2005年09月10日

命をかけるところが違うでしょ?

一昨日の我が家では、テレビで6者協議再開のニュースが流れた時、私の父親がぼそっと呟きました。
「小泉は命をかけると言うなら、こっちの問題に命をかけるべきじゃないのか?」
お父様、その通り!!
私の父親は普段無口です。
しかし時々核心に迫る事をぼそっと言う事がある。
そうなんですよ、今度の選挙の根本的な問題を改めて目の前に突きつけられた思いがしましたわ・・・(^^ゞ

命をかけると言う言葉は確かに勇ましいけれどもね。
よくよく考えれば、郵政民営化が可決されようがされまいが、郵政ごときで命取られる事は決してありえないのだから。
どちらに転んでも命を取られる心配の無い事に「命をかけます!」と豪語する事がすでに欺瞞だと私は思う。
本当に命をかけるつもりなら拉致問題にこそ命をかけるべき。
そして拉致問題こそが本当に命懸けの問題であると認識するべき。
何しろ拉致問題は戦う相手があの北朝鮮、あの金正日なのです。
拉致問題をうやむやにする為ならば、金正日はあるいは「日本の総理を暗殺しろ」と言う命令を工作員に発するかもしれない・・・
それでも命をかけて同胞の救出の為に働くのが総理大臣のお仕事のはず。
拉致問題を本気で解決しようと思ったら、本当に命懸けで取り組まねば一歩も進まない問題なのです。
解決の為命の危険がある拉致問題に命をかけず、法案成立のためにそもそも命の危険など全く無い郵政問題にごときに命をかけると言う・・・
どうしてその欺瞞に気づかず、惑わされる有権者が大勢いるのか?
私にはどうしても分かりません。

私の父親は今度の選挙では自民党に一票入れる気にはなれないと言っています。
分かる人には今度の選挙の欺瞞はお見通しだとは思うのですが。
さて、投票まであとわずか。
国民は今度の選挙でどういう意思を示すのでしょうか。


話は変わりますが、先日私は自分の選挙区の候補者(ただし自民と民主のみ)へ質問のメールを出しました。
こんな事をしたのは私の長い人生?の中で初めてのことです。
だってねぇ。
選挙公報を読んでも、候補者のHPを見ても私の知りたい肝心要の話はこれっぽっちも出てないんですから。
これでは責任ある選択は出来ないと思い、思い切って質問のメールを出してみる事にしたのです。
聞きたいことは山ほどあるのですが、余りありすぎても回答する暇が無いだろうと思い絞りに絞って以下の項目を質問。

★拉致被害者救出のために一番必要な事は何だと思いますか?
★制裁発動に賛成か反対か?
★当選後あなたは靖国参拝をするかしないか?総理の参拝には賛成か反対か?
★人権擁護法案は必要か不必要か?
★外国人参政権を与えるべきか否か?
★憲法改正(主に9条)には賛成か反対か?

選挙も終盤戦。
忙しい盛りに返事など期待はしていなかったのですが、なんと自民の候補者からは回答が来ましたよ。
それも書面で。
YES・NOで回答できるように質問は設定したのですが、ま、はっきり答えを書いてくれた部分と何となくはぐらかされたかな?と言う部分とはありましたが、即刻回答をいただけたことで候補者の誠意は感じました。
自民党候補は新人の落下傘候補なので、少しでも有権者との接点は大事にしたいという意思の表れなのかもしれませんが。

まぁ私の該当選挙区の自民候補は概ね自分の意見と同調する部分が多かったです。
他区のトンデモ候補と比べれば、十分にまともな部類に入る候補、と考えても今のところは差し支えは無いのかもしれない。
何しろ、この自民候補は比例区名簿の重複一位登載者。
すでに当選は確実と言うお方です。
これがいわゆるトンデモ候補だったら目も当てられないし、一票行使する気にもなれませんが、まぁちょっと一安心と言うところでしょうか?

