2005年04月23日

松木薫さんを救うぞ!東京集会(4)05.1.13 友愛会館にて

『西岡力副会長のお話』

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本日の実はですね、家族会・救う会の役員で、新しく外務省の次官になられました谷内さんと、それからアジア太洋州局長に新しくなられた佐々江さんの所に挨拶に行ってきまして。
その前に支援室にも行ったんですが、支援室でもらった資料がこれでして。

・・・以下資料の内容 全文引用開始・・・

拉致問題に関する専門幹事会 
第17回会合(平成16年12月18日)概要

 拉致問題に関する最近の情勢や今後の対応等についての報告等。
 杉浦副長官(議長)より、以下の点を述べ、関係省庁に対して一層の尽力を要請。

○ 第3回日朝実務者協議を通じて北朝鮮側から得た情報及び物証からは、「8名は死亡、2名は入境を確認せず」との北朝鮮側説明を裏付けるものは皆無である。北朝鮮側の「結論」は客観的に立証されておらず、我が方としては全く受け入れられない。

○ 今後の対応として、次の6点を確認。
 ・ 北朝鮮側が、日朝平壌宣言に則り、安否不明の拉致被害者に関する真相究明を一刻も早く行なうとともに、生存者は直ちに帰国させることが基本であり、これを要求していく。
 ・ 北朝鮮側の迅速かつ納得いく対応を引き続き求めることとし、その対応如何によっては厳しい対応をとらざるを得ない。
 ・ 対北朝鮮人道支援は当面行なわない。
 ・ 船舶検査等、現行制度の下での厳格な法執行を引き続き実施していく。
 ・ 拉致事案に関する責任者の特定及び処罰に関して、より明確な説明を求める。また、拉致に関し国際手配している3名について、その他「よど号」犯行グループとともに、北朝鮮に対し、引き続き身柄の引渡を要求していく。
 ・ 拉致問題に関する情報収集に引き続き努める。

○ 帰国された拉致被害者御家族に対する支援を関係機関が連携して行うこと、拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はないこと、を確認。
                                                   (了)

・・・資料の引用終了・・・

これは昨年の12月28日に、政府が北朝鮮から第3回実務者協議で提供された、証拠なるもの情報なるものを分析をした結果を発表しましたね。
それを受けて専門幹事会というのが開かれたと。
政府の中で各省庁の局長クラスの人が入っていて。
安倍さんが官房副長官のときに議長をやられてたんですけども。
その後任の後任ということで杉浦副長官が議長をやっているんですが。

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そこでですね。
最初の丸のところでこう書いてあるんですね。
議長より以下の点を述べた、と政府の立場なんですが。
第3回日朝実務者協議を通じて北朝鮮側から得た情報及び物証からは、「8名は死亡、2名は入境を確認せず」との北朝鮮側説明を裏付けるものは皆無である。
皆無であると。

北朝鮮側の「結論」は客観的に立証されておらず、我が方としては全く受け入れられない。
説明を裏付けるものは皆無である。
全くない。
そして、我が方としては全く受け入れられない。
一部でも受け入れる部分はない。

というのが今の日本政府の基本的な立場です。

ここでずっと私はひとりひとりのお話を聞いた後にずっと言ってたんですけど。
北朝鮮が8名死亡、2名入国・・・日本政府が北朝鮮を国と認めてないんで「未入境」といってるんですね。
我々もそうしたほうがいいのかな?と、思ってるんですけど。

という風に言ってるんですけども。
それを裏付けるものはないんです。
ないと、家族会・救う会は言ってたんですけども、今は政府も言ってるんです。
今は日本政府も8名死亡、2人が入ってないということを裏付けるものは全くないといってるんです。
ゼロだといってるんです。
日本政府が我々の認識に一致したということです。

そのことを強くここで確認したいんですけど、その中にはつまり松木薫さんのことも含まれているわけです。
松木薫さんが死亡したということを裏付けるものは皆無である、と。
松木さんが死亡したという北朝鮮のいわゆる結論は、客観的に立証されていない。
我が方としては全く受け入れられない。

これは家族がまだ諦め切れなくて言ってることではないんです。
日本政府の基本的な見解なんです。
そういう点で、私たちはこの間も申し上げましたけども、この2年間で大きく勝利したんですね。
2002年の9月の終わりに日本政府の調査団が行っていろんな事を聞いてきたわけです。
そのとき松木薫さんの遺骨であるという可能性が大きいものと称するものが、まず来たりしたんですね。

そしてどこどこで死んだとか、どうだって話はいろいろ出てたんです。
それについて当初から我々は信用していなかった。
疑問があるって事をずっと言い続けてきたわけです。
北朝鮮側はそれを信用させようとしたんです。

