2005年07月28日

第11回拉致被害者と家族の人権を考える市民集会(7)05.7.17 藤沢産業センターにて

『横田拓也 家族会事務局次長のお話』

Img_0294.jpg

皆様こんにちは。(会場からも「こんにちは!」の応答)
ただ今ご紹介いただきました、横田めぐみの弟の横田拓也と申します。
ほんとにいつも北朝鮮による日本人拉致問題に関しまして、本当に暖かいご支援と応援をいただきますことありがとうございます。
また、ちょっと時期がほんとに遅くなりましたが、先月の末にですね。
首相官邸前というか、横で実施しました、私たちの家族・兄弟を取り戻すために行った座り込みに関しまして。
本当に三日間暑い中、平日も含めて多くの方々にご参加いただきましたことをですね。
重ねてお礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

既に、私の家族他の案件に関しましては、皆様ご承知いただいていることかと思いますが。
私の所も若干もう一度ご紹介したいと思います。
私の姉、横田めぐみは1977年11月にですね、中学1年生です。
下校途中に拉致されたわけです。
警察犬が嗅覚を失ったのは、本当にもう自宅からすぐ近くの所ですから。
あともう少しで帰れたはずのところで、何者かによって待ち伏せをされて、拉致をされてしまったというわけです。

先程特定失踪者問題調査会の真鍋さんの方から、9歳の女性の方の事例もありましたが、9歳にしても13歳にしても本当にまだ子供です。
まだ少女なんですね。
私たちが、自分たちが男性であれ女性であれ、13歳の頃、もう一度ちょっと思い浮かべて欲しいんです。
本当に明るく、楽しい毎日だったはずですね?
こんなクラブで楽しんでみたいとか、こんな友だちと、どこどこ遊びに行ってみたいとか。
こんな勉強してみたい、こんな高校に進学したい、大学に行きたい、こんな仕事をしてみたい。
いろんな夢があったはずです。
自己実現の夢ももっと持っていたと思います。

しかし、そういった夢が一方的に遮断されてしまって、美しい日本から連れ去られて、楽しい家族の許から連れ去られたわけであります。
これは、私のめぐみだけではなくて、家族会にいる全員がそうですし。
先程ご紹介があった、政府が認定してる・してないだけの違いがあってもですね、特定失踪者の方々、ご家族の皆さん。
等しくそういう悲しみと辛さを背負わされていると、いったわけであります。

で、引き裂かれた拉致というものは、ほんとにもう釈迦に説法でございますが、改めて申し上げますと、単なる一人の男が、偶発的に行った誘拐事件のようなレベルではないんですね。
国家の指令によって、独裁者の指示によって、直接的な指令によって行われた国家テロなんですよ。
私たちはもう、一週間・二週間前にまた大きな大規模な同時テロ、テレビ画面を通じて知ったわけです。ほとんど、これ一緒なんですね。
事態の現象こそ違いますけれども、もう、組織ぐるみでされてるわけなんです。

そのテロの話ですとか、先程脱北者のお話の方にもありましたけど、日本はまあこんな有り様ですが。
アメリカにおいては、ほんとに積極的にこの問題に取り組もうとしております。
新聞でも既にご承知いただいてるかと思いますが。
アメリカの下院本会議では、7月11日に北朝鮮による日本人・韓国人の拉致及び被害者を拘束し続けていることを非難して、拉致問題解決なくしてテロ支援国家から外してはならない、ということを改めて採択してるわけです。
そして脱北者を強制的に退去させている中国への非難もそこに含まれているわけであります。
その採択というのは、362対1で、いわばすべてがこの採択に賛成されているわけなんですね。

で、ポイントは、当事者のアメリカではないんですね。
日本人が当事国であって、韓国も日本以上に拉致されている。
他国のことを彼ら(=アメリカ)がこういって、こうした形で採択をしているということがポイントなんですね。
本来であれば、こういった動きというのは、日本政府が先頭を切ってしなくてはならないはずなんです。

私はいろんな場でお話しする機会をいただいておりますけども、こうして私たちにできることは、皆様方にお訴えすることしかできません。
私たちの辛い思いを、一言でも多くお伝えすることしかできない。
これは、みんな一緒なんですね。
ですから家族であるから、兄弟であるから、前面に立って闘うしかない。
これは当たり前のことだと思っておりますけども。
これは国家間の戦争行為のようなものですから、テロ行為に向かって闘っている以上は、国が先頭切ってやらなくてはいけないことなんですよ。

