2007年12月03日

ブルーリボンに込める願い

先日参加した大宮での日本再生フォーラムでの出来事を一つご紹介いたします。

大宮での講演会には一人の可愛らしい参加者がおりました。
彼女はスタッフの一人Hさんと言う方が連れていらしたお嬢さんで、年齢は5歳。
でも講演会のお話は5歳の子供には難しすぎて、彼女は時々ロビーに出てきてはそこらへんを駆け回ったりして遊んでいます。

私は講演会のスタッフとして受付業務の一部を担当し、講演会の間も持ち場である会場外のテーブル席に待機していました。
一通りの受付作業を済ませ、来場されるお客様の人波が一段楽した頃、持参したリボンの材料と道具を広げてリボン作りをはじめました。

すると5歳の姫君は、私の隣に座って熱心にリボン作りの真似事を始めたのです。
私の作るリボンはクロス型のシンプルなものですが、子供が作るには少々難しい作業です。
5歳の子供に鋏は使えても針を持つのはまだ難しい。
手にしたリボンをどうすれば私の作るクロス型リボンと同じになるかと悪戦苦闘した末、彼女はとうとうクロス部分をホッチキス止めする事を思いつました。
一度コツをつかめば5歳の子供でもそれなりに作業ペースは速くなります。
およそ1時間ほどリボンと格闘した結果、彼女は10個ほどの可愛らしいリボンを作り上げることに成功しました。

このリボンは何に使うか知っているの?と尋ねると、「困っているおばちゃんにあげるの」と、彼女は答えました
出来上がったリボンは見た目は確かに不恰好。
でも心は、私の作るリボンのあるいは何倍もこもっているかもしれないな、と思いました。
わずか5歳の子供でも、リボンの意味を教えればちゃんと理解をする。
そして一生懸命に自分なりのリボンを作ろうとする。
その小さな気持ちをつなぐ事が、拉致問題解決のための世論をつなぐ力となるのでは無いか?と思いましたし、改めて救出運動に関わる初心を思わせてもくれました。

気持ちのこもったこのリボン、これは是非家族の方に差し上げたらどうだろう?ということで講演会に居合わせた家族の方にお勧めしたところすぐに胸に着けてくださる方もいらっしゃいました。

この日の講演会には、上田清司埼玉県知事も挨拶のために来場されていました。
知事が挨拶を終えて帰る間際、スタッフの一人が「5歳の彼女が作ったリボンです、良かったら受け取ってください」とお声をかけたところ、知事は喜んでリボンを受け取ってくださり、そのお礼にと可愛らしいイラストつきの名刺をくださいました。
その場に居合わせたスタッフの誰もが知事の名刺なんて頂いたことも、頂く機会もまずありません。
姫君にとっては名刺は単なる紙切れで、その名刺をくれた人がどんなに偉い人かも多分何も分かってはいないでしょう。
でも、姫の作ったリボンは家族の心を温め、知事の琴線に触れた事は確かな事実です。

リボン作りは地味な作業。
リボン作りは、残念ながら直接的に被害者救出の方策に結びつくわけではありません。
でも世論を喚起し、人の心をつなぎ、そして拉致被害者の救出を諦めないと言う意思表示をリボンに託す事は出来る。
小さなリボンに込められた願いの重さ、大きさを、私は5歳の姫に改めて教えてもらいました。


今週末の土曜日、私は有志の仲間と共に東京ブルーリボンの会の一員として、渋谷ハチ公前広場で街頭活動を行ないます。
その折には大勢の方から寄せられた心のこもったブルーリボンを、道行く人にお配りする予定があります。
今からでもまだ間に合います。
5個でも10個でも、あなたの気持ちを込めたリボンを、東京ブルーリボンの会にご提供いただけないでしょうか?
被害者救出を願う気持ちをひとりでも多くの方へとつなぐためにも、是非ご協力をお願いしたいと思います。

リボンの送り先等については、こちらまでご一報をお願いいたします。
メール: jewel@blue-stars.org


posted by ぴろん at 11:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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