2008年10月15日

テロ指定国リスト解除

プライベートでの旅行の道中でこのニュースを知ったため、少々出遅れの感があるのはお許しいただいて、私の所見を一言。


アメリカのテロ指定国リスト解除は、拉致問題解決を目指す者にとっては痛いニュース。
だけど、私たち日本人にアメリカを批判する資格はあるのか?


アメリカはアメリカの国益によって動く。
ただそれだけのこと。


9・17から丸6年。
スパイ防止法すら作れず、日本自ら北朝鮮をテロ支援国指定することも出来ず、ただ待ちの姿勢でいたずらに時間だけをやり過ごしてきた日本に、何を言う資格があるのか?


世論喚起のための具体策も救出のための具体策も打ち出せず、北朝鮮情勢の分析ばかりでお茶を濁す救う会全国の体たらく。

拉致議連に名を連ねるだけで何もしない国会議員。
彼らの尻を叩くこともできない私たち日本国民が、アメリカに文句を言う資格があるのか?



日米同盟が世界一強固な物であると吹聴するのなら、少し考えたらいい。
自国民の命の危機がすぐそこにあるというのに、拉致が疑惑ではなく本当の事実と判明してから6年経つのに、何もしない日本をアメリカは信用してくれるのか?と。
そんな体たらくな国のために、どこのどんな国が力を貸そうと思うのか?と。

汗を流し血を流し、歯を食いしばって頑張る姿勢を日本が見せてこそ、初めて本気で力を貸してくれる国が現れるのと違うのか?
日本が本気を示さなくて、どこの国が、本気で拉致問題の解決に「協力」しようとしてくれるというのか?


ごまめの歯ぎしりにも限界がある。
被害者救出に少しも近付けない自分が悔しい。





今日は5人の被害者が、羽田のタラップに無事の帰国を果たした記念の日。
あれ以降、未だ一人の被害者も羽田のタラップに迎えることのできない私たち日本人。

人の命が地球よりも重いというのなら、この現状をどう思うのか?
posted by ぴろん at 10:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

私が身近に感じる特定失踪者

[調査会NEWS 671](20.10.7)

■平沼拉致議連会長へ、特定失踪者家族からの手紙(10)田中正道さん(平成5年、千葉県内で失踪)の妹さんである村岡育世さん

※それぞれの失踪状況については調査会のホームページをご覧下さい。

要 望 書
平成20年9月4日

拉致議連会長 平沼 赳夫 様

要望者 特定失踪者田中正道の家族 村岡 育世

 私は特定失踪者「田中正道」の妹です。

 失踪当時兄は千葉県千葉市曽我町に居住しておりましたが、平成5年6月6日に茨城県の交通安全協会で運転免許の更新時講習を受講したことが確認されたのを最後に行方不明になりました。数日後の6月11日、兄が使用していた自動車が千葉県習志野市内の住宅街近くの路上に鍵を付けたまま放置されているのが発見され、社内には運転免許証、健康保険証、預金通帳(千葉銀行、残額約80万円)、同印鑑、アドレス帳、衣類が残されたままの状態になっていました。

 兄は失踪直前の6月2日までは、私の夫の病気を心配して頻繁に連絡してきており特に変わった様子はありませんでした。

 私は、兄の行方を捜すべく警察に捜索願を提出するとともに、警察保管の全国の身元不明死体の写真を閲覧するなどして捜しておりますが、今だ発見に至っておりません。

兄の失踪には、
・ 失踪直前まで連絡があり、変わった様子はなく、失踪する理由が見当たらないこと。
・ 平成5年6月6日に免許証の更新をしたが、新しい免許証は未受領のままになっていること。
・ 兄の車は住宅街近くの交通頻繁な道路上に鍵が付けたまま放置されており、貴重品等もそのまま車内に残されていたこと。
 等、不審点が数多くあることから、何らかの事件に巻き込まれたことは間違いなく、私としましては、「兄は北朝鮮に拉致された可能性が高いのではないか」と考えております。

 福田首相は、拉致事件の早期解決を約束されましたが、先日、首相を辞任することを表明されたことから、拉致事件の解決は後退し、遠のいてしまうのではないかと心配です。
我々、特定失踪者家族は、政府認定の拉致被害者家族と異なり、世間の認知度が低いことから、あまり大声も張り上げられず、積極的に表舞台に立つこともできません。

 拉致事件が全面解決すれば、自ずから自分の兄の失踪も北朝鮮による拉致だったのか否かがはっきりします。

 一日も早く拉致事件の全面解決がなされるよう強く政府に働きかけていただきますようお願い申し上げるとともに、政府内に拉致事件調査の専門部署を設けていただき、我々特定失踪者家族が何時でも相談に行ける体制づくりも併せて働きかけていただくようお願い申し上げる所存でございます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

