2010年10月28日

特定失踪者・古川了子さんのお母様の告別式に参列してきました

今日私は、一般会葬者の一人として、故古川朗子さんの告別式の末席に参列させて頂いてまいりました。


朗子さんは大正5年のお生まれ。
「“私の名前は朗らかな子と書くのよ”と日頃から仰っていた通りに、母は明るく朗らかな性格で、周囲の人に愛され大切にされた人生であった」と喪主の珠路さんは告別式の最後でご挨拶になりました。

94歳、普通ならば大往生。
むろんこの度の朗子さんのご逝去も、大往生には違いないのですが、「最期の最期に心残りであったのは、了子のことだったろうと思います」と珠路さんは続けてお話になりました。

また「母は声を大きくして了子の事を話す人ではなかった」と亡きお母様の人となりもご紹介になりました。
了子さんとの再会を待ち望みながらも、朗子さんはあくまでも控えめに、
晩年の日々を過ごされたとのこと。



でも、私は思います。
どんなに控えめであっても、声高に救出を叫ばなかったとしても、親が我が子に会いたくないはずはないのです。
他の誰よりも誰よりも誰よりも、朗子さんは娘の了子さんとの再会を待ち望んだはず。
94歳まで一日千秋の思いで命をつなぎながら、ついに愛娘との今生での再会を果たせないまま、最期を迎えてしまった・・・

これほどの不条理が他にあるでしょうか?

飛行機で飛べば半日で辿りつく北朝鮮にいるのに、子が親の死に目にも会えず、親の葬儀にも出られない。
平和な日本で暮していれば誰でも当たり前に出来るはずのことが、当たり前にならない・・・

この哀しい現状が、私は悔しくて悔しくてなりません。



「朗子さんの魂は今、一足飛びに北朝鮮に渡って了子さんに寄り添い、日本で待っている人が大勢いるのだから、しっかり頑張るようにと了子を励ましているに違いないと思っています・・・」

と珠路さんは涙をこらえてお話になりました。

「生きているうちに母に会わせることは出来なかったけれど、元気で日本に連れ帰ってきて必ず母の墓に参らせたい、それが私の目標です」

とも。



拉致問題を解決するには、国が、政府が動かなければ、どうにもならないのです。
一体いつになったら、国は政治は、本気を出して動いてくれるのか?
行動をしてくれるのでしょうか?

待って待って待ち切れずに、あの世に旅立つ親御さんを、私たちはあと何人見送ればいいのでしょうか?

親が我が子に会いたいと願う・・・そんな普通の望みさえ叶えることも出来ないこの国は、いったいどういう国なのでしょうか?

隣人が人知れず流す無念の涙を、私たち一般の国民は、知らんふりをしていて良いのでしょうか?



朗子さんの安らかなお顔に手を合わせながら、もう一度、私は誓いを立てました。

お母様がお元気なうちに了子さんを取り戻せなくてごめんなさい、と。
その代わり、私は、世論を動かし国を動かし政治を動かして、被害者を取り戻すために必要なものを追い求めて、微力ながら今後も支援活動を続けます。
必ず了子さんを助け出して、お母さんの元に連れてきますから、それまでもうしばらく待って下さい、と。



故・古川朗子さんのご冥福を心よりお祈り致します。
それと共に、必ず了子さんを救出してお母様の墓参りが出来るよう、今後も微力ながら力を尽くすことをお約束しますので、どうか安らかにお眠りください。
posted by ぴろん at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月20日

ブルーリボン御礼

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いよいよ、10.23集会が目の前に迫ってまいりました。
集会当日と事前の告知街頭に使うブルーリボンを募集したところ、複数のボランティアの方からご協力を頂き、心をこめてていねいに作られたリボンをたくさん送っていただきました。
お陰さまで配布用にパッケージしたリボンは、全部で2500個という、予想以上の数を用意することが出来ました。
この場を借りて、ご協力いただいたボランティアの方に御礼を申し上げます。

10.22事前告知街頭ではこのうち1500個のリボンパッケージを、集会告知チラシと共に配布する予定にしています。
拉致被害者を救いたいという願いのこもったリボンを、一人でも多くの方の手に届けるため、10.22告知街頭に参加してくださるボランティアも募集中です。