そういう意味では、日本政府、小泉総理は、本当にいつも他人事のようにこの問題を受け流している。
聞き流しているというこの事実は、本当に淋しい限りなわけであります。
私たちは、先程申し上げた座り込みの時も、30度を越す真夏日の中で。
私はまだ、真夏の炎天下の中でも座って耐えられますけど、本当に高齢の方々がいらっしゃるわけなんですね。
ほんっとに辛いんですよ、これ。
これ、想像以上に辛い、暑い。
その中でも、皆さん方がいろんな飲み物とか、アイスクリームとか、保冷剤とか持ってきてくださって。
「頑張ってよ」というお声をかけていただいて。
倒れないで「ありがとうございます」ということで、何とか3日間を凌げたというのが、事実です。

多分、私たちが叫んでいた声というのは、首相官邸の中に少しなりとは、聞こえていたんだとは思います。
しかし、小泉さんは、私たちの前の道路を通らないで、避けるかのように、車を、車列を通っていったということですね。
別に私たち、絶対会ってくれともいう権限もないし、資格もないかもしれませんが。
国家が本来やるべきことを、私たちが代わってやっているのに、そこに対して何の反応も示さない、ということが、本当に不思議でならないわけであります。

そして私たちの座り込みというものは、以前にも何回かやっているわけですが。
先月やった座り込みとこれまでの座り込みとの違いというのは、2002年より前には、北朝鮮も日本政府も拉致事件が拉致疑惑であって。
それは家族会、あなた方が勝手に言ってるのではないか?と、いうこともあったし。
もしくはマスコミの方々も多くを取り上げてくださらなかった、という事実もありました。
そういう点で私たちの座り込みというのは、あまり採り上げてくださらなかったわけなんですが。
しかし2002年以降は、あの独裁者(金正日)が、自らの口で拉致を認めたんですよ。
犯罪者が誰で、被害者が誰かというのは、明らかな事実なんです。
わかっているんです。
残されている者が誰か、というのもわかっているんですよ。

それなのに日本政府は、一貫して毅然とした態度を取らないで、圧力はダメです、と。
対話なんです、と。
言って、その対話の一つさえもできていないというのが実態なわけです。
挙句の果てには、松木さんの所もそうですけれども、私の所にも遺骨と称するものを提供してきて、調べてみたらまったく別人のものであると、いうことです。
アメリカの高官の話を言葉として借りると、「およそ文明の社会を超えた行為」ですよね。
人がやることかどうか?ってことです。
そこまでして彼らは、何を守りたいのか?ということが疑問ですし。
ここまでバカにされているのに、日本政府は、もしくは小泉総理は「ふざけるな!」ということを、一声、一言言えないのか?ということが疑問でなりません。

これは、今日の配られてるチラシのヘッドラインがですね、「拉致被害者とその家族の人権を考える会」と書かれてご案内されてるわけですが、これは、単に私たち家族の問題じゃないんです。
小泉さん個人の問題でもないんです。
日本の総理大臣という威厳と威信のかかった問題であるし、日本国の主権がかかってる問題なんです。
そこを履き違えてほしくないわけなんですね。

このままこれだけ、30年も40年も前から(主権を)侵され続けているのに、一言も抗議をしない。
こういった姿勢というのは、日本政府はこの問題に対して何の疑問も持っていないんですよ、という誤ったメッセージを送ってしまいかねないということを、私たち国民は怒っているわけなんです。
実際にこういった日本政府の、曖昧で躊躇している姿勢に対して。
およそ8割か7割弱の方々が、怒りと疑問を持って、国家の、国民の意思で法律を成立させた経済制裁法。
外為法だとか、特定船舶入港禁止法というものがあるのにも関わらず、それを賛同してくださってる多くの方がいらっしゃるのに、小泉さんだけが首を縦に振らないわけなんですね。

これ、民主主義の流れとしては、まったくおかしい話なわけなんですね。
これだけ被害者が、私たちが、本当に先程の話にもありましたように、高齢の方々が疲れて足を引きずって、全国飛び回って、国民の皆様の多くの方々が賛成してくださっているのに。
それに対して本来は民主主義ですから、声を受けなくてはならないのにも関わらず、小泉さんは他人事のように、「ああ、そうですねぇ」と涼しい顔をしているわけなんですね。
こんなことがあっては、いけないわけなんです。
小泉さんご自身がバカにされるのは、私の知ったことではありませんけども、日本の総理がバカにされてるんだ、ということをご本人も気づいて欲しいですし。
一番先頭を切って、自国民を守らなくてはならないという使命を、小泉総理にはほんとに感じてほしいと思います。

