2006年06月09日

金英男さんご家族の訪朝・再会の報を受けて

北朝鮮がなにやら姑息な手段に打って出ようとしているようです。
でもまぁ、これはある程度予想された事なので、今更驚きはしません。
引き裂かれた我が子に会いたいと言う母親の気持ちに水を差す権利など、そもそも誰にもありはしないのですから。

しかし今回の金英男さんご家族の訪朝の意向を受けて、英男さんのご家族やその支援者・あるいは韓国政府に対しての、苛立ちの声を隠さない論調も拝読いたしました。
まぁ、そういう声が偽りの無い日本人の率直な心情であろう事は、私も理解をします。
でも、ここであんまり英男さんご家族の動向をはじめ、韓国の情勢についてカリカリしても仕方が無いようにも私は思うのです。

北にとって一番厄介な事・一番嫌う事は、おそらく日韓の連帯なのです。
しかしそれが現実的には非常に難しい事も、おそらく多くの日本人が感じている事であろうと思います。
だからこそ、日本は決して慌てず騒がず、連帯の扉を開けておく姿勢は示し続けておくべきと私は思っています。
日本の側が短気を起して韓国との連帯の扉を閉ざしては、それこそ北の思う壺。
喜ぶのは北だけで、誰の利にもなりませんからね。

韓国の側が連帯の土俵に乗ってくるかどうかは別の問題として、少なくとも日本の側は懐深く連帯の姿勢は取り続けておいた方が北にとってはプレッシャーではないでしょうかね?
その上で、韓国が連帯の土俵に中々乗ってこない事も織り込み済みの事として、こちらもあくまでも日本の基本姿勢を押し通し、全員救出のために着々と手を打てば良い。

今回の英男さんご家族とその支援者との連帯は確かに結果として上手くいきませんでしたが、韓国国内にも骨のある言論人や政治家・脱北者の運動家など、連帯の手を取り合うに相応しい人たちも少なからずいるのですから。
手を取り合えるところだけでも私たちは連帯はするべきでしょう。
苛立ちに任せて韓国を切り捨てるのも結構ですが、その結果万が一、本当に韓国が北に取り込まれてしまうような事態になったとき、一番困るのは我が日本ではありませんかね?
ですから多少世話が焼けようと面倒くさかろうとですね。
日本の国益の為にも、連帯の道を日本自ら捨てるのは賢い選択ではないと、私は思っております。

ともかくも、まずは肉親の情を利用して拉致をうやむやにし、あくまでも体制の維持を図ろうとするその姑息な北のやり方にこそ、私たちの怒りをぶつける事。
ここだけは決して間違えてはいけない。
私たちの敵はあくまでも金正日であると言う事を忘れてはいけない、と思う。
金英男さんご家族が私たちの思い通りにならなかったからといって、苛立つあまり肝心の敵の姿を見失わないように。

それよりも今後懸念されるのは、この機に乗じて、日本国内に巣食ってる拉致問題をうやむやにしたい親北派や媚中派の連中が、あれやこれやともっともらしい言説を垂れて、救出運動に水を差して来る事でしょう。
まずは日本の世論がそれらの懐柔工作に振り回されない事。
常に冷静に事の次第を見極める事。
あくまでも拉致被害者全員の救出を求めて、これまで以上に支援活動に勤しみたいものだと私は思っております。

まずは改めてもう一度、官邸へ向けて被害者全員救出を求めるメールやハガキを送りましょう。
そして身近な人たちに家族の声を伝えてください。
こんな時のために、当Blogでは家族の声をたくさん文字に起して掲載しているのです。
5.22の家族会バッシングのような事がよもや再び起こるとは思いませんが、マスコミはどんな姑息な印象操作をしてくるか?分かったものではありませんしね。
親北派・媚中派の世論へのおかしな懐柔工作に負けないためにも、手垢の付いていない家族の率直な訴えの声を、どうか一人でも多くの人に読んで貰い、家族の気持ちを理解をしてもらいたいのです。<(_ _)>

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参考リンク
★電脳補完録様「金英男さん家族の訪朝・再会に関して」
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=5172


posted by ぴろん at 01:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 既報のとおり、北朝鮮が韓国拉致被害者金英男氏の母親と再会させると通告してきた。 報道記事はコチラ どうやらその後の報道によると、この親子の再会は22日から3日間、北朝鮮金剛山で開かれる離散家族再会事..
Weblog: 閑話ノート
Tracked: 2006-06-11 22:08
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