引き続きご協力をお願いいたします。


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『北朝鮮による拉致被害者救出のための集い』
           告知のための街頭活動
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10月23日都庁広場において開催される
『北朝鮮による拉致被害者救出のための集い』
〜拉致被害者・
 特定失踪者問題調査会問題への理解と関心を〜
上記集会に多くの方に参集していただきたく、告知のための街頭活動を行います。
これは、調査会、しおかぜネットワーク、参加団体の会議で決定され、東京ブルーリボンの会は新宿の運営の受け持ちとなったものです。

23日の集会に賛同のどなたでもご参加いただけます。
初めてでも、お気軽にお越しください。

【日時】平成22年 10月22日(金)午後二時〜四時

【場所】新宿駅西口広場付近
(のぼりを目印にしてください)

【行動】10.23の告知資料配布



◆ お手元にある拉致関連グッズ(ポスター、のぼりなど)お持ちください。
◆ 拉致問題の解決を願う方、どなたでも参加できます。初めてでもお気軽にどうぞ!

■同日同時刻、渋谷でも街頭活動が行われます。
ご都合の良いほうにご参加ください。

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北朝鮮による拉致被害者救出のための集い
〜拉致被害者・
特定失踪者問題調査会問題への理解と関心を〜
平成22年10月23日(土)午後1時半〜4時半
 於:東京都庁 都民広場(オープンエアー)
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【日時】平成22年10月23日(土)
    午後1時半〜4時半
    展示開始午前10時
【場所】東京都庁 都民広場(オープンエアー)
 JR 私鉄:新宿駅西口/地下鉄:東京都庁前
【内容】特定失踪者家族の訴え・展示・ワークショップなど
【主催】東京都 特定失踪者問題調査会 東京都拉致議連
【参加者】来賓/全国から特定失踪者ご家族
posted by ぴろん at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

靖国神社秋季例大祭当日祭

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昨日18日、実家の母のお伴で靖国神社秋季例大祭に参加して参りました。
18日は例大祭の初日、当日祭ということで、この日は皇室から勅使がつかわされ、本殿で拝礼をされます。
勅使1名と御幣物をささげ持った従者2名が宮司の先導により、本殿正面の階段より昇殿をされ、拝礼をされます。
その様子を拝見しながら、心の中によぎった感情は、皇室から勅使の方が来て下さって非常にありがたいと思うのと同時に、どうしてこの場に陛下ご本人がいらして頂けないのだろう?という寂しさでした。

靖国参拝は、国のために命をささげた多くの英霊をお慰めする慰霊行為。
そこに政治のあれやこれやを持ち込んで、陛下も総理大臣も公式参拝出来ないなんて、どこかおかしい。
悔しさやら情けなさやら、様々な感情がない交ぜとなり、勅使参拝の間、私は涙が流れて止めることが出来ませんでした。

靖国参拝という慰霊行為を政治問題にすり替えた張本人は、かつての自民党。
現民主党政権はそれに輪を掛けて、靖国をないがしろにしています。
京極宮司は例大祭最後の挨拶の中で、今年の8月15日には一人の閣僚も参拝しなかったことに触れ、その一方で一般参拝者は昨年より一万人も多かったことをお話になりました。
政治は腑抜けでも、多くの国民には良識と危機感がある。
それが唯一の救いというか、希望であるのかもしれませんね。

死んだ人より生きてる人間の方が大事、とは中国の顔色を伺う人たちの常套句。
死んだ人と生きてる人の間にある絆を断ち切ることは、つまりは現世を生きている人同士の絆も断ち切ることになりはしないか?
現代日本ではびこる家族の崩壊や猟奇的殺人事件などの横行も、根源には死者との絆を安易に捨てて、利己主義に走った結果の表れ、という気もしてなりません。

多くの英霊は、「後は頼むぞ」という想いを遺して死んでいきました。
命掛けの彼らの想いに背くことは、人として許される行為ではない、とも感じます。
現世は過去の積み重ねの上にある。
未来は現世の積み重ねの先にある。
今を生きる私たちだけが、好き勝手に我が身の生を謳歌してもいいのでしょうかねぇ?
そんなこともふと思った一日でもありました。


