2007年04月30日

07.4.22 増元照明さん 国民大集会(19)日比谷公会堂にて

「拉致被害者全員の即時帰国を求める国民大集会」
07・4・22 日比谷公会堂にて

『家族会の訴え1 増元照明さん』

★司会 櫻井よしこさん

さて壇上には家族会の皆様方がいらっしゃいます。
ここで皆様お一人お一人のお気持ちを聞いてみたいと思います。
この司会は増元照明事務局長にお願います。
増元さん、よろしくお願いします。(拍手)

★増元照明 家族会事務局長

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皆さん、本当に長時間に亘りありがとうございました。
我々の時間25分頂いておりますが、25分個々でやりますと訴えが小さくなってしまいますので、今回は二人に絞って訴えをさせていただきます。

その前に今朝、家族会の総会が開かれました。
皆さんご懸念のことと思いますけども、代表退任問題に関しても代表からその意思をお伺いしました。
そして一番の問題は健康上の問題であります。
一昨年入院して大病をなされて、その体調が回復が中々順調に行っていない。
今の現状では代表の大任を全うする事が出来ないと言うところまでいらっしゃるという事で。
節目という事で3月25日の家族会結成10年目、もしくは11月14日の75歳の誕生日という事を以前から考えておられたようで、それがちょっと新聞に漏れたら、それがば〜っと広がってしまいまして事実のように発表されてしまったという事が現実なんですが。

今朝家族会の中でその事を表明されましたが、ご自身としても11月14日の誕生日を目処にと言う意思もおありですし、そこまでは私たち家族会としても現体制のまま、11月14日までにすべての拉致被害者を救出するという意気込みの下に、必ずそこまでに救出して(拍手)、そして家族会を解散すると。
そういう思いでやっていきたいと思っております。

ただし、代表の活動の軽減はしていかなければなりませんので、今現在代表ご夫妻が入れていらっしゃる予定はこなしていただくとしても、9月までその他一切の活動と言うか、集会への参加はご遠慮願うことにしております。
と言うのは、是非皆様にもご理解していただきたいと思いますが(拍手)、代表の健康を第一にまず考えて回復される事に専念していただきたいと思いますので、9月まで一切の集会等への参加はご遠慮願いたいという事で家族会一同代表にお願いしておりますので、皆様にもご理解いただきたいと思います。

その後出来れば、原則として関東圏内での集会には参加していきたいという事なんですが、月に1〜2回という事で。
ただ九州とか北海道とか飛行機を使って行くと、早紀江さんが両肩があまり動かない状況ですので、非常にお辛い状況だという事なので、原則的に関東圏内、しかも月に1〜2回。
これはめぐみちゃんが帰って来たときに体がボロボロになってはいけないという、その一点で私たちはお願いする事にしております。
もし代表ご夫妻でなく、我々他のメンバーでいいという事であれば、我々他のメンバーがそちらにお伺いして皆様にお話させていただく機会を得たいと思いますので、ご理解をお願い致します。(拍手)

それと今回集会に参加している家族会のメンバーを一応立ってご紹介いたします。
横田めぐみさんの家族である、横田滋、それから早紀江、拓也、哲也、4人のメンバーです。(拍手)
続いて田口八重子さんのごきょうだいである、飯塚繁雄、本間勝、飯塚耕一郎のメンバーです。(拍手)
隣、有本恵子さんの家族である、有本嘉代子さん、それから有本明弘さんです。(拍手)
市川修一さんのお兄さん夫婦、市川健一さん、龍子さんです。(拍手)
松木薫さんのお姉さん、斉藤文代です。(拍手)
寺越昭二さんの息子さんである昭男さん、それから内田美津男さん。(拍手)
浜本富貴恵さんのお兄さん、浜本雄幸さん。(拍手)
地村保志さんのお父さん、保さん。(拍手)
松本京子さんのお兄さん、松本孟さん。(拍手)
あと私、増元るみ子の弟の増元照明と妻の俊子です。(拍手)

今、今日はすべてのメンバーがここに参席出来ませんでしたけども、所用で皆様にご挨拶できないことを非常に申し訳なく思っておりますが、10家族揃って皆様に御礼を申し上げたいと思います。
それではまず家族会を代表しましてお二人、有本恵子さんのお母さんである嘉代子さんに先にお話を頂きたいと思います。
よろしくお願い致します。(拍手)