10人について限定して言いますと、この2年数ヶ月の間の私たちの北朝鮮との戦いというのは。
8名死亡、2名入境と北朝鮮側は言ってるけれども、それは全く根拠がないんだということを、主張する戦いだったんです。
彼らは日本政府にそれを認めさせようとしたわけです。

小泉総理は一時期、「私の任期中に国交正常化をする」といったわけです。
それは拉致問題が解決するという見通しがあったわけです。
それはどういうことかというと、北朝鮮側の言ってることについて確認出来るようなものが出てくるだろうと。
そうすれば先に進めるということを考えていたから、ああいう発言がでるわけです。

しかし私たちはそんなことは無いと。
生きてる人たちを見捨てるのか?と。
去年の5月からずっと言ってたわけです。
ですから安否不明者という言葉はやめて未帰還者と言おう、と。
向こうにいるんだと。
証明されてないじゃないかと。
言うことを言ってたわけですけども。

北朝鮮は満を持してめぐみさんの遺骨と証するものを出して来たわけですね。
それが鑑定できずという結果になれば、国民の半分くらいは死んだかもしれないと思う人が出てきた可能性が高かったわけです。
実際国会議員の中でも松木さんは死んでるんだと、いうことを公然とあるマスコミの集まりで言った人がいて。
松木家に謝罪に来てもらったわけです。
その後もその人は死んだということを言ってるわけです。
今度は松木さんだけじゃなくて、被害者はほとんど死んでる。
皆死んでるとかって、言ってることを私たちは裏づけを持って確認してますけども。

しかし、一国会議員が言うことと日本政府の基本的立場は違うんだと。
今日谷内次官に会いましたけど、「もう真相究明とあまり言ったら良くないんじゃないか?と私は思ってる」と次官が言ってました。
真相究明というと今生きてる人、まぁ、ちょっとそこまで露骨じゃなかったですけど、意味としてですね。
変なことをして証拠だというものを出してくるかもしれない。(拍手)

我々はずっと言ってきたんですけども。
外務省の事務方のトップがそういうふうに言ってました。
それは安倍晋三幹事長代理もいろんな所で講演でおっしゃってるとおりです。
ですから今は日本政府の基本的立場は、生存者を帰せということだ。(拍手)

そしてですね、私たちは5月の時に「政府は生存者を見捨てるつもりなのか?」と記者会見で言って。
松木さんですよね?(信宏さんの方を見る)
総理に「総理は被害者は生きてると思っているんですか?」と端的な質問をされたわけですよね?
そしたら「生きていて欲しいと思うけど、私は分かりません」と。
「分かりません」とうふうに客観的な物言いをされるわけです。

横田さんの早紀江さんがここにおられますけど。(会場には横田夫妻と、飯塚副代表の姿もありました)
お母さんがいつもおっしゃるのは、「救出運動というのは、例えば川や池にはまって溺れている子供たちを取り戻しに飛び込むようなものだ」と。
飛び込んで身柄を引き上げて人工呼吸して、病院に連れて行って、それで死亡だとお医者さんが言って、それで救出運動が終わるわけです。

今は何も分かってないんですから。
分かってなければ、「生きてるってことを信じて助けます」ということをなぜ言わないのか?(拍手)
「生きてるということを信じて助ける」ということを総理が言わなくて誰が助けるんだ、と。
第三国の人が言うんならばいいでしょうけども、「助けに行こうとしたのじゃないのか?あなたは?」と。
「平壌に行くときに、生きてるのか死んでるのか分かりませんという気持ちで行ったのか?」というふうに思ったわけですよね。
端的にそういう質問したのはそういう気持ちですよね?(信宏さんの方を見る)

それはまさに、松木家については遺骨を、あのときにも遺骨が出てきて。
そのあと有力な国会議員の人が、北朝鮮の人間と会ったあとで死んでるといい始めたと。
いうことがあったから総理と確認したかったわけですよね?(信宏さん「そうです」の声)
しかし今はこうなっているわけです。
皆無であると。
全く受け入れられないと、いうことで。

そういう点について私たちは日本の政府も変えることが出来たと。(拍手)
この2年間やってきた運動が大変大きく勝利したと。
めぐみさんたちは生きているということをずっと言ってきたわけですけども。
そのことについて政府は客観的に立証されていないと、死亡ということは。
だから今生存者を助け出すことを第一優先にするんだといっていると。
まずそのことについて確認しておきたいと思います。

