2005年04月03日

横田めぐみさんを救うぞ!東京集会(5) 04.10.14(木)友愛会館にて

『西岡力副会長のお話と、安明進氏の証言』

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西岡でございます。
北朝鮮は2年前にめぐみさんは93年の3月に自殺した、と聞いております。
そのことを証明する資料として証拠として、北朝鮮側が出してきたものが、実はこのチラシの下に写真をつけてあるんですが、めぐみさんが入院していたとされる、ピョンヤン市の45号院という病院の死亡台帳というものなんですね。

これは2年前の調査団が行った時に、この死亡台帳の現物を調査団は見せられているんですね。
しかし、その現物自体は持って帰ってきてなくて、そこで撮った写真が横田家に提供されて、それをお借りしましてここに載せているわけです。
ですから、日本政府も持っている写真なんです。
この死亡台帳に横田さんの名前、朝鮮でつけられた名前ですけども、入ってるんだから死んだんですよ、と言うのがひとつの説明だったわけです。

そしてもうひとつですね、死亡確認書というものが当時提供されたわけです。(めぐみさんの死亡確認書のコピーを掲げる)
死亡確認書と朝鮮語で書いてありますけど、こちらに日本語訳がつけておきましたけども。
日付が93年3月13日と書いてあるんですね。
3月13日に作られた書類だということですね。
ということになっていて、死亡年月日も3月13日と書いてあるんですけども、下に書いてあるこれは、その書類が作られた日付、なはずですよね?

めぐみさんについては一方的に死亡したと言ってるわけですけども、遺骨は最初は病院の庭に埋めたけれども、その年のお盆にご主人であるキムチョルジュ氏が持って行ってしまって、今どこにあるかわからない、という説明で示されていないわけです。
ですから死亡を証明するものはこの死亡確認書と、死亡台帳しかないわけですね。

しかし、これが本当に滅茶苦茶な物でして、見ていただくと分かるんですけども、この赤い写真をぜひ見ていただきたいんですけども。
これ、朝鮮語で7文字、字があるんですね。
3文字目、4文字目、5文字目のところに青い線で消してありますよね?
ハッキリ見えますでしょう?
そしてその上に何か2文字書いてありますよね?
消してあるところに何が書いてあるかと言うと「患者入退院台帳」と書いてあるんです。
入退院を消して死亡という風にしてあるわけなんです。

さっき横田さんたちと話をしたんですけども、偽造するんだったらこれ剥がして書き直すくらいの手間は作ってもいいじゃないかと。(笑い声)
それが死亡台帳だというわけなんです。
そしてこのページの中にめぐみさんの名前が出てたと、言う事なんですけども、4番目の欄ですね。
1月29日と書いてある2番目のところに、リュウミンスクと書いてあるんですけども。
キムチョルュジュが夫であるとか書いてありまして、1月29日そして93年3月13日となってるんですね。
ですから13日に死んだという意味なんだろうと思うんですが。しかし、この通し番号が3の上から236、237、238、239と来て、その次の人も239なんですね。
通し番号がダブってるわけです。
ちょっとよく見ていただくと分かるんですが、インキの色もですね、240まで色が濃いですよね。
その後ろ、(色が)薄いんですよ。

だいたいこれは精神病院だって言ってる訳なんですよね?
精神病院でなんでこんなにたくさん死亡者が出るのか?っていうことですよね?
台帳があるほど、死んだ人が何でいるのか?
これが末期がんの病棟だったら分かりませんけども、1月29日に入院したという事だと思うんですが。
1月29日に入院した人が4人いるんですけども、4人死んでるという事なんです、精神病院で。
こんなことを証拠だといって出して来た訳です。

これで信じろということ自体、滅茶苦茶なわけで。
そういった点では全く信じることは出来ないというか、わざわざ我々に生きていると教えてくれるために出したんじゃないか?と思われるくらい、ずさんな物なわけですね。

そして、実はもうひとつこちらの死亡確認書もでたらめだと言うことが、分かったわけです。
2度目の北朝鮮との実務者協議で、93年の10月まで入院していた記録が見つかったというんですね。
3月13日付けで死亡確認書つくってるんですよ?日付書いてあるんですから。
古い記録で、今確認書を作ったというなら、まだ調査が行き届いてなかったと言う事で分かりますけども、この死亡確認書の日付が3月13日で書いてあるわけですよね。

