2005年04月08日

人権擁護法案を考える緊急集会(3)05.4.4 日比谷公会堂にて

『古川禎久 衆議院議員のお話』

皆さん、こんばんは。(会場より「こんばんは」の声 拍手)
今日は、日本の自由と民主主義を守るために、遠くは北海道・九州からもお集まりいただきました。
その皆様に、心から敬意を表します。
本当にありがとうございます。(拍手)

さて、そもそも人権とは何ですか?
「人権とは何か?」と言う問いに、即座に明確に回答できる人が、この日本国中にいったい何人ほどいらっしゃるでしょうか?
人権と言うものはそもそもぶつかり合うものです。
ひとつの事件があれば被害者にも加害者にも人権というものはあるし、夫婦喧嘩の当事者である夫にも妻にも人権はあるわけです。
片方の人権的主張ばかり際限なく認めるということは、結果的に社会的な公正に反するということになろうかと思います。(拍手 「そうだ!」の声)

従いまして、人権を法律として扱う以上は、公共の福祉、これとどう整合性をとるか?
どう仕分けをしていくか?ということが、一番肝要な論点であると私は思うのであります。(拍手)
しかし、今回の法案にはいささかなりともそのような関心を、法務省が持っている気配はうかがえないのでございます。
実は今、城内代議士から説明がありました通り、党の自民党の部会におきまして議論を今続けられておるところでございますが、この金曜日にも4度目のこの論議が行われることになっております。
そしてその場におきまして法務省からは修正案が提出されると聞いております。

実は内々にこの法案、修正案なるものを見せていただきましたけれども。
先ほど城内代議士から説明がありましたとおり、人権の定義が曖昧であるとか、運用における公正が保たれるかどうか?担保されるか?というような根本的な所については、依然解決はされておりません。
従いまして私は、少なくとも私は、この修正案に対して賛同は出来ないということを、ここで改めて表明したいと思います。(拍手)

この法案が意図するところは被害者の視点に立って、簡易・迅速・柔軟な救済を図るということでございます。
しかし城内代議士が先ほど説明をいただきましたように、片方の立場に立って簡易・迅速・柔軟な救済を行うということは、その対極にある者に対しまして、審査続き・審理手続きを大幅に手抜きをする、粗略に扱うことによって成り立つということで、こういうことは成り立つわけでして。
冒頭に申し上げましたように、人権という物を法律で規定する事の難しさを、私も今改めて私なりに考えているところであります。

人間とは何か?人の尊厳とは何か?
世の実像・真相に対する深い洞察を抜きに、人権と言うことを軽々に語れるものではないと思っております。
従いまして、皆様が等しく心配しておられるように安易な法案成立は、結果的にわが国の自由と民主主義を破壊し、言論の自由を封鎖することにつながる事は明らかであります。(拍手)
願わくば今日もメディアの方に来ておりますが、今こんなに重大な分かれ道にわが国社会が立ち至っておるということを、メディアに乗せて全国の皆さんに呼びかけていただいてお知らせいただいて。
大いに国民的な論議を巻き起こして。
そして最後には国民の良識によってわが国の言論の自由と、自由と民主主義を守って行きたいと思っております。(拍手)

その意味で今日ここにお集まりいただいた皆さん、私たちは同志だと思います。
右も左もありません!
私たちがスタートになって、この危ない崖っぷちに立った今の日本の社会を守ろうじゃありませんか!
どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

※司会(男性)
ありがとうございました。
城内・古川両議院のお話で、人権擁護法案の問題点と現状をより深く理解され、またこれからの活動をどうしていけば良いか、皆様一人一人考えて何をなすべきかお分かりになった事と存じます。
人権擁護を政策化する時に根本的に考えなければならない問題を長谷川先生にお話していただくんですが、その前にまた新しく来られました議員の先生方のお名前をご紹介させていただきます。

※司会(女性)
登壇いただいてご紹介いたします。
少々お待ちくださいませ。

・・・続く・・・
この記事へのコメント
書き起こしありがとうございます。

一歩間違えばあやふやのまま通過されてしまった様子がよくわかりました。本当に危なかったんですね…
Posted by wowow at 2005年04月09日 08:15
wowow様
早速お読み頂きありがとうございます。
そうなんですよ。
私も会場でお話を聞いて驚きまして。
古川議員の言うとおりギリギリの崖っぷち状態。
もしもこのお二人の若い感性豊かな議員がいらっしゃらなかったら、旧態依然とした感覚しか持ち得ない議員ばかりだったら、あっさりと法案通過だったでしょうね。
そう思うと改めて身震いがする思いです。

今日も続きのテキストを起こしています。
中でも埼玉大学教授の長谷川三千子先生のお話はこの問題を考える上で非常に重要なお話でした。
今日明日中にアップできる予定ですので、ぜひお読みいただきたいと思います。
Posted by ぴろん at 2005年04月09日 09:57
私は日本のニュースをほとんど読まないので、てっきり皆さんご存知の内容かと思っていました。このような貢献をされた議員の報道をしてこそメディアの存在価値が上がるはずなのですが、既存のメディアには難しいのでしょうか。だからこそぴろんさんのご活躍に光があたることが大切になりますね。

非常に手間がかかるテキスト起こし、本当に頭が下がります。「(拍手 「そうだ!」の声)」などの括弧書きが会場の雰囲気をつかむことができるため、とてもありがたいです。
Posted by wowow at 2005年04月09日 16:37
wowow様
今度の集会、メディアはこれでもか?と言う位スルーを決め込んでますね。
郵政民営化よりもこっちの方が大事な案件だと思うんですが、ここまで無視されるとなると何か裏があるのかな?と変に勘繰ってしまいますよ。

>会場の雰囲気をつかむことができるため

そう言って貰えると嬉しいです。
話し言葉と書き言葉はやはり少し違いますから。
発言の意図を損ねない範囲で少しでも読みやすく、少しでも会場の様子が伝わるようにと工夫をしているつもりです。
昼間お話したように長谷川先生のテキストを上げました。
どうぞお読みになってくださいませ。
Posted by ぴろん at 2005年04月09日 23:54
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