そしてですね、もうひとつ、松木さんのことについてお話があって。
私はひとつ考えたんですけど、実は松木さんについては不安があったんですよね。
最初の手紙で有本さんと石岡さんは自筆で筆跡があったわけです。
住所もちゃんと番号までちゃんと書いてあったんです。
旅行保険の証書とかが付いてたんですね。
写真も有本さんと石岡さんの写真はあって、そして有本さんと石岡さんの子供ではないか?と思われる子供の写真も付いてたんですね。

我々は子供のはそれは松木さんの写真じゃないか?と長い間誤解していたんですけど、そうじゃなかったんです。
というのはつまりあの手紙が出された時、すでに松木さんは有本さんと石岡さんとは離れていたんではないか?と。
で、よど号グループからもれ伝えられてくる話でも、松木さんがかなり怒って抵抗したと。
で連れて行かれたとかというような、伝聞ですけれども、そういう話もあったので。
あの時点で一緒にいなかったということは、じゃあどこに行ってるんだろうか?と。
特に抵抗したということは、北朝鮮の中で抵抗するということはどういうことを意味するのかと、いろいろ心配せざるを得ないような状況が実はあったわけです。

しかし今回ですね。
手書きの「出航」というTBSの番組のシナリオですが、シナリオといってもシナリオそのものではなくて、ビデオを見て松木さんが起こしたものなんです。(会場より「ほぉ〜」という声)
セリフを起こしたものなんです。
手書きのものなんです。

ビデオが北朝鮮に誰かから運ばれて、それを見てビデオを止めながら、日本語に起こしたものなんです。
それをきれいに清書したものが出てきたんです。
日本語の教材だといわれているんです。
教材だというのは間違いはないと思います。
だとすると、つまり松木さんには何らかの役割が与えられたわけです。

つまりよど号の犯人たちのグループの一員として出て行って、また別の人間を拉致してくるということを拒否したんだということになるんだと。
そしたらば今度は「強制的に拉致した人間ていうのは信用できないんだな?」ということになって。
蓮池さんたちなんかと同じような所に入れられて、工作員たちに日本語を教える特殊機関の中でですね、側に回されたと。
そこで今度は教材作りをさせられたという証拠だと。

つまり抵抗した後に収容所に入れられたりとか、そういうことはなかったという、明白な証拠がここで出てきたと。
よど号グループと離されたけれども、そのあと日本語の教官になったということですから。
今でも生きているという可能性がもっと高まった、というふうに思っています。

実はですね、特殊機関、まぁ3号庁舎というんですけども。
北朝鮮の特殊機関の中には出版社があるんですね。
それが金正日政治軍事大学の中にあるんですけども、その出版社は実は政治軍事大学の中だけで使われる教材を作ってるんじゃなくて、外のすべての工作員たちが使う教材を作っていて。
そこには学生、生徒たちは近寄っちゃいけないことになってるわけですね。
そして安明進氏はそこにも拉致された日本人がいると、聞いているんです。

実はめぐみさんの写真であの、車が・・・あれ?車があった方でしたっけ?
(司会者より「車があった方」の声)車があったほうですね。
車があった方の写真、石垣があるんですけど、あれが出版社の前です。
安明進さん、その場所よく覚えていて。
じつは石垣、そこに雪が積もって春になるとですね。
雪が解けてきて、雪と一緒に枯葉だとか土が溝に詰まるのでいつも学生たちが動員されて溝掘りをやらされたので、だからこの場所を良くしっているんだと。
ただ、その上には行っちゃいけなかった。

松木さんはその上にいた可能性がある。
つまりその「出航」というのは日本語の教材だというのは間違いがないですから、拉致された人たちに一般の大学の教材を作らせる事は有り得ないわけですから、そこにいたんではないか?
いうふうに今は思っています。

とにかく一番心配だったのはよど号グループから離されたと。
で、抵抗したと、向こうで抵抗するのはかなりのことを意味するわけですから、そういう点が心配だったんですけど。
教材が出てきたということは、先ほど二人なりの解釈されていましたけど、私の解釈はよど号グループと一緒の活動はもう出来ないと。
忠誠心がないから。
しかしせっかく捕まえてきた「資源」ですから、彼らからすれば。
日本語、蓮池さんたちと同じような使い方をしようと。
そっちへ回されたと、ではないか?というふうに思っています。

しかしこれらのこともすべて北朝鮮側が証明するべきことなんですね。
私たちは生きてると信じて助けると。
出しなさいということで。
それは日本政府同じ姿勢を持っていると、いうことです。

そういう点では今後どういう形で松木さんたちを助けていくのか?と。
今信宏さんが生きているということは確信を持てたけど、でいつ帰国させるか?ということについてはじれったいと、いうふうにおっしゃってましたけど。
生きてるということについての確信は家族は2年前から持ってたんですけど、今日本政府にここまで確信を持たせることが出来たということは大きな勝利でして。

