2006年03月12日

06.2.16 飯塚繁雄さん 東京連続集会15(4)友愛会館にて

『飯塚繁雄 家族会副代表のお話』

Img_1987.jpg



皆さんこんばんは。(「こんばんは」の声)
いつもながらこの問題に深いご理解と応援を賜りましてありがとうございます。

今日は金正日の誕生日なんですけども(笑い声)、明日2月17日はですね。
田口八重子の長男の耕一郎が29歳になります。(お〜と言う声)
彼が一歳のときに別れた母親が未だに帰って来ない。
差し引き28年も会ってないんですね。
本人は母の顔を直に覚えてはいないんですけど、そういう事を考えると物凄い長い時間が経ってしまったと言う気がします。

私自身もなんでこんなに被害者の家族がこうして動かなきゃいけないのか?
政府が、あなたたち家でじっと待っていてくださいと、責任持って取り返しますよと言ってくれればですね。
非常に心が休まるんですけどもそれも見えない。
かといってこのままじっとしているわけには行きませんので、皆さんとともにあらゆる活動をして政府を動かして、更に北朝鮮に刺激を与えて早くこの問題解決したいなと、常々思うこの頃です。

この問題もこんなにクローズアップされて日本の重要問題・重要課題となったのも、やはり皆さんの国民の声がかなりの比率で高まって来たと。
しかもこの問題ただの拉致ではなくて日本を立て直すという、非常に日本の将来の鍵を握る事件で課題でもあると、言うふうに私も考えております。

その中で日朝交渉は細い糸で今つながっていますけど、先日の報告の中でもですね。
いろいろ感じた事は、確かに3点セットで核・ミサイルの問題、拉致の問題、それから日朝正常化の問題、並行してやるんだという形になっておりますけども、そうは言ってもですね。
やはり拉致の問題が解決しなければ他の問題に入れないはずなんですね。
それを並行してやるって言うのはある意味危険性があると。
拉致の問題も今やってますよと。
だから早く日朝正常化交渉で日本の支援なり賠償が欲しいと。
そっちに先に行く恐れがあると言うのが私の心配なんですね。

政府の交渉団につきましては「拉致問題の解決なくして他の問題はない」と、はっきりと今回も強く言って頂いていますし、日本もあるいは日本の国民も相当怒っていると。
生半可な回答では出ないと言う強い態度でやってはおりますけども、向こうは相変わらずの強かさで何とかごまかそうと言う事では、一応話は聞いていますという。
それが誠実な態度を取っていますと宣伝しているんですね。
従ってそれをある程度回避しながら早い所日朝正常化をしようと言うのが狙いじゃないかと私は感じております。
ですからやわな対話ではこの問題絶対に解決しないなと、言うのはハッキリしている訳ですね。
やっぱり日本の強い態度を示して、本当に怒っているんだと言う事を示して、実際に制裁なりを発動して形も意気込みも北に押付けて知らしめて、向こうが「ごめんなさい」と「じゃあ全部返します」と言う形にしない限り、多分この問題はずるずる行くんじゃないかと。

対話と言ってもですね。
今の形は対話なのかもしれませんけど、何が対話で何が圧力かと言う事がいつも疑問が付くわけです。
そういう中で北が未だに拉致は解決済みと言うし姿勢を崩しませんし、それから大韓航空機の話も未だにあれは北のせいではないと、要するに北は関知しないと言う感じですし。
それから今まで報告した北の内容も、全く撤回していないし。
この3つの大きな点を完全に180度ひっくり返さない限り、この解決は見えてこないし有り得ないと。
と言うことは物凄いインパクトがいるはずなんですね。

ですから今日、たまたま機会があって政府にタイミングを見て圧力をかける、制裁をかけるという事を言ってますけども、そのタイミングとはいったいどんな場面なのか?
それも今ハッキリは言っておりませんですね。
様子を見るとか、交渉の経過を見るとか言ってはおりますけど、なかなかそこまで踏ん切りがつかないのが今の現状です。

そういう事ではですね。
一応政府の報告書の中でとにかく生きてる拉致被害者を返せ。
真相究明をはっきりと報告せよ。
それから辛光洙を引き渡せと。
言うふうな事を言っておりますけども、言葉のニュアンスが、私に言わせますとですね。
生きてる被害者を返せ、当然なんですけども、死んでる者は返せないと言う風にも取られるし。
それから真相究明と言うのは亡くなっている、要するに死んだと言う証拠を出せというようにも聞こえるし。
我々としては全員生きているんだと、いう気持ちで交渉を進めてもらいたいしそういう形で活動もしているわけですから、真相究明なんて後でもいいんですね。
日本人の拉致事件全て解決して、なんでこういう事件が起こったのか?と言うのは後でも出来るわけです。
とにかく今は細かい事はすでに究明済み、北が言っている話は全て嘘だということも分かっていますし、それを考えると全員生きているという事につながるんですけども。
とにかく拉致した人間を全員返せと言う大上段に構えた要求をしていかない限り、のらりくらりとかわされる恐れがあると感じています。

