2005年06月09日

国家主権を忘れた国、日本

「田中実さんを救うぞ!東京集会」から帰宅しました。
今回の集会で一番強く感じたことは、タイトルにも上げたとおり、一体全体日本という国はどこまで国家としての自覚を失っているんだろうか?と言うことでした。

安明進さんの証言によれば、日本国内に潜伏している工作員の数は300人はいるのだそうです。
金正日の指令さえあれば、敵はいつでもどこかの施設を爆破したり日本人の拉致をしたりと、ありとあらゆるテロ工作が出来ると言うこと。
しかし肝心要の日本人にそういう危機感は・・・全くありませんね。

拉致は現在進行形。
国交正常化をしようとどうしようと、この構造が変わらぬ限り、将来の被害も未然に防ぐことは不可能。
当たり前のことですが、日本の北朝鮮に対する基本的な認識・危機感の欠如を突きつけられる思いがする集会でした・・・

金正日が拉致を認め、被害者5人とその家族が帰国し、一部とはいえ拉致の実行犯も確定しているのに、何も出来ない国・日本。
事は北朝鮮と言う国家によるテロ攻撃なのに、旅券法違反だの不法入国だのといった小手先の刑法で個人の罪をチマチマと叩くしかない。
そんな対処療法で、諸悪の根源が叩けるはずもないのに、ね。
でもそれが日本の悲しい現実。
日本人はいつの間に国家主権を忘れてきたのだ???
というか、そもそも日本人の精神の中に国家主権なんて観念はあったのか???

しかし多くの国民はその危うい現実にまだまだ気付いていない。
ご家族は肉親を奪われている分、日本の抱えるこの底なし沼の闇の怖さを十二分に気付いてる。
この落差の激しさが、日本の平和ボケの実態なのだよね。
肝心要の悪の根源を叩く法的な術が無い。
無いなら作ればいいのに、それもしない。
こんなに性質の悪いブラックジョークが、果たして他にあるんだろうか?

日本と北朝鮮は本来戦争状態なのだ。
それなのに、万景峰号は相変わらず大きな顔をして入港してくる。
北朝鮮からの芸術団が、日本の自治体の後援を受けて友好と称して各地で公演活動をする。
日朝中韓4カ国でスポーツ交流をする。
あげく日本の総理大臣が、悪の権化の総元締めの総連宛にお祝いのメッセージを送る。

これが戦争状態にある国と国の付き合い方なのか?
これが性質の悪いジョークでなくて何なのか?
これらの風景は普通の友好が成り立つ間柄のお付き合いの仕方でしょう?
関係者の訴えは、集会参加者の心の奥に深く深く響いていく。
本当に日本という国は、どこまで寝ぼけているのだろう・・・?

事は人の命がかかった一大事。
9.17から数えてももうすぐ丸3年。
いったい日本政府はいつまで不作為の居眠り状態を続けるのだろう?
こんな体たらくでは、拉致被害者の奪還などはるかに及ばない。
ご家族が焦りの色を濃くするのは当然の話である。

スパイ防止法、北朝鮮人権法の一刻も早い成立を望みたい。
拉致議連の先生方、あなた方はいつまで手をこまねいているのか?
さっさとやる事やってください。
それと国民の側も、いつまでも太平楽のままでいることは許されないと思いますよ?
この非常時に、いつまでも平和ボケの海におぼれていることは、ある意味犯罪的であるとも思えてなりません。

・・・・・・・・・・・・・
「田中実さんを救うぞ!東京集会」のテキスト化の予定について。

この集会をよりよく理解するためには、田中実さんについての基礎知識が必要だと思います。
ですので、テキストを起こす前に集会で頂いた資料(B5版5枚分)を初めにアップします。
その後

救う会兵庫の長瀬猛氏のお話
救う会副会長の西岡力氏のお話
増元照明事務局長のお話
飯塚繁雄副代表のお話

の順でテキストを起こします。
今回の集会は少し難しい部分もありますが、拉致の本質を知る上ではとても貴重なお話であったと思います。
どうぞお付き合いの程よろしくお願いいたします。

尚、昨日のエントリーでご紹介した田中実さんの恩師、渡辺友夫氏は体調不良のため急遽集会を欠席することとなりました。
こちらも予めご承知おきの程、よろしくお願いします。


posted by ぴろん at 23:49| Comment(5) | TrackBack(7) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は集会に行けませんでした
今回はお話したいことも合ったのに残念でした。
テキスト上るの待ってます
お疲れ様でした
Posted by とんぼがえりベイビー at 2005年06月10日 00:55
とんぼがえりベイビー様
会場でお探ししたんですが、見つからないわけですね(笑)
会えるチャンスはいずれはあるでしょうから、その時を楽しみにしています。

田中実さんの集会、どれほどの集客があるか懸念したのですが、会場の8割くらいは埋まってたでしょうか?
田中さんの知名度を思ったら、まずまずの入りだったように思います。
こういう地味な集会であっても溢れるほど聴衆が集まれば、拉致問題の関心は薄れていないと言うアピールにもなります。
座り込みのようなセンセーショナルな策ばかりに目を奪われるのではなく、地味であっても足元をしっかり固める策も同時に地道に盛り上げていきたいものですね。
Posted by ぴろん at 2005年06月10日 11:03
私も昨日は所用があって行けず残念でした。ぴろんさんのテキスト、期待しております。

あと、今後もコラムは書き続けて下さいますか?
ぴろんさんの文章のファンの1人として、是非とも宜しくお願いします。
Posted by ろぐ at 2005年06月10日 11:30
こんにちは、ぴろんさん。ようやく集会のテキストの
アップ始まりましたね。拉致問題に寄せる思いの
詰まったコラムとともに、貴重な資料となる
各集会のテキストも愛読しております。
私の地域では、2年前に集会が実施されたきりです。
日本海側ですが、新潟ほどの熱気はありません。
ですから、ぴろんさんのテキストが現状を知る
一つの手がかりになっています。ぜひ、今後とも
コラムともどもアップをお続けください。
よろしくお願いします。
Posted by しーおぶじゃぱん at 2005年06月10日 12:50
ろぐ様、しーおぶじゃぱん様

「コラム」は誉めすぎです、「コラム」は。
私の書くエントリーなど、井戸端会議に毛が生えた程度の物。
コラムなどというお洒落なネーミングで呼ばれるような代物では到底ありませんって。
聞いてるこっちがなんだかこっぱずかしいです。(笑)

Blogのサブタイトルに時事問題から与太話までと書いておきながら、実はBlog開設以降与太話がまだひとつも上げられていないんですね。
こっちのネタでも書きたいことはあるんですけど、何しろ拉致問題が風雲急を告げてますので、仕方なく先送り状態・・・
座り込みの一件が一段落したら、少しは時間が取れるのかな?
そしたらば、素人のたわ言を与太話まで広げて色々書き綴りたいと思っております。
どうぞよろしくです。

さて当Blog本来の持ち味、集会テキストのアップが始まりました。
幸か不幸か?今回の座り込み問題の一件で当Blogの訪問者数がそれ以前の倍以上に増えまして(^^ゞ
相変わらず弱小Blogであることに違いは無いのですが、ほんの少しだけ存在感は増したのかな?
いずれにしても訪問者の数が増えると言うことは、それだけテキストを読んでくださる方が増えると言うこと。
それは家族の生の声が直接届く機会が増えるということですから、わざわざお運びくださるご訪問者の方々には深く感謝しております。
Posted by ぴろん at 2005年06月10日 19:19
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