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※この集会の録音・写真撮影・ネット公開に関しては主催者の同意を頂いております。


07.4.22 島田洋一救う会副会長 国民大集会(18)日比谷公会堂にて

「拉致被害者全員の即時帰国を求める国民大集会」
07・4・22 日比谷公会堂にて

『島田洋一 救う会副会長の報告』

★司会 櫻井よしこさん

さて救う会副会長の島田洋一先生。
アメリカはいったい拉致問題でどう動いているのか?
6カ国協議はどうなっているのか?
また明日からアメリカに行かれますけれども、島田さんの解釈、最新情報の説明をお聴き下さい。
よろしくお願いいたします。(拍手)

★島田洋一 救う会副会長

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明日から家族会の増元事務局長、斉藤文代さんがワシントンに行かれます。
私も同行しますけれども、アメリカの人権活動家や議員・・・(聞き取れず)日本からも行かれるという事ですけど、また脱北者の代表らとともに「北朝鮮自由週間」と題した一連の行事に参加してくるつもりです。
その過程でですね。
26日にはジョン・ボルトン前国連大使とお会いすることになっております。
その他、最近のブッシュ政権のやり方、すなわち国務省への丸投げと言うこの路線に大変批判的な人々に多数会ってくる予定です。
一方、ビクター・チャーNSCアジア部長ら、政府側関係者とも意見交換をしてくる予定ですが、国務省あたりではおそらく増元さんがかなり厳しい質問を一杯されるんじゃないか?と思っております。

さてこのところ、クリストファー・ヒル氏ら6者合意を進めるためと称して、驚くほど無原則な譲歩を繰り返しております。
マカオの銀行にある北朝鮮資金の少なくとも半分は明らかに違法活動によるものだと分かっている。
従って出来るだけ早く全額が金正日の懐に入るよう全力を尽くしますと。
と言うわけですから、原理原則に照らせば今アメリカは自らをテロ支援国に指定しなければならない。(拍手)
そのようなおかしな倒錯の世界に迷い込んでいるわけであります。

しかし一方ですね。
アメリカ財務省は先週18日に当のマカオの銀行、バンコ・デルタ・アジアに対して、すべてのBDAで金融機関との取引を禁止するという制裁措置を正式に発動しております。
こういうちぐはぐな対応が起こるのは、やはり政権周辺の有力者も含めたアメリカ政府内部において、国務省・民主党的な平和共存・融和路線とチェイニー・ボルトン的な体制崩壊追求路線のせめぎ合いが続いていると。
そのことから来るものだと思います。

日本の外務省の中にもクリストファー・ヒル氏の事を、アメリカの田中均と言う向きがあるようですけども、アメリカのハードライナーたちはキム・ジョン“ヒル”と呼んでおります。
先頃民主党の対北融和を代表するビル・リチャードソン、ニューメキシコ州知事がこれで6度目になる訪朝をしましたけれども、このビル・リチャードソンの事は、キム・ジョン“ビル”と(笑い声)呼んでおる。
そういう現状があるんですけれども。

このリチャードソンはですね。
もしヒラリー・クリントンが大統領になったら国務長官に起用されるんじゃないかと言われていますけれども、彼は以前からですね。
北朝鮮指導部は核以外にカードが無いため、盛んに核カードを振り回しているけれども、実は国民の飢えを解消するため、核放棄と引き換えに経済援助を得て開放政策を進めるという決断をすでに下しているんだと。
一体どこを見ているのか?という甘い認識を公にして来た人であります。

このリチャードソン訪朝にですね。
ビクター・チャーNSC部長が同行しましたけれども、これは日本で言えば山拓訪朝に中山恭子補佐官が同行すると(笑い声)言った類のですね。
大変筋の悪い外交であって、どうも危ういものを感じざるを得ないわけであります。

安倍首相は今週26日から訪米し首脳会談に臨まれますけども、北朝鮮問題に関してはとにかく締め付けの強化策。
すなわち鞭についてのみ話し合う意向であると聞いております。
ブッシュ政権内及びその周辺のハードライナーたち、体制崩壊追及派と言いますか、そういう人たちを大いに鼓舞するような言動を展開していただきたいと思いますが、アメリカ側においてはですね。
是非この機会に安倍さんがブッシュの目を覚まさして欲しいと、そういう期待の声があるという事をいろいろな方面から聞いています。
我々も明日からですね。
民間の立場から日米ハードライナーの連携を強めていきたいと思いますけども。

