2005年07月11日

news_from_japan閉鎖に思うこと

パソコン初心者の私がBlogや日記を巡回する楽しみを見つけたのはまだごく最近、ここ1〜2年のことです。
その初期の頃から楽しみにしていた巡回先の一つが先日閉鎖されたnews_from_japan様。
まだまだ自虐史観のリハビリ中だった私にとって、こちらのエントリーを読むことがどれだけ良い勉強になったことか。
刺激になったことか。
先日の娘通信様の閉鎖もそうですが、今回のnews_from_japan様の閉鎖も大変残念に思っています。
連日の更新が無理なら例え週一回の更新でも良い、もっともっと勉強させていただきたかったと思うだけに、こういう内容の充実した良いBlogが次々と消えていくのは寂しい限りですね。

電脳補完録別館、7月10日付けのエントリー「9.17は遠くなりにけり」にnews_from_japan管理人のaki様のコメントが掲載されております。
その中の一言に私は思わず考え込んでしまいました。

拉致被害者の救出が「人権」の問題なのか、「主権」の問題なのか、もう一度、問い直す必要があるように思えます。

ご承知の通り、当Blogは主に拉致問題を扱うBlogです。
私はaki様のこの問いかけにどう答えるべきか?

ご訪問の皆様すでにご承知の通り、私は政治も外交も難しいことは何も分からないど素人です。
大東亜戦争を含む近代史だってまだまだ勉強中の身ですし、news_from_japan様のような啓蒙的な記事なんて、とてもとても私には書く力量がありません。
では、私がBlogを運営する理念ってなんだろう?と、改めて自分のスタンスを考えざるを得なかったのがaki氏のこのコメントだったのですね。

拉致被害者救出運動は、人の命を救う運動。
私が自分のプライベートの時間を削ってでも拉致問題に関わる原点は、常にここにあると思っています。
私が特攻隊員の遺族であることを明かしたのも、あるいは己の恥を晒して親しい人の自殺の話をご紹介したのも、すべては「何よりも人の命を大切にするべき」という自分のスタンスを訴えたかったから。
座り込み懸念エントリーの論陣を張ったのも、突撃精神よろしく自爆することによって後に残される人がどれほど傷つくのかを分かって貰いたかったから。

拉致問題を追及していくとどうしても、国家とは何か?主権とは何か?という大きな問題にぶつからざるを得ません。
そこから広がって、憲法・自衛隊・歴史・靖国・教科書・マスコミと、問題の連鎖は限りなく広がっていくのも事実です。
しかし、少なくとも拉致問題の支援者を自認するならば、第一に優先するべきは「被害者の命を救う事」であるべきと私は思うわけです。
日本の抱えるあらゆる諸問題を解決するための手段として、拉致を利用するべきではない。
それは未だ囚われの被害者とその家族に対し、非常に不遜で失礼な態度ではないか?と思います。

これからも自分らしさを失わず、時に入れ込みすぎて体調を崩すことなく?(ここが一番の問題かも?)Blogの運営をしていきたいと思います。
私は、何しろ難しい話はさっぱり分からないくせして、恐れ多くもBlog運営しているツワモノ?ですから。(笑)
これからも素人の素朴な疑問を書き綴り、皆様と共に、様々な事案について学んでいく場所にしていきたいと思っております。
私が世の中を啓蒙するのではなく、私自身がご訪問の皆様から様々な啓蒙を頂戴しようという下心たっぷりのBlogということで、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

最後に当Blogからリンクを外すに当たって、様々な事を教えて頂いたnews_from_japan様に、感謝の気持ちをささげたいと思います。
本当にありがとうございました。
posted by ぴろん at 07:47| Comment(22) | TrackBack(0) | 与太話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぴろん様、こんにちは。
お元気になられましたか?

私自身何時も思っている事なのですが、物事を行動に移す時は、難しいイデオロギーなど必要ないと思っています。
もっと簡単に言えば、普通の心で行動できたら良いなと思っています。
拉致問題は・・・早く解決して欲しい
戦争は・・・・・怖いし悲惨だから嫌
靖国問題は・・・日本の事にがたがた言いなさんな(一部地域)
     ・・・その時代、日本を守ってくれてありがとう
こんな感じです(笑
不真面目かも知れませんが、正直これが精一杯の気持ちです。
肩肘を張るとどうしても方向を見誤り、その本質とは違ったところで逡巡してしまいがちです。
ですから、私は自分自身を「無力」で良いと思っています。
でも、その無力が集合体になれば「力量」に変わり、何らかのエネルギーを作る事が出来ると思います。
私は拉致問題の集会は一回行ったきりです。
あの場における、一部の方々の一種独特な雰囲気が嫌いだからです。
「国家が云々・・・」「政府が云々」、やがて天下国家を語り始め、「・・・で、アナタは何様?」と思ってしまったからです。
「過激こそ美」と思っているのでしょうか?
私は「無為こそ美」だと思っています。
何も出来ないけど、せめて祈りたいと思っている人は多いと思います。
拉致問題で一番怖いのは、問題自体が忘却の彼方へ行ってしまう事です。
ネットで情報を得る事が多い昨今、その中で「真実」を伝えてくれる場所は如何ほどでしょう?
折角見つけた良い情報源が、何かの都合で閉鎖される事があり、非常に寂しい思いをする事があります。
「話の花束」は何も感じないから好きです、一寸語弊がありますが(笑
つまり、「無力」の一生懸命さが現れているな・・・と。


