでも北朝鮮の態度が、あそこは弱いものは弱い・・・・(聞き取れず)につながる。
強いところには下がると言う状況がありますし、私としてはあるいは我々家族会としてもこの6者協議の中で、間違っても核だけで日本の支援をですね。
決めるという事が絶対に無いようにしていただきたいと(拍手)、このように・・・・(拍手で聞き取れず)。
それが決まればこの拉致問題が消えてしまう恐れが十分あります。
そういう事を考えながら、ますます政府の方には力になっていただきたいと思います。
ありがとうございました。(拍手)

★有本明弘さん

拉致家族の有本明弘です。
たくさん参列していただきまして、ありがとうございます。
私が言いたい事は、一番腹が立っているという事は、仰った話のちょっと続きになるんですが、この正月くらいから安倍総理が総理になってから以降、支持率が70%くらいあったのがもう40切って来たというような状況がやってきました。
その中でいろんな事が公共の電波に乗って私たちの耳に入ってくる。
そういう状況が生まれておりまして、私は日本の国の政治の状況が如何にお粗末か?ということは皆さん方も、大抵の現状をみたらお分かりになったと思います。

私はこの10年あまり前、家族会が出来た時点で私と協力してくれた二人の方、その方と一緒になってこの家族会を結成しまして、今現在私たちに協力してくれた方がこの場にはもう出席しておられないんです。
本来ならば出席していただける方なんですが、皆さんのところにはおられません。

そういうような中で家族会は一番信頼できる総理、10年前と言うのは安倍さんと言うのは1年生議員だったんです。
1年生議員であって、その秘書の方と第二議員会館の事務所の前でばったり会うた。
それが10年前。
10年前一年生の人から総理になったんです。
その時に河野洋平と言う自民党の総裁、野党になった総裁、その事務所を行って帰りおったんです。
本来ならば、この河野洋平が総理大臣になってもおかしくないんですよ?この人がしっかりしておったら。(笑い声)

そういう中で安倍さんが総理になっている。
その安倍さんの事を色々批判する。
そういう中で私は言ってる通り、10年前から言っておるのは「政治はおかしいけれども、マスコミが一番おかしいんだ」と当時から言っている。(拍手)
これを言い続けておったら仲間内から、「有本さんそれは言うてくれるな」と(笑い声)、家族会・救う会からもそう言われて来た。
でも言うとって良かったんです。

私の代わりに総務大臣がNHKに命令出したでしょ?
これ、お分かりになるでしょ?
この命令があればこれから検討中となっているんです。
命令言うたら、こんな検討中と言うような生易しい物とちゃうんですよ、これ。(拍手)
それが本来ならば命令違反したら許さんよ、俺。(笑い声・拍手)
そういう事になってともかく、これ以上言うたら倒れるからこの辺で終ります。(拍手)

★有本嘉代子さん

皆様こんにちは。
本当にたくさん来ていただきましてありがとうございます。
本当にね、横田さんたち仰ったように家族会を作るときに私はどうなるかと本当に心配したんですよ、いう事を頭から離れないんです。
だから私はどこの集会に行ってもその家族会になったいきさつをお話します、冒頭に。
そやから本当に横田さんの気持ちも母親として同じ気持ちですから、私もそういう思いで運動してきましたけれども、本当に今やっと安倍総理が誕生しまして、本当に私たち待望の総理なんです。
それを今主人が申し上げたように、マスコミが足を引っ張る、自民党のある一部の人が足を引っ張る。
これが一番私・・・・・(拍手で聞き取れず)。
だから皆さんも、拉致問題はこの安倍先生のときに解決すると言う気持ちで皆さんご協力ください。
よろしくお願いいたします。(拍手)

★寺越昭男さん

石川から来ました寺越です。
いつも救う会に来ますと、家族会と一緒にいると、本当になんと言いますか、私一抹の寂しさみたいなものを感じるんですけど。
と言うのは、皆さん他の家族の方は生きておいでる。
私は父親が亡くなっていないという事で、どれだけ一生懸命運動しても父親は帰って来れないという寂しさのようなものを感じておるんですけど、政府としては生きている被害者をすべて取り返して拉致問題の解決と言う幕引きをしないでいただきたい。

多分拉致の被害者の方には、私の父親やそれと叔父さんもそうなんですけど、やっぱり長い間北朝鮮で生活していれば、図らずも亡くなられた方も多分たくさんおられるんでは無いかと思います。
その被害者の方も亡くなった方も全部帰国して頂いて、はじめて解決という事でお願いしたいと思います。
生きている方の帰国で良いという事になったら、拉致問題解決という事になったら本当に亡くなった方、その方たちにも本当に惨めな思いをしていると思います。
そのように重ねてお願いしたいと思います。(拍手)

★増元照明さん

寺越さんの場合、拉致認定されていないんです。
北朝鮮がなんといおうと日本政府は埒認定すべきだと私は思います。
彼らは拉致されたんだと、日本政府は直ちに認定すべきだと思っていますので、是非その辺もよろしくお願いいたします。(拍手)

★本間勝さん

皆さんこんにちは。
本日はありがとうございます。
私は田口八重子の3番目の兄で本間勝と申します。
拉致問題の今後の対応方針、我々はすべての拉致被害者の安全を確保し直ちに帰国させると、この一言なんですね。
我々もご覧の通り白髪の、80代70を越している人が多数います。
私も頭が禿げてきました。
そういった人々がどんどん積み重なって上に上がっていきます。
という事は、私のところの余命はあと何年と言うのは分からないんですね。
そういった中で我々の家族を早く取り戻す。

それにはもう直ちに返させる。
まさに金正日に対して返すのか返さないのか?イエスかノーか?これを突きつける。(拍手)
まずそれからでしょう。
それからじゃあどういうふうに返していこうか、という事になって分科会、設定されてもいいんですけども、まず我々が政府に対して言いたい事は、もう我々は余命はありません。
それから拉致された人も高齢になっている人も多数おられます。
特定失踪者の中にもそういう方がいられると思います。
時間と勝負という事を肝に銘じて北朝鮮と対応してもらいたいとそういう事が一つでございます。
よろしくお願いいたします。(拍手)

★斉藤文代さん

熊本から来ました松木薫の姉の斉藤です。
やはり私もいつも思っております。
私たち家族会は家族を取り戻すために、毎日毎日一生懸命過ごしております。
家族を一日でも早く取り戻さないと本当に、先ほどのお話にもありますけど、会えなくして死んでい課なければいけないような状態になることもあると思っております。
私が先か母が先かと思う時もあります。

本当に先は分かりません。
ですから私たちは取り戻すために一生懸命やっておりますから、政府も国民の皆様も一体になって、一日でも早い方が私は良いんです。
もう、これ以上時間が経つのは本当に正直言って耐えられません。
だからどうか今年は何らかの良い結果が出るように、政府・国民の皆様のお力を借りていただいて、何か結果を得たいと私も心待ちにしております。
私も頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

・・・その2に続く・・・

07.2.12 中山恭子氏2 東京連続集会25(4)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『中山恭子 拉致問題担当補佐官の講演 その2』

今、外務省は、佐々江局長、テレビで毎晩のように、こう、見えて、大変厳しい表情で話していらっしゃいます。大変苦しい状態に置かれているかもしれないと思っていますが、佐々江さんは、この六者協議が始まる前にも、アメリカや中国に飛んで、日本というもの、日本の状態を詳しく説明して、理解を得るということをしてくれています。
日本は、支援しろと言われたって、『このままでは支援など出来ません』ということを、しっかりと伝えてくれていますので、アメリカ、中国を中心に、ロシア各国の方々は、日本には特別な事情があるんだと言うことは、すでに理解してくれていると考えています。

今後どうなるか、今日の動きをしっかりと見て行かなくてはなりませんが、日本は、拉致問題について、北朝鮮がなんだの誠意ある姿勢を見せない中で、北朝鮮に対して支援をすると言うことはないということで、今、交渉に臨んでくれています。

これは主張すること、それから、他の国の理解を得ることも、大変難しい、厳しい交渉であろうと見ていますが、頑張ってくれていますので、そこは、外務省を今信頼をして、『頑張ってください。』という応援をしているところでございます。

ただ、私どもにとって、この仕事をしながら、安心していますのは、総理が、非常にこの拉致の問題に対しては、しっかりした姿勢を保ってくださっています。総理になる前から、その父親の安倍晋太郎さんの当時から、この拉致問題について心を痛めてい拉致問題したと言うことでございます。総理になったら、何としてでも、被害に遭っている日本人、北朝鮮で救いを求めている日本の人々を、日本に連れ戻すんだという強い決意をお持ちだという事でございますので、そう言った意味で、私たち、政府が一体となって取り組めるという事でございます。

安倍総理はですね、海外に出張しましても、必ずこの日本が抱えている、拉致問題について、相手の首脳、それから会う人全てに、話をしています。遥か彼方のアフリカで、ちょっと関係ないんじゃないかと思われる、そういう方にお会い頂いたときにも、『アフリカの方にも、この問題は理解してもらいたい』と言うことで、お話をしていますし、この会談の時間がちょっと短いから切り上げてくれと周りの方が言っても、『ここだけは伝えなくてはならないんだから』と言って、拉致の問題について、相手に伝えてくださっているという、そういうことが私の方には伝わってきております。

それに負けずに言って良いでしょうか、私たちも同じ気持ちでですね、この北朝鮮が連れて行った日本人、何人いるか判りませんが、必ず日本の土を踏ませるまで、頑張っていきたいということで作業を進めております。なかなか、いろんな進展がすぐに見えている訳ではありませんが、真剣に取り組んでいかなければならない問題ですし、みんなでその思いをですね、毎日のように『がんばろうね』ということで仕事を進めているところでございます。

たぶん、話の中で、いくつも抜けているかもしれませんが・・・、予算の問題・・・お伝えしなければいけないことについて・・それからそうですね。。

もう一つお知らせしたいのは、国連の、国際連合人権高等弁務官というポストがありまして、カナダの女性の方でございます。アルゴールさんとおっしゃいます。以前、緒方貞子さんが、難民高等弁務官をなさっていました。高等弁務官というのはもう一つありまして、人権高等弁務官という、国連のポストがございます。その人権高等弁務官のアルゴールさんが、日本を訪ねて、ご家族の方々から直接お話を聞いたり、私たちも打ち合わせをいたしました。官房長官も、アルゴールさんと会談をしてこの問題への理解を深めてもらっています。

更にその前には、ムンタボォーさんという北朝鮮についての国連に対して報告をするという、報告者という役割をお持ちの方も、日本にいらっしゃいました。これは、昨年の12月に、北朝鮮人権侵害問題啓発週間というのがございまして、北朝鮮人権侵害問題啓発週間というのが、今法律で定められており、12月の10日〜16日までなんですが、この時期に、拉致議連、家族会、救う会、が国際会議を開いてくださって、このときにタイのこの報告者の方が日本に来て来てくださって、このときにも、多くのみなさんから、拉致の問題に関して聞き取りを行ってくださいました。この方からも、国連に対して、日本で聞き取りを行ったものを基礎にした報告が行われることと思っております。

更に、これは、アメリカの方が『めぐみ』という映画を作ってくれました。みなさまもご覧になった方も多いと思います。横田さん夫妻が、中でちょっと諍いをしていらっしゃる場面も出てくる、そう言う映画でございまして、アメリカの方が作られたという雰囲気もありますが、かえって、拉致問題というものの恐ろしさ、拉致問題の解決というのが必要だとということを、この『めぐみ』と言う映画は、非常に良く訴えてくださっている映画だと思っております。

この映画は、日本でも、ところどころで上映されていますので、もしお時間があったらご覧頂きたいと思っていますし、私どもも、この映画をお借りして、たとえば、先日もジュネーブで開かれていました、ダボス会議の中で、会場をお借りして、上映をいたしました。多くの方々、国際機関の方々、それから各国から来ていた、そう言った事柄に関係のある方々が見てくださいましたし、それから2月6日には・・・国連で行っています、強制失踪条約というものが2月6日に調印されました。この調印式がパリで行われましたので、そのパリの街の中で、『めぐみ』を上映いたしまして、関係する方々に見て頂いています。

更に、今日は、横田さんからお話があるかもしれませんが、PPM(ピーター・ポール&マリー)という歌のグループの方が、以前、『花は何処に行った』と言う大変美しい歌を作ったグループですが、その中のポール・ストゥキーさんという方が、『めぐみに捧げる歌』と言う歌を作ってくださいました。今月21日が発売でしょうか?CDの。そして今月半ばには、ポール・ストゥキーさんが日本を尋ねられるということです。この歌も、とっても綺麗な、美しい歌で、北朝鮮とかそう言った単語は出てきませんが、かえって、戻ってこない娘を思う、そう言う気持ちが伝わってくるような歌でございます。是非皆様も覚えていただいて、いつでも歌っていただけたら・・、多くの人々に知っていただきたいとそんなふうに思っております。

今、そのレコードがここにあるそうですので・・

レコードを流す(http://www.voiceblog.jp/blue-jewel-7/287259.html)ここで、聞けます



レコード演奏の後、対訳を、中山補佐官が朗読

『めぐみに捧げる歌』

娘を思う気持ちが、
めぐみ何か話して。そしてもうすぐ私のそばにいるって言ってほしいわ。
あなたのいない明日がずうーっと続くなんて思うと
哀しみの涙があふれます。

あなたは、まだ若い乙女なのに全ての夢を砕かれたのよね。
そして別れの挨拶どころか何の言葉も無くいなくなったの。

めぐみを私に返してください。
荒ぶる大海の向こうより力の限り魂を叫びなさい。
私の心なら必ずそれが聞こえるから
そしたらあなたは家に帰るのよ。

めぐみ、こっちに来て、あなたはどこに。

(ここから日本語が入ります)