当時3月13日で死亡確認書が作られてて、それをコピーして日本にくれたことになっているのに、別のところで10月まで入院していたという記録が見つかったというんです。
「偽造しました」ということを北朝鮮、認めたわけです。
つまりそうするともう、何もないんですよ。
もともとインチキだと思ってましたけども。
今この瞬間に、めぐみさんが93年の3月に死んだという北朝鮮の言うことを証明する証拠・資料は、何もないわけです。

北朝鮮の方は死んだと思わせたいんです。
死んだと思わせたいんです。
本当に証拠が出てくれば、家族会が遺族会になっちゃうんですよ。
2年前の9月17日に遺族会になりそうになったわけですね。
遺族会になってしまったら、あと保障の問題と葬儀をどうするとかそういう事になって、いろんな事故や事件が起きますけどもね、終わりになるんです。
しかし家族会であるから、まだ現在進行形のテロでなんだと、帰って来れてないんだと言う事になるんですね。

北朝鮮は終わらせたいんです。
でも証拠を出せないんですよ。
出したのもこの二つしかないんです。
後は口で言ってる事だけなんです。
口でいろいろ言ってるわけなんです。
出てきたものはこの死亡台帳と称する物と、この紙の束ですね。
それと紙が一枚です。

それも3月13日付なのに、今回10月まで入院していたと。
死んだ人を入院させる国なのか?北朝鮮は?(笑い)と言うことなんです。
私たちは「横田めぐみさんは生きている、今こそ経済制裁を!」と言ってますけども、ある人たちなどはもう死んでいるという情報があるんだと。
家族が納得しないだけなんだと、言うような事を一部言ってるようですけども、無いんですよ。

つまりですね、何か大きな事件とか事故とかが起きますよね?
と、遺体が出て来ないことがありますよね?
それでも生命保険が下りたり、葬式をしたりするんですね。
でも家族は信用できない、信じられないと言ってると。
感情的にはそうだろうけども、どう見たってあそこのトンネルが崩れたんだから、あのビルが崩れたんだから、あそこの中にいたのは間違いが無いんだから、生きてることは有り得ない、と言う事はありますよね?

しかし家族は納得できない、とテレビなどで言ってると。
そういうイメージが出来てしまったら、負けなんです。
家族の人たちが納得できないといってる、そりゃ家族の立場を思ったらそうだろう、と。
しかし外交と言うものは論理でやるものだと、死んだ人は生き返らないんだとか、最近言ってる人たちが出て来てるようですが。

しかしその家族が納得できないというレベルでの話ではなくて、今は証拠は何も無いんです。
めぐみさんが北朝鮮に拉致されたということを証明する証拠はある。
93年の3月13日に死んだという証拠は何も無いんです。
そして、精神病だったということを言ってますけれども、実は今日ここに、わざわざ昨日ソウルから来てくれたんですけど、安明進さんがいるんですが。
後で話をしてもらいますけど、安さんは政治軍事大学で88年の10月に、めぐみさんを拉致した犯人と話をしている。

チョンと言う教官ですけど、名前まで聞きましたんで(丁勝浩と、演台の後ろのホワイトボードに板書する)
スンホという名前を、工作機関の中では使っていたと。
その人が、「あの女の子は私が拉致したんだ」と。
18歳の時と後一回、「お父さんお母さんに会いたいと言って、精神に不調をきたして915号病院に入院した」と言ったんだそうです。
そしたら安さん達が「いやあんなにきれいじゃないか、明るいじゃないか、おかしい、入院したとは思えない」と言ったら、「いやもう全部治ったと聞いてる」と。

このチョン教官と言う人は、自分が拉致した人だから関心があって聞いてる訳です。
その年に学校に戻って来たんです。
チョンジンの連絡所で現役だったんですけども、再教育しろていうんで戻って来てたんです。
そしてその後も安さんは何回も目撃してる訳なんです。
ところが北朝鮮は2年前の調査の時も、今回の再調査でも、なんにも証拠は示さないんだけども、金正日政治軍事大学で目撃されたと言うのは嘘だと、2回強調してるんです
安明進は嘘つきだと、言うのが北朝鮮の主張なんです。

