2005年08月29日

国民の生命と財産を守るために必要は事は何なのか?

国民の生命と財産を守る事。
これが国政を預かる政府・国会議員の最重要責務のはずだと思います。
今回の選挙に臨むに当たって、国家の根幹を支える大事な視点、「国民の生命と財産を守るために必要はことは何なのか?」と考えてみるのも大事ではないでしょうか?

乱暴な言い方かもしれませんが、郵政と言うのは一つの行政課題に過ぎません。
日本の将来にとってどうでも良い事案ではないけれど、国家の屋台骨をどうこうするという問題ではないと思う。
中央政府が国家の命運を支える責務として何より考えねばならない事案は外交や防衛です。
優先度の観点から考えても郵政はそれらの後に続く問題のはず。

郵政のような問題は、同じ政党の議員の中でも意見の違いがあっても良い事案ではないかとも思うのですよ。
郵政民営化をするか否か?
するとしたら、どんな方法が良いのか?
色々意見はあっても良いと思うし、それらの意見の違いはじっくり議論を詰めたら良い。
けれど、今の郵政解散は小泉さんの意見だけが正論であり、それ以外の意見は許すまじ、という風潮になっております。
これでは議論にも何もなりはしない。
この小泉さんの強権的な態度を、独裁ではないか?あるいはカルトではないのか?
それを熱狂的に支持する人は事の本質が見えているのか?と私は疑問を呈しているのですが、どうも発言の真意が通じない人は多いようです。
私の思想が人間蔑視?
どこをどう探れば、そういう発想が出てくるのか・・・愚かな私には理解不能ですけれど。

しかし一つの政党の中で必ず一致してもらわねばならない事案はあります。
それは国家観とでも言うべきもの。
日本と言う国が日本として自立存在していくために、譲ってはならないもの、キッチリと確定していなければならないものはあるはずです。
それが外交と防衛、それと憲法の問題ではないでしょうか?

地方分権が進めば、中央がするべき仕事は外交と防衛です。
小泉さんは改革を主張し、民間に出来る事は民間へ、地方に出来る事は地方へと主張しております。
それならば小泉さんは、郵政問題が片付いた以降、具体的に言えば地方分権・改革政策が済んだ後の、中央がなすべき仕事について、明確な未来図を示してくれなければ困ると思う。
具体的には、憲法9条問題、自衛隊問題、外国人参政権などが上げられるかと思います。
日米安保をどうするのか?
中国や韓国との関係はどうするのか?
拉致問題は?靖国問題は?教科書問題は?歴史認識は?
これら国家の根幹を成す根本である、外交・防衛、それから憲法とそれに付随する案件について、小泉さんはどうして国民に納得のいく説明をしないのでしょうか?

今度の選挙、百歩譲って郵政解散に理解を示すとしても、問題なのは解散総選挙後の国家の未来図について、ほとんど何も語られない事だと思うのです。
政党と言うものは、国家の屋台骨を支えるこれらの観点について、所属議員の意見が一致している事が必要だと私は思います。
憲法や参政権の問題について、所属議員の意見がバラバラでは、特に比例区では国民は自分の意思を一票に託せない。
今度の選挙、真に国家の将来を案じる人にとって、投票先が見つからずしらけてしまうのはですね。
本来政党の中で多様な意見があっていいはずの郵政について強権的に意見の統一を図り、一方で本来統一が図られなければならない外交・防衛・憲法などに絡む諸問題について意見の統一が図られていない、と言うこともあるのではないでしょうか?

平沼氏・古屋氏・城内氏・古川氏のような国家観のしっかりした議員を郵政で追放しながら、古賀誠氏のような売国利権議員が公認を受ける。
掘江氏や片山さつき氏のようなどうにも国家観が危なっかしい候補者を擁立する。
いったい小泉さんはこの解散で自民党をどう言う政党に仕立て上げるつもりなのでしょう?
もしも小泉さんの思惑通り郵政だけでのお気楽選挙が実行されてしまったら、選挙後出来上がる自民党は単なる小泉シンパ政党に成り下がっている可能性は大なのです。
そんなことでこの国の未来は本当に大丈夫なんでしょうかね?