例大祭には、遺族会会長の古賀誠氏、崇敬会会長の扇千景氏も参列。
「たけしのTVタックル」というテレビ番組でおなじみの、三宅久之氏のお姿もお見かけいたしました。

晴天に恵まれ、例大祭初日はつつがなく終了。
最後は、私たち一般の参加者も昇殿参拝をさせて頂き、帰り際には神社より一人一人に神饌を頂戴いたしました。
遊就館の無料招待券も頂きましたので、有難く入場させてもらい、特攻の大叔父の遺影にも対面して来ました。

穏やかに厳かに一心に御霊をお慰めする、その空気の荘厳で清浄なことに感激をいたし、感謝をいたしました。
身はまだ沖縄の海の底にあっても、魂は靖国の社におわす特攻の大叔父も、さぞかし心を慰められたことと思います。
来年も元気でまた来るぞ!と張り切る母と共に、靖国を後にいたし、帰宅の途につきました。
充実した良き一日であったと心より感謝申し上げております。

★写真上より

昨日の神雷桜
頂いた神饌(大きな月餅と例大祭式次第)
posted by ぴろん at 09:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 特攻の叔父の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月03日

第二回拉致を動かすための院内集会より 国会議員の「しおかぜ」メッセージ

★有田芳生参議院議員の「しおかぜ」メッセージ

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許すことのできない北朝鮮の犯罪行為、拉致によって、いまだ祖国日本に戻ることが叶わないみなさん。私は参議院議員の有田芳生です。いま日本は亜熱帯になったかと言われるほどの猛暑の夏がようやく終わり、秋の気配が漂ってきました。

季節が移ろうように、みなさんもみなさんのご家族も1年1年と年齢を重ねています。しかしみなさんを何としてでも祖国日本へ取り戻さなければならないとの私たちの怒りと熱情は深まりこそすれ、衰えることはありません。
 
この政治課題は一度限りの人生の自由を取り戻すための崇高で普遍的な人権問題への取り組みであり、日本の国家主権への侵害との闘いでもあります。そこにおいて政治に携わる私たちの責任は重大です。
  
みなさんを祖国日本に取り戻すためには強い政治と強い世論が必要です。私たちは議員それぞれに国家観の違いなどがあれども、みなさんが一刻も早くご家族のもとで暮らすことができるようにするために「小異を保留して大同に立ち」この重大問題解決のために全力を尽します。
  
みなさん。決して諦めることなく、心の中で希望の灯をともし続けてください。ナチスによる強制収容所で暮らしたヴィクトール・フランクルは「どんな時も、人生には意味がある」と自らを励ましました。やがて待ち受けていたのは解放でした。遠くない日にみなさんがご家族と抱(いだ)きあう歓喜の瞬間がやってくることを信じつつ、そのために行動することをお約束いたします。


★小池百合子衆議院議員の「しおかぜ」メッセージ

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皆さん、お元気ですか?私は自民党衆議院議員の小池百合子です。現在総務会長と言うお役を承っております。
皆さんの生活、北朝鮮の状況を考えると、本当に厳しいものだということは容易に想像がつきます。
そういう中において、新しい体制が今出来つつある北朝鮮。
それに対抗して、対してですね。きちっと言うべきことを言い、そしてまた実行する。
つまり皆さんの一日も早く救出が出来るような、という体制をですね。
日本がしっかりとキープをし、実行していきたいと思っております。

今自民党は野党でありますけれども、しかしながら国家の安全保障、そして国民の皆さんの安全保障という点については一日の長があると、このように考えております。
政党がどこであれ一日も早く助けてよ、という皆さんの声をしっかり受け止めてですね。
また気持ちを受け止めて、そして日本を取り戻す。皆さんを取り戻す。
これは同じことだと思います。

私、これからもですね。いかなる役職に就こうとも、その点についてはしっかりと活動、行動、そしてしっかりと物を申していきたいと思っております。共に頑張ってまいりましょう。お元気で。
posted by ぴろん at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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