ところで民主の候補者(当選2回の前議員)からはまだ回答が来ません。
こちらも相当お忙しいのでしょう。
民主はかなり苦戦を強いられているようですしね。
いちいち有権者一人の為に返事を書く暇など無いのかもしれませんね。
ですから、返事が無い事を一票の行使に影響させようとは思いません。
選挙終盤の忙しい時に質問メールなど貰っても対応する時間が無い事くらいは想像がつきますし。
回答があればラッキー!くらいの気持ちでこちらも質問を出してるわけですから。
まぁこの方は普段からFAXで、国会での活動の様子やその時々の自分の意見などを選挙区内の有権者の元に送信してくるんですね。
それを一通り読んでいますので、こちらの候補者が何を考えているのかもおおよその見当は付いているんですけれど。

選挙直前の予想でも自民は圧勝の勢いだそうですね。
いいのかなぁ、こんな選挙で・・・?
自民圧勝は私が一番見たくないシナリオなのだが、やはり小泉さんの勢いに有権者の多くは蹴倒されたまま、ということなのか?
民主の政権奪取は今回の選挙ではありえない。
だけど自民圧勝を黙って見逃しても良い物なのか?
私の選挙区では比例区の重複名簿搭載の関係で、放っておいても自民・民主共に当選はまず確実なのです。
ならばどういう一票を行使するのが、私の意思表示につながるのか?
自民圧勝が日本の未来にとって幸福な事なのかどうか?
後一日じっくり考えさせてもらいますわ。

参考リンク
★櫻井よしこWebサイト! 郵政で消された『喫緊の争点』
★遠藤浩一覚書 ギリギリの判断

10日AM11:40分 追加リンク
★PARDES チャーチルを捨てた英国人 


posted by ぴろん at 03:40| Comment(7) | TrackBack(6) | 国内問題&国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございました。おまけに記事にリンクまでして頂き光栄に存じます。私は朝鮮半島の人は好きですが、拉致事件は座視できません。毅然とした対応を取るべきだと思っています。どこかの誰かさんは

「核・ミサイル・拉致を包括的に解決する」

言ってましたが、初心を完全に忘れましたね。6か国協議は、完全に北の将軍様ペースです。今回の選挙でどこかの誰かさんは、勝利に酔いしれるかもしれませんが、残念な話、この人、権力掌握のプロである北の将軍様には、頭が上がりません。むしろ今回の選挙で北の将軍様の手法をマネをしてるんです。道理で勝つわけですよ。呆れています。だから横田めぐみさんも帰ってこられないんです。悔しくてたまりませんよ(涙)。
Posted by 簿記受験生(PARDES) at 2005年09月10日 12:10
★簿記受験生(PARDES)様

>独裁者ヒトラーの魔力に酔いしれて、破滅を招いたドイツ人。
>問題児チャーチルを忠犬として扱い、勝利を得たイギリス人。

>日本人がどちらを手本にすべきかは、私が愚見を述べるまでもありません。

>国民は、政治家に追随することなく、逆に政治家をこき使う強さをこそ持つべきです。

リンクさせて頂いた記事の中で特にこの言葉が印象に残りましてね。
これを選挙前にひとりでも多くの方に読んでもらいたいと思って僭越ながら紹介をさせていただきました。
解散から今日まで、日本の世論の動向には正直申し上げて違和感ばかりを感じております。
小泉さんの田舎芝居にどうしてここまで酔いしれてしまうのか?
どうしても理解が出来ません。

小泉さんはこれから政権を目指そうと言う人ではないのです。
過去4年間、彼が何をしてきたか?
拉致問題をはじめ道路公団問題や年金改革などで納得のいく結果を出したと言えるのか?
それを判断するのが今度の選挙のはずなのに、ちょっと郵政問題で勢いのあるところを見せただけで、これからの小泉さんに過大な期待をしてしまう人たち・・・
私は本気で日本の未来が心配です。

>むしろ今回の選挙で北の将軍様の手法をマネをしてるんです。道理で勝つわけですよ。呆れています。だから横田めぐみさんも帰ってこられないんです。悔しくてたまりませんよ(涙)。

同意。
小泉さんは人身掌握術“だけ”には長けた人だと思います。
過去4年間の実績を振り返れば特に見るべき物も無いのに、ちょっと一芝居を打っただけで、世の中小泉小泉の賛美の嵐。
こういう人がトップにいる限り、拉致問題の山は決して動かないと私は判断しております。
そしていまだ囚われの被害者に対し、とても申し訳ない気持ちで一杯なのです。
Posted by ぴろん at 2005年09月10日 16:06
>過去4年間の実績を振り返れば特に見るべき物も無い

本当にそう思うのなら迷わず野党なりにいれるのがいいでしょうね。
しかし拉致被害者家族の強かさを理解できないどころか、その足を引っ張って何が楽しいのか分かりませんね。それでも本当に支援者なんですか?
Posted by at 2005年09月10日 22:48
↑こういうコメント残す人って、決まって名無しなんですよね。私はこういうのを「ひき逃げ犯」と呼んでおります(笑)。