Posted by oxygen at 2005年07月11日 11:05
>拉致被害者の救出が「人権」の問題なのか、「主権」の問題なのか、
>もう一度、問い直す必要があるように思えます。

 このような二者択一の問題設定は適切ではなく、
人権を守るためにも国家主権を上手く機能させ、
私たち主権者が使いこなさなければなならないということなのです。

 「外敵の侵入」対し、に主権が適切に発動されなかったから、
北朝鮮のやりたい放題に同胞が拉致されてしまった。

 国民を守るための手段にすぎない主権=国体の護持が自己目的化する倒錯が
起きたから、沖縄戦のような悲劇が生じてしまったのです。

>日本の抱えるあらゆる諸問題を解決するための手段として、
>拉致を利用するべきではない。

 これも左右を問わず嵌りがちな陥穽ですが、「あらゆる諸問題」があるからこそ、
拉致問題が解決できないという方が、より正確なのです。

 拉致問題は縦軸(歴史的経緯)、横軸(周辺国との関係)、上下軸(国内の諸矛盾)の
桎梏でがんじがらめの難問であり、それらの障害を取り除かれないと、被害者を
救出できない。

 いわば倒壊した日本の主権という瓦礫の下から、被害者を救出するような困難さが
あります。そのためには、日本も、世界も多くのリスクとコスト、負担を覚悟しなければ
ならない。

 負担やリスクなしには解決ができない以上、
内外の人々に、それをどうやって納得してもらうのか? 
というのが、私たちに課せられた課題なのです。

 お知らせ

 加瀬テル子さんを支援する千葉集会の、中村実議員の発言部分のアップが完成し、
蒼星板のサブボードに投稿しています。
ご高覧、ご活用ください。
Posted by 原 良一 at 2005年07月11日 16:12
oxygen様

>「話の花束」は何も感じないから好きです、一寸語弊がありますが(笑

なるほど、そういう感じ方をしてくださる方もいるのですね。
まぁ大仰にスローガンかっ飛ばそうにも、そっち方面の知識がまるで無い、という現実的な問題もあろうかとは思いますが(笑)

私は拉致問題に取り組むに当たって、何よりも素人の素朴な視点を大切にしたいと思っています。
専門家の知識も大切ですが、時にその専門知識が邪魔をして真実が見えないこともあろうかと思うのです。
その点を補うのが素人の直感ではないか?と。

普通の暮らしを日々過ごす人の庶民感覚の方が、正しい判断を下すこともあると私は信じます。
5人の被害者の一時帰国を撤回させたのも素人の直感のなせる業、ですしね。
これからも素人の素朴な感覚を大事に自分の身の丈にあった支援活動をしていくつもりです。

原良一様

ご連絡ありがとう、早速テキストを掲載させてもらいました。

拉致問題解決のために、主権と言う観念を蔑ろにすることは出来ません。
それは私も分かっているつもりですよ?

しかし一部の支援者に見られるような、拉致を利用して日本の抱える諸問題を動かそうとする勢力に、私は与したくありません。
策を練るに当たって優先するべきは被害者の命を救うこと。
国家主権のために被害者の救出が二の次になるような愚かな選択はして欲しくはありません。

むろん、拉致問題を解決しようと思ったら、ありとあらゆるしがらみを解かねば被害者奪還にはたどり着けません。
その為には、いずれ日本国も日本人もどこかで厳しい覚悟をすることが求められるのでしょう。
その為に自分に出来ることは何か?
無い知恵を絞り奮闘したいと思っております。
Posted by ぴろん at 2005年07月11日 23:19
ぴろん様
拙サイト閉鎖に関して、取りあげてくださり、誠にありがとうございます。

エントリーにコメントされた方の仰るとおり、拉致被害者の救出は「人権」か「主権」かの二者択一でないことは確かです。
拉致が日本の国家安全保障を考えるうえでも重要な問題であることを、私もブログで指摘してきました。
しかしながら、あまりにも救出運動の関係者が「天下国家」を語りすぎました。
そのため、9.17以降、国民の幅広い支持を背景にした運動へと発展しなかったのでしょう。
その点、私自身も反省すべきことが多いです。

さらに、拉致問題が長期化するにつれ、保守系とされる日記・ブログの間で内ゲバのようなことも繰り返されました。
考え方が少しでも違うと、公然と他のサイトにからんでいくような状態です。

また、自分たちには二重の基準がゆるされると言い出す始末です。
自分たちの敵と同じ間違いをしていることに気づいていない人もいるのです。

私はリタイヤしましたが、これからも頑張ってください。
Posted by aki at 2005年07月22日 00:11
aki様

ご訪問ありがとうございます。
まさかaki様自らお出で頂けるとは夢にも思わず、大変光栄に思っております。

>しかしながら、あまりにも救出運動の関係者が「天下国家」を語りすぎました。
そのため、9.17以降、国民の幅広い支持を背景にした運動へと発展しなかったのでしょう。
その点、私自身も反省すべきことが多いです。

その弊害は、今私もまざまざと感じております。
拉致問題をきっかけとして、日本の抱えるあらゆる問題が表沙汰になり、今までそれらの問題に無頓着だった人までもが、日本とは国家とは?について考え始めています。
それはそれで良い事だとは思うのですが、いつのまにやら話が本末転倒になり、拉致が先か?天下国家が先か?というねじれた現象に陥っているのも偽らざる現実でしょう。

