2006年01月11日

有本明弘さんの涙

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先日参加した藤沢集会で特に印象に残ったエピソードを一つご紹介します。
一つ前のエントリーでご紹介した、有本嘉代子さんのお話。
娘・恵子さんの救出を切々と訴える妻・嘉代子さんの話を、明弘さんは登壇者の控え席で静かにじっと聞き入っていらっしゃいました。
ところがしばらくすると、明弘さんは目を赤くして涙で潤ませ始めたのです。

明弘さんは今年80歳になられるのだそうです。
戦前の教育・しつけを受けて育った明弘さんは、男が人前でむやみやたらに泣くものではない、と教えられて育った世代のはず・・・
その明弘さんが妻・嘉代子さんの訴えを聞きながら、あふれる涙を抑えることが出来ず、何度も何度もハンカチで涙を拭い始めたのです。

有本夫妻はもう80歳のご高齢。
娘の恵子さんも、今年46歳になられるそうです。
例え子供がいくつになろうとも、親にとって我が子は我が子。
どちらの家庭でもそうでしょうが、この平和な日本で普通に暮らしている親子でさえ、どんなに子供が大きくなろうとも親と言う者はいつまで経っても親であり、何かといえば子供の行く末を案じ幸せを案じ、おろおろと生きるものだと思います。

有本家が拉致と言う非情な犯罪に巻き込まれ、恵子さんと引き離されて23年。
その間、安否の確認も出来ず、連絡を取り合う事も出来ず、生きているのか死んでいるのか、何も分からない状況に置かれ続けているのです。
その苦悩、悲しみ、怒り、苛立ち、不安、余人には計り知れないやり切れぬ思い・・・そして捨てきれぬ娘への思い。
どんなに雄弁な言葉よりも、明弘さんの頬を伝う一筋の涙は、娘を思う父親の心を表して余りあるのではないでしょうか?

一刻も早く、有本家に普通の家族の幸せを取り戻して差し上げたい。
それが政治家やマスコミ、そして私たち国民に課せられた務めなのではないでしょうか?
いつまでも私たちは、明弘さんに悲しい涙を流させていて良いのでしょうか?


posted by ぴろん at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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