2009年01月03日

三浦小太郎氏 北朝鮮テロ全体主義国家の実情を訴える6団体共同集会第3部より

北朝鮮テロ全体主義国家の実情を訴える6団体共同集会 <アジア人権人同学会の設立準備期成会>
第3部「共催6団体他、北朝鮮の人権改善を目指す人々による大発言会」より
08.12.14 明治大学リバティータワーにて

★三浦小太郎氏(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会)

・司会 川嶋高峰明治大学准教授

次ですね、守る会の代表を務めておられます。
私、よく相談する方なんですね。
三浦小太郎さんです。
お話をお願いします。

・三浦小太郎氏

一番紹介が軽いのはどういう事かな?とちょっと思いながら、ただ、守る会はルールを破って二人も喋っていますので、多少そうなるのも致し方ない事であろうと分かっております。
私は、大した問題ではないと思っているんですけど、0.07%の一人かもしれないクリスチャンであるかも分からないんですが、ただこのことについては私は今日、もう皆さんも長い集会お疲れでしょう。
私は宋さんとはちょっと違うポイントからお願いしたいことがあります。

まず皆様に、今日帰ったら明日でもいいんです。
して欲しい事は、見るだけでいいんです、僕たち守る会のHP見てください。
今日の私のメッセージ自体は配布された資料の中にありますからね、HP見てください。
そしてHP見たらですね、そこには金正日宛のはがきが出せるコーナーがあります。
それをもし宜しい方は、そのはがきを70円切手だったかな?貼って投函してください。
もちろん皆さんの住所は書いて頂かざるをえませんが、書かなくていいかな?まぁいいや、私は常に書いて1週間に1枚は出すという事を必ずやっています。
日本語はどうせ向こうの人間は分からないかなと思って最初は「早く死ね」とか書いて、あ、これネットライブやっているのか。
それはともかくとして、それをやっております。
これは金正日の写真が貼ってありますから、簡単に向こうは捨てません。

そして何で僕がこんな事を言うかと言うと、嫌がらせでやりたいわけではなくて、それもありますが、日本人がね。
拉致のこと、人権のこと、収容所のこと、これ救う会でも僕やったら良いんじゃないかと思う。
家族会でもやったらいいと思う。
もちろん全員であるべきですが、めぐみさんの写真の入ったはがきのその下に、「この人の事を日本人はみんな助けたいと思っています。この人は北にいるんですと、攫われたんです」という意味のはがきを、日本から1万枚2万枚と行ったらね。
それは向こうの人は何も分からないかもしれない。
なんだ?これは?とは思うんですよ。
そして金正日にはそれは行かないでしょうが、少なくとも日本国民は、一部の政治家がどのような馬鹿げた事を言おうとですね。
国民ひとりひとりは拉致について怒っていると、少なくともこういう問題があるらしいと、その手紙を整理する人間には伝わるんです。

前、荒木先生はFAXでやってたんですね。
とにかく平壌の電話にあてずっぽうでFAXをひたすらやると。
僕も一時やったんですけど、金が結構かかるんでね、途中から止めましたけど。
僕一回だけね、途中でブチッと切れたことがあるんですよ。
だから、ああ、なるほどなという気がしました。
そして皆さん、もちろん僕もハングル出来ませんけどハングル堪能ではない方いらっしゃると思いますけど、そのときは宋さんとか在日の人にちょっと声をかければ、自分の言いたい事をハングルで書いてくれます。
それがまず皆さんにやって欲しいことです。

それから僕はやってないんですけど、ブログとかやっておられる方、今日の集会で印象に残ったこと、一言書いてください。
一言書いてください。
ブログと言うものはですね、僕は良く分かりませんけど、こういう集会に人が来て、そして何か感想を書いてもらうというのは非常にちりも積もれば山となる。
あなたの、ここに来られなかった友達がそれを読むんですから。
それは非常に意味のあること。

そしてまた、もう一つお願いしたい事があります。
これはですね、無理には勧め難いことなんですけども、今日本には百数十人の脱北者が住んでいます。
その気持ちのある方はこの方々と友達になってください。
北朝鮮へ、荒木さんのように勇気を持ってどんどん行ける人は中々難しい。
しかし、北朝鮮民衆に直接会おうと思ったら、日本にいる脱北者に会うことで、会うことは出来るんです。
私は基本的に、こういう集会に来るような方を紹介する事は全く拒みません。

