2007年04月29日

07.4.22 海老原智治北朝鮮に拉致されている人々を救援する会・チェンマイ代表 国民大集会(15)日比谷公会堂にて

「拉致被害者全員の即時帰国を求める国民大集会」
07・4・22 日比谷公会堂にて

『海老原智治 北朝鮮に拉致されている人々を救援する会・チェンマイ代表の報告』

★司会 櫻井よしこさん

パンジョイさん、ありがとうございました。
さて、そのタイで救出運動を組織なさったのが海老原智治さんです。
「北朝鮮に拉致されている人々を救援する会・チェンマイ」を作り、その代表を務めています。
タイでの状況、そしてタイでの人々の支援振りなどについてお話頂ければと思います。
よろしくお願いします。(拍手)

★海老原智治氏

Img_2875.jpg



ご紹介いただきました海老原智治です。
2005年よりタイで唯一の支援団体であります「北朝鮮に拉致された人々を救援する会・チェンマイ」を主宰しまして、タイ国内で拉致問題解決のために活動を行なっております。

タイにおいては現在拉致被害者1名、すなわちアノーチャ・パンジョイさんの存在が明らかになっております。
経緯を申し上げますと、2005年にチャールズ・ジェンキンスさんの証言と著書の内容から、「アノーチェ」と言う名前のタイ人拉致被害者女性が存在する事が明らかになりました。
これをタイのテレビが大きく報じたところ、家族が名乗りを上げました。
調査の結果、この「アノーチェ」とは1978年に23歳の時にマカオで行方不明になったタイ人女性、アノーチャ・パンジョイさんであるという事が明らかになったのです。
それ以後私の方では、タイ唯一の支援団体としましてアノーチャさんの家族とともに、北朝鮮拉致問題をタイの社会と政府に一緒になって訴え続けてまいりました。

タイと北朝鮮は1975年に国交を樹立しております。 
幸いなことにタイ政府はアノーチャさんの拉致問題に関して、比較的迅速な対応を見せています。
タイ政府は正式には拉致被害者とは言わず「行方不明者」としていますが、2005年にアノーチャさんの存在が明らかになって以来、その直後から北朝鮮に所在を問い合わせています。
しかし北朝鮮の回答は一貫しまして、「そのような人物はいない」という事に終始しています。
さらにはアノーチャさんの根拠になったジェンキンスさんの証言を「でっち上げだ」と言うふうに非難しております。

しかしタイ政府はそれに引き下がることなく、2006年7月にはタイと北朝鮮の外相会談におきまして、「アノーチャの件を追及するタイと北朝鮮の2国間作業部会の設置」を北朝鮮に提案しております。
タイ人拉致の判明後、1年以内にタイ政府がこのような動きを出している事には、極めて迅速な対応と評価することが出来ると思います。
しかし、当の北朝鮮は現在までこの作業部会設置に誠意ある回答は行なっておりません。

タイでは2006年9月に軍事クーデターが発生しまして政府が転覆いたしました。
現在は暫定政府の統治になっておりますが、現政権においても拉致問題は重要課題であると認識され引き継がれております。

そのようなタイ政府の取り組みですけども、その一方でタイ社会において拉致問題に対する社会認識はまだ高くはございません。
その背景には、タイ社会での北朝鮮というものが誰も何も知らない印象の無い国であるために、あの国の中でどのように酷い人権侵害が発生し、何が行なわれているか?
これがまったくタイ社会には知られておりません。
その為、拉致の酷さや悲惨さ、これがまだまだ十全にタイ国民には理解されていない状況があります。
そのために私は、タイ社会において北朝鮮の人権侵害の実態に対する理解を獲得して、タイ人拉致の問題構造を明らかにする事を目標にしまして、ジェンキンスさんの著書のタイ語訳の出版をはじめとして、また家族の思いのタイ社会への発信、これに力を入れております。

拉致の被害は現在、少なくとも世界12ヶ国に亘っていることが知られています。
私はタイで北朝鮮拉致問題に取り組むにあたり、次のような立場に立っております。
すなわち、北朝鮮拉致問題は世界のどの国でどの国民に生じようと、これはまさしく一つの同一の問題であります。
これはまさしく世界中で生じた拉致の原因はたった一つ。
すなわち北朝鮮政府による犯罪的人権侵害で行なわれた悲劇である。
このようなことでございます。(拍手)

この拉致問題の解決に部分的な解決、すなわち仮にタイ人だけの解放による解決、日本人だけによる解決、韓国人だけによる解決はありえないと考えております。(拍手)
世界の拉致被害者がすべて帰還してはじめて拉致問題は解決いたします。(拍手)
私はこのような立場から今後とも国際連携を重視しまして、タイを拠点に取り組んでまいります。(拍手)

拉致の悲惨さを今世界で最も知る国民は日本人であるといえます。
日本人の拉致と同時にタイ人をはじめとした各国人拉致の一括解決のために、日本国内の皆様の力強いご支援をお願いします。
どうかよろしくお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※この集会の録音・写真撮影・ネット公開に関しては、主催者の同意を頂いております。


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

拉致家族会と救う会が帰国、米政府の対応に手応え
Excerpt: Yahooニュース関連記事http://headlines.yahoo.co.j...
Weblog: 悪の枢軸「北朝鮮」
Tracked: 2007-05-01 16:07
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。