2006年12月05日

06.11.16 増元照明さん 東京連続集会23(7)友愛会館にて

訪米団報告と北朝鮮の動き 東京連続集会23
06.11.16 友愛会館にて

『増元照明 家族会事務局長の訪米報告』

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ちょっと遅れてすみません。
おそらくこれから(話すことは)ちょっとダブると思いますけど、先日自民党の拉致問題対策特命チームでの話と同じ事を言うと思います。

今回国連に行かしていただきました。
・・・・・・(聞き取れず)には感じていますが、国連の第三委員会に入って傍聴させていただきました。
あの時は12ヶ国が各国が思う、北朝鮮問題もそうですが、それからアフリカの問題、さらにミャンマーの問題、・・・(聞き取れず)の問題、その人権的な問題で意見を述べるんです。
その中で日本・カナダ・・・(聞き取れず)この3ヶ国が北朝鮮の人権問題、さらに拉致問題を言ったのは・・・(聞き取れず)と日本で、外国人拉致に対する非難をしております。

その日本のステートメント、当然北朝鮮もステートメントを出してるわけで、お互いのそのステートメント、おそらく西岡さんの方から説明があったと思いますけども、あの国はすでに「拉致は解決済み」だと言っている。
さらに840万の強制労働、100万人の虐殺、40万人の慰安婦の問題を持ち出して日本を非難していました。
そういう面で日本が非難の対象になるとか・・・・・・・・(聞き取れず)ですが。 

今言ったように12ヶ国がそれぞれの各地域の人権問題、まだパレスチナは多少分かっているんですけども、その事を言っているわけです。
そうするとお互いのステートメントを言いながら相手がそれに対する2回の反論、当然日本も2回の反論をするわけです。
それはその場で終ってしまうような雰囲気があるわけです。
言い合って全部それで終わり、と言う感じがあってこのままでは12ヶ国が意見を言い合って、それで一日二日、両方とも午前中で半分を使ってると思いますけどね。
それで結局終ってしまったら国連の中で北朝鮮の人権問題、さらに拉致問題をどう動かしていけるんだろう?という、非常にちょっと嫌な感じがしたんですけれど。
だから集中的に北朝鮮の問題をどこかでやってもらわなければいけないのかなと、どこかで集中的に小さな場面でも。
アジアでもそうですが、アジアの諸国が集まって話し合って、北朝鮮の人権問題を真剣に早期に解決するためにやっていただかなければ動かないんじゃないかな?と思ってしまったんですが。

特に北朝鮮の人権非難決議は去年も国連の総会で出されて可決されました。
さらに今年も今出されています。
こういった事を重ねるしかないんだなと、国連と言う場所は。
そこで世界中が核の問題だけではなくて、人道・人権と言う問題で世界中が北朝鮮を非難して、そして決議を上げ続けるという事がやはり必要なんだな、と言うふうには感じています。

で、安保理、安保理と言うのは拘束力が多少ありますから、安全保障理事会での更なる制裁決議に結び付けていただかなくてはならない。
北朝鮮は国連の加盟国ですから、それに当然国連の総会で決められたことも北朝鮮は拒否しているわけで、それを続けていったら国連の加盟国としての資格を問われる。
そこまで北朝鮮を追い詰めていくと言うか、そういう方向に持っていかなければならないのかな?と思っています。
国連の加盟条項の中に第2章って確かありましたよね?
資格を問う、国連の加盟国としてこのままでいいのか?国連の加盟国でいいのか?
そこまで北朝鮮を追い詰めるためには、やはりこういう総会でたびたび非難決議を上げていく事が必要だろうと思っています。

拉致被害国12ヶ国とさらに安保理事国の国々の代表に面会を要請しておりました。
韓国だけは最初から要請はしておりません。
なぜ要請をしないのか?と言う部分は向こうの記者団からも問われたんですが、今やっても無駄だろうと、そういうふうに判断した部分もありまして、韓国は除外しておりました。
しかし中国には、安保理事国でもあり被害国でもあるんですが、私が孔(令イン=貝二つの下に言)さんの弟さんと蘇(妙珍)さんと直接お会いして、彼らのやはり私たちと同じような苦しい思いを聞いております。

その事を告げたくて今年の8月中国へ行ったんですが、今回も国連代表部はどのレベルでも結局会う事を拒否というか、時間がないので会えないと言いました。
非常にこのことについては残念に思います。
安全保障理事会の常任理事国として、果たして中国が国連を担う責務を全うできるのかどうか?
その辺は今後も問われる問題では無いでしょうか?