風の中にあなたの声が聞こえます。
めぐみを私に返してください。
荒ぶる大海の向こうより力の限り魂を叫びなさい。
私の心なら必ずそれが聞こえるから
そしたらあなたは家に帰るのよ。
私に返してください。
私のめぐみを。

そう言う歌詞でございます。とても美しい歌ですし、ほんとうに、そう言う気持ちが伝わってくる伝わってくる歌だと思いますので、みなさま、是非この歌を広げていただきたいと思います。

話がちょっとずれますが、若宮さんもですね、この拉致の問題についての劇を作って上演してくれています。きっとまた全国を回ってくださると思いますので、そう言った機会がありましたら、その若宮さんの・・拉致の問題についての・・あれは、えーと、題名は・・・

〜〜題名を若宮さんに聞く  若宮さんから『たまでばこ、ほら』と答えがある〜〜

『たまでばこ、ほら』という題の演劇になっていますので、機会がありましたらそれも是非ご覧ください。

それから、ちょっとこの場をお借りしまして、最近蓮池薫さんが工作員で日本に戻ってきたりしているというような、そんな話が流れましたが、私ども、どう考えても、あの文章は矛盾だらけの文章でございますので、これは作られた話であると、確信しております。ある意味では帰ってきた被害者に対する誹謗中傷で、場合によっては、なにか意図的か、無意識のうちに行われているのか判りませんが、向こうで何とか耐えて戻ってきてやっと少し落ち着いてきたのかな、子供達も何とか馴染んできたかなと言った状況でございます。
今また、こういった事柄で、居場所がないような思いを被害者がしているとしたら、それはとても、残念なことだと思っています。政府はこの被害者5人から、あらゆる時に情報を提供して貰い、そして役立ててきております。協力してもらっていますので、そのことも、お伝えしておきたいと思います。

肝心要のことをお伝えしていないと言うことです。
その対策本部が出来ました後、じゃぁ、政府として、どういったことを考えて、北朝鮮に対して行っていくかと言うことをですね、昨年10月16日、『拉致問題における今後の対応方針』というのを決めまして、六項目ございまして・・そのまえのところからお話しした方が良いかもしれません。

北朝鮮が日本の国家主権、国民の生命、安全に関わる拉致問題について、きわめて不誠実な・・
あ、これ配られておりますので・・これを見ながら・・

以下配付資料を中山補佐官が、かいつまんで説明
内容は以下

拉致問題におげる今後の対応方針
                     平成18年10月16日
                     拉致問題対策本部

平成14'年9月17日、我が国と北朝鮮は、日朝平壌宣言に署名し、同宣言の精神及び基本原則に従い日朝間の諸懸案を解決し、国交正常化の早期実現に向けた努力を傾注することを確認した。しかしながら、北朝鮮は、我が国の国家主権と国民の生命・安全にかかわる拉致問題において極めて不誠実な対応をとり続げできたのみならず、本年7月に弾道ミサイルを発射し、更には、今般、我が国を含む国国際社会の再三の警告にもかかわらず、核実験を実施した旨の発表を行った。
拉致間題及び核・ミサイル問題に関し北朝鮮側は、日朝平壌宣言をはじめ、六者会合の共同声明、安保理決議第1695号等に違反する行動をとっており、我が国は、北朝鮮側に対し、改めて、厳重なる抗議及び断固たる非難の意を表明する。また、今般全会―致で採択された安保理決議第1718号も、北朝鮮が発表した核実験を非難し、北朝鮮及び各国がとる措置を決定すると同時に、北朝鮮が他の安全保障及び人道上の懸念に対応することの重要性を強調している。
かかる状況の中、拉致問題にプいては、政府として、引き様き、「対話と圧力」という―貫した考えの下、解決に向け粘り強く取り組んでいくこととし、拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はあり得ないということをここに改めて確認した上で今般新たに設置した拉致問題対策本部を申心に政府―体となって、すべての拉致被害者の生還を実現すべく、今後の対応方針を以下のとおり決定する。北朝鮮がこうした我が国の
決意を厳粛に受げ止め、拉致問題を解決するための決断を早急に下すよう強く求める。

1・北朝鮮側に対し、すべての拉致被害者の安全を確保し、直ちに帰匡させるよう引き続き強く求めていく。また、拉致に関する真相究明、拉致実行犯のEl渡しについても引き続き強く求めていく。
2・現在、政府としては・北朝鮮に対して、人道支援の凍拮措置 (平成16年12月28日発表)、万景峰92号の入港禁止を含む諸措置 (平成18年7月5日発表)、北朝群のミサイル等に関連する資金の移転防止等の措置 (平成18年9月19日発表)、すべての北朝祥籍船の入港禁止やすべての品目の輸入禁止を含む諸措置 (平成18年10月11日発表)等を講じているが、今後の北朝鮮側の対応等を考慮しつつ、更なる対応措置について検討する。

3・現行法制度の下での厳格な法執行を引き続き実施していく。

4・拉致問題対策本部を中心に、拉致問題に関する情報を集約・分析し、間題解決に向けた措置の検討を迅速に推し進めていくとともに、拉致問題に関する国民世論の啓発を―層強化する。

5・「特定失躁者」にかかる事案を含め、北朝鮮による・拉致の可能性を排除できない事案に関する捜査・調査等を引き続き全力で推進していく。また、捜査・調査の結果、新たに拉致と認定される事案があれば、北朝鮮側に対して然るべく取り上げていく。

6・国連を始めとする多国間の場、また関係各国との緊密な連携を通じて、拉致問題の解決に向けた国際的な協調を更に強化していく。
                                 (了)

このあとも、色々ご意見を伺いながら、お話をさせていただこうと思います。
ありがとうございました。(拍手)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このエントリーのテキストはblue-jewelさんの手によるものです。

07.2.12 中山恭子氏1 東京連続集会25(3)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『中山恭子 拉致問題担当補佐官の講演 その1』

中山でございます。
今日は祝日の午後、大変貴重な時間ではございますが、このように多くの皆さんにお集まりいただきましてありがとうございます。心から感謝を申し上げます。
また、今日ここに来てくださいましたみなさまは、拉致問題に関しては非常に古くから、関心を持ち続けてくださり、そしてご支援いただいている皆様方だと思ております。
そのような方々とご一緒に、これからも対応するときには、皆様に今日はみなさまのお考えやご意見を是非伺いたい。一緒に北朝鮮に向けて全ての拉致被害者を返すように要求していきたいと思っておりますので、今日足をお運びいただきましたことを、まず、心から感謝申し上げます。

今日は家族会、救う会の緊急集会と言うことで、このような場でお話しできますことを大変有り難いことと思っております。心から、家族会、救う会のみなさまに感謝申し上げます。

また、今日は家族会の皆様、遠いところから、ご参加頂いております。
ちょっとご紹介だけ、しましょうか?

西岡さん:『増元さんに紹介して貰いましょう』

中山さん:じゃぁ、増元さんから、ご自身のことも含めてお願いします。(会場笑い)

〜増元照明さんから家族の紹介〜

自信のことはあんまり言いたくない。(会場笑い)
緊急集会、中山補佐官の話を聞いて、今政府がどのように対応しているのか聞くために、各地の家族に連絡して来ていただきました。
私ども家族をご紹介します。
前列から横田ご夫妻です。飯塚副代表 こちらにいらっしゃるのが有本ご夫妻 寺越昭男さん。田口八重子さんの三番目のお兄さん本間勝(まさる)さんです。松木薫さんのお姉さん、斉藤文代さん、横田拓也くん、飯塚耕一郎君、市川修一さんのお兄さん夫妻、一番最後になりましたが、松本京子さんのお兄様松本(孟さん)。私、家族会の増元照明です。

〜〜〜会場から、若宮さんの紹介をという声〜〜〜

西岡さん
『紹介ぐらいしたらいいじゃない?』

増元さん 、
『たまてばこ、ほら』という演劇を、プロデュース、脚本、主演をなさいました若宮優子さん。
今後、私と共に闘っていただくと言うことになりましたので、今後とも宜しくお願いします。

中山さん
はい、ありがとうございました。今日はこのように全国からお集まりいただいております。今日お越し頂いていないご家族もいらっしゃいます。家族会には入っていらっしゃいませんが、石岡さん、北海道の。ヨーロッパから拉致された被害者のご家族、それから、久米さん、曽我さん、他にも被害者の方々がいらっしゃいますが、今日はいらしていません。私たちはそう言った方々とも一緒にですね、被害者のご家族が、いろんな意味で、大変困難な状態でいらっしゃるということをいつも、心におきながら、この仕事をしているところでございます。

またさらに、政府が認定しているのは17人でございますが、認定できていない、証拠が全く残されていなくて、なかなか認定できないというのが現状で、今現在は、再捜査を全国的に進めておりますので、少しでも情報があって、なんだかの証拠を認めてですね、認定できる場合は認定していこうという姿勢で、今、望んでおります。まだ認定できていませんが、証拠がないばっかりに認定できていませんが、全国に、政府が認定している方々の意外にも拉致された可能性のあるそういう方々もあると、そう言う思いで、この仕事を展開しております。

それから、私自身が、以前、内閣官房参与として、家族対応の仕事をしておりました。
はじめてご家族の方々、2002年の9月27日の朝ご飯でございました。26日に辞令を頂きまして27日の朝ご飯の会に、図々しく入れてもらいました。そのとき初めてご家族の皆様に、私自身が、お目にかかった、その時でございます。
その前の3年間中央アジアにおりましたので、お目にかかる機会がなくて、内閣官房参与という辞令を頂いた翌日にお目にかかりました。その時の第一印象、今もそのままに裏切られずに、第一印象で受けたまま、ご家族の方々、いらっしゃる。

みなさまも、きっと同じようにお考えだと思いますが、拉致された方々のご家族の、強さと言っていいんでしょうか、優しさと言って良いんでしょうか?また、娘や息子を思う、家族を想う、その思いというのが、きっと皆様の心に、響いていることとと思っております。

私自身も、お目にかかった最初の瞬間から、たいへんな人々が、この方々と一緒に、被害者が日本に戻るまで、一緒に仕事がしていけるんだということで、私自身が、大変有り難くおもった事でございました。

本当に典型的な日本の方々だと言う思い。・・何を意味しているか・・
言わなければならないことを、皆さんしっかりおっしゃいます。でも、節度もお持ちです。
そして、家族の家族に対する思いというのは、もう、正にみなさん、自分の命を捨ててでも、かけてでも、娘や、息子や家族の人たちに、もう一回日本の土を踏ませたい。日本で生活をさせてやりたい。その思いが最初の出会いの時からから、ひしひしと伝わって参りました。

ちょっと余計な話になってしまったかもしれませんが、その思いは、今も変わっておりませんし、どうしてもっと早く、私自身が、そういったことを共有しながら、こういったことをもっともっと日本中の人たちに判ってもらう、そう言うことがどうして出来なかったんだろうという、その時非常に、自分自身が残念だった、または謝りたいというのが、そんな気持ちが最初の出会いの時でございました。

その当時から、先ほど、西岡さんが、アピールが全部、今は成し遂げられたと(アピールについてです、拉致問題そのものではありませんが)おっしゃっていました。私自身も、内閣官房参与の仕事をしながら、アピールに書かれている事柄というのは、日本政府として、当然行っておかなければいけない問題だと、感じております。

ですから、政府の中に、北朝鮮によります日本人拉致問題を扱う部署というものが、−−全ての省庁に関わっている問題だと考えておりましたので−−、必要だと思っておりまして、参与というのは、家族対応の仕事でございましたが、当時から、政府の中に拉致問題を担当する部署が必要だということを主張しておりました。

今回、まさかこんなに早く安陪内閣が成立するとは思っておりませんでしたが、安倍さんが総理になられて、全ての閣僚人事が終わった後でした。実は、四年ちょっと前に、参与としての辞令を受けたのも、9月26日でしたんですが、今回も同じ9月26日の夕方、安倍総理から、『補佐官として入ってくださいね』というお電話を頂きましたとき、ただ一言、『はい、判りました』とお答えしました。会話はそれだけでございました。

でも、安倍総理がこの拉致されている人々が、北朝鮮に残されたまま、日本が、なんていうか、普通の顔をしてやっていけるものではない。必ず取り戻すんだという、非常に強いお気持ちをお持ちだと言うことは、判っておりましたので、会話は、それだけでございました。
会話としては、『入ってくださいね』『はい、わかりました』と言う簡単な会話でございます。

その日の夜遅く辞令を頂きました。もう、夜中の10時過ぎだったと思います。その辞令をいただきましたときに、総理から、『対策本部をつくろう』『自分が本部長になるから』とその日のうちに伝えられました。

私自身も、以前からそのことを主張していたことでもありまして、早く対策本部を作って、全ての省庁合わせた形でこの問題に取り組まなければいけないと言う思いがありましたので、26日の夜の辞令の後で、今日ここに出席しておりますが、この対策本部で今仕事をしている人々に声をかけまして、まだ対策本部ではありませんでしたが、当時は。『是非作りましょう』と、徹夜が続くような状態でしたが、みんな頑張ってくれました。

