07・4・22 日比谷公会堂にて
『バンジョン・パンジョイさん(タイ人拉致被害者、アノーチャさんの甥)の訴え (通訳:海老原智治氏)』
★バンジョン・パンジョイさん(通訳:海老原智治氏)

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日本の皆様、こんにちは。
私はバンジョン・パンジョイと申します。(拍手)
私の家族はもう少しでアノーチャに会えるのではないか?
そのような期待が高まっております。
アノーチャは日本の皆様と一緒に、他の国の被害者の家族とも一緒に、みんな一緒に私の家に帰ってくるのでは無いでしょうか?
私たちの家族はアノーチャが北朝鮮で必ず生きていると強く確信しております。
そしていつかこの近いうちに、また私たちの家に帰ってくると家族全員がそれを望んで、またそれを信じて待っています。
このような集会に参加させて頂くとも、また多くの皆様のご支援を頂いていることも、それが私たちのアノーチャがもうすぐ帰ってくる、この思いを強くさせております。(拍手)
ですから次にこのような大きな集まりがあるとすれば、その集まりは私の家族アノーチャをはじめ、日本や他の国々の拉致被害者全員が帰って来た、そのお祝いの場でなくてはなりません。(大きな拍手)
これは私の父でアノーチャの実の兄であるスカム・パンジョイが私に託した手紙です。(一枚の紙を掲げて見せる)
今回父は病のために来日する事が叶いませんでしたが、父に代わりましてこの手紙を今読み上げさせて頂きます。
「私はスカム・パンジョイです。
アノーチャ・パンジョイの実の兄です。
私は日本の拉致被害者の家族の皆様、それに支援者の皆様のご支援に心からお礼を申し上げます。
アノーチャの拉致は、私の家族の中に生じた大きな困難です。
しかし私の家族はタイの片田舎に暮らす小さな家族でしかありません。
このような私たちの困難を皆様が高い関心を持ってご支援してくださっている事に改めて感謝申し上げます。
皆様は私に出来る限りの支援をしたいと仰ってくださっています。
私の妹は1978年にマカオでいなくなって以来、27年間全く消息が分かりませんでした。
妹がどこにいるかを知る事が出来た事には幾分安心してはいますが、皆様には妹がもう一度家に帰ってくる事が出来る様に今後もどうかご支援をお願い申し上げます。(拍手)
私はもし皆様のご支援が無かったとしたら、一体誰を頼ったら良いのか?と言う思いで一杯です。
タイ人拉致被害者 アノーチャ・パンジョイの兄、スカム・パンジョイ (拍手)」
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※この集会の録音・写真撮影・ネット公開に関しては、主催者の同意を頂いております。