調査会公開分だけでも200名を超える失踪者がいれば、その中には自分の生活圏とリンクする失踪者が一人や二人はいるものと思います。
上記、調査会ニュースに掲載の田中正道さんも、私の身近に感じる失踪者の一人。

彼の失踪地は、まさしく私の実家の自宅近く。
失踪時期の平成5年当時、私は自宅で家族と居住しており、まさに自分の生活のすぐそばで、拉致を疑われる事件が発生していたことになります。

いわゆる大町ルート上に位置する我が家の周辺部では、不審な失踪事件が数多く発生しています。
市原在住で千葉市内で失踪した古川了子さんをはじめ、私にも土地勘のある場所で行方不明になった人のなんと多いことか。
私はたまたま拉致という悲劇に遭遇することもなく、平穏無事に暮らしているけれど、まかり間違えば、私が、あるいは家族や友人の誰かが、被害を受けていたかもしれない。
そして拉致にかかわる実行犯は、私の生活のすぐそばで、何食わぬ顔で普通の市民を装って暮らしているのだと思うと、その底知れない不安感でたまらない気持になります。


私の生活に関わる特定失踪者のもう一人は、昭和57年に新宿区北新宿の自宅アパートから失踪した堺弘美さん。
彼女の失踪地・北新宿は、私が高校を卒業してすぐに和裁の勉強をすべく住み込んだ土地。
失踪年月日の昭和57年4月2日は、北新宿で生活を始めてわずか10日ほど後のこと。
生まれて初めて親元を離れ、慣れない生活を始めたあの場所のすぐ近くで、突然に謎の失踪をし人生を狂わされた被害者がいる・・・ということになります。
その事実を知ったとき、少なからぬ衝撃を感じたことを、私は今も覚えております。

北新宿は、コリアタウンのある大久保地区と隣接する地域です。
JR新宿駅西口から徒歩15分ほどの場所ながら、駅前の賑やかさ・華やかさと打って変わって、一歩裏道を入ると古い木造のアパートが立ち並び、夜になれば街灯の明かりも暗く、少々物騒な雰囲気のある土地でした。
歌舞伎町程ではないにしろ、夜は時々喧嘩騒ぎもあったし、やくざと思しき人が道を行くこともありました。
あの街なら、若い女性の一人や二人消えていなくなってもおかしくない空気はあったかもしれない、と今も思います。

彼らは今どこでどうしているのでしょうか?
特定失踪者のすべてが拉致被害者だとは限らない。
でも、拉致事件が全面解決をしなければ、彼らの失踪が拉致ではないと証明することはできません。
彼らの失踪の真相を明らかにするためにも、拉致事件は一刻も早く解決されなければならないのだと、強く思います。
posted by ぴろん at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

10月5日、頭の上の青い空

10月5日、私の日曜日。

いつもより少しだけ朝寝坊して、トーストと目玉焼きで朝食を済ませた後、近所のスーパーへ行く。
目的はお一人様1本限り・100本限定のキッコーマン丸大豆しょうゆ、258円也。
諸物価高騰の折、これは買いでしょうと朝9時オープンの時間にあわせて自宅を出発。
我が家の車は今修理中のため、秋晴れの青空の下、片道およそ20分を主人と二人テクテクと歩きます。

スーパー到着後目的のしょうゆを2本ゲット。
ついでに特売の1本100円の大根と、1匹78円の活きのいいサンマを2匹購入。
秋の味覚はやっぱりサンマでしょう。
だけどサンマもこんなに安くちゃ、漁師さんも商売にはならないな、日本の漁業の将来は大丈夫かな?なんて思ったり。
大根としょうゆでずっしりと重くなった買い物袋を提げて、汗をかきかき再び秋晴れの空の下、自宅へ戻る。

何気ない日常だけど、こういうのって幸せだな、とふと思う。


10月5日、横田家の日曜日。

横田夫妻は新潟で、めぐみさんの小学校時代の同級生たちと共に娘の誕生日を祝う。
主役のいない誕生日を横田さんたちはもう何度祝ったのだろう?

頭の上の空の青は北朝鮮にも続く。
それを見ながらふと思う。

あの空の向こうで、めぐみさんはどんな日常を過ごしているんだろう?と。
私はこんなにのんびりと日々の日常を楽しんでいるけど、この同じ時間を拉致被害者はどう生きているんだろうか?とふと思う。

家族と引き離され、言葉も食文化も何もかも違う国で、生き抜くとはどういうことなのか?

大根おろしを添えたサンマの塩焼きを味わうことはあるのかな?
誰にも束縛されることなく、自由に日々の買い物を楽しむ時間はあるのでしょうか?
何気ない日常に幸せを感じる瞬間はあるのでしょうか?

めぐみさん、今年44歳。
ごめんなさい。
私たちは、まだあなたを救えない。
posted by ぴろん at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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