三日後の、9月29日に閣議で拉致問題対策本部を設置することが出来ました。
その日の、29日の夕方に、総理がご家族の皆様にお会いして、そのことをお伝えしたという、先ほど横田代表からお話があった、最初の日というのは、、対策本部ができた当日の夕方のことでございます。
安倍総理から、そのことについて、ご家族の皆様に、直接お伝えいただいたと言うことでございます。

こういった対策本部というのは、日本政府が、一体となって、北朝鮮に対して、拉致された日本人を帰国させるように、救出に当たるというのが、もちろん、この対策本部の、唯一と言っていいでしょうか、その目的でございます。

そして、対策本部の組織図をお配りしておりますが、こういった表です。ここに書かれているとおりなんですが、対策本部長は、総理大臣、それから組閣と同時に、拉致問題を担当する大臣というものを決定いたしまして、官房長官が拉致問題対策の担当の大臣、副本部長は従って官房長官。拉致問題担当大臣が入っております。対策本部の部員というのは全閣僚が含まれております。ですから、政府全体が、北朝鮮による拉致問題を担当するということになります。

更にこの資料の中では、もう一枚の表があると思います。
関係省庁対策会議というのがございます。この関係省庁対策会議の一歩前にですね、対策本部の会合を開きます。対策本部の部員が全閣僚でございますので、対策本部というのは、閣議のような会議でございます。ただそこでは、あまり具体的な議論をしている余裕がございませんので、実際には、関係省庁対策会議というところで、局長、審議官クラスが集まりまして、それぞれ自分の省庁が関係していることを伝え、相互の連携をとって動いているというのが、現在のところです。

更にその下に、情報分科会、法執行分科会、広報分科会、という3つの分科会を持っております。

必要があればこういった分科会は、また作って行きたいと思っておりますが、今はこの3つ、情報、法執行、広報という分科会を開いておりまして、これはもう本当に数人のメンバーで相談をし連携をとりながら、動いているところでございます。

それから、もう一つ、ついでに資料の説明をいたしますと、こういった関係省庁がどのようなことで関わっているかと言うことを表にしたものをお配りしてございます。正に、全ての省庁がこの拉致問題と関わりを持っている。
この表は、とりまとめたものでございますが、ほんと、まとめたものですので、2〜3ページになっていますが、この元になっている資料は、こんなに分厚い物になります。(手で厚みを示して)各省庁が、この拉致問題に対して全ての省庁が関わっていると言うことがはっきりいたします。

やっと、各省庁が、連携をとりながらですね、日本として、どのように対策を考えていくか、そういった体制が整ったと言うことでございます。

更に、予算の資料もお配りしてありますね。
こういった組織は、体制は作りましたけれども、本年度の予算というのは、もともと、組織の中にありました、連絡調整室という部屋がございます。もともと参与としておりました時の支援室が拡大した組織だったわけですが、連絡調整室が持っていた予算だけが本年度予算でございまた。実際に出来た新しい組織が活動する費用というのはございませんでしたが、なんとか今年度の補正予算の中に組み込んでもらうことができました。補正予算の、テーマが、安全というテーマでございましたので、日本国民の安全が脅かされている問題であるという、そういう考え方を、多くの方々がとってくれまして、本年度の補正予算が認められました。

二億二千六百万円という予算が、3月までの予算として認められております。

来年度の予算につきましても、今、政府の内示のある段階でして、今まだ、国会で審議中でございますが、そこで、・・承認いただければ、来年、今年の4月からの活動も続けていけるという状態です。

安陪内閣ができて、もう四ヶ月過ぎました。やっとこういったかたちで政府全体が、まとまって動く体制が出来ました。しかも、3月まで活動する費用も得ることが出来ました。来年度、今年の4月からにつきましても、政府の内示では、活動していける体制ができたところでございます。

そうですね、ご予算の中身につきましては・・ついでに、ご説明しておきたいと思いますが、補正予算というのは、3月いっぱいで使わなければならない予算ということでございまして、なかなか3月までに使える作業というのは、限られているわけですが、それでも、組織の中で総合調整室、政策企画室、情報室というメンバーが、必死でその活動を、行っている最中でございます。

この表でいきますと、まず、補正予算で行いたいと言うことは、北朝鮮に向けての放送についてですね、どうした放送が行っていけるかという、まずその調査を3月までにすませて、4月から出来るだけ早い段階で、実際にこの放送を行っていきたいと考えています。

それから、あらゆる手段を使って、いろんな資料を整えていきたいと思っています。専門科や関係者のみなさまに御協力を頂いて、この資料を使って、調査をし、救出に向けてつかっていく。やはり、いろんなことが必要になってまいりますので、そういったことを行いたいと思っています。、

それから、もうひとつはですね、実際には今、この拉致問題については、日本の国内では相当にご理解を得てきていると思っていますが、それでも尚ですね、まだ日本の中でも、なんとなく人ごとのように考えられているということがあろうかと思いますので、『この問題は、けっして人ごとの問題ではない、日本人であれば全員が、一緒になって救出するという覚悟を決めてもらいたい』という思いがございまして、更に、日本の多くのみなさまに向けて、この拉致問題の理解を得ようということで、たとえば、まぁ、小さな、5分とか15分ぐらいの、理解してもらうための映像の入ったものを作ってですね、全国で理解を深めたいと思っていますし、それから、場合によっては、できれば、(今一生懸命やっている最中なんですが、)テレビの中で、『拉致というものを忘れないでください。みんなで北朝鮮に向かって、拉致されている日本人が帰国できるように、応援してください』 というような、メッセージをテレビで流していきたいと思っています。

更に、日本だけでは、なかなか、北朝鮮に対して(−−もちろん日本はやらなければならないのですが−−)日本だけの交渉では、なかなか思うように進まないというような状況がこれまでもありますので、世界の国々
国際社会が、北朝鮮に向けて、拉致という犯罪行為をしてはいけない、拉致をした人々を日本に戻す、日本だけではありませんが、拉致をした人々を解放するようにと言うことを、国際社会も、北朝鮮に向けて、説得して貰いたいと思っておりまして、そのためには、国際機関、関係する国々そう言った国々向けても、理解を得ようと、先ほどの、5分とか15分のDVDにつきましても、日本語だけではなくて、アメリカ、ドイツフランス、イタリア、ロシア、中国、そう言った方々にも見てもらって、そして、北朝鮮に向けて『拉致した人は早く帰せよ』 と、全ての国際社会の皆さんから、伝えてもらいたいという、その思いがございまして、そう言った言葉にして、英語なら英語、ロシア語ならロシア語で作った、DVDですとかパンフレットとかをお配りして理解を得ようということを試みております。そのための作業を今しているところでございます。

いずれにしましても、この問題というのは、非常に手強いと言って良いんでしょうか、北朝鮮が、犯罪行為で、日本人、その他の国々の人々を拉致しておきながら、この解放というのを交渉する場合、北朝鮮が絶対に優位にある 、そういう交渉でございます。従って、北朝鮮が、拉致した人々を帰した方が良いんだと決断してくれない限り、取り戻すことが出来ないというように考えています。現段階でですね。

従ってその北朝鮮の中で拉致した人々は、返した方が良いという決断をするにはどうしたらいいのか、どうやったら決断してくれるのか、そこを日本政府としても、更に日本政府以外の国々からも、説得をして貰いたいという思いでございまして、今その作業を続けているところでございます。

六者が開かれております。六者協議でなかなか進展していないように見えていますし、今日の会議が、一番重要な会議だと聞いております。それがどのように進んでいるのか、今日の部分につきましてはまだ情報が入っておりませんし、報道からも、まだ成されていないかと思いますので、その様子を今待っているところでございますが、日本としては、もちろん、核やミサイルの問題というのは、東アジア全体に対する、また特に日本に対する、非常に厳しい脅威であるということは、当然のことでございまして、核やミサイルに関しまして日本を含め、多くの国々と協力しながら、北朝鮮に核の廃絶を訴えていく、またはそのようにさせるというのがもちろん、重要でございますが、日本にとりましてはそれと同じようにといいますか、又は、もっと現に日本人が被害にあって、日本人の、生命や安全が脅かされている状態にある、その脅威があると言うだけではなく、現に今、安全が脅かされている状態なんです言うことを、他の4カ国にも、アメリカ、中国、韓国、ロシアにも判って貰ってですね、そう言った状態で、北朝鮮に支援をしろと言われても、到底無理な話ですと言うことを伝えて理解を得ようとしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このエントリーのテキストは、blue-jewelさんの手によるものです。

07.2.12 横田滋さん 東京連続集会25(2)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『横田滋 家族会代表の挨拶』

(拍手)皆さんこんにちは。
日曜のお昼にも拘らず、満席の方がお出でいただき、ありがとうございました。
今日の資料の中にもありますが、安倍政権の誕生と同時に拉致問題の対策本部を作りまして、そして総理自らが対策本部の本部長に就任してくださいました。
政府には色々な対策本部があるそうですが、総理が直々に本部長になられるのは数が少ないという事だそうです。
総理直属の所に中山補佐官が事務局長になりまして、その下に総合調整室それから政策企画室・情報室等が設けられまして、そして新たに活動を始めていただいております。
我々が・・・(聞き取れず)のは組閣から3日目か4日目の頃だったのでまだ具体的に例えば情報室を作っても、どなたがなられるのか?っていうのが分からない時があったのですが、全部組織が整いまして実際の活動が始まっております。

今日は対策本部長の中山事務局長をお招き致しまして政府の方針を、我々は一部伺っていますが皆さん方に是非お伝えしたいと思います。
そして家族としましては、政府のそういった方針に全面的に信頼いたしまして、本日の6者協議もどのようになるか分かりませんけど、おそらく北朝鮮の無法な要求に応ずる事は出来ませんし、北がそれを撤回するという事も考えられませんので今回は成功という事も言えませんし、拉致についても昨日までは日朝間の接触もありませんので何も無かったと思います。
こういった形での政府の方針とそれから最近の情報について、お話を伺うことができると言うのは我々としましても当然喜んでおります。
是非皆様もこういった組織のことについてはお聞きになる機会が少ないと思いますので、是非今日の機会にご理解いただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

07.2.12 西岡力氏 東京連続集会25(1)友愛会館にて

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25)
07.2.12 友愛会館にて

『西岡力 救う会副会長の挨拶』

家族会・救う会が運動を始めて今年10年になるんですが、運動始めて2年目の平成11年にですね。
第一回の国民大集会を開いたんですね。
第一回の国民大集会でのアピールって言うのが一番最後のここに入れてありますが、そこで私たちは5つのことを要求したんですね。

第1が「拉致された日本人の救出を国政の最優先課題にする」を国会など場で公式に表明して、関係部署を網羅した拉致問題解決の対策本部を政府内部に、設置する。
そして第2が拉致された日本人に危害が及ばないように繰り返し要求すること。
第3が、拉致がすでに疑惑でない事は明らかであり、疑惑という事葉を外しそのまま対応すること。
第4が、北朝鮮側の姿勢が変わらない場合は経済制裁をはじめとして強力な手段を持って救出を行なうこと。
拉致問題を棚上げした北朝鮮と国交正常化を行なわないこと。
第5が、この事件についての国民世論や並びに国際世論の理解を高めるため、拉致事件に関する捜査資料を可能な限り公開すること。

いう事なんですが、それが全部実現したというふうに我々思っておりまして。(拍手)
今日はその説明を、ここに返って要求した対策本部が出来まして、その事務局長に来ていただいて・・・(聞き取れず)を聞けるということは長く取り組んで来た者にとって感無量でありまして、第一回目から実は司会をやってくださっている櫻井さんも今日は駆けつけて下さっておりますけども、ゆっくりと政府がどういう体制で拉致問題解決に臨んでいるのか?と。
特に6者協議の中で一部に「日本は孤立する」と「制裁、強気な事を日本だけが言っていては駄目じゃないか」という事を日本国内で言う人たちがいますが、そんな事は無いと。

今こそ拉致問題解決のために最高の布陣ができて、最善の政策を政府は今採っているんだという事を私たちは確認して、頑張って欲しいという事を誓い合いたいと思って、今日の集会を企画しました。(拍手)
これから約1時間半くらい、中山恭子さんにお話をしてもらって、その後今日は全国から家族の人も来ていらっしゃいますので、順番でコメントをして頂いて進めたいと思います。

それではお願いいたします。(拍手)

★中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25) テキスト一覧表

中山恭子拉致対策本部事務局長招き緊急集会(東京連続集会25) 
07.2.12 友愛会館にて

1 西岡力 救う会副会長の挨拶
http://piron326.seesaa.net/article/35503600.html

2 横田滋 家族会代表の挨拶
http://piron326.seesaa.net/article/35503689.html

3 中山恭子 拉致問題担当補佐官の講演 その1
http://piron326.seesaa.net/article/35503789.html

4 中山恭子 拉致問題担当補佐官の講演 その2
http://piron326.seesaa.net/article/35504075.html

5 家族会の皆さんの声 その1
http://piron326.seesaa.net/article/35504150.html

7 家族会の皆さんの声 その2&中山恭子補佐官のお話
http://piron326.seesaa.net/article/35871225.html

8 質疑応答
http://piron326.seesaa.net/article/36188538.html

9 櫻井よしこ氏・西村慎吾氏の挨拶
http://piron326.seesaa.net/article/36188783.html

10 佐藤勝巳 救う会会長の挨拶
http://piron326.seesaa.net/article/36188997.html
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2007年03月07日

07.2.12 質疑応答 南越谷集会(8)南越谷サンシティにて

第二回埼玉県東部の会 講演会
〜今年中に拉致被害者全員を救出へ〜
07.2.12 南越谷サンシティ2F 視聴覚室にて

『質疑応答』

★質問者1

生まれて初めて、新年の金正日の新年のサンシャ(?文字表記不明)、社説って言うんですか?
共同社説って言うんですか?演説って言うんですか?
あれ良いなって、翻訳だけ読んでいて。
今月号の月刊現代で佐藤優さんと鈴木琢磨さんが対談の中に、彼のサンシャの金正日の言葉の中に「黎明」という言葉に非常に反応しておられたんですよ。
何か、朝鮮戦争のときにやっぱり同じような言葉が出て来たと、ひょっとしたら今年、北の攻撃あるのでは無いか?と。
ただ外務省はこの分析を全然していないという事を佐藤優さんが非常に憤慨しておられて、「何かコメントないですかね?」と言ったら鈴木琢磨さんが「ラスプーチンさんにお教えする事は無いですよ」と答えていたんですけども。
なにか、先生そういう事があるんですか?