実際世間一般の人から見れば、救出運動=右翼の活動とレッテル貼りをされているのも事実。
運動に参加している人の中で、そういう思想傾向を持った人が主流を担っているのも事実。
でもそれでは運動の輪は広がらないのです。
拉致問題奪還運動は人の命を救う運動。
本来は右も左も関係なく、思想信条の違いを超えて手を携えなければならない問題のはず、と思うのですが。

被害者奪還に近づく前に、イデオロギーの違いで内輪もめする現実はやり切れません。
拉致問題を何かの運動の手段にすることは強く戒めるべきでしょう。
支援者を自認する人々は今一度謙虚に己を振り返り、排外主義に陥ってはいないか?
己の独りよがりが家族の足を引っ張ってはいないか?
よくよく考えてみるべきと心得ます。

>さらに、拉致問題が長期化するにつれ、保守系とされる日記・ブログの間で内ゲバのようなことも繰り返されました。
考え方が少しでも違うと、公然と他のサイトにからんでいくような状態です。

それは当Blogでもひと騒動経験済みです。
仰るとおり、異論反論を一切許さず、と言う風潮が一部サイトに見られるのは哀しいことです。
熱意があれば何をしても許されるという物では決して無い。
救出運動が凝り固まった一定のイデオロギー色に染まらぬためにも、私はどんな妨害を受けてもどんなに少数意見でも、恐れず持論を展開して参りたいと思っております。
救出運動のためにならぬと思えば、例え相手が家族会でも一言ご意見申し上げるのが支援者の勤めであろうと思っております。
多様な意見交換から生まれる物もあるはず。
日本は独裁国家ではない民主主義の国なのですから、そこの所履き違えはしたくない。

私などイデオロギーの何たるかも分からないノンポリですので。
そういう意味では右にも左にも針が振り切れなくて程良いのかも知れません(笑)
多くのサイレントマジョリティは、被害者の奪還を心から願っているはずと思います。
彼らの声を、力を、侮ってはいけないと思う。
彼らがもっと素直に自分の意思を表明できるように。
救出運動の中核に近い人ほど、謙虚さを持つべき。
異論もイデオロギーの違いさえも懐に取り込む、大きな器量を備えて欲しい物だと思っております。
何をすることが家族と被害者のためになるのか?
常に原点はそこにあることを忘れずに。
自戒をこめて・・・

ところでaki様、本当にこれでリタイヤなのでしょうか?
当Blogは御覧の通りの素人Blog。
分からないことだらけの素人のたわ言と、集会テキストと言う実に地味なBlogでございます。
コメントと言う形でも良いですから、これからも色々な視点でお教えを頂きたいものだと思うのですが、それも駄目なのでしょうか?
ぜひご検討の程を。
宜しければ今後もお立ち寄りいただきたくお願い申し上げます。 
Posted by ぴろん at 2005年07月23日 17:55
ぴろん様
ご返事、ありがとうございます。
昨年の5.22あたりから、少しずつ救出運動のあり方に疑問を感じるようになりました。
拉致以外の問題と絡めて、国家再生を説くのに少しずつ違和感を覚えはじめました。
私の場合、歴史教科書、靖国、人権保護法案、ジェンダー問題などへの関心が、他の保守系ブログの管理者と比較して相対的に低かったのもあり。

私は戦後の論壇で幅を利かせた進歩的な思想に批判的であり、そこからダブル・スタンダードな北朝鮮に好意的な知識人の考え方、メディアの報道を批判してきたわけです。
また、新興宗教じみた憲法9条擁護者なども。
だが、最近、一部の保守系blogに左派と同じような嫌悪感を覚えるようになりました。

これ以上、blogを続けると、電脳補完録別館で管理人が指摘したように読者の好みに合わせて自分の考えと違うことを書くことになるか、他の保守系ブログを批判するかの選択を迫られます。
左翼、サヨクの問題点を批判してきた以上、保守系の問題点を指摘しなければ、ダブル・スタンダードに陥るので。
いっそ閉鎖に合わせて、名指しで批判しようと思った極右ともいえる日記・blogが3つありました。

しかしながら、トラブルを起こしたくないと感じました。
もう、そんなことにエネルギーを費やして何になるのかと。
そして、blogの閉鎖を選択しました。
そのあたりの事情をご理解ください。

また、コメントします。
それでは。
Posted by aki at 2005年07月25日 02:27
aki様

再びのコメントありがとうございます。

Blogを通じて情報発信することの重さや責任など。
Blogの知名度が上がれば外部から受けるプレッシャーもそれに比例する、と言うことなのでしょうか?
心中お察し申し上げます。

幸か不幸か、Blog初心者の私はそこまでの責任の重さや苦しさは、未だ感じてはおりません。
相変わらずの弱小Blogでもありますし。
でもいずれはそういう事態に直面するのかもしれません。
奢ることなく謙虚に初心を忘れずに、これからのBlog運営に取り組みたいと改めて感じました。