おかげさまで、皆様方のお力添えによってですね。
この問題は全面的に解決はされてはいないものの、5人の方々とそのご家族が、日本に帰ってくることができたわけであります。
先程真鍋さんのお話の中にも、あの(特定失踪者問題調査会の)大きなポスターの中で、いろんな日本人管理課の課長みたいな話も出てきましたが。
もしかしかすると、帰ってきた5人の方々がどこかでそういった方々をご覧になってるケースがあるかもしれませんですね。

私はそれがご存じかどうかわかりませんけど、先程市川さんのお話にもありましたように。
安明進さんが当時金正日政治軍事大学の中で市川さんを目撃されたといったような安さんのお話もあるわけなんですね。
ぜひですね、ここは力を取り合ってですね、安さんと5人の方々が会ってもらって、情報を補完しあっていく。
そうでないとこの問題は解決しないんじゃないか、と思います。
いろんな事情があるのかどうか、私にはわかりませんけれども、やっぱり知っている者同士がですね。
手を取り合って仲間同士で力を合わせて、この問題で一丸になって対処していくという姿勢を、みんなでムードを作っていく必要があるんではないかな、というふうに思います。

家族会の言うことは、もう一貫してほぼ一緒になりますが。
この北朝鮮問題というのが、拉致問題だけではないということは、もう明白な事実なわけであります。
6者協議でもやってる核の問題もありますし。
先程お話にも出たように偽札の問題・麻薬・大量破壊兵器の拡散の問題、もういろんな問題があるわけなんですね。
先程のような(北朝鮮)国内での人権弾圧の問題もあるわけであります。

ミサイルの問題でいうと、数年前に私たちの上空を飛び越えた弾道ミサイルの問題もあるわけですし。
この北朝鮮問題というのは、ここにいる私たちだけに課せられた問題ではないということを、私たちは強く再認識していく必要があると思います。
彼らの横暴、というか独断で(発射)ボタンに手が押されればですね。
10分後には、この日本のどこかにミサイルが飛んで来るっていう現実を、私たちは再認識して、彼らの暴挙は許さないんだということ。

そして拉致問題が解決していないということはですね。
今現在ですよ、いまこの時点で日本のどこかで、私たちの友人やご家族が拉致されている可能性は否めないということを、私たちは認識していく必要があると思います。
そういう意味では、私たちは、当事者であるだけなんで、強いことは言えませんが。
やっぱり他人事ではなくて、私たちだけのことではなくて、みんなのこととして、我が事としてですね。
この問題を捉えて、絶対に許してはならないんだ、ということを北朝鮮に訴え続けていくこと。
それと日本政府に早く、あなた方が自らの意思を以って動いてほしいと。
そして北朝鮮に対して、「返せ!」と「一人も残さないで返してくるまで、私たちは許さないんだ!」ということを口にして欲しい、ということを声を出して言ってほしいと思います。

実際に、北朝鮮は6者協議の場でもありますように、核の脅威をちらつかせておりまして、安全保障上ほんとに脅威な存在なわけです。
でも、冷静に考えてみてください。
日朝平壌宣言(吹き出しかけながら)と言われたですね。
どうでもいいような内容にしてもですね。
それが、仮に通ってるわけですよね?
これは、明らかに今の国際的な状況からいって、全然もう意味を為していないんじゃないか、というのはみんなわかっているわけですよね。

小泉総理は、それが違反しない限りは経済制裁はしない、というふうに言って言い逃れをしているわけなんですね。
でも明らかに、94年のジュネーブ合意にも違反しているし。
NPTの一方的な脱退もそうだし。
IAEAの査察官も勝手に追い出すし。
核兵器の保有宣言をして6者協議にまで持ち込んで、国際的な脅威を産み出しているこの事実が、日朝平壌宣言が反故にされているんではないかというのは、明らかな事実なわけですよね?
そうであれば、約束どおりですね、私たちの意思を以って成立させた経済制裁の発動をしていく必要があると、私は思います。