まずこれがなければ先に進めなかったわけです。
今は日本政府は生きてる人を取り戻すってことを優先すると。
真相究明はかえって危ないと、いうふうに言ってますので。
そういう意味ではこちら側の体制は整ったと。
認識は一致したと。

この2年間の戦いはそういう点で大変大きな勝利があったと。
ただ我々は、今勝ったということが分かってない人が首相官邸の真ん中にひとりいると。(笑い声)
いうことが少し問題ではあるんですが。
しかし基本的にはここ書いてあるとおりのことを日本政府はすると言ってるので。
生存者は直ちに帰国させることは基本であると。
これは日本政府の決めたことですからね。
ああいうことすることが出来たという点では、今は大きな2年間で前進したことで。

そしてブッシュ政権が、第二期のブッシュ政権が出来まして。
ブッシュ大統領は、松木さんを含むすべての拉致被害者の居所が分かるまで日本政府の政策を支持するというふうに、2年前の5月に小泉総理にハッキリと言ってるわけですね。
今回経済制裁についてアメリカは6者協議のとの関係で消極的だという、一部の誤報がありましたけども。
それははっきりと誤報で。
アーミテージ副長官は12月に平沼拉致議連会長と直接会った席上で、自分の発言が誤解されているので訂正しておく、と。

制裁には程度の高いものから低いものまでいろいろある。
それについて何をするのかを決めるのは日本政府だと。
しかし日本政府がどのレベルの制裁をするにしてもアメリカ政府は支持すると。
これがアメリカ政府の立場だというふうに、八ッキリとアーミテージ副長官は平沼会長に言ったわけです。
それはアメリカ政府の立場として言ってるわけですから、人が代わっても変わることはないことだとハッキリ言えるわけです。

北朝鮮側が拉致を認めて謝罪していながら、結論を客観的に立証できるものを何も出していない。
これは明らかに平壌宣言に違反ですから。
日本側は迅速に出しなさいと今言ってるわけですが。
答えなさいと言ってるわけですが。
絶対に答えられませんから。

そうなったときに一月の終わりぐらいから、2月のはじめ、12月の末に日本側は抗議して再回答せよといったわけですね。
期限が付いてないのが我々はちょっと不満なんですけど。
しかし期限については常識の範囲がありますと。
1年も2年も引っ張ることはしませんと、政府は言ってますので。

今日の話では北朝鮮側から公式に返事はまだないと。
ただ外務省スポークスマンの口を通じてたり、北朝鮮の新聞を通じていろいろ言ってると。
しかしそれが政府の基本的立場かどうかについては、まだ分からないと。
だから何回もこれからちゃんと返事をしろ!というふうにいい続けていくと。
そして北朝鮮側に迅速かつ納得のいく対応を引き続き求めると、書いてありますね?
そしてその対応いかんでは厳しい対応を取らざるを得ない。
その中には当然経済制裁の発動も入っていると。

そしてもひとつよど号犯人グループの国際手配している3名ですね。
3名の中に安部公博が入ってるわけで、有本さん拉致については引渡しを求めると、犯人としてですね。
森と黒田について日本の捜査当局にしていただきたいのは、安部公博は国際指名手配をするだけの拉致についての容疑を固められたと。
松木さん拉致と石岡さん拉致について、拉致だと認定しているわけですからね。
その犯人について、なぜ指名手配できないのか?と。

拉致容疑で指名手配をして、(森と黒田が)帰ってくるのを迎えて欲しい。(拍手)
いま捜査当局は必死でやってると思ういますけど、一番だと思うんですね。
今日本の法廷で拉致で、旅券法違反じゃなくてね。
まだ日本の法廷で拉致で誰も裁かれてないんです。(拍手)

八尾恵氏についてもまだ逮捕もされてなくて、参考人状態ですね。
多分安部が帰ってきたときに一緒にやろうと警察は考えているようですけども。
でもとにかくあと二人帰ってくると今いってるんですから。
ハイジャック犯たちは帰ってきたらば、ハイジャック防止法で裁かれるわけですから。
あの二人は帰ってきたらば、拉致犯人として裁かれる。
当たり前のことだと思うんです。(拍手)

そして民事的な責任も取ってもらうと。
刑法と同時に民法もありますから。
当然それはご家族とも相談しながらですね。
先ほど彼らはいやな気持ちをするようにという言い方をされていましたが、いやな気持ちじゃないです。
人間として当たり前の責任を取ってもらうと。
それは刑法上、民法上も、日本は法治国家ですから。(拍手)
ということをきちんと日本の法律に基づいてやっていただきたいと。