★回答 萩原遼氏

いえ、金正日が何か武力挑発とかね。
いう事は全然ありません。
そんな力、全くありません。
あったら中国自身のシナリオのぶち壊しやから絶対にそんな事やらすわけがない。
また彼が単独で南を攻撃したりとか日本に何か撃ち込んでくる。
今までは一応公海にぶち込んでいるけど、仮に沖縄にぶち込んだ。
そんなことをしてみろと、そりゃあ、あの国消滅ですよね。
だからそんな事ありません。
力もありません。
だからそれは大丈夫です。

★質問者1

武力ではなくても今、ピンクじゃないですか?どちらかと言うと、お隣の国が。
もっと何か、日本を含めて総連を含めて日本に情報戦争をどういうふうに仕掛けてくるんでしょうか?

★萩原遼氏

いや、何の力もないです。
そんなの有り得ないです。
何かありますか?例えば。

★質問者1

いえ、ありませんけど先生の目からからごらんになって。

★回答 萩原遼氏

特殊部隊を送り込んでくるとか?そんな事有り得ないやん。
あったら良いじゃないですか。
我々日本、喜んで及ばずながらも何でも撃退しますよ。
そりゃあ、日本人舐めたらあかんぞという事で。

★質問者1

じゃあ、総連自体も力が無いんですか?

★回答 萩原遼氏

力が無い。
あんなもの、僕らのあれで叩き潰すところまで来たじゃないですか?
まさか、何にも出来るわけないじゃない、そんなもんね、大丈夫ですよ。
それはむしろね、怯えないことが大事なんですよ。
彼らに、来るなら来い!と。
こちらはもう静かにね、静かなるあれでね、断固たる姿勢でね。
そんなもう怯えて右往左往しているから向こうが付け上がるんでね。
我々は何一つ怯えることもなくて、持てる力でね。
持てる最大限の力でね。
抵抗すると言うのは、これはもう自衛権と言うのは国の権利ですから、大丈夫です。
僕が言うても何の力も無いわけですけど。

★質問者 野口孝行氏(北朝鮮難民救援基金)

すみません、あのですね。
「拉致問題の解決なくして国交正常化は無し」というのが日本の立場ですよね?
で、最近その以前はその通りだと思っていたんですけど、最近僕が思い出したのはもちろん拉致問題の解決は大前提なんですけど果たして拉致問題解決して、まぁおそらく金正日の政権が倒れない限りは拉致問題は解決しないと思うし。
例えばじゃあ首を挿げ替えて中国がプレッシャーを与えて、仮に拉致問題が解決したとするじゃないですか?
そうすると3兆円規模の賠償金が行くと。
これって果たしてあげちゃっていいのかな?と言う思いがあるんですね。
そういう戦争賠償金をあげて良いのか?

何でか?というと、確実にあの国の体制・体質が変わらないとまたその賠償金を使って核を開発するかもしれないし、何か日本に対して悪い事を考えているかもしれない。
そしてさらにそれがその後ろ盾に中国がいたときに、果たして日本はそんなお金を手放しであげちゃっていいのか?という心配みたいのがあるんですけど、その辺はどう思いますか?

★回答 萩原遼氏

核をせよって、そしてそれを枕に寝ないと安心できないって言うのは、まさに金正日なんですよ。
彼が、チャウシェスクがルーマニア革命で民衆に射殺されたあの悪夢をね。
ビデオで見て、それで人民が蜂起したら殺されると、それでずっと核に突っ走っていくわけなんですが、その特殊なね。
極めて臆病者の正日と、それを皆がそうだというふうな事をちょっとね。
距離を置いて考えていただきたいのは、元々金日成が核を開発したけれどもあれほどね。
金正日ほど怯えなかったんですよ、金日成はお父さんの方は。

ところが息子の正日って本当に臆病な奴でね。
だから核を必死で握っているんだけど、あの男を除去すればもう少しマイルドな、それでマイルドなと言うのは厳しい査察と各施設の完全廃棄ですよ?
廃棄した後でなければ、もちろん米朝も国交を結ばないし日朝だってね。
そんなものね、核のあるいは凍結と称してやね。
重油をやったのがクリントンの大きな誤りだったんですが、徹底的な寧辺の査察もして完全に廃棄した後、国際的に核はもう一つもありませんと、核なんか無いと言う状況になって初めてお金が渡るわけなんですよ。

それでなければ絶対に核も拉致も解決せずにお金だけ先に渡す。
とんでもないことで、それをね、野口さん。
野口さんだってまず真っ先に査察で行くじゃないですか?ね。
で、僕もば〜っと行きますよ。
どないにかプロが何百人も入りますから、そういう連中が日本からも数百人行くし外国からも数千人行くしね。
その連中が徹底的に北の人民と協力して、あそこに隠してるここに隠してる言うてね、人民も立ち上がりますから。
それをね、力を合わせればね、僕は残さず暴かれると思いますから、それをやった後の話なんですよ。

★質問者 野口孝行氏

そうじゃなきゃ駄目なんだと?

★回答 萩原遼氏

そう、そうなんです。
そうじゃなければね、そんなビタ一文やれない。
だからまず拉致のご家族がね。
先頭に立って収容所なり彼らの集結場所、まず真っ先に乗り込むのは皆様方ですのでね。
そういう日をね、是非気になさらずに野口さん、別に強制収容所に入らんように頑張ってください。(笑い声)
いや、そんなことで宜しゅうございますか?

★質問者2

先ほど萩原先生、お話の最後の方でですね。
向こうに帰国事業で帰った50万人の朝鮮人の方々をもう一度こちらに受け入れるんだという事を仰いましたよね?
確かにあの方々は騙されて向こうに連れて行かれたわけで、わかります。
それは筋だとは思うんですよ。
ただ、北朝鮮に行って何年くらいですか?40年くらいになりますよね?
こっちで定住して日本国民になってもらうためには、物凄い職業訓練とかコミュニケーションの取り方とか、色々やらなきゃ、三浦さん(=北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会の事務局長・三浦小太郎氏)がよく帰国した人に脱北して来た人に「あんた、最低限日本語覚えなさいよ」って言ってるらしいですけども、いう事をやってあげなければならないと思うんですよね。
ただでも、それをやると50万人の人を受け入れて、日本が多国籍、多民族国家になる覚悟が必要になると思うんですよ。
今の日本人の多民族国家になる覚悟があると萩原先生はお思いになりますか?

★回答 萩原遼氏

そこがね、○○さんね。
これからの問題で難しいものが色々ありますがね。
皆さんもご存知のようにね、50年後には日本の人口が1億人を割る日が来るんですよ。
毎年100万人ずつ減りますから、ず〜っとこれからね。
そうしましたらね、50年後には9900万人くらいになる。
経済的な活力が当然落ちますよね?
そしたら小さな日本で行くか?あるいは今1億2千7百万の大きな日本で行くか?と言う選択をね。
今まさに迫られているんですよ。

そしたら仮にですよ。
女性が子供を産まないのは、これは世界の先進国の態勢ですから、そしたらね。
今例えばフィリッピンから看護師さんを入れるのを問題になっていますね?
日本が従来型のサービスって言うんですか?看護師さんや、それからケアの方や何とかやそういう人手が足らなくなる。
どうしても否応無しにどっかの国から持ってくると言ったら言葉悪いですが、来ていただく。
それはね、どうしても必要に、今なっているんですよ。
それをね、日本国民が要求するのか、そのように要求しないのか。
それを「老々介護で行きます」というふうに国民のコンセンサスが得られたら、今のままちょっとずつ人口減って1億人割っても「日本だけでやりましょう」と、それは日本国民が決めることなんです。
これがまず一つね、これが大前提。

やはり流れとしては外国人労働者を入れるね、方向に今動きつつあると。
と言う中で在日の人たちは最も近い外国人なんですよ。
在日朝鮮人の子供・孫・ひ孫、今もう4世になっていますからね。
この方々は日本に対する憧れが非常に強いんです。
皆物凄く日本に行きたい・帰りたい言うのね。
それはあの国が余りにも酷いから日本の物は何でもね。
こんな汚い例えで悪いんですがね。
「日本の物なら犬の糞でもありがたい」と言う言葉があるんです、北に。
それほど日本の物がありがたがられている。

という事は、彼らはね、最も良質の労働力となり得る。
そりゃあね、外国人を入れたらそれはもう言葉が通じない、イライラで喧嘩になる、すぐに何やかんやごたごたが起きる、それは当たり前で、どこの国でもヨーロッパでも何十年も前からそれでやってるわけでしょ?
日本もようやくそういう時代に、○○さんね、入りつつあるという事なんですよね。
それは国民の結局コンセンサスがね、どっちへ向かうのか?
僕は大勢として外国人を受け入れざるを得ない。
中でも在日の方が一番近い。

それでね、50万全部ここに連れて来いって言うんじゃない、一旦原状回復しなさいという事なんですよ。
一旦日本の土を踏ませて、3ヶ月か半年ね。
我々や在日にも親戚はいるし、それからベトナム難民のときに作った施設もまだ残ってるし、それからバブルのときの遊休のホテルやなんかが一杯、リゾートやなんやであるでしょう?
もう今、閑古鳥鳴いていますよね?
そこに10万やそこらは受け入れる施設はあるらしいんですよ。
ありとあらゆる施設を、そこで半年でもおって、そして選択は自由にしなさい。
やっぱり北が良いと、言うたら北に帰りなさいと。
その代わりまた舞い戻りたくなったら来なさいと。

往来の自由と言うのは、今世界どこでも同じじゃないですか?どの国でも自由に行けるわけでしょ?
だからそういうふうに○○さんね。
一旦、拉致された人を原状回復するというのが原則ですから、一旦ここに連れて来いと。
それで後はその人たちの自由意志によって、「やっぱり北朝鮮が良い」と言う人もおるんですよ、結構。
・・・(聞き取れず)来てるっていうでしょ。
「日本は冷たい、北に帰りたい」って言うてるんですよ。
「じゃあ、なんであんた来たんだ?」とここから出かかるけど、それを言ったらおしまいなんでね。
「向こうに帰りたい」って言う人いるんですね。

まぁ、いろいろです、人間。
せやから、まぁ○○さん。
ともかくね、これはね、拉致の方はね。
とにかく無条件に取り返すのと同じようにね。
北朝鮮と朝鮮総連に騙された人たちを一旦ここに戻せと、原状回復しなさいという事を申し上げたいわけなんです。

★質問者2

惰性で入れちゃ駄目ですよね?

★回答 萩原遼氏

それはそうですね。
その点では小太郎さんもそうだし、僕らもね。
力の無い我々がホンマに苦労し抜いてます。
まず言葉を教えないかんでしょう。
大変ですよ、言葉が分からんから。
それで言葉を覚えてもろうて、今度は就職先を探さなあかん。
若い人もおるからね。
おじいさんやおばあさんはいいんだけども、40代の人はね。
仕事は本当にこれ頭痛いんです。
だから僕は29日からまた大阪行って、その人の就職先を探すね、そんな仕事をね、私も細々皆でやってるわけでね。
まぁ、○○さん、色々援助してくださいよ。(笑い声)
まぁ、お願いします。
なんか、二次会があるらしいから、その時で。

★質問者3

萩原先生、今日はどうもありがとうございました。

★回答 萩原遼氏

いえいえ、どうも雑駁な話で。

★質問者3

それでですね、これから救う会とか一般の市民・国民とかがですね。
運動できる事は今までの他に何かあるのかな?と思いながらも聞いていたんですが、その点をお願いします。
その中にですね。
だってメディアと政府にもっと違った形で説得力のある正確な、市民・国民にしか出来ないような働きかけをしたいなと思うんですが、その辺をもしこういう事こういう事が出来ますよという事があったら、余興でお願いしたいんですが。

★回答 萩原遼氏

それは古藤さんが、日頃古藤さんや加藤さんやそれから金子さんがお考えのことですよね?
ですからむしろ、そういう日頃運動を担っておられる。

★司会 古藤勝次氏(埼玉県東部の会)

あの、最後まで言い続けるしかないんじゃないか?と。

★質問者3

そうですよね。
地道ですけど、署名活動なんていうのもいいですよね?
これ、いろんなところにお話頼み込んで数千万名くらい集めるくらいのね。
そうすれば効果ありますよね?