それには我々がいつも訴えている北に対する制裁、経済制裁もあればそのほかに制裁の方法もいろいろあると思います。
もちろんこれはあくまでも手段であって目的ではないわけですから、それをこういう時期にあるいは北の今の状況あるいは態度、環境、あるいは国際状況も見ながらどういうタイミングでそれを出すのが一番いいのか?
それもどれだけ早く出せるか?
言う事を早く突き止めながら考えながらやって頂かないと、また今回の交渉のように交渉はしたけども結果は全然何もないと、言うのがまた続くんではないか?という心配があります。

それと簡単にこれがさっき言ったように180度変換して全て返すという事になれば別なんですけども、多分そういう簡単な事にはならない。
しからばどういう形で日本人を救出するのか?
奪還するのか?
その方法もですね。
いろいろ考えていかなければならないと思うんですね。

今それぞれの被害者がどこに住んでいるかも分からない。
誰がどこにどういう状態で住んでいるかも分からない。
そういった状況の中でどうやって助け出すのか?
少なくとも誰がどこにいるかぐらいはですね。
いろいろな手を使ってきちんと調査、これは秘密裏でやるしかないと思いますけども、何かあった時は即助け出せる体制を考えておくと言うのも当然必要だし。
いろいろな場面があると思うんです。
奪還する為のシュミレーションと言うか、こういうときにはこうする、こうなったらこうやる。
その辺は北は物凄くそれについては研究していますし、日本はどうしてもその辺は弱い、と言うふうに感じるわけです。

ですから、この場に及んでまた1年また1年、そういうのは全く我々としては受け入れられないし、少なくとも今年中にはですね。
良い結果が出るように皆さんとともに政府の尻を叩くと言うか。
我々は政府に対してお願いをするしかないわけですね。
そういう意味では今までもそうでしたけど、これからも皆さんの力と声を借りながらですね。
政府に対してあらゆる手段を行使して頂きたいと。
制裁と言う言葉もいろいろ有りますけども、これはいろんな形で出来ると思うんですね。
そのための法案も出来てますし、全ての省庁に対してもいわゆる専門幹事会と言う物を作って、各省庁で北に対する工作・取り組みについて具体的に方法を示せと、言うオーダーも出ているようです。
今回環境省とか財務省とか全ての省を入れた形で、多分安倍官房長官のお達しだと思うんですけども、そういう話も出ておりますし。
今年正月早々、警察庁の漆間長官も「今年こそやるぞ」と言う大きな声が出てますし、そういう意味では今年は何か動くと言う気配が出てますし。
余り楽観は許さない。
強い態度で我々としても見つめて行きたいし、その結果結果においていろんな訴えてもいきたいと考えております。

本当にこれ以上にですね。
特定失踪者の方含めて物凄い数の日本人がいるわけですから、それの解決と言う事を常にイメージして戦っていかなければ途中で幕引きとなる恐れがある。
何人か見つかったからじゃあこれを返しますと、後は報告の通り皆さん亡くなっていますと、ハイそれで終わりですというふうに絶対にならないように、我々も注意していきたいと思います。
これからも皆さんのお力をいろいろな面で借りていかなければならないと思いますけども、どうか一つこれからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。(拍手)

(司会者より「制裁法案についてのコメントを」との言葉があって、引き続き飯塚さんのお話)

全て総理が決断しなければ何も出来ないという事になれば、これからも決断を待つしか無いという事になる。 
それに代わって法律でですね。
総理の決断なくして北朝鮮に対する法案をきちっと、先ほど自民党の方でそういう物を作ろうという話がありますが、そういった形であるいは制裁を実行できると、言う事もありますし。
特定船舶の法案も発動するのにですね。
そういった法律的に、比較的に簡単にと言ったら失礼ですけども、そういう形で出来るような動きもいろいろありますし。

それから直接的にはあれですけども、例えば朝鮮総連に関係する固定資産税の徴収ですとか、あちこち裁判と言う形で騒がれていますけど、たまたま熊本でその辺の判決が出て、そしたら熊本市がそれに対して控訴しているという場面もありますけども、これは当たり前の話をしているだけで、我々と同じに固定資産税があれば全員払うと、当たり前のことなんですね。
それをきちっとやりなさいと、やって欲しいと言うのが私たちの願いで。
要するにそれを無視した形で総連を苛めているとか、在日の方々を苛めているとか言うことではないんです。
そういった今までの減免するような状態を作っておきながら、本国では日本人を拉致している。
まったく話が合わない。
矛盾だらけですね。
そういった部分も含めてこういった具体的な法案を含めて、より具体的に動けるという事にする事も我々の願いでもあるわけです。


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。