まぁ、私のような素人がたわ言をぼやいていても、分からない人には分かってもらえない可能性は大きいですから、この問題に関して参考になりそうな記事を下記にいくつかご紹介させていただきます。
明日は公示。
清き一票を無駄にしないためにも、より良い選挙になるためにもご一読をお勧めします。
多くの国民が懸命な判断をなされますことを、心より祈りたい・・・
今思うことはそれだけです。


★櫻井よしこWebサイト!(8.28日付)
『殺されてもいい』ほどの怒りと決意は金正日にこそ向けるべきではなかったか
★福田逸の備忘録―独断と偏見 (8.25日付)
政界再編を望む(二)
★log(8/25日付) 
保守が追求すべきは「国益」ではなく「真の独立」である
★Dr.マッコイの非論理的な世界(8.26日付) 
[時事] 過激な「新自由主義」への危惧


posted by ぴろん at 11:22| Comment(4) | TrackBack(5) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ、spiralです。
ぴろんさんのおっしゃることは全き正論だと
思います。私は頭が悪くてぴろんさんのよう
な文章は書けないので、私の思いを代弁して
頂いたような文章で、読んでいて小気味良か
ったです。

それにしても、世の中の人は小泉首相を支持
している方が凄く多いんですよね。
あるCSの番組で、8/15に靖国へ参拝され
た方にインタビューをして、小泉首相を支持
するかどうか訪ねていました。
靖国へ参拝されている方々ですから、当然支
持しない方のほうが多いだろうと思って観て
いたら、支持すると答えた方の数の方が多か
ったんです。これには驚きました。

それと、私の拙ブログは、ランキングに登録
してるんですけど、小泉首相を批判する内容
のことを書くと、順位が落ちるんですよ。
特に8/15に発表された戦後60年の首相の
談話には、本当に腹が立ったので、それを批
判した時には、全く支持されませんでした。

私が思うに、国民の大半の方々は、朝日新聞
やNHKなど既存の偏向マスコミを通じてし
か情報を得ていないのではないでしょうか。
そして、そのマスコミは総じて小泉首相を支
持して、批判めいたことは殆ど言わないので
それを鑑みれば小泉首相の支持率が高いのも
無理からぬことなのかなと思います。

私が応援している平沼さんが、週刊新潮9月
1日号でのインタビュー記事の中で、こう述
べておられました。
私を支持してくれていたチャキチャキの自民
党系の女性が、小泉さんの「殺されても良い
という思いでやった」という演説に酔ってし
まっていて、その女性に「あなたは小泉さん
を苛めている、失望した」と言われたそうです。

平沼さんは拉致議連の会長として頑張ってお
られるし、人権擁護法案でも矢面に立って古
賀誠氏ら推進派と対決し、今国会提出見送り
にまで持っていってくれました。
歴史認識も真っ当で、8月15日には靖国神
社にも参拝されました。

果たして小泉首相と比べると、私は平沼さん
の方が保守の考えを持つ、自民党に相応しい
人物だと思います。そういう平沼さんを、郵
政民営化法案に反対したからという、その一
点だけで切り捨てるのは、どうにも納得がい
きません。

最後に、長いコメントになってしまってごめん
なさい。失礼しました。

Posted by spiral at 2005年08月29日 23:01
郵政解散の陰で廃案になったもの

 第162国会は小泉総理の郵政民営化のみを争点に解散となりましたが、その陰で実に多くの法案が廃案・見送りになりました。

 廃案になったものは継続審議になったものも含め、内閣提出15件と議員提出46件(野党提出37件)の計61件。政府が提出した91法案(159・161国会よりの継続2法案含む)のうち成立したものは76法案で、成立率は83.5%。小泉内閣では最低の数字だそうです。

 法案には国会議員が提出する議員立法と内閣が提出する閣法の2種類があります。
 議員立法には衆議院議員提出の衆法と参議院議員提出の参法の2種類があります。

 衆法は62法案が提出され、審議内訳は成立19件・廃案(見送り含む)38件・否決3件・撤回2件となっています。
 参法は10法案が提出され、審議内訳は成立1件・廃案(見送り含む)9件となっています。

 閣法は91法案が提出され、審議内訳は成立76件・廃案(見送り含む)15件となっています。
この中に小泉さん命の郵政民営化法案があるのです。ちなみに郵政民営化法案とは、
 郵政民営化法案
 日本郵政株式会社法案
 郵便事業株式会社法案
 郵便局株式会社法案
 独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案
 郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案
の6法案をもって完成されるものです。

