2006年10月25日

06.10.7 飯塚繁雄さん2 第15回藤沢集会(10)藤沢産業センターにて

『飯塚繁雄 家族会副代表の訴え その2』



ああいった公聴会で拉致の話をするというのは多分初めてと思いますし、これは正式に下院の記録として残り、アメリカの政治の中にもちょこっと入ってくるという確約もあるようですけど、何よりもブッシュ大統領がですね。
会っていただけると言う情報が実はさっき言ったイングランドさんという副長官が漏らしたんですよ。
私びっくりしたんですけども、「あ、言っちゃった」と「ちょっと今日は黙っていて欲しい」という事でですね。
堪えていたんですが、これはもう確定だなということで準備に取り掛かりまして、私たち全員は会えなかったんですけども。

ブッシュ大統領に置かれましては忙しい中我々一般の市民に、日本のしかも外国の市民と直接お話が出来るという事に非常に感激しておりましたし。
それから「お忙しいのに」と言う言葉に対して「私はこの人権の問題を論議する時間が無いほど忙しくは無い」と。
と言う事は、これ名言だと思っているんですけど、この人権問題というのはまず第一番に最優先するんだという事の意識の現われだと思うんですね。
そういうことから今までの対応も非常にてきぱきやって頂きまして、その後のブッシュさんの話でも「私は最近に無く感動をした対面をした」と言うふうな評価もしておりましたけども。
やっぱり我々被害者家族の訴え、本当の気持ち、家族としての気持ちを訴えたという事に対しては、非常にアメリカのトップまで動かすと言う、こういう結果にもなったわけですよね。

これは単に会ったからと言って解決するじゃないんですけど、アメリカ政府、アメリカのトップがそういう思いでいるということを全世界にメッセージを出したという事ですね。
更には北朝鮮に対してアメリカとしてもこの問題は、こんな問題はあってはならないと言う事の強いメッセージを与えたと思うんです。
そういう意味では非常に、いろんな人のおかげでこれが実現したんですけども、活動の経過の途中の成果としてはあったというふうに私たちは感じております。

折角ですからね。
早紀江さんが大統領に出したお話、これは実際の言葉で自分の言葉でしゃべったんですけど、これを文章にしたものを急いで読んでみます。

・・・・・・・・・・

大統領閣下

私の娘・横田めぐみは今から29年前、1977年11月に13歳で中学校からの下校途中に北朝鮮に拉致されました。
めぐみが行方不明になってから、どうしていなくなったのか分からない。
長い長い20年間の苦悩の日々を過ごして参りました。
めぐみが北朝鮮の工作員によって拉致されたと言う情報が入ったのは1997年の事でした。
亡命工作員の証言によりますと、娘は工作船の暗い船底に閉じ込められ、「お母さん助けて!お母さん助けて!」と壁を掻きむしって絶叫し続けて暗い海を運ばれたと言います。

同封しました物は1年半前、偽遺骨と一緒に日本政府に提供された拉致直後のめぐみの写真です。
めぐみは歌の好きな明るい少女でした。
この寂しそうな顔を見て、私は思わず写真をなでながら「めぐみちゃん、こんな所にいたの?どれほど不安だったでしょう。まだ助けて上げられなくてごめんなさい」と話しました。
めぐみたちはまだ元気であちらにいるのです。
子供たちの失われた月日は取り戻せませんが、世界各国から拉致されたすべての被害者たちを助け出し、これからの人生を自由の地で過ごさせてやりたいのです。
酷い人権侵害に苦しんでいる北朝鮮の人々も助けなければなりません。

大統領閣下と米国国民の皆様のお力添えを心からお願い致します。

・・・・・・・・・・

と言う内容のお話を大統領に直接したわけです。
今日はちょっとめぐみちゃんの写真はここには無いんですが、あ、これのあれですよね。
この写真。(後ろのホワイトボードに掲げた写真を見る)

たまたま私たち一緒にアメリカに行った家族のメッセージも写真と英語のメッセージで出しまして、大統領が一枚一枚全部読んでくれたそうです。
市川さん、これは増元るみ子さんですね。
そしてこれは市川修一さん。
それから、そうか、5人しか行きませんでしたのでもちろん私の方も出しましたけども、非常にそういう意味では日本とちょっと違うなと残念ながら思う場面が多いんですね。