世間の多くの人と同じく、私はイデオロギーだのなんだのと難しい話にはトンと無縁の素人です。
そんな私がささやかにBlogを始める気になった理由のひとつは、拉致問題を通して感じた素朴な疑問を発信する必要性を感じたから、といえるでしょうか?
同胞の悲劇より北朝鮮の体制に心酔する人の存在に、私は素朴な疑問と強い違和感を覚えます。
そしてそれらの論客の大きな声が、日本と言う国の舵取りを握っている現状に不安も覚えます。

けれど、声を上げずに黙っていることは、一部の声の大きい人の論理を追認することでもあります。
それではいつまで経っても日本は一部の思惑だけで舵取りをされてしまう。
声無きサイレントマジョリティーの素朴な疑問や素朴な感覚がすこし蔑ろにされてはいないか?と言う違和感を感じつつ、哀しいかな、私には啓蒙的な記事を書く力量も、論理的な論陣を張る力量もありません。
ましてや資料等を当たり勉強を重ねて専門的な記事を書くなど時間的にも全く不可能。

拉致問題は日本の抱えるあらゆる問題を考えさせる契機になったのは事実でしょう。
しかし、素人の素朴な疑問としましては、拉致問題はあくまでも被害者奪還に重きを置いた運動であるべきだと思うのです。
人の命を粗末にして、イデオロギーもへったくれもないもんだ、と言うのが素人の素朴な感覚です。
右であれ左であれ、イデオロギーに振り切れた人の意見は聞くに堪えないと感じます。
それはなぜか?と言えば、それらの論陣の裏側に、生身の人間へ配慮があるとは思えないから。
具体的に言えば、拉致被害者とその家族に対する配慮や思いやりが全く欠落していると感じるからなのですね。

私はイデオロギーであれ宗教であれ、思想と言う物は本来人間を幸せにするために存在すべき物であるはず、と思っています。
ところがこれらの思想も程度を越して行き過ぎると、思想の為に人間がいるのか?人間のために思想があるのか?、分からなくなっている人が実に少なくない。
これを私はイデオロギー馬鹿と呼んで憚らないのですけれどね。
頭の良い人?は、物事を論理的に考えすぎるあまり、実際の生身の人間の感情を蔑ろにする。
実に愚かなことではないか?と感じます。

そこへ行くと普通の生活の中で普通の感覚を大事に暮らす人々の方が、逆に人間の真理の核心に迫っていると言えるのでは?と思うこともしばしばなのです。
素人の素朴な疑問、直感。
馬鹿にしたものではありません。
これらの声なき声が力となり、普通の国民が普通に幸せに暮らせる国・日本の礎となることを私は望みます。
声の大きい一部のイデオロギー馬鹿に一矢報いるべく、例えささやかであっても素人の素朴な声を上げ続けるBlogでありたいと思っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Posted by ぴろん at 2005年07月25日 12:16
ぴろんさん

いつも、テキストアップご苦労様です。あなたや金木犀さんのお仕事に常々感謝しております。

私は、拉致救出活動に関わるようになってから、正直言って人生が一変いたしました。それ位、この活動は普通の感覚を持った一般市民にとってはもの凄いストレスを感じさせるものです。その理由の最たるものは、拉致そのものが異常な国家犯罪であることに端を発してその解決のために闘わなければならない相手が、犯罪国家だけでなく本来なら救出の先頭に立つべき日本政府だからです。

これほどの矛盾はないのです。そして、その矛盾が活動の内部にも持ち込まれている。悲しい現実です。本音を言えば、私は何度もこの活動から、手を引こうと思った。自分が傷つく度、挫折する度、何度もやめようと思った。できることなら、北朝鮮も拉致もない世界に行ってしまいたいと何度思ったことか…。

それでも、やめなかったのは家族会に対する思いからです。私は自分の人生の方が大切だと思えば、いつでもやめられるんです。でも、家族はどんなに日本政府の対応が不満であろうが、北朝鮮が理不尽であろうが、何があっても決してやめられないんですよ。自分たちが諦めたら、最愛の家族を助けられないって事をいやというほど分からされて来たから。

私は、自分の幸せが他人の不幸の上に存在していると思う事が嫌な人間です。拉致被害者とそのご家族を仮に500人と仮定しましょう。日本という国は1億2千万国民の平和と安全のために500人の人の人生を犠牲にしたのです。「私たちは拉致されなくて幸運だった、あなたたちは運が悪かったね」といっているようなものなのです。幸いなことに自分はその500人にはならなかった。けれど、自分の幸運と引き換えに何の罪もない人たちにあそこまでの犠牲を強いてよいのか。それは決して許されることではないのです。この活動は、無辜の市民を犠牲にした過ちを二度と繰り返さないためのものであると同時に私自身の未来をこの国の子どもたちの未来を守るための闘いでもあるのです。拉致問題が解決できないかぎり、第二第三の横田めぐみさんが現れるでしょうから。

「三流の国民は三流の国家しか持てない」
最近、この言葉をつくづく考えてしまいます。日本人が決して三流とは思えないけれど、主権国家としてはどう考えても三流なんですよ。特に外交が三流どころか五流位…。だから、拉致問題が解決できない。そんな国家を作ったのは、経済一辺倒で政治に無関心で、国民の生命と財産を守ることになんら疑問すら呈しない政治家を選び続けてきた私たち国民なのです。国家とは目に見えません。しかし、国民がいなければ国家は存在いたしません。拉致問題は、世界中のテロリストに対してあまりにも無防備で脳天気すぎた日本人に命を守るためにはどうすればよいのかということを突きつけたのです。

