この夏、特攻をテーマにした舞台を上演する予定があること。
その際の参考資料として拙Blogを読ませてもらったこと。
実在の特攻隊員のお話は、とても参考になったこと。
など、Blogの感想と舞台にかける思いなどがつづられていました。
私はすぐお返事を差し上げ、もしチケットがまだあるなら、ご紹介の舞台をぜひ拝見したい旨、ご連絡を申し上げました。
これも、特攻の大叔父さんんが繋いでくれた御縁だと思っています。
特攻に限らず、戦争ものを舞台や映画などの作品にする場合、フィクションにするのかノンフィクションにこだわるのか?といった問題があります。
今年3月の神雷部隊の靖国参拝の折、実は桜花特攻を映画にするという話が進んでいたのですが、事実に添って作品を作ってほしいという戦友会側の意向と、興行面を考慮し多少のフィクションを添えたいという監督側の意向が折り合いがつかず、話が流れてしまったという経緯があります。
とはいえ、戦友会と監督側に溝ができたわけではなく、桜花に関してはいずれ機会を得て、作品を作り上げたい、その折は全面的な協力をするという両者の合意を得ての、円満解消ではあったのですが。
事実を正確に伝えるというノンフィクションにこだわる戦友会の方々の意向は、私は尊重したいと思っています。
でもそれとは別に、フィクションであっても、まずは特攻の存在自体を若い世代に知ってもらう、という努力もまた一方で必要なのではないか?というのが、私の考えです。
たまたま私は身内に特攻隊員の大叔父がいたおかげで、物心つくかつかないかの幼い子供のころから、特攻は身近な存在でそれなりに知識も持っています。
けど、広い世の中見回せば、特攻どころかほんの60数年前に戦争があったことすら知らない若い世代もいるわけです。
そういう世代に向けて、ほんの少し前の世代の若者は、自分の命をかけて家族を守ろうと特攻に臨んだという、歴然とした事実があることを、何かのきっかけで知らせる必要もあると思うのです。
身内に特攻隊員がいるとはいえ、私だって戦後生まれ。
直接にその時代の空気を知るわけでもなく、ロケット弾と共に敵艦めがけて突撃大破した、と聞いてもどこかピンと来ない部分だってあるんですから。
ともかく、どんなきっかけでも良い。
特攻で命を散らした若者の存在を知ってほしい。
彼らが何を思って命をかけたのか?
考える縁として欲しい。
そのきっかけになるのなら、フィクションもあり、だと私は思います。
どんなお芝居なのか?
今から楽しみにしています。
舞台を見た感想も、もちろん書くつもりです。
私は6日の昼公演に行く予定です。
当Blogをご覧の方で、お時間のある方、関心のある方いらっしゃいますでしょうか?
まだチケットが残っている公演日があるようです。
よろしければぜひ、劇場まで足をお運びくださいますよう、お願いいたします。
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演激集団INDIGO PLANTS
『蒼空〜空どこまでも蒼く〜』
脚本:久保泰
演出:藤田信宏
8/5〜9【東京公演】
麻布十番アトリエ・フォンテーヌ
(大江戸線・麻布十番駅7番出口から徒歩3分)
8/5(水)19時(完売)
8/6(木)14時(完売)・19時
8/7(金)19時(完売)
8/8(土)14時・19時
8/9(日)13時(完売)・17時
8/15【気仙沼公演】
11時&15時
演激集団INDIGO PRANTS
http://indigo-plants.jp/top.htm