2006年06月02日

06.5.28 李美一さん 国民大集会(12)日比谷公会堂にて

『李美一 朝鮮戦争拉致被害者家族協議会代表の訴え(通訳:西岡力氏)』

★司会 櫻井よしこ氏

次に朝鮮戦争のときに拉致をされました被害者の家族協議会代表の李美一さん、お願いします。
李美一さんも幾度も幾度も、この私たちの大会に参加してくださりました。
よろしくお願いします。(拍手)

★李美一 朝鮮戦争拉致被害者家族協議会代表(通訳:西岡力氏)

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(日本語で)こんにちは。(「こんにちは」の声、拍手)

(以下は韓国語)

久しぶりにまた皆さんにお会いする事が出来まして心から嬉しく存じております。
今年も変わる事無く、私ども朝鮮戦争の時の被害者家族会をも招待してくださいまして、心より感謝申し上げます。
この間、私身体の調子が悪くて、私自身が国民大集会に出る事が出来なかった事をお詫び申し上げます。

しかし、いつでも私の熱い心は日本の被害者の家族の人たち、皆さん方と一緒にございました。(拍手)
拉致被害者家族の皆さん、そしてここにいらっしゃる皆さん方の「拉致被害者を助けよう・人権は大切だ」と思う熱い気持ちが2002年に5人の被害者を取り戻し、家族を取り戻しました。
その後も、まだ帰って来れない拉致被害者を取り戻す為に継続して戦い続けていらっしゃる皆さん方に、心からの尊敬と感謝の言葉を申し上げます。

しばらく前に、実は日本の皆さんの積極的な調査の結果、拉致被害者は日本と韓国に限らず、世界各地に広まっていると言う事実が明らかになり、これは拉致問題解決のために大きな一歩だったと思っております。
皆さん、北朝鮮の拉致犯罪がこのように明らかになった以上、北朝鮮の犯罪国家は拉致被害者の生死確認を今すぐして、全ての被害者を家族の元に今すぐ返すのが道理だという事では無いでしょうか?(拍手)

また、最近には高校生・金英男さんが拉致され、そして中学生で拉致された横田めぐみさんと結婚をしていたと言う事実が明らかになりました。
地獄のようなあの地において、被害者同士が少しでも慰め合えることが出来ていたんだなと思って、小さな慰労を受けた物であります。
この間も韓日の拉致被害者家族同士が連帯を強めて参りましたが、この事を契機と致しましてこの連帯をいよいよ強めて被害者全員を早く家族の元へ取り戻したいと願っております。(拍手)

朝鮮戦争のときに拉致されました民間人は10万人を超えております。
これは北朝鮮の金日成が南のインテリを連れて来いと命令をした、命令に基づく拉致であり、また南の人的資源を枯渇させてしまえと言う計画的な拉致でありました。
朝鮮半島はこの間、激しい冷戦が戦われて来た地域でありました。
その様な冷戦体制の中、我々朝鮮戦争拉致被害者の生死確認はもちろんの事、救出も全く出来ないでいたと言う事は大変恥ずかしい事であります。
ご高齢になっている被害者の事を考えますならば、一日でも早い解決が望まれるものです。

2002年9月の南北赤十字会談で、戦時の行方不明者の調査をすると合意をした後、3回も会談が行われていながら何の成果も上げていないということは大変遺憾に思います。
私たち家族会は本来ならば韓国政府がすべき関連公式文書や名簿、韓国政府が作った名簿がどこかに行っていた物を私たちが発掘して公開をする、整理をするという作業をして参りました。
この間集めて参りました資料とそして拉致を直接目撃した方々の証言などを集めて、この9月に朝鮮戦争拉致資料集を発刊する予定にしております。

御覧のとおり、私は身体障害者でありますけれども、それでもこの問題を世界に知らせなければならないという覚悟で、4月の27日には横田めぐみさんのお母様と一緒に、アメリカ議会下院の公聴会で私も証言を致しました。(拍手)
なぜならば、この日本も北朝鮮に対して強い圧力をかける事の出来る国でありますが、世界で北朝鮮に対して一番強い圧力をかける国はアメリカだからであります。

