2006年07月15日

06.7.8 内田美津夫さん 第14回藤沢集会(3)藤沢産業センターにて

『内田美津夫さん(寺越昭二さんの三男)の講演』

Img_1832.jpg



皆さんこんにちは。
今話をしたのが私の兄でありまして、私三男で内田美津夫と言います。
18の時に養子に行きまして、寺越から内田に変りまして、そんな事で宜しくお願いします。
じゃ、失礼してちょっと座らせて頂いて。

兄の説明にもありましたように、私の父親は陸から200メートルくらい沖に出たところで北朝鮮に拉致されました。
それはみんな良くご存知だと思うんですけど、今回韓国の拉致被害者の金英男さんの話が出てから私たちのところへ取材がどっと来まして。
それは何でか?というたら、拉致されたのに救助されたと本人が言っている。
これは寺越事件と同じケースだから、という事で多くのマスコミの方に取り上げて頂きました。

だけど私は救助したと言わされているこの件は私と金英男さんと2点だけでは無いんです。
もう一点知っているんです。
それは新潟の蓮池薫さんのお兄さんが「奪還」という本を出しまして、その本の中にも蓮池さん書いております。

・・・内田さんが「奪還」より一部朗読開始・・・・・・

「薫から聞いた話で北朝鮮という国をもっとも良く現していると思ったのが、彼らが日本に帰国する前、少し前の出来事です。
お前たちがこの国に来た理由を考えろ。
薫さんが祐木子を誘ってモーターボートに乗って海に出た。
途中でエンジンが故障してストップしてしまいどんどん沖に流されていった。
二人とも不安が募ってどうしようといっていた所に北朝鮮の船が通りかかり助けてくれた・・・というストーリーを考えて話をしたそうです。

北朝鮮にしてみれば、作った話を強制的に覚え込ませるよりも本人が考えた話を喋らせた方が説得力があると思ったのでしょう。
しかし、それにしても余りにもおかしな話です。
私は呆れて、「お前それ本当かよ、そんな話だれも信じるわけ無いだろう」と言ってしまいました。
石川県の寺越昭二さん・外雄さん・武志さんたちも消息に関しては漁船が故障し、漂流して海に投げ出された所を北朝鮮の船に助けられたという、おそらく真実では無い話が伝えられています。
「それと殆ど同じじゃないか」と思いました。」

・・・朗読終了・・・・・・・

北朝鮮は拉致被害者を出してきた時には、北朝鮮の国に来たストーリーを考えます。
拉致をしてきたというストーリーではなくて、作り話の救助されたというそういう話を必ず作ってきます。
これは金さんの証言の以前に出た本なので、私はまたかと。
本人が出て来たときには「北朝鮮が救助した、本当に北朝鮮という国は良い国や」
そういう事をアピールする為の作り話、ああまたかとそういうことを感じました。

私たちの父親の拉致事件という物は拉致を目的にした拉致事件、偶然に起こった拉致事件。
本当に後者の方の偶然に起こった拉致事件だと皆さんは考えております。
それはなぜかというとやはり岩場で地形が入り組んだ、船で進入しようとしたときに船を隠せる。
そういう場所で起こったんです。
他の拉致被害者の方々、殆ど多くは砂浜の海岸というところが多いと聞いております。
砂浜ですと人が良く通るから人がおるから拉致をすると。
岩場という所は人があんまり通らないから進入目的で入ると。
そういう事でうちの父親たちは、まず間違いなく偶然に進入した所出くわして拉致をされたんだと思います。