★回答 萩原遼氏

そうですよね。
そもそも署名から始まったんですものね。
横田さんご夫妻なんかがね。
その事を思えばね、今地道な、すぐには結果は出ませんけどね。
しかし、あれが基本じゃないでしょうかね?

★質問者3

先生のお話聞いて、だいぶ希望が見えて来たんです。

★回答 萩原遼氏

ありがとうございます。
それとね、さっき横断幕立派なのを作っていらっしゃるでしょう?
大平さん(=特定失踪者・藤田進さんの従兄弟)なんかこうやって、ああいうのをね。
いろんな集会の度にね。
「私たちは拉致された者の家族です」という、こういう事をね。
行く先々やそれから街頭でもね。
ああいうのをおやりになったらね、そりゃあ物凄く効果があるんじゃないか?と私は思ったんですが。
本当に立派なね、川口の方は本当に立派なお仕事をなさっていると思っていますので、是非。

★質問者3

12月でしたっけ?
その・・・(聞き取れず)の駅で署名活動したんですよね、横断幕をもって。
結構関心のある人、多くいますよね。

★回答 萩原遼氏

本当に、田口八重子さんのね、国民的シンボルになっておられますのでね。
本当に不幸な形でとはいえ、そういう国民的に知られておりますので、是非ご家族の方はですね。
一つ力を発揮していただきましたら、僕らが励まされるわけですからね。
是非よろしくお願いいたします。

★質問者3

はい、ありがとうございます。(拍手)

・・・集会終了・・・
posted by ぴろん at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

07.2.12 萩原遼氏3 南越谷集会(7)南越谷サンシティにて

 第二回埼玉県東部の会 講演会
〜今年中に拉致被害者全員を救出へ〜
07.2.12 南越谷サンシティ2F 視聴覚室にて

『萩原遼氏(ジャーナリスト・北朝鮮研究家)の講演 その3』



それと、燃料供給地として、地下資源、豊富な地下資源を、中国が、ごっそり持っていく段階になっています。
もう一つは北朝鮮が使ってる日常生活用品の8割は全部、中国製。
僕は、『赤旗』という共産党の新聞の特派員をやっていたとき、焼き肉の炭、『炭ないかー』って言って。(炭のことをスッチーっていうんですよ。スッチー)『スッチーないか、スッチー』『いや、スッチーしらん』もう、言葉自体無くなっていたんですね。炭なんか、すぐできるわけなんだけど。それが作らせないんだから。つくっていない。

炭がないから焼き肉、石油コンロ焼くんですね。焼き肉、石油コンロでは、まずいですよ。
そんなわけで、みんな中国からのもので、なんでも。
風呂どうしてるってきいたら、中国から、なんて言ったかな、あれ、日本でも、一頃あったでしょう?こんなカーテンで四角なお風呂、簡易風呂。シャワーないから。簡単な風呂のない家が使う、昭和30年頃、日本にもあった。何て言うのかな、あれ。冬でも、夏は、たらいで行水できるけど、寒いから。みたいなの。北朝鮮の連中は使っているんですよ。

つまり、事ほど左様に中国の物がいろんな形で入ってきて、要するに商品の市場としても北朝鮮は中国のもうけ口。地下資源でも、べらぼうに儲けてる。物流基地としても非常に有効になっているということは、限りなく植民地に近い状況にあるということみなさんに理解してもらいたい。

僕が何故、これを言うかというと、この問題と、拉致の問題が、非常に北朝鮮の問題が、非常に重要な関係にあると言うことを言いたいんです。

何故か?
中国が北朝鮮に本格的に進出して、経済進出、それから、資源の供給地、それから物流基地となるには、何がいるのか。
鉄道がいります。道路がいります。港がいります。飛行場がいります。それから他に、インフラといわれる経済基盤。道路、それから電気、鉄道、港、飛行場。飛行場も今一つか二つだけやけど、あと10〜15どうしてもいりますよね。

そのお金を、一体、どこから取ってくるかというということで、中国は、自分のところで精一杯だから、北朝鮮にあるわけがない。日本からは3兆円から6兆円の経済協力資金が、国交正常化すれば、お金が向こうにいくわけです。一番欲しがっているのは、中国がほしがっている。ということは、日朝の国交正常化を早くやれと、そして、早く金を取れというふうな圧力になって、今その圧力が、すこしづつ、すこしづつ、すこしづつ、狭まっております。いずれ、中国が首をすげ替える時が必ず来る。何故か?日朝の、国交正常化の最大の難問は拉致です。【拉致解決成しに、国交正常化なし】、これはもう、安倍さんも言っている。自民党も、もし、これを言わなくなったら、その首相の首が飛びます、みなさんがいる限り。絶対そんなこと言わせません。


だから、日朝国交正常化の、最大の前提は、金正日を排除することでなければならない。何故ならば、拉致は、奴さんが、やったわけだから。だから僕は首をすげ替えろと。何のメリットもありません、中国にとって。中国がこの、正日を抱えている以上、自分たちの、北朝鮮の経済基盤整備をやることが出来ないんです。『これ、こいつ(正男)に、もう、変えろ』と。『変えたってあんた方の腹は何も痛まないじゃないか』ということを、僕が主張しておりますが、ごまめの歯ぎしりですから。英語版作ったから、こんどもう一回、中国語版を作って、中国語版持って、僕、北京に乗り込みます。これ、胡錦涛に読ませるんです。『胡錦涛さんにも渡してくれ』って。どうしても、実は中国語版翻訳やってるんですよ。

これはね、萩原遼の孤独な戦いやけどね、これ、結構世界を動かしてるなー。これ、韓国語版出ました。去年でまして。これ出たっていうか、向こうで勝手にやってね。『萩原先生、出来ましたーー。』って。『何が出来た?』『翻訳できました』ってね。もう一方的でね、いい加減な連中でね。韓国の連中ていうのは。ま、なんていうか、アホですわ。(会場笑い)ホンマ。アホですわ。僕が冗談ばっかり言ってるから。『おまえら、アホや』いうて。それが、『出来ましたー』ていうからエライ元気よくやってきたわけ。

それがね、『萩原先生講演に来てください』っていうから、『何日、大丈夫でしょう!』向こうで決めてるんですよ。しょうがない行かざるを得ないから、僕はもう、韓国語しゃべってないから・・それでも、『1時間しゃべれ』っていうから、1時間しゃべりましたよ。そうしたら、『萩原先生、10年前に先生の講演聞きましたけど、韓国語ヘタになりましたね。』(会場笑い)はっきり言うんじゃないよー って言ったんですけど。そんなわけで、これ出来まして、韓国でね、右翼が集まってるんですよ。戦争記念館、朝鮮戦争記念館、右翼がえらい、いっぱい集まってるんですよ。それは、たいしたもんでした。
だから僕、『こういうものは、小規模でやるもんだよ。』言ってやったんですよ。(会場笑い)

そんなこともあって、これ作ったでしょう。英語版も作ったでしょう?
お金ないのいね、300万円集める予定が、200万しか、集まらなくて・・・・お志が、ある人は、今からでも、一冊15ドル、1500円。
外国人に、欲しい人には奨めてください。まだ、3〜400冊残ってます。

今中国語版作っています。『首すげかえろ』と、『はやく』ということで、私なりの孤独な戦いをやって、今年中に中国語版作って、中国の北京に乗り込んで、みんな、説得して。もうええかげんせいと。

それでね、みなさん、本当にはらわた煮えくりかえると思うでしょうが、ひとつね、子供が、10ヶ月経たんと生まれんように、うちわで扇いでも、早く生まれるわけではないので、一定の時間が必要だから。タイムテーブルをちょっと申し上げます。さきほども、相当時間がかかるとおっしゃったけれども、こういう段取りなんです。あとで、討議でいっしょにね、また、みなさんね。

ちょっとねこういう風な状況なんですよ。
ブッシュ大統領もう何の力もありません。レームダック。既に、政権末期の無気力状態。次は、ヒラリーさんになるか、オバマさんになるかと言う状況で。今年の12月には、韓国の大統領選挙がありますが、さっき野口さんがおっしゃいましたが、『たいしてかわりばえないよ』と。韓国は、全く、おっしゃるとおりで、たいして力ありません。どっちがでても、Aさんがでても、Bさんがでても、にたりよったりで、代わり映えしません。何の力もない。

次は、ヒラリーさんがでるのが、2008の12月ですね。これまで、おあずけ。アメリカの大統領が、きまるまで、もう、ブッシュは何の力もない。ヒラリーさんが、次ぎに何をするかというと、おそらく、クリントン大統領が、2000年丁度にですね、あの方は北朝鮮と国交を結ぶ寸前まで行きましたが、時間切れで。米朝の共同コミュニュケと言うのを出したんですよ。国交正常化、やりますと。ところが、その一ヶ月後、ブッシュがとおって、もう、全部チャラになりました。だから、ご主人のビル・クリントンさんの残した仕事を、たぶんヒラリーさんは受け継ぐだろうと。

となると、2008年の12月の大統領選挙。翌年の2009年2月が就任式、いつも、あの国は、どういう訳か、えらい寒いとき、みぞれが降って、寒い寒い時期ですが、その2月にヒラリーさんが、かっこよく登場します。6ヶ月はお勉強です。何にも知らんから。お勉強します。2月から六ヶ月と言えば、8月のバカンスあけ、動きがあります。だから2009年にかなり大きな地殻変動的動きがあるというのが、私が見るタイムテーブルですので。

そのときまで、ぼくらはじっとしてただ拝んでいるしかないのか?、とんでもない話で。僕らがやらないかんことは、ものすごく、力持ってるということなんです。

さっき言いましたように、日朝国交正常化を真に望んでいるのは、実は中国なんですよ。
中国の方から、圧力かかります。日朝国交正常化をやろうと、本格的に動き出すのも、中国が、2008年8月のオリンピックが終わった後なんです。終わった後になったら、少し余裕が出てくるから、朝鮮半島の根本解決に向かいます。

だから、2008年の8月のオリンピックと、12月のヒラリーさんの当選と、その辺を超えた後に地殻変動的動きがある。それに備えるために、1日も早くそれを実現させるために、僕らはじっと遊んでいるわけにはいかない。こういう地道な集会を、至る所で開いて、やはり、みなさんの声を常に届けること。これですね。これを忘れずに、もう、へこたれずに、諦めずに、『あいつがやらんから、おれらも』とか、人のせいにするんじゃなくて、誰がやらないところから、ここまで盛りあげたじゃないですか?みなさんが。

政府はそっぽむく、警察はそっぽむく、誰も彼も聞いてくれない中で、だれがここまで持ってきたかと。
僕は、生まれて初めて、南越谷、きました。ド田舎ですね、ド田舎でこれだけ熱心に、せっかくのお休みの日に、こういう風に集まって、ご家族の方を先頭に、それを、みんなが、支えてる。特定失踪者からも難民救援基金からもいらして、本当にみなさんの温かいお気持ち、これが愛国心じゃないですか。人に教えられるんじゃなくて。(拍手)
人に教えられて、『あなたが教えてくれたから、愛国心とはこんなものですかー』、『けっこうなもんですなー』とかそんなもんじゃない。
みんな、こうやって、同胞を救おう、可哀想な人たち、家族が引き裂かれてどんなに辛いか、その気持ちを我が痛みに感じる人がこれだけたくさんいると言うことが、僕は素晴らしい事だと思いますから、みなさん希望を捨てずに、へこたれず、頑張りましょう。

僕はおととい70になりました。もう何にも怖くない。
暴力団がきたら、僕が先頭に立ちます。命怖くないんだから。
何にも怖くない、何時死んでも良いんだから。

幕末の林子平、皆さんご存じでしょう?幕末の大政治家、林子平。
あの人が、『七無斎』って言ったんですよ。
参考リンク
※「六無斎」の誤りか

なんで、「七無斎」かっていうと、

 〜親は無し(二親×2)、妻無し、子無し、版木無し(木版)、金もなければ、死にたくも無し〜

親は無し、二親いるでしょう。妻無し、子無しでしょう、版木無しは、江戸時代の本は、木版ですってたでしょう。
版木を幕府に取りあげられたんです。貴重な開国兵団という版木が失われたんですが、ところが、たまたま、そのあと出てきて。ある人が密かに持っていて、今日岩波文庫で読めるわけですからね。
この林子平の「七無斎」。
僕は、『親無し、妻無し、子無し、版木あり』なんですよ。
これがあります。金も無ければ、死にたくもなし、これは似ていますが。

僕は、六無斎」っていってるんですよ。六つの無い男。
ですから、命は全然惜しくないし、足引っ張られる孫もいなければ、子供も、嫁さんもいないから、好き勝手にやってますよ。
みなさん、僕にどんなことでも持ち込んでください。どんな問題も、持ちこんでいただいて、結構です。対応します。なんでも対応します。北朝鮮と命がけで闘うのなら、僕は何でも引き受けますから。みなさんも、是非お気持ちを発散させて、時間はかかりますけど、希望ありますから、ここまで盛りあげてきたんだから。

最後にひとことだけ。朝鮮半島に、いよいよ、根本的な地殻変動が起こります。何故か?朝鮮戦争というものが、もう戦争が終わって、今年で53年たつのに、まだ、休戦協定なんです。戦争を、ちょっと休んでいる状況なんです。朝鮮戦争が、終戦になっておりません。
終戦になっていない。ここに、38度線が常にごたごた、ごたごたする原因があって、金正日のような冒険主義者が、ちょっと核を振り回したら、また、その辺が右往左往する。政府レベルがが右往左往して、走り回っている。あんなものは、何の焼くにもたたんと僕は言っている。ただの時間稼ぎに過ぎない六カ国協議。こんなものは、単なる時間稼ぎ。