最初北朝鮮は安明進は南の人間だと言ったんです。
北にはいないと言ってた。
だけど北のことがあまりにもたくさん詳しいもんだから、それは言えなくなって、今度は北朝鮮の見解は中学校の先生で、教え子をレイプして(笑い)殺人してしまって、北朝鮮にいられなくなって逃げてきた凶悪犯罪人だと。
いう風に北朝鮮は言ってる訳です。

しかし、安さんが97年に名前を出してめぐみさんを目撃したと言ってくれなかったら、我々もここまで来れなかった。
あのころ最初は隠れてた訳です。
安さんも書いてますけど、横田のご両親と会って責められると思った、というんですね。
安さんたちが拉致したじゃないか!と。
ところが「証言してくれてありがとう」と手を握って言われたので、自分も泣いたと。
そして悪の側に加担していてはいけないと。
命の危険があるけれども、しかしこんな両親を、お父さんお母さんを苦しめている北朝鮮の拉致は、やっぱり許せないんだ、と。
名前を出して証言をして、そして本まで書いてくれたわけです。(拍手)

その安さんにですね、めぐみさんをどこで見たのか?どういう風だったのか?そして絶対生きていると思う、という話を聞きたいと思います。

(安明進氏登壇、会場から大きな拍手) 

(日本語で)こんばんは(会場からも「こんばんは」の声)

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(以下、西岡氏の通訳による安氏の証言)
今、お話がありましたけれども、北朝鮮は金正日政治軍事大学などはないし、安明進という男はそこ出身の工作員ではないし、犯罪者だと言っていますが、実は私西岡はソウルに行って安明進さんの先輩、同じ政治軍事大学の出身の人に何人も会って、政治軍事大学があって、安明進さんはそこの25期生だという事を聞いている訳です。

また、この間テレビを御覧になった方もいらっしゃると思いますが、私は中学校の先生ではなくて、工作員教育を受けて工作員教育を受けたものしか出来ないような色々な事を、テレビの中でお見せしたこともある訳です。

横田めぐみさんがなぜ生きていると思えるのかという事について話をして、最後にめぐみさんのお父さんお母さんにお話したいことがあります。

私は1988年から90年の末までは確実で、91年の始めに見たんじゃないか?と言うような記憶もあります。
その時めぐみさんを何回も見て、チョン教官があれは前に過去精神病で入院していたことがあると言っていたが、その言葉が信じられないくらい、大変明るくて朗らかなそういう姿をずっと目撃していた。

実は私は本の中で、チョン教官から前に精神病で入院したことがあると言われてたと、書いたんですね。
今となっては私がそれを書いたことによって、北朝鮮が逆利用して、精神病だった、自殺したと言うことに利用したんじゃないか?という気がしてるんです。

帰国された5人の方々が帰ってきた直後からですね、他の人の事は何も言わないでめぐみさんの事はどんどん色々と話されるという事について、なんかちょっとおかしいなと思ってました。

北朝鮮のことを良く知ってる人は皆分かると思いますけれども、北朝鮮でカラー写真が何時ごろから一般化したのか?
ということを考えると、北がこの写真はめぐみさんの写真だといって出してきた、このカラー写真があるわけなんですけども。
93年に一般的にカラー写真はなかった。
もっと最近の物ではないか?と思われる。

蓮池さんが、ミョウコウ山に行ってる時の写真は白黒写真になってるですね。
時期的にも色んな事が合わない訳なんです。

この写真の顔はですね、北朝鮮の中では子供が小さいお母さんのスタイルではなくて、もうちょっと子供が大きくなったときの中年の主婦の顔です。

考えてみてください。
北朝鮮が拉致を認めるときは、大変な危険が伴う大きな賭けだったわけですね。
しかし日本の金が欲しくて、拉致を認めるという事をしたわけです。
私としてはですね、まさか北朝鮮が拉致を認めるだろうか?と、もう大変な衝撃的な出来事でした。

もしも本当に93年にめぐみさんが死んでいたとすれば、遺体を発掘して遺骨を日本へ提供することはそんなに難しい事ではない。

もう死んでしまった人の遺骨を掘り起こして両親に送る事と、それをすれば日本から莫大な資金が入ってくる・・・だとすれば、なんでそんな簡単なことが出来ないのか?