ただ、ロクな人たちではないので、その事は注意した方がいい。
ロクな人たちでないというのはどういう事か?と言うと、40年間共産主義・全体主義で生きて来てですね。
どれだけ精神が傷つくか、皆さん本当に良く分かります。
そしてその中でどれだけ、やっぱりね、精神を守る人は守る。
両方が分かります。

今日、ここで二人の脱北者の方が話しましたね?
特に若い、お二人とも若いんですが、日本に在住の李さん。
一部ではね。
脱北者なんか日本に入れるべきじゃない、危険なだけだと。
ああいう方がいてね、それが何で危険なんですか?
朝鮮総連が続いてある事がよっぽど危険じゃないですか?

そして大阪の守る会では高政美さん、千葉優美子さんと言う脱北者が朝鮮総連を訴える裁判をやっております。
これもHPに載っております。
日本から騙されて北に行って、北から日本に戻ってきた。
逃げてきたんではありません。
戻ってきた人が、この団体は詐欺師の団体であると訴えるという事はですね。
どれだけ深い意味があって、しかも本人がどれだけ勇気がいることだったか。
この事を考えて頂ければですね。
私は少しでも皆様のご理解が広がるのではないか?と思っております。

何よりも今必要な事は、先ほど宋さんも言ったように、広い次元での政府や外務省や役人にしかできない事をやるべきです。
日本のイメージが今宋さんの言ったとおりのものであるならば、それは外務省の怠慢です。
日本のイメージを良くする宣伝をし、それが外務省の仕事でしょう?基本は。
日本人の私達はね、十、人にしてもらった事を、十、人に言うのは恥ずかしいものなんだ、という感覚が皆さんあるんですよ。
しかし、外においてはね。
十した事は、二十言わなければ、一くらいしか信じてくれないんです。
そこはやっぱり中国は上手いところなんです。
これは実は僕はさっき宋さんからアドバイスを受けたときに、やっぱり日本人は宣伝が下手なんだよと。
ひとりひとりの国民はいいけど、外務省がそれではダメじゃないですか?
そのとおりですね。

・宋允復氏

あのちょっとよろしいですか?
私その外務省から例を挙げましたけど、決してその方を批判するためじゃなくて、これだけ意欲を持って熱心になさっている方でも、そういう状況だという事は、要するに組織的対応がやはり不十分だから頑張ってくださいという、サポートのつもりですからね。
NGOの人間と接触したのがきっかけでそういうバッシングを受けると困りますから、これはいけませんからね。
そういうことではありません。
やはりサポート、民間から私たちもこういう問題長年やってきたつもりですけども、要するに基礎的な仕事が出来ていなかったと。
痛切な自己反省の下に言っていることであって、外務省の職員や外務省を批判するためではないんですよ。
家族会の方が批判するのは結構なんですけど、私のような者が余り下手に批判するとあまり後々がよろしくないので、私どもは応援するつもりですから。
その辺、誤解の無いようにお願いします。
ブログに上げられる方も、その辺はちょっと語弊が無い様に。

・三浦小太郎氏

あの今の問題は、守る会の中でもずいぶん意見は違うようだと上げてもらえるといいと思います。

そして金正日が死ぬという事は、事態が大きく変わります。
私はどう変わるかという事は分かりません。
あるいはね、全体主義のシステムは指導者が死んだからと言って急に大きく変わるかどうかも、確信はありません。
これだけはいえるのは、必ず権力内部で混乱と内ゲバは生じるんです。
そのときにですね。
おそらくかなり重要な情報が、場合によっては亡命者とともに外に漏れる可能性は極めてあります。
それを私たちはですね。
全部外国にキャッチされていいんでしょうか?
やはり日本は日本独自の形で、脱北者の方たちとのルートを作っておく事は決して日本の国益にも無駄ではない。

私はね、最後に言っておきますが、私の言ったことで誤解があるかもしれませんが、私は脱北者の方が可哀想だから助けているんじゃないんですよ。
可哀想だから日本に受け入れるべきだと言ってるんじゃないんです。
じゃあ、この人たちを助けなかったらどこが一番喜びますか?
金正日でしょう?
この人たちの情報が日本に来なかったら、韓国に来なかったら、あるいはこういう人たちが来て朝鮮総連を訴えて、困るのは総連と金正日でしょう?
ですから、脱北者の受け入れにはいろんな矛盾があり、私も悩む事が本当に毎日あります。
しかしですね。
私はこれは必ず人権、人道、そして国益にも役立つことだと信じて行動しております。
これからもよろしくお願いします。

