2006年01月04日

制裁発動で被害者救出を!国民大集会(19)05.12.22 日比谷公会堂にて

『決議文朗読 (松原仁 拉致議連事務局長代理)』

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★櫻井よしこ

ではここで拉致議連事務局長代理の松原仁さんに大会声明を朗読していただきたいと思います。
よろしくお願いします。

★松原仁氏

国民大集会 決議案

今この瞬間も多くの拉致被害者たちが北朝鮮で「いつ帰れるだろうか」と指折り数えて待っている。

本大会には韓国、タイ、レバノンの被害者家族が参加された。
北朝鮮は朝鮮戦争中に8万2959人、戦後に486人の韓国人を拉致し消息すら知らせずにいるし、曽我ひとみさんたちの証言により拉致事実が確定したタイ人のアノチャ・パンジャイさん、レバノン人のシハーム・シュライテフさんをはじめ、マカオ系中国人、ルーマニア人、フランス人など多くの国からも拉致をしていたことが明らかになりつつある。
私たちはすべての拉致被害者を取り戻すため国際連帯を強めていくことを誓う。

さらに日本人拉致被害者が金正日が認めた13人以外にも、はるかに多くいることは間違いない。
本日も特定失踪者のご家族からの訴えがあったが、政府は日本人拉致の全貌を明らかにするため一層の努力をし、追加認定を続けて欲しい。

政府は昨年12月24日、「迅速かつ誠意ある対応がなければ、厳しい対応をとる」と制裁を予告したが、それから約1年経ついまも北朝鮮は「拉致問題は解決済み、めぐみさんの遺骨鑑定は日本のでっち上げ」と開き直りつづけている。
これはどう考えても「誠意ある対応」とはいえない。
しかし、小泉首相は未だに制裁発動を決断しない。

制裁発動は、拉致被害者全員を取り戻すという国家意思を示すことである。
それを躊躇していると、拉致問題を重視していないという大変危険なメッセージが発せられる。
国家意思を示すこと抜きに、被害者を救出できるのか。

日本政府に強く求める。
制裁法による送金・貿易停止、船舶入港禁止を行っていただきたい。
北朝鮮最高人民会議(国会)代議員を勤める総連幹部6人への再入国許可を取り消し、北朝鮮・総連への不公正な優遇措置の適正化を行っていただきたい。(拍手)
拉致被害者追加認定を継続して実行して欲しい。

金正日に要求する。
いますぐ、日本人拉致被害者を全員返せ。
韓国人拉致被害者、その他の外国人拉致被害者もすべて返せ。
核武装と戦争準備を止めて、北朝鮮民衆の生活向上に力を尽くせ。

平成17年12月22日
国民大集会 参加者一同

以上であります。(拍手)

★櫻井よしこさん

この盛大な拍手を持ちまして、国民大集会の決議案を了承していただいたとさせて頂きます。
ありがとうございました。
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