2006年10月02日

06.9.18 佐藤悟志さん(RENK) 南越谷集会(7)南越谷サンシティにて

『佐藤悟志さん(RENK)の講演』

★司会 古藤勝次 埼玉救う会副代表

それではですね。
次にRENKの佐藤さんからお話を伺いたいと思います。
私どもはですね。
北朝鮮に拉致された日本人を救出するのが目的で、RENKとは目的が違います。

ただ、最近ですね。
私どもも北朝鮮のあの現体制が今のままで果たして拉致、あるいは特定失踪者の方を全員奪還出来るんだろうか?
やっぱり拉致問題を解決する為には、あの政権を何とかしないと何ともならないのではないか?と、そういう思いが非常に沸いて来てます。

そういう意味でですね。
北朝鮮の民主化と現政権の打倒ということを目的としているRENKの人のお話はですね。
ぜひ興味を持って伺いたいと、そういうふうに思っています。
佐藤さん、よろしくお願いします。

★佐藤悟志さん

(拍手)
どうもはじめまして、佐藤悟志です。
今日は古藤さんの紹介でRENKと言う事だったんですけども、RENKと言いましても要するに北朝鮮の民主化という一点で寄り集まっています団体でありまして、それ以上細かい意思統一があるわけじゃないので、中では左翼の人からネオコン的な私のような人物まで幅広く寄り集まっている団体で各人それぞれに活躍しているという形ですので、一応今日はRENKの会員と言うことで話をさせて頂きますけども、私がRENKの代表的な人物と言うわけではございませんが、RENKの会員の一例と言うことで話を聞いていただければ有難いと思います。

本日は東部の会結成と言うことで、これから頑張って頂きたい、ともに頑張っていきたいと思っていますけど。
ご存じない方もいると思うので一応RENKの簡単な紹介をしておきますと、テレビ等にも出演している李英和という関西大学の教授をしている人物が代表をやっておりまして、そのもとに私たちが集まっているわけですけども。
李英和が90年代の最初の頃に北朝鮮へ留学しまして、それで北朝鮮の現状を見るにつけて、これでは拙いのではないか?という事で、北朝鮮の民主化というようなことを掲げて。
それまでいろいろ政治活動をしていたんですけど、その仲間を集めてRENKを結成して大々的に北朝鮮の問題について活動をしたのが最初が93年だったんです。

今は拉致問題等で雰囲気は変わっているんですけども、当時は本当に今と全然違う感じでありまして、李英和が仲間を集めて北朝鮮の現状について告発したりと言う集会をやろうとしたんですけども、朝鮮総連の大部隊が襲って来ましてですね。
集会もデモも、完全に潰されてしまうっていうんですか?
要するにこういう集会をやっているところに団体がわぁっと入り込んでめちゃめちゃにして追い出すっていうんですか?
それで警察も一応来ているんですけど何も役に立たないっていうか、今でも多少そういう所があると思うんですけど、朝鮮総連というかそっちの方には手を出し難いというか、規制し難いという状況がありましてですね。
本当にやりたい放題のことをやってきまして、パレードも予定していたんですが、そういうものも全く出来なくなってしまって、参加者も老若男女が怪我を負わされてしまうということがあってですね。
と言う中でRENKの結成を行ったんですけども、そのころから比べると今の雰囲気と言うのは本当に変わって来たんですけど、初めはそういう感じだったと。

その後、小川晴久先生がやっている、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」が結成されて、それが94年に集会をやったんですけども、神田だったかな?
そこにも朝鮮総連の大部隊が襲ってきましてめちゃめちゃにされるということが当時ありまして、そういう中で、特にそれでも彼らがやられたのは一応在日という事で、内情についていろいろ詳しかったりしたので、そういうそういう奴にしゃべられるのは非常に厄介と言うか困るというか、生意気という事で潰されてしまったんですけど。

そのときにRENKが、やられたままではいかんということで刑事告発をして、それを受けて警察の方で初めてですね。
朝鮮総連の方にガサ入れが行われましてですね。
結局たいした処罰はされなかったんですけど、向こうの総連の幹部の方は。
ただそのときに総連本部の名簿がいろいろ警察の手に入ってきて、朝鮮総連がびびりましてそれ以降余りやって来ない、と言う状態になりましたけど。

そういう厳しい中で、当時万景峰号の入港等に関しても抗議船を出して抗議したりと、90年代の最初の頃ですけどね。
RENK的には挑戦的なことをやってきたのではないか。
こんな感じでやってきたんですけども、その中で結局組織的には、「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」と言うことになっていますけど、結果的には北朝鮮の民主化が必要なんではないか?と。
食料を送るという人道的なこともチラッとやったことはあったんですけど、結局それはほとんど意味がないというか、ほとんど北朝鮮に届かないで途中で全部抜かれてしまうということがありまして、結論的に北朝鮮現体制を解体しなければならないんじゃないか?という事で最近は、そういう主張と言うか宣伝活動を中心にやるようになって来ています。