どこかの誰かさんの4年間にも政治的功績はあるのです。実は、拉致事件の扉を開き、地村夫妻、蓮池夫妻、そして曽我さん一家を取り返したことに他なりません。1回目は田中角栄のひそみに習い、日朝国交正常化を果たして不滅の業績を挙げるつもりだったに違いありません(内政の業績よりも、外交の業績の方が目立ちますから)。ところが2回目で北の将軍様にしてやられてしまった。あのときの敗北感に満ちた顔を憶えておられるでしょう。

ちょっと期待し過ぎたということもあって、家族会と救う会の皆さんが、彼を叩き過ぎてしまったということもありますが、兎に角、拉致事件の解決にはさじを投げてしまった。そこで議員時代からの持論である郵政民営化に方向転換してしまって、今回の○○劇場の大混乱を引き起こしているのが真相なのだと思います。恐らく北の将軍様コンプレックスが出来上がってしまって、政治手法も似てきたのではないでしょうか。

そのコンプレックスを克服するには、もう一度平壌に出向いて北の将軍様相手に刺し違える覚悟で談判し、拉致被害者の方を取り返せるだけ、取り返さなければなりません。そうすれば、今回の○○劇場の騒動の一件も、水に流せるというべきです。

人間、初心を忘れちゃいけません・・・。
Posted by 簿記受験生(PARDES) at 2005年09月11日 00:17
★簿記受験生(PARDES)様

再びのコメント、ありがとうございます。
当Blogの運営方針として名無しの権兵衛様にはレスを返さないことにしております。
議論をするなら、まず名を名乗るのが最低限の礼儀でしょうから。(笑)

もちろん、私も小泉さんが5人の拉致被害者とその家族を取り返したことは評価しております。
その事は当Blogの過去のエントリーに何度も書いているのですけれどね。
しかし昨年の5.22以降、目に見えて拉致問題への関心を総理は失っていると私には思えます。
腹立たしい事です。
が、もっと腹立たしいのは、小泉さんの拉致問題への優先度はあくまで国交正常化にあり、被害者奪還はあくまで二の次、と言う下心がどうも透けて見えるという点にあります。
そういう人がトップにいる限り、問題の解決は非常に難しい。
むろん、今からでも彼が心を入れ替えて真摯にこの問題に取り組んでくれたら言う事は無いのですが、そういう奇跡は起こるのかどうか?

今拉致問題と言うと制裁発動をするか否か?ばかり取り沙汰されますが。
問題の根本は全ての被害者を救う気があるのかどうか?と言う点にこそあると私は思っています。
特定失踪者の調査さえ手を付けず(一民間組織が細々と調査していたのでは100年経っても調べきれないとも言われていますし)総連のパーティーに祝賀メッセージを送る一方で、国民集会には官房長官の代理メッセージしか寄こさない。
小泉さんに拉致問題を解決する意思があるのかどうか?
そもそも彼の初心の中に全ての被害者を取り返すという強い意志があったのかどうかさえ、怪しいと思えてならないのですが?

簿記受験生(PARDES)様ご指摘のように、小泉さんをこき使って拉致問題解決の為に働かせるような環境を作り出せれば良いんでしょうけれどね。
Posted by ぴろん at 2005年09月11日 08:47
新潟の場合は迷いようがない理由ばかりで、
比例のブロック名簿を見ても当選していただきたい方が
あったので決めたとおりになりました。

万景峰号入港は非常に面白くないこともありますが、
もっといかんことがおこる恐れを懸念してのことです。
新潟知事選、泉田知事の対抗馬であった某氏と、
新潟1区前職の方のつながりが分かってまして。
さらに、北朝鮮へのコメ支援のNGOが秋頃に動いてしまうと
政変のドサクサ紛れで、ということになりかねません。
(休耕田を使ってやっている気持ちは分かるんですが…)

そこも凄く心配をしています。
Posted by 枇杷 at 2005年09月11日 12:00
★枇杷様

思った以上に自民が圧勝しましたね。
拉致問題的には余り歓迎したくない事態ですが、仕方がありません。
監視の目を強めるより手はないかと。
しかし、圧勝を良いことに被害者奪還を棚上げにして国交正常化へと舵を切られないかが非常に心配です。
NGOのコメ支援もそうですが5.22で約束した人道支援の残りもさっそく北へ行きそうで怖いです。
もうすぐ6者協議が再開されますが、小泉さんはどういう態度で臨むのか?
まずはここをキッチリ監視したいと思うのですが・・・
Posted by ぴろん at 2005年09月12日 02:53
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