2005年05月22日

プロの仕事が出来ない国、日本・・・小泉再訪朝から一年の今日を思う

拉致問題はこの所すっかりこう着状態で、支援者の一人としてはやきもきするばかりのこの頃です。
他人の私でさえ憂鬱な気分に飲み込まれそうなのですから、ご家族の心中はいかばかりかと。
何とか少しでも事態が前へ進んでもらいたいものと、小泉再訪朝一年の今日、切に切に願う。

それにしても日本の体たらくぶりは、本当に目に余りますね。
所詮、北朝鮮と言うやくざ国家が誠意を持って「再調査」などに応じるなどあり得ないことは、一年前の今日、すでに分かりきっていたこと。
北朝鮮の言う「再調査」が単なる時間稼ぎに過ぎないことが、これほどはっきり証明されたと言うのに、日本政府の反応の鈍さはいかがなものか?と思う。

国家の果たすべき一番重要な役目とは何か?
言うまでもなく国民の生命と財産を守るのが何より優先される仕事のはずじゃないですか?
今も何百と言う日本人が不当に拉致され、自由を束縛されていると言うのに。
被害者の救出の道筋さえ付けられない政府や官僚の不作為は、目に余るなどと言うレベルの物ではすでに無い。

私は仕事というものは、それがどんなにささやかな仕事であっても報酬を貰う以上、プロ意識を持って当たるべきだと考えています。
総理大臣でもスーパーのレジで働くパートのおばちゃんでも。
報酬を頂いてその職につく以上は、プロ意識を持ってプロの仕事をする。
それが常識以前の倫理ではないのでしょうか?

国の舵取りを担う総理大臣の果たすべき職責とは何か?
言うまでも無く国民の生命と財産を守ること。
その責務を果たすのが、何よりも小泉総理に求められるプロ意識なのではないでしょうか?

しかしこの一年その職務は果たされず、被害者奪還という目に見える結果は何一つ実現してはいないのです。
その意味で小泉総理も官邸も外務省官僚も、ちゃんと報酬に見合う仕事をしていると言えるのか?
国民の命をないがしろにしてばかりいる政府や官僚は、もっともっと己の無策を知り、己の恥を知るべきでしょう。

それにしても日本という国家は、北の地で助けを待つ同胞をいつまで見殺しにし続ければ気が済むのでしょうか?
小泉総理は二言目には「対話と圧力」と何とかの一つ覚えのように繰り返しますが、北朝鮮が対話が通じる相手ではないことがまだ分からないのでしょうか?

日本にとっての「誠意ある回答」とは「全ての被害者とその家族を日本へ帰国させること」です。
これ以上でもこれ以下でもない。
しかし北朝鮮にとっての誠意ある回答は「5人生存8人死亡2人未入国」なんですよ?
しかも「生存の5人は家族まで帰国させた、これ以上の誠意はあり得ない」と言うのが北の言う「誠意ある回答」なのですよ?

「日本人を全員帰せ!帰さない限り経済援助は一円たりとも出さないぞ!」
せめて日本の最低限の国家意思を、小泉は公の場で毅然と表明するべきではないでしょうか。
なぜ日本は、自ら曖昧な言葉でお茶を濁すような生ぬるい対応をしたがるのか?
北朝鮮との交渉は、国会対策のそれと同じではないのです。
まずは日本の要求をはっきりくっきりと北朝鮮に表明するべき。
最初の一歩が間違っているから、いつまで経っても日本は北になめられるばかりで、事態が前に進まないのです。

こんな簡単なことがどうして政府や官僚の人たちには分からないのか?
彼らは本気で拉致問題を解決しようとしているのか?
日本はいつまで意味の無い「誠意ある回答」を北に求め続け、迫力の無い「対話と圧力」の空念仏を唱え続けるのか?

小泉総理、外務官僚、その他関係各部署の皆さん。
どうかプロの仕事をしてください。
被害者は今も息をつめるようにして救いを待っていることを忘れないで、誠心誠意、事に当たって欲しいのです。


posted by ぴろん at 12:51| Comment(0) | TrackBack(3) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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