そのために警察当局に、公然とですね犯人が「逮捕されないと思って帰ってくる」と言ってるわけですから。
それをぜひ拉致で逮捕して欲しいと、いうふうに思ってますし。
日本の警察を甘く見てもらっては困ると。
多分この話も北朝鮮へ行くでしょうから、あなたたちは拉致で逮捕されるぞと。
その覚悟して帰ってくるなら帰ってきなさいと。
北朝鮮当局ともそのつもりで。

田宮はですね、実は自分たちは20人拉致したというふうに言ってるわけです。
まだ松木さんたちは手紙があったから名前が出てるって事で表に出られるけども、同じ立場の人があと17人いるわけです。
その人たちがまさに今特定失踪者の中に含まれている人たちもいる可能性がある。
ただ、海外で拉致されてますから。

海外の場合はもっといろんな理由があるということで、特定失踪者に何も出てない行方不明者の方も多いんじゃないかと思ういますけども。
まだ名前も出ていない被害者を彼らは知ってるわけですから。
一緒に住んでたんですから。
八尾さんももっとちゃんと話して欲しいというふうに、私は思ってますけども。

しかし日本政府とだんだん足並みが揃ってきましたので。
今当面は1月の終わりから2月のはじめぐらいに、北朝鮮が今回の第三回実務者協議で出して来た証拠と情報なるものについて、納得できる解答をしなければぜひ制裁をかけていただく。

国会議員のアンケートでは今日配りましたけど。
全国会議員のアンケート、回答者の80%が早期に経済制裁発令せよ、といってるわけです。
回答率が57%で出したですけども。
これ以外に文章などをつけて1・2・3などに丸をつけなかった人は回答率に入れてませんので、それを入れると63〜4%になりますけども。

そのなかで明記的に経済制裁に反対だとした人は5人だと。
その他につけた人たちも制裁という言葉を使って、今は反対だけどもう少ししたらやるべきだと。
早期じゃなくてですね。
北朝鮮の回答いかんによっては、という点では今の日本政府と同じなわけです。
この早期にというのは回答を待たないでという意味ですからね。

回答を待たないでも80%は賛成で。
その他につけた人たちの18%も回答を待ってやるべきだといってるわけです。
100%に近い国会議員がそうと言ってると。
そして世論調査でも国民は制裁を求めるわけですから。

私たちの戦略は、とにかく早い時期に拉致を理由として日本で単独制裁をかけてもらう。
それがまず対北朝鮮内部に大きな影響を与えるだろうと。
対北朝鮮内部で言いますとですね。
これは今は北朝鮮の担当者が大変困ってるんだと。

金正日に対して松木さんの骨を2年前送ったときに、高温で焼いたらDNAは出来なかったと。
あごの骨で変な骨相学の先生っていうのが変なやつがいて、あごのちょっとした骨だけで男か女か年齢とか分かっちゃうと。
今回は前回の松木さんのと同じ温度であごの骨入ってなかったんです。(笑い声)
分かりやすいんです。

だから金正日がそれならいいって決済したんです。
ところがDNA鑑定できたんです。
でも彼らは今何を言ってるかというと、DNA鑑定が偽物だと。
日本の方が嘘をついてるんだといってるんです。(笑い声)
そういわないと担当者は金正日の決済をもらった人が、「お前の言うとおりにやったら、これ何だ」といわれるから。
日本の鑑定結果を今の担当者は認められないんです。

実は90年代にですね、韓国の財閥の現代が500頭くらい牛を送ったことがありました。
すぐ死んじゃったんです。
で最近ですね、韓国に当時の事情を知ってる人が亡命してきてその時の話をしてるんですけども。
あの、牧草がなくて死んじゃったんですって。
当時は大飢饉で皆人々は草を食べてたから。
人間が草を食べてたから、牛に食べさせる草がなかった。
いうのが真相なんだけども。

金正日はその牛を大事にするように言ったと。
ところが死んでしまったんで担当者は困って、南朝鮮から送ってきた飼料の中にビニール紐とかなんかが混じっていて、それを食べて牛が死んだといって解剖して、牛の胃から出てきたというビニールの紐とかの写真を国際的に公開したと。

つまり担当者からすると、金正日から言われた事をうまく出来なかった場合に、自分の責任には出来ない。
認められないんです。
それは左遷されるだけではなくて、もしかしたら命がなくなるかもしれない。
そういう独裁社会ですから。