で、そのような襲撃されているという経験を通じて僕なんかが感じたことですけど、やっぱり僕らまだ日本だから生きていられるんですね。
これがそれこそ北朝鮮だったりすれば全然生きていられないというか、例えば僕らが総連に襲撃されたりありましたけど、北朝鮮で朝鮮人の人たちが、あるいは日本から拉致された拉致被害者の人たちが、こうむっている暴力と言うのはそれの数千倍というか、数万倍と言うか、想像を絶するような酷い重圧と言うか暴力が北朝鮮の現体制によって加えられているということを、多少なりとも自分の体で想像する事が出来るようになったということで、襲撃されたことも結構いい経験になったのではないか?と、いうようなことも私的には考えています。

ただ北朝鮮を民主化するといった場合、どうしたらいいのか?ということ。
いろいろ意見もあるでしょうし選択肢等もあるでしょうけど、私の個人的な意見としては、まず圧力が必要であると。
北朝鮮問題の場合には、これは北朝鮮問題ではあるけども、実は中国問題でもあるわけですよね。
北朝鮮と言うのは実は北朝鮮だけで成立しているのではなくて、そもそも朝鮮戦争のときに中国がそれこそ何百万と言う軍隊を押し立ててきて韓国軍、米韓連合軍を押し返してですね。
北朝鮮をこしらえ上げたというか、北朝鮮の縄張りを守ることによって北朝鮮と言うのが成立したわけですし、それ以降も北朝鮮に対し中国は食料なりエネルギーなりを援助し、尚且つ中朝友好協力相互援助協約というのがありまして、要するに軍事同盟ですよね。
北朝鮮がアメリカなどに攻撃されたときは、中国軍が行って守るんだというような軍事同盟を中国と結んでいることによって、北朝鮮と言うのは結構ああいう無茶なことをしまくる、ということが実は可能になっているわけですね。

私としては北朝鮮の関係する問題ですけども、結局後ろで糸を引いている中国に対して、これときちんと対決していかなければいけないんじゃないか?
そのためには、それこそ憲法改正とかあるいは核武装とか、そんなことも考えなければいけないかな?というのはちょっと最近考えています。
そういう大問題的な問題を考えていく必要はあると思うんですけど、ただ、今特定失踪者の家族のお話を聞いていて思うんですけど、じゃあ何のために北朝鮮を民主化したり拉致問題を僕らは取り組むのか?
どうしたらいいのか?何が必要なのか?ということを考えたときに、やっぱり正義が必要だと思いますよね。

先ほどのご家族の話にもありましたけども、彼らは別にお金が無かったとか、仕事が無かったとか、って言うことでいなくなったと言う訳ではなくて、普通に暮らしていたわけですよね?
で、普通に暮らしている人間が何の罪も無く何の理由も無いのに、家族を奪い去られて攫われてしまう。
というような現実があるときに、私たちはじゃあ普通に生活していくために何が必要なのか?
やっぱり正義と言うかむやみに攫われない、むやみに勝手な暴力に晒されない、ということがまず第一にこの国においても確立されなければならないんじゃないか?
それは先ほど話に出てきた飲酒運転の話もそうですし、あるいは広島の木下あいりちゃんの事件がありましたよね?
あの事件なんかを見ても、そしたら拉致問題を鑑みるにつけても、僕らはまず正義と言うものを実現しなければならないんじゃないか?
その正義も当たり前に生活している普通の人々を守るための正義、と言うことが大事なんじゃないか?と。

RENKの立場からもう一点言っておくと、北朝鮮に住んでいる人々も私たちと同じように生活があり、家族があるわけです。
しかし彼らはまさに、正義の反対の不正義の存在によって普通の生活を奪われて、北朝鮮において普通というか、まともな人というか、優しい人、他人に対して思いやりのある人から先に死んでいくというか、順番に死んでいく。
と言う現実があります。

脱北者の人たちが90年代後半の飢餓の状況についてお話されていたんですけども、まず最初にお年寄りの方から死んでいったと。
彼らは食料が無くなった時に、自分よりも若い人たちを守って、例えば子供たちとかね。
そういう子たちを生存させていくために自ら食料を絶って年寄りたちが死んでいったんだと、そのように伺いました。
しかしそのような努力もむなしく北朝鮮では子供たちも次々死んでいく。
あるいは食糧不足から病気になり、あるいは寒さに耐え切れずに手足が腐っていって手足が無くなっていく中で死んでいくというような、厳しい状況におかれています。

これと拉致問題の元凶と言うのは実は全く同じなんですね。
北朝鮮に存在している不正義の塊と言うか、最悪の不正義であるところの金正日体制、これの存在によって彼らもそして私たちも苦しめられている。
従って結論的に言えると思うんですけども、拉致問題の取り組みも含めて北朝鮮の金正日体制との戦いは日本のためだけでなく、朝鮮とかひいてはアジアの解放のためにも正義の戦いであるということは言えると思います。
私が言えるのは今日、これくらいです。
どうも長々とありがとうございました。(拍手)

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06.11.12
佐藤氏ご本人の校正を経て、本文の一部の修正・加筆等を行いました。


posted by ぴろん at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(南越谷集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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