2007年04月04日

07.3.10 飯塚繁雄さん 日本再生フォーラム講演会(3)大宮JACKビルにて

日本再生フォーラム 第20回記念講演会
拉致問題を通して日本のあり方を考える・第9弾
07.3.10 大宮JACKビルにて

『飯塚繁雄 家族会副代表の訴え』

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皆さん、こんにちは。
相変わらずこの問題について熱心なご支援を頂きまして本当にありがとうございます。
時間がありませんので私の方からは簡単にお話申し上げますけども、今石高先生の方からお話がありましたように、この拉致被害者家族会を立ち上げて、3月25日で丸10年になるわけですね。
この間紆余曲折、いろいろ情報の錯誤その他ありましたけども、全体としては全く進展が無いというふうに私は考えております。

一部5人とその家族の方が帰還されましたけども、これについては当初小泉首相が行ってくれたから帰って来られたんだという評価が一般的ですけども、我々としてはあの対応については非常に懸念を持っていまだにおります。
いわゆる北朝鮮の思惑に乗せられて、あれで幕を引くためにああいう形になったというようなことなんですけども。
それ以外は全く我々の拉致被害者に関する的確な情報と言うのは全く得られず、北朝鮮は相変わらずこの拉致問題は解決済みだというふうに言っております。
その中で今回の6者の協議につきましてはこれも全く結果が出ず、尻切れトンボになった形になっております。

一応政府としてはですね。
お互いの主張・お互いの立場を確認が出来たと、そういった判断をしております。
さらには立場が非常に大きく離れている事が確認されたと、そういった事を見て一定の意味があったというふうに言っておりますけども、それはなんなんだ?と私たちは考えるわけです。
この6者協議につきましても当初6者協議の枠組みの中でも、日本の拉致問題を考えるという条件付でこの作業部会が出来たわけですから、そういう意味では拉致問題と言うのは必ず作業部会のメインテーマになるはずだというふうに我々思っておりました。

しかしながら北朝鮮と言うのは、先ほどから出ているように全く勝手な自分の都合の良い事しか情報を出さず、そういた立場なり意見を言うだけで、いわゆる取り付く島が無いという今状況ですけども。
ソン・イルホ、これが会談の後に言ったことですね。
若干・・・(聞き取れず)いましたけど、やはり相変わらず「拉致問題は解決済みで日本の立場は決して受け入れる事は出来ない」と、これがある以上協議になりませんよね?

さらには日本がこの問題について要求している拉致問題の再調査についてはですね。
「過去の清算を開始しなさい」と、それから「経済制裁を撤回しなさい」と、「朝鮮総連に対する弾圧を中止しなさい」と、こういった事を睨みながら要するに「過程を見ながら考慮しますよ」とこういう話なんですね。
いまだに言っているように拉致問題は解決済みだと、もし残っている問題があるとすれば横田めぐみさんの遺骨の返還と保存状態の確認。
それから鑑定した時の真相究明と鑑定をでっち上げた本人の処分という事をしなさいとかね。

こういった事を考えて協議を中断したのは、日本の今回の協議態度は平壌宣言の精神、6者協議の共同精神の精神に反するからであるという様に言っている訳です。
それから「今回相互の間で合意はなくて立場の隔たりが大きいことが分かった」と、「作業部会の日程もこれでは決められない」というように言っています。
それから「日朝平壌宣言に則りお互いに前進していかなければならない事は確認した」と。
「日本に対して2002年の平壌宣言の誠実な履行を要求する」と言う一方的な会見の内容でした。

これを見てですね。
これを聞いて我々は憤慨したわけですね。
何たることだと、けしからんと憤りを感じながら先日も記者会見をやったんですけど、こういった北の態度が改めない限り、この状況は進まないだろうというふうに私たちは思っております。
こういった北朝鮮のしたたかさ、どうやったら自国に有利なような形で解決が進んでいくのか。
どうやったら巨額の支援を取り上げられるのか?
そういった事を前提とした戦略なんですね。

ですから日本としても北に対する態度は変わってませんけど、若干内容的に見ると協議の雰囲気と言いますか、日本としては怒っていないような雰囲気がちょっと感じられるんですね。
普通でしたら、こういう事を言われましたら当然机でも叩いてですね。
強引に、冗談じゃないとお前たちがやっている事をすべて悪行も明らか。
世界も認めている、日本も当然そう思っているというような形でですね。
もっともっと強行に当たっていかないと、またずるずると北朝鮮のペースにハマっていくというような心配が感じられます。

まだまだ日本政府としてはこれからこの問題については、前向きな対応を引き続き求めていくというふうに言っておりますけども、こういうふうな北のコメントがある以上は、どこからこの協議の糸口を掴んでいくのか?
この辺が全く難しいと考えています。
これが始まる前から、一気には解決しないだろうという心配はありましたけども、まさにその通りになって、この問題に対する解決の糸口と言うのが、また分からなくなって来たというふうな所なんですが。

これに対してアメリカに対して我々は支援をお願いして参りましたけども、いわゆるアメリカも若干ぶれてきまして、経済制裁、要するに銀行の口座を開くような動きをしてます。
一部もうそうなっていますが、さらには北朝鮮をテロ支援国家としてはっきりと今まで名指して言っておりましたけども、これを解除するような動きを開始するというような発言もしています。

しかしながらヒル代表、あるいはさらにアメリカの中枢部の話を聞きますと、これはテロ支援国家の指定を解除するには日本の拉致問題の経過を見ながら判断すると言ってくれておりますので、すべてアメリカがこの問題については投げ出すという事はまず無いというふうに私たちも思っております。
いろいろ難しい状況ですけども、先日、この結果6者の協議を受けまして、私たち家族会としても緊急声明、ちょっと早口で読み上げますけども。

