2006年08月18日

崔成龍氏について・・・いちいち過敏に反応する事なかれ

まずは下記に引用の記事に目を通してください。

拉北者家族会代表、めぐみさん問題で日本政府を批判

【ソウル17日聯合】拉北者家族の会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は17日、日本政府関係者の発言を引用し、日本政府は日本人拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨として北朝鮮から渡された遺骨を鑑定のために帝京大学に預ける時から、これを「偽物」とすることで方向性を定め、このために対北朝鮮世論が熱くなり引っ込みがつかなくなったと主張した。

この関係者はまた、日本政府はめぐみさんの遺骨を受け取る前から、めぐみさんの夫で当時はキム・チョルチュンと呼ばれていた金英男(キム・ヨンナム)さんの実体を信じておらず、同じ日本人だと推測していたという。

崔代表は、拉致された高校生のDNAを日本政府に渡すなど、金さんとめぐみさんの家族の関係を明らかにするのに深く関与した人物。日本政府関係者の発言として引用したこれらの内容は、今後波紋を広げるものと予想される。

 崔代表は、日本側が「遺骨は偽物」「めぐみさんは生存」を主張する根拠は、帰国を果たした日本人拉致被害者の一部の証言だけだとし、真実を明らかにするためにこれらの証言内容を公開するよう求めた。

さらに、日本政府と「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」がめぐみさんの問題を前面に押し出すことで、独島や教科書問題などの問題に関する世論を有利な方向に動かそうとしていると批判した。韓国と北朝鮮政府に対しても、1日も早く拉致被害者問題の真相究明と解決に乗り出すべきだとした。
8月17日付 Yahoo!ニュース

「日本政府、めぐみさん死亡事実を知っていた」

 拉致者家族の会の崔成龍(チェ・ソンヨン)代表(54)は17日、「日本政府は日本人拉致被害者の横田めぐみさんが死亡している事実を確認していたにもかかわらず、これを意図的に隠ぺい・わい曲し、政治的に利用した」と主張した。

 崔代表は日本政府関係者の言葉を引用し、「日本政府はめぐみさんの遺骨であるとして北朝鮮から渡された遺骨を鑑定のために帝京大学に預けた時から、これを“偽物”とすることで方向性を定めた。しかしこの後、反北朝鮮世論が高まり引っ込みがつかなくなった」と述べた。また、「これまで会った日本の関係者らもめぐみさんの死亡についてすでに知っていたが、世論のために口に出せずにいる」と主張した。
8月18日付 朝鮮日報

金英男さん一家の再会劇に始まる崔成龍さんの言動がまたも物議をかもしています。
「崔成龍」で検索すると、どうもうちのBlogのエントリーがヒットするらしく、当該エントリー(下記参考エントリー参照)のアクセス数が昨日今日と半端でない数値になっているんですね。
崔成龍氏の言動にいちいちイラついて細かく反論しても仕方がないようにも思うのですが、これだけアクセスがあるという事は、崔氏の発言がただならぬ関心を深めているということでもあり、もう一度私の思うところを表明するべく再エントリーを致します。

正直な所、崔成龍氏が何を言おうが放置するしかない、と言うのが偽らざる心境なのですよね。
彼の口に無理やり戸は閉てられないし、彼の行動を強制的に縛る方法も無い。
日韓連帯は必要だと思うけれど、この現状を見る限り崔成龍氏との連帯は事実上不可能に近い。
この間、ある集会の後の懇親会で崔成龍氏の人となりを知る人からお話を伺う機会があったのだけれども、それによれば崔氏は、かなりあくの強いキャラクターである事は間違いが無いようなのですね。

そこで伺った話をかなり大雑把に乱暴にまとめてしまうと、同じ韓国拉致被害者家族会の代表である崔祐英さんに対しても、どこか下に見るというか、馬鹿にしてかかっている側面が無きにしも非ずということもあるらしい。
韓国は言わずと知れた儒教の国、そして男尊女卑の傾向の強い国です。
誤解を恐れずあけすけに言ってしまえば、拉致被害者救出に関して何の実績も結果も出していない小娘が、実績を上げている自分よりマスコミの露出度などの注目度が何かと高かったりすることが納得できないという、ジェラシーのような感情もあるらしい。
それを思うと、崔祐英さんが韓国で拉致被害者救出を訴える活動が如何に困難であるかが推測されるわけですが、そのような個人的な感情とか遺恨とかが絡むと、理性で説得するのはまず無理ですしね。
その意味で、彼の問題は放置して見守るしか策は無いのかな?と言うのが、最近の偽らざる思いです。