ロシアは曲がりなりにもアリバイ的にも私たちに会ってくれました。
中国はほとんど拒否と言うそういう状況です。
ですから残念ながら孔さんの家族の気持ちを伝える事は出来ませんでしたし、自国民拉致に対しても訴えることはできませんでした。
他の国々、約13ヶ国とお会いする事ができたんですが、アジアとそれから欧米・中東の国々との中に、北朝鮮に対する考え方に温度差があると考えています。

タイは今タクシン政権がクーデターで変わったばかりなので、タイの大使か行使かが来られてほとんど発言しなかったんですが、タイとして何も決まっていない・何も発言することができないという事なんでしょうが。
マレーシアの大使は被害者の名前まで分かっているという事を申し上げたんですが、「1970年末わが国は非常に混乱期にあって、マレーシア人の共産党主義者が北朝鮮へ亡命していた時期もあった。だから北朝鮮にマレーシア人がいても余り不思議では無い」というふうに仰るんですね。
それでも「これこれこういう女性が1980年にいなくなって名前まで分かっているんです」というと、家族からの申し入れがないから政府としても声を上げて動けない。
だから全く私たちが日本政府に対して感じたのと同じ感覚を受けた。

北朝鮮に近いアジアの国があまり北朝鮮に対して刺激をしたくないと言うか。
今APECがもうすぐ始まりますが、どうも中国の考え方がそこまで行っているとしか思えないくらい、不思議です。
北朝鮮との交易はそんなに大きくはないはずです。
タイは第3位の国ですから、今日の新聞によりますと制裁の国連決議に批准していくと言う姿勢を見せていますが、マレーシアはそんなに無いはずなんですが、それでも・・・(聞き取れず)ではなくて自国民が拉致されているという事実があるにもかかわらず積極的に動こうとしないという事ですけど、それは非常に不思議に思います。

一方欧米は人権と言う言葉が非常に敏感に捉えているのか、とにかく拉致と言う問題、さらにオランダの代表部にいた人はオランダ人拉致に関して初めて情報を聞いたという事で、すぐ本国にも連絡をし北朝鮮での詳細を掴みたいと積極的に動いていましたし。
フランスは「元々私たちはあの国の人権的な問題で国交を回復するつもりは無いという判断は正しかった」とはっきりと言っておりますし。

中東のヨルダンとレバノン、この2ヶ国は、中東の問題は非常に大きな問題であるにも拘らず、北朝鮮問題に関してはやはりこれはとんでもない酷いことなんだという事も強く言っておられました。
特にヨルダンの大使は北朝鮮による外国人拉致と言うものに対して憤りさえ覚えておられていました。
不思議なんですけど、北朝鮮よりずっと遠い国の人たちが北朝鮮の人権問題や拉致問題に対して憤りを持って積極的に取り組もうとしているのに、近いアジアの国々が余りさほど積極的でない。
被害国であるにも関わらず。
中国に至っては安全保障理事会の常任理事国でもあるのにも関わらず積極的にならない。
なぜなんだろう?と不思議な思いをしてきました。
とにかく今回はいろんな意味で日本政府がこの拉致と言う問題に積極的に取り組んでいるというか、優先課題として取り組もうとしている姿がありありと私たちに見えます。

私が最初に国連に行ったのは2001年の5月かな?
ちょうどあの時は、3月か4月、3月かな?
3月の家族会の最初のニューヨーク訪問ですが、そのときに国連で得た、国連の人権委員会の下部組織に「強制的失踪に関するワーキンググループ」というそういうところがあるという知識を得た西岡さんたちが日本に帰ってきて、それだったら国連の方に、国連にそういう作業部会があるのならそこで訴えようと、当時私と荒木さんとで珍道中をさせていただいたんですけども。