・宋允復氏

すみません、三浦とは代表で、一応(私は)名目事務局長で気安くてまぜっかえす事なんですけど、今日も収容所体験者のお話をお聞きいただきました。
やっぱりすぐ出てくるんですよね。
彼自身の経歴が「清津連絡所で仕事をしていました」

日本人拉致の実行部隊が出入りする前線基地のそこで仕事をしていた人間だと、最初僕あれあれあれ?と。
おそらく国の方、来てらっしゃるかどうか分かりませんけど、関係団体の方にお聞き取りなさればかなりのそれに関する情報が出てくるんです。
それを言っておきたいのと、ただそれはメリットがあるからやるという話でした。
それは意図的に組み立てをしてお話しているんです。
具体的にその経験をつぶさにお聞きになれば、いやいくらなんでもこれは酷いなとお思いになると思うんです。
何人と言う枠を超えて、いくらなんでもこれは酷いだろうと。
こういう事は一刻も早く止めさせたいと、皆さんも共通でお思いになると思うんです。

おそらく、先ほど東高校と言って話すのを忘れちゃったんですけど、簡単に話しますと、学生が60人くらい集まってくるんです。
高校1年2年生、感想文を全部出してもらいました。
そしたら、その内容ってすごいんですよ。
シン・ソンドクさん、テレビでもかなりやったらしいんですけど、テレビで見て知っているというのは一人だけでした。
50数名は、この間、「北朝鮮が酷い国であると言うのはいろんな形でテレビと新聞で通じて漠然と知っていて、漠然としたイメージは持っていたけれど、ここまで酷い事をやっているというのは知らなかった」と、「びっくりした」と。
「日本人としてこれだけ日本を享受している人間として、日本にいる人間として何ができるかという事を考えたい」という感想を異口同音に書いてきてくれた。
子供たちがね。
決して鈍い子供たちではありません。

要するに受験勉強で忙しくてテレビ見ている暇が無いだけかもしれませんけど、ただ彼らが中学校高校と育ってきた時は、北朝鮮問題日本で一番盛んにやってきた時期です。
その時期に育ってきた子供たちでさえ、漠然としたイメージは残るけど具体的にどんな行為が行われているか?と言うのは印象に残らないと、改めて知りました。
これはやっぱり改めて迂遠なように思えるかもしれないけれど、読んで頂くという作業がどうしても必要だと思います。
先ほど外務省のお役人や政治家の方と言う話が出ましたけど、教育の現場でも読んで頂きたいし、皆さんもいろんな形で検討していただきたいけれども、将来的にはそういうものを日本のソフトの力で、例えば漫画にするとか、そういう形で世界に大量に、数十カ国に印刷してばら撒くなんて出来ればいいんですけれど、それも手持ちの材料を大事にして頂いて、活用して頂きたいなと思っています。

最後に本当に一言です。
収容所の体験者の話を聞きましたら30万人くらいいて、実は有事の際はみんな殺すことになっているんだそうです。
衛星写真を見せて頂きました。
ある収容所では3ヶ所くらい大規模なダムがしつらえてあって、いざ何か有事が発生して北朝鮮国内に混乱が発生した時は、ダムを放って決壊させて収容所の人間を水没させて殺すことになっていると。
それ以外の収容所でも毎年2月には訓練をやって、いざ何か勃発したときには銃殺することになっていると。

今後懸念されるのは、北朝鮮で金正日に何かあってガタガタしたときに、証拠隠滅のために収容所で30万人にも上る人が殺されるという事が、かなりの蓋然性であって、それに対して日本に呼んだ収容所体験者は異口同音にこの点、「非常に切迫しているのでしっかり国際社会、主要国に根回ししてゆめゆめそういう事をするな」と。
「そういう事をした場合徹底的に責任を追及して、その手を緩めないというプレッシャーを金正日に、あの体制に伝えて欲しい」ということを言っておりました。
日本も膨大な資料を握っている国ですから、上手く活用して頂いて、圧力を加えて欲しいということです。

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※ このテキストの音声ファイルはこちらから http://www.netlive.ne.jp/archive/event/081214.html
※ 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 http://hrnk.trycomp.net


posted by ぴろん at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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