今めぐみさんの骨を出した担当者も困ってるわけです。
だから日本側のでっち上げなんですって、今金正日に上に上げてるわけです。
「で、の証拠は?」っていったら、「小泉総理は怒らなかったでしょ?」と。(笑い声)
「まだ話し合いが必要だ」、といったじゃないですか。
「あれは少し後ろめたいんですよ」、というふうなことを必死で言って、命がかかってますから。

そして遺骨も返せといってますよね?
返したらば、牛の胃から出てきたといって変なもの入れて写真を撮ったときと同じように、生きてる人たち、めぐみさんの腕なり何かから、DNAを入れてしまう事だってやりかねない。
担当者それじゃないと自分が死んじゃうわけですから。
家族もろともですね。

平壌からはずれて田舎に行くということは、配給ないわけですから飢え死にすることもありうるわけで。
処刑されるということでなくても生き死にの問題になるわけです。
必死だと思いますけど。
だからこそ日本が本当に怒ってるんだと。
もう皆無なんだと。
絶対にそのことについては揺れないんだと、いうふうにして低いレベルでも制裁かかれば担当者代わります。

代わった後ですね。
北の中で別の新しい担当者が、つまり「8人死亡2人未入境といった、あいつらのやり方は駄目だったんです。新しい案を出します」といって、「誰を返しましょうか?」と。
「10人全部返すほうがいいか?」、なんか考えます。
向こうは押されているわけですから。
日本の世論を納得させるために。

「じゃあ、パスポート持って入ってきた人は自分から入ったと言いやすいから、3人返しましょうか?」とか
なんかいろんな案を考えると思います。
返してもらってきたら、まだ駄目だと言えばいいわけですから。
そういう点では帰国も近づいていると。
担当者を代えることが出来れば。

それからもうひとつ、北朝鮮では明日何が起こるか分からないような状況に今なってます。
最近亡命してきた人と、私昨日までソウルに行ってきていろいろ話を聞いてきたんですけど。
最近亡命してきたですね。
ある高い地位にいた人が、「韓国や外国社会は北のこと何も分かってない」と。

「金正日は今逃げ回ってるんだ」と。
「人民が一番怖い」と言ってる。
「だから軍隊ばかり行ってるのはそうなんだ」と。
「金正日が逃げ回っているところから分析をはじめなくちゃいけないんだ」と、興奮して私に言うんですね。
「それをあなたたちは分かってない」と。

それから別の脱北者出身のジャーナリストの人が、中国へ行ってよく脱北者とか内部を取材している人がいるんですけども
北朝鮮の人民の金正日に対する考え方はどうですか?言ったら。
みんなの前で「あの野郎!」とかって呼ぶようになってると。
我々ブッシュ大統領の当選を喜んだんですけども、北の人民もブッシュの当選を喜んでると。(笑いと拍手)

ブッシュ大統領が金正日を悪だといったのを皆知ってて、口コミで。
悪だといった人が、自分たちも悪魔だと思ってるんですから、その人が当選したと。
だから韓国は反米になってるんだけども、北朝鮮は親米になってる。(笑い声)

という状況の中で、中国が親米的なクーデターでも起こると困るのでその前に手を打つとか、いろんなシナリオがありうるわけですけども。
しかしそのときにもう一つ北の内部に対する重大な意味を持ってくるのは制裁のですね、日本が怒ってるんだというのを伝えなくちゃならない。
金正日が逮捕さえたり処刑されたりした後ですね。
誰か実力を持ってる暴力を持ってる軍隊とか政治警察とかが権力握ると思いますけども。

そのときのその直後に、「被害者どこにいるんだ?保護しろ!」というふうになるかどうかが勝負なんです。
今日本担当や工作機関の人間たちは日本との関係で拉致問題はずせない、ということは分かってきたと思うんです。
しかし北朝鮮の軍の幹部や政治警察の幹部までにそれが伝わってるかどうか?
皆縦割りですから、分かってない可能性がある。

拉致を解決しなくても50万トン米が行ったじゃないか、と。
彼らはそういうことを経験してるわけですね。
でも絶対に日本からは、今認定されている人とそれ以外の人を全員返さない限り、日本は怒ってるんだと。
援助どころが制裁がどんどんどんどんかかってくるんだと。
核問題でアメリカと妥協しても日本はだめなんだと。

いうことを北の人民軍の幹部や政治警察の幹部に、そういう人間しか絶対クーデター起こすことできませんから。
そういう人たちに知らせると。
次のポスト金正日政権になったら「被害者どこにいるんだ?」と。
「担当者出せ」と。
「保護しておけ」と。
「これからどうするか、後で決めるけどまず保護しておけ」と。
「混乱の中で流れ弾に当たったり、飢え死にさせちゃだめだ」と。
「逆に病気だったら病院入れろ」と。
「あとで返さなくちゃいけないんだ」と。