 廃案・見送りになった主だった法案の中には、スーパー・コンビニなどの金融機関以外に「銀行代理店」の業務を解禁する「銀行法改正案」、刑事事件を問えない14歳未満の少年事件で調査権を認めるなど警察の関与を強化する「少年法改正案」、ライブドアのニッポン放送株買収事件を契機に提出された外国企業が放送会社へ出資する際の規制を強化した「電波・放送法改正案」、政治団体間の献金に制限を設ける「政治資金規正法改正案」など国民生活に密接に関係しているものがあります。

 特に「高齢者虐待防止法」や「臓器移植法改正案」などは審議を充分尽くした上で成立させたほうが良かったと思います。

 逆に廃案になってよかったものは、
「永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案」<議案提出者 冬柴 鐵三君外二名>
 (いわゆる外国人参政権法案ですね。)

「人権侵害による被害の救済及び予防等に関する法律案」
 <議案提出者 仙谷 由人君外六名>
 (いわゆる民主党提出の人権擁護法案ですね。)

「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」
 <議案提出者 岡崎 トミ子君外八名>
 (いわゆる従軍慰安婦に関するものですね。)

「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案」
 <議案提出者 内閣>
(これだけじゃ何のことか分かりませんが、いわゆる共謀罪を新設した組織的犯罪処罰改正案のことですね。提出者が内閣とはさすが小泉さんですね。)

などがあげられます。

2に続きます。長すぎてごめんなさい。
Posted by うさぎ at 2005年08月29日 23:53
郵政解散の陰で廃案になったもの2

 私個人の見解として、ぜひ成立させて欲しかったのは
「公職選挙法の一部を改正する法律案」<議案提出者 中井 洽君外五名>

「北朝鮮に係る人権侵害の救済に関する法律案」<議案提出者 鳩山 由紀夫君外四名>
の2法案です。

 「公職選挙法の一部を改正する法律案」は衆議院の定数を400人に削減し、インター−ネットでの選挙活動を認める法案です。提出理由は以下のとおりです。
    理 由

 衆議院議員の定数を削減し、四百人とし、そのうち百人を比例代表選出議員とするとともに、候補者等が多くの情報を少額の費用で選挙人に直接提供することができるよう、インターネット等を用いた選挙運動を解禁し、あわせて、選挙の実情にかんがみ、公職の候補者が専ら選挙事務所において電話による選挙運動のために使用する者に対して報酬を支給することができることとする必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。

 はっきり言って国会議員の定数は多すぎる。税金の無駄遣いである。このような法案は早急に可決されるべきである。

 「北朝鮮に係る人権侵害の救済に関する法律案」は拉致被害者を救出するためだけでなく、北朝鮮脱北者を保護することがあの体制を平和裏に崩壊させることにつながり、それがまた拉致被害者救出を手助けすることにつながる法案です。提出理由は以下のとおりです。
    理 由

 拉致問題の解決その他北朝鮮当局により侵害されている人権の救済及び北朝鮮における人権状況の改善に資するため、拉致問題への対処に関する国の責務を明らかにするとともに、脱北者の保護及び支援、北朝鮮に対する支援に係る基本原則等について定める必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。

 それから、面白いなと思ったのは「軽犯罪法の一部を改正する法律案」(廃案)です。
「公共の場所又は公共の乗物において他人の身体に対して熱による危険を及ぼさせるような仕方で喫煙した者は、拘留又は科料に処するものとすること」と喫煙者のマナーを正すようにする法案があったんですね。個人的には大賛成です。歩きタバコ・人ごみでのタバコは危険です。法律で規制されなきゃいけないほどマナーの悪い人は注意しましょう。提出理由は以下のとおりです。
    理 由

 公共の場所又は公共の乗物において他人の身体に対して熱による危険を及ぼさせるような仕方で喫煙した者に対する処罰規定を設ける必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。


 郵政解散の陰でこんなに重要な法案が日の目を見なかったなんて知りませんでした。郵政民営化のみで今回の選挙を考えていいのでしょうか。国民生活に関わる重要法案を選挙の争点にしないことは国会議員として間違っているのではないでしょうか。
(官僚というのはやたらと小難しい名前の法律名を考えるものだ。法律名を見ただけで中身が分かるようなものにしなさい。国民に簡単に分かっちゃったら何か困ることでもあるのかな。と今回提出法案のことを調べていて思いました。)

