2009年11月20日

特定失踪者・鈴木賢さんのこと

調査会ニュースではすでに明らかになっていますが、埼玉県から失踪した特定失踪者の鈴木賢さんが関西方面で見つかり、家族との連絡も取っているとのこと。

一報を聞いて、本当に良かったと思いました。
鈴木賢さんの兄、智さんはブルーリボンの会の街頭にもたびたび参加され、地元川口の会でもリーダー的存在として、救出運動の先頭に立ち活動されてきた方です。

智さんが街頭でマイクを握るとき、いつも仰る言葉は

「私の弟は拉致では無いかも知れないが、拉致は一刻も早く解決されるべき問題です」

という趣旨のものです。

特定失踪者のご家族は、失踪の理由が拉致なのか拉致でないのかがはっきりしないため、表だって救出を訴えにくいというジレンマを抱えていらっしゃいます。
今回の鈴木賢さんのように、失踪者が国内で発見された場合、「それみたことか!」と批判の声を浴びせる向きも、おそらく少なからずいるのでしょう。

でも、私兄の智さんが、そのことを詫びる必要は全くないと思っています。

そもそも北朝鮮が拉致などという非道な行為をしなければ、智さんは「もしかしてうちの弟の失踪も拉致かも知れない」などとは露ほども思わない筈なのです。
北朝鮮がいつまで経っても、拉致された人は誰と誰だったのかを未だはっきりさせないから、疑念がいつまでも晴れないだけ。
ただ、それだけのことです。

わが身に降りかかった疑いを晴らすべき責任は北朝鮮にあります。
批判されるべきは北朝鮮であって、智さんが謝る必要などどこにもないと私は思います。


いつだったか、ある集会で特定失踪者家族の方がこんな発言をされました。
その方も鈴木さん同様、失踪の理由が拉致なのかどうなのか、確信がないというケースです。


「拉致問題が解決しなければ、うちの兄が拉致なのかどうかがいつまでもはっきりしない。拉致でないとはっきりしなければ、次に進むことも出来ない」


宙ぶらりんのまま、怒りや悲しみの持っていく場のない歯がゆさが、特定失踪者家族の抱える苦しみなのだと思います。
その苦しみを乗り越えて、弟の失踪はあるいは拉致では無いかも知れないというリスクを取ってでも、拉致解決を訴え街頭に立つ決意をされた兄の智さんに対して、敬意を表すことがあっても、弟さんの国内発見をだれがどうして責めることができるのでしょう?


北朝鮮よ、今すぐ拉致の実態をすべて明らかにしなさい。
全ての拉致被害者を返しなさい。
家族の苦しみをこれ以上引き延ばすのは、許さない。
一刻も早い解決を強く望みます。


posted by ぴろん at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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