そういう点でもう日本が拉致で制裁かけなくちゃいけない。
アメリカと一緒に核とか拉致とか、アメリカにいわれたからやったんだということになって。
ほかの担当者以外の人たちは誤解するかもしれない。
偽物の遺骨をという酷い事されて、皆無だといってるんだから制裁すると。

日本はなぜ制裁したんだ?と。
北朝鮮製のアサリが売れなくなったと。
外貨減ったと思わせなくちゃいけないわけです。
いくらマツタケ採っても日本は買わなくなったと。(拍手)
金正日の秘密パーティーに行ってもトロが出なくなったと。(笑いと拍手)

金正日が機嫌が悪いと。
言うことが上層部の中に皆伝わるようにしなくちゃいけない。
「何なのか?」不思議に思ったらば、いや今まで何もしなかった日本が制裁かけたんだと。
そういうことが口コミで伝わるようにすれば、ポスト金正日にとって一番安全になるわけです。

残念ながら日本は自衛隊を送って助けに行くって状況じゃないし、どこにいるか正確な情報をまだ掴んでませんから。
そういう点でも、いつどこで起こるか分からない混乱の中で助けるためにも、まず日本は絶対に全員を取り戻す必要意思が政府と国民とにあるんだと、言うことを伝えなくちゃならない。(拍手)
それが出来るのが制裁だと。(拍手)

そしてもうひとつ対外的にですね。
制裁は大変効果があると。
一国でやっても効かないんじゃないか?という人がいますけども、そんなことは無い。
日本が絶対に拉致問題で妥協しないんだ、というメッセージになるんです。

核問題は皆考えているんです。
核問題については中国は、韓国もアメリカもいろいろ考えているんです。
核問題を妥協させるために、日本の金を使おうと皆思ってるわけです。
日本の金で北をおびき出せばいいって、皆言ってるわけです。
日本の専門家、いわゆる国際政治の専門家という人もそういうこと言ってる人多いですけど。

でも日本は拉致で制裁かけるということになれば、核は全部解決しても拉致は解決しないから。
制裁かかかってるのに日本が援助出すことはありえないと。(拍手)
つまり核問題を解決しようとアメリカや韓国や中国が考える場合に、この制裁を解除させなきゃだめだ。
それは生きてる人を全員返せということで理由に制裁かかってるから、返さなくちゃだめなんだ。

そしたら北朝鮮説得するしかしょうがない、いうことになるわけで。
すぐ金正日政権が制裁したら3日後に倒れるかどうかという、議論じゃなくて。
国際社会が日本の決意を感じるということは、今後拉致問題が国際社会の核と並ぶ優先課題になるわけです。(拍手)

そしてもうひとつ。
核問題で6者協議で、アメリカは6者協議出してますよね?
日本も出してると。
今後もアメリカは出しますし、日本も出すわけです。
その後、韓国や中国にもどうやって出してもらうようにするかという事ですけども。
韓国や中国は、出さないで拉致問題は2国でやれと。
核問題だけ進めようと言ってるけど、制裁かかっていればそれも出来なくなりますし。

いよいよ多分今年の、私は遅くても今年の後半には6者協議では進展がなくて、国連の安保理事会に北朝鮮の核問題が行く可能性がかなり高いと見てます。
イラク情勢とかイランの問題とかいろんな要素がありますけども。
今年の後半には国連の安保理事会にかかる可能性大変高いです。
そうなったときに安保理で核問題だけ議論させるんじゃなくて、核と拉致を一緒に議論させると。
そして国際制裁をかけるということになるわけですけども、制裁の理由に核と拉致両方を入れてもらう。
出来れば人権問題も。(拍手)

実はそれは先例があるんです。
対イラクの1441号決議というのがありまして、国連安保理事会でですね。
イラクが大量破壊兵器をまだ保有し続けているという疑いがあると。
それについてイラク側が証明する義務があると。

その義務を果たさなければ武力行使を含むことをしても良い、と読めるような文章になってるわけです。
それがアメリカがイラクに対する攻撃をした根拠になっているし、日本もその決議があるからアメリカの行動は国連の決議に反してないと支持したんです。
1441号決議の解釈でドイツやフランスとアメリカが違ってるんですけど、とにかくそういう決議があるんです。

その決議の中に実は拉致問題が書いてあるんです。
湾岸戦争のとき、イラクはクェート人を拉致したと。
クェート人を拉致してまだ10年たっても返してない、と書いてあるわけです。
大量破壊兵器、テロとの戦争の中で書かれた決議の中に拉致問題を書いた先例があるんです。

