2006年06月30日

06.6.28 川人博弁護士 古川了子さん第6回行政訴訟報告会(1)衆議院第2議員会館にて

『川人弁護士による裁判報告』

★司会 二瓶弁護士

それではですね。
今日は早めに(裁判が)終わりましたのでこれからですね。
本日の裁判の報告集会を行います。
最初にたくさんの方に傍聴いただきまして、ありがとうございました。
また傍聴できなかった方がおられると思うんですけど、その方についてはこれから今日あったことについてご報告を致します。
一番最初に今日、荒木さんにですね。
尋問をしました川人弁護士の方からお願いします。

★川人弁護士

Img_1784.jpg

どうもこんにちは、川人です。
ちょっと座って話をしたいと思います。
ちょっとすみません、傍聴で中に入れなかった方、ちょっと手を挙げていただけますか?
ありがとうございます。
それでは傍聴された方、少しダブるかもしれませんがご了解ください。

今日はですね。
この裁判が始まってから、初めての証人尋問が行われました。
荒木さんが証人として証言台に立ちました。
時間が約30分という制約がございましたので、原告代理人からの主尋問が約30分という制約がございました物で、非常に重大な問題を30分で証言すると言うのは中々大変なんですけども、荒木さんの方で非常に的確にですね。
分かりやすく裁判長に証言をして頂いた。
その様に思っています。

荒木さんに証言をしていただいたポイントは、大きく分けて二つございます。
ひとつはですね。
この裁判の中で大きな争点になっているのは、国側は政府の認定した被害者であろうと、そうでない政府が認定していない方であろうとですね。
差別はしていないと。
同じようにですね、救出活動に取り組んでいると、こういう趣旨の事をこの裁判では言ってるわけです。

私どもはそうでは無いということで、明確にですね。
政府が認定した被害者の方とそうで無い方の間にはですね。
取り扱いの違いがあるということを主張しているわけですが、その点について最も詳しい荒木さんに事情を説明をしていただきました。

具体的には政府が認定していない被害者の方々についてはですね。
今までも公式にはですね。
何ら北朝鮮にどなたについて聞いたという事についてはですね。
公式には話してないわけです。
唯一例外は過去、藤田(進)さんと加瀬(テル子)さんについて、写真が出てきたときに若干話が出た事はあるんですが、それ以外はですね。
現在に至るまで公式的に、例えば古川さんについては「こうこうこういうふうに北朝鮮に問いただした」とですね。
その様な説明は一切無いわけであります。

更にはですね。
抽象的には30数名について、北朝鮮に問い合わせをしたというふうに言ってるわけですけども、荒木さんの証言の中でもですね。
これらについてもですね。
あくまで安否の確認と言いますか、行方不明の確認という趣旨で日本政府は北朝鮮に聞いているに過ぎないと。
つまり30数名という人については名前もハッキリしないし、且つ安否の確認という事で聞いているに過ぎない。

日本政府が認定した人については帰国をしてもらうという事で、交渉しているわけでありますから、そういう点でも明らかに言い方も含めて違うんだと。
その辺の事を・・・(聞き取れず)の外務省の担当課長と荒木さんとの間のですね。
荒木さんなどとの会談の模様を証言して頂きました。

そしてそれ以外にですね。
当然の事ですけども日本政府は今まで政府認定者以外についてはですね。
パンフレットを作った事も無いしHPに名前を載せた事も無いですし、国連に働きかけた事も無いわけです。
つまり救出活動と呼べるような事は何もしていないわけですが、そういった点についても荒木さんの方から証言を頂きました。
これがまず大きく第一点の尋問でございます。

で、第二点はですね。
荒木さんがソウルに、竹下(珠路)さんと一緒に2002年の12月6日に行きまして、安明進さんと古川了子さんの事について話を聞いた。
その時の模様についてお話をしていただきました。
その時に安明進さんが書いたですね。
絵、ソウルの915病院の図面があるんですけども、それを裁判所に提出しておりまして安明進さんがですね。
かつて古川了子さんを目撃したということについてのですね。
証言の具体的な内容をですね。
荒木さんの方からお話を頂いたということでございます。

