07.8.11 世田谷区某蕎麦店にて
『古賀俊昭東京都議会議員の挨拶』

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皆さん、お暑うございます。
参議院選挙が終りまして、自民党は歴史的大敗という事で喜んでいる人もたくさんいるのでは無いかと思いますけども、私はここに感心が無くてですね。
今回本来は、拉致問題であるとか、それから日本の安全保障の問題、憲法を含むですね。
そういった事が争点になるべきであったのが、ホリエモン的な次元の、年金がたくさん貰えるか貰えないかと言うそのレベルで選挙が戦われたことに、今の日本の国の姿が象徴的に現れていると思いました。
昨年の人権週間で都庁の一番高いところで展示会をやって頂いて、そのときに横田さんと荒木先生がお見えになりましたけど、石原知事との懇談の中で、東京都として中で何か出来る事をどんどん仰ってくださいという事で、そういう懇談の場からこのポスターの作成が始まりまして。
予算審議を特に経たわけじゃないですけど、知事の執行権の範囲内で、じゃあ東京都に関連する特定失踪者の皆さんを都民に対して啓発するポスターを作ったらどうか?ということでこの作成に入った。
平成19年度の初めから入りました物です。
役人が作りますとね。
こういうポスター作る時はアート紙で作るんですよ。
私どもは選挙をやっておりますから、雨に打たれる。
それから本来一日も早く解決しなきゃいけないんですけど、おそらく今の政府の姿勢、横田さんは昭和52年に拉致被害に遭われた訳ですので、考えてみれば30年、今年の10月で経つわけです。
ここまで放置した政府の責任、それから対応を考えますと、そう1〜2年、今年一年で解決するとも思われませんので、どっちみち作るなら雨風に打たれても大丈夫なような合成紙で作りなさいと言って。
都は最初、アート紙で作る予定にしていたんですけど、合成紙に、私そういうような指摘をして、そういうようになりました。
それからやはりこれだけではポスターやりましたというだけですので、「しおかぜ」のチラシですとかね。
色々配布物を私、縮小してチラシにも使えるようにして貰いたいとそれを要望して、今お手元に配りましたものが印刷物として出来上がりました。
ここに掲載されている人たちについては、特定失踪者の荒木先生の方と警視庁と担当部局とよく相談をして漏れが無いように。
それから問題にならないように十分詰めて貰いたいと言ったんですけども、まぁこの48名という事になったわけです。
それで高さんの関係のお母さんについては、私も散々言ったんですけど、警視庁は反対で結局それは実現しませんでした。
しかし、あれは文藝春秋の平成10年くらいの7〜8年前ですよね。
事細かにこの事件については犯人は誰で、いつ失踪したか?拉致されたか?全部、7年か8年前に分かっていた。
報道されていたわけですけど、これが特定失踪者それから拉致被害者ということで、その犯人を警察が指名手配したのは今年になってからです。
ですから、如何に悠長な捜査が行われているか?
政府の政治的判断も加わっていると思いますけど、犯人が分かっていて、いつの事件か全部背景も分かっていてもいまだ解決につながっていない。
しかも警察庁は国際手配をしていますけども、絶対に捕まらない北朝鮮に逃げていった奴を指名手配して、国内にいる犯人を一人も捕まえないんですね。
これも誠に不思議な話で、荒木先生の方からこの後すぐお話があると思いますけど、国内組織、それから関わった犯人。
組織・犯人については全く指名手配も犯人の拘束も行っていないという、まだまだ戦後政治の大きな闇があるんですね。
そういう組織と戦うのがこの拉致の救出運動だと思いますし、是非皆さんとですね。
東京都に限られた、私は選挙区日野市ですけど、日野市の市民も3名も含まれます。
いるわけです、いらっしゃる。
ですからこういう活動を通してですね。
皆さんと、とにかく一刻も早い全員の救出と犯人の引渡しを求めて活動をしていきたいと思います。
暑い中お集まりの皆さんに心からの敬意を表してご挨拶に代えさせていただきます。
ありがとうございます。(拍手)