私の考えは、ぴろんさんに近いですね。救う会の目標はあくまで解散なのです。拉致被害者を全員救出したら、解散です。それ以外の政治問題は扱いません。だから、憲法・靖国・教育基本法などのことに言及いたしません。人権擁護法案だけは例外中の例外なのです。この活動に携わる人に保守派は多いし、日本再生運動の一環として支援している人がいることも事実です。でも、私は違います。

大切なことは、被害者の命なのです。今、助けなかったら、殺されてしまうかもしれない命なのです。私たちは、その事実に気づいている。だったら、傍観者にならずにできることをしましょう。支援の方法は百人いれば百通りあっていいのです。当たり前の普通の生活があってこその活動だから、決して無理せずにそれぞれができることを続けていって下さい。拉致救出活動は生きがいや人生の目標にすべきものではありません。結構、ここを勘違いしている人がいるので冷静な視点を持って頂きたいです。

内にはあっては冷静に俯瞰の視点で行動し、外にあっては熱く人の心に語りかける、常にミクロとマクロの視点で行動していく事を心がけていますが、中々難しいですね。ここのブログは大好きなピンク色なのでほっとします。いつも、時間がなくてお話できませんが、一度ゆっくりお話ししたいですね。今後も、ご支援よろしくお願いいたします。長文駄文失礼いたしました。
Posted by うさぎ at 2005年07月27日 23:13
>人権擁護法案だけは例外中の例外
これには納得出来ないなぁ。
人権擁護法案への反対運動をうさぎさんが個人として一生懸命やっていることは全く問題ありませんが、「救う会」があの表明を出す必要は全くなかったと私は思っています。
Posted by 山本 at 2005年07月28日 19:48
うさぎ様 山本様

コメントありがとうございます。
うさぎ様のご意見、概ね私も同意です。

でも人権法案の扱いに関しては、私は山本様のご意見に同意かな?
人権法案がまるで嵐のような勢いで成立しかねなかったので、あの時は救う会が意見表明したことにさほどの違和感は感じなかったのですが。
冷静になって考えると、救う会の活動趣旨からは外れる意見表明でもありますからね。
今はあの意見表明はちょっとどうなのかな?と言う感じは持っています。
少なくとも今後の人権法案の運動からは、救う会は距離を置くべきではないか?とも。

>拉致救出活動は生きがいや人生の目標にすべきものではありません。結構、ここを勘違いしている人がいるので冷静な視点を持って頂きたいです

それは私も感じます。
座り込み以降、拉致問題の山が動かずにイライラを募らせて内輪もめに走る支援者も少なくはありません。
私が当Blogで座り込み懸念キャンペーンの論陣を張ったとき、心配していた事が徐々に現実の物になりつつあるようにも思えて不安です。
こういうときだからこそ、救出運動の原点は何か?と立ち止まって考えて欲しいのですが。

テキスト化作業は精神的にしんどいな、と思う事はしばしばです。
家族の訴えはいつも悲痛な叫びです。
それをテープで聞き直すとき、再体験をするわけですから、二重三重に心にずしんと響くわけですね。
テープを起す体力的問題よりも精神的問題の方が負担が大きいと感じる事はちょいちょいあるのです。
でもそれでも私がテキスト化をやめない理由は、人間として卑怯者になりたくはないから、でしょうか?
できる事をコツコツと。
そして支援者同士、お互いの活動を肯定し補完し合い、より強固な国民運動へと発展する事を私は望みます。
拉致問題を自己実現の手段にする事だけは慎みたいものだと思います。
Posted by ぴろん at 2005年07月28日 22:06
ぴろんさん、山本さん

人権擁護法案に関してのご意見ありがとうございます。救う会はコメントを出しただけで、団体として、反対運動などは一切しておりません。私が個人的に反対運動をしているのは、拉致問題の障害になりかねないというだけでなく、憲法21条の言論・表現の自由に違反していると思っているからです。

>テキスト化作業は精神的にしんどいな、と思う事はしばしばです
分かります。もう一度、被害者家族の心の叫びに対峙するわけだから、精神的にきつくなるのは当然です。特に映像がない音声のみの世界は思いがいっそう凝縮されるから…。本当に、ご苦労様です。

色々な事があって、心が張り裂けた事もあったけれど、自分がしてきた事は決して無駄ではなかったと思っています。活動はつらい事ばかりではないし、何よりも様々な人との出会いが私を人間的に成長させてくれました。人生は不思議ですね。私が活動していなければ、ぴろんさんや山本さんと出会う事はなかったでしょう。本当に不思議な"縁"です。

横田めぐみという一人の少女が日本中で世界中で、様々な人の"縁"を結んでいった。私は、その縁を大切にしたい。そして、何よりも大元の親子の縁を元に戻してあげたい。それが、横田夫妻が身をもって私に教えてくれた人としての在り方に対するささやかな感謝だから。

>そして支援者同士、お互いの活動を肯定し補完し合い、より強固な国民運動へと発展する事を私は望みます
本当にそうですね。
私が、ここに書き込むのはぴろんさんの素朴な思いやりのある姿勢が好きだから。そして、そういう考え方を自分の活動に参考にできればと考えているからです。無理せずにがんばって下さいね。
Posted by うさぎ at 2005年07月29日 07:26
うさぎ様