そこで、六カ国協議に拉致を取りあげてくれようが、くれまいが、そんなこと関係なく、日本人は、日本人として、徹底的経済制裁をやって、あいつら、きりきり舞いさせているのは、日本の世論なんですよ。マグロも禁止したでしょう。金正日の贅沢品、全部禁止したでしょう。女性のパンティもあかんと。下着も一切贅沢品入れてないでしょう。

あいつの神通力というのは、要するに贈り物戦術なんです。女性には、高級下着や香水ね。そいで、己は、築地のマグロや北海道のいくら、なんとかのウニね。地中海のオレンジ、オレンジを10個買うのに飛行機飛ばして、買いに行ったり。とにかく、それに対して、一番効いているのが、アメリカの金融制裁と日本の万景峰号なんですよ。もう徹底的に締め上げると。僕ら、やることたくさんありますから。何も、六カ国協議でやれ取りあげられなかったからどうのこうの、それは、外務省のバカどもが言っているだけの話で。我々はそんなこと、一喜一憂する必要はありません。徹底的にこういう小集会をやって、そして締め上げて、そして、関連の朝鮮総連の関連者を一人一人、しらみつぶしに洗い出して、そいつを、もう逮捕するというところまでいかんと、拉致は、ここでやられたんだから。日本が日本は、材料いっぱい持ってるんだから、だから、僕らの調査力と、特定失踪者(問題調査会)がやっているような、野口さんたちがやっているような事を徹底的にやることによって、僕らが・・・。

地殻変動的に動いたときには、休戦協定が、平和協定になる日が来ます。
そのときは、南北にまっぷたつに割れます。割られたら、ええんだと。おまえ等バカだから割られるんだと、僕は、韓国の連中に言ってるんです。北朝鮮は中国の属国になりつつあります。その属国の奴隷になろうとしているのが韓国ですから、二人そろって、仲よく中国の属国になれば良いじゃないかと。我々は独自の道をいくんだと。

そういうことで、アメリカと中国が朝鮮戦争終結しますね。終結した後は、アメリカが北朝鮮と国交を結びます。その前には、正男を連れてくるか、別な奴を連れてくるか、とにかく金正日は消えます。はずします。

そのときに、拉致は堂々と、部隊にのぼります。全部、500人全部取り戻すということを堂々と主張できますから。その代わり、国交(正常化)にはしかるべき必要な賠償金は、払って当たり前。
それは、拉致の見返りとか、身代金という意味では全然ないですよ。
それを解決しなければ、俺たちは、びた一文出さないんだという堂々たる態度で臨めば、その日が、必ずここに二〜三年でね、僕は、地殻変動あると思います。僕が、ヒラリーさんに一種の期待をかけてるのはそれでもあるんです。

その時に、500人かえってきます。10万人の在日朝鮮人も、全部連れてこいと。その子孫たちが、50万います。それも全部連れてこいと。その人達は、もとここから出て行った人たちなんだと。ここから騙されて出て行って、夢やぶれて、ひどい目にあった人たちを、全部僕らが受け容れられないわけがないんですよ。終戦直後の、あの苦しいときに、300万の外地の引き揚げ者を迎えた。200万景峰号の兵隊を迎えた。もう食うや食わずの日本がね、そう言うことをやった経験もあるんだから。ベトナム難民を1万人救ったことも、経験としてありますから。50万ぐらいの、在日の人たちをみんさんも、温かく迎えていただきたいと。それが、拉致をも解決する
道でもあると思いますので。みなさん、一緒に頑張りましょう。これで終わります。

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このエントリーのテキストはblue-jewelさんの手によるものです。
posted by ぴろん at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

07.2.12 萩原遼氏2 南越谷集会(6)南越谷サンシティにて

 第二回埼玉県東部の会 講演会
〜今年中に拉致被害者全員を救出へ〜
07.2.12 南越谷サンシティ2F 視聴覚室にて

『萩原遼氏(ジャーナリスト・北朝鮮研究家)の講演 その2』



こういうね、これ、宣伝ビラなんですよ。これね、見やすいから、こんな白い紙だけど、もとはこのビラなんですよ。ぺらぺらのビニール。ビニールに裏表びっしり。

   〜ビラの内容〜
   愛する北の同胞の皆さん、もう一度考えてみましょう。
   金日成は金正日に殺された。
   金正日国防委員長の女関係・・ (会場笑い)

なんとかかんとか・・いろんな小さい情報がね・・
ここに、山の中でこれが秘密のアジトでしてね。トンネルみたいに真っ暗なところが、ざーーっとあるんでね。『ここはなんですか』って聞いたら、『ここは農業をやってはいけないところなんですよ。』と。だけど、小屋を建てれば、そこの農地だけは、開墾して収穫することが出来るというんで、要するに農業を偽装して、何やってるかというと、これ、こればっかり作ってるんですよ。(くしゃくしゃに丸めたビラをみせて)これを、印刷したのをこんなに(くしゃくしゃに)やってるもんだから、『なんで、こんなくしゃくしゃにするんだ、読みづらいじゃないか』というと、『違う』と。『固めてやると、固めて落ちる。』と。

さっき言ったでしょう。ヘリウムガスでぶわーっとあげて、上空に行って30分後にぼーんと破裂するんだって。そいでバラバラと落ちる。ところが、それが重なってあると、重なって落ちて、そのままもっていかれちゃう。だから全部こうやって、みんな、ぐじゃぐじゃにして、そいで、四散するように。ぶぅーーっと飛ぶように。おばさんがみんな、四人ぐらいで、ぐわーーっとやってるんですよ。ぐわーーっと、ビビンパ練るみたいに、ぐわーーっとやって。それを詰めて、みんなでガスをぶーーっと入れて、それで、ばーーっと飛ばして、それを15回やりました。それでね、もう、『ちゃんと飛んでいけよー、ちゃんと届けよー』と。 僕も喜んで。そんなことをやって。

それを、特定失踪者問題調査会は今やろうとしているんです。

 (特定失踪者問題調査会が、韓国でテストして、韓国のセイガダイにおちたこと、韓国政府にはやめろと言われていること。どこから飛ばすかなど、杉野さんとの会話)

   萩原さん:大統領官営の真上に落ちたと、それはあかんな、(会場笑い)
   杉野さん:韓国政府からは止めろといわれているんです。

それでね、これをね、『紙の爆弾はサイルよりもっとすごいんだ』と、このイミンボクさんが言ってるんですよ。これが本当のその通りでね、何でかというと、彼は、こういうふうに言ったんですよ。

『闇が濃いければ、つまり、もう漆黒の闇、真っ暗闇のところは、マッチ一本でも明るく感じるでしょう?』と。『北は今、正にそれなんですよ。何にも情報がないから、マッチ一本の火が明るく感じるように、このチラシがですね、いかに大きな威力を発揮するか』というて。

これはね、一枚だけど、もう一つは、金日成の写真を入れてるんですよ。写真入れたら、向こうの法律で《丁重に奉らなければならない》という法律があるんですよ。だから、ばーっとやって破ることも出来ない。お尻に敷くことも出来ない。ポケットの入れることも出来ない。丁重に奉じなければならないから、恭しく持っていかなければならないんですよ。それで、関係機関に申告しなければならない。それでその間に読むじゃないですか?(会場笑い)

そこ、上手いことやってましてね。考えているんですよ。ま、あの手この手でね。それが何の意味があるのかというと・・要するに、私の考えでは、金正日と人民とを引き離すこと。引き離せというのが私の意見で。。

それで、引き離さないで・・先ほども、武力攻撃と言うお言葉も、出ていました。お気持ちはよくわかります。もうイライラ、みんな、いい加減腹立ってるから。一発噛ましてやろうと。それをやればやるほど、人民が、金正日のまわりに団結するんです。日本の野郎が我が国に武力攻撃をしようとしているとか、アメリカが今にもパトリオットだ、イージス艦だといって攻撃しようとしていると言うと、今まで金正日の悪口を言っていた国民までが、我が国を守らなければならないと団結してしまうんです。それは、もう逆なんです。そうじゃなくて、逆に切り離す。切り離すための何が良いのかというと、それが、正に、この紙の爆弾なんですね。金正日は父親を殺したんだなんてことが、みんなものすごく興味深く読むわけですね。だから、僕は、あの国に情報を入れる。徹底的に情報を入れる。

情報がないから、国民がうその報道、嘘の宣伝、嘘の口コミで、みんな惑わされて、金正日になんだかんだ言ってついて行ってる。
これを断ち切らなければならない。それで、僕も、腹に据えかねて、それで書いたのがですね、これ。文庫本になりましてね。私は一塊のジャーナリストで力がない。そやけど、ジャーナリストのやれる分野もまだたくさんあります。

この中心課題はね、《金正日は、父親金日成を殺した》 (?)クウェスチョン付けてますけど。それから、《200万、300万の人民を餓死と称して殺人行為を行った》 3つ目が、《金正日は、核危機を演出することによって、反政府に向かってくる、反米に持っていった。》 腹が減った、食料くれと言って国民が、おこりますね、それを、核危機を、わざと、上空に飛んでいる衛星通信のスパイ衛星で、写させて、核製造をわざと見せつけて、つまり反政府に向かうところを反米に持っていった。

この3つをですね、これ書いたんですよ。それで、これをどうしてもアメリカ人にわからせたくて、もう、お金のない私が英訳本作ったんですよ。一冊、欲しい方にあげますから。

アメリカ人に一目でわかるように
   
   金日成は、金正日によって殺された?
   金正日は、200万ないし300万人の人民は、飢餓を装って餓死殺人された。二番目ね
   三番目、核危機は、反政府に向かうのを、反米にすり替える術策であった。

この3つを、アメリカにね、ぱっと見て直ぐわかるように、持って、僕は、去年の7月いっぱい、アメリカで走り回っていました。
ライス国務長官、ご存じでしょう。よく漫画になる。黒人で、漫画にしたら面白い顔のおばさん。あの人にどうしても読んで欲しかったんですよ。その人に一番接触している、マイケル・グリーンという補佐官。ブッシュの補佐官、半年前までやっていた人にあったんですよ。この人、日本語ものすごく堪能でしてね、上手ですね、『何処で勉強したんですか』って言ったら、『静岡に二年いました。』なんて。『東京大学にも4年おりました。』って。それは上手いはずですよね、6年いれば。

彼に、萩原さん:『あんた、ライス長官と親しいだろう』
   マイケルグリーンさん:『非常に親しい』
   萩原さん:『絶対これ、ライス長官に渡してくれるか?』
   マイケルグリーン:『絶対渡します』

彼はね、彼が乗ってきたのは、『二番と三番は判っていたが、一番は、これは知らなかった。』というわけですよ。金日成は、息子に殺されたというのは。『なんでそうなったんですか』といきなりのってきたんですよ。

そこは、日本の知識人は、(知識人たくさんおるから、差し障りあるかな?どうかな)知ってて知らん顔をします。知って知らん顔します。アメリカ人は、非常に直接的、直裁というか、直ぐに乗ってくるんです。『これ知らなかった。どういう事ですか』と。二時頃だったんですが、『今日はこれで引き上げて、早くこれを読みたい。』と言い出して。

結局、そのマイケル・グリーンが40冊、これ引き受けてくれました。全部ただで配ったんです。あなた20冊、あなた20冊といって。300冊持っていって、それで、政府の要人、それからむこうの北朝鮮研究者、全部配ってね。

『とにかく、あなた方、こいつと、いつまでだらだら、だらだらつきあっているんだ』と。
『こいつをはずせ』と。『はずして、次ぎに変わる者を持ってこい』というのが、私の主張なんです。

これ、私、正日相手にする時代は去ったと、そういうこと、いろんなところで言い出したらですね、そうしたら、私の主張が、こんな形で世論になりつつあるんです。『首をすげ替えろ』と。『金正日の首を長男の正男にすげ替えろ』と。僕がとは言わんが、僕のあれが、効いたと思うんです。

今まで、『後継者が誰だ』、みなさん聞いたことがあるでしょう?高英起(コ・ヨンヒ)という二番目の奥さんとの間に、高ジョンチョルというね、割合背の高い、いい男がおるんです。24〜5で。その弟が、コウヨンウンという、これはずんぐりむっくりの、親父そっくりの体やけど。あの、長男はね、お母さん似の非常に細面の、これが本命だというて、日本のマスコミやら、専門家と言う人が、ジョンチョルだ、ヨンウンやというて。僕が、『そんなこととんでもない。後継者決めるのは中国だよ、中国にいる正男だよ』と言ったら、僕のあれ以来、ぴたりと止みました。そいで、こういう線で落ち着きつつある。

何故か、これも、今朝の新聞だけど、ばっちり写真が出てるんですよ。ご覧になった方もあると思いますが。
これ、正男ですね、北京の正男です。2001年に、成田に来ましたでしょう。女性同伴でね。
(会場から他の新聞にも載っていると言う声)日経にも、朝日にも、じゃぁ、今日一斉に載ったんだ。

正男はね、今、中国と、北朝鮮はどういう関係になっているかというと、一口で言えば、『属国』です。『属国』。
これは、興味のある方だけ。僕はね、初めてね、産経が出してる正論にね、『中国の属国化する北朝鮮』というのを書いたんです。そしたらね、えらいね、日本の専門家たち・・毎日テレビ出てて、勉強できるわけないんですよ。だから、同じ事、ばっかりいってるでしょう?だから、『萩原さん、一回ぐらい、テレビ、出てくださいよ』ていうんですけど、『いやー、僕は、御免被る』ってね。僕は、テレビでね、一回朝鮮総連批判やったら、テレビから総スカン食らって、『あいつはやばい奴だから、生で絶対出すな』と。『もう、いらん』と、こっちから断ってるんですよ。

《中国の属国化する北朝鮮》 と言ったら、どういうことかというと、みなさん、ちょっとね、この界隈でも、被害があったと思うけど、マンホールのふた、消えてますね、どぶの鉄のふた、消えてますね、それから、電線、そこいらの工事現場の。電線がごっそり盗まれている。頻々と起きている。何処に行ってると思います?