皆さん、北朝鮮の拉致犯罪は金日成時代、1950年から始まった根深い犯罪であります。
拉致とは、貴重な人生をめちゃめちゃにして、愛する家族・家庭をめちゃくちゃにする、許す事の出来ない人権侵害であります。
一人の人間の価値と言うのは何人も変える事の出来ないものであります。
拉致犯罪政権はこれ以上権力を握る事が出来ないようにしなければなりません。(拍手)
国境を越えて全ての拉致被害者を取り戻すために、私たち全てが心を合わせて一致団結しようではありませんか。
ありがとうございました。(拍手)

★櫻井よしこ氏

李美一さん、本当にありがとうございました。
日韓のみならず、全ての国々が力を合わせてこの拉致問題に当たらなければならないというメッセージだったと思います。


この記事へのコメント
私は以前、ぴろんさんの書かれたオジサンの話を聞いて涙したものです。拉致の集会には時々顔を出しますが、ブログからは離れていました。ぴろんさんがこういう記録係のようなことをやっているとは知りませんでした。前は集会記録は「あおいのまま?」が中心だったように思いましたが・・。ともあれご苦労様です。私はぴろんさんや、ログさんや、山本さんや、あおいのままさんやその他、大勢のブロガーを支持します。座り込みの時もそうでしたが、そういう議論はとても大切です。でも、先日の大集会なんかみると早紀江さんや、有本さん夫妻は衰えましたね。もう座り込みも出来ないでしょう。小泉政権は残念ですが、制裁には踏み込めません。9月以降が勝負ですね。家族が政府を信頼して全てを委ねる状況を早くみたいですね。それから、確かにそれを妨害する勢力を軽視できない。我々も本質を見失わないようにしたいものです。
Posted by 匿名です at 2006年06月02日 23:32
★匿名ですさん

>記録係のようなことをやっているとは知りませんでした

集会のテキスト化は、別にどなたかに依頼をされた仕事でも役目でもありません。
これはあくまでも私の自主的なボランティアです。
まずはここだけ、誤解のありませんように・・・<(_ _)>

>座り込みの時もそうでしたが、そういう議論はとても大切です

同意です。
ここだけの話、昨年私が当Blogで座り込み懸念のエントリーをアップしていた時、一連の原稿全て、伝を頼って全て横田滋代表の手元に僭越ながらお届けさせて頂いているのです。
その結果、座り込みに懸念・反対の意見もある事を家族会の面々もよくよく協議の上、リスク対策も万全に図ると言う事で彼らは決行を決断されたのですね。
そうであるなら、私も家族の決定を尊重し応援する事に何の異議もありません
家族の最終決定を応援するべく、座り込み要員の助っ人として駆けつけもいたしました。
それだけの事なのに、いまだにこの一件についてどうのこうのと恨み節を言われるのは合点がいきません。
議論の上物事を決定する、と言う民主主義の基本が分からないのか?
理解に苦しむ所ですが。

座り込み自体も、そもそも家族の全てが初めからいけいけどんどんで賛同していたわけではありません。
体力的な不安などを訴え、乗り気でなかったメンバーも少なからずいらしたと聞きました。
ですから『座り込みは家族の意思→それに難癖をつける者は家族の敵』というのは物事の考え方として余りにも視野の狭い安易な物であると言わざるを得ないと思うのです。
でもそういう狭い思考に囚われて、支援者を篩い分けしたがる人も少なからずいるようです。
残念な事です。

>家族が政府を信頼して全てを委ねる状況を早くみたいですね。それから、確かにそれを妨害する勢力を軽視できない。我々も本質を見失わないようにしたいものです。

私もそれを望みたいです。
最近はどうも支援者同士のつまらない揉め事が絶えない事を憂います。
支援活動に打ち込むのは良いのですが、小異を捨てて大同に付く、という基本が分からない人が少なからずいるようですね。
人が100人いれば100通りの考えがあるのが当たり前なのです。
細かい事にいちいち目くじらを立てて足を引っ張っていては、支援の輪など広がりようがありません。
どうも最近、敵と見方の区別のつけ方を知らない人もいるようで、嘆かわしい事だと思っております。
その意味でも仰るとおり、本質を見失わない冷静さと視野の広さを常に持ち続けたいものですね。
Posted by ぴろん at 2006年06月03日 10:33
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