正直言って、チマチマとテキスト化をすることがどれだけ世論の盛り上がりに貢献しているのか?
今のように問題が硬直気味になると、特にですね。
自分のしている事はいかほどの役に立っているのか?疑問に感じる事も多いのです。
でもねぇ・・・ここで諦めて辞めてしまえば支援活動への貢献度ゼロになることだけは確かですから。(笑)
例え虫眼鏡で見なければ分からない程度の歩みでもやらないよりははるかにまし。
そう信じて、精進する日々でございます。

>活動はつらい事ばかりではないし、何よりも様々な人との出会いが私を人間的に成長させてくれました。人生は不思議ですね。

私もそう思います。
拉致問題に関わる事で色々な事を学びました。
人との出会いもありました。
それらの全てが私と言う人間を大きく成長させてくれたと感じています。
その恩返しをする意味でも、一日も早い被害者の奪還を望みたい。
悲しく辛い思いをしている全ての被害者とその家族に本当の笑顔を取り戻す為にも、自分に出来る事を地道に続けていきたいと思っています。
Posted by ぴろん at 2005年07月29日 15:30
こんにちは。
akiさんとのやり取り、さっき気付いて興味深く読みました。お二人の気持ちが、死ぬほどわかります(笑)
私のブログでも保守の無責任さや問題点について、またもちろん「右翼」についても、八つ当たり気味に散々書き散らしておりますので。

「人権」の意味をちゃんと考え直すべきじゃないのか、と少し前に考えていましたが、拉致問題の状況も含め、ますますその方向になってきましたね。では脱北者の人権はどうなのよ、と言うといきなり他の理屈に逃げて恥じないやつが多すぎる。
最近は保守の書くことを読んで、うんざりすることばかり。
自分の世界や物の見方を広げようとする気がない人には、左右に限らずある種の限界があるのだな、というふうに感じます。

ここのところは、リベラルな人と話す方が私には面白い。といっても、その人たちが「面白い」人だから、というだけの話ですが。

あーあ、logさんでも山本さんでもそうだけど、同じことでうんざりしている人を見るとほっとしますよ。
ぴろんさん、またどこかでお会いしたら、お互い愚痴で盛り上がりましょうね(爆
Posted by とんぼがえりベイビー at 2005年07月31日 02:35
とんぼがえりベイビー様

ようこそ!
まぁ私のぼやきなどお粗末に過ぎて、aki様の論やlog様、山本様の論には遠く遠くはるかに及びませんが・・・(笑)

人権の問題はですね。
人権人権って難しい言葉で難しく考えるから話がややこしくなるんじゃないでしょうか?
私など思考回路が生活実感の持てる範囲、せいぜい半径3メートル位の、狭〜〜い範囲でしか物を考えられない人間ですから・・・(笑)
人権とは何か?って、要はあなたには、どのくらい人の痛みや苦しみを理解し共感できる能力がありますか?って話だと思ってます。
余りにも簡潔にはしょりすぎ???
 
世の中自分の痛みには敏感でも他人の痛みには鈍感な人が多い。
一歩進んで、自分と自分が属する集団(例えば家族とか身近な友人とか)の痛みには敏感でもそれ以外には鈍感な人もまだまだ多い。
これは他人様の痛みばかりを気にする売国的な人とは、逆の意味で困った問題だと思うんですけどね。

正直言えばですね。
私が拉致被害者に寄せる思いと、脱北者を含む北朝鮮の人民に寄せる思いには、自分の中にはまだまだ温度差はあります。
そこはこれからの私の修行の問題・勉強の問題であると思ってるんですけどね。

でも一部のサイトに見られるように、拉致被害者の奪還さえ済めば、後は北のことなど放っておけとか、あるいは在日を全て朝鮮半島に送り返せといったヒステリックな意見には与したくないですね。
あれは読んでいても気分の良いものではない。
余りにも人間としての品が無い意見だな、と感じます。

いまさら頭脳明晰の切れる人間にはなりようも無い私ですが、少なくとも品の無い心の卑しい人間にはなりたくないですからね。
色々な知識を少しでも余分に吸収して、少しでも心豊かな人になれるよう、日々を過ごしていきたいと思っております。
Posted by ぴろん at 2005年07月31日 11:46
とんぼがえりベイビー様
はじめまして。
拉致被害者だけでなく、脱北者や北朝鮮で苦しむ人たちすべての人権を守ることを主張することで、救出運動は幅広い支持が得られるのです。
救出運動に携わる人や保守系ブローガーの多くは、その点を理解していないのです。

最近、多くの保守系blogや掲示板で述べられていることは支離滅裂です。
例えば、国体の護持だ、在日をすべて帰国させるべきだ、北朝鮮との戦争を望むなど。
一部のサイトは拉致被害者の救出そのものより、拉致問題にかこつけて北朝鮮を批判することを目的にしている状態です。
さらに、金正日より北朝鮮が憎い→北朝鮮より韓国が憎い→韓国より在日が憎い、なんておかしな思考に陥っているサイトもありますね。
私自身、もううんざりしてきてサイトを閉鎖しました。

ぴろん様
事実上、blogの更新を停止してから4ヶ月がたちますが、私が懸念していた方向へ進んでいるように思えます。
とんぼがえりベイビー様へのレスでも述べましたが、今の保守系blog・日記の一部は本当に酷い内容です。
かつて、左翼系言論人が述べたことに感じたのと同様の不快感を覚えます。