遺体が無いからです。

そして自分の奥さんの死について、一番詳しく説明できるはずの夫が出て来ない。
小さな子供だけが出て来て、日本の世論を刺激するような心理的な作戦を展開している。

特にですね、北朝鮮では外国人との結婚というのは大変珍しいんです。
特に3号庁舎の工作員という立場であれば、国内のどの女性でも自由に結婚相手として選ぶことが出来る、大変身分の高い地位にいるわけです。

そのような工作機関のエリートがですね、北朝鮮の言うとおりなら、精神病で何度も入退院を繰り返している、病気の拉致被害者と結婚する。
こんなことは本当にもう、理屈に合わない話である。

日本人の皆さんは、日本のような常識が通じる社会で生活していらっしゃいますから、北朝鮮も常識が通じる国だと思ってしまう側面があるわけです。
ですから北朝鮮の言うことの中で、一部は根拠があるんじゃないか?とか、思ってしまう面があるわけですけども、北朝鮮というのは常識が通じない国で、嘘をついてる。

考えてみてください。
ちょっと前までは93年3月に死んだと言う死亡確認書まで出しておいて、10月に入院していたと後で言うと。
日本という国をどこまで馬鹿にしているのか?という事です。

そして、私や金賢姫を嘘つきだと、あるいはでっち上げを言ってると北朝鮮は言ってるわけなんですが。
誰も拉致について証言をしてなかったときに、私はこの本を書いて。
実は大変身辺の危険を覚悟して、この本を書いたわけです。
わざわざ身辺の危険を覚悟して嘘を書くか?と言うことです。

残念な事は日本政府が、もちろん北の発表をその通り信じてはいないと思いますけども、彼らの言うことに執着して関心を持って、それに対応しようとしているような姿を見る時に残念です。

もちろん日本の皆様は日本人として日本の政府を信用していらっしゃるでしょうし、私もそれを信じたいという立場ですけども、最近の日本政府の色々な動きを見ると、本当に拉致問題を完全に解決しようと思ってるのか?あるいは国交正常化を優先しようとしてるのか?疑問に感じることがあります。

今、めぐみさんのお父さんお母さんに申し上げたいことはですね、北朝鮮の発表は最初から最後まで信じる必要は無い、信じないでください。
誰かが来てもうだめでしたよと、いくら色んな事を言ってきてもそんな事は全部信じないでください。

いままでずーっと色んな嘘ばっかりついてきた国。
そして莫大な日本からの資金が欲しくてたまらないのにも関わらず、遺骨が出すことの出来ない国の情報を、どうして信じることが出来るのでしょうか?

むしろ北朝鮮としては、めぐみさんのご両親を何とかして心理的に参らせて、もう運動をするのをやめる様にしてしまえば世論も下がると。
ターゲットにして、モデルケースにして、いろんな心理的な攻撃を仕掛けてきているんじゃないか?という風に思うんです。

私も北朝鮮にずっと生まれて住んできた人間として、あるいは韓国にいる6000人の脱北者は、北の政府の言うことは信用できない・信じてはならないと、皆言うんです。

むしろ日本政府は、最近一部北朝鮮の言うことを信用して、それに対応しようとしているような印象を受けるんですが。
もちろん韓国政府は完全に向こう側に行ってしまったんですが。
しかし皆さん方は、北の言うことは絶対信用できないと。
そのような目覚めた意識を持っていれば、もっともっと多くの人たちを取り戻すことが出来る。

時間があればもっと色んな話をしたいんですけども。
例えばですね、めぐみさんは工作機関にいたわけですから、一般病院には入院しないんです。
951号病院という工作機関用の病院が工作機関の中にあるんです。
というような話などいっぱいあるんですけども、とにかく、北朝鮮の言うことは全く信用できない絶対信じちゃならない、ということを強くお父さんお母さんに強調して、私の話を終わりたいと思います。(大きな拍手)

・・・続く・・・


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