特に、先程「悪の温床」という例えもありましたけども、工作母船とも言われている万景峰号。
これはまあ、いろんな人の往来があるんで、すべてが悪いという側面はないかもしれませんが。
一方で私の姉を含めて他のご家族、特定失踪者の方々を含めて申し上げると、この船で拉致された可能性が、ないとは言い切れないじゃないですか?
ここが、ポイントなんですよ!
イメージ的に何か、小舟でやってきて、小舟で帰っていくだけかどうか、ってのは誰もわからないですよね?
あそこ(北朝鮮)で、まあ確かに先程(脱北者の証言)飢えてるという実態があって。
一方で一人だけ肥えた人が、メロンとか、マグロ食べてるケースもあるかもしれませんけども。
やっぱり軍事転用できるような部品や車両運んでるわけですし。
人がさらわれていった事実があるかもしれないですよね?
実際、彼らが、これだけ私たちに脅威を与えている以上は、やっぱり、私たちが決めた法律を、きっちりと発動していく、実効化していくというのが、今、日本に求められている事実、実態だと思います。

先程、あそこにも今プラカード(会場受付の背後の大きなブルーリボンを指す)もありますし。
真鍋さんの方からも大きなポスターがありましたし、こちらにも(白板に掲示された被害者の)写真がありますけども。
彼ら(被害者)が今何を考えているか?
何を思っているか?
朝も昼も夜もほんとに悲しい毎日だと思います。
拉致された時も、ほんとに怖くて、辛くて、泣いても誰にも聞いてもらえなくて、一人ぼっちにされて、泣いても誰にも聞いてもらえなくて。
私の姉のケースでいうと、船の底で爪をかきむしって血だらけになって泣いてたけれども、誰も聞いてくれなかったというじゃないですか?

たぶんみんな一緒ですよ。
20年も30年も待っても、誰も助けに来てくれないんですよ。
空を見て、星を見ても、日本の童謡を歌っても、誰も助けに来てくれないんです。
この前の、小泉総理の再訪朝の時も、日本の政府専用機、おそらく白い飛行機ですから、天使とか鶴のように見えたんじゃないかと思います。
「やっと来てくれたか!」と「やっと私たち帰れるんだよね!」「待ってたよ!」(血を吐くような叫び声に近い口調で)って、たぶん来る時には思ってたんだと思います。
でもどうでしょうか?
二回目の訪朝の時は、5人のご家族のことだけは、確かにおかげ様で、無事に解決ができましたけども、その他の未帰還者の問題は残されたままです。
特定失踪者の方々については、何も触れられない状態でありました。

しかもこれ、私たちが事前に総理に対して、「どうかそういうことがないようにお願いしますよ」と言っていたにも関わらず、まるで仕組まれたようにそのまま帰ってこられたわけです。
怒って当然じゃないですか?
人の命が懸かってる問題です。
20年も、30年も、40年も待たされてることなんですよ。
どっかのここにあるコップを倒して怒ってるような次元の話じゃないんですよ。
命の懸かってる問題です。
彼女たち、彼らは今日も悩んで、暑い時にも私たちは、こうして涼しい部屋にいることができます。
お腹が空いても、これから何の心配もなく夕食を食べることもできます。
そういう所の根本が、彼らは心配してるんですよ。

今日も生きられるんだろうか?って、明日は生きていられるんだろうか?って。
自分の家族も、ほんとに幸せな生活がこの先送れるんだろうか?って。
お父さんやお母さんや、兄弟に会えるんだろうか?って、毎日思ってるんですよ。(横田拓也氏の気迫に圧倒されてか、会場寂として声なし、見回すと息を呑んで聞き入っている状態)
そういった彼らの気持ち、悲しみ、訴えというものを、私たちは絶対に無視してはならないし。
正面から受け止めなくてはいけないと思うし。
日本の政府は、私たち以上に受け止めて、一刻も早くこの拉致問題、救出のために具体的な行動を取ってほしいと思います。

で、先程、アメリカの下院本会議のお話のご紹介をさせてもらったので、もう一個だけご紹介をさせていただきます。
7月13日にロシアの外務次官が、拉致問題を6者協議に取り上げることに関して、それは止した方がいいんじゃないかという類のことを発言されました。
これは韓国も中国もおんなじようなところで、本当にまあ(北朝鮮とグルで)一緒なんだなあということが改めてわかるんですが。
で、それに関して細田官房長官が、談話を発表されたわけなんですが。
こういうことをおっしゃってるわけなんですね。