中国に行ってるんですよ。全部中国に行ってるんですよ。ということは、中国が窃盗団を組織して盗っていっているということを言っているのではないんですよ。中国の経済発展が、もう急激に進んでいるために、値段が高騰してね、みなさんの理解のために、ちょっとご披露しておきますが、これも、東京新聞、千葉でも側溝のふた、きれいに消えています。百何十枚。あっちもこっちも頻々として起きている原因は、銅がですね、これ、住友電工の社長の松本まさよしさんという人が言ってるんですが、『銅が約二年前までは、一トン30万円前後でしたが、今は、80〜100万です。』たった二年で三倍でしょう。そこに原因があるわけですよ。

朝鮮戦争の時には、年配の方は、わかるでしょうけど、特に高く売れたのは、真鍮、銅(あかがね)、もっていけば、それから鉄くず、持っていったら何処でも買ってくれた時代がありました。それを上回る事態になっていると言うことは、中国の経済発展が、ものすごく発達してきていて、よその国のどぶ板までもっていく。

それが、中朝関係にどういう影響を与えているかというと、中国は、川一つ隔てた北朝鮮が、実は、地下資源の宝庫であるということは、前からわかっていたんだけれど。ところが、中国が、そんなに経済発展が、ここ10年ぐらいで、経済発展が、高まるとは、おそらく、みなさんも知らなかったでしょう?今日10年ぐらいで、こんなになるとは思わなかったでしょう?それがこうなっている。もう、急激なんですよ。

そこで、目を付けたのが、実は北朝鮮だと。
北朝鮮の地下資源というのは、これは、日本が植民地にしていた頃から、膨大な地下資源があるのは、もうよう判っていたんです。調査もちゃんとあります。その地下資源がどれだけの量かというたら、 日本のお金にしてですよ。日本のお金にして、183兆円。タングステンは、世界一。タングステンと言ったら、劣化ウラン弾、装甲車や戦車をどーーんと貫く、すごい鋼(はがね)の弾ね。これに欠かせないのが、タングステン。これが、世界第一の埋蔵量ね。それから、世界四位の埋蔵量は、モリブデン。これも、兵器には欠かせない。モリブデン、これが世界四位の埋蔵量。そんなものが、川一つ隔てた目の前にあるとわかったから、もう急激な北朝鮮進出をやっているんです。

白頭山って聞いたことがあるでしょう?白頭山のそばに、茂山(モサン)というところがあります。埋蔵量15億トン、これも世界最大とは言わんが、東北アジア最大の鉄鉱石の鉱山。これをたった、9億ドルで買い取っているんです。50年独占。

それから、港はね、ラジン。帰国船が、着く港が、清津(チョンジン)の港と言う港。清津と言う港、ここが、満州を日本が持っていた頃の巨大な不凍港なんですよ。凍らない。だから、年がら年中、船が出入りしている、真冬でも船が出入りする。その上に、ラジンというもっと良い軍港があるんですが、ここを、50年、中国は買い取りました。買い取ったおかげで、旧満州の穀倉地帯で、大豆、小麦、よくとれます。それを、日本海に直に流すんだって。日本海に。

今までだったら、汽車でね、大連まで、延々1500キロ持っていって。そして大連から積み出して、上海とか、四川省のね、大消費地に向かうと。それが、なんと、こっちの、日本海にでて、釜山におろせばね、もう半分以下の運送費と日数が、短縮されると。ということはね、中国は、去年輸送の関係で、一千万トンの穀物を全部、腐らせているんですよ。一千万トンですよ。すごいでしょう。五億トンの中の一千万トンだから、中国は、たいした額じゃないと言うが、そう言うのを腐らせる事が無くなるんですよ。
だから、物流の基地に、そのラジンという港が、こんどは香港に変わるように、香港に匹敵する、大はぶ港になると言う状況が、今あります。

・・・その3へ続く・・・

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2007年03月03日

07.2.12 萩原遼氏1 南越谷集会(5)南越谷サンシティにて

 第二回埼玉県東部の会 講演会
〜今年中に拉致被害者全員を救出へ〜
07.2.12 南越谷サンシティ2F 視聴覚室にて

『萩原遼氏(ジャーナリスト・北朝鮮研究家)の講演 その1』

Img_2621.jpg



名刺も持たずに失礼いたしております。
私の所属団体は『北朝鮮帰国者の命と人権を守る会』と申しまして、60年代に沢山の方が、在日の方、日本人妻の方が『地上の楽園に戻ろう』という美しいことばで、北朝鮮に大挙、10万人近くが、帰国と称する−−まぁ、拉致だと私は言っているんですが−−(北朝鮮に)帰国をされました。

この方々が、もう、ひどいめにあって、銃殺されたり、強制収容所に送られたり、いろんなひどい目にあって、その消息が、密かに手紙やなにかで伝わって参りまして、ぼくらも、もう放っておけないということで、こういう団体を作りまして、今日まで12年間、始めは結成集会は、150人、「たくさん来てくれたな」と思ったら、50人が総連の暴力団。みんな殴られて、めちゃくちゃにされて、横断幕引きちぎられて、マイク引きちぎられてね、大変な中で、結成集会やりましてね、代表の小川晴久さんが、東大教授がですね、結成宣言読み上げるときに、みんなが、がーーっと押しかけてきたもんだから、ぼくらが、老兵がスクラム組んで、小川さん守って、小川さんは、天井向いて首しめられて、『結成宣言!』というのをやった。そんな中で、もう争乱のなかで暴力で、朝鮮総連の暴力とのなかでやった。あいつらは、暴力で、僕らをやっつけることはできないという、最初の先鞭をつけたんです。

だから、今みなさんが集会やっても、総連はこんでしょう?来たら、僕が、皆さんの前に立って、『おまえら、なんだ!』ってやりますから、こっちだって、適当に暴力ふるいますから。(会場笑い)
その団体の名誉代表やっておりますから、ちょっと名刺も持たずに、失礼しておりますが。

このぼくらの団体は、野口さんの団体と提携して、もうすでに、130人返したんですよ。日本に130人帰ってます。(拍手)

おととい、関西の事務所がありまして、山田文明代表のご自宅を二部屋、我々の事務所代わりに、こういう方々が来たら、いつでも、その晩から泊まれて、という、74のお母さん、41才の娘さん、2人脱出して無事関西につきまして、僕らの事務所で、その晩歓迎集会やって、そしてお風呂にちゃんと入ってもらって、『もう夢のようです、45年ぶりです。』といって、日本妻が帰ってまいりまして、それを僕は見届けて、それで、古藤さんのこの集会に、夕べ遅く駆け付けてという、こういう段取りです。

とれとれの帰国者が、今二人。
これは、野口さんのほうの難民救援基金のね。こういう連携なんです。
野口さんは、体をはって、中朝国境でやって、ご自身も捕まってひどい目にあって、日本に送ってくださる。その人達を僕らは受け取って、そして定着支援して、まず生活保護をとってあげること。それから、日本語ほとんど判りません。74のお母さんがたどたどしい、日本語がわかります。、、もう、ほとんど忘れてる。娘さん、41、可哀想に、電球を作っているフィラメントを何か、ガソリンを蒸発させて、その蒸発したガソリンが目に入って、片目がほとんど見えない。気の毒なんです。劣悪な北朝鮮の人権無視の工場の実態の、そういう方を、もう一人一人一本釣りで、僕らが日本に呼び寄せて、祖国で、とにかく幸せに、最後の晩年。。あるいは、子供さん達、孫、若い子もいます。ものすごい優秀な子供がいまして。

みなさん喜んでください。たった一年で、大検。三科目通ったんですよ。日本語一言も判らなかった子が、大検、去年の12月に。そいでその子に、今、24才の娘ですが、みんな、どうしても、東大に行かせたいというてね、みんなで一生懸命やってるんですよ。まぁ、東大じゃなくても良いけど、入って。そういう事こそが、僕は、真の国際貢献だと思いますので、(拍手)

藤田進さんの従兄弟の、大平さん、是非申し上げたいのはね、いろんな情報もってきていますから、必ず、拉致の人たちにも、良い影響をもたらします。

今、ひとことだけ。まだ、表に出してないから、みなさんに言うて、あとで僕がどっかから怒られるかもわからんから。
こういうことがあります。日本にいた固定スパイ、わかりますね。それは、拉致専門にずっと調査して、そしてそれを本体の北の工作員に知らせる。・・する。日本にいた固定スパイ。僕らに回り回って、こんな情報伝えてきてる。万景峰号の上には、家族訪問だとか、在日朝鮮人が乗って、船底には拉致した日本人がおって、拉致して連れて行って。「それを担当していた人から、自分は聞いた」って言ってるんです。だから、17人と政府は言っているけど、17人どころではないんですよ。ま、それでその人の話では、『私は、拉致は500人以上と思っていますよ』と。

ですから、そう言う状況の中で、それは、腹が立って煮えくりかえる思うでしょうが、これは、何というても、日本の政府は、見て見ぬふりをして、万景峰号を自由自在に入れていたんです。そこに、根本的問題があるわけでね、ようやく国民の厳しい目が、政府にも向かって、政府も好き勝手に出来なくなったと。そう言う状況にありますから。事態は少しずつですが、発展していますから、みんな、希望を持ちましょう。希望を持って、絶対に、諦めない。

今日も新聞見ておって本当にむかついたのはね、女たらしの、自民党の議員いるでしょう?福岡から出ている・・会場から『ヤマタク』・・ヤマタク。それが雑誌かなんかに書いてる。『日本は拉致ばかり言うとると、バスに乗り遅れるぞ』と。なんちゅうこというんやと。あの男、僕は、もうみなさん、はっきり言いますけど、女との絡みの写真を撮られてるんですよ。だから、あいつは、それを脅しにされてるから、北が来いというたら、もう、飛んでいかなならん状況にあるんです。そんな奴が、何をいうかと。みなさんのように、一生懸命、やってる人に、ご家族の神経をですね、逆なでするようなこというてね、それで北の代弁しとる、変わりに言うとる。そんな馬鹿な奴がおるから、私たちの運動に水をかけて水をかけて、やってるんですが、ようやく彼も、化けの皮、剥げますから。

それでね、みなさん北朝鮮に観光に行くというのは、絶対行かないでください。どういう事になるか?ホテル着きます。ドアあけます、真っ裸の女性が、ばっとでてきて、ばっちり写真とられています。それが切り崩しなんですから。絶対に北朝鮮に観光であってもいかんでください。今いかんでください。自由と民主主義が回復したときに、なんぼでも、僕が旗もって、せいじょう軍よろしく、僕行きますから、どんどん後付いてきてください。そう言う日が、必ず来ますから。今は、観光ぐらいいいやろ、というたら、必ず(そういうことになる)・・。ヤマタクは、下半身が緩い人ですからあれだけどね。みなさん堅固な人でも、やられるんだから、絶対、いかんでください。そう言うシステムつくってるんだから、絶対いかんでくださいね。

そこで、これを一冊売ったら、500円、お金がはいる。僕にじゃない。ぼくらの運動に入ってくる。これを売って僕らは活動資金作ってます。これ700円。これで500円儲かります。なんでそんなに安いんだ?原価200円。これね、ボクが韓国に行って、韓国で作ってるから。原価200円。500円は、飛行機代、滞在費、なんとか。こどもの教育費、どうしても、月三万いるんですよ。どうしても、日本語教育に。そんなお金にかけてますから、絶対買ってください。私の本は、買わんでも、これは、買ってください。

Img_2626.jpg

それで、ちょっとみなさんに、ご紹介しておきたいのがあるんですが、こういう新聞がでているのが、東京新聞、今日、これいいですよ。これほんとによく出ていますよ。今日ここに這ってあるかとおもったんです。(2月11日東京新聞朝刊:北朝鮮拉致の現状)良くできてます。東京新聞、関東六大紙だから、どこかで、もらって、壁に貼っておきましょう。広い壁がある人、貼っておきましょう。一目瞭然。あとでみてくださいね。
北朝鮮拉致の現状、何人、どこから、田口八重子さん、田中実さん、全部出ています。救う会独自認定の7人。
藤田進さんはでてないのかな。。。いずれにしましても。。
で、この中に、ばっちり書いてるのは、特定失踪者問題調査会の事務局長の荒木和博さん、ばっちり書いてますから。荒木さんが良いこと言ってるんですよ。

