2005年06月22日

日本の基本姿勢を表明せよ

本日2本目のエントリー。


北「日本が6カ国協議妨害」 復帰決断と関連か

北朝鮮の国営朝鮮中央通信は21日、核問題をめぐる6カ国協議で「日本は関係のない拉致問題を持ち出し、協議の雰囲気を乱し妨害してきた」などと非難する論評を出した。

〜Sankei Webより〜


どの口が言うか?っていうのが正直な印象ですが。
北朝鮮はよほど拉致問題に触れられるのが嫌な模様ですね。
どうしても「5人生存8人死亡2人未入国」で拉致問題に決着を付けたいと見える。

6者協議の議題は基本的に核問題が中心で、拉致は添え物程度ですから。
中国・韓国・ロシアなどの本音は、拉致問題は日朝2国間でやって欲しいというのが本音だろうし。
アメリカにしても一応同盟国として拉致問題も関心の範疇には入れてくれてはいますが、本音は核オンリー。
日本人拉致問題は二の次、というのが偽らざる本音であろうかと。
実際問題、イラク問題を抱えているアメリカは北朝鮮に対する二面攻撃は取り辛い。
出来れば話し合いで穏便に事を済ませたいのが本音だろうし、その為に6者協議が有効であると見るうちは、これを使って北朝鮮に圧力をかけ続けるのがホワイトハウスの方針なのでしょう。

ソース元を失念してしまったのだが、小泉さんは中国は全く怖くないんだそうですね。
中国からあれだけ狂ったような激しい暴動を受けても、靖国参拝を辞めるとは言わないのはそれが一因なのかな?とも思う。
しかし小泉さんはアメリカの圧力にはとことん弱いのだそうだ。
アメリカがNOと言えばそれには逆らえない。
アメリカがこうしろと言えば、それにも逆らえない。
となると日本の経済制裁発動に待ったをかけているのは、案外6者協議を成功させたいアメリカからの圧力ではではないか?と、ついつい穿った見方もしてしまう・・・
そう考えると拉致問題に関して小泉さん、異常なほど腰が引けてる理由も何となく分かる気がするのだが?

いずれにしてもこういうときだからこそ、日本は日本としての基本姿勢をキッチリと表明するべきでしょう。
拉致問題が全面解決しないうちは、我が国は対北朝鮮への資金援助は一円たりともしませんと公式発言しましょうよ。
中国もロシアもアメリカも韓国も、北朝鮮に核を放棄させた後の国家再建のための資金は、日本の金を当てにしているのですから。
ここを逆手にとって、日本の立場を鮮明にするのはかなりの良策ではないかと。
ヘタレのまま、北朝鮮の顔色を伺うような・ご機嫌を取るような姿勢で6者協議に参加しても、日本が得る物は何も無い。

「日本人拉致が解決しないうちは金は出さんぞ!」
こう一言言えば、6者協議を成功させたい中国は、面子にかけても北朝鮮をなだめすかして6者協議の場に引っ張り出してくる。
アメリカも北朝鮮の安定化のために日本の金を当てにしている以上、日本の意向を無視するわけにはいかなくなる。
6者協議の参加国は、日本に金を出させるためには、日本人拉致問題に言及しないわけにはいかなくなる、という段取りです。

制裁発動云々も大事だけど、そのまえに日本が毅然として、自国の基本姿勢を示すことは何よりも重要だと思う。
各国とも日本の金を当てにしているのだから、そこを逆手にとって各国に逆プレッシャーをかけるくらいの気迫をもたなくては、拉致問題の解決など望むべくも無いのです。
日本の覚悟の程が問われる場面に、今まさに直面しているのだと思います。
今こそ日本は毅然と基本姿勢を示すべき、我が国の国益を堂々と主張するべき。
日本よ!国家たれ!


posted by ぴろん at 12:52| Comment(4) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
協議の成功は中国が願っていて、米は安保理委託等の北に対する圧力の理由付けや時間稼ぎを狙っているのではないですか?
Posted by anion at 2005年06月23日 02:10
anion様

中国は何としてもこの6者協議で決着を図りたいのが本音でしょうね。
安保理付託になったとき、表立って拒否権を行使するのはやはり具合が悪いですから。
アメリカは中国ほどには、何としてもこの6者協議で決着をとは思ってないでしょうね。
6者協議で決着できればそれでよし、駄目なら安保理付託へと言うのがアメリカの考えるシナリオだと思う。

でも時間稼ぎは狙ってないのじゃありませんか?
ブッシュは自分の任期中に金正日体制を崩壊させるつもりでしょうし、あんまり時間をかけすぎて、核の問題が深刻度を増すのは好まないでしょうから。
6者協議も今度の協議でそれなりの結果がでなければ、次の段階へ進むものと思います。
それを恐れるから、北朝鮮も何だかんだとごねているんじゃないでしょうか?
Posted by ぴろん at 2005年06月23日 09:24
ぴろんさん、こんにちは。
日本は今、非常に重要な岐路に立っていると思うのです。国家観が問われているのはこの拉致問題だけではないような気がします。

人権擁護法案、ジェンダーフリーの常軌を逸した活動(子供たちへの過激な性教育等)、日中中間線でのガス田開発問題、竹島問題、郵政民営化を中核とする金融改革(これはほとんどアメリカの要求どおりの改革内容ですね。小泉首相とブッシュ大統領の関係がいいのは当たり前です。100%言うことを聞いているのですから)等々、日本の国ありようを根本から突き崩してしまう危うさを秘めています。

>今こそ日本は毅然と基本姿勢を示すべき、我が国の国益を堂々と主張するべき。
日本よ!国家たれ!

実にその通りです。いま、全ての心ある日本人は正々堂々と日本としての主張をしなくてはならない時を迎えています。
Posted by 小龍景光 at 2005年06月23日 12:50
>小泉首相とブッシュ大統領の関係がいいのは当たり前です。100%言うことを聞いているのですから

中韓両国に対するヘタレ振りより、アメリカに対するヘタレの方がはるかに深刻な問題だと思うんですけどね。
日本の安全保障を考えた場合、日米関係を強化するのは大事だとは思いますが、何でもかんでもアメリカの言うとおり、では日本はアメリカの属国ですよ。
最低限、ここだけは譲れないと言う一線が日本にだってあるはず。
それを主張することは、国家としての最低限の基本なんですけどね。

日本人って事を荒立てるのを好まないというか、相手の機嫌をとっていればそれなりの見返りがあるはず、という期待感を持って動く所ありますからね。
それは日本人同士では通じても、世界には通じない感性なんですが。
怒る時はキチンと怒る、と言うことをもう少し学ばないと、とんでもない事になると思います。
納得できないことに異議申し立てすることは悪いことでもなんでもない、当然の権利なのだと自覚しないと。
追い詰められてにっちもさっちも行かなくなり、戦争に突入した歴史の教訓を今こそ生かさなくてどうするのか?と言う心境です。
Posted by ぴろん at 2005年06月23日 15:56
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