「拉致問題を取り上げれば、北朝鮮が反発するのではないか?ということばかり言っていると、拉致被害者の家族や関係者が怒るのではないか」(会場失笑)

と言ってるわけなんですね。
その中で確かに「取り上げましょう」ってことは言ってるようなんですが。
ちょっとこれは私、おかしいと思うんですね。
私、これを初めはニュースではなくて、インターネットで文字で読んだんですけど、私、その時目が悪くなったんじゃないか?(失笑広まる)、と正直思って、読み間違えたんじゃないかと思ったんですよ。
でもまあ、いろいろなテレビやら報道見ていると、実際にそういうことが言われているわけですね。

本当にこの日本は、どこか狂ってるんじゃないか?とほんと思います。
すべてが、悪いわけじゃないですが、私たちが怒ってるから言うとか言わないじゃくて、国が責任を持って拉致された人間を、一人残さず一刻も早く取り戻す使命が、責任なわけですよね。
こういった気持ちを、外務省も、内閣府も、首相官邸も、小泉総理もみんな持っていただかなくてはならないんですよ。

もうほんとに単純明快。
被害者、加害者ってのがわかってて、ニセの遺骨と称する物も出してきているのに。
二度も訪朝されてもまったく誠意を見せないこの現実に。
小泉総理が、小泉さん個人ではなくて、総理が権威としてバカにされてるのにも関わらず、黙っているのはほんとにおかしいと思います。
これ私たちが、声を挙げて取り組んでいかなけりゃいけないということだと思います。

もうお時間がお時間なんで、もう少しにさせていただきますけども。
ちょっともう私は皆様方、国民の皆様方から、じゃあ何ができますか? ということをよく、暖かいお言葉をちょうだい致します。
既にもう今月ももう多くの方々が、もうされてることかもしれませんが、お願いをさせていただくことが、二、三ご紹介させてもらいたいと思います。

一つはやはり今日、私どもとお会いさせていただいたこと、もしくは私どもからお話をさせていただいたことをですね、一人でも多くの方にお伝えいただきたいんです。
「今日、誰々さんに会ったんだよ」でもいいです。「こんな話ってあるの知ってる?」これだけでもいいです。
この輪が広がって、北朝鮮問題は身近な所にあるんだというのを知ってもらうこと。
あと北朝鮮という言葉を聞いて、わからないものとか、怖いものではないんだということをしらせていくこと。
見える物、闘える物であることを私たちが知っていくこと、伝えていくことが、この問題解決の近道だと思います。

あともう一つは、私たちが、国民の意思としてできること、これは、首相官邸、外務省に抗議といってはなんですが、この気持ちをFaxや電話やお手紙、メールで送り続けることです。
「あなた方の外交方針間違っているんではないか?」ということを訴えていくことだと思います。
私たちはもう、様々な場所でこの拉致問題解決なくして、北朝鮮に対する一切の経済協力をすべきではない、と何度も申し上げておりますし。
この問題の解決なくして、日朝国交正常化もしくは、国交正常化交渉はされるべきではない、と何度も申し上げております。
こういうことも皆様方にお伝えいただきたいですし。

そして今度開催される6者協議の場においては、日本政府からは、必ずそのことは、6者の前で、そして二国間の中でも、それは言ってほしいんです。
「絶対に拉致問題解決されるまでは、あんたたちに協力は一切しないんだ」
と、これをみんなの、残りの5カ国の前で明言をしてほしいんですね。
どんなに日本が、外交が下手でもお金だけはまだあるわけですから。
絶対にそういうふうなグルになってやってる動きに対して、私たちは負けないよ、ということを、日本政府は、ここで外交の姿勢としてですね。
出してほしいと願うばかりです。

先程、帰国された5人の方々が、安明進さんと会って、やっぱり情報を持ち寄って強化していくことで、この問題解決のために近道を作っていく、ということが大事だということ。
そして私たちが、一人ひとりが我が事としてお伝えいただいて、抗議する、然るべきところに声を伝えていくこと、大事だと思います。
6者協議の国際的な所でも言っていくことが大事だと思います。
私たちの拉致された家族というのは、今日も悩んでる、泣いてるわけです。
これまでのもう奪われた時間は取り戻すことはできないかもしれませんけども、これからの時間、私たちの力によって作っていくことができるわけです。絶対作れます。
もうこの自信しかないですね。