>これは他人様の痛みばかりを気にする売国的な人とは、逆の意味で困った問題だと思うんですけどね。
まさにそのとおりだと思います。
極端な考え方をしていれば、左も右も同じような思考パターンになると実感しました。
どちらもダブル・スタンダードなのです。
Posted by aki at 2005年07月31日 18:36
aki様

>>これは他人様の痛みばかりを気にする売国的な人とは、逆の意味で困った問題だと思うんですけどね。
>まさにそのとおりだと思います。
極端な考え方をしていれば、左も右も同じような思考パターンになると実感しました。
どちらもダブル・スタンダードなのです。

要は一言で言って彼らは「視野狭窄」なのだと思うのです。
自分の論が正しいと思うのは自由。
しかし自分の論“だけ”が正しいと思い込んだ瞬間から、その人は下品で疎ましいだけの存在に成り下がると私は思っています。
そして何より問題なのは、当のご本人は全くその事に気が付いていない事。
そこが最大の問題点なのですがね。

当Blogで座り込み懸念エントリーをしているとき、異論反論を排除してやまないような運動のあり方では、やがて救出運動の先鋭化・先細りを招きかねないと言う私の懸念を表明していたのですが。
残念ながら今の現状は、aki様ご指摘の通りの展開へと進んでいると私も感じます。
気が付いたら誰もいなくなっていた・・・などと言う事態に救出運動が追い込まれなければ良いのだが?

異論反論は、自分の姿を映す鏡でもあると思う。
自分の論に酔っているだけでは、本当に大切な物事の真理には絶対に近づけない。
人の話に耳を貸せない自分がいたら、それはかなり危ない状況に陥っていると、まずは自覚するべきではないでしょうか?
Posted by ぴろん at 2005年07月31日 22:51
>akiさん

はじめまして。
レスがいただけるとは思っていなかったので、嬉しく思います。
あなたの日記は以前よく読んでいましたが、途中から内容の似たブログが増え始め、かといってスタンスが微妙に違う(極端にたたくブログを除いても)。その微妙なずれというのが実は致命的な差ではないのかと思ったりもして、あなたが日記更新を止められたのも「ああ、そうだろうな」と思うところがありました。

うちも中国やら韓国やらをたたくようなことは書きます。私は共産党政府を嫌っているし、北朝鮮の現政権は倒れるべきだとも思っている。
けれどそれに妙な同調のレスを入れられると、気持ちが悪いんですよ。こちらは物事の結果としてそういうものを「たたいて」いる訳で、「たたく為」に書いているわけではないから。
そういう時にきっちり釘をさしたこともありましたが、向こうがわかったのかなと思えば、結局は全く通じていなかったり。ああいうのにはイライラします。致命的な溝と壁も感じます。結局のところこちらの書いていることなど何も読んでいないわけだから。こちらが何のために書いているのか、と思います。
私も子供ではありませんから、世の中とはそういう齟齬の連続であることは知っています。しかし「馬鹿であることは罪である」と思いますよ、きついですが。

在日バッシングのようなものは、大体在日の方と接点がないような方がしていることが多いんじゃないでしょうか。
最初のうちは「わかって」バッシングめいたことを書いていた人が多かったように思う。在日の悪口など絶対言ってはいけない「タブー」があって、それに対する「アンチ」の立場でしたから。けれど今はそれが変質してきていますね。

Posted by とんぼがえりベイビー at 2005年08月01日 09:30
昨日、「ソウル・トレイン」という脱北者の映画を見に、このイベントにいってきました。
http://www.asahi-net.or.jp/~fe6h-ktu/topics050706.htm
映画の監督や活動家の方がゲストに出て来られて、興味深い話もかなり多かったですね。実際の映画に出てこられる人の説明をしていても、この人は北に連れ戻されて処刑された、あの人も処刑された。そこにいる活動家の方も中国政府に逮捕拘留されていたとか、そういう話が当たり前のように出てくる。
前に拉致の国際集会に出ていた人権活動家の方を見ても思いましたが、彼らの政治意識は非常に高いレベルです。彼らを良く知っているわけではありませんが、見ていてあまりイデオロギー的な要素も感じなかった。
正直なところ、今現在の拉致問題の取り組みの意識の持ち方とは、いろいろな意味で天と地ほどの開きがあるように思いましたね。

受付では「民団の方はこちらに署名を」なんて紙もあり、ちょっとびびったのですが(笑)。
当日字幕ものだったのにめがねを忘れ、前日ほとんど寝ていなかった為に途中から意識が朦朧とし始め(苦笑)、きちんとしたレポがかけないので触れずにいようかと思いましたが、やはり多少はブログで触れることにしようかと思います。

また、あなたのおっしゃることと関連して、前にこういったエントリをあげております。良かったらご覧になってください。
http://naruse.exblog.jp/1379457/
http://naruse.exblog.jp/1408012/