そして政府が横田めぐみさんに関しましてはですね。
安明進さんが1997年の2月に目撃したと、安さんが横田さんを目撃したということですね。
1997年の2月には証言をしたわけです。
その3ヵ月後には日本政府は横田さんを認定したわけですね。
そういった経過からも、安さんの証言を重要な根拠にして政府が横田さんの被害者認定をしたわけですから、そういう比較から言ってもですね。
古川さんについて政府が認定しないのはおかしいじゃないか?と、筋が通らないじゃないか?と、そういうことについてご証言を頂きました。

つまり日本政府としてですね。
これだけ明確な安明進さんの証言がありですね。
尚且つ古川さんも失踪経過を含め、非常に疑わしいところがたくさんあるわけです。
そういった点から考えまして、政府が当然認定すべきだと言うお話いただきました。

あと、荒木さんが最後に裁判官の方に言われたのは、この問題についてはですね。
是非裁判所がきちっと判断をしてもらいたいと、司法が役割を果たしてもらいたいという事をお話いただきました。
政府の担当の部署の方はそれぞれ努力をされているけれども、国家が国として拉致問題についてどのようにやって来たのか?という点については様々な疑問もあるわけで、裁判所で初めてく言う形で争われているわけでして、司法の場できちっと役割を果たして頂きたいという趣旨のお話を、証言をしていただきました。

荒木さんの証言が約30分、今私が概略を申し上げました内容で行われましたが、その後国側から反対尋問が行われました。
ただし、反対尋問は約5分くらいでございましたけども、ありました。
この内容はですね。
要は、今年の2月28日に政府はいろいろ説明したじゃないか?と、外務省は荒木さんにご説明したじゃないか?と、そういう趣旨の尋問をしたわけですけども、内容的には先ほどお話した内容の繰り返しでもありまして、いずれにしても大きなですね。
新たな事実なり新たな尋問があったわけではございません。

それから裁判官の方からはですね。
若干一点だけ質問がありまして、これが質問の趣旨がいまひとつ分からないんですが、要は所謂特定失踪者についてのご家族の方、ですね。
奥さんとか子供さんとかそういう方々が、拉致をされている方にはどのくらいいますか?と、そういう趣旨の質問がありました。
これは質問の趣旨がイマイチ分かりませんが、おそらくですね。
推測するには、要は政府がですね。
拉致被害者として認定した場合にはどなたに通知をしたりですね。
する必要があるかと、そういう事に関連した尋問ではなかったか?というふうに思います。

証人尋問に関しましてはですね。
従いまして全て40分くらいで終了いたしました。
今後の進行に関しましてはですね。
裁判所の方から進行協議期日と申しますが、裁判をどういう進行をするか協議をしたいと言う期日を7月に設けたいと言う事で、7月の18日の午後4時に進行の協議期日が入りました。
これは一応訴訟の形としては非公開となっておりまして、双方の代理人のみが出廷して今後の訴訟の進行について協議する事になります。

私ども原告側からはですね。
法廷でもですね。
是非安明進さんの証言を聞いてもらいたい。
更に原告本人竹下さんの証言も聞いてもらいたい。
あるいは増元さんの証言も聞いて頂きたいと言う事を今日改めて申し上げました。

今後ですね。
18日に証人尋問をどうするか?という事を含めて、あるいは訴訟全体についてどのように進めるかという事が、話し合われることになっております。
以上でございます。
どうもありがとうございました。

★司会 二瓶弁護士

あの、ちょっと付け加えますと、進行協議という事で7月18日に入ったんですけども、それより裁判官からですね。
状況を見たなかで、こちらからはですね。
証人を誰と誰を採用されたいと強く要請したわけですけども、それについては若干気になるような事を言ったんですね。
という事は今後新証言も、これ以上証人尋問しないでと言う事も含めてですね。
その辺も大変気になると、決して、そういうこともありうると。
それをいかに撥ね付けていくかということがですね。
これからの一番の・・・(聞き取れず)ということで、私の感じとしましては次回の進行協議が極めて重要であると言うふうに感じました。

後引き続きましてですね。
今日大変落ち着いて分かりやすく証言して頂きました、調査会の荒木さんの話。
証言についての感想をお願いします。


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