そういう個人的は感情の問題はともかく、どうして崔成龍氏は北の思惑に乗っかった言動ばかりを取るのか?
その真意は正直私にも良く分かりません。
ですが理由はどうあれ、結果として彼の行動が北を利する形になっているのも現実でしょう。
金英男さんの再会劇を北のシナリオに乗っかった形で実現してしまった以上、今更一度来た道を引き返すことは出来ません。
彼の内心がどうであるかは分かりませんが、一度北の仕掛けた罠にハマった以上は、今後も未来永劫北の思惑通りに動くしか彼の選択肢は無い、というのも実情であろうと思う。
下手に北の意向に逆らえば、金英男さんの身の上にどんな災いが及ぶか分かりませんし、万が一英男さんの身の上に何事かあれば、崔成龍氏の活動家としての立ち位置も家族からの信頼も失墜するより他無いのかもしれませんし。

故意か否かは分かりませんが、ともかく崔成龍氏の発言が北の代弁者となり下がっているのは紛れも無い事実。
しかし彼の言動にいちいち熱くなって、日韓連帯を含む幅広い連携という物にヒビが入るのは得策ではない、という思いは今も変わりはありません。
確かに崔成龍氏の一連の発言に触れれば不愉快に感じる人がいるのも仕方が無いんでしょうけど、崔氏が何をどういおうが、日本は日本として粛々と救出策を講じることが何より大事では無いでしょうか?
崔成龍氏の発言にいちいち反応して、支援活動そのものに不都合が生じることはそれこそ北の思う壺、なのですから。

ともかく冷静に。
支援策は粘り強く強かにあるべきであり、いちいち崔成龍氏の発言に振り回される必要は無いというのが、私の崔成龍氏の一連の言動に関する結論でもあります。
崔成龍氏が北の工作員であろうがなかろうが、彼の爆弾発言など放置して生温かくスルーすれば良い。
というかスルーするより他、策は無いでしょう?実際の所。(^^ゞ

金英男さんの一連の会見で、北朝鮮は本気でめぐみさんの死を日本の世論に認めさせるつもりだったようですが、日本の世論はあのような茶番劇には全く振り回されていません。
その事を困惑の思いで受けとめているのは北朝鮮であり、その出先機関である総連であるという。
であるならば、崔成龍氏ごときの発言にいちいち惑うことなく、めぐみさんを含む全員を返せ!の声をぶれる事無く発信していく事が何より大事ではないかと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★参考過去エントリー

崔成龍氏を笑える日本人はいるのか?・・・金英男さん親子の再会劇を見て その3
http://piron326.seesaa.net/article/20059136.html


posted by ぴろん at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめてコメントします。
日々の丁寧なテキスト起こしとアップロード、本当にお疲れさまです。ありがとうございます。
崔成龍さんの言動に対するぴろんさんのご意見、同感します。崔祐英さんに対する軽侮や嫉妬のご指摘、韓国ならありうべしです。
おやじがむやみに威張っている感じ、力もないのに、よく分かります。
底流は変わりつつあるようですがね。合計特殊出生率が1.1に下がったようです。台湾も下がったようですが、韓国が東アジア諸国で最低ですよ。
あの社会、家族制度じゃ子供を産むのきついなって思います。日本とは全然違います。でも崔成龍さんのように威張っているおやじがのさばっている。いつまで続くのでしょうかね。
一言、私は韓国が嫌いというわけではありません。1980〜90年代何度も訪韓しました。楽しかったですね。今はどうでしょうか。念のため、一言付け加えました。
応援しています。
失礼いたしました。
Posted by さぬきうどん at 2006年08月19日 00:31
★さぬきうどんさん

ようこそいらっしゃいました。
さぬきうどんさんのご意見はあちらこちらのBlogで拝読をさせてもらっています。

崔成龍氏の言動については、いちいち論評するに値しない、という事に尽きるかと思います。
彼が拉致被害者救出運動でそれなりに実績を残している事は事実ですし、この問題を解決したいと言う思いに嘘があるとは思いません。
でも国情の違いとかそれぞれの立場の違いがかなり齟齬を来たしているのも事実で、北朝鮮はそのところを上手い事突いて利用しているのかな?と言う印象はあります。

これはある程度止むを得ない事なのでしょうね。
日韓連帯が一筋縄でいかない事は初めから分かっていることです。
大事な事は、こういった細かい事でいちいちイラつかないこと。
日本は日本の基本姿勢を大事にして、粛々と物事を進めることに尽きるかと思います。

日本の世論が北の思惑通り、拉致棚上げの方向に行かない事を、北朝鮮は首をかしげて不思議に感じているんだそうです。
そういう国から被害者を取り戻す為に有効な武器は、やはり世論の盛り上げに尽きるかと思う。
最後の一人が帰ってくるまで、拉致問題を忘れない。
その姿勢こそが、問題解決の原動力であると私は信じます。
Posted by ぴろん at 2006年08月19日 11:42
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