2006年05月11日

06.4.21 荒木和博氏その3 戦略情報研究所講演会(3)

『荒木和博氏の講演 その3』



え、ちょっとおまけですが。(自衛隊の制服姿の荒木氏の写真がスクリーンに映る、会場小さな笑い)

もう少しですね。
後残りの時間ですね。
安全保障と言う意味でもうちょっと 我々が何でこの事を危険を負っていてもやらなければいけないのか?と言う事についてのお話をしておきたいと思います。

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これは・・・・・・(聞き取れず)と思いますが、元朝鮮総連の財政局の副局長、韓光熙(ハン・グァンヒ)と言う人物がですね。
が書いた「我が朝鮮総連の罪と罰」の中に出てきます、韓光熙一人で策定した進入ポイントですね。
38ヶ所を設定している。
韓光熙一人で38ヶ所と言う事は、これは別に一人でやってたわけではありませんので、3桁のかなりの所まで行く進入ポイントがある事は間違いない。
ここには日本海側が中心ですけども、当然太平洋側にも存在しているはずであります。

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これは富山県の黒部川の河口で発見された北朝鮮工作員の水中スクーターで、これ自体が見つかったのは平成11年、12年だったかな?くらいですね。
まだ6〜7年前の事なんですけども、埋められたのも平成2年から11年の間に埋められているという事であります。

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埋められた場所はこの黒部川の河口ですが、この場所から言いますとここらへんになったと思うんですけども、このこっちからこう来て、その先の所がこうなっているんです。
ここらへんに埋められていたと言う頃でありまして、土が露出して明らかになったと言う事であります。
こうやって見て分かるように非常に開けた場所ですね。
開けた場所にあるのにも拘らず、こういうところに重い水中スクーターを引きずって持ってきて埋める事が出来たということです。

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さっきのはついこの間ですが、これは能代事件で昭和38年の事件。
これはこの頃は非常にですね。
工作員の進入が多かった頃でありまして、恵谷さんの著書にも一つ一つの事が詳しく書いてありますけども、能代にですね。
2回に亘って工作員の死体とか、あるいはゴムボートですとかいろんな機材が流れ着いた事件であります。
そのなかにこうやってピストルもあった。
当然入って来る工作員の中で、こうやってピストルを持って入ってきている人間と言うのは、ピストルですとか銃関係を持って入って来ている人間であるわけであります。

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これもですね、機材も全部持って来ていたと。
ちなみにこれは秋田県の能代ですが、能代から北、JRの五能線の沿線は本当にそう言うのがしょっちゅう入っていた所だそうで有りまして、あるテレビ局の人がここを後で取材した時に、そこにいる住民の漁師さんたちがですね。
みんな何か賞状を持ってくる。
警察からの感謝状を持っている。
何かと言うと要はですね。
置いてあった不思議な変な金の入っていたバッグですとか、工作用の機材が入っていたバッグを拾って警察に届けたと、いう事で感謝状をみんな持っていたというのにビックリしてしまったという話なんですが。
そういう所がざらにあるというんですね。

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いうまでもなく日本の海岸はこういうふうに非常に横がオープンになってるわけですが、韓国の海岸であればこうやって鉄の柵がずっと巡らしてある。
そしてある程度の距離の感覚で韓国軍の警備歩哨があって、実弾を込めた銃を持った兵隊が警備をしているわけでございます。
この韓国の海岸でも北朝鮮の工作員は入るわけですから、日本の海岸なんかですね。
どうぞいらっしゃいって言うような物であります。
しかも日本は非常に海岸が入り組んでいて海岸線の長さが長い。
これをまさに専守防衛で防ごうって言ったって、出来るわけが無いということです。

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北朝鮮はこういう、御覧になった方もおられると思いますが、工作船を持って侵入してくる。
これは今横浜の海上保安庁の展示施設の中にある、例の工作船ですが、これを見てもですね。
この工作母船は漁船を改造した物でも何でもない。
正面の切り立った船首を見ても、このために作った船であるということが明白でございます。
この船は40ノット(1ノットは1.852キロメートル毎時、40ノット=時速約74キロメートル)以上のスピードが出る。
その右側の工作小船という小さな船はただのポンポン船に見えますけども、これは50ノット(=時速約79キロメートル)くらいのスピードが出る。
と言う非常に高性能の船でございます。
それで入って来る。
つまり北朝鮮の工作活動と言うのは拉致もそうですけども、たまたま一時的にですね。
思い立ってやったものではないと、これはずっとやる。
それが当たり前だという事でやっていた、という事になるのでは無いだろうかと思います。

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で、この工作船の中にはこういう対空機関銃の装備があった。
非常にかなり大きな機関銃ですね。
それからこういう地対空ミサイルの反動砲、こういう物も積んでいて、手榴弾ですとかそういう物もたくさんあったと言う事でございます。
ですから工作船とか不審船とか言うと何か聞こえが良いんですけども、これは間違いなく一種の軍艦であるというふうに思った方が良い、と言うことであります。