それはそれとしてですね。
ようやくこの問題に対する流れと言いますか、非常に去年あたりは嵐の前の静けさと言ってじっと何も情報も入らず何も活動せず来ましたけども、今が嵐の最中だと私たちは認識しています。
例えば日本の総理大臣がトップになって、この問題片付けるというハッキリした意気込みを形に出来ましたし。
それから世界の人たちについても非常にあちらこちらにおいて、この拉致問題を訴えながらこれは世界の問題として人権問題として、解決しなきゃいけない問題ですよというアピールを相当して参りました。
そういう意味では余り時間が多分かからなくて解決の目処がつくのではないか?と私は楽観的な見方をしていますけども。

なにせキチガイ国家ですから、どうなろうと構わないというそういう乱暴な処置をする国なんですね。
例えば一番ハッキリしているのは自国の国民なんかどうなっても良いと、平壌だけしっかりしていれば良いんだという考えとか。
今金融制裁含めて経済制裁、たくさんの制裁を受けて相当苦しんでいる事は確かです。
そうなっていても構わずわがまま言い放題やり放題。
核の実験については、当然これはアメリカと一騎打ちというか1対1で話をするべくカードをどんどん切って来ているんじゃないかと思うんですけど。
こういった問題と拉致の問題とどうやって上手く平行して進めていけるのかな?と言う心配はあるんですけどね。

もちろん核問題についても日本としては相当な脅威でありますから、そういう意味では徹底した北朝鮮のこういった事を止めさせるメッセージ、努力をしていかなければなりませんし。
また逆に拉致問題についてもこれが片付けばあなたたちは支援が貰えるんだと、言うような事もいつかはチャンスを見て言わなきゃいけないし。
ましてや今北にいる日本人を傷をつけたら承知をしないぞと言う事も言わなきゃなりませんし。
逆に日本人を大事にすればそれだけの報酬はあるということもですね。
どこかのラインの中に入れて伝えていかなきゃなりません。

安倍総理、制裁制裁と言う事の一本やりについては他からの意見も少し出てますけども、今はそれをする、北に怒りを示す。
あるいは非人道的な事をやっていれば制裁するのが当たり前、これはどこの国でもそうですけども、そういうようなことも含めて制裁はするとハッキリと言っています。
ましてやこの核実験なんかすればですね。
これは日本だけではなくて各国から相当な非難を受けると思いますし、日本は隣の国ですから一番怒らなくてはいけない筈ですよね?
そういう面ではかなりの強い制裁があるんではないかと思います。

ですから私たちはそれを見守るしかないんですが、家族会の今年の方針としても更なる制裁をという事で世論の盛り上げを図っていこうと。
それからもう一つが先ほどから話に出ています国際世論にどうやって訴えていくか?
更に訴えて行こう、こういう動きがあります。

それからいろんな法的な措置がここのところどんどん進んでおりますけども、そういった北朝鮮に対する適正化の問題でそういった法律が出来る。
そういったこともきちんと援護していきたいと、いうような形で今後も活動としては余り変わりは無いと思いますけども、このアピール活動は今後も続けて行きたいと思います。

しかしながらですね。
非常に申し訳ないんですけど、横田夫妻がですね。
非常に疲れているんですね。
もう気の毒なくらい疲れているんですよ。
ただ、こういう場所で「私は疲れています」と言えないじゃないですか?

ホッと終った後ね。
私たちいつも仲間ですから話をするんですけども、「手が上がらない、肩が痛い、歩けない」というような話もしているし、当然ながら皆さんも感じていると思いますけど、もう73歳と70歳ですからね。
全国津々浦々飛び回るのは、もう段階としては良いのではないかと。
後は私たち若い、私も若いったって私も68ですけど、他の人たちが手分けをして全国を回る。
あるいはアメリカへ行く、ヨーロッパへ行く。
そういった事を担っていこうと言うふうに覚悟はしていますけども。

とにかく長過ぎますよね、この問題の解決の期間というのは。
ですから長いから長いからいろんな問題がちょこちょこちょこちょこ出て来るんですよね。
だけど私たちの願いはあくまでも一つ、家族を帰して欲しいと早く、それだけですから。
あまり問題を複雑化したり情勢分析をしたり経済的な勉強をしたりと言うのは、当然私たち一般の国民・市民ですから出来ませんが。
ただ願いは早く返して欲しいと、これだけですね。
そういう気持ちを安倍さんは良く理解していただいて、多分この間は涙を流したと思いますけども。

私たちこれから皆さんと共に戦いながら期待しながらまた頑張って行きたいと思いますので、またご支援のほどよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。(拍手)


posted by ぴろん at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(藤沢集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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