本日、6者協議合意にもとづく日朝作業部会がハノイで開催された。
午前中の協議では当然、日朝間の最大の懸案である拉致問題が話し合われた。
ところが、北朝鮮側が約束されていた午後の協議を一方的に拒否してきた。
私たちは、すべての拉致被害者を即時に家族のもとに返せと、強く金正日に求めてきた。
ところが、彼らは今回の協議でも被害者を家族の元へ帰国させる約束をしなかったばかりか、午後の協議から逃げた。

北朝鮮は拉致に関する協議を拒否し、日本が孤立しているという印象を作り出そうとしているのだろうが、金正日政権が横田めぐみさんら多くの日本人、そして、タイ、韓国、中国、レバノン、ルーマニアなど世界中から何の罪もない市民を拉致し抑留し続けていることは、すでに国際社会で広く明らかになっている。
昨年の国連総会決議でもそのことは明記されている。孤立しているのは金正日テロ政権だ。
私たちは、今回の北朝鮮代表の不誠実きわまる協議態度を強く糾弾する。
また、日本政府は昨年10月に決めた方針通り、北朝鮮の不誠実な対応に対しては制裁強化で応じるべきだ。


と言うような、短いんですけど声明を発表しております。
私たちはこの問題については絶対に諦めるわけには行かないわけですから、当然アメリカのブッシュ大統領にも手紙を出して先ほど言いました、この・・・(聞き取れず)文書の国際テロリズム年次報告書の中の北朝鮮をテロ支援国家に指定している理由は今入っていますけども、これは絶対に外さないようにというお願いの手紙を出しております。
周りの状況を見ながらこの問題どう進むか?心配ですけども、やはり私の思うに日朝の協議がどのように進んでいくのか?
どのように進展していくのか?と言う事が確認されながら、米朝の話し合いがそれに絡み合って進めていくというような形が良かったんでは無いかと思うわけですけど。

何か心配なのは米朝で核の問題中心にどんどんどんどん進んでいってしまって、日本の拉致問題を含めた日朝協議が置いてきぼりにされて来ては困ると、言うような懸念もしております。
従って私たちは、この問題についてはもっともっと安倍総理が本部長となっている拉致問題対策本部、これの強力的な動きをさらに要求していきたいと思いますけども。
それにつきましてでもですね。
対外的な日本の印象と言うのは、まだまだ弱いと思います。
というのは確かに安倍総理がこの拉致問題をかかっておりますけども、私感じるに果たして日本国、あるいは日本国民全体が一枚岩となってこの拉致問題を突き進めて行こうとしているのか?
その辺が少し心配であります。

それに比較して安倍総理に支持率がどんどん落ちているという話も聞いておりますけども、何かそういう意味では足を引っ張るニュースと言うか情報と言うか意見と言うか、そういうのが出て来ておりまして。
例えば国会の中でもですね。
こういった問題は自民党だろうが民主党だろうが社会党だろうが、絶対あってはならない問題だと解決しなければならない問題だという事を、本来これは基本的な人権問題で日本の国民の安全を守るものですから当たり前の話なんですが、中々それが一枚岩になって外に出て行かない。
制裁に対するメッセージもそうです。
それから先ほど言った世界各国についてもそういったイメージを与えているような気がいたします。

従って私たちはもちろん家族の奪還を目的・目標にして動いておりますが、前から言うようにこの問題と言うのは2度とあってはいけないというような大きな狙いの中で、この拉致問題がどういう伸展の仕方をしていくのか?
どういう結果で集結するのか?
心配でありますけども、そういう意味では我々少人数の認定された家族だけではなくて、先ほどもあげました特定失踪者の方々、まだ認定されない方々もたくさんいます。
そういった人たちも一気に解決できるような、戦略・戦術を使ってですね。
強力に推し進めていただきたいというふうに心から思っているわけです。

北朝鮮が今まで、最初は拉致をしごめんなさいと謝ったこともありましたけどそれはある程度偽造した手で、今は拉致問題は解決済みだという事でそれを崩さない。
これを崩すという事は今までの北の発言なり立場なり、あるいは情報なりがすべて失せてしまう。
もう一回ごめんなさいと謝るしかないわけですね。
果たしてそういった場面が来るのかどうか?
それと大韓航空機の事件は北の謀略・策略だったということで、はっきりと認めるのかどうか?
すべて北の悪いところがさらけ出されるのは、この拉致問題の経過においてはあるはずです。

従ってそういう事を考えますと全く予断を許さないし、まだまだ時間がかかるなぁと言うふうに思っております。
しかしながら、我々皆さんも含めてこの問題については絶対諦めるわけにはいかない。
国としても政府としてもこの問題は最優先でやるという方針ですので、私たちとしては安倍総理を極力支援してですね。
皆さんの声も、あるいは他の方の意見もそちらに集中出来るように、何とかお願いしていくという事も含めて更なるこの解決に関する活動は続けていきたいと思っています。

しかしながら先日横田代表もちょっとまた入院しましたけども、早紀江さんも体調が悪くて中々出られない状況になっておられますが、これも長い間家族の願いを思いつつ、「自分の娘が帰ってくるなら私が代わりになってもいいよ」というそういう気持ちで続けられてきてきた少し現状だと思うんですけど。
しかしながら実際倒れるまでは活動していこうと言う我々の確認も取れてます。

そういった中で更なる皆さんへのお願いをこれから進めてまいりますが、今日これからまた東京集会なんですけど、明日の救う会として全国協議会の幹事会が総会が開かれまして、今後どうして行こうかという方針等を決めて対応・活動を考えていきます。
多分その中でも今言った活動については、我々に出来ることならすべてやっていこうというような覚悟でこれからやってまいりますので、また皆様の相変わらずのご支援をよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。(拍手)


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