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ということでですね。
結局何が言いたいか?
専守防衛では日本は守れない。
つまり逆に言えばどういうことかと必要に応じて威嚇をする。
先制攻撃をするということが必要ですね。
これは日本の国会でもすでに、例えば敵国がミサイルの発射準備をしたときには、これをですね。
先制攻撃をするのは自衛の範囲だという国会答弁もありますので、それをするという事は考えておく必要はある。

で、今、ミサイル攻撃とかやろうとしています。
物凄い金がかかるわけですけども、そのお陰で自衛隊の一般の予算はかなり削られてしまうすう勢にある。
しかし今の状態で、物を決められない状態でミサイル攻撃をやってもですね。
例えば、「ミサイル発射されました」というですね。
天気予報以外、何も出来ません。
こんな事をやったって、ほとんど意味が無い、と言うことだろうと思います。
アメリカがですね、予報と言う事以外、どうしようもないと私は思っています。

で、最初に言いましたけどこの事はやるとなれば、政治が決断をしなければいけない。
例の集団的自衛権の問題なんかも、国会で議論しても法制局が「それは憲法に関って行使出来ない」、言う事を言っているのが一つの歯止めになってしまっているわけですが、しかし法制局と言うのはですね。
あくまでも法律用語を作ったりするのの手助けをするところであって、それを決める場所ではありません。
これは国会の意思としてですね。
法制局が何と言おうとやる事はもちろんやらなくてはいけない、言う事ですね。
国民から選ばれた国会議員がですね。
役人の言う事を聞く必要は全然無い、と思います。

以上は現行憲法でも可能である。
そしてこれ、逆にですね。
憲法が改正されなければ出来ないと、こういう事を言う人が多いですけども、そういう思考停止は絶対に許されない。そんな事を言ったら絶対に、問題解決する事は出来ません。
逆にですね、私は今ある憲法を改正する事は非常にちょっと危機感を持っておりまして、何か保守系の人でですね。
憲法を改正すれば全て上手く行くと、彼らは勘違いをしてしまっていると。
いったいどう変えれば良いかという事については何も考えて無いわけですが、しかし何か変えればですね。
全て上手く行くんじゃないか?と思っているという事で、そんなのは絶対に有り得ません。

毎年ですね、憲法を変えるというくらいの事にしていけば、いくらか時代からずれるのは止まるかもしれませんけど逆にですね。
変なふうにいい加減に憲法を改正してしまうと、その後でですね。
今はあの憲法であれば戦争に負けてアメリカがドサクサに押し付けたんだと言う事で、だからそういう努力目標にしておきましょうよで済みますが、一旦憲法を改正してしまえばですね。
国会でしかも、国民投票までやるわけですから、そしたら国民が認めたという事になってしまって、尚更手足を縛ってしまう事になる。
だから憲法改正の問題はですね。
逆に気をつけておいた方が良い。
今のままでも出来るんだと言うことです。

そしたら我々が常に認識しておかなければいけないのは、今我々は我々自身の利益と言うことだけで動いております。
で、今の生活がどうなるのか?どうすべきか?
今の生活が厳しいからこうすべきだとか、今の景気が悪いからこうすべきだとか言ってますけども、しかし日本と言う国は今生きている我々だけのものでは無いと言う事は当たり前なんです。
先祖があったから我々が存在するわけでありまして、そしてこの国にはこれからも我々の子孫が生まれてですね。
そして育ってこの国を形作っていくわけで、我々は祖先とそして未来に生まれてくる我々のその次の世代にも責任を持っている。
我々もあくまでも今の時期に中中継ぎをするだけだ、と言う事でございます。

だから過去の世代に対してですね。
失礼になるような事は絶対にしてはいけないし、そして次の世代に対してもツケを回すような事も絶対にしてはいけない。
そのために我々自身が犠牲をするということの必要はあるのではないだろうか?と思います。
「男たちの大和-YAMATO」のコピーでですね。
「彼らが命懸けで護った未来に私たちは生きている」いうのがありましたけど、まさにその通りでは無いだろうか?というふうに私は思っている次第でございます。


大体一時間たったわけでございますけども、やはりですね。
もう、今、あんまりのんびりしている時間は無いと私は思います。
「しおかぜ」を始めまして大体半年経ちました。
まだ情報の収集と言う意味では十分に出来ておりませんけども、本当にこれは具体的な事はこれだと、まだ余り言えないんですが、感触としてはこれから先急激に変わるんではないか?と言う感触を私は持っております。
いろんな情報の入手とか、あるいは上手く行けば救出と言う事も含めてですね。
動く可能性がある。

それは始まったら待った無しで、凄いスピードで始まってしまうだろうと思うわけでございまして、その時にですね。
いろんな事をですね。
大所高所はどうだとか、そういう事を言っている余裕は無い。
政府がけしからんとか外務省が駄目だとか、そういう事を言っている余裕すら無くなるであろうと言うふうに思います。
全ての立場の人たちが、それぞれの立場で各々やっていく事で、状況を進展させるしかない、言う事だろうと思います。
そしてそういう状況になった時、実は我が国がある意味で言うと一番強い、と言う事も私は確信を持っております。