今日も次官にそのこと言っときましたけど。
まえに外務大臣に会ったときもそのこと強く言っときましたけど。
1月から日本は安保理の非常任理事国になるんです。
日本が発言できる。
決議文の中に前例があるんですから、書き込ませることが出来なければ日本外交は大失敗ですよね。
我々はそんなことは許さない。

安保理事会の決議が議論されるときには、ニューヨークへ行って座り込みをしようかと思ってるんですけども。
拉致はテロなんだから、テロとの戦争を言ってる国連が何で日本人拉致を書かないんだ?と。
おかしいじゃないかと、言うことをしようと思ってますけども。
しかし出来る可能性は非常に高い。

それは絶対条件がありまして、日本がまず拉致を理由にして制裁をかけてなくて、国連に行って制裁をしてくれ拉致を理由にしてくださいといっても。
お宅の国がやってないことをなんで人に最初にやれというんだ?と。
自分の国が制裁するほど深刻だと思ってない問題について、国際制裁かけてくれとアピールできないんです。

まずうちはここまでやったけれどまだ効果が無いから今度は同調してくださいと。
それが筋なんです。(拍手)
リビアに対する制裁も、アメリカはパンナムという飛行機を落とされてるわけですね。
アメリカはまず一国制裁をかけて、それから国連の制裁をかけたんですね。
それが当たり前の順序なんです。

国連に対するアピールをするためにも、今年の早い段階で拉致を理由に制裁をかけると。
イメージ的にですね。
それは北の内部に対しても先ほど言ったように、担当者を代えると新しい何人かが帰ってくる可能性が増えると。
ポスト金正日の有力候補にメッセージを送ることが出来ると、その2点で有効だし。

中国や韓国やそういう国々に対して、拉致問題解決を抜きに日本は動かないんだというメッセージを送ることが出来るし。
そして国連の安保理事会で核問題で北の議論が始まったときに、拉致問題も書き込ませることが出来るための重大なステップになる。

政府は生きてる人を取り戻すという所を、全員死んでるという証拠が全く無いんだという所まで行きましたから。
次はこちらが攻勢をかけるわけです。
こちらの体制は整ったと。
足並みは揃ったと。
そして制裁をかける武器はもう揃っていると。
法律もあるわけです。

あとは政府の決断だけで。
政府も決断するといってるわけですから、1月の終わりか2月くらいがひとつの山が来ると思いますけど。
そこでかけるように運動すると。
そして今度はかけたことを使って国際社会に強くアピールする。

ぜひ次2月の集会の時には、かけてる状況で皆さんとお会いしたいと思いますけど。(拍手)
出来ていなければここにいないでどこか外務省前で、我々座り込みしてるかもしれませんけど。(笑い声)
そのくらい勝負だと思っています。
見通しはかなり楽観的ですが。

そのあと実は2月にですね、今度は国際社会に対するアピールと言うことでアメリカですね。
アメリカに北朝鮮人権法というのを作るために大変活動された、NGOの活動家のスザンヌ・ショルティーさんという方をお呼びすることになりまして。
2月の18日から来ていただきます。

それから韓国でも今拉致に関する関心がやっと高まり始めまてまして。
2000年に中国から拉致された牧師さんがいるんですけども。
その人を拉致した犯人が韓国に潜入していたんです。
別の任務を持って。
それを韓国は逮捕したんです。

それで今日テレビや新聞で韓国の国会議員が北京で記者会見しようと思ったら、公開されたじゃないですか?
あの人が一生懸命やってるんです、韓国人拉致を。
今回中国へ行って、韓国人が拉致された現場を見に行ったんです、あの人は。
金文洙(キム・ムンス)という国会議員です。
私大変親しいんです。

そういう人も韓国から来てもらえないかなと、今思っておりまして。
日本側が絶対に譲歩しないんだという体制を作って。
今度は日本側のそういう姿勢を韓国とアメリカの人権問題考えている人たちに伝えて。
アメリカで拉致問題をもっとアピールするにはどうしたらいいか知恵をもらって。

韓国でもハンナラ党のほうは拉致問題やるようになってますから。
どう協力していけるのか、みんなで議論できるようなそういう集会を2月の19日の午後から、まだ時間は決まってませんけど、場所は霞ヶ関ビルの(司会者より「あとでやります」の声)
ていうのをそれはほぼ決まりました。

今年は攻勢をかけたいと思ってまして。(拍手)
去年はちょっと守備に回りましたけど、でも子供たちが帰ってきたということで負担がなくなったわけで。
今年は攻勢をかける年ということで希望がある。
我々は今勝ちつつあると。
ありがとうございました。(拍手)

(司会者より2月の集会についての説明などがあり、集会終了)


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