2007年10月28日

07.9.16 西岡力氏 金正日テロ政権を糾弾する緊急集会 星陵会館にて

あの怒りの日から5年 金正日テロ政権を糾弾する緊急集会

07.9.16 星陵会館にて

『西岡力 救う会副会長の報告』



★司会 櫻井よしこ氏

さてここで救う会の副会長、西岡力からご報告を申し上げたいと思います。
よろしくお願いします。

★西岡力氏

第一部はですね、この5年間我々が何をして来たのか?どこまで来たのか?という事を考えたいと思って構成をしたわけですが、その第一部のまとめで報告をさせていただきたいと思います。
実は新しいパンフレットを作りました。
あそこにいて、今日第二部でパネラーになっていただいている恵谷さんの協力を得て、今分かっている拉致に関する情報の全てをここに入れてパンフレットを作りましたが、そちらをまず見ていただきたいと思います。

5年前、それまででっち上げだ嘘だと言っていた拉致を金正日は認めたんです。
しかしそのときに彼らは新たに二つの嘘をつきました。
拉致したのは13人だけである。
そして5人を返した。
13引く5は8だと、8人は死んだと。
従って拉致を認めた時点で拉致は解決だと、言う嘘だったわけです。
私たちはそれに対して確認されていないじゃないかと、生きている情報があると言って戦って来たわけです。
ですからめぐみさんたちは生きていると言うのが私たちのスローガンになったわけですが、実は日本政府は9.17の時点では確認もしないで死亡だと言って家族に通告をし、その後も北朝鮮に対して証拠を出せと言ってたんですね。

早紀江さんはいつもこう言うんです。
子供が池で溺れていたらば、それを見ている大人はいろんな事を考えないで飛び込んで助けに行くだろうと。
20年30年子どもたちが向こうで溺れているんだと。
助け出してですね。
人工呼吸して病院に連れて行って、それで死亡が確認されて初めて救出運動が終わるんです。
助けようと言う思いがあればですね。
死亡の証拠が出てこない以上、生存を前提にするという事を政府は言うべきだったのに、小泉総理は分からないと言ったんです。
生きているか死んでいるか、分からないと言ったんです。

我々はそういう日本の中の敵とも戦って来たんです。
そして北朝鮮は偽の遺骨など、いろいろな物を出してきましたけどそれを全て論破して、ここに書いてありますが、死亡について誰ひとりも証明されていないという事を満天下に示すことが出来たんです。
これは今は日本政府もですね。
認定以外の人も含めて全員を安全な保護と帰国を求めるという方針に変わったわけです。
変えさせたのは誰か?と。
家族会と救う会と議連と、そしてここにいる皆さんの力です。
私たちが嘘を打ち破ったんです。
自信を持つべきだと思っています。

そしてもう一つですね。
今後どうやって解決するか?という事ですし、次の政権に是非守ってもらわなくちゃいけないことがあるんですが、それはここで何回も言っているように、圧力なくして金正日を変える事は出来ないという事です。
もう少し分かりやすく言いますと、拉致を解決しなければ彼らがどんどん苦しくなるように、状況を作っていく。(拍手)時間稼ぎを許さないためには、時間が経てば経つほど彼らの方が苦しくなる状況を作らなくてはならない。
そういう事です。

そしてそれには実は二つの戦略があります。
一つは守りの戦略。
解決するまで絶対に日本、国際社会から彼らに支援が行かないようにすると。
それは守りの戦略です。
日本政府は今、拉致解決なくして国交正常化なしと、国交正常化前の経済協力はなしと言っています。
また、拉致の進展なくして核問題がいくら進んでもエネルギー支援に参加しないと言っています。
これが今の日本政府の、我々が確保した守りの戦略です。

そして先ほどお話がありましたけども、北朝鮮人権法が改正されて、日本政府は国際金融機関、アジア開発銀行などが北朝鮮に融資をしようとしたら反対しなければならないと言う法律が、自民党と民主党と公明党の合意の下に通ったんです。
日本は、世界が北を援助しようとしても拉致が解決しない時は反対するんです。
このような守りの戦略を今築いた、という事です。

しかしそれは彼らに飴がいかないという事ですから、これだけじゃ足りない。
攻めなきゃいけない。
攻めの戦略は何か?と言うと、制裁を強めるという事です。(拍手)
我々はずっと経済制裁を求めてきましたが、去年、ミサイルの発射と核実験の時に拉致問題も理由の一つとして、北朝鮮に対する大変厳しい制裁がかかり、また、国連安保理事会でも先ほど麻生幹事長が言っていましたけども、北朝鮮に対して制裁が通ったわけですが、その理由に曖昧な表現ではありますけどお「人道的問題」と言う言葉で拉致が入ったんです。

しかしこれでは足りない。
もっと厳しい制裁を日本政府に求めていく。
日本政府も去年の10月に出した方針で追加的な制裁を検討すると言っているんですから、5年経って何の解決もない以上、今度は拉致だけを理由にして、全ての人・物・金・船の日朝間の交流を全部断つと。(拍手)

それからもう一つ、日本はもう一つの制裁をしています。
それは法律を厳しく適用するという事です。
今までが余りにもでたらめだったんです。
税務署の問題、警察の問題、たくさんあります。
しかし安倍官房長官になった後2年間、実は日本政府の中に法執行班と言う組織があって、法律を厳しくまともに適用するという事をやってきた。
それは大変効いています。

例えばですね。
私は最近、ある西側軍事筋の人に会いましたが「去年の7月にテポドンミサイルが空中で爆発したのは日本の警察のお陰です」と言われました。
「何故ですか?」と言ったら、「日本から部品が行かなくなったんだ」と。
今まで行っていた事がおかしいんですが、しかし実際にいろいろな事件が報道されていますよね?
法律を厳しく適用すると日本からもう、裏のお金や技術や部品が行かなくなっている。
効いているんです。
だからミサイルが空中で爆発してしまったんです。

我々は実は制裁でも彼らを今追い込んでいるんです。
この流れを絶対潰してはならない。
攻めは制裁を強めることです。
守りは一切支援をしないことです。
この二つを、我々が作った枠組みを、この5年間の運動で我々が作った枠組みを絶対後退させてはならない。
それがこの5年間の我々の運動の成果ではないか?結論ではないか?と思っています。
ありがとうございます。(拍手)

★司会 櫻井よしこ氏

どうもありがとうございました。


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