2月13日の合意があって以来、拉致に拘って核合意の枠におけるエネルギー支援の輪に参加しないと日本はバスに乗り遅れると、安倍首相をそういう言い方で批判していた人もおりましたけども、バスは出発前にすでにエンストしていて崩壊寸前と言う状況であります。(笑い声)
動かないバスにどうやったら乗り遅れるのか?(笑い声)分からないわけですけども。(拍手)
結局北朝鮮の本質を分かっていない人による戯言に過ぎなかったという事が明らかになりました。(拍手)
彼らは今後、この欠陥バスがのろのろ動き出したとしても日本が拉致問題を解決しない限り、一切のエネルギー支援に応じないという立場をもちろん変えるべきではないと思います。(拍手)

海外においてもあるいは日本国内においても、北の核廃棄で最も恩恵を受ける日本が応分の負担をしないというのは、いわばただ乗りであっておかしいんじゃないか?と、そういう事を言う人がいるわけです。
それには私はこう答えればいいと思っているんですけれど、もし実際にですね。
北朝鮮が核施設の無能力化に踏み切ったとそういう時点においてですね。
そんな事はありえないと思いますけど、もしそうなった時点において日本はですね。
核兵器・核施設の解体及び海外搬出の費用を全部負担しましょうと、全額負担しましょうと。
だからそこまで持って来てくれるなら、どうぞ持ってきてくださいと。

そこまで持ってくれば、核施設は安全な解体・海外搬出、これ結構費用がかかりますけども、それは日本が持ちましょうと。
北京や盧武鉉やヒル氏が事態をそこまで進展させられるんだというならやってみろと。
そういう宣言をすればいいと。
中途なエネルギー支援など、そんなただ取りされるものには日本は出さないという事で、何ら問題は無い。
このやり方であればですね。
日本としては北朝鮮にエネルギーその他をただ取りされる心配は無いし、同時にただ乗り批判も回避できる。
しっかり対抗できる。
どこからも文句を言われる事はないと、そういうふうに考えます。

この週間もその一環ですけども、今や日本は、国際的な広がりを持って次々に明らかになる拉致被害者の救出で先導役を果たしているわけですけども。
従って日本が拉致に拘るという事はまさに、それすなわち国際貢献になっていると、我々は自信を持って堂々と進めばよいと思っております。(拍手)

拉致問題の解決に当たっていろいろな意味で大きな鍵になるのは、中国共産党の態度であります。
少なくとも二人の若い中国人女性が1978年、マカオから拉致されているという事は間違いありません。
当時二十歳ちょっとだった孔令イン(貝二つの下に言)さん、蘇妙珍さんと言う二人なんですけど、当時マカオはポルトガル植民地でしたが現在は中国領で、この二人は中国国籍だし家族ももちろん中国国籍であります。
孔さんの家族とはですね。
家族会・救う会の代表は何度も会っています。
ところがなぜその孔さんの家族の姿が今日この場にないのか?
と言うのは、それは家族が中国当局の迫害を恐れているという事情があるためであります。
彼らは記者会見をすることすら怖がってやらない。

韓国人拉致被害者の一人で、その後脱出に成功した映画女優の崔銀姫さんと言う方がおられますけども、この崔銀姫さんの証言によればですね。 
そのマカオから拉致された彼女たち、「早く家に返してくれ」と言う要求をした結果、北朝鮮当局から腐ったものを渡されて「お前これ食え」と食べ物を使った拷問に遭ったということであります。
日本の政治家の方々、国際的な場でも特に中国の要人に会う際に、日本人拉致解決に理解と協力をお願いしたいと、そういう言い方ではなくて中国にも拉致被害者はいるでしょう?と。
被害者を出している国同士で一緒に北朝鮮に圧力をかけましょうと、そう迫るべきだと思います。(拍手)

中国共産党の指導部はもちろん人権感覚はゼロですけども(拍手)、しかし体面は非常に気にしますから、従って大中国は隣の小国に自国民を拉致されてなんで黙ってるの?
拉致が何人であれ、金正日と胡錦濤氏・恩家宝氏が時々笑いながら抱き合ってる姿がテレビに映るけれども、あんたら恥ずかしくないのか?と。
そういう雰囲気をですね、国際的に高めて。
拉致問題が存在する事が、中国共産党にとっても苦痛であるという状態を作り出さなければ彼らは動かない。(拍手)

