2006年09月16日

06.9.10 前上典子さん(特定失踪者・前上昌輝さんの姉) 大阪集会(8)エルおおさかにて

『前上典子さん(特定失踪者・前上昌輝さんの姉)の訴え』

★三宅さん
賀上大助さんさんと秋田さんは今日、朝早く、徳島のほうからこちらのほうにおこしになりました。
では、次の前上さんは、京都からさきほど、おこしになりました。
病身を押してお母さんと、おねいさんの前上 典子さんお二人が話をされます。

★前上 昌輝さんのお姉様 前上 典子さん

maegami.jpg

(写真左がお姉さまの前上典子さん、右がお母様のなみゑさん)



私の弟昌輝は1977年 北海道富良野市、当時牧場で3ヶ月ほどアルバイトをしておりました。そのあと、一年受験を失敗して浪人していたんですけれど、もう一度受験をするということで、「京都に帰る」と連絡をして、北海道の旭川に荷物を預けて、三日間ほど荷物を預けて、旅行したいということで、当時の手荷物預かり所に荷物を預けて、その中に現金11万円、それからほとんどの荷物、カメラとか・・。だから小さいバックに身の回りのものだけを持って、そのあたりを、たぶん小さな旅行でもするつもりで、手荷物預かり所に預けたんだと思います。

「三日間」という言葉をその預かり所の方に言い残して、そのまま行方がわからなくなりました。

一ヶ月後、手荷物預かり所の人から連絡を受けて、北海道にすぐ飛んだのですけれど、その時点で一ヶ月たっていて、警察とか、いろいろお願いはして探し回ったのですが、やはり私たちの場合も、<単なる行方不明>、<失踪>ということで何の調査もしていただけなくて現在に至っている状態です。

あの、上手く話せませんので、少し用意したものを読ませていただきます。

弟が不明になり、29年、とても長い年月でした。でも、小泉総理の訪朝以後の4年間は、その中でも最も長く感じられます。解決への扉が開かれたかと思われたのもたのもつかの間。長い膠着が続いています。

認定された方の救出もままならず、≪特定失踪者≫と呼ばれる私たちの家族は、交渉の場にすら(名前が)のぼらないような現状です。

私たちは、小泉首相の訪朝以後、弟の拉致を信じる同窓生達のお力を仮り、認定を求めて、何万人もの方の署名を頂き、当時の安陪官房副長官にお渡ししたこともあります。

でも認定は絶対的な証拠を重ねた上でなされるもので、とても困難なものだと知りました。
二年前には、調査会の方達のお力添えで、≪刑事告発≫というかたちで、京都府警の再捜査も受けております。

しかし長い年月のたった今、期待された証拠もなく成果もなく今に至っております。

特定失踪者と認定された方々との間には、とても大きな壁があるとさえ思えます。
でも、実際、みなさまもご存じのように、拉致は認定された方々だけの問題ではありません。認定された方の何倍もの人間が、事実、拉致されていると聞かされています。

私たち特定失踪者を持つ家族は、確かな証拠がない故に、より強い不安の中におかれているのです。拉致された最後のひとりまで帰国して初めて、私たちに真実がわかるのです。

みなさまに、この思いをご理解いただき、温かいご支援をお願いしたいと思います。
本日はほんとうにありがとうございました。

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1000番台リスト

氏   名: 前上 昌輝
失踪年月日: 昭和52(1977)年10月22日
ふりがな :まえがみ まさてる
生年月日 :昭和32(1957)年7月16日
性   別: 男 当時の年齢 20
身   長: 173センチ 体重
公   開: 第1次公開

当時の身分: 無職 直前まで北海道富良野の牧場で働く。

特   徴: 筋肉質の体格。大けがのため左目がやや小さい。
失踪 場所: 北海道旭川駅

失踪 状況: 北海道富良野の牧場を退職し、京都の実家に「お世話になった人たちに会って、京都に帰る」と連絡していたが、以来消息を絶つ。後に旭川駅の荷物一時預かりにザックを預けていたことが分かる。同年11月初旬、実家に男性の低い声で「前上昌輝の家の者か」と電話がある。電話に出た母親が「昌輝のことを知っているお方ですか」と数回叫んだが、それには答えず「また電話する」と言って電話を切った。以来手がかりは全くない。平成16年9月28日、京都府警に告発状提出。

※特定失踪者の情報は特定失踪者問題調査会HPより
http://chosa-kai.jp/index.html

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このエントリーのテキストはblue-jewelさんの手によるものです。


posted by ぴろん at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(大阪集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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