しかしこの救助された、拉致ではない救助されたとそう言う話が今でもまかり通り、私らの話は今から25年ほど前なんですけど、そのストーリーがいまだにまかり通ると言うのはやはり私たちが私の所は、日本の国がですね。
北朝鮮に対して24年間も音信不通のままにしておいたのは拉致監禁であると。
この件は絶対に本人が何と言おうとも状況を調べて間違いなく拉致だと、はっきり言わないから北朝鮮も頭に乗って、頭に乗ってかこのストーリーが使えると、そういう思いでいつまで経ってもこういう事を言ってくるんじゃないかと思います。
責任とまではいわないんですけど、やはり日本の政府もこの寺越事件を拉致と認定しない所に悪い所があると思っております。

私たちのその後の推移と言うか、それは寺越友枝さんが従兄弟の武志に会いに今回で36回目。
昨日、北朝鮮に行きました。
ミサイルが飛んで来ようが何しようが、息子に会いたいだけだからと会いに行きました、昨日。
そういう36回も訪朝したんですけども、その間には武志の父親である太左衛門というんですけども、北朝鮮に渡り今も暮らしています。
向こうにおって救助されたと良い暮らしをしていると、そういう事を言わされて、「お父さん、息子である私がいい暮らししているから、親孝行させてください」と、親子の情を北朝鮮は上手く使ってですね。
北朝鮮は呼び寄せるんです。

私そういう寺越事件の推移を見ていると心配してくるのは、韓国の金英男さんのお母さん。
やはり年老いて今病弱でね。
年老いて、なかなか会いに行こうとしても会いに行けない状態。
そうすると英男さんは必ず北朝鮮の命令か何か、それでね。
「お母さん、こういう広い家が当たってこういう良い生活をしています。最後の親孝行をさせてください」と母親を今度北朝鮮へ引っ張る。
こういう流れになる事を心配しているわけです。

また福井県の地村さんの娘さんを、まだ北朝鮮に残っている時に縁談話があると、そういうことを流したのが友枝さんなんです。
そのことによって被害者である保志さんたちを揺さぶると。
北に残っている子供が心配で北に帰りたいと、そういう揺さぶりをかけたのが友枝さんなんですけれども。
ヘギョンちゃん、もう18歳になりますかね。
もう本当に1年2年したら、そのことにヘギョンちゃんの結婚話、そういう事でまた揺さぶりをかけてくる事はまず間違いがない事だと思います。
お母さんが北朝鮮に親子の情を悪用されて、行きたいとかそういう事で揺さぶられたり。

私たち家族会の代表の横田さんご夫妻は、ある意味では私たちと同じ立場なんです。
ひとつの事件、身内で拉致と救助という事を言って、いろんな苦しみとか葛藤があって言うに言われん気持ちがあります。
本当の身内でないですけどもめぐみさんと旦那さん結婚されて、韓国のその家族の方々と身内になったと思います。
片方では救助されたと。
めぐみさんは間違いなく拉致であると。
本当にこれからも今までたくさんいろんな事で心を北朝鮮に揺さぶられて、これからもやはりいろんな事がこれまで以上に苦しい胸の内になってくると思います。
そういう事を考えますと、まずやはりこの拉致問題、早く解決しなければ手遅れになると思います。
今、キム・ヘギョンちゃん向こうで結婚する、子供が出来た、結婚男性の方の人は北朝鮮の人間や。
またたくさん問題が増えて出るに出られないになって来ると思います。

ここは本当に日本の政府には毅然とした態度を持って、本当に今回圧力をすぐかけてくれたのは本当に良かったと思います。
拉致問題を一日も早く解決しようとする姿勢、このためには本当に早い制裁をかけてくれて良かったと思っております。
私たちはこの寺越事件が分かってから25年経って、この北朝鮮のやり方と言うのを本当に良く分かってきております。
その分、金英男さんたちのこれからと言うのも手に取るように分かります。
だから一日も早くこの拉致問題を解決して頂きたいと、政府には本当に心から願っております。

皆さんもこの私たちの心情を本当にご理解はしていただいて、これからも力強い応援を宜しくお願いしたいと思っております。
今日はどうも本当にありがとうございました。(拍手)


posted by ぴろん at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(藤沢集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。