これ、ぴろんさんへのレスにもなっているよね。長くなってすんません(笑)。
でもこういう議論ができることに、私はほっとしています。
Posted by とんぼがえりベイビー at 2005年08月01日 09:31
ぴろんさん、こんにちは。
暑いですね、お変わりありませんか?
下の分は2ちゃんねるからのコピペですが、ご存じでしたか?
真偽の程は定かではないのですが、気になったのでこちらに貼らせていただきました。
また、何となくぴろんさんの持論にも共通していると思いますので、良かったら感想を聞かせて下さい。
私は「本音」で良いなと思いました。
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1 名前:日出づる処の名無し 投稿日:2005/07/29(金) 20:04:21 ID:hai5W9Xp
蓮池さんの名言
蓮池さんが運動から身を引く前に講演会で言った内容。勇気ある問題提起だと思う。
会場はシーンと静まり返り拍手も起きなかった。

「”殺されてもいいから経済制裁を!”と彼らに言わせた時点で、
 家族会を支援する運動ってのは、家族を使った単なる政治運動になってしまった。
 そもそも家族を取り返すのが目的だったはず。
 ”殺されてもいいから”とはいったいなんなんだと。
 強烈な違和感を持ちましたね。おいおい、ちょっと待ってくれと。
 必要なら裏取引でもなんでもしていいから家族を救ってくれ・・・・これが家族の本音ですよ。
 金で帰ってくるなら金出してくれと。
 でも、家族の取り巻きになっている人は
 「誘拐犯に追い銭はよくない」だの「金正日政権がああだこうだ」と言う。
 それは正論かもしれない。でも、正論なんてどうでもいいというのが家族の心情なんですよ。
 私たちにしてみれば、家族が大事なんであって、それ以外は二の次なんです。
 はっきり言って、あの政権うんぬんなんて知ったこっちゃない。
 私たちは政治運動をしてるんじゃなくて、家族救出運動をしていたはず。
 ”殺されてもいいから”と家族に言わせた時点で、私はもう身を引こうと思った。
 本末転倒であり、手段と目的が混乱していると感じたから。
 家族にあれを言わせた時点で、家族の周りにいる自称支援者たちを信頼できなくなった。
 おそらく徐々に変質していっていたのでしょう。家族救出運動が政治運動に。
 わたしが遅まきながらそれに気づいたのが「殺されてもいいから」という言葉だったのです。」

8 名前:日出づる処の名無し 投稿日:2005/07/29(金) 23:00:07 ID:hai5W9Xp

蓮池透氏の発言 『FLASH』4.19号

「家族会は、もともと拉致された肉親を救出するために集まった会です。
 ところか、最近やたらに「金正日体制打倒」などと言う人がいる。
 私に言わせれば、北朝鮮がどうなろうか、あの体制がどうなろうが知ったことじゃない。
 家族が帰ってくれば、それで目的は達成されるはずです。
 とにかく北に制裁を、という制裁至上主義にもついていけない。
 私も制裁はすべきだと思いますか、制裁するなら、被害者を救出するための戦略的な制裁をすべきです。
 ところが今は制裁すること自体が目的になっているようにみえる。
 戦略のない制裁は単なる感情的な報復でしかありません。
 それで本当に被害者が帰ってくるんでしょうか。
 今の家族会は、私の目には政治的な圧力団体と化してしまったようにみえる。
 家族会では座り込みも辞さないというが、その姿を世間の人が見たらどう思うでしょうか。
 肉親を取り戻すための座り込みなら、かつて私もやりましたが、
 制裁を求める座り込みは異様に映るのではないか。
 世論対策からもけっしてブラスにはならないと思います」

「批判覚悟で言いますが、一人10億払えば被害者が帰ってくるのなら
 10人で100億積めばいいじゃないですか。拉致した相手に身代金を払うのはおかしい。
 そのとおりです。しかし、どうせ政府が何もできないのなら、裏取引でも何でもいいから、
 せめて金くらい出してくれと書いたい。それが家族の本音ですよ。
 きれい事ばかり言っていても拉致被害者は帰ってこない。
 政府にも家族会にも、もっと、したたかにやってくれと私は言いたいんです」
Posted by oxygen at 2005年08月01日 12:42
追加です
先ほどの投稿分ソースは
2ちゃんねる>ニュース極東>【拉致問題】蓮池氏、家族会の取り巻きを批判
で議論されています。
Posted by oxygen at 2005年08月01日 12:49
とんぼがえりベイビー様 oxygen様

コメントありがとうございます。
保守系を自認する多くのサイトでは、中々この手の議論は出来ませんよね。
どうも視野狭窄に陥ってるかヒステリックな論陣しか張れないサイトが少なくないですから。
あ〜〜あ、悲しいけれどそれが現実。

それでですね。
この一件に関してコメントを書くとなるとエントリー一本分は必要です。
今取り組んでいる特攻の叔父のエントリーが終わったら、この件に関しての私の思うところを書きたいと思いますので、少しお時間いただけますか?

蓮池透さんの事についても、私なりに思う事はあるのですが、これに付いて書くとなると、これもエントリー一本で終わるかどうか・・・?
非常に微妙な問題ですし、中途半端な書き方で混乱とか誤解とか招きたくないですしね。
すみません、数日の内に必ずエントリーしますんで、お待ちください。
勝手を言ってすみませんが、どうぞよろしく。<(_ _)>


Posted by ぴろん at 2005年08月01日 21:45
ぴろんさん、おはようございます。
くどいですが、本当に暑いですね(笑
コメント楽しみにしています。
ではでは。
Posted by oxygen at 2005年08月02日 08:22
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