その時崔祐英さん、韓国の拉致被害者家族の崔祐英さんがジュネーブに行ってそして一緒にお願いしたんです。
ただ本当にあの時は本当に個人の資格と言うか民間のレベルでしか全く動けない状況だった。
確か国連のジュネーブにも代表部・大使館があって、1回だけ表敬訪問代だけはさせていただきましたけど、国連の作業部会に行くのにもそれから赤十字に行くにも、自分たちで車を手配しそして歩き回って訪れたりしたんです。
今回は国連代表部の方、公使、それから全権大使以下、全面的な協力の下に13ヶ国の大使にお会いできたという事は、それだけ日本政府がしっかりとサポートするようにという事を言っていただいたんだと思います。

今年4月のワシントンでも非常にワシントンの大使館の方にもお世話になりましたが、日本政府が本気でこの拉致問題に取り組んでいると言う姿勢が見えて、その点では感謝申し上げると共に今は多少安心はしておるんですが。
なぜ?でもこれだけ変わったのか?
やはり小泉さんが辞めたからだろうな、と(笑い声)思わざるを得ないんですね。
松本京子さんの拉致認定に関してもそうなんですけど、小泉さんの時にはすでに小住健三さんとそれから田中実さんの二人はすでに官邸の方に上げていたと言う。
2年ほど前にすでに上がっていたと言う。
しかし中々拉致認定しなかった。

田中実さんだけ昨年の4月25日に拉致認定をしました。
拉致認定したのはいいんですけど、田中実さん実質的にご家族がいないのでうるさい家族会は増えないんですよね。
でも今回松本京子さんのご家族はいらっしゃいます。
ですからうるさい家族が増えるんですが、それでも認定していったと言うのはやはり政府、安倍さんが拉致問題を北朝鮮に突きつけていく。
日本サイドでやれる事だけはやらならなければいけないと思った、というふうに感じています。

まず19日から私ワシントンへちょっと行かせていただきます。
今回ワシントンで「めぐみ」の上映会を開くんです。
その場所には議会関係者・政府関係者、さらにはアメリカのマスコミを呼んでそこで上映会をやるという事です。
今、アメリカがブッシュ政権がちょっと(中間選挙で)敗北してしまいまして、だいぶブッシュ大統領の権限が弱くなるでしょうし、国連でもおそらくボルトン大使が今年で終るでしょう。
来年はボルトン大使に代わってどのような方がなるか分かりません。

そんな中でもやはりアメリカの国民の方にも拉致と言う問題をもっと知っていただかなければならないし、北朝鮮の問題をもっともっと真剣に、パレスチナと同じくらいもっとそれ以上に深刻な問題である、という事も知ってもらわなければならない。
ですからその上映会にマスコミの方が来られると言うので、私も行って訴えて来たいと思います。
弾丸ツアーではないんですけども、やっぱりちょっと強硬な日程にはなると思いますけども、そういうふうに世界に広めていかなければならない。
今アメリカで民主党が勝ってしまったので、ちょっと不安はあるんです。
でもアメリカの国民がこの拉致問題にもっと興味を持っていただいて、そして非難の声を上げてもらうこと。
それはどっちの政権になろうともアメリカを突き動かす大きな力にはなると思います。

今日、産経新聞に載ってましたけど韓国はああいう状況ですし、今度の新しい統一相がまた馬鹿な事を言って「なぜアメリカは北朝鮮との交渉をしないのか?」「北朝鮮が話し合いで有効を望んでいるのになぜそれを拒否するのか?」と(笑い声)馬鹿な事を言っているそうですが。
ご存知でしょうが、そういった韓国の動きを見ていますと非常に韓国と言うのは懲りてないんだなと思って、さらに一番危ないのは、西岡さん話されました?連邦制の問題に関して。
最後の切り札として金正日が考えるのは、核は最後の切り札ではなくて、最後の切り札として考えるのは盧武鉉を平壌に呼んで連邦制を宣言するという事が考えられるという事なんですね。
そこまでの可能性もあるのでは無いか?と思わせてしまう韓国政府ですけど。

それは私たちサイドとしては非常に困りますからアメリカにはしっかりと、今の期間にやっていただかなければならないし、日本は今安倍政権の下に必ず厳しい姿勢は崩さないと思います。
6者協議が上手く行くとは私たちは全く思っていません。
6者協議はとにかく一回だけは開いていただいて、すぐに新しい方向になると思いますけど、そしたら国連安保理で更なる制裁決議、そこには必ず拉致と言う文言を入れていただきたい。
という事で、国連に行ってまいりましたし、今回またワシントンへ行ってまいります。
以上です。(拍手)


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