2006年03月25日

「米軍の対北朝鮮軍事作戦と拉致被害者救出作戦」・・・戦略情報研究所講演会にて 

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先月の佐藤守氏の講演に引き続き、拉致被害者救出のためのシュミレーションを考える講演の第二回。
今回は軍事ジャーナリストの恵谷治氏のお話です。
講演の内容は追って当Blogでご紹介しますが、一足先に会場で配られた資料をご紹介します。

佐藤氏の講演同様、本日の講演も中身の濃い物でありましたが、恵谷氏のお話で特に心に残ったのは、講演の後半「国家の意思と能力」のところで、この救出作戦を考える時ぶち当たるのは政治の問題である、と言う発言でした。
以後恵谷さんの講演から一部抜粋してご紹介しますと、

これまでの日本を見てくると、日本人を救う意思が有るのか無いのか?と言う疑問がある事。
戦後、軍が無くなった後、外務省にはそもそも邦人保護の観念が無かったと恵谷氏が断言された事。
戦後敗戦のショックからたちあがったものの、国家をどのような方向に持っていくのか何の討議もされずに今日まで来ていている事。
その一番明らかな証拠は、防衛庁と自衛隊の位置付けが曖昧なまま放置されている事。
国を守り国民を守るというのは当たり前のことなのに、その発想すら及ばない事。
小泉首相は対話と圧力としょっちゅう寝言を言っているが、圧力とは何か?と問えば、外務省の役人は平気で「それは米軍である」と平然と言える国、日本は情けない事
・・・などなど。

秘密保全と言う意味では救出作戦を成功させるためには『外務省には教えない事が基本中の基本』と言い切った事も強く印象に残りました。

薄々分かってはいることですが、これまで私たちが長年放置してきた問題の数々を改めてハッキリと指摘されると、ぐうの音も出ないのがこの国の現実です。
被害者救出と言う宿願にたどり着くまで、私たちはいったいどれほどの山を越えればいいのか?
眩暈がしそうなほど、そして気が遠くなりそうな現実の中で私たちは何をなせば良いのか?
本当に考えさせられます。

講演会の模様は順次当Blogでご紹介を致します。
まずは以下に紹介いたします講演会の資料をご一読いただければと思います。

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2006年3月24日 戦略情報研究所講演

  米軍対北朝鮮軍事作戦と拉致被害者救出作戦 
                     惠谷 治

 在韓米軍による対北朝鮮軍事作戦計画

 □作戦計画5026(限定空爆作戦。CONPLAN8022と関連)
 ■作戦計画5027(武力統一作戦)二年ごとに更新
   第一段階(戦争前)
   第二段階(反撃)
   第三段階(撃滅)
   第四段階(占領)
   第五段階(終戦後)
 □作戦計画5028(作戦内容不明。OPLAN1003と関連)
 □作戦計画5029(混乱対応作戦)
   (1)クーデターや内戦の発生
   (2)政権が核・ミサイルの統制権を失った事態
   (3)大量脱北者の発生
   (4)韓国人人質事件の発生
   (5)大規模な災害
 ■作戦計画5030
   実例その1 亡命支援
   実例その2 宣伝ビラ散布
   実例その3 金正日あぶりだし作戦
   実例その4 外貨流入を遮断(偽札、麻薬の取り締まりの徹底)

 2005年10月  アレクサンダー・バーシュボウ駐韓米国大使が着任
 2006年 2月  バーウェル・ベル在韓米軍司令官が着任

 自衛隊による日本人拉致被害者救出作戦の核心
   国家の意思と能力
   特殊部隊による作戦と特種作戦の違い
   事前の情報収集
     位置確認
     意思確認
     現場確認
   軍事オペレーション(米軍との連携)
   教育・訓練
   常時待機
   秘密保全


posted by ぴろん at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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