 法案の中身については
第162回国会 議案の一覧
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/kaiji162.htm
をご覧下さい。
Posted by うさぎ at 2005年08月29日 23:55
★spiral様

公示されてしまったので小泉さん個人の事を書くのは遠慮します。
候補者個人の事を書くとどうも法に触れるらしいので。
でも世論の動向の事なら問題は無いでしょう。

今回の国会解散後の世論の踊りっぷりには、5.22の家族会バッシングに踊った風潮を思い起こさせました。
申し訳ないけれど、日本の民度はまだまだなのかな?と思わざるを得ませんでしたね。
制裁賛成80%、しかし小泉支持は50〜60%。
この数字のギャップがどうしても私にはなぞです。
5.22の時だって確か制裁賛成は70〜80%くらいの数字はあったはず。
それなのに家族の心情を理解せず、あのバッシング騒ぎですから。
拉致問題の深刻さ、それに取り組む政府の姿勢・・・国民の多くはいったいどこまで真剣に拉致問題の実態を理解しているのか?
あの嵐のようなバッシングを見て、情けない気持ちで一杯になった事を思い起こしてしまいます。
そして再び、今度のはしゃぎっぷりですよ。
とてもではありませんが、私は今現在日本人の民度を無条件に信じる気持ちにはなれません。
決して日本人の多くが心の冷たい意地の悪い人たちであるとは思いませんが、認識力の甘さ加減にはあきれると言うか情けないと言うか。

でもこういうことを書くと、あなたはまた国民を馬鹿にしているとお叱りを受けるんでしょうかね?
優しい事と甘い事は違うんですよ、と私は思うのです。
でもその違いが分からない人は多い。
そんな印象も今回の騒動では感じました。

★うさぎ様

廃案になった事案にはこんなに重要な案件がたくさんあったのですね?
この事実を有権者はどう理解するのか?
今国民に問うべきは郵政だけではないのです。
廃案になった事案が語っている物は何か?
ぜひ投票の際の参考にして欲しいと思います。
Posted by ぴろん at 2005年08月30日 19:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

真の争点:外交政策
Excerpt:  ブログを徘徊していると、今回の衆議院選挙の争点は郵政でも年金でもなく、国防こそが真の争点だという意見がチラホラあった。  確かに、日々の経済活動も老後の安定も、そして社民党の言う平和と暮らしも、安全..
Weblog: 外交のファンタジスタ
Tracked: 2005-08-29 16:52

★ 総選挙、1票を投じる前に必要な基礎知識  社会保険庁有志...
Excerpt: 総選挙でどの党に1票を投じるか。そのことをかんがえるために、とても大切な問題のひとつである、年金・福祉。本日、ご紹介するのは、積立金の放漫運用とムダ使いで揺れている、年金についてとりあつかった、新書で..
Weblog: 書評日記  パペッティア通信
Tracked: 2005-08-29 19:00

いよいよ明日公示
Excerpt: 明日、30日、衆議院選挙の公示日ですね。 今回の選挙はどうなるだろうかと思うのですが、とくに造反のレッテルを貼られた議員の先生方のことが心配です。 昨日、大分の衛藤先生の応援ということで西尾幹二先..
Weblog: なめ猫
Tracked: 2005-08-30 00:51

朝日新聞またねつ造
Excerpt:  朝日新聞がまたねつ造である。もう、2ちゃんねるでは朝日新聞をたたきまくりです。朝日新聞実態をネット上で調べると、酷いものですね。もう、うんざりでこの事件を聞いても不思議でもないし、またか!という感じ..
Weblog: ラッキーゲラン憂国日記
Tracked: 2005-08-30 17:12

官は民を補完する
Excerpt: 「民ができることは民へ」は、教育の分野にもおきている。 2005年度の東大合格者数を分析してみた。都道府県別合格者数を見てみるとトップ10は、東京、神奈川、兵庫、愛知、千葉、福岡、鹿児島、茨城、埼玉、..
Weblog: Hotta World:: 「活・喝・勝」
Tracked: 2005-09-06 15:53
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。