やっぱり悪に負けているわけにはいかないんです。
やっぱり正義とも言い切れないかもしれませんが、少なくともこの問題に関しては、どちらが正しくて、どちらが悪いかはもう明らかなわけですから。
この悪に対しては、私たちは絶対に負けないんだと、日本人はこの問題に対して絶対に譲らないよ、ということを、私たちは声高に叫び続けていかなくてはならないと思います。

そしてもう一点、横田家的に申し上げると、数日前のNHKの夜7時の報道で、姉(めぐみさん)と曽我ひとみさんが、北朝鮮の大物工作員の辛光洙によって教育をされていた、という話がありました。
NHKのニュースのニュース元(情報源)というのが、どこからというのは私わからないんですね、はっきり言って。
どうしてあの場で出たのかというのもわかりませんけれども、私たちが(それを)曽我さんから聞いたのは事実です。
ですからあの話は、おそらく間違いないと思います。

問題なのは、これは私たちだけが聞いているわけではない、ということなんですね?
日本政府も、当局もみんな知ってるんですよ、これ。
知っているのに、いかなる場所や交渉でも口にしていないというのが問題なんですよ。
ICPO(国際刑事警察機構)にまで手配している人間が、この拉致問題に関与していることに関して何も、私たちが何も言わない限りは、NHKが報道するまで隠してたと取られかねないような姿勢を取ってる、ということなんですね。

先程真鍋さんの方からもお話があったように、特定失踪者の方々に関して言えば、行っても門前払いだということがありました。同じ色彩がここにあるわけなんですよ。
こうした問題をなぜ、大々的にしていかないのか?
ということ。
穏便に済ませて、言わなければ何もしないということを取り続けるのか?ということを、私たちはやっぱり疑問視していかなきゃいけないと思うんですね。

辛光洙は普通に見ると、まあ何国人でもそうですけども、普通のご老人ですよね。
私たちの横に、ああいった何もわからないような、善人とも取れるような人が、工作員として潜んでいるわけですよ。
そういう人間に騙され、教育され、ということなんですね。
ですから私たちは、情報を当局は持ってるわけですから。
彼らが私たち以上に前面に立って解決のために行動していく必要があると思いますし、経済制裁を速やかに発動して、彼ら(北朝鮮)が譲歩していく姿勢を作り出していくことが大事だと思います。

今度の6者協議も、北朝鮮が折れたのは、安保理に付託することで、経済制裁(への圧力)が国際的に強まることを恐れて出てきたわけですから、日本政府は譲歩するんではなくて一歩踏み出す姿勢を作っていくこと。
これがこの拉致問題解決のための近道なんだ、ということを私たちは、しっかりとお伝えしたいですし、皆様方の方からも、日本政府や外務省の方にお伝えいただけないものかなと、いうふうに思います。

ほんとに、先程の脱北者のお話を聞いていても、本当に悲しくて聞けなかったですよね。
成田に着いた時に、嬉しいの前に悲しい、悲しくて涙が出た、と。
自分だけで良かったんだろうか?と、こんな悲しい話はないですよね。
でもほんとに、それが現実だと思います。
今も帰れなくて、悲しくて、泣いても泣き切れない人々が山ほどいるわけです。
(特定失踪者の)400人の方は、ほんとはもっといるのかもしれませんね。
もっと私たちが声を挙げて、知ってる人は、口にしてください、ということは、言っていかなくてはいけないと思います。

私は、こうして皆さん方にですね、めげそうになったり、挫けそうになったりする時に支えられるのは、ほんと皆さんの力強い視線であったり、「頑張れよ!」というお言葉であったり、それだけで私たちは、ほんとに耐えて生きていってるようなものなんです。
ほんとに皆さん方にお礼をする意味で、拉致された私たちの家族を、日本に取り戻すことで、ほんとにお礼をしたいと思っています。
めぐみが帰ってきてありがとうございました、ということ(拍手始まる)でお礼を申し上げたいと思います。
どうかお力を、これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。(拍手続く)

司会(河井氏)
横田さん、ありがとうございました。

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このエントリーのテキストは、原良一氏提供のテキストを元に当Blog管理人が再構成したものです。
原氏のご好意に感謝申し上げます。


posted by ぴろん at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 集会テキスト(藤沢集会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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