『現在日本は、対話と圧力との方針の下に、拉致問題の解決を目指している。しかし、今の政府には、拉致が安全保障上の問題であるという視点が決定的に欠如している。拉致被害者の中には、かつて曾我ひとみさんがそうであったように、政府も私たちも気づいていない人が、まだ多数いる。それらの人達も助け出すには、あの体制を変えてしまう以外方法はない。』そこまで言ってる。『拉致は、北朝鮮という異常な国家のみならず、それを知っていながら放置してきた日本という異常な国家のコラボレーションである』共同作業ね。『この問題の全貌が明らかになったとき、日本の戦後史は必ず書き換えを迫られる。』と。ここまでね、明確に荒木和博調査会代表はおっしゃった。素晴らしいメッセージであるし、これほど、力強いメッセージは、もうないと思うんですね。

一般の新聞が情報が少ないのは確かですが、良心的な記者もいっぱいいますから、そう言う方々も、社内で色々な制約の中で頑張っておられるということを、ひとつみなさんもご理解いただいて評価もしてやって欲しいと思います。

もうひとつ、これも、みなさんのご紹介したいと。
僕は、朝日も毎日もやめました。東京新聞だけ取ってます。これは、今朝駅で買いました。

〜PPMの歌の記事の紹介 萩原先生が、この対訳を朗読〜

SONG FOR MEGUMI

めぐみに捧ぐ歌(対訳)産経新聞2月12日記事より

  めぐみ何か話して。そしてもうすぐ私のそばにいるって言ってほしいわ。
 あなたのいない明日がずうーっと続くなんて思うと
 哀しみの涙があふれます。

  あなたは、まだ若い乙女なのに全ての夢を砕かれたのよね。
 そして別れの挨拶どころか何の言葉も無くいなくなったの。

  めぐみを私に返してください。
 荒ぶる大海の向こうより力の限り魂を叫びなさい。
 私の心なら必ずそれが聞こえるから
 そしたらあなたは家に帰るのよ。

  めぐみ、こっちに来て、あなたはどこに。
 風の中にあなたの声が聞こえます。

  めぐみを私に返してください。
 荒ぶる大海の向こうより力の限り魂を叫びなさい。
 私の心なら必ずそれが聞こえるから
 そしたらあなたは家に帰るのよ。
 私に返してください。私のめぐみを。

この歌が、近く、なんですか、この新聞によると、ポールさんは17日に来日して、18日には都内のライブハウスで横田夫妻に歌を披露すると、こうありますので、みなさんも何かご都合がついたら、行ってあげてください。

それじゃ、私の話に入りますが、昨日の産経新聞を読んでいたら、三面に『拉致解決へ風船作戦』、これは、杉野さんやってるんですね。
   〜〜(記事)
   特定失踪者問題調査会は、10日、韓国の民間団体の協力で、北朝鮮の国境近くの島から、

北に向けて、拉致被害者へのメッセージを大量に付けた風船を3月に飛ばす計画を検討している。〜〜

(杉野さんに)昨日発表になったんですか?
〜〜会場から、『昨日の講演会で、荒木さんのほうから、その話がありました』

キリスト教の北朝鮮人権協会ですか、韓国のキリスト教団体と提携していると言うことでね。

そして、調査会は、今しおかぜね、さっき話が出た、短波放送しおかぜ。これにね、僕らの脱北者も3人でてね、12月11日に朝鮮語と日本語でやったんです。日本に脱北者した人が、『私たちは日本で幸せに暮らしています。皆さんも是非、金正日のあれを打破して、どんな犠牲を払っても日本にたどり着け』と、『私たちが必ず迎えるから』と力強いメッセージをしおかぜでやらせていただきました。ありがとうございました。

それで、僕が申し上げたいのは、この連携プレーがじつに素晴らしいと言うことを、この連携プレーが実に素晴らしいと言うことをみなさんに申し上げたい。みなさんに、国際的連携について、申し上げたい。

これ、脱北者の青年なんですよ。雰囲気だけでもわかってください。朝鮮語の韓国で出ている新聞でね。
イ・ミンボクという農業専門家。この人は、農業の専門家で、ずっと北朝鮮で活動していたら、北朝鮮の農業の不振の原因は、集団農業にあるんだと言うことがわかって、それを金日成に進言した。つまり、個人農業にしないと、集団農業では誰も働かないし、誰もいい加減な仕事しかしないから、『これは元に戻すべきだ』と言ったら、『おまえは、韓国のスパイだ』と言われて、身辺に危険が迫ったので脱北した方で、今ね、何やってるかというと、風船飛ばしてる。僕も、『萩原さん一緒に見学するか?』っていうので、『僕も行く、行く』と言って、ソウルから車で三時間、地図は、ここに残念ながらないね。(朝鮮半島は)ウサギのような形しているでしょう。丁度38度線が真ん中でしょう。38度線の東側が江原道(こうげんどう)という道ですね、この江原道の山奥に、山がずーーとあってね、そこにね、ワゴン車にヘリウムのボンベを10本ぐらい積んで、山また山の山道を、ずっーーと三時間ずっと行って。それで、いよいよ、設営。『今日は風向きが良い』と。

風向きなんですよ。朝九時に電話かかってきたのは。そいで、ばーーっと行ったんですけどね。『今日は風向きが良いから、行くぞー!』と。ヘリウムでね、これぐらいのね、人間すっぽり入るぐらいのね、ようするに、八岐大蛇みたいな、15〜6メートルのぶぅーっとビニールの風船なんですよ。そこにヘリウムガスをブーーっと入れてね。それを僕らが持ってる訳なんですよ。それで僕も体が軽いから、ふーーっとつり上げられて、三メートルぐらい浮いて、『このまま、萩原さん、北朝鮮にいくつもりか』と言われたくらい。。(会場笑い)で、僕の足をみんなで押さえてくれたから。(会場笑い)ゆーーっとあがるんですよ。人間一人つり上げられる中に、何をいれとるのかというと、これを入れとるんですよ。

・・・その2に続く・・・

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2007年03月01日

07.2.12 特定失踪者家族 南越谷集会(4)南越谷サンシティにて

第二回埼玉県東部の会 講演会
〜今年中に拉致被害者全員を救出へ〜
07.2.12 南越谷サンシティ2F 視聴覚室にて

『特定失踪者家族の訴え』



★鈴木智さん(特定失踪者・鈴木賢さんの兄)

こんにちは、はじめまして。
私「拉致問題を考える川口の会」の鈴木と申します。
現在拉致問題は大変困難な状況を迎え、解決にはかなりの難しい局面を迎えているんじゃないか?というふうに思います。
いかなる状況下にありましても、終始「北朝鮮に拉致された日本人を救出しよう」と、この言葉ほど私ども家族に取りまして、なんとしても心強く大きく胸を打ち、お力添え・ご支援をいただきます事は私どもの精神的な大きな支柱になっておりまして、本日はお休みの中をご来場いただきました会場の皆さん。
このような催しをご準備いただきました救う会東部の皆様方に、この席をお借りまして厚く御礼を申し上げます。

「川口の会」の立ち上げにつきまして若干お話させていただきたいと思います。
拉致被害者・田口八重子さんが17歳まで住んでいた地元町内会からの発信でございまして、田口八重子さんの家族と当初より支持・支援をいただきました行政とによりまして、「田口八重子さんを救う市民の会」として発足し、その後本籍・住居・勤務先等大変川口市に関わりの深い特定失踪者家族が加わりまして、家族・市民・行政と三位一体となった会の特徴から「拉致問題を考える川口の会」として、定期的な署名活動、ビラ・チラシの配布、会合、集会等においてのアピールと言う活動を継続しまして現在に至っておるわけでございます。

一方、私の弟も特定失踪者でございまして、先ほど来、杉野専務の方からお話をいただきました拉致事件の全貌の解明、失踪者の拉致の疑惑の有無、さらに拉致被害者の救出活動を支援されておる特定失踪者問題調査会に届出をしまして調査を依頼して参りました。
先ほどお話がございましたように特定失踪者と言いますと、公開・未公開者を含めまして460名。
それと埼玉県内でどれくらい特定失踪者がおるか?と言いますと15名。
15名のうちの6名が川口市に関係でございます。
これよりちょっと田口八重子さんのご家族、それと特定失踪者の私どもの家族もこちらにお邪魔していますので、ちょっと紹介をさせていただきたいと思います。
じゃ、すみません、ご家族の方こちらにお願いします。(会場脇に控えたご家族が登壇)

拉致被害者・田口八重子さんのお兄さんです。

Img_2611.jpg

★飯塚進さん(田口八重子さんの次兄)

(拍手)みなさんこんにちは。
私、田口八重子の2番目の兄の飯塚進と申します。
八重子が生まれ育った地元・川口に住んでおります。
八重子が拉致されましてから四半世紀もとうに過ぎて、まだ一向に話の進展が無く、いつになったら帰ってくるのやら本当にいつもいつも八重子の事を思って心配しております。
どうかこれからも皆さん、よろしくお願いします。
ご支援よろしくお願いします。(拍手)

★鈴木智さん

田口八重子さんの右側から6名が川口に何らかの関わりのある特定失踪者でございます。
井上克美さん、この方は46年の12月の29日に、お勤めが川口なんですね。
川口の会社の忘年会を終えた後、友人と別れた以降行方不明という事でございまして、年明けにお子さんが生まれる間際だったという事でございますので、自らの意思あるいは何らかの事情によって自分からね。
家出をするとかあるいは何らかの事とついては考え難い、いう事でございます。

次に鈴木賢でございます。
私の弟でございます。
47年の5月の28日になりますけども、その年に就職した会社の春のレクリェーションという事でもって、奥多摩に行くという事で当時の自宅でありました三芳町藤久保の家を朝6時に出てます。
今年で35年になると思うんですけど、この間、何らかの音沙汰と言いますか風の便りと言いますかね。
そういう事すらなく、全くの音信不通で現在を迎えております。

次に藤田進さんのお従兄弟さんの大平さんがお見えになっていますので、大平さんの方から。

★大平一男さん(特定失踪者・藤田進さんの従兄弟)

こんにちは。
私は藤田進の従兄弟の大平と申します。
後ほどお時間をいただけるそうなので、その時に藤田の事を少しお話させていただこうと思っております。

★鈴木賢さん

はい、すみません。
丁度真ん中にいる方が新木章さんですね。
新木章さんは昭和52年5月の21日の日に、川口市の自宅から「外出をするよ」と言って家を出たまま行方不明でございます。

佐々木悦子さんのお母さんが見えてますので。

★佐々木アイ子さん(特定失踪者・佐々木悦子さんの母)

皆様こんにちは。
いつもお世話になっております。
私、特定失踪者問題調査会の方でお世話になっております、佐々木悦子の母です。
よろしくお願いします。
うちの娘は結婚5年目でしたんですけども、埼玉銀行に勤めておりまして平成3年4月22日月曜日、朝出たまま。
銀行の方には行っておりません。
パスポートや免許証も家に置いたまま、社内預金なんかも全然手付かずのままで、後で免許証の書き換えとか戸籍の移動なんかも一切無く、何の連絡も無いんです。
私も娘が日本の土を踏むまでは頑張って頑張り抜いていきたいと思います。
皆様これからもご支援をよろしくお願いします。(拍手)

★鈴木智さん

石井久宏さんです。
石井久宏さんは、49年の5月の1日に失踪でございまして、100万円以上の営業資金を持ったまま自家用車で行方不明、いうことでもって現在まで何の消息もございません。

川口関係は以上なんですけども、こちらにですね。
生島さんがお見えになっていますので、どうぞこちらにどうぞ。
どうぞ、一言お願いします。

★生島馨子さん(特定失踪者・生島孝子さんの姉)

皆様こんにちは。
私の妹・生島孝子は東京でいなくなりましたので、こちらの会には申し訳ないんですが、同じ特定失踪者という事で皆様に知っていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。(拍手)

★鈴木智さん

今、田口八重子さんの写真と特定失踪者の6名の横断幕と、それから生島さんの紹介をさせていただきましたけども、私思いますのに特定失踪者が全部が全部拉致されたとは思っておりません。
がしかし、数人か数十人か数百人か分かりませんけども、北朝鮮で拘束され肉親を思い祖国を思って救出を待ち続けている、特定失踪者と言われている人が必ずやいる事は間違いの無い所だろうというふうに思っております。
北朝鮮にはたびたび日本は私どもは、いつもいつも騙され・試され・脅かされて全くこの状況をですね。
私ども考えて見ますと何ともやり切れません。
空しさ・歯がゆさ・悔しさ、このような気持ちを一体どこにぶつけたら良いんでしょうか?

ひとつは、私どもはやはりこの救出活動の歩みを止めない。
あるいは救出活動の火を消さない。
救出活動の炎を赤々と燃やし続ける事が一つではないか?と思います。
もう一つはやはり先ほど杉野専務の方からもお話がございましたけど、我々の世代でこの拉致問題を解決できなかったとしたならば、これは何と言っても日本の国の最大の汚点であり、この拉致問題を先送りする事がございましたらば、日本の最大の汚点として末代に亘って未来永劫残されていくんじゃないか?と大変危惧しております。

その為にもなんとしても我々の世代で、今年中とか来年中とか言っていますけども、やはり私はこの解決についてはかなりの長い道のりを覚悟をせねばならないと言うふうに思っております。
皆さん方に更なるご支援をいただきまして、我々としましても今まで以上にこの救出活動を加速させていきたいというふうに考えております。
本日はありがとうございました。(拍手)
posted by ぴろん at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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