先頃、恩家宝首相、首相と言っても民主的手続きで選ばれているわけでは無いですから、安倍首相と同列に論じるわけに行かない首相ですけども、その恩家宝氏はですね。
来日した際に拉致問題で日本に協力すると、そう言ったと報じられました。
こういう発言に対してですね。
絶対お礼を言ってはいけないと思います。
むしろ日本の方が協力してやるからせめて中国政府は自国民の拉致被害者の救出くらいは真剣に当たりなさいと。(拍手)
そういう答え方が合理的なんではないでしょうか?

我々最近ですね。
実は私を含め何人かで中国に行った際に中国側、特に恩家宝氏に近い学者グループと会ってですね。
向こうから会いたいといって来たんですが、中国人拉致被害者に関する詳しい資料を渡して説明しました。
そして翌日彼らはですね。
「早速あの話を恩家宝首相に上げました」と明言しましたから、従って恩家宝氏が中国人拉致被害者を知らないはずは無いはずですから、是非今後はですね。
政治家の方たちは中国の要人に会うたびに「お宅にも被害者いるでしょう?」という事を言って頂きたい。(拍手)

その考えに加えてですね。
中国当局は脱北者の強制送還を相変わらず続けていると。
その強制送還されている人たちの中に拉致被害者、その家族、あるいは重要情報を持った人たちが含まれているのはこれは間違いないですから、従って中国共産党は協力どころかですね。
明らかに拉致解決を妨害しているわけであります。(拍手)
やはり妨害するなという事もですね。
はっきり言っていく必要があるんでは無いでしょうか。(拍手)

かつてソ連崩壊の過程を見ていてもですね。
インテリたちの多くはソ連とはデタント、いわゆる緊張緩和・平和共存の道しかないんだと。
あのソ連がですね。
体制崩壊するはずもないし、従って経済支援・経済援助をてこに核軍縮を進めていくというのがこれが懸命な政策だというような事を言っておりました。

それに対して、いやそうじゃないと言ったのがロナルド・レーガン大統領であって、ロナルド・レーガンは悪の帝国ソ連と平和共存と言うのは罪だと。
従って封じ込めとか何とか言っているのじゃなくて、冷戦に勝たないといけない。
勝つために経済的な締め付け、あるいは軍事的な圧力なんかをかけていくんだと。
それに対し、インテリたちは出来もしない目標を掲げてですね。
軍備拡張だとか経済的締め付けだとか危険な事を言うレーガンは馬鹿だと言ってたわけですが、結局レーガンの方が正しかった事が歴史的に証明されました。

そのロナルド・レーガンの有名な台詞にこういうのがありますけども、冷戦にどう対処するか?
私の戦略を言いましょう。
We win,They lose.
つまり我々が勝つ、彼らは負ける。
これが私の冷戦戦略だと。
極めてシンプルですけども、安倍首相にも是非ですね。
我々が勝つ、金正日は負けると、これが私の対北戦略だと、そういう完全明快な姿勢で臨んでいっていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。(拍手)

★司会 櫻井よしこさん

島田先生ありがとうございました。
島田先生の仰るとおりにやれば問題は解決する、そんな気持ちになりました。(拍手)
ありがとうございました。

さてここで会場にいらっしゃるご来賓の皆様方をご紹介したいと思います。
総理大臣補佐官で政府の拉致対策本部の事務局長を務めていらっしゃる中山恭子さんです。(客席の中で立ち上がり周囲へ会釈をする、拍手)
本来中山さん、この壇上に上がっていただくべきなんですけどもどうもありがとうございました。(拍手)

そして特定失踪者のご家族の皆さんがいらっしゃると思います。
どうぞどうぞそこの場でご起立いただければと思います。(特定失踪者家族がその場で起立、周囲へ会釈をする、拍手)
特定失踪者のご家族の皆さん方、どうぞ皆さん大きな拍手で元気付けてください。
ありがとうございます。

そして救う会全国協議会の幹事の皆様方もいらっしゃると思います。
いつも一生懸命に働いてくださっている救う会全国協議会の幹事の皆様方、いらしたらご起立お願いします。(幹事の方々が起立、周囲へ会釈、拍手)
どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。

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