この国は60年前にですね。
アメリカ相手に戦争をやった国であります。
アメリカだけではない。
中国でその前、4年前から戦争を始めていてですね。
そして中国戦線で伸びきった所に持ってきて、アメリカ・イギリス・オランダとまとめて戦争を始めてしまったと。
そしてあれだけの酷い所でですね。
とにかく世界中の大国を向こうに回して戦う事が出来た国なんです。

しかもその日本はですね。
陸軍と海軍の中が物凄く悪かった。
陸軍が潜水艦や航空母艦を作ってしまった国と言うのは世界中で我が国しか存在しないわけでございまして、これは良い方に見ればですね。
いかに我が国が優秀であったか?
陸軍でも潜水艦や航空母艦を作れたという証明でもあろうかと言うふうに思います。

ケンカしながらともかくあれだけ戦う事が出来たという事の中の一つにはですね。
旧軍でも今の自衛隊でも、あるいは一般のいろんな社会の各局面でそうですが、中堅クラスがですね。
非常に優秀な人が多かった。
ある程度ハッキリした目標が定められていれば、その目標に従って自分で物事を考えて行動する事が出来るというのがこの国の一番の強みでありまして、これはですね。
アメリカでも中国でもロシアでも絶対に真似が出来ません。

アメリカとか中国とかロシアとか、基本的には上に立つ人間は物凄くしっかりしなければいけない。
それが全ての責任を負う。
その代わり下にいるのは、どんなアホが来ても構わない。
と言うのが基本的に前提でございまして、どんなアホが来ても大丈夫なようにやるシステムであります。

日本はそうではなくて、上に行けば行くほど悪くなる。(笑い声)
と言う非常に困った国ではあるんですけども、逆に言えばですね。
上が問答無用の方針があれば、勝手に物が進んでいくと言う事でございます。
これはもう、戦後、というか、まず明治維新の時から戦後の復興とかですね。
そういう時に日本人が発揮した底力と言うものがあるわけでございまして、そうすると今のような状況でですね。
もう北朝鮮なんかメチャクチャな状態になっている。
中国なんかが手を突っ込む。
今胡錦濤がアメリカ行ってやってるわけですけども、本当はもう北朝鮮が6者協議に参加すると言うお土産を持っていきたかったのに、北朝鮮が言う事を聞かないと。

そしてブッシュはブッシュでですね。
自分の支持率に火がついているだけではなくて、今のアメリカの国力から言ってですね。
北朝鮮に軍事攻撃をする力なんか残っていない。
脅かすのは散々っぱら脅かすと思いますけども、しかし出来るだけ枠を作ってですね。
向こうからやられれば当然やり返すんでしょうが、こちらから因縁つけてやると言う事はもう出来そうも無い。
みんなそれぞれですね。
弱みを持っているわけであります。
尚且つみんな勝手なシナリオを書いている。
役者はここに何人もいるわけですけども、その人の周りに演出家とかシナリオライターとかがいてですね。
「おい、このシナリオでやれ!」と言う事をあっちからこっちからシナリオを突きつけて来ているというような状態であろうと思います。

もうちょっと分かりやすく言う為にはですね。
放送禁止用語を使えば説明できる部分があるんですが女性がいますので、ちょっとその部分は控えさせて頂きますが、ともかくですね。
そういうような事は我々にとって、非常にプラスなんだという事を考えてみて良いのではないか?
我々はそれを絶対にやる力がある、と言う事でございます。
そうでなければですね。
この国はこんな経済大国になるはずも無いし、あるいは明治維新以後ですね。
あっという間にこれだけの大国になっていくはずが無いわけでございます。

今、韓国のですね。
保守系の方で非常に今、韓国の事を憂いている方が言っておりましたけども、結局経済の急速な発展と言うのはあるけれども、政治には急速な発展は無い。
つまり韓国、ご自分の国の事を差してなんですが、今韓国の中は左翼が全盛でメチャクチャな状態になってる。
経済は確かに韓国は非常に良くなったんですけど、やっぱり政治とかいう事は出来ていない。
結局だからそういう形で近代化出来た国は、世界中で日本しか今だないんじゃないか?と言っておりましたけども、やはり我々がそういう部分に対しては自信を持っていて良いのではないだろうか?
と言うふうに思っている次第でございます。

その思いでですね。
これから先、おそらく短期間に、かなりのいろいろな事が起きると思いますし、ショッキングな事とか様々な事が起きると思いますがここにお出での皆さんは何とかですね。
その最新の方向性を見失わないで、共にこの問題の解決に努力をして頂ければと言う事を思っております。
残り25分でございますね?
残りあと質問等をお受けしていきたいと思います。
とりあえず、終了させていきたいと思います。
どうもありがとうございました。(拍手)


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